JPH0637436U - 化粧縁 - Google Patents

化粧縁

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JPH0637436U
JPH0637436U JP7408692U JP7408692U JPH0637436U JP H0637436 U JPH0637436 U JP H0637436U JP 7408692 U JP7408692 U JP 7408692U JP 7408692 U JP7408692 U JP 7408692U JP H0637436 U JPH0637436 U JP H0637436U
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JP
Japan
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decorative
wall
attached
receiving material
corner
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JP7408692U
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English (en)
Inventor
利郎 石井
Original Assignee
利郎 石井
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Publication date
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Publication of JPH0637436U publication Critical patent/JPH0637436U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 傷付いたり、変形したり、欠けたりした場合
に、簡単に取り替えることができ、したがって、壁等の
隅部の補修に手間と費用のかからない化粧縁の提供。 【構成】 布張り仕上げの壁8の出隅部に使用する化粧
縁であって、前記出隅部に表出させた胴縁6,7に直接
取り付ける受け材Uと、この受け材Uに前記壁8の上か
ら取り付けて前記表出させた胴縁6,7を隠蔽する化粧
材Kとよりなり、かつ前記受け材Uと化粧材Kは、化粧
材Kの受け材Uへの取付け状態において、互に係合する
着脱可能な係合部を有している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、布張り、紙張り、化粧合板等で仕上げた建物の壁、天井等の出隅 部、入り隅部に使用する化粧縁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の布張りの壁の出隅部の納まり(以下、従来例1という)を例示 したものである。
【0003】 図において、31は柱、32は横胴縁、33は縦胴縁、34は胴縁32,34 に釘止めして張り付けた合板(布張りの下地)、35は出隅部にタッピングスク リューで取り付けたアルミ製やプラスチック製のコーナービードである。36は 、合板34とコーナービード35との間の不陸を調整するために、両者間に詰め 、その硬化後にサンドペーパーで平坦にしたパテ、37は上記合板34とコーナ ービード35とパテ36の上に張り付けた布である。
【0004】 なお、布37には織布系のものやビニル系のものなどが使用されており、布以 外では紙なども使用されている。
【0005】 図5は、従来の化粧合板張りの壁の出隅部の納まり(以下、従来例2という) を例示したものである。図において、41は柱、42は横胴縁、43は縦胴縁で ある。44は出隅部に位置する縦胴縁43に取り付けた金属製のコーナービード で、後述する化粧合板45のジョイナーとしても機能する。45は胴縁42,4 3に釘止めして張り付けた化粧合板で、その側端縁はコーナービード44の溝に 差し込んで納めてある。
【0006】 図6は、従来の化粧合板張りの壁の出隅部の他の納まり(以下、従来例3とい う)を例示したものである。図において、51は柱、52は横胴縁、53は縦胴 縁である。54は化粧合板55と同材の化粧縁、55は化粧縁54との間に目地 56を設けて、胴縁52,53に釘止めして張り付けた化粧合板である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来例1〜3に示す出隅部の納まりは、建物の意匠に合わせて採用するこ とにより、それぞれ意匠上の効果を発揮することができる。しかし、これらの納 まりには、次のような問題があった。
【0008】 (1)家の引っ越し時などに上記出隅部に家具が当たったり、電気掃除機のコー ドが当たって擦れると、従来例1の場合は、布37が破れたり、傷付いたり、擦 り切れたりする。また、アルミ製やプラスチック製のコーナービード35の上に 布37を張り付けているので、接着剤の付きが悪く、布37が剥がれて浮き上る ことがある。
【0009】 このような場合、布37の張り替えによって補修すればよいが、出隅部だけの 張り替えでは意匠上問題があるので、布張り部分を全部張り替えなければならな い。このため、出隅部の補修作業に手間と費用がかかり過ぎる。
【0010】 (2)また、上述のように、出隅部に家具などが当たると、従来例2の場合は、 コーナービード44が傷付いたり、変形したりして見栄えが悪くなる。従来例3 の場合も同様で、化粧縁54が傷付いたり、欠けたりして見栄えが悪くなる。
【0011】 このような場合、コーナービード44や化粧縁54を新しいものに取り替えて 補修すればよいが、これらの部材44と54はそれぞれ胴縁42,43と52, 53に取り付けられているので、化粧合板45,55を取り除いた後でなければ 補修できない。このため、出隅部の補修作業に手間と費用がかかり過ぎる。
【0012】 この考案は、このような従来の問題点を解決するためになされたもので、傷付 いたり、変形したり、欠けたりした場合に、簡単に取り替えることができ、した がって、隅部の補修に手間と費用のかからない化粧縁を提供することを目的とす る。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この考案が提供する化粧縁は、布張り、紙張り、化粧合板等で仕上げた建物の 壁、天井の壁の隅部に使用する化粧縁であって、前記隅部に表出させた壁下地材 に直接取り付ける受け材と、この受け材に前記壁、天井壁の上から取り付けて前 記表出させた壁下地材を隠蔽する化粧材とよりなり、かつ前記受け材と化粧材は 、化粧材の受け材への取付け状態において、互に係合する着脱可能な係合部を有 しているものである。
【0014】
【作用】
この考案による化粧縁は、受け材を仕上げ壁の隅部に表出させた壁下地材に取 り付け、これに化粧材を取り付けることによって仕上げ壁の出隅部、入り隅部に 、同仕上げ壁の上から取り付けることができるので、傷付いたり、変形したり、 欠けたりした場合でも、仕上げ壁を取り除かないで、簡単に取り替えることがで きる。
【0015】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図1および図2によって説明する。図1は実施例の 化粧縁の斜視図である。
【0016】 図において、Uは胴縁7(壁下地材)に直接取り付けるアルミ製の受け材、K はこの受け材Uに取り付けるアルミ製の化粧材である。実施例の化粧縁は、内壁 の直角の出隅部に使用するタイプのもので、上記2つの部材U,Kで構成されて いる。両部材U,Kの長さは、建物のモジュール寸法に合わせて、例えば900 mm,1800mm,2700mm等に設定されている。
【0017】 受け材Uにおいて、1は胴縁7に取り付ける取付け板で、1枚の長尺の板を幅 方向に直角に折り曲げ、長さ方向に一定の間隔をおいて打抜き部1aとねじ穴1 bを交互に設けたものである。2は被係合片で、取付け板1の幅方向両端縁に、 長さ方向に一定の間隔をおいて、外側へ直角に突設されてある。
【0018】 上記ねじ穴1bは、取付け板1を胴縁7にねじ止めする際の取付けねじを挿入 する穴である。その間隔は、実施例の場合150mmである。打抜き穴1aは取付 け板1を変形し易くして、胴縁7,8へなじみ良くするためのものである。被係 合片2の先端部には、取付け板1の綾部側へ直角に折り曲げて形成した被係合突 起2aが設けられている。被係止片2の間隔は、実施例では、150mmである。
【0019】 化粧材Kにおいて、3は化粧板で、前記取付け板1の幅より広い1枚の長尺の 板を幅方向に直角に折り曲げて作られている。その内側には、2本の係合片4が 化粧板3の幅方向側端縁と平行に突設されている。係合片4には、化粧材Kの受 け材Uへの取付け状態において、図2のように、被係合片2の被係合突起2aに 係合される係合突起4aが設けられている。
【0020】 図2は、上記構成の化粧縁を使用した内壁の出隅部の納まりを横断面で示した ものである。
【0021】 図において、5は木製の柱、6は横胴縁、7は縦胴縁である。両胴縁6,7は 、この発明にいう壁下地材を構成している。8は布張り仕上げ壁で、下地合板8 aに布8bを張り付けて形成されている。下地合板8aは、胴縁6,7の出隅部 に前記受け材Uを取り付けるだけの面積を表出させて、前記胴縁6,7に張り付 けられており、布8bはその下地合板8aに接着されている。
【0022】 受け材Uは、ねじ穴1bにおいて、表出させた出隅部の胴縁6,7のうちの縦 胴縁7にねじで着脱可能に取り付けられており、化粧材Kは、その係合片4を1 対の被係合片2の間に押し込んで係合することによって、受け材Uに取り付けら れている。
【0023】 係合片4の押込み過程においては、被係合片2は弾性変形して外側へ押し広げ られ、係合片4は弾性変形した内側に押し込まれる。そして、最後に、係合片4 の係合突起4aが被係合片2の被係合突起2aに係止される。
【0024】 化粧材Kの受け材Uへの取付け状態においては、化粧材Kの側縁部は壁8の上 に被さり、表出させた胴縁6,7と布張りの端末部は隠蔽される。化粧縁は、必 要があれば、壁8の出隅部の長さに合わせて切断されることは言うまでもない。
【0025】 上述のように、この実施例の受け材Uは、布張り仕上げの壁8の出隅部に表出 させた縦胴縁7にねじで取り付けることができ、ねじを外すことによって取り外 すことができる。また、化粧材Kは、その係合片4を被係合片2に弾性的に係脱 することができる。
【0026】 このため、化粧縁が傷付いたり、変形したり、欠けたりした場合でも、布張り 仕上げの壁を取り除かないで(そのままにして)、化粧縁だけを簡単に取り替え ることができる。
【0027】 したがって、この実施例の化粧縁によれば、壁8の出隅部の補修に手間と費用 がかからない。
【0028】 図3は、上記実施例の化粧縁を、化粧合板9の下地材である縦胴縁7に使用し た例である。その他の構成は図2の納まりと同じであり、作用効果も同じである 。
【0029】 なお、上記実施例では、壁の出隅部に使用する化粧縁について説明したが、入 隅部に使用する化粧縁であっても、設計の変更によって、実施例と同様の構成要 素で作ることができる。
【0030】 出隅部、入隅部の角度は、直角に限定されない。また、壁の隅部だけでなく、 天井、階段、台所の下がり壁等の隅部に使用する化粧縁も実施例と同様の構成要 素で作ることができる。
【0031】 さらに、化粧縁の材質は、アルミ以外の金属あるいはプラスチックや木材であ ってもよい。化粧縁を使用する壁の種類は、紙張りの壁、コンクリート壁、塗り 壁等その種類を問わない。
【0032】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案の化粧縁によれば、上述のような構成としたの で、傷付いたり、変形したり、欠けたりした場合に、簡単に取り替えることがで き、したがって、壁等の隅部の補修に手間と費用がかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の化粧縁を示し、同図(a)は受け材
の斜視図、同図(b)は化粧材の斜視図
【図2】 実施例の化粧縁の使用状態を示す横断面図
【図3】 実施例の化粧縁の使用状態を示す横断面図
【図4】 従来の壁の出隅部を示す横断面図
【図5】 従来の壁の出隅部を示す横断面図
【図6】 従来の壁の出隅部を示す横断面図
【符号の説明】
U 受け材 K 化粧材 1 取付け板 1b ねじ穴 2 被係合片 3 化粧板 4 係合片 5 柱 6 横胴縁 7 縦胴縁 8 壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布張り、紙張り、化粧合板等で仕上げた
    建物の壁、天井の壁の隅部に使用する化粧縁であって、
    前記隅部に表出させた壁下地材に直接取り付ける受け材
    と、この受け材に前記壁、天井壁の上から取り付けて前
    記表出させた壁下地材を隠蔽する化粧材とよりなり、か
    つ前記受け材と化粧材は、化粧材の受け材への取付け状
    態において、互に係合する着脱可能な係合部を有してい
    ることを特徴とする化粧縁。
JP7408692U 1992-10-23 1992-10-23 化粧縁 Pending JPH0637436U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7408692U JPH0637436U (ja) 1992-10-23 1992-10-23 化粧縁

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JP7408692U JPH0637436U (ja) 1992-10-23 1992-10-23 化粧縁

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JPH0637436U true JPH0637436U (ja) 1994-05-20

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ID=13537016

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JP7408692U Pending JPH0637436U (ja) 1992-10-23 1992-10-23 化粧縁

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JP (1) JPH0637436U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013217183A (ja) * 2012-03-15 2013-10-24 Kaidaa Giken:Kk コーナーガード材ユニット

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5544982B2 (ja) * 1976-05-17 1980-11-14

Patent Citations (1)

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Effective date: 19950425