JPH0638134Y2 - 織機の光電式緯糸検知装置 - Google Patents

織機の光電式緯糸検知装置

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JPH0638134Y2
JPH0638134Y2 JP1988019227U JP1922788U JPH0638134Y2 JP H0638134 Y2 JPH0638134 Y2 JP H0638134Y2 JP 1988019227 U JP1988019227 U JP 1988019227U JP 1922788 U JP1922788 U JP 1922788U JP H0638134 Y2 JPH0638134 Y2 JP H0638134Y2
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JP
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weft
light
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projector
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JP1988019227U
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恵三 静
正幸 郡山
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日産テクシス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、織機、特に空気噴射式織機における光電式緯
糸検知装置に関し、特にその投・受光器のカバーの汚れ
による緯糸検知ミスを未然に防ぐことができるようにし
た光電式緯糸検知装置に関する。
〈従来の技術〉 従来の織機の光電式緯糸検知装置としては、例えば特開
昭57-5947号公報に開示されているものが知られてい
る。これらは、筬羽全面の緯糸飛走道付近に該緯糸飛走
道と平行に棒レンズを長手方向に配設し、この棒レンズ
の背面側に、緯糸飛走道を照射する投光器と、該投光器
より照射され筬羽前面から反射される緯糸の飛走により
変化する光を受ける受光器とを並べて配設したものであ
る。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような従来の光電式緯糸検知装置に
あっては、緯糸搬送用の噴射空気中に含まれている油分
が投・受光器の棒レンズに付着すため、この油分により
大気中の風綿等の塵埃が棒レンズ表面に付着して、それ
がため緯糸による受光器の受光量変化が小さくなり、も
って緯糸検知ミスを生じるという問題があった。
本考案は、このような従来の問題点に鑑み、風綿等の塵
埃により緯糸検知ミスを生じる状態になったことを素早
く検知して異常信号を出力することにより緯糸検知ミス
を生じないようにすることを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本考案は、投光器からの投射光の反射光を受
光器で受けるように配設し、受光器の受光量に基づいて
緯糸検知手段により緯糸の検知を行うようにした織機の
光電式緯糸検知装置において、前記投光器の光軸と前記
受光器の光軸とが透光性カバーの緯糸側表面で交差する
ように配置すると共に、前記緯糸検知手段とは別に、前
記受光器の受光量を所定レベルと比較しそのレベルの範
囲外のときに異常信号を出力する異常検知手段を設ける
構成としたものである。
〈作用〉 上記の構成においては、投・受光器の透光性カバー表面
に塵埃等が付着すると、その塵埃等が鏡の裏面の反射面
の役目をして投光器からの投射光の反射量が増加して受
光器の受光量が増加するので、この受光量を所定レベル
と比較してそのレベルの範囲外のときに異常信号を出力
することにより、緯糸検知装置が異常であることを検知
するのである。特に投光器の光軸(投射光の中心線)と
受光器の光軸(中心線)とが透光性カバーの緯糸側表面
で交わるように投・受光器を配置したので、透光性カバ
ー表面の汚れを確実に検知することが可能である。
〈実施例〉 以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図の1は緯糸センサであって、第2図に示されてい
るように本体2に投光器3と受光器4とが並設されてお
り、それらの前方にガラスやプラスチックで形成した透
光性カバー5を配設して形成してある。
そして、この緯糸センサ1を筬羽6に形成した凹部7を
緯入れ方向に列設して形成した緯入れ通路8の織前側で
あって、かつ反緯入れ側経糸列外の近傍に配設してあ
る。
投・受光器3,4は、第2図から明らかなようにカバー5
に対して光軸が斜めになるように配設してあり、投光器
3から投射されてカバー5の表面5Sに反射した光と緯糸
Wに反射した光とが受光器4に入光するように設定して
ある。ここで、投光器3の光軸(投射光の中心線)と受
光器4の光軸(中心線)とが透光性カバー5の緯糸側表
面5Sで交わると共に、該表面5Sでの入・反射角の位置に
配設されている。
9はプリアンプ、10はメインアンプ、11は積分回路、12
は比較回路、13は比較回路12の基準電圧設定用の電源で
あり、このプリアンプ9、メインアンプ10、積分回路1
1、比較回路12、電源13で、緯糸検知手段としての緯糸
検知回路14を構成している。
尚、積分回路11はタイミング信号が入力しているときの
み積分し、そのタイミング終了後に積分値を比較回路12
に出力する。そして、次のタイミングまでにリセットさ
れる(自然放電も含む)。
タイミングは主軸角度にして、例えば200〜300°であ
る。
プリアンプ9の出力は第2の比較回路15に入力する。16
は比較回路15の基準電圧設定用の電源、17は比較回路15
の出力端につながれた警報用の発光ダイオードである。
第2の比較回路15と電源16とで異常検知手段としての異
常検知回路18を構成している。
次に作用を説明する。
緯糸Wが正常に緯入れされたときは投光器3からの投射
光が緯糸Wに反射して受光器4に入光する。受光器4は
この入光した光を電気量(電圧)に変換し、プリアンプ
9に送って増幅し、さらにメインアンプ10で増幅する。
この出力を積分回路11ではタイミング信号の間積分(低
域通過型あるいは完全積分型)し、その積分値を比較回
路12に送る。比較回路12では電源13の基準電圧と比較
し、基準電圧よりも大きい場合は緯糸有りと判断して停
止信号を出力しない。逆に、緯入れ不良で緯糸からの反
射光がなく、積分回路11からの出力が電源13の基準電圧
よりも小さい場合は、緯糸無しと判断して停止信号を出
力し、織機を停止する。
一方、プリアンプ9の出力は第2の比較回路15にも入力
している。第2の比較回路15ではこのプリアンプ9の出
力を電源16の基準電圧と比較してこの基準電圧よりも大
きい場合に出力(異常検知信号)を発して、発光ダイオ
ード17を通電状態とし、従って発光状態にして警報を発
するようにしている。警報に代えて織機を停止させるよ
うにしてもよい。
すなわち、カバー5の表面5Sが汚れていない場合は、投
光器3からの投射光はそのほとんどが表面5Sに反射され
ることなく表面5Sを透過して緯入れ通路8に進行する
が、表面5Sに塵埃等が付着するとその塵埃等が丁度鏡の
裏塗りのような働きをして投光器3からの投射光の一部
を反射する。このため、第3図に示すように長期にわた
って使用すると受光器4に入光する光量が増加してプリ
アンプ9の出力が電源16の基準電圧を超える。基準電圧
を超えると前記の様に発光ダイオード17が発光して緯糸
センサ1が異常であるとして警報を発する。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、風綿等の塵埃によ
る緯糸検知装置の異常状態を事前に確実に検知すること
ができ、もってこれに基づいて重大事故を未然に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、第2図は同上
実施例における緯糸センサ部分の拡大図、第3図は同上
実施例におけるプリアンプ出力の変化の様子を示す図で
ある。 1……緯糸センサ、3……投光器、4……受光器、5…
…透光性カバー、14……緯糸検知回路(緯糸検知手
段)、18……異常検知回路(異常検知手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】投光器(3)からの投射光の反射光を受光
    器(4)で受けるように配設し、受光器(4)の受光量
    に基づいて緯糸検知手段(14)により緯糸の検知を行う
    ようにした織機の光電式緯糸検知装置において、 前記投光器(3)の光軸と前記受光器(4)の光軸とが
    透光性カバー(5)の緯糸側表面(5S)で交差するよう
    に配置すると共に、 前記緯糸検知手段(14)とは別に、前記受光器(4)の
    受光量を所定レベルと比較しそのレベルの範囲外のとき
    に異常信号を出力する異常検知手段(18)を設けたこと
    を特徴とする織機の光電式緯糸検知装置。
JP1988019227U 1988-02-18 1988-02-18 織機の光電式緯糸検知装置 Expired - Lifetime JPH0638134Y2 (ja)

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JPH01125382U JPH01125382U (ja) 1989-08-25
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JP2553526Y2 (ja) * 1991-06-17 1997-11-05 津田駒工業株式会社 エアジェット織機用光電式緯糸検知装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS612487U (ja) * 1984-06-08 1986-01-09 日産自動車株式会社 織機の光電式緯糸検知装置の感度設定装置
IT1184759B (it) * 1985-04-22 1987-10-28 Roy Electrotex Spa Porgitrama per telai di tessitura

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