JPH0637366Y2 - 長手体のシール構造 - Google Patents

長手体のシール構造

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JPH0637366Y2
JPH0637366Y2 JP13530987U JP13530987U JPH0637366Y2 JP H0637366 Y2 JPH0637366 Y2 JP H0637366Y2 JP 13530987 U JP13530987 U JP 13530987U JP 13530987 U JP13530987 U JP 13530987U JP H0637366 Y2 JPH0637366 Y2 JP H0637366Y2
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JP
Japan
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peripheral surface
wall
outer peripheral
protective tube
tube
Prior art date
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JP13530987U
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JPS6438604U (ja
Inventor
泰夫 高角
高 大野
正博 小林
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、光ファイバおよび導線などのケーブルのよう
な長手体を管壁および反応容器の壁などに気密に挿通し
て固定するためのシール構造に関する。
従来技術 典型的な先行技術は、第4図に示されている。壁1に形
成された挿し通孔2には、光ファイバおよび導線などの
複数の素線が束ねられて外被筒で保護された構成を有す
る可撓性のケーブル3が挿通され、壁1の一表面には剛
性の支持筒4が挿通孔2を囲んで固定される。支持筒4
内でケーブル3の軸線方向に間隔をあけて金属などの材
料から成る2つの挾持リンク5,6が配置されている。挾
持リング5,6間には、ゴムなどの弾発性材料から成るシ
ール部材7が配置される。ねじ棒8は、一方の挾持リン
グ5に螺着され、シール部材7を挿通し、もう1つの挾
持リング6を挿通してナツト10と螺合する。このナツト
10を締付けることによつて、シール部材7はケーブル3
の外周面に圧接されるとともに、支持筒4の内周面に圧
接される。こうしてケーブル3が壁1に気密に挿通して
固定される。
考案が解決しようとする問題点 上述の状態において、気密性を向上するためにナツト10
を強く締め付けると、シール部材7によつてケーブル3
が半径方向内方に大きな力で押圧される。つまり壁1に
関して両側の圧力差が大きいときには、シール部材7に
よるケーブル3の圧接力を大きくする必要があり、たと
えば50〜100kg/cm2もの大きな圧力がケーブル3の外周
面に作用する。そのためケーブル3が押し潰されて変形
し、寿命が短くなるとともに、ケーブル3を構成する細
い素線が切断されてしまうことになる。
本考案の目的は、両側で圧力の異なる壁に長手体を変形
させることなく気密に挿通して固定することができるよ
うにした長手体のシール構造を提供することである。
問題点を解決するための手段 本考案は、長手体が挿通している剛性の保護管を壁に形
成した挿通孔に挿通し、 前記壁に関して圧力が低い側で保護管の外周面に弾発性
のある第1シール部材を圧接して保護管の外周面と挿通
孔の内周面との間を気密にし、 前記壁に関して圧力が高い側で保護管の端部と長手体の
保護管から露出している外周面とにわたつて第2シール
部材を付着して保護管の端部内周面と長手体の外周面と
の間を気密にすることを特徴とする長手体のシール構造
である。
作用 本考案に従えば、長手体が挿通された保護管が壁に形成
された挿通孔に挿通される。前記壁に関して圧力が低い
側において、保護管の外周面に第1シール部材が弾発的
に圧接され、保護管の外周面と挿通孔の内周面との間を
気密にすることができる。また、前記壁に関して圧力が
高い側において、保護管の端部と長手体の保護管から露
出している外周面とにわたつて第2シール部材が付着さ
れる。これによつて保護管の端部内周面と長手体の外周
面との間を気密にすることができる。したがつて、長手
体は保護管に挿通されており、第1シール部材によつて
直接押圧されないため、変形などを生じることが防止さ
れ、壁に長手体を気密に挿通して固定することができ
る。
実施例 第1図は本考案の一実施例の長手体のシール構造を死す
正面図である。管体および反応容器などの壁14の挿通孔
15は、壁14によつて規定される内部空間(第1図の左方
の空間)16と、外部空間(第1図の右方の空間)17とを
連通して形成されている。外部空間17はたとえば大気圧
であり、内部空間16はたとえば10kg/cm2程度の外部空間
17よりも高い圧力に保たれた状態となつている。挿通孔
15を挿通する長手体であるケーブル18は、複数本の光フ
ァイバおよび複数本の素線が可撓性を有する合成樹脂被
覆管によつて被覆されている。このようなケーブル18
は、たとえば金属から成る剛性の保護管19内に挿通さ
れ、後述する第1シール部材29と第2シール部材40とに
よつて、壁14の挿通孔15に気密に取付けられる。
第2図は本考案の第1シール部材29を含む第1のシール
構造を示す断面図である。保護管19の外周面25と挿通孔
15の内周面21との間を気密にするための第1のシール構
造について説明する。第1のシール構造を達成するため
の取付部13は、保護管19、本体23、第1シール部材29、
スペーサ31および袋ナツト32を含む。壁14の挿通孔15に
は、外部空間17側に向けて内径が拡がるテーパねじ22が
刻設されている。このテーパねじ22には、本体23に刻設
されたテーパねじ24が気密に螺合して、壁14に本体23が
固定される。本体23は、スパナなどが掛合される掛合部
25を有し、この掛合部24に関して前記テーパねじ24が形
成された部分と反対側の部分には平行ねじ26が形成され
る。また、本体23は、保護管19の外径よりも大きい内径
を有する中央孔27と、この中央孔27の内径より大きい径
を有する収納孔28とを有する。この収納孔28には、ゴム
などの弾発性材料から成る環状の第1シール部材29が収
納される。第1シール部材29は斜面状の当接面29aを有
し、この当接面29aが円錐台状の支持面30に当接した状
態で収納される。また収納孔28には直円筒状のスペーサ
31が収納される。スペーサ31の一端部は前記第1シール
部材29に当接し、他端部は袋ナツト32の当接面33に当接
している。この袋ナツト32の内周面には、本体23に形成
された平行ねじ26に螺合する平行ねじ34が刻設されてお
り、平行ねじ26に平行ねじ34を螺合させた状態で、袋ナ
ツト32の掛合部35にスパナなどを掛合して締付けること
によつて、当接面33は前記スペーサ31の端部を押圧す
る。これによつて第1シール部材29の当接面29aが、支
持面30に当接した状態で押圧される。こうしてスペーサ
31によつて押圧された第1シール部材29は、半径方向に
弾性変形する。これによつて第1シール部材29の内周面
は、保護管19の外周面25に気密に密着する。このように
して挿通孔15の内周面21と保護管19の外周面25との間の
気密を達成することができる。なお、袋ナツト32の取付
部32aには、テーパねじ36が刻設されており、ケーブル1
8を外囲しかつケーブル18に沿つて延びる外装管37の内
周面に刻設されたテーパねじ38が螺合される。外部空間
17側に延在するケーブル18は、外装管37によつて保護さ
れている。また、保護管19の外部空間17側の先端部19a
は、第1のシール構造と後述する第2のシール構造とに
関して別途に気密検査を行なうために袋ナツト32から突
出されている。
第3図は本考案の第2シール部材40を含む第2のシール
構造を示す断面図である。ケーブル18の外周面と保護管
19の内周面との間を気密にするための第2のシール構造
について説明する。壁14の内面から内部空間16側に突出
した保護管19の端部から、この保護管19内を挿通したケ
ーブル18が延在している。保護管19の端部には、第2シ
ール部材40が付着される。第2シール部材40は、粘性の
あるブチルゴムなどから成り、保護管19の内部空間16側
の端部にその端部から露出したケーブル18の外周面と、
保護管19の外周面とにわたって付着される。このような
第2シール部材40の外周面には、粘着剤が一表面に付着
された塩化ビニルなどの合成樹脂材料から成るテープを
巻き付けて形成される被覆部材41が設けられ、さらに被
覆部材41の外周面には、合成樹脂製チユーブなどを被覆
して、加熱によつて収縮させて形成される被覆部材42が
設けられる。こうして被覆部材41,42によつて被覆され
た第2シール部材40は、壁14に関して圧力の高い側であ
る内部空間16内に設けられるため、半径方向外方から内
方に圧力(たとえば10kg/cm2程度)が作用し、被覆部材
41および被覆部材42の粘着力が低下しても、ケーブル18
および保護管19から剥離してしまうことなく気密に付着
した状態を保つことができ、長期にわたつて確実にシー
ルすることができる。
効果 本考案によれば、長手体が保護管に装入されているた
め、第1シール部材を保護管の外周面に圧接することが
できる。したがつて長手体は第1シール部材によつて直
接押圧されないため、長手体を変形または切断してしま
うことを防止して、保護管の外周面と挿通孔の内周面と
の間を気密にすることができる。また、壁に関して圧力
が高い側において、保護管の端部と長手体の保護管から
露出している外周面とにわたつて第2シール部材が付着
されるため、長手体に大きな押圧力を作用させることな
く長手体の外周面と保護管の内周面との間を気密にする
ことができる。このようにして、簡単な構造でしかも確
実に、両側で圧力の異なる壁に長手体を気密に挿通して
固定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の長手体のシール構造を示す
正面図、第2図は第1シール部材29を含む第1のシール
構造を示す断面図、第3図は第2シール部材40を含む第
2のシール構造を示す断面図、第4図は従来のシール構
造を示す断面図である。 13……取付部、14……壁、15……挿通孔、16……内部空
間、17……外部空間、18……ケーブル、19……保護管、
23……本体、29……第1シール部材、30……支持面、31
……スペーサ、33……当接面、40……第2シール部材、
41,42……被覆部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手体が挿通している剛性の保護管を壁に
    形成した挿通孔に挿通し、 前記壁に関して圧力が低い側で保護管の外周面に弾発性
    のある第1シール部材を圧接して保護管の外周面と挿通
    孔の内周面との間を気密にし、 前記壁に関して圧力が高い側で保護管の端部と長手体の
    保護管から露出している外周面とにわたつて第2シール
    部材を付着して保護管の端部内周面と長手体の外周面と
    の間を気密にすることを特徴とする長手体のシール構
    造。
JP13530987U 1987-09-03 1987-09-03 長手体のシール構造 Expired - Lifetime JPH0637366Y2 (ja)

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JP13530987U JPH0637366Y2 (ja) 1987-09-03 1987-09-03 長手体のシール構造

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JP13530987U JPH0637366Y2 (ja) 1987-09-03 1987-09-03 長手体のシール構造

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Publication Number Publication Date
JPS6438604U JPS6438604U (ja) 1989-03-08
JPH0637366Y2 true JPH0637366Y2 (ja) 1994-09-28

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ID=31394816

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13530987U Expired - Lifetime JPH0637366Y2 (ja) 1987-09-03 1987-09-03 長手体のシール構造

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JP2515971Y2 (ja) * 1990-08-10 1996-11-06 株式会社キーエンス 光電センサー

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JPS6438604U (ja) 1989-03-08

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