JPH0638634Y2 - ポジショナの落下防止装置 - Google Patents

ポジショナの落下防止装置

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JPH0638634Y2
JPH0638634Y2 JP1988045889U JP4588988U JPH0638634Y2 JP H0638634 Y2 JPH0638634 Y2 JP H0638634Y2 JP 1988045889 U JP1988045889 U JP 1988045889U JP 4588988 U JP4588988 U JP 4588988U JP H0638634 Y2 JPH0638634 Y2 JP H0638634Y2
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JP
Japan
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hydraulic cylinder
post
positioner
locking block
block
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JP1988045889U
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JPH01151998U (ja
Inventor
秀之 砂田
Original Assignee
油谷重工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、主として加工物用ポジショナの落下防止装
置に関する。
従来の技術 溶接作業,組立作業などにおいて、加工物の重量,形状
などが大なる場合には、ポジショナを使用して作業を行
う。第7図は、従来技術ポジショナ1の正面図である。
図において、2はポスト、3は電動チェンブロック、4
は摺動枠体、5はターンテーブル、6は支持フレーム、
7は支持フレーム回動用モータである。
次に、従来技術ポジショナ1の構成および機能について
述べる。ポジショナ1は、床面に突設した左右2個所の
ポスト2と、これに昇降自在に嵌挿し、ポスト2上部に
設けた電動チェンブロック3でつり上げるようにした摺
動枠体4と、中央部にターンテーブル5を有する支持フ
レーム6とにより構成されている。そこで作業を行う場
合には、加工物をターンテーブル5上に取付け、摺動枠
体4を電動チェンブロック3にて上下に昇降せしめて、
加工物を加工しやすい位置に調整する。
考案が解決しようとする課題 加工物用ポジショナの支持フレームは、電動チェンブロ
ックなどの巻上装置により、上下方向に昇降移動され
る。この場合に電動チェンブロックのチェン(ワイヤロ
ープの場合も含む)が切断事故をおこしたり、あるいは
巻上装置用ブレーキ(図示なし)が故障することがあっ
た。そのためにポジショナの支持フレームが落下するの
で、ストッパ台(第7図における8)などを置いていた
が、安全装置とはいえないので、人身事故を発生させる
危険性があった。
この考案は上記の課題を解決し、上記支持フレームの落
下を防止するポジショナ用落下防止装置を提供すること
を目的とする。
課題を解決するための手段 前記課題を解決するために講じたこの考案の手段は、 イ.本考案では、床面に突設した左右2箇所のポスト
と、これに昇降自在に嵌挿し、ポスト上部に設けた電動
チェーンブロックでつり上げるようにした摺動枠体と、
左右の摺動枠体間に枢支し、中央部にターンテーブルを
有する支持フレームとよりなるポジショナが構成され、 ロ.上記ポストの外側一面に垂直方向に所定の間隔を有
する複数の係止穴部を穿設し、一方、摺動枠体の下部に
台座体を固着し、その台座体の上部にブラケット部材を
固定して取付け、そのブラケット部材に、一端に爪部を
有する係止ブロックを上記係止穴部の方向に回動自在に
枢支し、また上記台座体下部に油圧シリンダを固定して
取付け、その油圧シリンダの伸長作動によりその油圧シ
リンダのロッドボス部が係止ブロックの他端を押圧して
係止ブロックの爪部先端と、ポストの係止穴部を有する
外側面とが間隔を生じるように設定し、また油圧シリン
ダの縮小作動により係止ブロックの爪部先端がポストの
係止穴部を有する外側面側に対して付勢当接するように
したポジショナの落下防止装置において、 ハ.上記係止ブロックをその回動軸心方向より見てL形
に形成し、その係止ブロックのL形状の屈曲部を枢支ピ
ンで支承するようにし、またポストの外側面に近い側の
係止ブロックの一端の先端部に爪部を形成し、かつ他端
の先端側の下面を上記油圧シリンダのロッドボス部で押
圧するようにし、 ニ.また係止ブロックの上記他端と油圧シリンダのシリ
ンダ本体部とをばね部材にて連結し、上記他端を油圧シ
リンダ側方向へ付勢せしめて構成した。
作用 イ.電動チェンブロックを巻下操作して摺動枠体を下降
移動させるときには、油圧シリンダを伸長作動させる。
そうすると油圧シリンダのロッドボス部はL形係止ブロ
ックの他端をばね部材のばね力に抗して押上げるので、
係止ブロックはその枢支ピンを回動中心として回動す
る。それにより、係止ブロックの爪部先端と、ポストの
係止穴部を有する外側面とは隔離されて隙間を生じる。
したがって、その状態で係止ブロックは摺動枠体ととも
に下降移動する。
ロ.電動チェンブロックを巻上操作して摺動枠体を上昇
移動させるときには、油圧シリンダを縮小状態にしてお
く。係止ブロックは、その爪部先端がポストの外側面に
当接しながら、またポストの係止穴部を通過するときに
は、上記爪部の傾斜上面が係止穴部の上縁部に接触して
上昇移動する。
ハ.ポジショナの摺動枠体を停止させているときには、
油圧シリンダを縮小状態にしておく。この状態のときに
は、L形係止ブロックの上記他端側がばね部材のばね力
により付勢されている。それにより、係止ブロックの爪
部先端は、ポストの係止穴部を有する外側面に当接して
いるか、または係止穴部の下縁部に爪部下面がかみ合っ
ている。ここで、係止ブロックの爪部先端がポストの上
記外側面に当接している状態のとき、電動チェンブロッ
クのチェン切断事故が発生すると、ポジショナの摺動枠
体が下降を始めた時点で、係止ブロックの爪部は、爪部
先端が当接していた位置の最初の下方側係止穴部に挿入
する。それにより、ポジショナの摺動枠体は直ちに下降
を停止する。
実施例 以下、この考案の実施例を図面の基いて詳細に説明す
る。第1図は、この考案にかかる落下防止装置9をそな
えたポジショナ10の正面図である。図において、3′は
電動チェンブロック、4′は摺動枠体、11はポストであ
る。第2図は、第1図におけるポスト11をAより見た図
であるが、12は係止穴部である。第3図は、第1図のB
部詳細図である。図において、13は台座体、14はブラケ
ット部材、15はブラケット部材14用枢支ピン、16は係止
ブロック、17は係止ブロック16の爪部、18は油圧シリン
ダ、19は油圧シリンダ18のロッドボス部、20はシリンダ
本体部、21はばね部材である。第4図は、第3図のC−
Cより見た平面図である。
次に、この考案にかかる落下防止装置9の構成について
述べる。ポスト11の外側一面イに、垂直方向に所定の間
隔lを有する複数の係止穴部12を穿設した。一方、摺動
枠体4′の下部に台座体13を固着し、その台座体13の上
方にブラケット部材14を固定して取付けた。そしてその
ブラケット部材14に取付ける係止ブロック16をその回動
軸心方向より見てL形に形成し、その係止ブロック16の
L形状の屈曲部を枢支ピン15で支承するようにし、また
ポスト11の外側面に近い側の係止ブロック16の一端の先
端部に爪部17を形成し、かつ他端ロの先端部の下面を上
記油圧シリンダ18のロッドボス部19で押圧するように
し、また係止ブロック16の上記他端ロと油圧シリンダ18
のシリンダ本体部20とをばね部材21にて連結し、上記他
端ロを油圧シリンダ18側方向へ付勢せしめて構成した。
なお、上記油圧シリンダ18の代わりに空圧シリンダ,マ
グネット(図示なし)などを取付け、空圧シリンダによ
る空圧またはマグネットによる磁力などを使用してもよ
い。
次に、この考案にかかる落下防止装置9の作用機能につ
いて述べる。電動チェンブロック3′を巻下操作して摺
動枠体4′を下降移動させるときには、油圧シリンダ18
を伸長作動させる。そうすると第5図のように、油圧シ
リンダ18のロッドボス部19はL形係止ブロック16の他端
ロを、ばね部材21のばね力に抗して押上げる。それで、
係止ブロック16はその枢支ピン15を回動中心として、矢
印ハの方向に回動する。それにより、係止ブロック16の
爪部17先端と、ポスト11の係止穴部12を有する外側面イ
とは隔離されて間隙mを生じる。したがって、その状態
で係止ブロック16は摺動枠体4′とともに下降移動す
る。
次に、電動チェンブロック3′を巻上操作して摺動枠体
4′を上昇移動させるときには、油圧シリンダ18を縮小
状態にしておく。係止ブロック16は、その爪部17先端が
ポスト11の外側面イに当接しながら、またポスト11の係
止穴部12を通過するときには、上記爪部17の傾斜上面が
係止穴部12の上縁部に接触して上昇移動する。またポジ
ショナ10の摺動枠体4′を停止させているときには、油
圧シリンダ18を縮小状態にしておく。この状態のときに
は、L形係止ブロック16の他端ロ側がばね部材21のばね
力により付勢されている。それにより、係止ブロック16
の爪部17先端はポスト11の外側面イに当接しているか、
または係止穴部12の下縁部に爪部17下面がかみ合ってい
る。
上記のような摺動枠体4′の上昇移動中または停止中に
電動チェンブロック3′のチェン切断事故、あるいは巻
上装置のブレーキ故障が発生すると、摺動枠体4′は下
降を始める。その時点で第6図のように、係止ブロック
16の爪部17は、爪部17先端が当接していた位置の最初の
下方側係止穴部に挿入する。それにより、ポジショナ10
の摺動枠体4′は直ちに下降を停止するので、摺動枠体
4′の落下は防止される。なお、電動チェンブロック
3′を巻下操作しているときにチェン切断事故が発生し
たときには、油圧シリンダ18が縮小作動するとともに、
係止ブロック16の爪部17がポスト11の係止穴部12に挿入
して、摺動枠体4′および支持フレーム6′の落下を防
止する。
考案の効果 加工物用ポジショナの支持フレームおよび摺動枠体など
は、電動チェンブロックなどの巻上装置により、上下方
向に昇降移動される。この場合に電動チェンブロックの
チエンが切断事故をおこしたり、あるいは巻上装置用ブ
レーキが故障することがあった。そのためにポジショナ
の支持フレームが落下するので、ストッパ台などを置い
ていたが安全装置とはいえないので、人身事故を発生さ
せる危険性があった。
しかし本考案の落下防止装置では、係止ブロックの他端
と油圧シリンダのシリンダ本体部とをばね部材にて連結
し、上記他端を油圧シリンダ側方向へ付勢せしめて構成
した。それにより油圧シリンダを縮小状態にしておく
と、係止ブロックの爪部先端がポストの係止穴部を有す
る外側面側に対して付勢当接される。そしてたとえば電
動チェンブロックのチェン切断などの事故が発生したと
きには、上記ばね部材のばね力により、係止ブロックの
爪部がポストの係止穴部にす速く挿入して、摺動枠体お
よび支持フレームの落下を防止することができる。ばね
部材は小形に製作できるのでスペース的に邪魔にならな
いし、また所要に応じてかねり強力なばね力を設定でき
るので、確実な安全性を確保することができる。またば
ね部材及び係止ブロックの重量が小さいので、電動チェ
ンブロックの負荷を最小限に制限することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる落下防止装置をそなえたポジ
ショナの正面図、第2図は第1図におけるポストをAよ
り見た図、第3図は第1図のB部詳細図、第4図は第3
図のC−Cより見た平面図、第5図および第6図はこの
考案の実施例を示す図、第7図は従来技術ポジショナの
正面図である。 1,10……ポジショナ 2,11……ポスト 3,3′……電動チェンブロック 4,4′……摺動枠体 6,6′……支持フレーム 9……落下防止装置 12……係止穴部 13……台座体 14……ブラケット部材 16……係止ブロック 17……爪部 18……油圧シリンダ 19……ロッドボス部 21……ばね部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面に突設した左右2箇所のポストと、こ
    れに昇降自在に嵌挿し、ポスト上部に設けた電動チェン
    ブロックでつり上げるようにした摺動枠体と、左右の摺
    動枠体間に枢支し、中央部にターンテーブルを有する支
    持フレームとよりなるポジショナが構成され、上記ポス
    トの外側一面に垂直方向に所定の間隔を有する複数の係
    止穴部を穿設し、一方、摺動枠体の下部に台座体を固着
    し、その台座体の上部にブラケット部材を固定して取付
    け、そのブラケット部材に、一端に爪部を有する係止ブ
    ロックを上記係止穴部の方向に回動自在に枢支し、また
    上記台座体下部に油圧シリンダを固定して取付け、その
    油圧シリンダの伸長作動によりその油圧シリンダのロッ
    ドボス部が係止ブロックの他端を押圧して係止ブロック
    の爪部先端と、ポストの係止穴部を有する外側面とが間
    隔を生じるように設定し、また油圧シリンダの縮小作動
    により係止ブロックの爪部先端がポストの係止穴部を有
    する外側面側に対して付勢当接するようにしたポジショ
    ナの落下防止装置において、係止ブロックをその回動軸
    心方向より見てL形に形成し、その係止ブロックのL形
    状の屈曲部を枢支ピンで支承するようにし、またポスト
    の外側面に近い側の係止ブロックの一端の先端部に爪部
    を形成し、かつ他端の先端側の下面を上記油圧シリンダ
    のロッドボス部で押圧するようにし、また係止ブロック
    の上記他端と油圧シリンダのシリンダ本体部とをばね部
    材にて連結し、上記他端を油圧シリンダ側方向へ付勢せ
    しめて構成したことを特徴とするポジショナの落下防止
    装置。
JP1988045889U 1988-04-04 1988-04-04 ポジショナの落下防止装置 Expired - Lifetime JPH0638634Y2 (ja)

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JPH01151998U JPH01151998U (ja) 1989-10-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01242400A (ja) * 1988-03-17 1989-09-27 Yutani Heavy Ind Ltd ポジショナの落下防止装置

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JPH01151998U (ja) 1989-10-19

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