JPH063808B2 - Mos型半導体装置の製造方法 - Google Patents
Mos型半導体装置の製造方法Info
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- JPH063808B2 JPH063808B2 JP62139132A JP13913287A JPH063808B2 JP H063808 B2 JPH063808 B2 JP H063808B2 JP 62139132 A JP62139132 A JP 62139132A JP 13913287 A JP13913287 A JP 13913287A JP H063808 B2 JPH063808 B2 JP H063808B2
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- H—ELECTRICITY
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- H01L29/00—Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/66—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、MOS型半導体装置の製造方法に関し、特
に、埋め込みチャネル型のMOS型半導体装置の製造方
法に関する。
に、埋め込みチャネル型のMOS型半導体装置の製造方
法に関する。
(従来の技術) 埋め込みチャネル型のPMOS型FETを備えた半導体
装置において、ソースとドレインの間にパンチスルーが
生じるのを防ぐため、チャネルのPN接合深さ位置に、
ソース・ドレインと逆タイプの拡散層を形成し、その拡
散層をパンチスルーストップとして機能させる方法があ
る。
装置において、ソースとドレインの間にパンチスルーが
生じるのを防ぐため、チャネルのPN接合深さ位置に、
ソース・ドレインと逆タイプの拡散層を形成し、その拡
散層をパンチスルーストップとして機能させる方法があ
る。
第5図はその一例としてのPMOS型FETを示すもの
である(Dig.of VLSI Symp.p62-63,(1985))。同図にお
いて、101はNウェル、102はソース・ドレイン領
域(P+)、103はカウンタドーピング層(P)、1
04はパンチスルーストップ(N+)、105は酸化
膜、106はゲート(N+)、107はゲート側壁とし
てのスペーサを示す。
である(Dig.of VLSI Symp.p62-63,(1985))。同図にお
いて、101はNウェル、102はソース・ドレイン領
域(P+)、103はカウンタドーピング層(P)、1
04はパンチスルーストップ(N+)、105は酸化
膜、106はゲート(N+)、107はゲート側壁とし
てのスペーサを示す。
上記パンチスルーストップ(N+)104は、例えば、
130KeVという高エネルギーで、1.0×1012cm-2
という低ドーズのリンイオンをイオン注入することによ
り形成される。
130KeVという高エネルギーで、1.0×1012cm-2
という低ドーズのリンイオンをイオン注入することによ
り形成される。
このように、従来は、上記パンチスルーストップ
(N+)104は、、高加速、低ドーズのイオン注入に
よって形成されていた。このようにしていたのは、上記
パンチスルーストップ104としてのN+層の存在下に
おいても、ゲートしきい値電圧が変わらないようにする
ためである。すなわち、上記N+層が、浅くなるか、あ
るいは高濃度になると、そのN+層の近傍でチャネルが
オフしてしまう。この場合においては、より深い電圧を
ゲート電極にかけないとチャネルがオンしない。つま
り、ゲートしきい値電圧が非常に深くなってしまう。こ
の原因は、上記パンチスルーストップ104としてのN
+層と、それと逆タイプのソース・ドレイン領域102
としてのP+層との、イオン注入時のオフセット量(ス
ペーサ107の幅に相当)が、例えば0.25μmもあ
り、高濃度のソース・ドレインP+領域が上記N+層を
補償できず、そのため幅広いN+層が残ってしまうこと
に起因する。
(N+)104は、、高加速、低ドーズのイオン注入に
よって形成されていた。このようにしていたのは、上記
パンチスルーストップ104としてのN+層の存在下に
おいても、ゲートしきい値電圧が変わらないようにする
ためである。すなわち、上記N+層が、浅くなるか、あ
るいは高濃度になると、そのN+層の近傍でチャネルが
オフしてしまう。この場合においては、より深い電圧を
ゲート電極にかけないとチャネルがオンしない。つま
り、ゲートしきい値電圧が非常に深くなってしまう。こ
の原因は、上記パンチスルーストップ104としてのN
+層と、それと逆タイプのソース・ドレイン領域102
としてのP+層との、イオン注入時のオフセット量(ス
ペーサ107の幅に相当)が、例えば0.25μmもあ
り、高濃度のソース・ドレインP+領域が上記N+層を
補償できず、そのため幅広いN+層が残ってしまうこと
に起因する。
しかしながら、上述のような高加速、低ドーズのイオン
注入には以下のような各種の難点があった。即ち、13
0KeVのような高加速のイオン注入では、Nチャネルト
ランジスタの低濃度ドレイン(LDD)N−形成用のイ
オン注入と兼ねることができない。そのため、PEP
(写真蝕刻工程)及びイオン注入工程の工程増加とな
り、コスト高となる。さらに、高加速に起因して、イオ
ン注入時にマスクとして用いたゲート電極を突き抜け、
チャネル中に入り込んでしまう。このため、素子として
の信頼性にも問題が生じる。また、上記1.0×1012
cm-2という低ドーズは、濃度にすると1016cm-3台であ
り、チャネル領域よりも低濃度である。このような低ド
ーズでは、ソース・ドレインP+層の拡散のブロックに
もならず、しかもソース・ドレインからチャネル側に伸
びる空乏層もさほど抑えることができず、そのため短チ
ャネル効果防止の力は小さい。
注入には以下のような各種の難点があった。即ち、13
0KeVのような高加速のイオン注入では、Nチャネルト
ランジスタの低濃度ドレイン(LDD)N−形成用のイ
オン注入と兼ねることができない。そのため、PEP
(写真蝕刻工程)及びイオン注入工程の工程増加とな
り、コスト高となる。さらに、高加速に起因して、イオ
ン注入時にマスクとして用いたゲート電極を突き抜け、
チャネル中に入り込んでしまう。このため、素子として
の信頼性にも問題が生じる。また、上記1.0×1012
cm-2という低ドーズは、濃度にすると1016cm-3台であ
り、チャネル領域よりも低濃度である。このような低ド
ーズでは、ソース・ドレインP+層の拡散のブロックに
もならず、しかもソース・ドレインからチャネル側に伸
びる空乏層もさほど抑えることができず、そのため短チ
ャネル効果防止の力は小さい。
(発明が解決しようとする問題点) このように、従来は、ゲートしきい値電圧が変わらない
ようにするため、パンチスルーストップを深い位置に低
濃度のものとして形成すべく、高加速、低ドーズのイオ
ン注入を行なっていた。しかしながら、そのようなイオ
ン注入及びそれによって得られるパンチスルーストップ
には、工程数の増加、素子の信頼性の低下、及び短チャ
ネル効果防止力が小さい等の難点があった。
ようにするため、パンチスルーストップを深い位置に低
濃度のものとして形成すべく、高加速、低ドーズのイオ
ン注入を行なっていた。しかしながら、そのようなイオ
ン注入及びそれによって得られるパンチスルーストップ
には、工程数の増加、素子の信頼性の低下、及び短チャ
ネル効果防止力が小さい等の難点があった。
本発明の目的は、パンチスルーストップとしてのN層を
浅い位置に高濃度のものとして形成しても、ゲートしき
い値電圧の変更をもたらすことのない、半導体装置の製
造方法を提供することにある。
浅い位置に高濃度のものとして形成しても、ゲートしき
い値電圧の変更をもたらすことのない、半導体装置の製
造方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の第1の発明は、埋め込みチャネル型PMOS型
半導体装置を製造するMOS型半導体装置の製造方法に
おいて; 半導体基板におけるN型領域の表面の近傍に、P型の不
純物イオンを注入することにより、前記表面の下側にP
型の不純物層により構成した埋め込みチャネルを形成す
る工程と; 前記埋め込みチャネルの表面にゲート酸化膜を介してゲ
ート電極を形成する工程と; 前記ゲート電極をマスクとして前記埋め込みチャネル及
び前記N型領域内にN型不純物を注入して、前記N型領
域の表面近傍にNガード層を形成する工程と; 前記ゲート電極の周囲に酸化膜を形成する工程と; 前記ゲート電極及び前記酸化膜をマスクとしてP型不純
物を前記N型領域内に注入することにより、前記Nガー
ド層のうち前記酸化膜下の部分はそのままとして、その
そのままとした部分の外側部分にソース・ドレイン層を
形成する工程と; その後の熱処理によって前記ソース・ドレイン層を内側
に拡散させ前記Nカード層をP型にする工程と; を備えることを特徴として構成される。
半導体装置を製造するMOS型半導体装置の製造方法に
おいて; 半導体基板におけるN型領域の表面の近傍に、P型の不
純物イオンを注入することにより、前記表面の下側にP
型の不純物層により構成した埋め込みチャネルを形成す
る工程と; 前記埋め込みチャネルの表面にゲート酸化膜を介してゲ
ート電極を形成する工程と; 前記ゲート電極をマスクとして前記埋め込みチャネル及
び前記N型領域内にN型不純物を注入して、前記N型領
域の表面近傍にNガード層を形成する工程と; 前記ゲート電極の周囲に酸化膜を形成する工程と; 前記ゲート電極及び前記酸化膜をマスクとしてP型不純
物を前記N型領域内に注入することにより、前記Nガー
ド層のうち前記酸化膜下の部分はそのままとして、その
そのままとした部分の外側部分にソース・ドレイン層を
形成する工程と; その後の熱処理によって前記ソース・ドレイン層を内側
に拡散させ前記Nカード層をP型にする工程と; を備えることを特徴として構成される。
本発明の第2の発明は、半導体基板におけるCMOSを
形成するためのN型領域及びP型領域にそれぞれチャネ
ルを有するCMOS半導体装置を製造するMOS型半導
体装置の製造方法において; 前記半導体基板における前記N型領域の表面の近傍に、
P型の不純物イオンを注入することにより、前記表面の
下側にP型の不純物層により構成した埋め込みチャネル
を形成する工程と; 前記半導体基板の前記N及びP型領域の表面にゲート酸
化膜を介してそれぞれゲート電極を形成する工程と; 前記各ゲート電極をマスクとして前記N及びP型領域内
にN型不純物を注入して、前記N型領域の表面近傍にN
ガード層を、また前記P型領域の表面近傍に低濃度ドレ
インN層を同時に形成する工程と; 前記各ゲート電極の周囲にそれぞれ酸化膜を形成する工
程と; 前記ゲート電極及び前記酸化膜をマスクとして前記N型
領域にはP型不純物を、前記P型領域にはN型不純物を
注入することにより、前記Nガード層及び前記低濃度ド
レインN層のうち前記各酸化膜下の部分はそのままとし
て、それらのそのままとした部分の外側部分にソース・
ドレイン層をそれぞれ形成する工程と; その後の熱処理によって前記ソース・ドレイン層を内側
に拡散させ前記Nガード層をP型にする工程と を備えるものとして構成される。
形成するためのN型領域及びP型領域にそれぞれチャネ
ルを有するCMOS半導体装置を製造するMOS型半導
体装置の製造方法において; 前記半導体基板における前記N型領域の表面の近傍に、
P型の不純物イオンを注入することにより、前記表面の
下側にP型の不純物層により構成した埋め込みチャネル
を形成する工程と; 前記半導体基板の前記N及びP型領域の表面にゲート酸
化膜を介してそれぞれゲート電極を形成する工程と; 前記各ゲート電極をマスクとして前記N及びP型領域内
にN型不純物を注入して、前記N型領域の表面近傍にN
ガード層を、また前記P型領域の表面近傍に低濃度ドレ
インN層を同時に形成する工程と; 前記各ゲート電極の周囲にそれぞれ酸化膜を形成する工
程と; 前記ゲート電極及び前記酸化膜をマスクとして前記N型
領域にはP型不純物を、前記P型領域にはN型不純物を
注入することにより、前記Nガード層及び前記低濃度ド
レインN層のうち前記各酸化膜下の部分はそのままとし
て、それらのそのままとした部分の外側部分にソース・
ドレイン層をそれぞれ形成する工程と; その後の熱処理によって前記ソース・ドレイン層を内側
に拡散させ前記Nガード層をP型にする工程と を備えるものとして構成される。
(作用) PMOS型半導体装置を製造するための本発明の第1の
発明においては、ゲート電極をマスクとしてNガード層
を形成し、次にゲート電極及びそのまわりの酸化膜をマ
スクとしてソース・ドレイン層を形成するようにしてい
る。そのため、Nガード層は酸化膜下の部分が、その酸
化膜と等しい薄いものとして残存する。このようにNガ
ード層が薄いものとして残存し、その後の熱処理によっ
て前記ソース・ドレイン層を内側に拡散させ前記Nガー
ド層をP型にするため、Nガード層を形成する際にN型
不純物を低エネルギー及び高ドーズ状態で注入して形成
しても、しきい値電圧が深くなることは避けられる。し
かも、Nガード層を高濃度のものとして形成したので、
そのNガード層は、ソース・ドレイン層の拡散のブロッ
クとして十分に機能し、短チャネル効果防止能力が向上
する。さらに、低エネルギーでN型不純物を注入するこ
とにより、そのN型不純物がスマクとしてのゲート電極
及び酸化物を突き抜けてチャネル領域に入り込むことは
確実に防止され、素子としての信頼性が高められる。
発明においては、ゲート電極をマスクとしてNガード層
を形成し、次にゲート電極及びそのまわりの酸化膜をマ
スクとしてソース・ドレイン層を形成するようにしてい
る。そのため、Nガード層は酸化膜下の部分が、その酸
化膜と等しい薄いものとして残存する。このようにNガ
ード層が薄いものとして残存し、その後の熱処理によっ
て前記ソース・ドレイン層を内側に拡散させ前記Nガー
ド層をP型にするため、Nガード層を形成する際にN型
不純物を低エネルギー及び高ドーズ状態で注入して形成
しても、しきい値電圧が深くなることは避けられる。し
かも、Nガード層を高濃度のものとして形成したので、
そのNガード層は、ソース・ドレイン層の拡散のブロッ
クとして十分に機能し、短チャネル効果防止能力が向上
する。さらに、低エネルギーでN型不純物を注入するこ
とにより、そのN型不純物がスマクとしてのゲート電極
及び酸化物を突き抜けてチャネル領域に入り込むことは
確実に防止され、素子としての信頼性が高められる。
CMOS型半導体装置を得るための本発明の第2の発明
においては、上述の第1の発明によって得られる作用が
得られるほか、以下の作用が期待される。即ち、NMO
S型半導体装置を製造するには低濃度ドレイン(LD
D)N−層を形成するために、N型不純物を注入する必
要がある。そのN型不純物の注入は低エネルギーで低加
速で行なう必要がある。而して、PMOS型半導体装置
の製造工程において、Nガード層を形成するのに、上述
したようにN型不純物を低エネルギー状態で注入するよ
うにしている。そのため、このNガード層を形成する工
程と、LDDN−層を形成する工程とを兼用することが
できる。これにより、少ない工程数でCMOS型半導体
装置が製造される。
においては、上述の第1の発明によって得られる作用が
得られるほか、以下の作用が期待される。即ち、NMO
S型半導体装置を製造するには低濃度ドレイン(LD
D)N−層を形成するために、N型不純物を注入する必
要がある。そのN型不純物の注入は低エネルギーで低加
速で行なう必要がある。而して、PMOS型半導体装置
の製造工程において、Nガード層を形成するのに、上述
したようにN型不純物を低エネルギー状態で注入するよ
うにしている。そのため、このNガード層を形成する工
程と、LDDN−層を形成する工程とを兼用することが
できる。これにより、少ない工程数でCMOS型半導体
装置が製造される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第1図(a)〜(h)を参照し
て説明する。
て説明する。
第1図(a)に示すように、不純物濃度1×1015cm-3
のP型の単結晶シリコン基板1の表面に、フォトレジス
トをマスクとして、リンイオン及びホウ素イオンを注入
し、熱処理により活性化し、Nウェル2及びPウェル3
を形成する。Nウェル2はPチャネルトランジスタ領域
になり、Pウェル3はNチャネルトランジスタ領域にな
る。
のP型の単結晶シリコン基板1の表面に、フォトレジス
トをマスクとして、リンイオン及びホウ素イオンを注入
し、熱処理により活性化し、Nウェル2及びPウェル3
を形成する。Nウェル2はPチャネルトランジスタ領域
になり、Pウェル3はNチャネルトランジスタ領域にな
る。
次に、第1図(b)に示すように、Nウェル2及びPウ
ェル3の表面に、シリコン窒化膜を用いた選択酸化法に
よりフィールド酸化膜4を形成する。つづいて、フィー
ルド酸化膜4で挟まれた基板1の素子領域に厚さ150
Åのゲート酸化膜5を形成する。この後、ソースドレイ
ン間のパンチスルー防止及び希望のゲートしきい値電圧
が得られるようにするため、Nチャネルトランジスタの
素子領域にはホウ素イオン6を、Pチャネルトランジス
タの素子領域にはリンイオン7、ヒ素イオン8及びホウ
素イオン9をイオン注入する。これらのイオン注入によ
りPMOSのチャネルのPN接合は深さ800Åの位置
に形成される。
ェル3の表面に、シリコン窒化膜を用いた選択酸化法に
よりフィールド酸化膜4を形成する。つづいて、フィー
ルド酸化膜4で挟まれた基板1の素子領域に厚さ150
Åのゲート酸化膜5を形成する。この後、ソースドレイ
ン間のパンチスルー防止及び希望のゲートしきい値電圧
が得られるようにするため、Nチャネルトランジスタの
素子領域にはホウ素イオン6を、Pチャネルトランジス
タの素子領域にはリンイオン7、ヒ素イオン8及びホウ
素イオン9をイオン注入する。これらのイオン注入によ
りPMOSのチャネルのPN接合は深さ800Åの位置
に形成される。
次に、全面に、第1図(c)に示すように、多結晶シリ
コン層10Aを5000Åの厚さに堆積する。この多結
晶シリコン層10Aをフォトレジストをマスクとして反
応性イオンエッチング(RIE)法によりエッチング
し、第1図(c)に示すように、ゲート電極10を形成
する。ただし、前記多結晶シリコン膜10Aは、エッチ
ングする前にオキシ塩化リン(POCl3)は拡散によ
り抵抗が下げられ、メタリックな導体として使用可能に
構成されている。ゲート電極として用いられる多結晶シ
リコン膜は、このようにリンが拡散されており、Nタイ
プであるので、基板素子領域との仕事関数の違いによ
り、−0.8V程度のゲートしきい値電圧をもつPチャ
ネルトランジスタを形成しようとすると、第1図(c)
の右半に示すように、チャネル領域にP層11AとN層
(Nウェル2)との境界としてのPN接合11ができる
埋め込みタイプとなる。
コン層10Aを5000Åの厚さに堆積する。この多結
晶シリコン層10Aをフォトレジストをマスクとして反
応性イオンエッチング(RIE)法によりエッチング
し、第1図(c)に示すように、ゲート電極10を形成
する。ただし、前記多結晶シリコン膜10Aは、エッチ
ングする前にオキシ塩化リン(POCl3)は拡散によ
り抵抗が下げられ、メタリックな導体として使用可能に
構成されている。ゲート電極として用いられる多結晶シ
リコン膜は、このようにリンが拡散されており、Nタイ
プであるので、基板素子領域との仕事関数の違いによ
り、−0.8V程度のゲートしきい値電圧をもつPチャ
ネルトランジスタを形成しようとすると、第1図(c)
の右半に示すように、チャネル領域にP層11AとN層
(Nウェル2)との境界としてのPN接合11ができる
埋め込みタイプとなる。
次に、第1図(d)に示すように、ゲート電極10をマ
スクとしてリンイオン12を70KeVで4×1013m-2注
入する。
スクとしてリンイオン12を70KeVで4×1013m-2注
入する。
この注入されたリンイオン12は、熱処理により、第1
図(e)に示すように、Nチャネルトランジスタ側(左
側)ではLDDのN-領域13を形成し、Pチャネルト
ランジスタ側(右側)ではN-1ガード層14を形成す
る。LDDのN−1領域13は、ドレイン近傍の電界を
弱め、ホットキャリアの発生を低減させる。N-1ガード
層14は、後に形成するP+タイプのソース・ドレイン
拡散層のチャネル側への入り込みを抑える。
図(e)に示すように、Nチャネルトランジスタ側(左
側)ではLDDのN-領域13を形成し、Pチャネルト
ランジスタ側(右側)ではN-1ガード層14を形成す
る。LDDのN−1領域13は、ドレイン近傍の電界を
弱め、ホットキャリアの発生を低減させる。N-1ガード
層14は、後に形成するP+タイプのソース・ドレイン
拡散層のチャネル側への入り込みを抑える。
次に、第1図(e)に示す中間段階の半導体装置を、9
00℃のO2雰囲気中で60分解化する。これにより、
多結晶シリコンゲート電極10,10の周囲には約0.
1μmの厚さにシリコン酸化膜15が成長する。
00℃のO2雰囲気中で60分解化する。これにより、
多結晶シリコンゲート電極10,10の周囲には約0.
1μmの厚さにシリコン酸化膜15が成長する。
第1図(f)には、Pチャネルトランジスタ側(右側)
のゲート電極10の周囲にシリコン酸化膜15が成長し
た状態を示す。この状態において、Pチャネルトランジ
スタ側においては、ゲート電極10及びシリコン酸化膜
15をマスクにして、フッ化ホウ素イオン(BF2 +)
を5×1015cm-2注入し、熱処理する。これにより、第
1図(g)に示すように、P+タイプのソース・ドレイ
ン拡散層16が形成される。その形成に伴い、N−ガー
ド層14は、ソース・ドレインのホウ素の拡散により、
チャネル表面に形成されているP層11Aよりも薄いP
−層21として残る。
のゲート電極10の周囲にシリコン酸化膜15が成長し
た状態を示す。この状態において、Pチャネルトランジ
スタ側においては、ゲート電極10及びシリコン酸化膜
15をマスクにして、フッ化ホウ素イオン(BF2 +)
を5×1015cm-2注入し、熱処理する。これにより、第
1図(g)に示すように、P+タイプのソース・ドレイ
ン拡散層16が形成される。その形成に伴い、N−ガー
ド層14は、ソース・ドレインのホウ素の拡散により、
チャネル表面に形成されているP層11Aよりも薄いP
−層21として残る。
一方、Nチャネルトランジスタ側(左側)においては、
シリコン酸化膜15をRIEし、その酸化膜15の一部
をゲート電極10の側壁に残す。その残存させたシリコ
ン酸化膜の外側にヒ素イオンを注入することにより、第
1図(h)に示すように、ソース・ドレイン拡散層(N
+)17を形成する。
シリコン酸化膜15をRIEし、その酸化膜15の一部
をゲート電極10の側壁に残す。その残存させたシリコ
ン酸化膜の外側にヒ素イオンを注入することにより、第
1図(h)に示すように、ソース・ドレイン拡散層(N
+)17を形成する。
この後、P及びNチャネルトランジスタの両方におい
て、第1図(h)に示すように、全面にSiO2絶縁膜
18を堆積する。この絶縁膜18にコンタクトホール1
9を開孔し、Al配線20を施すことにより、第1図
(h)に示すCMOS半導体装置が得られる。
て、第1図(h)に示すように、全面にSiO2絶縁膜
18を堆積する。この絶縁膜18にコンタクトホール1
9を開孔し、Al配線20を施すことにより、第1図
(h)に示すCMOS半導体装置が得られる。
このようにして製造した半導体装置には、回路動作に悪
影響を及ぼすことなく短チャネル効果を抑制する、とい
う効果が期待できる。以下に、これを詳細に説明する。
即ち、第1図(d)、(e)に示すように、Pチャネル
トランジスタ側(右側)に前記N−ガード層14を形成
するためにリンイオン12を注入したが、このリンイオ
ンの注入量はトランジスタの短チャネル効果に大きな影
響を与える。第2図は、リンのドーズと短チャネル効果
の関係を示したものである。この第2図から、短チャネ
ル効果抑制のためには、1×1013cm-2以上のドーズが
必要であることがわかる。また、リンのドーズとしきい
値電圧との関係が第3図に示される。この第3図から、
ドーズとともにしきい値電圧が深くなることがわかる。
そのように深くなるのは、N−ガード層の存在に起因す
る。一般に、半導体装置の製造プロセスにはゆらぎ、即
ち形成状態の僅かな変化がある。そのゆらぎによってN
−ガード層14のでき方が微妙に異なる。N−ガード層
14のでき方が微妙に異なるためゲートしきい値電圧に
ばらつきが生じる。しかしながら、ゲートしきい値電圧
については、±0.2V程度の余裕をもって、回路設計
がなされるのが一般的である。従つて、N−ガード層1
4のでき方の相違によるしきい値電圧の変化ΔV
thが、±0.2V以内であれば回路動作上問題はな
い。このような観点から、N−ガード層14のでき方が
僅かに変化しても、ゲートしきい値電圧があまり変化し
ない部分を、第3図を参照して探せば、1×1014cm-2
以下のドーズの部分であることがわかる。以上述べたよ
うに、短チャネル効果抑制のためには、且つプロセスの
変化によってもゲートしきい値電圧があまり変化しない
ようにするためには、ドーズは1×1013cm-2と1×1
014cm-2との間で行なわれればよい。しかるに、上記実
施例では、4×1013cm-2でイオン注入していることか
ら、この条件を満足しているのては明らかである。
影響を及ぼすことなく短チャネル効果を抑制する、とい
う効果が期待できる。以下に、これを詳細に説明する。
即ち、第1図(d)、(e)に示すように、Pチャネル
トランジスタ側(右側)に前記N−ガード層14を形成
するためにリンイオン12を注入したが、このリンイオ
ンの注入量はトランジスタの短チャネル効果に大きな影
響を与える。第2図は、リンのドーズと短チャネル効果
の関係を示したものである。この第2図から、短チャネ
ル効果抑制のためには、1×1013cm-2以上のドーズが
必要であることがわかる。また、リンのドーズとしきい
値電圧との関係が第3図に示される。この第3図から、
ドーズとともにしきい値電圧が深くなることがわかる。
そのように深くなるのは、N−ガード層の存在に起因す
る。一般に、半導体装置の製造プロセスにはゆらぎ、即
ち形成状態の僅かな変化がある。そのゆらぎによってN
−ガード層14のでき方が微妙に異なる。N−ガード層
14のでき方が微妙に異なるためゲートしきい値電圧に
ばらつきが生じる。しかしながら、ゲートしきい値電圧
については、±0.2V程度の余裕をもって、回路設計
がなされるのが一般的である。従つて、N−ガード層1
4のでき方の相違によるしきい値電圧の変化ΔV
thが、±0.2V以内であれば回路動作上問題はな
い。このような観点から、N−ガード層14のでき方が
僅かに変化しても、ゲートしきい値電圧があまり変化し
ない部分を、第3図を参照して探せば、1×1014cm-2
以下のドーズの部分であることがわかる。以上述べたよ
うに、短チャネル効果抑制のためには、且つプロセスの
変化によってもゲートしきい値電圧があまり変化しない
ようにするためには、ドーズは1×1013cm-2と1×1
014cm-2との間で行なわれればよい。しかるに、上記実
施例では、4×1013cm-2でイオン注入していることか
ら、この条件を満足しているのては明らかである。
また、第4図から、N−ガード層形成のためのリンイオ
ン注入と、P+ソース・ドレインイオン注入の際のオフ
セットは、1000Å以下とする必要があることがわか
る。1000Å以下というオフセット量は制御が難しい
ので、上記実施例では、側壁形成ではなく、多結晶シリ
コンゲート10の周囲にシリコン酸化膜15を形成し、
その酸化膜15により1000Å以下のオフセットを満
足させている。
ン注入と、P+ソース・ドレインイオン注入の際のオフ
セットは、1000Å以下とする必要があることがわか
る。1000Å以下というオフセット量は制御が難しい
ので、上記実施例では、側壁形成ではなく、多結晶シリ
コンゲート10の周囲にシリコン酸化膜15を形成し、
その酸化膜15により1000Å以下のオフセットを満
足させている。
さらに、上記実施例では、N−ガード層14形成のイオ
ン注入後、酸化という熱処理を加えて、N−ガード層1
4をより内側(チャネル側)に拡散させるようにしたの
で、ゲート電圧で制御可能にし、且つN−ガード層14
の効果をより大きくすることができる。
ン注入後、酸化という熱処理を加えて、N−ガード層1
4をより内側(チャネル側)に拡散させるようにしたの
で、ゲート電圧で制御可能にし、且つN−ガード層14
の効果をより大きくすることができる。
本発明の第1の発明によれば、PMOS型半導体装置
を、ゲートしきい値電圧が深くなることはなく、短チャ
ネル効果の防止効果に優れ、素子としての信頼性の高い
ものとして得ることができる。
を、ゲートしきい値電圧が深くなることはなく、短チャ
ネル効果の防止効果に優れ、素子としての信頼性の高い
ものとして得ることができる。
本発明の第2の発明によれば、CMOS型半導体装置に
おけるPMOS型半導体装置を上記第1の発明によるの
と同様の効果をもって得ることができる。さらに、P及
びNMOS型半導体装置のそれぞれにおける製造工程を
兼用させて、少ない工程によって効率良く安価なものと
して得ることができる。
おけるPMOS型半導体装置を上記第1の発明によるの
と同様の効果をもって得ることができる。さらに、P及
びNMOS型半導体装置のそれぞれにおける製造工程を
兼用させて、少ない工程によって効率良く安価なものと
して得ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図(a)〜(h)は本発明の一実施例の工程断面
図、第2図及び第3図はN−ガード層リンのドーズと達
成可能な最短ゲート長及びしきい値電圧との関係を示す
線図、第4図は多結晶シリコンゲート周囲の酸化膜厚と
ゲートしきい値電圧との関係を示す線図、第5図は従来
のPMOS型半導体装置の一例を示す断面図である。 1…P型単結晶シリコン基板、2…Nウェル(N型領
域)、3…Pウェル(P型領域)、4…フィールド酸化
膜、5…ゲート酸化膜、6…ホウ素イオン、7…リンイ
オン、8…ヒ素イオン、9…ホウ素イオン、10…ゲー
ト電極、10A…多結晶シリコン層、11…埋め込みチ
ャネルのPN接合、11A…P層、12…リンイオン、
13…LDDN−(Nチャネル側)、14…N−ガード
層(Pチャネル側)、15…ゲート電極まわりのシリコ
ン酸化膜、16…P+ソース・ドレイン拡散層、17…
N+ソース・ドレイン拡散層、18…SiO2絶縁膜、
19…コンタクトホール、20…Al配線、21…N−
ガード層にP+層不純物が拡散してできたP−層。
図、第2図及び第3図はN−ガード層リンのドーズと達
成可能な最短ゲート長及びしきい値電圧との関係を示す
線図、第4図は多結晶シリコンゲート周囲の酸化膜厚と
ゲートしきい値電圧との関係を示す線図、第5図は従来
のPMOS型半導体装置の一例を示す断面図である。 1…P型単結晶シリコン基板、2…Nウェル(N型領
域)、3…Pウェル(P型領域)、4…フィールド酸化
膜、5…ゲート酸化膜、6…ホウ素イオン、7…リンイ
オン、8…ヒ素イオン、9…ホウ素イオン、10…ゲー
ト電極、10A…多結晶シリコン層、11…埋め込みチ
ャネルのPN接合、11A…P層、12…リンイオン、
13…LDDN−(Nチャネル側)、14…N−ガード
層(Pチャネル側)、15…ゲート電極まわりのシリコ
ン酸化膜、16…P+ソース・ドレイン拡散層、17…
N+ソース・ドレイン拡散層、18…SiO2絶縁膜、
19…コンタクトホール、20…Al配線、21…N−
ガード層にP+層不純物が拡散してできたP−層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9054−4M H01L 27/08 321 E
Claims (2)
- 【請求項1】埋め込みチャネル型PMOS型半導体装置
を製造するMOS型半導体装置の製造方法において; 半導体基板におけるN型領域の表面の近傍に、P型の不
純物イオンを注入することにより、前記表面の下側にP
型の不純物層により構成した埋め込みチャネルを形成す
る工程と; 前記埋め込みチャネルの表面にゲート酸化膜を介してゲ
ート電極を形成する工程と; 前記ゲート電極をマスクとして前記埋め込みチャネル及
び前記N型領域内にN型不純物を注入して、前記N型領
域の表面近傍にNガード層を形成する工程と; 前記ゲート電極の周囲に酸化膜を形成する工程と; 前記ゲート電極及び前記酸化膜をマスクとしてP型不純
物を前記N型領域内に注入することにより、前記Nガー
ド層のうち前記酸化膜下の部分はそのままとして、その
そのままとした部分の外側部分にソース・ドレイン層を
形成する工程と; その後の熱処理によって前記ソース・ドレイン層を内側
に拡散させ前記Nカード層をP型にする工程と; を備えることを特徴とするMOS型半導体装置の製造方
法。 - 【請求項2】半導体基板におけるCMOSを形成するた
めのN型領域及びP型領域にそれぞれチャネルを有する
CMOS半導体装置を製造するMOS型半導体装置の製
造方法において; 前記半導体基板における前記N型領域の表面の近傍に、
P型の不純物イオンを注入することにより、前記表面の
下側にP型の不純物層により構成した埋め込みチャネル
を形成する工程と; 前記半導体基板の前記N及びP型領域の表面にゲート酸
化膜を介してそれぞれゲート電極を形成する工程と; 前記各ゲート電極をマスクとして前記N及びP型領域内
にN型不純物を注入して、前記N型領域の表面近傍にN
ガード層を、また前記P型領域の表面近傍に低濃度ドレ
インN層を同時に形成する工程と; 前記各ゲート電極の周囲にそれぞれ酸化膜を形成する工
程と; 前記ゲート電極及び前記酸化膜をマスクとして前記N型
領域にはP型不純物を、前記P型領域にはN型不純物を
注入することにより、前記Nガード層及び前記低濃度ド
レインN層のうち前記各酸化膜下の部分はそのままとし
て、それらのそのままとした部分の外側部分にソース・
ドレイン層をそれぞれ形成する工程と; その後の熱処理によって前記ソース・ドレイン層を内側
に拡散させ前記Nガード層をP型にする工程と を備えることを特徴とするMOS型半導体装置の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62139132A JPH063808B2 (ja) | 1987-06-03 | 1987-06-03 | Mos型半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62139132A JPH063808B2 (ja) | 1987-06-03 | 1987-06-03 | Mos型半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63302562A JPS63302562A (ja) | 1988-12-09 |
JPH063808B2 true JPH063808B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=15238274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62139132A Expired - Fee Related JPH063808B2 (ja) | 1987-06-03 | 1987-06-03 | Mos型半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH063808B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4906588A (en) * | 1988-06-23 | 1990-03-06 | Dallas Semiconductor Corporation | Enclosed buried channel transistor |
JP2548994B2 (ja) * | 1990-03-19 | 1996-10-30 | 富士通株式会社 | 電界効果型トランジスタ及びその製造方法 |
JP2743828B2 (ja) * | 1994-04-23 | 1998-04-22 | 日本電気株式会社 | 半導体装置及びその製造方法 |
JP2586844B2 (ja) * | 1994-12-28 | 1997-03-05 | 日本電気株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
-
1987
- 1987-06-03 JP JP62139132A patent/JPH063808B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63302562A (ja) | 1988-12-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |