JPH07276100A - プレス装置 - Google Patents
プレス装置Info
- Publication number
- JPH07276100A JPH07276100A JP7230994A JP7230994A JPH07276100A JP H07276100 A JPH07276100 A JP H07276100A JP 7230994 A JP7230994 A JP 7230994A JP 7230994 A JP7230994 A JP 7230994A JP H07276100 A JPH07276100 A JP H07276100A
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- Japan
- Prior art keywords
- movable frame
- mold
- frame
- fixed
- press device
- Prior art date
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- Pending
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B1/00—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
- B30B1/32—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by plungers under fluid pressure
- B30B1/34—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by plungers under fluid pressure involving a plurality of plungers acting on the platen
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】より均一性の高い加圧を行なえ、また必要に応
じて部分的な加圧力の調節も可能であり、しかも作動油
の使用量が少なくて済むプレス装置の提供。 【構成】複数の油圧式の加圧作動体11を可動フレーム
3に埋込み状態で設け、また可動フレームを支柱1に対
しクランプ手段5で固定可能とし、可動フレームを送り
ネジ機構による昇降手段6で目的の位置まで上昇させて
クランプ手段で固定した状態で可動フレームの加圧作動
体を動作させて金型Maの加圧を行なうようにしてい
る。
じて部分的な加圧力の調節も可能であり、しかも作動油
の使用量が少なくて済むプレス装置の提供。 【構成】複数の油圧式の加圧作動体11を可動フレーム
3に埋込み状態で設け、また可動フレームを支柱1に対
しクランプ手段5で固定可能とし、可動フレームを送り
ネジ機構による昇降手段6で目的の位置まで上昇させて
クランプ手段で固定した状態で可動フレームの加圧作動
体を動作させて金型Maの加圧を行なうようにしてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス装置に関し、特
に例えば半導体の樹脂モールド成形、あるいは打ち抜き
加工や凹凸模様の模様付け加工などのように比較的加圧
ストロークが短いプレス加工に好適なプレス装置に関す
る。
に例えば半導体の樹脂モールド成形、あるいは打ち抜き
加工や凹凸模様の模様付け加工などのように比較的加圧
ストロークが短いプレス加工に好適なプレス装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のプレス装置における加圧発生部
は、一般に、トグル式やクランク式の機械プレスの場合
であれば実質的に1個の小さな点状であり、また液圧式
や空圧式でもラムやピストンの径に応じた面積に限られ
る。このため、加圧発生部より大きな面積の加工対象物
への加圧に際しては加圧面積と受圧面積にギャップが生
じ、このギャップによる加圧力の不均一性を補うために
金型の形状や強度及び金型を支持するフレームの厚みや
強度などに大きな制約を受けることになる。
は、一般に、トグル式やクランク式の機械プレスの場合
であれば実質的に1個の小さな点状であり、また液圧式
や空圧式でもラムやピストンの径に応じた面積に限られ
る。このため、加圧発生部より大きな面積の加工対象物
への加圧に際しては加圧面積と受圧面積にギャップが生
じ、このギャップによる加圧力の不均一性を補うために
金型の形状や強度及び金型を支持するフレームの厚みや
強度などに大きな制約を受けることになる。
【0003】このような問題に対処する技術としては、
例えば特公昭61−27160号公報や特公平4−13
080号公報に開示の技術が知られている。この技術
は、金型を支持するフレームに液体封入用の間隙室を形
成してフローティングプレート化した作業面部を設ける
ことにより、上記ギャップによるフレームや金型の歪み
を動的に吸収するようにしており、その意図するところ
はそれなりに達成している。
例えば特公昭61−27160号公報や特公平4−13
080号公報に開示の技術が知られている。この技術
は、金型を支持するフレームに液体封入用の間隙室を形
成してフローティングプレート化した作業面部を設ける
ことにより、上記ギャップによるフレームや金型の歪み
を動的に吸収するようにしており、その意図するところ
はそれなりに達成している。
【0004】しかし、このフローティングプレート化の
技術は、フレームや金型の歪みの動的吸収は行なえるも
のの、加圧力の不均一性自体は残るという点で不十分な
ものがあり、また作動油を余分に使用する必要があると
いう点で後述の問題を残し、さらに部分的に加圧力を調
整する必要がある場合に対応できないという点でも不十
分なものがある。
技術は、フレームや金型の歪みの動的吸収は行なえるも
のの、加圧力の不均一性自体は残るという点で不十分な
ものがあり、また作動油を余分に使用する必要があると
いう点で後述の問題を残し、さらに部分的に加圧力を調
整する必要がある場合に対応できないという点でも不十
分なものがある。
【0005】以上のような加圧面積と受圧面積のギャッ
プの問題の他に、従来のプレス装置、特に油圧プレス装
置については、作動油による油煙が作業環境に与える影
響の問題がある。即ち、作動油がこれを貯蔵しているタ
ンクにおける空気の出入りに際して霧状の油煙となって
作業環境中に放出され、この油煙が作業環境に悪影響を
与えるという問題である。この問題は、例えば半導体の
樹脂モールド成形のようにいわゆるクリーンルームのよ
うな高度なクリーン条件を必要とする加工対象物につい
て重要であり、特に半導体の高度化が進む最近の傾向に
あっては重要度がますます大きくなって来ている。
プの問題の他に、従来のプレス装置、特に油圧プレス装
置については、作動油による油煙が作業環境に与える影
響の問題がある。即ち、作動油がこれを貯蔵しているタ
ンクにおける空気の出入りに際して霧状の油煙となって
作業環境中に放出され、この油煙が作業環境に悪影響を
与えるという問題である。この問題は、例えば半導体の
樹脂モールド成形のようにいわゆるクリーンルームのよ
うな高度なクリーン条件を必要とする加工対象物につい
て重要であり、特に半導体の高度化が進む最近の傾向に
あっては重要度がますます大きくなって来ている。
【0006】もっともこの油煙の問題は、作動油のタン
クを完全密封式にすれば防げるものであるが、従来の油
圧プレス装置では作動油の量が多いためタンクの完全密
封化を図ることは実際問題として困難であり、結局他の
手段に解決を求めざるを得ないのが実情である。またク
リーン条件を必要とする加工については作動油を必要と
しない機械プレスを用いることで油煙の問題を避け得る
ことは勿論可能であるが、機械プレスに比較して加圧速
度や加圧力を自由に設定でき、また加圧力の保持も容易
であるなど優れた油圧式の特性は半導体の樹脂モールド
成形に適しており、油圧式を機械式に置き換え難いのも
実情である。
クを完全密封式にすれば防げるものであるが、従来の油
圧プレス装置では作動油の量が多いためタンクの完全密
封化を図ることは実際問題として困難であり、結局他の
手段に解決を求めざるを得ないのが実情である。またク
リーン条件を必要とする加工については作動油を必要と
しない機械プレスを用いることで油煙の問題を避け得る
ことは勿論可能であるが、機械プレスに比較して加圧速
度や加圧力を自由に設定でき、また加圧力の保持も容易
であるなど優れた油圧式の特性は半導体の樹脂モールド
成形に適しており、油圧式を機械式に置き換え難いのも
実情である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情を背景になされたもので、均一性のより高い加圧
力を金型に与えることができ、しかも必要に応じて部分
的な加圧力の調節を可能とするプレス装置の提供を目的
とし、また油圧プレスの長所を活かしなお且つ作動油に
よるクリーン条件の阻害を有効に防止できるプレス装置
の提供を目的としている。
な事情を背景になされたもので、均一性のより高い加圧
力を金型に与えることができ、しかも必要に応じて部分
的な加圧力の調節を可能とするプレス装置の提供を目的
とし、また油圧プレスの長所を活かしなお且つ作動油に
よるクリーン条件の阻害を有効に防止できるプレス装置
の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的のために
本発明では、複数本の支柱に支持させた固定フレームと
同じ支柱にガイドさせて上下動可能に設けた可動フレー
ムとの間で金型を加圧するようになっているプレス装置
について、可動フレームを上下動させるための昇降手段
と、必要時に可動フレームを支柱に対し固定状態とする
クランプ手段と、可動フレーム又は固定フレーム乃至両
者それぞれに埋込み状態とした1乃至複数の加圧作動体
とを設け、昇降手段で上昇させた可動フレームを所定の
上昇位置でクランプ手段により支柱に固定状態とし、こ
の可動フレームの固定状態で可動フレーム又は/及び固
定フレームの加圧作動体を作動させて金型の加圧を行な
うようにしている。
本発明では、複数本の支柱に支持させた固定フレームと
同じ支柱にガイドさせて上下動可能に設けた可動フレー
ムとの間で金型を加圧するようになっているプレス装置
について、可動フレームを上下動させるための昇降手段
と、必要時に可動フレームを支柱に対し固定状態とする
クランプ手段と、可動フレーム又は固定フレーム乃至両
者それぞれに埋込み状態とした1乃至複数の加圧作動体
とを設け、昇降手段で上昇させた可動フレームを所定の
上昇位置でクランプ手段により支柱に固定状態とし、こ
の可動フレームの固定状態で可動フレーム又は/及び固
定フレームの加圧作動体を作動させて金型の加圧を行な
うようにしている。
【0009】本プレス装置では、加工対象物の実質的な
加圧に必要な加圧動作は、可動フレームや固定フレーム
に埋込み状態で設けた加圧作動体で行なう。つまり、従
来では加圧作動体の加圧力がフレームを介して金型へ伝
えられていたのに対し、本プレス装置では、金型を支持
するフレームをベースとする加圧作動体から直接的に金
型へ加圧力を加えるもので、金型のサイズに応じて適宜
の数の加圧作動体を並列的に設けることも自由に行な
え、これにより極めて均一性の高い加圧を行なうことが
できる。また複数を並列的に設ける場合には、必要に応
じて各加圧作動体について作動圧を個々に制御すること
により、金型の特定部分への加圧力を他の部分と変える
ような部分的な加圧力調節も可能となる。
加圧に必要な加圧動作は、可動フレームや固定フレーム
に埋込み状態で設けた加圧作動体で行なう。つまり、従
来では加圧作動体の加圧力がフレームを介して金型へ伝
えられていたのに対し、本プレス装置では、金型を支持
するフレームをベースとする加圧作動体から直接的に金
型へ加圧力を加えるもので、金型のサイズに応じて適宜
の数の加圧作動体を並列的に設けることも自由に行な
え、これにより極めて均一性の高い加圧を行なうことが
できる。また複数を並列的に設ける場合には、必要に応
じて各加圧作動体について作動圧を個々に制御すること
により、金型の特定部分への加圧力を他の部分と変える
ような部分的な加圧力調節も可能となる。
【0010】また本プレス装置では、昇降手段で所定の
上昇位置に上昇させた可動フレームをクランプ手段によ
り支柱に対し固定した状態で加圧作動体を作動させるよ
うにしているが、このことには二つの機能がある。一つ
は可動フレームや固定フレームに埋込み状態で設けた加
圧作動体の実効ストロークを必要最小限に抑えるためで
ある。つまり金型に加工対象物を装着する際に上下金型
を分離させたり、また上下金型を再び突き合わせる操作
に必要とする長ストロークの動作を昇降手段に行なわ
せ、加圧作動体には必要最小限な短ストローク動作だけ
で済ませるようにするということ。他は、昇降手段に非
油圧式である機械的な機構、好ましくは高精度の制御が
可能なサーボ制御による送りネジ機構を用いることで、
装置全体としての作動油の使用量を減少させるというこ
とである。
上昇位置に上昇させた可動フレームをクランプ手段によ
り支柱に対し固定した状態で加圧作動体を作動させるよ
うにしているが、このことには二つの機能がある。一つ
は可動フレームや固定フレームに埋込み状態で設けた加
圧作動体の実効ストロークを必要最小限に抑えるためで
ある。つまり金型に加工対象物を装着する際に上下金型
を分離させたり、また上下金型を再び突き合わせる操作
に必要とする長ストロークの動作を昇降手段に行なわ
せ、加圧作動体には必要最小限な短ストローク動作だけ
で済ませるようにするということ。他は、昇降手段に非
油圧式である機械的な機構、好ましくは高精度の制御が
可能なサーボ制御による送りネジ機構を用いることで、
装置全体としての作動油の使用量を減少させるというこ
とである。
【0011】この作動油の使用量を減少させるという点
を具体的にみると、加圧作動体におけるストロークは、
一般的な半導体についての樹脂モールド成形の場合であ
れば1mm以下でよく、打ち抜き加工や凹凸模様の模様
付け加工などであってもせいぜい2mm程度でよい。従
って、標準的な100tonクラスの半導体樹脂モール
ド成形用を例にとると、加圧作動体に油圧式を用いる場
合でもそれに必要な作動油の量は60cc程度で済ませ
ることができる。そして、これにクランプ手段として例
えば特公平1−52603号公報や特公平3−6880
号公報に記載されるような油圧式を用いるとしても、こ
れに必要な作動油の量は30cc程度であるので、装置
全体としての作動油の使用量を100cc以下と格段に
少なくすることができる。
を具体的にみると、加圧作動体におけるストロークは、
一般的な半導体についての樹脂モールド成形の場合であ
れば1mm以下でよく、打ち抜き加工や凹凸模様の模様
付け加工などであってもせいぜい2mm程度でよい。従
って、標準的な100tonクラスの半導体樹脂モール
ド成形用を例にとると、加圧作動体に油圧式を用いる場
合でもそれに必要な作動油の量は60cc程度で済ませ
ることができる。そして、これにクランプ手段として例
えば特公平1−52603号公報や特公平3−6880
号公報に記載されるような油圧式を用いるとしても、こ
れに必要な作動油の量は30cc程度であるので、装置
全体としての作動油の使用量を100cc以下と格段に
少なくすることができる。
【0012】この結果、油煙の発生量を大幅に減らすこ
とができるし、さらには作動油のタンクを完全密封式に
することも比較的容易で、この完全密封式とすることに
より油煙の発生量をさらに抑制することができ、従って
油圧プレスの長所は活かしつつ、作動油によるクリーン
条件の阻害を有効に防止できる。
とができるし、さらには作動油のタンクを完全密封式に
することも比較的容易で、この完全密封式とすることに
より油煙の発生量をさらに抑制することができ、従って
油圧プレスの長所は活かしつつ、作動油によるクリーン
条件の阻害を有効に防止できる。
【0013】ここで昇降手段にサーボ制御による送りネ
ジ機構を用いることの利点を説明すると以下の通りであ
る。即ち、上述のように加圧作動体の実効ストロークを
必要最小限に抑えることが作動油の使用量を少なくする
上で大切なことになるが、そのためには昇降手段による
可動フレームの位置決め操作の正確性が要求され、これ
を満足させるのがサーボ制御による送りネジ機構であ
る。
ジ機構を用いることの利点を説明すると以下の通りであ
る。即ち、上述のように加圧作動体の実効ストロークを
必要最小限に抑えることが作動油の使用量を少なくする
上で大切なことになるが、そのためには昇降手段による
可動フレームの位置決め操作の正確性が要求され、これ
を満足させるのがサーボ制御による送りネジ機構であ
る。
【0014】上記のようなプレス装置における加圧作動
体は、種々の構造が可能であるが、好ましくは、これを
設ける可動フレーム又は固定フレームに直接的にシリン
ダ孔を形成し、このシリンダ孔にラムタイプやピストン
タイプの往復動体を組み込んだ油圧式で形成する。
体は、種々の構造が可能であるが、好ましくは、これを
設ける可動フレーム又は固定フレームに直接的にシリン
ダ孔を形成し、このシリンダ孔にラムタイプやピストン
タイプの往復動体を組み込んだ油圧式で形成する。
【0015】また上記のようなプレス装置については、
加圧作動体を埋込み状態で設けた可動フレームや固定フ
レームと金型の関係が付随的な要素として問題になる。
つまり、加圧作動体による加圧に際して加圧作動体のス
トローク分だけ金型が当該可動フレームや固定フレーム
から浮く必要があるが、このように浮く状態になる金型
と可動フレームや固定フレームの関係を如何に処理する
かという問題である。これについて本発明では、接続手
段により可動フレーム又は固定フレームに上下動可能に
接続した中間プレートを介して金型を当該可動フレーム
及び固定フレームに取り付け、加圧作動体の加圧力を中
間プレートを介して金型に伝えるようにしている。この
結果、中間プレートに従来と同様にして金型を固定する
だけで、上記の関係を満足させることができる。
加圧作動体を埋込み状態で設けた可動フレームや固定フ
レームと金型の関係が付随的な要素として問題になる。
つまり、加圧作動体による加圧に際して加圧作動体のス
トローク分だけ金型が当該可動フレームや固定フレーム
から浮く必要があるが、このように浮く状態になる金型
と可動フレームや固定フレームの関係を如何に処理する
かという問題である。これについて本発明では、接続手
段により可動フレーム又は固定フレームに上下動可能に
接続した中間プレートを介して金型を当該可動フレーム
及び固定フレームに取り付け、加圧作動体の加圧力を中
間プレートを介して金型に伝えるようにしている。この
結果、中間プレートに従来と同様にして金型を固定する
だけで、上記の関係を満足させることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。本実施
例によるプレス装置は、半導体の樹脂モールド成形用
で、図1及び図2に示すように、4本の支柱1、1、…
…に上側の固定フレーム2を固定的に支持させる一方で
下側の可動フレーム3を上下動可能に支持させた基本構
造を持っている。
例によるプレス装置は、半導体の樹脂モールド成形用
で、図1及び図2に示すように、4本の支柱1、1、…
…に上側の固定フレーム2を固定的に支持させる一方で
下側の可動フレーム3を上下動可能に支持させた基本構
造を持っている。
【0017】可動フレーム3は、図3に示すような構造
のクランプ手段5を介して各支柱1と接続されており、
クランプ手段5が開状態にあって後述の昇降手段6によ
り上下動可能となり、クランプ手段5が閉状態になるこ
とにより支柱1、1、……に固定状態となる。
のクランプ手段5を介して各支柱1と接続されており、
クランプ手段5が開状態にあって後述の昇降手段6によ
り上下動可能となり、クランプ手段5が閉状態になるこ
とにより支柱1、1、……に固定状態となる。
【0018】クランプ手段5は、内周面に液圧室用凹部
7を有する円筒状の液圧室形成部材8に、その液圧室用
凹部7との間で液圧室9を形成するように円筒状のクラ
ンプスリーブ10を組み合わせた構造を持ち、液圧室9
に供給される作動油の圧力によりクランプスリーブ10
が縮径的に変形することで支柱1を強圧する構造となっ
ている。つまり、クランプスリーブ10が作動油で縮径
した状態が閉状態であり、これにより可動フレーム3の
支柱1への固定状態が得られ、逆に液圧室9への作動油
の供給を停止してクランプスリーブ10が本来の径にあ
る状態が開状態で、この状態では可動フレーム3の上下
動が可能となる。
7を有する円筒状の液圧室形成部材8に、その液圧室用
凹部7との間で液圧室9を形成するように円筒状のクラ
ンプスリーブ10を組み合わせた構造を持ち、液圧室9
に供給される作動油の圧力によりクランプスリーブ10
が縮径的に変形することで支柱1を強圧する構造となっ
ている。つまり、クランプスリーブ10が作動油で縮径
した状態が閉状態であり、これにより可動フレーム3の
支柱1への固定状態が得られ、逆に液圧室9への作動油
の供給を停止してクランプスリーブ10が本来の径にあ
る状態が開状態で、この状態では可動フレーム3の上下
動が可能となる。
【0019】可動フレーム3を上下動させる昇降手段6
は、図中にはその詳細の図示は省略しているが、一般に
よく知られているサーボ制御による送りネジ機構が用い
られており、可動フレーム3の上下動をmm単位の精度
で制御できるようにされている。尚、この昇降手段6
は、対角位置に1個ずつ設けてある。
は、図中にはその詳細の図示は省略しているが、一般に
よく知られているサーボ制御による送りネジ機構が用い
られており、可動フレーム3の上下動をmm単位の精度
で制御できるようにされている。尚、この昇降手段6
は、対角位置に1個ずつ設けてある。
【0020】また可動フレーム3には、その内部に4個
1列を4列で都合16個の油圧式の加圧作動体11、1
1、……を備えている(図4)。各加圧作動体11は、
基本的に同一で、図5に拡大して示すように、可動フレ
ーム3にシリンダ孔12を穿設し、このシリンダ孔12
にラムタイプの往復動体13を組み込んだ構造を持ち、
供給路14を介して供給される作動油の油圧力をパッキ
ング13pでシールした往復動体13で受け、それに応
じた加圧力を上向きに発生するようになっている。
1列を4列で都合16個の油圧式の加圧作動体11、1
1、……を備えている(図4)。各加圧作動体11は、
基本的に同一で、図5に拡大して示すように、可動フレ
ーム3にシリンダ孔12を穿設し、このシリンダ孔12
にラムタイプの往復動体13を組み込んだ構造を持ち、
供給路14を介して供給される作動油の油圧力をパッキ
ング13pでシールした往復動体13で受け、それに応
じた加圧力を上向きに発生するようになっている。
【0021】これら加圧作動体11、11、……による
加圧力は中間プレート15を介して可動フレーム3の下
金型Maに伝えられるようになっている。即ち、可動フ
レーム3の下金型Maは中間プレート15を介して可動
フレーム3に取り付けられており、その中間プレート1
5は、図6に示すように、接続ボルト16と付勢用のス
プリング17からなる接続手段18により所定の範囲で
上下動可能となるように可動フレーム3に接続されてい
る。
加圧力は中間プレート15を介して可動フレーム3の下
金型Maに伝えられるようになっている。即ち、可動フ
レーム3の下金型Maは中間プレート15を介して可動
フレーム3に取り付けられており、その中間プレート1
5は、図6に示すように、接続ボルト16と付勢用のス
プリング17からなる接続手段18により所定の範囲で
上下動可能となるように可動フレーム3に接続されてい
る。
【0022】より具体的には、可動フレーム3に貫通孔
19を設けると共に、この貫通孔19の下側に径を大き
くした支持部20を所定深さで設け、貫通孔19を通し
て中間プレート15に螺合させた接続ボルト16の頭で
カラー21を介してスプリング17を支持部20の底に
押し付ける状態とすることで、スプリング17の付勢力
により中間プレート15を可動フレーム3に引き付ける
ようにしており、カラー21の鍔部と可動フレーム3の
隙間の範囲で中間プレート15が可動フレーム3に対し
上下動できるようになっている。
19を設けると共に、この貫通孔19の下側に径を大き
くした支持部20を所定深さで設け、貫通孔19を通し
て中間プレート15に螺合させた接続ボルト16の頭で
カラー21を介してスプリング17を支持部20の底に
押し付ける状態とすることで、スプリング17の付勢力
により中間プレート15を可動フレーム3に引き付ける
ようにしており、カラー21の鍔部と可動フレーム3の
隙間の範囲で中間プレート15が可動フレーム3に対し
上下動できるようになっている。
【0023】さらに可動フレーム3には、樹脂モールド
成形に特有なモールド用樹脂のトランスファー操作を行
なうためのトランスファー用作動体22が取り付けられ
ている。このトランスファー用作動体22は、昇降手段
6と同様に送りネジ機構が用いられており、その送りネ
ジ機構で上昇動するロッド23により上下両金型Ma、
Mb内のモールド用樹脂のタブレットを押しつぶしてト
ランスファー操作を行なう。ここで図2中に符号24で
示すがトランスファー用作動体22用のサーボモータで
ある。
成形に特有なモールド用樹脂のトランスファー操作を行
なうためのトランスファー用作動体22が取り付けられ
ている。このトランスファー用作動体22は、昇降手段
6と同様に送りネジ機構が用いられており、その送りネ
ジ機構で上昇動するロッド23により上下両金型Ma、
Mb内のモールド用樹脂のタブレットを押しつぶしてト
ランスファー操作を行なう。ここで図2中に符号24で
示すがトランスファー用作動体22用のサーボモータで
ある。
【0024】以上のようなプレス装置における加工対象
物の金型へのセット及び型締め動作は以下のようにして
行なわれる。即ち、先ず可動フレーム3が下側の準備位
置にある状態(図1及び図2の状態)で下金型Maに加
工対象物をセットする。次いで昇降手段6により可動フ
レーム3をその下金型Maが固定フレーム2の上金型M
bと接触する状態にまで上昇させた後、クランプ手段5
を閉状態として可動フレーム3を支柱1、1、……に固
定状態とする。それから加圧作動体11、11、……に
加圧力を発生させて下金型Maを上金型Mbに所定の加
圧力で押し付ける型締めを行なう。この際に加圧作動体
11、11、……に生じるストロークの範囲で中間プレ
ート15は可動フレーム3から浮き上がることになる
が、その程度は実際には1mm以下である。
物の金型へのセット及び型締め動作は以下のようにして
行なわれる。即ち、先ず可動フレーム3が下側の準備位
置にある状態(図1及び図2の状態)で下金型Maに加
工対象物をセットする。次いで昇降手段6により可動フ
レーム3をその下金型Maが固定フレーム2の上金型M
bと接触する状態にまで上昇させた後、クランプ手段5
を閉状態として可動フレーム3を支柱1、1、……に固
定状態とする。それから加圧作動体11、11、……に
加圧力を発生させて下金型Maを上金型Mbに所定の加
圧力で押し付ける型締めを行なう。この際に加圧作動体
11、11、……に生じるストロークの範囲で中間プレ
ート15は可動フレーム3から浮き上がることになる
が、その程度は実際には1mm以下である。
【0025】以上の実施例では可動フレーム3にだけ加
圧作動体11、11、……を設けていたが、必要に応じ
て固定フレーム2に設けるようにしてもよく、また両者
に設けるようにしてもよい。
圧作動体11、11、……を設けていたが、必要に応じ
て固定フレーム2に設けるようにしてもよく、また両者
に設けるようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるプレ
ス装置は、金型を支持するフレームに埋込み状態で設け
た加圧作動体から直接的に金型へ加圧力を加えるように
しているので、金型のサイズに応じて適宜の数の加圧作
動体を並列的に設けることにより、極めて均一性の高い
加圧を行なうことができ、しかも並列的に設けた各加圧
作動体の作動圧を必要に応じて個々に制御することによ
り、金型の特定部分への加圧力を他の部分と変えるよう
な部分的な加圧力調節も可能であり、高い機能性が得ら
れる。また長ストロークの動作を行なう昇降手段には非
油圧式である機械的な機構を用い、加圧作動体とクラン
プ手段にのみ油圧式を用いるようにすることで、装置全
体としての作動油の使用量を格段に少なくすることがで
き、作動油の油煙を嫌う半導体の樹脂モールド成形など
に最適な機能性を発揮できる。
ス装置は、金型を支持するフレームに埋込み状態で設け
た加圧作動体から直接的に金型へ加圧力を加えるように
しているので、金型のサイズに応じて適宜の数の加圧作
動体を並列的に設けることにより、極めて均一性の高い
加圧を行なうことができ、しかも並列的に設けた各加圧
作動体の作動圧を必要に応じて個々に制御することによ
り、金型の特定部分への加圧力を他の部分と変えるよう
な部分的な加圧力調節も可能であり、高い機能性が得ら
れる。また長ストロークの動作を行なう昇降手段には非
油圧式である機械的な機構を用い、加圧作動体とクラン
プ手段にのみ油圧式を用いるようにすることで、装置全
体としての作動油の使用量を格段に少なくすることがで
き、作動油の油煙を嫌う半導体の樹脂モールド成形など
に最適な機能性を発揮できる。
【図1】本発明の一実施例によるプレス装置の一部断面
を含む側面図。
を含む側面図。
【図2】図1中の矢示DA方向から見た側面図。
【図3】クランプ手段の部分断面図。
【図4】可動フレームにおける加圧作動体の配置状態を
示す平面図。
示す平面図。
【図5】可動フレームにおける加圧作動体の構造を示す
部分断面図。
部分断面図。
【図6】可動フレームへの中間プレートの接続状態を示
す部分断面図。
す部分断面図。
1 支柱 2 固定フレーム 3 可動フレーム 5 クランプ手段 6 昇降手段 11 加圧作動体 12 シリンダ孔 13 往復動体 15 中間プレート 18 接続手段 Ma 下金型 Mb 上金型
Claims (4)
- 【請求項1】 複数本の支柱に支持させた固定フレーム
と同じ支柱にガイドさせて上下動可能に設けた可動フレ
ームとの間で金型に加圧力を与えるようになっているプ
レス装置において、可動フレームを上下動させるための
昇降手段と、必要時に可動フレームを支柱に対し固定状
態とするクランプ手段と、可動フレーム又は/及び固定
フレームに埋込み状態で設けられた1乃至複数の加圧作
動体とを備え、昇降手段で上昇させた可動フレームを所
定の上昇位置でクランプ手段により支柱に固定状態と
し、この可動フレームの固定状態で可動フレーム又は/
及び固定フレームの加圧作動体を作動させて金型の加圧
を行なうようになっていることを特徴とするプレス装
置。 - 【請求項2】 加圧作動体は、可動フレーム又は固定フ
レームに形成したシリンダ孔に油圧作動の往復動体を配
してなるものである請求項1記載のプレス装置。 - 【請求項3】 昇降手段をサーボ制御による送りネジ機
構で形成した請求項1又は請求項2記載のプレス装置。 - 【請求項4】 接続手段により可動フレーム又は固定フ
レームに上下動可能に接続した中間プレートを介して金
型を当該可動フレームや固定フレームに取り付け、加圧
作動体の加圧力を中間プレートを介して金型に伝えるよ
うにした請求項1〜請求項3何れか1項記載のプレス装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7230994A JPH07276100A (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | プレス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7230994A JPH07276100A (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | プレス装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07276100A true JPH07276100A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=13485550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7230994A Pending JPH07276100A (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | プレス装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07276100A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100421799B1 (ko) * | 2000-09-25 | 2004-03-10 | 주식회사 위너 | 더블액션 유압프레스 |
KR100663068B1 (ko) * | 2005-08-05 | 2007-01-02 | 최록일 | 성형프레스의 기계식과 유압식의 복합형 실린더장치 |
JP2007514551A (ja) * | 2003-12-17 | 2007-06-07 | オゥトマショーン プレッセス トゥーリング アーペー オック テー アーベー | プレスにおける応力変形の補償装置及び方法 |
CN103507290A (zh) * | 2012-06-19 | 2014-01-15 | 襄阳博亚精工机器有限公司 | 工作台可升降龙门式压力机 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60247497A (ja) * | 1984-05-22 | 1985-12-07 | Mitsubishi Electric Corp | 加圧プレス |
JPS6452603A (en) * | 1988-03-29 | 1989-02-28 | Kao Corp | Device for magnetic medium recording |
-
1994
- 1994-04-11 JP JP7230994A patent/JPH07276100A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980414 |