JPH063742Y2 - 胴折式作業車の前後車体連結部 - Google Patents

胴折式作業車の前後車体連結部

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JPH063742Y2
JPH063742Y2 JP8331987U JP8331987U JPH063742Y2 JP H063742 Y2 JPH063742 Y2 JP H063742Y2 JP 8331987 U JP8331987 U JP 8331987U JP 8331987 U JP8331987 U JP 8331987U JP H063742 Y2 JPH063742 Y2 JP H063742Y2
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JP
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ring
work vehicle
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勉 上原
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、前部車体と後部車体の間に、前記両車体を左
右揺動自在に連結する上下軸、及び、前記両車体をロー
リング自在に連結する前後軸を設け、前記上下軸に外嵌
する第1ボス部と前記前後軸に外嵌する第2ボス部との
間に、その第2ボス部に対するスラストカラー、及び、
前記前後軸と前記第2ボス部の間のブッシュに対するシ
ール材を設けた胴折式作業車に関する。
〔従来の技術〕
上記胴折式作業車において、従来、第5図及び第6図に
示すように、前部車体と後部車体の相対ローリングに伴
いスラストカラー(15)が第1ボス部(12)及び第2ボス部
(14)のいずれに対しても相対回動し得るようになってお
り、このために、前後軸(13)と第2ボス部(14)の間のブ
ッシュ(16)に対するリップ形シールリング(20)をスラス
トカラー(15)の外周囲に第1ボス部(12)と第2ボス部(1
4)とで挟まれる状態で設け、スラストカラー(15)と第1
ボス部(12)の間、及び、スラストカラー(15)と第2ボス
部(14)の間のいずれにおいて相対回動が生じても部材間
の塵埃が入り込む等のトラブルを防止できるように、い
ずれの部材間をも前記リップ形シールリング(20)によっ
てシールされるようになっていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の場合、第1ボス部(12)にシールリング(20)が接触
する部分(A)を備えさせる必要があることと、スラスト
カラー(15)の外径はスラストカラーの機能から不等に小
さくできないこととから第1ボス部(12)の上下巾(H)を
大にせねばならないと共に、これに伴って上下軸(10)の
長さをも長くせねばならず、第1ボス部及び上下軸が重
量物化していた。
本考案の目的は、前記ブッシュに対するシールが第1ボ
ス部や上下軸の軽量化を可能にしながらできるようにす
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の特徴構成は、冒記胴折式作業車の前後車体連結
部において、前記スラストカラーを前記第1ボス部の上
端面より上方にかつ下端面より下方に突出させてあり、
前記シール材が、前記第2ボス部と前記スラストカラー
の外周寄り部分との間に配置したリップ形シールリング
と、前記第1ボス部と前記スラストカラーの内周寄り部
分との間に配置したオーリングから成り、前記オーリン
グにより前記スラストカラーを前記第1ボス部に固定し
てあることにあり、その作用及び効果は次のとおりであ
る。
〔作用〕
オーリングの利用によりスラストカラーを第1ボス部に
固定して前部車体と後部車体の相対ローリングに伴う相
対回動がスラストカラーと第2ボス部の間でのみ生じる
ようにし、スラストカラーに第1ボス部の上端面より上
方に、かつ、下端面より下方に夫々突出する部分を備え
させてスラストカラーの外周寄り部分と第2ボス部の間
にリップ形シールリングを配置することにより、第1ボ
ス部の上下巾を従来より小にしても、前部車体と後部車
体の相対ローリングにかかわらず第1ボス部とスラスト
カラーの間やスラストカラーと第2ボス部の間から塵埃
が入る等のトラブルが発生しないように、第1ボス部と
第2ボス部との間でするプッシュ用シールが前記オーリ
ングとリップ形シールリングとによって行われる。
〔考案の効果〕
オーリングとリップ形シールリングの作用によりブッシ
ュのためのシールが所望どおりできるのでありながら、
第1ボス部の上下巾を比較的小にできることにより、第
1ボス部及び上下軸を比較的小型で軽量なものにできて
車体の軽量化を可能にできるようになった。
〔実施例〕
次に実施例を示す。
第4図に示すように、前車輪(1)及び後車輪(2)を駆動可
能に備え、かつ、原動部(3)及び運転部(4)を後部に備え
た車体の前部にショベル装置(5)を付設して、ホイール
式ショベルローダを構成してある。
車体はステアリングホイール(6)の回転操作によって伸
縮操作されるステアリングシリンダ(7)により前部車体
(8)を部後車体(9)に対して縦軸芯(X)の周りで揺動させ
て操向操作するように胴折式に構成してあり、かつ、前
部車体(8)と後部車体(9)が前後軸芯(Y)の周りで相対揺
動するように自由ローリング式に構成してあり、前部車
体(8)と後部車体(9)の連結は第1図及び第3図に示す連
結部構造に基いて行ってある。
すなわち、前部車体(8)の上下一対の車体フレーム部分
(8a),(8b)に上下軸(10)を貫設すると共に、この上下軸
(10)の上端部に係合させたストッパー(11)により上下軸
(10)の回り止めと抜け止めを図り、そして、前記車体フ
レーム部分(8a)と(8b)の間に配置した状態で上下軸(10)
に回動可能に外嵌してある第1ボス部(12)を前端側に備
えてある前後軸(13)に、後部車体(9)の横車体フレーム
部分(9a)に備えられた第2ボス部(14)を相対回動可能に
外嵌し、第1ボス部(12)と第2ボス部(14)の間に前後軸
(13)に外嵌した状態で設けたスラストリングカラー(1
5)、及び、前後軸(13)と第2ボス部(14)の間に設けたブ
ッシュ16により第2ボス部(14)の第1ボス部(12)及び前
後軸(13)に対する回動の円滑化を図ると共に、前記スラ
ストリングカラー(15)を介しての第1ボス部(12)と第2
ボス部(14)の接当と、前後軸(13)の後端面にボルト止め
してあるシールカバー兼用のストッパー(17)の作用とに
よって前後軸(13)と横車体フレーム部分(9a)の外れ止め
を図ることにより、前部車体(8)と後部車体(9)を、上下
軸(10)をしてこれの軸芯であるところの前記縦軸芯(X)
の周りで左右に揺動するように連結すると共に、前後軸
(13)をしてこれの軸芯であるところの前記前後軸芯(Y)
の周りでローリングするように連結してある。
第1図及び第2図に示すように、前記スラストリングカ
ラー(15)の外径(R)が前記第1ボス部(12)の上下巾(H)よ
り大であるようにスラストリングカラー(15)を形成する
ことにより、スラストリングカラー(15)が第1ボス部(1
2)の上端面(12a)より上方にかつ下端面(12b)より下方に
夫々突出するようにしてある。そして、前記スラストリ
ングカラー(15)の内周寄り部分と第1ボス部(12)の間に
オーリング(18)を配置し、そして、前記オーリング(18)
による摩擦によりスラストリングカラー(15)を第1ボス
部(12)に相対回動しないように固定して、前部車体(8)
と後部車体(9)のローリング時にはスラストリングカラ
ー(15)と第2ボス部(14)が相対回転するように構成する
と共に、スラストリングカラー(15)の外周寄り部分と第
2ボス部(14)との間にスラストリングカラー(15)のシー
ル組込み用切欠き部に入り込ませた状態でリップ形シー
ルリング(19)を配置してある。つまり、前後軸(13)と第
2ボス部(14)の相対回動にかかわらず前記ブッシュ(16)
に塵埃が入り込んだり、ブッシュ(16)から潤滑油がもれ
出ないようにするブッシュ(16)のためのシールをオーリ
ング(18)とリップ形シールリング(19)により第1ボス部
(12)と第2ボス部(14)の間で行ってある。
〔別実施例〕
ショベルローダ以外に、運搬車等、各種の胴折式作業車
にも本考案は適用できる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る胴折式作業車の前後車体連結部の実
施例を示し、第1図は前後車体連結部の縦断側面図、第
2図はシール部の断面図、第3図は前後車体連結部の一
部切欠き平面図、第4図はショベルローダ全体の側面図
である。第5図は従来の前後車体連結部の一部切欠き側
面図、第6図は従来シール部の断面図である。 (8)……前部車体、(9)……後部車体、(10)……上下軸、
(12)……第1ボス部、(12a)……上端面、(12b)……下端
面、(13)……前後軸、(14)……第2ボス部、(15)……ス
ラストカラー、(16)……ブッシュ、(18)……オーリン
グ、(19)……リップ形シールリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前部車体(8)と後部車体(9)の間に、前記両
    車体(8),(9)を左右揺動自在に連結する上下軸(10)、及
    び、前記両車体(8),(9)をローリング自在に連結する前
    後軸(13)を設け、前記上下軸(10)に外嵌する第1ボス部
    (12)と前記前後軸(13)に外嵌する第2ボス部(14)との間
    に、その第2ボス部(14)に対するスラストカラー(15)、
    及び、前記前後軸(13)と前記第2ボス部(14)の間のブッ
    シュ(16)に対するシール材を設けた胴折式作業車におい
    て、前記スラストカラー(15)を前記第1ボス部(12)の上
    端面(12a)より上方にかつ下端面(12b)より下方に突出さ
    せてあり、前記シール材が、前記第2ボス部(14)と前記
    スラストカラー(15)の外周寄り部分との間に配置したリ
    ップ形シールリング(19)と、前記第1ボス部(12)と前記
    スラストカラー(15)の内周寄り部分との間に配置したオ
    ーリング(18)から成り、前記オーリング(18)により前記
    スラストカラー(15)を前記第1ボス部(12)に固定してあ
    る胴折式作業車の前後車体連結部。
JP8331987U 1987-05-29 1987-05-29 胴折式作業車の前後車体連結部 Expired - Lifetime JPH063742Y2 (ja)

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JPS63189987U JPS63189987U (ja) 1988-12-07
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