JPH0638058U - ディスク駆動用モータ - Google Patents

ディスク駆動用モータ

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JPH0638058U
JPH0638058U JP7677692U JP7677692U JPH0638058U JP H0638058 U JPH0638058 U JP H0638058U JP 7677692 U JP7677692 U JP 7677692U JP 7677692 U JP7677692 U JP 7677692U JP H0638058 U JPH0638058 U JP H0638058U
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flexible wiring
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豊 石塚
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Abstract

(57)【要約】 【目的】テスト時にコネクタを抜き差しすることを不要
にして、テストの作業性の向上と、コネクタの損傷防止
を図ったディスク駆動用モータを得る。 【構成】駆動マグネット30が内部に固着されディスク
を回転駆動するハブ20、駆動マグネット30に対向し
コイル32を有するステータ31、ステータ31が固定
されたフレーム10を備えたディスク駆動用モータ。フ
レーム10の底面にフレキシブル配線基板40を配設
し、コイル32の複数本の巻線端部34をフレーム10
およびフレキシブル配線基板40に形成した孔14,4
2からモータ外部に導出してフレキシブル配線基板40
の第1のランドにそれぞれ接続し、フレキシブル配線基
板40の第1のランドの近傍に第1のランドと結線され
た第2のランド46を配設した。第2のランド46はテ
ストランドとして使用できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種ディスクの駆動用モータに関するもので、特にコイル巻線端部 の外部への導出部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気ディスク、光ディスクなど、各種ディスクの駆動用モータの従来例として 図3に示すようなものがある。図3において、モータフレーム50は、円筒部5 1と円筒部51の下端部近くに形成された鍔部52からなる。上記円筒部51内 には上下にそれぞれボールベアリング56,56の外輪58,58が圧入固定さ れ、ボールベアリング56,56の内輪57,57には、ハブ60の中心孔に圧 入固着された軸80が接着により固着され、もってハブ60が軸80とともに回 転自在に支持されている。ハブ60は図示されないディスクを一体に保持して回 転駆動するためのもので、外周下端部にディスクを保持するための鍔部62を有 するとともに、上端部にディスク固定用ねじ孔67を有している。上記鍔部62 には1枚又は複数枚のディスクが適宜のスペーサの介在のもとに重ねられ、その 上にはさらにクランパーが重ねられ、クランパーに挿通された止めねじが上記デ ィスク固定用ねじ孔67に螺入されることにより、ディスクがハブ60に一体に 固定される。
【0003】 ハブ60は略円筒状をなしていて、モータフレーム50の上端部を囲んでいる 。ハブ60の鍔部62の下面には円筒状のヨーク64の上端部が固着され、ヨー ク64の内周面には円筒状の駆動マグネット66が固着されている。モータフレ ーム50の円筒部51には鍔部52の上側においてステータコア68が嵌合され 固定されている。ステータコア68は複数の突極を有し、各突極は上記駆動マグ ネット66の内周面と対向し、各突極にはコイル70が巻回されている。駆動マ グネット66およびこれと一体の部材はディスク駆動用モータのロータを構成し ており、ステータコア68とコイル70は上記モータのステータを構成している 。
【0004】 モータフレーム50の鍔部52には孔54が形成され、上記コイル70の複数 の巻線端部にそれぞれ半田付け等によって接続された複数本のリード線72が上 記孔54に挿通されてモータ外部に導出されている。各リード線72の先端はコ ネクタ76に接続されており、このコネクタ76を介して外部回路に接続される ようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来の磁気ディスク駆動装置では、コイル70の複数の巻線端末 にそれぞれリード線72を接続し、各リード線72をモータフレーム50の外側 に引き出し、各リード線72の先端に接続されたコネクタ76を介して外部回路 と接続するようになっている。そのため、組立ライン上などでモータのテストを 行うには、コネクタ76を電源側のコネクタに差し込んで給電し、テスト終了後 はコネクタ76を電源側のコネクタから切り離す必要があり、テストの作業性が 悪いという難点がある。また、テストごとにコネクタを抜き差しする必要がある ため、繰返し抜き差しすることにより、コネクタの損傷が進行するという難点も ある。
【0006】 本考案は、このような従来技術の問題点を解消するためになされたもので、テ スト時にコネクタを抜き差しすることを不要にして、テストの作業性を向上させ るとともに、コネクタの損傷をなくすことができるディスク駆動用モータを提供 することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、フレーム底面にフレキシブル配線基板を 配設し、コイルの複数本の巻線端部をフレームに形成された孔およびフレキシブ ル配線基板に形成された孔からモータ外部に導出してフレキシブル配線基板の第 1のランドにそれぞれ接続するとともに、フレキシブル配線基板の第1のランド の近傍に第1のランドと結線された第2のランドを配設した。
【0008】
【作用】
通常の使用時は、フレキシブル配線基板と、その第1のランドと、巻線端部を 介してコイルに給電するが、第1のランドは第2のランドと電気的に接続されて いるため、テスト時は、第2のランドにコンタクトピンを当接させることにより コイルに給電することができ、コネクタを使用する必要はない。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照しながら本考案にかかるディスク駆動用モータの実施例につ いて説明する。 図1において、フレーム10は、皿状の部分とその中心部に一体に形成された 管状の軸受ホルダ部12を有するとともに、外縁部に取付け用孔18を有してい る。軸受ホルダ部12の内周側には上下二つのボールベアリング26,26の外 輪28,28が圧入され、ボールベアリング26,26の内輪29,29には、 ハブ20の中心部に一体に形成された管状の軸部24の外周部が接着等により固 着されている。これによってハブ20が回転自在に支持されている。ハブ20は 図示されないディスクを一体に保持して回転駆動するためのもので、ほぼ円筒状 に形成されるとともに、外周側にディスクを保持するための段部22を有してい る。ハブ20はその段部22より下部がフレーム10の皿状の部分の内方に位置 している。ハブ20の内周部には円筒状の駆動マグネット30が固着されている 。駆動マグネット30は周方向に交互に異極着磁されている。
【0010】 フレーム10の軸受ホルダ部12の外周側には、ステータコア33が嵌合され 固定されている。ステータコア33は複数の突極を有し、各突極は上記駆動マグ ネット30の内周面と対向し、各突極にはコイル32が巻回されている。ステー タコア33とコイル32によってステータ31が構成されている。フレーム10 の皿状の部分の底面側には切欠き溝16が形成されるとともに、フレーム10の 上記皿状の部分の底部にはこの底部を上下方向に貫いて孔14が形成されている 。フレーム10の上記皿状の部分の底部内側には絶縁紙36が配設されている。 この絶縁紙36の直近の上側にはステータ31のコイル32が位置している。
【0011】 図2にも示すように、フレーム10の底面側の上記切欠き溝16にはフレキシ ブル配線基板40の一端部が配設されている。図1に示すように、絶縁紙36に はフレーム10の孔14と重なる位置に孔38が形成され、フレキシブル配線基 板40にもフレーム10の孔14と重なる位置に孔42が形成されている。上記 絶縁紙36の孔38およびフレキシブル配線基板40の孔42の径は、上記フレ ーム10の孔14の径より小さく形成されている。コイル32からは巻線端部3 4が出ていて、この巻線端部34は、上記絶縁紙36、フレーム10およびフレ キシブル配線基板40の孔38,14,42を通じてモータ外部に導出されてい る。コイル32は複数の相からなり、相数に応じた複数本のコイル巻線端部34 が上記孔38,14,42を通じて導出されている。導出された各コイル巻線端 部34は図2に示すようにフレキシブル配線基板40の孔42から放射状に引き 出され、フレキシブル配線基板40に形成された半田付けランドにそれぞれ半田 44によって結線されている。
【0012】 フレーム10の切欠き溝16の深さaは、フレキシブル配線基板40の厚さと 半田44の高さとを合わせた寸法よりも大きくなっている。こうすることにより 半田44が切欠き溝16から突出することがなくなり、モータ取付け状態での他 の部品や機器などとの電気的接触を防止することができる。フレキシブル配線基 板40には、上記各半田付けランドの近傍に、各半田付けランドに対応してテス トランド46が形成されている。上記各半田付けランドを第1のランドとし、テ ストランド46を第2のランドとすると、各第1のランドはこれに対応する第2 のランド46とフレキシブル配線基板40の導体パターンにより電気的に接続さ れている。図示されてはいないが、フレキシブル配線基板40の先端部にコネク タを接続し、このコネクタを介して各コイル32に通電するようにすることがで きる。
【0013】 フレキシブル配線基板40の配線パターンとコイル巻線端部34を介して各相 のコイル32に通電し、かつ、モータのロータを兼ねたハブ20の回転位置に応 じて各相コイル32への通電を切り換えることによりハブ20が回転駆動され、 ハブ20とともに図示されないディスクが回転駆動される。
【0014】 以上説明した実施例によれば、フレーム10の底面にフレキシブル配線基板4 0を配設し、コイル32の複数本の巻線端部34を、フレーム10に形成された 孔14およびフレキシブル配線基板40に形成された孔42からモータ外部に導 出してフレキシブル配線基板40の第1のランドにそれぞれ接続するとともに、 フレキシブル配線基板40の第1のランドの近傍に第1のランドと結線された第 2のランド46を配設したため、テスト時は、第2のランド46にコンタクトピ ンを当接させることによりコイル32に給電することができ、コネクタを使用す る必要はない。従って、組立ライン上などでテストを行うときにコネクタを抜き 差しする必要がなく、テストの作業性を向上させることができるとともに、コネ クタを繰返し抜き差しすることによって発生する不良をなくすことができる。
【0015】 なお、図示の実施例では、軸24とともにハブ20が回転する軸回転型のモー タになっていたが、本考案は固定の軸に対してハブが回転する軸固定型のモータ にも適用可能である。また、本考案は、磁気ディスク、光ディスクその他各種デ ィスクの駆動用モータに適用可能である。
【0016】
【考案の効果】
本考案によれば、フレームの底面にフレキシブル配線基板を配設し、コイルの 複数本の巻線端部を、フレームに形成された孔およびフレキシブル配線基板に形 成された孔からモータ外部に導出してフレキシブル配線基板の第1のランドにそ れぞれ接続するとともに、フレキシブル配線基板の第1のランドの近傍に第1の ランドと結線された第2のランドを配設したため、テスト時は、第2のランドに コンタクトピンを当接させることによりコイルに給電することができ、コネクタ を使用する必要はない。従って、組立ライン上などでテストを行うときにコネク タを抜き差しする必要がないため、テストの作業性を向上させることができると ともに、コネクタを繰返し抜き差しすることによって発生する不良をなくすこと ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるディスク駆動用モータの実施例
を示す正面断面図。
【図2】同上実施例の要部を示す底面図。
【図3】従来のディスク駆動用モータの例を示す正面断
面図。
【符号の説明】
10 フレーム 14 孔 20 ハブ 30 駆動マグネット 31 ステータ 32 コイル 34 巻線端部 40 フレキシブル配線基板 42 孔 46 第2のランド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動マグネットが内部に固着されディス
    クを回転駆動するハブと、上記駆動マグネットに対向し
    コイルを有するステータと、このステータが固定された
    フレームとを備えたディスク駆動用モータにおいて、上
    記フレーム底面にフレキシブル配線基板が配設され、上
    記コイルの複数本の巻線端部が上記フレームに形成され
    た孔およびフレキシブル配線基板に形成された孔からモ
    ータ外部に導出されて上記フレキシブル配線基板の第1
    のランドにそれぞれ接続されるとともに、上記フレキシ
    ブル配線基板の第1のランドの近傍に第1のランドと結
    線された第2のランドが配設されてなるディスク駆動用
    モータ。
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