JPH0637702Y2 - ホック - Google Patents

ホック

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JPH0637702Y2
JPH0637702Y2 JP1988069255U JP6925588U JPH0637702Y2 JP H0637702 Y2 JPH0637702 Y2 JP H0637702Y2 JP 1988069255 U JP1988069255 U JP 1988069255U JP 6925588 U JP6925588 U JP 6925588U JP H0637702 Y2 JPH0637702 Y2 JP H0637702Y2
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JP
Japan
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tool
hole
head
female
female tool
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JP1988069255U
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JPH01177509U (ja
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高橋  宏
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Nifco Inc
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Nifco Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はバッグやバッグのバンド等の厚手の生地類等を
継ぎ合せるホックであって、より詳細には工具や治具を
用いず手操作で簡単に止着することができ、且つ錆が発
生することのないようにした合成樹脂製のホックに関す
る。
(従来技術) 従来バックやバンド等において2枚の厚手の布等を重ね
合わせて止着する場合には布相互を縫着したり、或は金
属製のハトメやカシメホック等を用いて継ぎ合せてい
た。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら手縫による縫着は面倒であって時間を要す
る上、布地が厚くなると力が必要であって手を傷めるお
それがあり、機械縫は大型の工業用ミシンを用意する必
要があり、又、ハトメ、カシメホック等は治具や工具が
必要であって誰にでも極めて簡単に行えるというもので
はなく、或る程度の技術も必要であった。
しかもハトメやカシメホックは金属の場合、尖った縁で
布地を傷めるため使用に伴ってカシメ材の周縁がスリ切
れ或は発錆するため、布地を汚す心配があった。
本考案に係るホックは手操作のみで誰にでも簡単に2枚
以上の布等を簡単に止着することができるようにするこ
とを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本考案に係るホックは前記の目的を達成するために略中
央部に孔1を有し、且つ少くとも周側部が鍔部2とされ
ている雌具Aと、頭部3の略中央に該雌具Aの孔1に挿
入される脚桿4を一体に有する雄具Bとからなる一対の
プラスチック製ホックであって、前記雌具の孔1には一
方の端部から他方の開口側に向けた複数の爪片5が孔1
の中止方向へ傾斜して設けられており、前記雄具Bの脚
桿3の先端には先細り状の傾斜周面を有する膨大頭部6
が設けられ、該頭部6後端部の外径xが前記爪片5の対
向する先端5a間の間隙yより大とされているものであ
る。
(作用) 上記の構成とされたホックは重ね合わせた2枚の布C等
に開けた孔に、布C等の一方の面から雄部Bの脚桿4を
挿入し、他方の面に添装した雌具Aの孔1に爪片5の基
部側から前記脚桿4を挿入して爪片5を弾性変形させて
押し開き、脚桿4の先端の膨大頭部6を爪片5の先端5a
より突出させると爪片5は元の状態に復帰して先端5aの
間隙yが膨大頭部6の後端部の径xより小となるので爪
片5が脚桿4の後退を防止し、前記布等Cの合着状態を
維持し、外れることがない。
(実施例) 以下本考案の実施例について図面をもって説明する。
Aはナイロン、ポリエチレン等のプラスチック成形材料
よりなる雌具を示すものであり、孔1を有する短寸の円
筒7の一方の端部7aから他方の端部7b方向へ傾斜して外
周に膨出した鍔部2が端部7bの開口面の延長された面上
まで達する長さに形成されている。又、孔1内には一方
の端部7bから他方の端部7aの開口側に向けた複数の爪片
5が周縁に沿って配設されており、且つ中央方向へ傾斜
して設けられており、該爪片5の先端5aは前記端部7aの
開口面より内方に位置され、該爪片5の夫々に、対向す
る先端5a、5a間の間隙がyとされている。
又、雄具Bは、前記雌具Aと同様なプラスチック製であ
って、皿状の頭部3の内面の略中心に脚桿4が一体に突
設されてなるものである。
この脚桿4の桿径は典型的には重合止着される布生地、
革生地、ベルト、各種の板類、特に、布C等の取付孔の
径とされ、重合止着される2枚の布C、Cの厚さに合せ
た長さとされた本体4aの先端側に次第に縮径とされる挿
入部4bが設けられている。又該挿入部4bの自由端部には
後端側の外径xが前記雌具Aの爪片5の夫々に対応する
先端5a、5a間の間隙yよりも拡径とされて略前記の脚桿
4と同径であり、且つ先端側が前記雌具Aにおける爪片
5、5の対向する先端5a、5a間の間隙yと略同径とされ
た円錐台状の傾斜周面を有する膨大頭部6が設けられて
いる。尚、この膨大頭部6は、その先端側の外径が後端
側の外径xよりも狭く、この膨大頭部が円錐台形状をな
すものであれば良く、必ずしも前記実施例に限定される
ものではない。即ち前記雌具Aの爪片5の先端5a、5aと
の間の間隙yより該雄具Bの脚桿4にある該膨大頭部5
の後端側の径xが大とされていれば良いことゝなる。
上記の雌雄をなすホックは重合された二枚の布C、C等
に貫設された孔へ該布C等の一方の側から雄具Bの脚桿
4を挿入し、他方の側から雌具Aを該雌具Aの端部7bの
側を布C等の側として添装し、該雌具の孔1に脚桿4を
入れて雄具Bを押付けることによって、雄具Bの脚桿4
にある、膨大頭部6がその傾斜周面によって爪片5を弾
性変形させて押し開きつつ該爪片5の端部7a側に押出さ
れ、爪片5の先端5aが雄具Bの膨大頭部6の後端側(外
径がxとされている側)を越えて脚桿4の挿入部4bの最
小外径部分に弾性復帰する。この結果、爪片5の先端5
a、5a間の間隙yが膨大頭部6の後端側の径xより小さ
い元の状態に戻り、爪片5が雄具Bの膨大頭部6を係止
することゝなり、雄具Bの脚桿4が雌具Aから抜け出す
ことがない。
又、この場合雌具Aの鍔部2及び雄具Bの皿状頭部3の
周縁部が布C等の面に当接し、しかも雌具Aと雄具Bと
を圧接することにより弾性変形して夫々偏平状態に圧縮
された状態で、前記脚桿4の膨大頭部6が爪片5aの先端
より突き出されたところで復帰して雌具Aと雄具Bとが
係止されるので、脚桿4の本体4aの長さに対して止着さ
れる布地C等の厚さに変化があっても、この厚さの変化
に対応して確実に止着することができる。又布面等に雌
具Aと雄具Bとが弾性的に密着することから布C等の取
付け部分に緩み出しを生ずることがない。
尚、第7図で示される実施例では雌具Aにおける円筒7
を前記実施例の雌具Aよりも長目のものとし、この円筒
7の一方の端部7bの側から他方の端部7aの側に向けて設
けられる爪片5の先端5aに係止された雄具Bの膨大頭部
6の先端が該雌具Aの円筒7における端部7aの側から外
方に突き出ないようにしてある。
このように構成した場合、雌具Aが若干厚目とされる不
都合を有するものゝ、雌具Aも雄具Bも共に偏平な台盤
状を呈し、突出部分が一切無いことから引っかゝり事故
を生ずることがなく、又外観も良好とされる。
(効果) 本考案に係るホックは上記のように構成され、特に脚桿
4の先端に設けられた膨大頭部6の後端側の外径xが雌
具Aの爪片5の対向する先端5a、5a間の間隙yより大と
されているので、雌具Aの孔1内に押込まれて爪片5を
通過した雄具Bの膨大頭部6が爪片5の先端により確実
に係止されて脚桿4の抜け出しが防止され、布生地、革
生地、ベルト、各種の板類の止着が確実に行われる。
又、このホックは止着のために機械や工具、治具を要す
ることなく手で簡単に止着できるので布地等の合着作業
が簡単に行え、且つプラスチック製であるので発錆して
布地等を汚すことがなく、色も取付けられる布地等に合
せて自由な色に着色することができる。
又、実施例のように、雌具Aの鍔部2の布地等と当接す
る側を凹面とし、又雄具Bの頭部3の布地等の側に向け
られた面を皿状とすることにより、弾力的に布地等を合
せ止着すると共に布地等の厚味が薄い場合でも、又逆に
厚い場合でも、これに確実に対応して布地等を密着状態
で止着することができる。
本考案に係るホックは叙上の特徴ある構成からして厚手
の布地の止着の外に厚手の皮材、板紙、シートないしは
ベルト及び鋼板等の各種の布、シートないしは板状物品
の止着に用いられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るホックの一実施例である使用止着
状態を示す断面図、第2図は雌具の平面図、第3図は一
部断面で示す同正面図、第4図は同底面図、第5図は雄
具の平面図、第6図は同正面図、第7図は他の実施例の
使用止着状態を示す断面図である。 A……雌具、B……雄具、1……孔、2……鍔部、3…
…頭部、4……脚桿、5……爪片、6……膨大頭部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略中央部に孔を有し、且つ少くとも周側部
    が鍔部とされている雌具と、頭部の略中央に該雌具の孔
    に挿入される脚桿を一体に有する雄具とからなる一対の
    プラスチック製ホックであって前記雌具の孔には一方の
    端部から他方の開口側に向けた複数の爪片が孔の中心方
    向へ傾斜して設けられており、前記雄具の脚桿の先端に
    は先細り状の傾斜周面を有する膨大頭部が設けられ、該
    頭部後端部の外径が前記爪片の対向する先端間の間隙よ
    り大とされていることを特徴とするホック。
JP1988069255U 1988-05-27 1988-05-27 ホック Expired - Lifetime JPH0637702Y2 (ja)

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JPH01177509U JPH01177509U (ja) 1989-12-19
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