JPH0637989B2 - 電子除湿器 - Google Patents

電子除湿器

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JPH0637989B2
JPH0637989B2 JP61027864A JP2786486A JPH0637989B2 JP H0637989 B2 JPH0637989 B2 JP H0637989B2 JP 61027864 A JP61027864 A JP 61027864A JP 2786486 A JP2786486 A JP 2786486A JP H0637989 B2 JPH0637989 B2 JP H0637989B2
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2321/00Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects
    • F25B2321/02Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects using Peltier effects; using Nernst-Ettinghausen effects
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    • F25B2321/0212Control thereof of electric power, current or voltage

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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子除湿器に係り、特に熱電変換素子を用いた
小形で、低湿度まで除湿するのに好適な電子除湿器に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来、特開昭54-112549号公報、特開昭54-113951号公報
などに記載してあるように、小形で、低騒音,低振動の
除湿器として電子冷却素子を利用したものが知られてい
る。
電子冷却素子は、電流を流すと、一方が低温に、他方が
高温になるという特性があり、低温側で空気を露点温度
以下に冷却して除湿を行つた後、その低温の空気を高温
側で加熱するようにすると、除湿が可能である。したが
つて、可動部がなく、低騒音,低振動で、小形の除湿器
が製作可能である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、従来の電子除湿器は、冷却側と放熱側の風量が
同一であるため、低湿度になると除湿ができないという
問題点があつた。
電子冷却素子(熱電変換素子)の成績係数(冷却能力/
入力)の一例を第13図に示す。縦軸は、成績係数、横
軸は電子冷却素子の冷却側と放熱側の温度差で、成績係
数は1以下であり、温度差が大きいほど成績係数が小さ
くなる。低湿度まで除湿を行うためには、空気温度を低
温まで下げる必要があるが、温度差を大きくすると成績
係数が低下し、冷却側の吸熱熱量が小さくなり、空気を
低温まで冷却できなくなる。例えば、温度差40℃の場
合、成績係数は0.33であり、放熱側の放熱熱量は冷却側
の吸熱熱量の3倍になる。したがつて、冷却側と放熱側
の風量が同一であると、放熱側の空気との温度差も冷却
側の3倍になり、電子冷却素子の冷却側温度と吸い込み
空気の温度差は10℃となり、入口空気温度27℃の場
合には、17℃まで低下させるのが限度であり、27℃
で露点温度17℃以下の空気の場合は除湿できなくな
る。
本発明の目的は、低湿度まで除湿が可能であり、小形,
低騒音、低振動の電子除湿器を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、電子冷却素子の冷却側に冷
却板と該冷却板に取り付けた冷却フィンを設け、放熱側
に放熱板と該放熱板に取り付けた放熱フィンを設け、前
記冷却フィンと前記放熱フィンとに送風する送風手段を
備えた電子除湿器において、前記冷却側と放熱側に送風
するための空気の吸込口を設けるとともに前記冷却フィ
ン及び前記放熱フィンに沿つて空気が流れる通風路を形
成し、前記放熱側の風量を前記冷却側の風量の2倍以上
とする通風手段を具備する構成とした。
〔作用〕
電子冷却素子に通電すると、一方が低温、他方が高温に
なるので、低温側に冷却板および冷却フインを、高温側
に放熱板および放熱フインを設けて送風すると、低温側
で空気は冷却されて除湿される。しかし、空気温度を除
湿可能な低温まで下げる必要があり、冷却側風量を少な
くしなければならない。ところで、電子冷却素子は成績
係数が1以下であり、冷却側と放熱側の温度差が大きい
ほど成績係数が低下する。したがつて、放熱側の温度を
下げる必要があり、放熱側風量を多くするのがよい。消
費電力、全風量(冷却側風量+放熱側風量)一定で、吸
い込み空気温度27℃、湿度60%のとき、風量比(放
熱側風量/冷却側風量)を変えたときの除湿水量を第1
4図に示す。これより、風量比を2以上にすることによ
り、確実に除湿できることがわかる。
このため、放熱側の風量を冷却側の風量の2倍以上とす
るようにしたので、低湿度まで除湿することができる。
〔実施例〕
以下本発明を第1図〜第12図に示した実施例を用いて
詳細に説明する。
第1図は本発明の電子除湿器の一実施例を示す断面図、
第2図は第1図のA−A線断面図である。第1図,第2
図において、1は電子冷却素子(詳細は後述する)、2
は電子冷却素子1の冷却側に取り付けた冷却板、3は冷
却板2に取り付けた冷却フイン、4は電子冷却素子1の
放熱側に取り付けた放熱板、5は放熱板4に取り付けた
放熱フイン、6は冷却フイン3および放熱フイン5に空
気を送風する送風装置としてのフアン、7は除湿した水
を溜める水タンク、8は冷却側吸込口51および放熱側
吸込口52から吸い込まれる空気のごみ,塵等を取り除
くフイルタ、9は冷却フイン3から落下する除湿水を集
めて水タンク7に送るドレンパン、10はハウジング、
22は所定温度以下になると電源を切るサーモスタツト
である。ただし、冷却フイン3間の通風路断面積は、放
熱フイン5間の通風路断面積の2分の1以下としてあ
る。
以下、電子冷却素子1について第3図を用いて説明す
る。第3図は第1図の電子冷却素子1の一実施例を示す
拡大図で、第3図において、第1図,第2図と同一部分
は同じ符号で示し、ここでは説明を省略する。第3図に
おいて、11は電子冷却素子1のN形半導体、12はP
形半導体、13は電気絶縁体、14は電気伝導体で、こ
のように構成された電子冷却素子1に直流電流を流す
と、N形半導体11では電子の流れる方向に、P形半導
体12では正孔の流れる方向に熱流が生じる。したがつ
て、冷却板2は低温に、放熱板4は高温になる。
次に、主要電気回路について第4図を用いて説明する。
第4図は第1図の電子除湿器の電気回路の一実施例を示
す回路図で、15はスイツチ、22はサーモスタツト、
23は保護用ヒユーズ、24は第1図のフアン6を駆動
するフアンモータ、25は交流電源を直流電源に変換し
て電子冷却素子1に供給するA−D変換器である。
次に、動作について説明する。スイツチ15を閉にする
と、フアンモータ24によつてフアン6が駆動され、空
気はフイルタ8でごみ,塵等を除かれた後、冷却側吸込
口51から冷却フイン3に、また、放熱側吸込口52か
ら放熱フイン5に沿つて流れ、フアン6を通つてハウジ
ング10の外へ流出する。このとき、電子冷却素子1に
直流電源が供給されているため、冷却板2および冷却フ
イン3は低温になり、放熱板4および放熱フイン5は高
温になる。したがつて、冷却フイン3に沿つて流れる空
気は、冷却板2および冷却フイン3と熱交換して温度が
下がる。このとき、冷却フイン3間の通風路断面積を放
熱フイン5間の通風路断面積の1/2以下としてあるか
ら、冷却フイン3間を通る風量は、放熱フイン5間の風
量の1/2以下になり、空気を露点温度以下に冷却で
き、除湿ができる。除湿によつて生じた水滴は重力によ
つてドレンパン9上に落下し、水タンク7に集められ
る。除湿された空気は、放熱板4および放熱フイン5と
熱交換して高温になつた空気と混合して、フアン6を通
り外部へ流出する。フイルタ8を通る空気温度が所定温
度(例えば、15℃)以下になると、サーモスタツト2
2が開となり、フアンモータ24、電子冷却素子1への
通電が停止される。したがつて、冷却板2および冷却フ
イン3の温度が0℃以下となつて着霜を生ずるようなこ
とはない。
電子冷却素子1は、第3図に示すように、電気的には直
列に、熱的には並列に接続されているため、P形,N形
半導体の数を少なくすることで小形化が可能で、冷却効
率も低下しない。また、冷却側の風量を少なくし、放熱
側の風量を多くすることにより、冷却側の空気温度を低
くすることができ、低温度まで除湿ができるとともに、
放熱側の温度も低くなり、電子冷却素子1を効率よく利
用でき、省電力になる。さらに、可動部がフアンのみで
あり、振動,騒音がほとんど生じない。
上記した実施例では、冷却側と放熱側の風量比を通風路
断面積比を変えて行うようにしてあるが、冷却側に通風
抵抗になるじやま板等を設けて、通風抵抗比で風量比を
変えても同じ効果を得ることができる。また、除湿水は
水タンク7に集めるようにしたが、ドレンパン9からホ
ース等を用いて外部に排水するようにしてもよい。さら
に、サーモスタツト22を冷却板2あるいは冷却フイン
3に取り付け、0℃以上で閉、0℃以下になると開にな
るようにしてもよい。
次に、本発明の他の実施例について第5図を用いて説明
する。第5図において、第1図と同一部分は同じ符号で
示し、ここでは、説明を省略する。第5図においては、
冷却板2に冷却フイン3aが取り付けてあり、また、放
熱板4には放熱フイン5aが取り付けてあり、さらに、
フアン6a、除湿水を溜める水タンク7a、冷却フイン
3aから落下する除湿水を水タンク7aに送るドレンパ
ン9a、ハウジング10a、冷却側吸込口18から吸入
される空気のごみ,塵等を取り除く第1のフイルタ1
6、放熱側吸込口19から吸入される空気のごみ,塵等
を取り除く第2のフイルタ17、空気の吐出口20、フ
アンカバー21等が設けてある。ここで、冷却側吸込口
18と放熱側吸込口19の断面積は、放熱側吸込口19
を通る風量を冷却側吸込口18を通る風量以上になるよ
うにしてある。このことにより、放熱フイン5a間を通
る風量を冷却フイン3a間の風量の2倍以上にしてあ
る。
次に、動作について説明する。電子冷却素子1およびフ
アン6aに通電すると、空気は冷却側吸込口18を通
り、第1のフイルタ16でごみ,塵を除かれた後、冷却
板2、冷却フイン3aで冷却され、除湿される。除湿さ
れた低温の空気は、放熱側吸込口19から第2のフイル
タ17でごみ,塵を除かれて流入した空気と混合されて
フアン6aで放熱フイン5aに沿つて流され、吸熱した
後吐出口20から流出する。除湿された水は、ドレンパ
ン9aから水タンク7aに集められる。
したがつて、前述の実施例の場合の効果以外に、冷却フ
イン3aで冷却された低温の空気が放熱側に送られるた
め、放熱板4の温度が低くなり、放熱板4と冷却板2の
温度差が小さくなつて消費電力が少なくなるという効果
がある。
次に、さらに他の実施例について第6図,第7図を用い
て説明する。第6図は本発明のさらに他の実施例を示す
電子除湿器の断面図、第7図は第6図のB−B線断面図
である。第6図,第7図において、第1図,第2図と同
一部分は同じ符号で示してあり、2bは電子冷却素子1
の冷却側に取り付けた冷却板、3bは冷却板2に取り付
けた冷却フイン、4bは電子冷却素子1の放熱側に取り
付けた放熱板、5bは放熱板4bに取り付けた放熱フイ
ン、26は放熱板4bに取り付けた第2の放熱フイン、
27は空気の冷却側吸込口、28は空気の放熱側吸込
口、29は冷却板2b、放熱板4bおよびハウジング1
0によつて形成された通風路、30は通風ガイドであ
る。
次に、第6図,第7図の場合の動作について説明する。
電子冷却素子1およびフアン6に通電すると、フイルタ
8でごみ,塵を除かれた空気は、冷却側吸込口27を通
り冷却側へ、また、放熱側吸込口28を通り放熱側へ供
給される。冷却側の空気は冷却板2b、冷却フイン3b
で冷却されて除湿された後通風路29を通り、放熱側吸
込口28より吸入された空気と混合して、放熱フイン5
bに沿つて流れ、フアン6を通り流出される。このと
き、第2の放熱フイン26は除湿後の低温になつた空気
で冷却される。したがつて、第5図に示す実施例の効果
以外に、第2の放熱フイン26と空気温度との差が大き
くなり、冷却効果が増大し、電子冷却素子1の消費電力
をさらに小さくすることができる。
次に、さらに他の実施例について第8図,第9図を用い
て説明する。第8図は本発明のさらに他の実施例を示す
電子除湿器の断面図、第9図は第8図の場合の第4図に
相当する主要電気回路図である。第8図,第9図におい
て、第1図,第4図と同一部分はそれぞれ同一符号で示
し、ここでは説明を省略する。第8図においては、冷却
フイン3に温度検出用のサーミスタ31が取り付けてあ
り、第9図の32〜35は抵抗、36は電圧V,V
を比較して出力H,Lを送出するコンパレータ、3
7はコンパレータ36の出力の立ち下りで初期化された
後、一定時間T後に出力をHにするタイマ、38はコ
ンパレータ36とタイマ37の出力がHのときのみ出
力をHにするAND素子、39はスイツチング用のト
ランジスタ、40は電子冷却素子1への電極を切り換え
るリレーである。
次に、動作について説明する。冷却フイン3に沿つて流
れる空気温度が低くなると、冷却フイン3が着霜し、定
期的に除霜する必要がある。そこで、冷却フイン3の温
度を検出するサーミスタ31の温度が設定値(例えば、
0℃)以下になると、電圧Vは基準電気Vより低く
なり、コンパレータ36の出力はHになる。この状態
でタイマ37の経過時間がTになると、タイマ37の出
力がHになり、AND素子38の出力がHになり、
トランジスタ39によつてリレー40のコイルに通電さ
れ、除霜に入る。リレー40に通電されると、電子冷却
素子1に流れる電流の方向が逆になり、それまで冷却側
であつた冷却板2および冷却フイン3は加熱され、放熱
板4および放熱フイン5は冷却される。この加熱量と、
冷却フイン3を流れる空気の顕熱によつてT時間内に凍
結した霜が融けて水滴となつてドレンパン9に落下し、
水タンク7に集められる。霜の融解が終了すると、冷却
フイン3の温度が上昇し、サーミスタ31で検出される
温度が設定値(例えば、4℃)より高くなると、基準電
圧V(コンパレータ36の出力がHとLとで異な
る)よりVが高くなり、コンパレータ36の出力はL
となる。したがつて、リレー40のコイルへの通電は
停止され、電子冷却素子1の電流は通常の除湿運転方向
になるとともに、タイマ37が初期化される。
したがつて、吸込空気温度が低い場合でも除湿が可能と
なり、しかも、除霜に必要とする時間を短かくすること
ができる。
なお、第8図,第9図に示す実施例では、霜を融かすの
に電子冷却素子1の放熱量および空気の顕熱を用いた
が、霜を融かす間は電子冷却素子1への通電を停止し、
空気の顕熱のみを利用するようにしてもよい。この場
合、霜を融かす時間が長くなるが、電子冷却素子1への
通電を停止するので、消費電力を少なくすることができ
る。また、霜の融解終了を冷却フイン3に取り付けたサ
ーミスタ31で検知するようにしたが、あらかじめ霜の
融解に必要な時間を測定しておいて、タイマで制御する
ようにしてもよく、同一の効果を得ることができる。
次に、本発明のさらに他の実施例について第10図,第
11図を用いて説明する。第10図は本発明のさらに他
の実施例を示す断面図で、第11図は第10図に係る主
要電気回路図で、第8図,第9図と同一部分は同じ符号
で示す。第10図において、3cは冷却板2に取り付け
た冷却フイン、6cはフアン、7cは水タンク、8cは
空気吸込口44に設けた空気中のごみ,塵を除くフイル
タ、9cはドレンパン、10cはハウジング、41は通
電すると90°回転するソレノイド、42はソレノイド
41の回転軸に設けた抵抗体としての第1のじやま板、
43はソレノイド41の回転軸に第1のじやま板42と
90°ずらして設けた抵抗体としての第2のじやま板、
45は空気吸込口44に設けた吸込空気温度検出用のサ
ーミスタ、53は冷却側吸込口、54は放熱側吸込口で
ある。
第11図において、24cはフアン6cのフアンモー
タ、46,47,48は抵抗、49は一定時間毎に出力
をH,Lに切り換えるタイマ、50はソレノイド4
1のコイルである。次に、動作について説明する。スイ
ツチ15を閉にすると、フアンモータ24c、電子冷却
素子1に通電され、空気は空気吸込口44を通り、一部
は冷却側吸込口53を経て冷却フイン3cに沿つて流れ
て冷却されて除湿を行つた後、放熱側吸込口54を通
り、放熱フイン5に沿つて流れて加熱された空気と混合
してフアン6cでハウジング10cから流出される。こ
こで、第1のじやま板42によつて冷却フイン3cへ流
れる風量が制限され、放熱フイン5に流れる風量の2分
の1以下になる。吸込空気温度が低下して、サーミスタ
45の検出温度が設定値(例えば、15℃)以下になる
と、コンパレータ36の出力がHになる。この状態で
タイマ49の出力がLのときは、冷却フイン3cに沿
つて流れる空気が除湿されるが、冷却フイン3cの温度
が0℃以下となり、冷却フイン3cに着霜を生じる。一
定時間経過し、タイマ49の出力がHに変わると、A
ND素子38の出力がHになり、リレー40のコイル
およびソレノイド41のコイル50に通電され、電子冷
却素子1の放熱側と冷却側が逆になるとともに、第2の
じやま板43が90°回転し、放熱フイン5に流れる風
量を制限し、第1のじやま板42は冷却フイン3cへの
風量の制限を解除する。したがつて、冷却板2および冷
却フイン3cは加熱されるため、霜は融解し、ドレンパ
ン9cに落下し、水タンク7cに集められる。一方、放
熱板4および放熱フイン5は冷却され、風量も冷却フイ
ン3cの風量の2分の1以下になるため、除湿を行う。
以上のように、吸込温度が低い場合に、一定時間毎に電
子冷却素子1の冷却側と放熱側とを切り換え、常に冷却
側になる方の風量を制限するので、冷却フイン3cに着
霜するような場合でも連続的に除湿することができる。
さらに、霜の融解に必要な熱量は、電子冷却素子1の放
熱側の冷却に有効に利用できるので省電力となる。
次に、本発明のさらに他の実施例を第12図を用いて説
明する。第12図は本発明のさらに他の実施例を示す電
子除湿器の断面図で、第1図と同一部分は同じ符号で示
してある。第12図においては、水タンク7d、ハウジ
ング10d、空気流出口55のほかに、一方をイオン化
電極57に、他方を冷却フイン3と放熱フイン5に高電
圧を印加させてイオン風を発生させる送風装置としての
イオン風発生装置56が設けてある。したがつて、第1
図のフアン6が省略してある。
次に、第12図の動作について説明する。イオン風発生
装置56のイオン化電極57と冷却フイン3、放熱フイ
ン5の間に電圧を印加させると、空気はイオン化され、
冷却側吸込口51および放熱側吸込口52より吸入さ
れ、冷却フイン3および放熱フイン5に沿つて流れ、流
出口55を通り、外部へ流出する。ここで、電子冷却素
子1に通電されていると、冷却フイン3に沿つて流れる
空気は冷却され、除湿される。したがつて、第1図と同
一の効果を得られるとともに、可動部が全くなくなるた
め、騒音,振動がなく、信頼性が向上する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、冷却側の風量を
少なくしたので、低湿度まで除湿ができるとともに、放
熱側の風量を多くしたことで放熱側の温度を低くするこ
とができ、電子冷却素子を効率よく利用でき、省電力効
果があり、また、電子冷却素子には可動部がなく、小
形,低振動,低騒音にできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第12図は本発明の実施例を示す図で、第1図
は本発明の電子除湿器の一実施例を示す断面図、第2図
は第1図のA−A線断面図、第3図は第1図の電子冷却
素子の拡大図、第4図は第1図の電子除湿器の電気回路
図、第5図は本発明の電子除湿器の他の実施例を示す断
面図、第6図は本発明の電子除湿器のさらに他の実施例
を示す断面図、第7図は第6図のB−B線断面図、第8
図は本発明の電子除湿器のさらに他の実施例を示す断面
図、第9図は第8図の第4図に相当する主要電気回路
図、第10図は本発明の電子除湿器のさらに他の実施例
を示す断面図、第11図は第10図に係る主要電気回路
図、第12図は本発明の電子除湿器のさらに他の実施例
を示す断面図、第13図は温度差が変化したときの電子
冷却素子の成績係数を表わす性能曲線図、第14図は風
量比が変化したときの除湿水量を表わす性能曲線図であ
る。 1…電子冷却素子、2,2b…冷却板、3,3a,3
b,3c…冷却フイン、4,4b…放熱板、5,5a,
5b…放熱フイン、6,6a,6c…フアン、7,7
a,7c,7d…水タンク、8,16,17…フイル
タ、9,9a,9c…ドレンパン、10,10a,10
c,10d…ハウジング、18,27,51,53…冷
却側吸込口、19,28,52,54…放熱側吸込口、
56…イオン風発生装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子冷却素子の冷却側に冷却板と該冷却板
    に取り付けた冷却フィンを設け、放熱側に放熱板と該放
    熱板に取り付けた放熱フィンを設け、前記冷却フィンと
    前記放熱フィンとに送風する送風手段を備えた電子除湿
    器において、前記冷却側と放熱側に送風するための空気
    の吸込口を設けるとともに前記冷却フィン及び前記放熱
    フィンに沿って空気が流れる通風路を形成し、前記放熱
    側の風量を前記冷却側の風量の2倍以上とする通風手段
    を具備することを特徴とする電子除湿器。
  2. 【請求項2】前記通風手段は、前記放熱側通風路の断面
    積を前記冷却側通風路の断面積の2倍以上とすることに
    より達成するようにしてある特許請求の範囲第1項記載
    の電子除湿器。
  3. 【請求項3】前記通風手段は、前記冷却側通風路に通風
    抵抗を増加させる抵抗体を設けて、該抵抗体によって前
    記冷却側通風抵抗を前記放熱側通風抵抗の2倍以上とな
    るように構成してある特許請求の範囲第1項記載の電子
    除湿器。
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