JPH0637104Y2 - 水タンクにおける洗剤濃度制御装置 - Google Patents

水タンクにおける洗剤濃度制御装置

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JPH0637104Y2
JPH0637104Y2 JP428792U JP428792U JPH0637104Y2 JP H0637104 Y2 JPH0637104 Y2 JP H0637104Y2 JP 428792 U JP428792 U JP 428792U JP 428792 U JP428792 U JP 428792U JP H0637104 Y2 JPH0637104 Y2 JP H0637104Y2
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仁 雨 鄭
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鄭 仁雨
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は水タンクにおける洗剤濃
度制御装置に関し、特に水洗トイレ用サニタリー固体洗
剤などの溶解量を制御して、洗剤の有効使用を図ること
のできる水タンクにおける洗剤濃度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の洗剤には液体と固体の2種類があ
って、液体洗剤は普通、定量供給の制御瓶の中に装入し
て使用され、この制御瓶は液体洗剤の流出量を制御でき
る機能を備え、水タンク内の洗剤濃度を適度に保持し、
これにより洗剤の使用効果を高めるようにしている。然
しながら、一般に着色した洗剤を収容して水タンクの水
中に没入させられて使用されるので、この該制御瓶内の
洗剤を使い果たすと新たに洗剤を補充しなければなら
ず、往々にして、洗剤を急いで装入することから、洗剤
が横溢して無為に浪費し或いは色や匂いが皮膚や着物に
付着してしまうことがある。また、制御瓶の中に装入す
る操作もかなり煩わしいので使用上不便でもある。従っ
て、液体洗剤を使い捨て瓶付けにして販売し、直接洗剤
の流出量を制御できるようにしたものが市場に出回るこ
ととなり、これは今迄のように液体洗剤を制御瓶の中に
補充する必要がなくなって洗剤溢出の欠点を解決するの
ではあるが、この種の液体洗剤瓶の価格は高く、しかも
使い捨てであるため最終的には矢張り金銭の浪費に繋が
る。一方、固体洗剤の使用方法は、直接水タンクの中に
固体洗剤を入れて溶解させるので、操作がかなり簡便と
なり皮膚や着物に色や匂いが付着することなく、この
点、確かに液体洗剤に比べて便利となったが、この固体
洗剤は水タンクの中に放置して自在に溶解させて使用す
るため、洗剤の溶解を定量制御することができず、もし
長時間水タンク内の水を使用しないと洗剤濃度が必要以
上に高くなって洗剤の浪費となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の水タンクに
おける洗剤濃度制御方式の問題点に鑑み、本考案は、洗
剤の溶解量を制御して水タンク内の洗剤濃度を所定程度
に保持し、洗剤の使用コストを節減できる水タンクにお
ける洗剤濃度制御装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、その上・下端面にそれぞれ開口を備え
て、該下端面開口に底蓋をねじ外し自在に螺合し、且つ
その下端部周壁に多数の通孔を穿設してなる円錐状ハウ
ジング内に、その上方浮動部と該上方浮動部下部に一体
連結して末広がり状に設けた中空ゲージ部をねじ外し自
在に螺合して小型円錐状ハウジングを形成し、かつ該中
空ゲージ部底端面に少量の水を収容できる底盤を一体に
成形して、該中空ゲージ部周壁に多数の通孔を穿設して
なる浮動体を装入して、該浮動体が該ハウジング内で浮
上すればその頂端が該ハウジングの上端面開口に嵌挿伸
出して密着当接し、更に該浮動体下端縁の適当な部位の
周面が該ハウジングの多数通孔より上方の内側壁に密着
当接して、該浮動体内部に密閉室を形成するように構成
される。
【0005】そして、上記底蓋を鉛ブロックで被覆し、
または上記ハウジングの下端部の多数の通孔を柵状に形
成させるようにすれば一層好ましくなる。
【0006】
【作用】上記のように、本考案は、上・下端面にそれぞ
れ開口を備え、該下端面開口に底蓋をねじ外し自在に螺
合して、その下端部周壁に多数の通孔を穿設した円錐状
ハウジング内に、その上方浮動部と中空ゲージ部をねじ
外し自在に螺合して、該中空ゲージ部底端面に少量の水
を収容できる底盤を一体に成形し、かつ該中空ゲージ部
周壁に多数の通孔を穿設した小型円錐状ハウジングの浮
動体を装入して形成されるので、水の中に入れると該浮
動体は該ハウジング内で浮上して、該浮動体頂端が該ハ
ウジング上端開口から伸出して密着嵌合することとな
る。一方、該浮動体下端の適当な部位の周壁が該ハウジ
ングの多数通孔より上方の内周壁に密着当接するので、
該浮動体内部がほぼ密閉室を形成することとなる。即
ち、周囲の水位が上昇すると該浮動体は内部に密閉室を
形成し、水位が下降すると該密閉室が開放されるので、
該浮動体内部に固体洗剤を装入すると、該浮動体内部に
密閉室が形成された際に固体洗剤が該浮動体の底盤に収
容された少量の水だけに溶かされ、該浮動体の密閉室状
態が開放されると少量の水に溶かされた洗剤飽和水溶液
が水タンクの水と対流混合して放出されることとなる。
従って、従来の固体洗剤のように水タンク内に漬かった
まま放置されて随時溶解されるようなことがない。
【0007】そして、上記底蓋を鉛ブロックで被覆すれ
ば、浮動体を内部に収容した該ハウジングを水タンク内
で容易に直立安定させることができ、また上記ハウジン
グの下端部の多数の通孔を柵状に形成させるようにして
も良い。
【0008】この考案の上記またはその他の目的、特徴
および利点は、図面を参照しての以下の実施例の詳細な
説明から一層明らかとなろう。
【0009】
【実施例】図1に示す如く、本考案の水タンクにおける
洗剤濃度制御装置は、底蓋1、ハウジング2、及び浮動
体3などを含み、この底蓋1は、鉛ブロックに被覆され
て水タンク内で直立して安定できるようにされ、かつ突
縁11で囲んだ凹み陥部10を有し、突縁11内周面に
は雌ねじが螺刻されている。
【0010】ハウジング2は円錐状をなし、外径の小さ
い頂端に開口201を備えた上端部20及び外径の大き
い底端に開口211を有する下端部21を含み、そし
て、下端部21の底端外周壁に雄ねじ212を設けて底
蓋1の突縁11に螺着し、ハウジング2を底蓋1の上に
固着させる。並びにハウジング2の下端部21の適当な
部位の周壁沿いに多数の通孔213(本実施例ではハウ
ジング2の下端部に囲い柵状周壁を設けて多数の通孔2
13を形成する)を穿設する。
【0011】浮動体3は上方浮動部30と末広がり状の
中空ゲージ部31を一体連結してなり、上方浮動部30
は底縁外周壁に雄ねじ301を設けて、中空ゲージ部3
1開口上縁内周壁に設けられた雌ねじ311に螺合し、
浮動体上・下部30,31を互いに螺合したあと円錐状
の内側ハウジングを形成する。
【0012】上記ハウジング2の下端部開口211より
ハウジング2内に装入すると共に、浮動体3がハウジン
グ2内で上下に浮動できるようにされて、その浮動によ
り浮動体3の頂端が丁度、ハウジング2の上端部20の
開口201に嵌挿伸出し、浮動体3が開口201に密着
当接するようにされる。そして、浮動体3の適当な部位
は、ハウジング2の多数通孔213より上方のハウジン
グ2内側壁に密着当接して密閉室を形成するようにさ
れ、また、浮動体3の中空ゲージ部31周壁にも多数の
通孔313を開設し、及び中空ゲージ部31底端面に底
盤314を設けて幾分かの水を盛ることができるように
する。
【0013】それ故、図2に示すように、固体洗剤を中
空ゲージ部31の底盤314上面に置き、次に上方浮動
部30を中空ゲージ部31に螺合固定し、然る後、浮動
体3をハウジング2の下端部21の開口201からハウ
ジング2内に装入する。そして更にハウジング2を底蓋
1上面に螺着固定して、本考案の洗剤濃度制御装置を形
成する。
【0014】そして、図3に示すように、本考案の装置
を水タンクの中に入れて水タンクの水位が上昇すると、
浮動体3は水の浮力からハウジング2内で浮上する。浮
動体3は円錐状に設けられていることから、浮動体3の
上方浮動部30の頂端は、ハウジング上端部20の開口
201に嵌挿伸出して密着当接し、かつ浮動体3の中空
ゲージ部31の適当な部位がハウジング2の多数通孔2
13より上方の内周壁に密着当接する。これにより固体
洗剤を密閉室に閉じ込めて、密閉室内の僅かな水だけに
溶けるようにすると共に、密閉室外の水と対流しないよ
うにする。即ち、密閉室内の水が固体洗剤を飽和するま
で溶解して、それ以上には溶解できないようにし、且、
水タンク内の水位が低下して浮動体3がハウジング2内
で下降すると、密閉室内の洗剤飽和液体が密閉室外の水
と対流して、放出されて洗剤の作用効果を発揮するとな
る。
【0015】一方、水タンク内に水が再び充満すると、
浮動体3の底盤314はまたも微量の水を盛って、固体
洗剤をこの底盤314内に盛った微量の水だけで溶解
し、この洗剤飽和溶液が次回の放出予備溶液となる。こ
のように、水の浮力により固体洗剤を密閉室内に閉じ込
めて無制限に溶解するのを防ぎ、固体洗剤の使用量をコ
ントロールすると共に、毎度の放水の洗剤含有濃度を一
定に保たせて、固体洗剤の溶解量を制御する。
【0016】従って、本考案の水タンクにおける洗剤濃
度制御装置を水タンク内に放置すると、浮動体3は水に
浮力があるか否かによってその浮動を決定する。即ち、
浮動体3が下降すると浮動体3内の洗剤飽和水溶液は外
に流出し、水タンク内の水位が上昇すると浮動体3は浮
上移動して、浮動体3が密閉室内に入って、固体洗剤が
外側の水に溶解されないこととなる。即ち、固体洗剤の
溶解量を制御することができて、洗剤の使用量を節減す
る目的を達成し、並びにハウジング2と底蓋1をねじ開
け、更に浮動体3の上・中空ゲージ部30,31をもね
じ開ければ、容易に固体洗剤を補充することができる。
【0017】
【考案の効果】上記のように構成された、本考案は、水
タンクに放置されると水タンク内の水位が下降するに伴
い、浮動体内の洗剤飽和水溶液が流出する。そして、水
タンク内の水位が上昇すると、浮動体がハウジング内で
浮上して密閉室を形成し、固体洗剤が浮動体底盤に収容
された少量の水だけに溶かされて外側の水には溶かされ
ない。即ち、固体洗剤の溶解量を制御でき、かつハウジ
ングと底蓋及び上方浮動部と中空ゲージをねじ開けるこ
とができるようにしているので、固体洗剤の補充が頗る
便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の水タンクにおける洗剤濃度制御装置の
立体分解図。
【図2】本考案の縦断面図。
【図3】本考案の使用状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 底蓋 2 ハウジング 21 ハウジングの下端部 201,211 ハウジング上下端面の開口 213 ハウジング下端部周壁の多数通孔 3 浮動体 30 浮動体の上方浮動部 31 浮動体の中空ゲージ部 313 浮動体の中空ゲージ部周壁の通孔 314 浮動体の中空ゲージ部の底盤

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上・下端面にそれぞれ開口(201,21
    1)を備え、該下端面開口(211)に錘を付着した底
    蓋(1)をねじ外し自在に螺合し、且つその下端部(2
    1)周壁に多数の通孔(213)を穿設してなる円錐状
    ハウジング(2)内に;その上方浮動部(30)と該上
    方浮動部(30)下部に一体連結して末広がり状に設け
    た中空ゲージ部(31)をねじ外し自在に螺合して小型
    円錐状ハウジングを形成し、かつ該中空ゲージ部(3
    1)底端面に少量の水を収容できる底盤(314)を一
    体に成形し、該中空ゲージ部(31)周壁に多数の通孔
    (313)を穿設してなる浮動体(3)を装入して;該
    浮動体(3)が該ハウジング(2)内で浮上すればその
    頂端が該ハウジング(2)の上端面開口(201)に嵌
    挿伸出して密着当接し、更に該浮動体(3)下端縁の適
    当な部位の周面が該ハウジング(2)の多数通孔(21
    3)より上方の内側壁に密着当接して、該浮動体(3)
    内部に密閉室を形成するようにしてなる水タンクにおけ
    る洗剤濃度制御装置。
  2. 【請求項2】上記底蓋(1)を鉛ブロックで被覆してな
    る請求項1記載の水タンクにおける洗剤濃度制御装置。
  3. 【請求項3】上記ハウジング(2)の下端部(21)に
    おける多数の通孔(213)を柵状に形成するようにし
    てなる請求項1記載の水タンクにおける洗剤濃度制御装
    置。
JP428792U 1992-02-06 1992-02-06 水タンクにおける洗剤濃度制御装置 Expired - Lifetime JPH0637104Y2 (ja)

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JPH0564269U JPH0564269U (ja) 1993-08-27
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