JPH0638580Y2 - プレス装置 - Google Patents

プレス装置

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JPH0638580Y2
JPH0638580Y2 JP11037488U JP11037488U JPH0638580Y2 JP H0638580 Y2 JPH0638580 Y2 JP H0638580Y2 JP 11037488 U JP11037488 U JP 11037488U JP 11037488 U JP11037488 U JP 11037488U JP H0638580 Y2 JPH0638580 Y2 JP H0638580Y2
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JP
Japan
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coining
die
sizing
press
work
Prior art date
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JP11037488U
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JPH0232321U (ja
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恵英 竹本
弘司 原田
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、複数の加工工程を含むプレス装置に係り、特
にコイニングとサイジングとの2工程加工を行うための
プレス装置に関する。
(従来の技術) 例えば、第3図(a),(b)に示すように、外周に歯
部Bを有するリング状の歯形部品Aを得るには、先ず焼
結等により粗形品(ワーク)を得、次にこのワークをプ
レス装置に供して、コイニング加工により全体のだ円の
矯正と面取りを行い、続いてサイジング加工により最終
の寸法決めを行うようにしている(例えば、「Hgan
s Iron Handbook」vol.1 Bider II P 11〜13参照)。
とこどで、このようなコイニングおよびサイジング加工
は、従来、個別に設定されており、このため、2台のプ
レス装置を必要として設備コストが嵩み、これと共に工
数の増加を招いて生産性が思うように上がらないという
問題があった。
この対策として、例えば特開昭58-29540号公報に示され
るごとき、トランスファプレス装置を利用して、1台の
プレス装置にコイニング用型とサイジング用型とを組込
み、コイニングとサイジングの2工程加工を同時に行な
わせることが考えられる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来のトランジスタファプレス装置によ
れば、ポンチ、上型等の型の下死点はプレス上ラムによ
って一義的に決まっており、しかもこの下死点は最終の
寸法決めを行うサイジング工程に合せて設定しなければ
ならず、したがって、いまワークに厚さのバラツキがあ
ると、1工程目のコイニングのつぶし量が変化し、2工
程目のサイジングによる精度出しを困難にする。特にワ
ークの厚さが厚い場合には、前出第3図に示した歯部B
に対応する部分の歯厚が最終歯厚Wに比してかなり大き
くなり、2工程目のサイジング用型に対するワークの位
置決めセットを困難にするばかりか、場合によってワー
クのセットが不可能になる事態が生じ、実質その利用は
断念せざるを得ない状況にあった。なお、上記「Hga
ns Iron Handbook」には、ねじ結合を利用して下型位
置を調整する調整機構が示されているが、この場合に
は、その調整が面倒でかつ荷重設定の保証が困難である
という問題がある。
本考案は、上記従来の問題を解決することを課題として
なされたもので、ワークの寸法バラツキを吸収してコイ
ニングとサイジングの2工程加工を円滑になし得るよう
にしたプレス装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記課題を解決するため、プレス上ラムにコ
イニグ用上型とサイジング用上型とを取付けると共に、
下型プレートにコイニング用下型とサイジング用下型と
を取付け、前記コイニグ用上・下型の協働および前記サ
イジング用上・下型の協働によりコイニングとサイジン
グとの2工程加工を同時に行うプレス装置において、前
記下型プレートに前記コイニング用下型を揺動自在に組
込み、このコイニング用下型を前記下型プレートに内蔵
した油圧シリンダにフローティング可能に支持させるよ
うに構成したことを要旨とする。
(作用) 上記構成のプレス装置において、コイニング用下型を下
型プレートに内蔵した油圧シリンダにフローティング可
能に支持させたことにより、この油圧シリンダの発生圧
力でコイニングを行うことができ、コイニングのつぶし
量を一定にするとが可能になって後のサイジング工程に
悪影響を与えることがなくなる。しかも油圧シリンダに
供給する油圧を調整するだけで容易かつ正確にコイニン
グ荷重を設定することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付部面にもとづいて説明す
る。なお、本実施例は前出第3図(a),(b)に示し
た歯形部品Aを対象とし、コイニングとサイジングとの
2工程加工を同時に実行できる、いわゆるトランスファ
プレス装置に関するもので、2工程目のサイジング用型
には特に変更がないので、こゝではコイニング用型のみ
を示すこととする。
第1図において、1はプレス上ラム、2は下型プレート
で、プレス上ラム1にはコイニング用上型としての上ポ
ンチ3がリテーナ4にて固定され、一方下型プレート2
上には、前記上ポンチ3に対向するようにコイニング用
下型としての下ポンチ5が配設されると共に、この下ポ
ンチ5の外側および内側に位置して同じくコイニング用
下型としてダイ6、コアロッド7がそれぞれ配設されて
いる。これら下ポンチ5、ダイ6およびコアロッド7
は、相互に摺動自在に組付けられて、共通のホルダ8に
支持されている。より詳しくは、下ポンチ5は、その下
端にリテーナ9を用いて取付けたスペーサ10を介してホ
ルダ8に載置されており、またダイ6はストッパ11を介
して、コアロッド7はサポータ12を介してそれぞれホル
ダ8に固定されている。
上記ダイ6はまた、その周りがダイアダプタ13により保
持されている。ダイ6はこのダイアダプタ13に対して摺
動自在となり、そのフランジ部6aをダイアダプタ13のフ
ランジ部13aに当接させて上方への移動が規制されてい
る。なおダイアダプタ13はダイホルダ15とダイリテーナ
14とにより下型プレート2に対して固定されている。一
方、上記ホルダ8は、リテーナ16を用いて下型プレート
2上に保持されている。ホルダ8はリテーナ16に対して
摺動自在となり、そのフランジ部8aを該リテーナ16のフ
ランジ部16aと下型プレート2の上面との間に形成され
る溝17内に嵌入させることにより、この溝17の高さの範
囲内でわずかの上下移動が許容されている。
しかして、下型プレート2にはシリンダ(油圧シリン
ダ)18が設けられている。このシリンダ18にはピストン
19が摺動自在に内装されており、該ピストン19から延設
されたロッド20が下型プレート2を貫通して上記ホルダ
8に当接している。このシリンダ18には油圧回路(図示
略)を介して圧油が供給され、この圧油の供給によりピ
ストン19が上動し、その動きがロッド20を介してホルダ
8に伝達されてホルダ8が持上がり、したがってホルダ
8上の下ポンチ5、ダイ6およびコアロッド7が一体に
持上がるようになる。
下型プレート2にはまた、ノックアウト用シリンダ21が
設けられ、このシリンダ21に摺動自在に内装したピスト
ン22から延設されたロッド23が下型プレート2を貫通し
て上記スペーサ10に当接している。このシリンダ21にも
油圧回路(図示略)を介して圧油が供給され、この圧油
の供給によりピストン22が上動し、その動きがロッド23
を介してスペーサ10に伝達され、このスペーサ10と共に
したポンチ5が上方へ移動するようになる。
上記構成により、いま第1図の左半分に示すように、ワ
ーク25をダイ6とコアロッド7との間の隙にセットし、
プレス上ラム1を下動させると、上ポンチ3と下ポンチ
5との間にワーク25が挾持され、ワーク25は上下方向か
ら加圧力(コイニング荷重)を受ける。この時、シリン
ダ18の作動によりホルダ8を持上げ、下ポンチ5、ダイ
6およびコアロッド7をフローティングさせる。このフ
ローティングさせる。このフローティングにより前記コ
イニング荷重は、シリンダ18で発生する圧力P1と等しく
なり、一定の圧力でコイニング加工が進行してそのコイ
ニングによるワーク25のつぶし量は一定となる。
こゝで、リテーナ16の溝17の高さで規制されるホルダ8
の最大移動量をH、ワーク25の厚さhのバラツキをΔh
とすると、Δh<Hとなるように予めストローク余裕を
設定しておけば、上記コイニング用型と並置したサイジ
ング用型に対して前記ワーク25の厚さバラツキΔhを吸
収すべく、プレス上ラム1の下死点を調整しても、上記
コイニング型はフローティング状態を維持することがで
きる。すなわち、サイジング工程で決まるプレス上ラム
1の下死点で、下ポンチ5、ダイ6およびコアロッド7
は、H/2のストローク余裕があり、コイニング荷重の変
動を0に抑えることができ、結果として、前出第3図に
示した歯部Bに対応する部分の歯厚が最終歯厚Wに比し
て大きく拡大せず、2工程目のサイジング用型に対する
ワークの位置決めセット支承を来たすことがなくなる。
このことを、第2図にもとづいて説明すると、コイニン
グによる歯厚の増加分ΔW(=W−W1)は、本実施例の
対象であるワーク25の場合、コイニング荷重が15トンを
越えると、図示のように著しく大きくなることが確認さ
れている。そこで上記シリンダ18の発生圧力を調整し
て、例えばコイニング荷重を5トンに設定すれば、コイ
ニング加工中、コニニング荷重は5トンで推移して15ト
ンを越えることはなく、したがって歯厚はほとんど変化
しないようになる。この時、ホルダ8の最大移動量H
は、、Δh<Hの条件を満足するように設定されるが、
ワーク25が焼結体である場合、その厚さのバラツキΔh
は±0.3mm程度であるので、Hは1mm程度に見込んでいお
けば十分である。
なお、コイニング完了後は、第1図の右半分に示すよう
に、ノックアウト用シリンダ21の作動により下ポンチ5
を上動させれば、ワーク25は、ダイ6およびコアロッド
7から脱型されて外部へ払い出される。
(考案の効果) 以上、詳細に説明したように、本考案にかゝるプレス装
置は、コイニング用下型を下型プレートに内蔵した油圧
シリンダにフローティング可能に支持させたので、コイ
ニングのつぶし量を一定にすることが可能になって後の
サイジング工程に悪影響を与えることがなくなり、2工
程加工を円滑に行うことができる効果がある。また油圧
シリンダに供給する油圧を調整するだけで容易にかつ正
確にコイニング荷重を設定することができ、操作性、信
頼性に富む装置を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかゝるプレス装置の構造とと使用態様
を示す断面図、第2図はコイニング荷重とワーク歯厚の
増加分との相関を示すグラフ、第3図(a),(b)は
本考案の対象とするワークの一例を示す断面図と平面図
である。 1…プレス上ラム、2…下型プレート 3…上ポンチ、5…下ポンチ 6…ダイ、7…コアロッド 8…ホルダ、18…油圧シリンダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレス上ラムにコイニング用上型とサイジ
    ング用上型とを取付けると共に、下型プレートにコイニ
    ング用下型とサイジング用下型とを取付け、前記コイニ
    ング用上・下型の協働および前記サイジング用上・下型
    の協働によりコイニングとサイジングとの2工程加工を
    同時に行うプレス装置において、前記下型プレートに前
    記コイニング用下型を揺動自在に組込み、このコイニン
    グ用下型を前記下型プレートに内蔵した油圧シリンダに
    フローティング可能に支持させたことを特徴とするプレ
    ス装置。
JP11037488U 1988-08-23 1988-08-23 プレス装置 Expired - Lifetime JPH0638580Y2 (ja)

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JP11037488U JPH0638580Y2 (ja) 1988-08-23 1988-08-23 プレス装置

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JPH0232321U JPH0232321U (ja) 1990-02-28
JPH0638580Y2 true JPH0638580Y2 (ja) 1994-10-12

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