JPH0637065Y2 - 掘削溝用土留装置 - Google Patents

掘削溝用土留装置

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JPH0637065Y2
JPH0637065Y2 JP9425489U JP9425489U JPH0637065Y2 JP H0637065 Y2 JPH0637065 Y2 JP H0637065Y2 JP 9425489 U JP9425489 U JP 9425489U JP 9425489 U JP9425489 U JP 9425489U JP H0637065 Y2 JPH0637065 Y2 JP H0637065Y2
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一郎 川又
昌美 宮島
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昌美 宮島
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、都市ガスや上下水道等の主管を地中に埋設す
るために掘削する溝の土留装置に係り、特にガイドレー
ルの構造およびガイドレールとスピンドルとの連結構造
の改良に関する。
(従来の技術) 従来、掘削すべき溝の両側に沿って所要間隔で起立させ
たガイドレールと、掘削溝の土留のためにガイドレール
間に摺動自在に嵌め込まれる土留パネルと、溝幅方向に
対向するガイドレール間を連結する切張りとしてのスピ
ンドルからなる土留装置が知られている(例えば、特公
昭55-30086号公報参照)。
第16図ないし第19図は従来のこの種の土留装置を示すも
ので、図中、符号1はガイドレールを示し、これらのガ
イドレール1は、掘削溝Aの両側対向位置に、掘削溝A
の長手方向に沿って所要間隔で多数縦方向に配置され、
掘削の進行に伴って次第に沈降するように構成されてい
る。
ガイドレール1は、第17図に示すように掘削溝Aの長手
方向に背合わせに開口するリップ溝形鋼2,2と、掘削溝
Aの内側に向かって開口するリップ溝形鋼3とから構成
されており、ガイドレール1の下端部は、第16図および
第19図に示すように先細状に形成され、掘削に伴う沈降
を容易にしている。
掘削溝Aの長手方向に隣接するガイドレール1,1の対向
するリップ溝形鋼2,2間には、第16図に示すように土留
パネル4が上下に摺動自在に嵌め込まれ、また掘削溝A
の幅方向に対向するガイドレール1,1のリップ溝形鋼3,3
間には、切張りとしてのスピンドル5が取付けられてい
る。
前記土留パネル4は、下端が先細状をなす下端パネル4a
と、掘削溝Aの深さに合わせて下端パネル4aの上方に継
足される任意枚数(図においては1枚)の継足しパネル
4bとから構成されており、各パネル4a,4bの両側端に
は、第17図および第18図に示すように平面形状が概略T
形状をなし前記リップ溝形鋼2内に嵌め込まれる嵌め込
み部6がそれぞれ形成されている。そしてこの嵌め込み
部6の外面には、リップ溝形鋼2の内面を転動する戸車
状のローラ7が上下に間隔を置いて複数個設けられてい
る。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来の掘削溝用土留装置において、ガイドレール1
は、土留パネル4の嵌め込み部6が嵌め込まれる2本の
リップ溝形鋼2,2に加え、スピンドル5を連結するため
のリップ溝形鋼3を、前記両リップ溝形鋼2,2の内側に
溶着する必要があるため、リップ溝形鋼3が、第17図に
示すように寸法Lだけ掘削溝Aの内側に張出すことにな
り、掘削溝A内の作業スペースがその分だけ狭くなる。
また、ガイドレール1が3本のリップ溝形鋼2,3で構成
されるため、大重量となって取扱いが容易でないととも
に、製造が簡単でないという問題がある。
また、従来の掘削溝用土留装置において、スピンドル5
をガイドレール1に連結するには、第17図に示すよう
に、スピンドル5の両端に設けた先端受け5a,5aを、掘
削溝Aの幅方向に対向するリップ溝形鋼3,3内に嵌め込
み、位置決めピン8を、リップ溝形鋼3の両側壁に一定
の上下間隔で多数設けた孔3aに挿入することにより、ス
ピンドル5の上下位置を固定するようにしているが、こ
れらの作業はすべて現場で行なわなければならず、しか
もスピンドル5の各先端受け5a,5aは、リップ溝形鋼3,3
内に嵌め込まなければならないため、作業が簡単でない
とともに、位置決めピン8の挿入位置を間違えて、スピ
ンドル5を斜めに固定してしまうことも起ることがあ
り、この場合には、所期の土圧支持がなされないことに
なる。
本考案は、かかる現況に鑑みなされたもので、掘削溝の
内側への張出し量を少なくして、掘削溝内により広い作
業スペースを確保することができ、また軽量かつ堅牢で
製造が容易なガイドレールを得ることができる掘削溝用
土留装置を提供することを目的とする。
本考案の他の目的は、ガイドレールとスピンドルとの連
結を容易にして現場作業の省力化を図ることができ、ま
たスピンドルを斜めに固定してしまうおそれがなく、確
実な土圧支持を行うことができる掘削溝用土留装置を提
供するにある。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案の第1のものは、前記目的を達成する手段とし
て、ガイドレールを、角筒状の芯材と、この芯材の溝幅
方向両側にリップ部を対向させてそれぞれ溶着された浅
溝状の一対の外枠材とから構成し、土留パネルは、前記
一対の外枠材のリップ部と芯材の外面とで形成されるリ
ップ溝形状の案内溝に嵌め込まれるようにするととも
に、スピンドルは、ガイドレールの外面に設けた孔に嵌
入係止されるようにしたことを特徴とする。
また、本考案の第2のものは、スピンドルを、スピンド
ル本体と、このスピンドル本体の両端部に着脱可能にそ
れぞれ取付けられる先端受けとから構成するとともに、
各先端受けを、ガイドレールとの接触面に緩衝体を有し
前記スピンドル本体に取付けられる先端受け本体と、こ
の先端受け本体の軸心部にガイドレール側から挿入され
て楔により連結され先端の抜け止め頭部をガイドレール
に設けられた縦長孔に挿入して軸回りに回動させること
によりガイドレールに係止される抜け止め部材とから構
成したことを特徴とする。
(作用) 第1の考案に係る掘削溝用土留装置においては、ガイド
レールが、角筒状の芯材と、その両側に溶着される一対
の外枠材とから構成され、スピンドルは、ガイドレール
の外面に設けた孔に嵌入係止することによりガイドレー
ルに連結される。このため、従来必須であったスピンド
ル連結用のリップ溝形鋼が不要となり、その分掘削溝の
内側への張出し量が少なくなり、掘削溝内により広い作
業スペースを確保することが可能となる。また、ガイド
レールの構造が簡素化されるので、軽量化を図ることが
でき、しかも角筒状の芯材により、充分な強度を得るこ
とができ、製造も容易である。
また、第2の考案に係る掘削溝用土留装置においては、
スピンドルを構成するスピンドル本体とその両端の先端
受けとが着脱可能となっており、各先端受けは、スピン
ドル本体に取付けられる先端受け本体と、先端の抜け止
め頭部をガイドレールに設けられた縦長孔に挿入して軸
回りに回動させることによりガイドレールに係止される
抜け止め部材とから構成され、抜け止め部材は、楔によ
り先端受け本体に連結される。したがって、各先端受け
は、抜け止め部材と先端受け本体とを、楔により仮止め
した状態で、抜け止め頭部をガイドレールの縦長孔に挿
入して軸回りに回動させ、その後楔を強く打ち込むこと
により、楔の引寄せ作用でガイドレールにガタ付きなく
係止される。このため、先端受けを取付けた状態で、ガ
イドレールを現場まで輸送し、現場では、両側の先端受
けを、スピンドル本体を介して連結するだけでよいよう
にすれば、現場作業の省力化を図ることができ、またス
ピンドルの固定位置の間違いもなくなる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を、第1図ないし第15図を参照
して説明する。
第1図において、符号11はガイドレールを示し、このガ
イドレール11は、第2図ないし第5図に示すように、四
角形の筒状をなす芯材12と、この芯材12の溝幅方向両側
に溶着された一対の外枠材13,13とを備えている。
各外枠材13は、掘削溝の長手方向両端にリップ部13a,13
aを有する浅溝状をなしており、一対の外枠材13,13は、
各リップ部13aを対向させて芯材12の外面に溶着されて
いる。そして、両外枠材13,13のリップ部13a,13aと芯材
12の外面とにより、芯材12の両側に、掘削溝の長手方向
に開口するリップ溝形状の案内溝14,14が形成され、こ
れら各案内溝14,14内には、土留パネル15,15が上下に摺
動自在に嵌め込まれるようになっている。
前記ガイドレール11の下端部は、第2図および第3図に
示すように、掘削に伴なう沈降を容易にするために先細
状に形成されており、またガイドレール11の下半部に
は、第2図および第5図に示すように、前記芯材12の外
側に補強板16が溶着され、大きな土圧に充分耐えられる
よう考慮されている。
また、ガイドレール11の掘削溝の内側に位置する外枠材
13には、第2図、第4図、第5図および第6図に示すよ
うに、上下方向に所要間隔で複数の縦長孔17がそれぞれ
設けられており、芯材12のこれら各縦長孔17に対応する
部分には、縦長孔17の上下寸法よりも大きな寸法を有す
る孔18がそれぞれ設けられている。そして、前記各縦長
孔17には、後に詳述するように、スピンドル19の端部が
嵌入係止されるようになっている。
また、ガイドレールの掘削溝の外側に位置する外枠材13
には、第2図および第4図に示すように、上端の縦長孔
17に対応する位置に、縦長孔17と同一形状寸法の係止孔
20が設けられており、芯材12のこの係止孔20に対応する
部分には、前記孔18と同一形状寸法の孔21が設けられて
いる。前記係止孔20は、上端の縦長孔17とともに、ガイ
ドレール11を吊り具(図示せず)で吊上げる際の吊り具
係止孔として利用することができる。
土留パネル15は、第1図に示すように、掘削に伴なう沈
降を容易にするために下端部が先細状をなす下端パネル
15aと、掘削溝の深さに合わせて下端パネル15aの上方に
継ぎ足される任意枚数(図においては2枚)の継ぎ足し
パネル15bとから構成されており、これら各パネル15a,1
5bの両側端は、前述のように、掘削溝の長手方向に隣接
するガイドレール11,11の各案内溝14,14に、上下に摺動
自在に嵌め込まれるようになっている。
一方、掘削溝の幅方向に対向するガイドレール11,11間
には、第1図に示すように、切張りとしてのスピンドル
19が上下方向に間隔を置いて複数本設置されている。
これら各スピンドル19は、第7図に示すように、スピン
ドル本体19aと、このスピンドル本体19aの両端部に着脱
可能にそれぞれ取付けられる先端受け19b,19bとから構
成されており、前記スピンドル本体19aは、ターンバッ
クル22と、掘削溝の溝幅に合わせて交換される連結管23
とから構成されている。
また、前記各先端受け19bは、第8図に示すように、前
記スピンドル本体19aに止めピン24を介して着脱可能に
連結される先端受け本体25と、この先端受け本体25に楔
26を介して取付けられる抜け止め部材27とから構成され
ている。
前記先端受け本体25は、第8図ないし第11図に示すよう
に、スピンドル本体19aの端部が挿入される大径孔28aと
抜け止め部材27が挿入される小径孔28bとが段付状に設
けられた筒部28と、筒部28の先端に溶着された先端板29
とから構成されており、先端板29の前面には、ゴム等の
弾性材料で形成されてガイドレール11に接触する緩衝体
30と、ガイドレール11の外面に当接して緩衝体30の圧縮
変形を制限する枕材31とがそれぞれ取付けられている。
枕材31は、スピンドル19をガイドレール11に連結した状
態において水平になるように延設され、スピンドル19の
ガイドレール11に対する上下の揺動が、一定の範囲内で
許容されるようになっている。
一方、この先端受け本体25に取付けられる抜け止め部材
27は、第12図および第13図に示すように、前記筒部の小
径孔28bに先端板29側から挿入される基端軸部27aと、こ
の基端軸部27aの先端に設けられた抜け止め頭部27bとか
ら構成されており、抜け止め頭部27bは、第6図および
第14図に示すように、縦長状態でガイドレール11の縦長
孔17に挿入した後、ほぼ90度回動させることにより、縦
長孔17からの抜け止めがなされるようになっている。
前記抜け止め部材27の基端軸部27aには、第12図に示す
ように、長孔32が設けられており、また前記筒部28の小
径孔28bに対応する部位には、第8図ないし第10図に示
すように、前記基端軸部27aを小径孔28bに挿入した状態
において、前記長孔32と符合する長孔33が設けられてい
る。そして、これら両長孔32,33には、第8図に示すよ
うに、楔26が挿通され、これにより、先端受け本体25と
抜け止め部材27とが一体に連結されるようになってい
る。
前記楔26は、第15図に示すように、一側(図中上縁)が
傾斜して挿入先端側(図中左側)に向かって次第に幅狭
となる平板状をなしており、この楔26を前記両長孔32,3
3に挿通させることにより、前述のように先端受け本体2
5と抜け止め部材27とが一体に連結されるとともに、抜
け止め部材27が、第14図において右方に引き寄せられ、
ガイドレール11の外枠材13が、抜け止め頭部27bと緩衝
体30および枕材31とにより両側から挾持されて、先端受
け19bがガイドレール11に安定に係止固定されるように
なっている。この楔26の両端部には、第15図に示すよう
に、紛失防止用の鎖(図示せず)を係止するための係止
孔34がそれぞれ設けられている。
なお、第8図ないし第11図において、符号35は筒部28の
大径孔28aに対応する部位に設けられた挿通孔を示し、
この挿通孔35を、大径孔28aに挿入されるスピンドル本
体19aの孔36(第8図参照)に符合させた後、前記止め
ピン24を挿通させるこにより、スピンドル本体19aと先
端受け19bとが連結されてスピンドル19が構成されるよ
うになっている。
次に、本実施例の作用について説明する。
本実施例に係る掘削溝用土留装置は、分解状態で溝掘削
の現場まで輸送され、現場において組立てられることに
なるが、現場への輸送に先立ち、スピンドル19の先端受
け19bのみを、各ガイドレール11の所定の縦長孔17に予
め装着しておく。
この装着に際しては、まず第9図ないし第11図に示す先
端受け本体25の筒部28内に、先端板29側から抜け止め部
材27の基端軸部27aを挿入し、両長孔32,33を位置合わせ
して楔26を軽く挿入する。これにより、先端受け本体25
と抜け止め部材27とが一応連結される。
次いで、抜け止め部材27の抜け止め頭部27aを、ガイド
レール11の予め決められた縦長孔17に、第8図に示す縦
長の向きで挿入し、先端受け本体25と一体で、軸回りに
ほぼ90度回動させる。これにより、第6図に示すよう
に、抜け止め頭部27aが横長の向きになり、縦長孔17か
らの抜け止めがなされる。また、この回動により、第10
図および第11図に示すように、枕材31が横長の向きにな
るとともに、長孔33および挿通孔35が上下方向となり、
これらに挿通される楔26および止めピン24が上向きとな
る。
次いで、楔26をハンマ等で限界まで打ち込む。すると、
楔26の引寄せ作用により、抜け止め部材27が第14図にお
いて右方に引寄せられ、ガイドレール11の外枠材13、す
なわち縦長孔17の両側部分が、抜け止め頭部27bと緩衝
体30および枕材31とにより両側から挾持される。このた
め、先端受け19bは強固にガイドレール11の縦長孔17部
分に装着固定される。
このようにして、各ガイドレール11の所定の縦長孔17に
先端受け19bをそれぞれ装着したならば、この状態で現
場まで輸送し、溝掘削を行なう。
溝掘削に際しては、まず2本のガイドレール11に装着さ
れている対向する先端受け19bの筒部28にスピンドル本
体19aの両端をそれぞれ挿入し、止めピン24により連結
する。
次いで、溝掘削予定位置に、スピンドル19で連結した2
本のガイドレール11,11を、溝長手方向に所要組起立さ
せ、溝長手方向に対向するガイドレール11,11の案内溝1
4,14間に、土留パネル15を嵌め込んで第1図に示す状態
にする。そしてその後、この組立体の内側を掘削する。
すると、ガイドレール11および土留パネル15は、自重に
より溝掘削に伴ない次第に沈降し、掘削溝の土留装置が
構成される。
溝掘削後、図示しない埋設管を溝底部に敷設し、その後
土留パネル15を少しずつ引上げながら埋め戻しを行な
い、土砂を締め固める。
ところで、前記ガイドレール11は、芯材12とその両側の
外枠材13とから構成され、スピンドル19は、ガイドレー
ル11に設けられた縦長孔17に嵌入係止することによりガ
イドレール11に連結される。このため、ガイドレール11
の溝内側への張出し量が、第17図に示す従来のガイドレ
ール1よりも、リップ溝形鋼3の寸法Lだけ少なくな
る。
前述のように、掘削溝内には、埋設管が敷設されるの
で、従来のガイドレール1を用いた場合には、リップ溝
形鋼3が埋設管に接触しないようにするため、両側のリ
ップ溝形鋼3の合計寸法2Lだけ、溝幅を広くしなければ
ならない。
ところが本実施例では、ガイドレール11の溝内側への張
出し量が寸法Lだけ少ないので、溝幅を寸法2Lだけ狭く
することができる。このため、溝掘削作業が容易とな
り、溝幅を同一にした場合には、掘削溝内の作業スペー
スが広くなり、埋設管の連結作業等が容易となる。
また、ガイドレール11の構造が簡素化されるので、軽量
となって取扱いが容易であるとともに、製造も容易であ
り、しかも角筒状の芯材12が用いられているので、充分
な強度が得られる。
また、スピンドル19は、現場においてガイドレール11に
連結されるのではなく、先端受け19bは、予めガイドレ
ール11に取付けておくことができるので、現場での作業
が容易となって現場作業の省力化が可能となる。また、
先端受け19bは、予めガイドレール11に取付けられるの
で、取付位置を誤ることがなく、スピンドル19が斜めに
固定されるといった不具合がない。また、先端受け19b
の先端受け本体25と抜け止め部材27とは、楔26により連
結されるので、楔26の引寄せ作用により、先端受け19b
が強固にガイドレール11に装着固定される。このため、
輸送中に先端受け19bがガイドレール11から離脱すると
いった不具合はない。また、楔26を取外せば、先端受け
本体25と抜け止め部材27とを容易に分離できるので、メ
ンテナンスも容易である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、第1の考案は、ガイドレールを、
角筒状の芯材と、この芯材の溝幅方向両側にリップ部を
対向させてそれぞれ溶着された浅溝状の一対の外枠材と
から構成し、土留パネルは、前記一対の外枠材のリップ
部と芯材の外面とで形成されるリップ溝形状の案内溝に
嵌め込まれるようにするとともに、スピンドルは、ガイ
ドレールの外面に設けた孔に嵌入係止されるようにした
ので、ガイドレールの掘削溝の内側への張出し量を少な
くして、掘削溝内に充分な作業スペースを確保すること
ができ、また、軽量かつ堅牢で製造が容易なガイドレー
ルが得られる。
また、第2の考案は、スピンドルを、スピンドル本体
と、このスピンドル本体の両端部に着脱可能にそれぞれ
取付けられる先端受けとから構成するとともに、各先端
受けを、ガイドレールとの接触面に緩衝体を有し前記ス
ピンドル本体に取付けられる先端受け本体と、この先端
受け本体の軸心部にガイドレール側から挿入されて楔に
より連結され先端の抜け止め頭部をガイドレールに設け
られた縦長孔に挿入して軸回りに回動させることにより
ガイドレールに係止される抜け止め部材とから構成する
ようにしているので、ガイドレールとスピンドルとの連
結が容易になって現場作業の省力化を図ることができ、
しかもスピンドルを斜めに固定してしまうおそれがな
く、充分な土圧支持力が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る掘削溝用土留装置を示
す斜視図、第2図はガイドレールを溝内側から見た構成
図、第3図は第2図の右側面図、第4図は第2図のIV-I
V線拡大断面図、第5図は第2図のV-V線拡大断面図、第
6図は抜け止め頭部の縦長孔への係止状態を示す説明
図、第7図はスピンドルの分解斜視図、第8図は先端受
けの詳細を示す斜視図、第9図は先端受けを第8図の右
方から見た構成図、第10図は第9図の部分破断底面図、
第11図は第10図の右側面図、第12図は抜け止め部材を第
8図の右方から見た構成図、第13図は第12図の左側面
図、第14図は先端受けのガイドレールへの装着固定状態
を示す説明図、第15図は楔の構成図、第16図は従来の掘
削溝用土留装置を示す斜視図、第17図はガイドレールと
スピンドルとの連結部分の詳細を示す平面図、第18図は
従来の土留パネルを示す斜視図、第19図は従来の土留装
置を用いて掘削された溝を示す説明図である。 11……ガイドレール、12……芯材、13……外枠材、13a
……リップ部、14……案内溝、15……土留パネル、17…
…縦長孔、19……スピンドル、19a……スピンドル本
体、19b……先端受け、24……止めピン、25……先端受
け本体、26……楔、27……抜け止め部材、27a……基端
軸部、27b……抜け止め頭部、28……筒部、29……先端
板、30……緩衝体、31……枕材、32,33……長孔。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】溝の掘削排土に伴ない沈降するように掘削
    溝の両側に沿って所要間隔で起立させたガイドレール
    と、掘削溝の両側で隣接するガイドレール間に摺動自在
    に嵌め込まれた土留パネルと、溝幅方向に対向するガイ
    ドレール間を連結する切張りとしてのスピンドルとを具
    備する土留装置において、前記ガイドレールは、角筒状
    の芯材と、この芯材の溝幅方向両側にリップ部を対向さ
    せてそれぞれ溶着された浅溝状の一対の外枠材とを備
    え、土留パネルは、前記一対の外枠材のリップ部と芯材
    の外面とで形成されるリップ溝形状の案内溝に嵌め込ま
    れ、かつスピンドルは、ガイドレールの外面に設けた孔
    に嵌入係止されることを特徴とする掘削溝用土留装置。
  2. 【請求項2】溝の掘削排土に伴ない沈降するように掘削
    溝の両側に沿って所要間隔で起立させたガイドレール
    と、掘削溝の両側で隣接するガイドレール間に摺動自在
    に嵌め込まれた土留パネルと、溝幅方向に対向するガイ
    ドレール間を連結する切張りとしてのスピンドルとを具
    備する土留装置において、前記スピンドルは、スピンド
    ル本体と、このスピンドル本体の両端部に着脱可能にそ
    れぞれ取付けられる先端受けとを備え、各先端受けは、
    ガイドレールとの接触面に緩衝体を有し前記スピンドル
    本体に取付けられる先端受け本体と、この先端受け本体
    の軸心部にガイドレール側から挿入されて楔により連結
    され先端の抜け止め頭部をガイドレールに設けられた縦
    長孔に挿入して軸回りに回動させることによりガイドレ
    ールに係止される抜け止め部材とを備えていることを特
    徴とする掘削溝用土留装置。
JP9425489U 1989-08-10 1989-08-10 掘削溝用土留装置 Expired - Lifetime JPH0637065Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9425489U JPH0637065Y2 (ja) 1989-08-10 1989-08-10 掘削溝用土留装置

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JP9425489U JPH0637065Y2 (ja) 1989-08-10 1989-08-10 掘削溝用土留装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0332643U JPH0332643U (ja) 1991-03-29
JPH0637065Y2 true JPH0637065Y2 (ja) 1994-09-28

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JP9425489U Expired - Lifetime JPH0637065Y2 (ja) 1989-08-10 1989-08-10 掘削溝用土留装置

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JP (1) JPH0637065Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180054324A (ko) * 2016-11-15 2018-05-24 (주)동명기술공단종합건축사사무소 흙막이 벽체 구조물 및 그 시공방법

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KR20180054324A (ko) * 2016-11-15 2018-05-24 (주)동명기술공단종합건축사사무소 흙막이 벽체 구조물 및 그 시공방법

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JPH0332643U (ja) 1991-03-29

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