JPH0634423Y2 - 掘削溝用土留装置のガイドレール - Google Patents

掘削溝用土留装置のガイドレール

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JPH0634423Y2
JPH0634423Y2 JP9229889U JP9229889U JPH0634423Y2 JP H0634423 Y2 JPH0634423 Y2 JP H0634423Y2 JP 9229889 U JP9229889 U JP 9229889U JP 9229889 U JP9229889 U JP 9229889U JP H0634423 Y2 JPH0634423 Y2 JP H0634423Y2
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一郎 川又
昌美 宮島
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一郎 川又
昌美 宮島
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 都市ガス、上下水道等の主管を地中へ埋設するために溝
が掘削されるが、本考案は、このような掘削溝の土留装
置に使用されるガイドレールに係るものであり、特に断
面形状および接続部の改良に関する。
(従来の技術) 従来より、掘削すべき溝の両側に沿って所要間隔で起立
させたガイドレールと、掘削溝の土留のためにガイドレ
ール間に摺動自在に嵌込まれる土留パネルと、溝幅方向
に対向するガイドレール間を連結する切り張りとしての
スピンドルからなる土留装置が知られている(例えば、
特公昭55−30086号広報参照)。
第8図ないし第13図は従来のこの種の土留装置を示すも
ので、図中、符合1はガイドレールを示し、これらのガ
イドレール1は、掘削溝Aの両側対向位置に、掘削溝A
の長手方向に沿って所要間隔で多数縦方向に配置され、
掘削の進行にともなって次第に沈降するように構成され
ている。
ガイドレール1は、第9図に示すように掘削溝Aの長手
方向に背合わせに開口するリップ溝形鋼2,2と、掘削溝
Aの内側に向かって開口するリップ溝形鋼3とから構成
されており、ガイドレール1の下端部は、第8図および
第11図に示すように先細状に形成され、掘削にともなう
沈降を容易にしている。
掘削溝Aの長手方向に隣接するガイドレール1,1の対向
するリップ溝形鋼2,2間には、第8図に示すように土留
パネル4が上下に摺動自在に嵌込まれ、また掘削溝Aの
幅方向に対向するガイドレール1,1のリップ溝形鋼3,3間
には、切り張りとしてのスピンドル5が取り付けられて
いる。
前記土留パネル4は、下端が先細状をなす下端パネル4a
と、掘削溝Aの深さに合わせて下端パネル4aの上方に継
ぎ足される任意枚数(図においては1枚)の継ぎ足しパ
ネル4bとから構成されており、各パネル4a,4bの両側端
には、第9図および第10図に示すように平面形状が概略
T形状をなし前記リップ溝形鋼2内に嵌込まれる嵌込み
部6がそれぞれ形成されている。
上記のように構成される土留装置を用いて、第11図に示
すように、掘削溝Aの両側の土が崩壊するのを防止しつ
つ、掘削溝の底部を掘り進めるものであるが、下端が先
細状になった下端ガイドレール1aの長さより、溝を深く
掘削する場合には、下端ガイドレール1aの上端に同じ断
面を有する継ぎ足し用ガイドレール1bを接続する。この
部分にも土留パネル4を嵌込み、溝幅方向に対向する継
ぎ足し用ガイドレール1b,1b間をスピンドル5で連結す
ることによって、土留装置を上方に延長し、さらに深く
溝を掘削することができる。
前記下端ガイドレール1aと継ぎ足し用ガイドレール1bの
接続部を第12図および第13図に示す。
ガイドレールを接続するには、掘削溝Aの内側に向かっ
て開口するリップ溝形鋼3の幅よりやや長い2本のピン
9,9と、リップ溝形鋼3に挿入可能であり、両端にリッ
プ溝形鋼3の幅方向にピン9,9の挿通が可能な貫通孔10,
10を有する接続部材8を用いる。第13図に示すように上
記接続部材8の長さの約半分を、一方のガイドレール1b
のリップ溝形鋼3の内部に挿入し、リップ溝形鋼3の両
側面に設けた孔11,11と前記接続部材8の貫通孔10の位
置を一致させて、ピン9を挿通する。これにより、接続
部材8がガイドレール1bから抜けないように固定され
る。これと同様に接続部材8の残りの部分を他のガイド
レール1aのリップ溝形鋼3に挿入し、ピン9で固定する
ことによってガイドレールが接続されるものである。
(考案が解決しようとする課題) 前記のような従来のガイドレールの接続部では、接続部
材8が、ガイドレールの断面の一部にしか挿入されてお
らず、接続部材の断面も小さい。このためガイドレール
の接続部に曲げモーメントやねじりが作用した場合に
は、接続部材8が変形したり、リップ溝形鋼3が変形し
やすく、第12図に示すような補強プレート12などを付け
る必要が生じて構造が複雑となる。
また、2か所にピン9,9を挿入して固定する必要がある
ため、ガイドレールの接続に手間がかかるという問題が
ある。
本考案は、上記のような問題点に対処するためになされ
たものであり、接続部においても充分な強度を有し、接
続作業が簡単に行なえる、掘削溝用土留装置のガイドレ
ールを提供することを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成する手段として、ガイドレー
ルの断面を、長方形状の閉じた中空部と、その両側にあ
って反対側に開口し、土留パネルが嵌込まれる2つの溝
を形成するような断面とする。
さらに、このガイドレールの一方の端部に、前記中空部
に内挿し得る断面を有するH形鋼の一部を挿入し、溶接
等の方法によって固定するとともに、残りの部分をガイ
ドレールの端部から突き出し接続部材とする。この接続
部材を、同じ断面形状を有する他のガイドレールの中空
部に挿入することによって、双方のガイドレールが接続
されるようにしたものである。
(作用) 上記のような構成のガイドレールは、同じ断面形状を有
し、下端が先細状になっている下端用ガイドレールの上
端に、または同じガイドレールの上端に、H形鋼からな
る接続部材を介して接続され、このとき接続部材が、双
方のガイドレールの断面中央部にある長方形状の中空部
に貫入した状態となる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図ないし第7図を参照して
説明する。
第1図および第2図は、本考案に係る継ぎ足し用ガイド
レールを示す。
ガイドレール本体20の下端には、下方に位置するガイド
レールと接続するための接続部材21が取り付けられてお
り、上端には、さらに上方にガイドレールを継ぎ足す場
合に接続ピンを貫入する孔22を有している。また側面に
は切り張りとしてのスピンドルを取り付けるための長孔
23が所要間隔であけられている。
このガイドレールの標準部分の断面(第1図中に示すV
−V断面)は、第5図に示すように、ほぼ正方形状をな
す角形鋼管30と、これを挟み、前記角形鋼管の一辺より
幅の広い2枚の鋼板31,31によって構成されており、2
枚の鋼板31,31の両縁付近が対向する方へ曲折して、上
記角形鋼管31の両側に、内部で広がりを有する2つの溝
32,32を形成している。この溝32,32には土留パネル4
が、ガイドレール20の長手方向に摺動自在に嵌込まれる
ようになっている。
第3図および第4図は、上記ガイドレール下端に取り付
けられている接続部材21の拡大図を示すものであり、取
り付け部の断面(第1図中に示すVI−VI断面)は、第6
図に示すとおりである。
接続部材21はH形鋼からなるものであり、その一部は前
記角形鋼管30の内側の中空部33に挿入し、添え板26,26
で補強するとともに、角形鋼管30に固定されている。固
定には溶接によるのが一般的であるが、ボルトによる接
続等も可能である。接続部材21の残りの部分はガイドレ
ール20の端部から突き出しており、H形鋼の腹部に接続
ピンを貫通し得る孔25を有している。またH形鋼のフラ
ンジ部分の外面には適宜添え板27,27を取り付け、接続
されるガイドレールにぴったりと挿入されるようになっ
ている。
上記のような構成の継ぎ足し用ガイドレールは、これと
同じ断面形状を有し、下端が先細状になった下端用ガイ
ドレール、または既に継ぎ足されている継ぎ足し用ガイ
ドレールの上端に接続して用いられるものであり、掘削
する溝が下端用ガイドレールの長さより深い場合に必要
となる。
以下本実施例の作用について説明する。
溝掘削に際して、まず溝掘削予定位置に、スピンドルで
連結したガイドレールを溝の長手方向に所要組起立さ
せ、隣り合うガイドレール間に土留パネルを嵌込む。そ
の後、この組立体の内側を掘削すると、ガイドレールお
よび土留パネルは溝掘削の進行にともない自重により次
第に沈降し、土留装置が構成される(第8図に示す従来
の例参照)。この溝を下端用ガイドレールの長さよりも
深く掘削する場合には、土留装置をさらに上方に継ぎ足
す必要があり、ガイドレールを第7図に示すように接続
する。
符合20aは下方に位置するガイドレールを示しており、
第5図に示すものと同じ断面を有している。この下方の
ガイドレール20aの上端において、断面の中空部に、継
ぎ足そうとするガイドレール20bの下端に取り付けた接
続部材21を挿入し、双方のガイドレール20a,20bの端部
を当接させる。このとき接続部材21の腹部に設けた接続
ピンの貫通孔25と下方のガイドレール側面に設けた貫通
孔22,22の位置が一致するようになっており、これらに
接続ピン9を貫通して抜けないように固定する。
上記によりガイドレールが接続され、継ぎ足されたガイ
ドレール部にも溝幅方向に対向するものとスピンドルで
連結し、土留パネルを嵌込む。これによって土留装置を
上方に継ぎ足すことができ、さらに溝を深く掘削が可能
となる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係るガイドレールにおいて
は、断面の中央部に周囲が閉じた長方形状の中空部を有
しており、この部分に接続部材を挿入している。これに
よって接続部材の断面を大きくして変形が生じにくいも
のとすることができる。
また、接続部材は双方のガイドレールの閉じた断面内に
挿入された状態となる。閉じた断面は一般に一部が開放
した断面と比べて変形が生じにくいことから、接続部に
曲げモーメントやねじりが作用した場合にも、ガイドレ
ールの断面が変形するようなことが少なくなる。
これらにより、従来のものに比べ、接続部における強度
が大きいガイドレールを得ることができる。
また、接続部材としてH形鋼等の形材を用いることがで
き、加工が容易になるとということ、および、使用時に
おいても接続部材がガイドレール本体の一方の端部に固
定してあるため、接続作業が容易になるという利点も有
している。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本考案の一実施例であるガイド
レールの側面図および正面図、 第3図および第4図は、それぞれ第1図および第2図の
要部拡大図、 第5図および第6図は、それぞれ第1図のV−V線およ
びVI−VI線による断面図、 第7図は、ガイドレールの接続部を示す斜視図 第8図は、従来の掘削溝用土留装置を示す斜視図、 第9図は、第8図の要部拡大平面図、 第10図は、土留パネルを示す斜視図、 第11図は、土留装置を用いて掘削された溝を示す説明
図、 第12図および第13図は、従来のガイドレールの接続部を
示す斜視図である。 4……土留パネル 5……スピンドル 20……ガイドレール 21……接続部材 32……土留パネルを嵌込む溝 33……ガイドレールの断面の中央部にある中空部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】溝の掘削排土にともない沈降するように掘
    削溝の両側に沿って所要間隔で起立し、掘削溝の長手方
    向には、土留パネルが鉛直方向の摺動が自在に嵌込ま
    れ、溝幅方向に対向するものとは、切り張りとしてのス
    ピンドルで連結された、掘削溝用土留装置のガイドレー
    ルにおいて、 長方形状の閉じた中空部と、この中空部を挟み背合わせ
    に開口する2つの溝とを形成する断面を有し、一方の端
    部の前記中空部にそれに適合する断面寸法のH形鋼の一
    端部分を挿入固定し、H形鋼の残りの部分を前記一方の
    端部から突き出して、他のガイドレールを延長接続する
    ための接続部材を形成したことを特徴とする掘削溝用土
    留装置のガイドレール。
JP9229889U 1989-08-05 1989-08-05 掘削溝用土留装置のガイドレール Expired - Lifetime JPH0634423Y2 (ja)

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