JPH0636984Y2 - コンバインのエンジン部装置 - Google Patents

コンバインのエンジン部装置

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JPH0636984Y2
JPH0636984Y2 JP9516388U JP9516388U JPH0636984Y2 JP H0636984 Y2 JPH0636984 Y2 JP H0636984Y2 JP 9516388 U JP9516388 U JP 9516388U JP 9516388 U JP9516388 U JP 9516388U JP H0636984 Y2 JPH0636984 Y2 JP H0636984Y2
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JP
Japan
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engine
radiator
air cleaner
cover
air
Prior art date
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JP9516388U
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English (en)
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JPH0216325U (ja
Inventor
道夫 堀内
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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  • Combines (AREA)
  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の従来技術〕 本考案はコンバインのエンジン部の構造に関するもの
で、機体幅を縮小しながら、充分な吸気を得ることがで
き、更にエアクリーナ等のメンテナンスを容易にした装
置を提供するものである。
〔従来の技術〕
コンバインはその作業の性質上、作業中に多くの塵埃が
発生し、この塵埃によってラジエータに詰まりを生じ、
吸気量が不足し、エンジンに不調を来すのでこの塵埃の
除去対策が必要である。
一方、コンバインは路上走行をする関係でその大きさに
法的な規制があり、これを満足しながらコンパクト化す
るために座席(運転席)の下方に機体に対して横向きに
エンジンを設置し、そのエンジンの前方、即ちコンバイ
ンの側方にラジエータを配置している。
〔考案が解決すべき課題〕
周知のようにコンバインはその作業中に大量の塵埃を発
生するので、吸気中に塵埃が大量に含有されることにな
り、ラジエータの防塵対策が必要となる。この対策とし
ては、コンバインのコンパクト化の制約からラジエータ
前面(即ちコンバインの機体の側面)に吸気装置として
ラジエータ室を設け、このラジエータ室の狭い幅方向の
前部、即ちコンバインの前方に向けて給気口を開口し、
この給気口から供給された空気をラジエータ室内におい
て旋回流動により乱流を発生させて塵埃を遠心分離させ
るように構成している。
しかしながら、この方式の吸気装置に使用するラジエー
タ室は厚さが薄いために吸入口の開口面積に制約を受
け、その結果、通気抵抗が大きいと言う問題があった。
更にエンジンの出力の増加と共にラジエータの容量を大
きくする必要があり、ラジエータ室を含めて各部の改造
を迫られることとなり、コスト高となることを避け得な
かった。
一方、エアクリーナの配置としては、エンジンの吸気効
率を増大させるために吸気温度が上昇せず、塵埃が含ま
れていない所から吸気すること、また、吸気音がオペレ
ータに不快な感じを与えないこと、エアクリーナエレメ
ントを容易に着脱できること、等の各種の条件を具備す
る必要があり、前記ラジエータ室の構造と配置とエアク
リーナの配置上の問題から、これらの各種の条件を満足
させることは困難であった。
本考案は、ラジエータ室へ充分な吸気量を増与えると共
にエアクリーナになるべく清浄を空気を吸気させること
ができるエンジン部装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するための本考案は、座席の下部にエン
ジンを機体に対して横向きに配置し、該エンジンの一方
に設けたラジエータの前面に前記ラジエータの前面を覆
い、機体の前方に向けて吸入口を開口したエンジンカバ
ーの下部を機体に対して回動可能に設け、座席の後方に
吸気口を開口し、エアクリーナを収容したエアクリーナ
室カバーを前記エンジンの上方の座席の後部に取付け、
前記エンジンカバーが直立状態で前記エアクリーナ室カ
バーの側部に開口した連通穴に接続される如く構成して
なるコンバインのエンジン部装置である。
〔作用〕
エンジンカバーの一部を構成するラジエターカバーを利
用して従来の装置と同様に吸気の除塵し、更にこのラジ
エターカバーに接続され、エンジンの上方に位置するエ
アクリーナ室カバーによって吸気を清浄化するので、大
量の吸気に対応することができる。
〔実施例〕
次に図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図はコンバインの前部の側面図、第2図はエンジン
装置を含む部分の側断面図である。
コンバインCはクローラから成る走行部1の上部前方に
刈取部2を、その後方に運転操作部3と座席4を配置
し、この座席4の下方にエンジン室6を設け、このエン
ジン室6内にエンジン5を横向きに収容している。第2
図に示すようにエンジン5の前方、即ちコンバインCの
側方にはラジエータ7を配置し、このラジエータ7を覆
ってエンジンカバー8が設けられている。
このエンジンカバー8は第1図のようにエンジン5の前
部と上部とを覆い座席4を取付けた板と、ラジエータ7
の前部を覆う偏平な箱状の部分より構成されており、回
動点9を支点として第3図のように回動可能に支持され
ている。
このエンジンカバー8の一部を構成するラジエータ室10
は一種のサイクロンを形成しており、このラジエータ室
10の側面である前部に冷却風の吸入口11が設けられ、更
にラジエータ7の前方の開口部に金網12とフイルター13
が配置されている。
なお、前記構成は本出願人が既に開発したコンバインの
エンジン部の構造であり、この装置では吸気量が不足ぎ
みであり、ラジエータの容量を増加しなければならない
等の問題が発生した。
さて、本考案においては、前記エンジンカバー8を構成
するラジエータ室10の上部側方に連通穴16を開口し、こ
の連通穴16の周囲にシール材21を介してエアクリーナ室
カバー14の一端に設けた開口部を連通している。
エアクリーナ室カバー14は、一種の箱状に形成されてそ
の前面、即ち座席4の後方を開口して金網19付のエアク
リーナ室吸気口20を設けている。このエアクリーナ室カ
バー14はエンジン5の上部に固定されており、その内部
にエアクリーナ15が配置され、接続管18を通じてエンジ
ンの吸気マニホールドと接続されている。
また、前記エアクリーナ15の吸入口にはU形ないしはS
形に屈曲して充分な長さをとった吸気管17が接続されて
いる。
前記のように本考案は構成されている結果、従来の装置
のようにエンジンカバー8の側部、即ち、座席4の側方
に設けた冷却風吸入口11より新気Aを吸入してラジエー
タ室10内において高速で旋回させて大きな塵を除去し、
更に金網12とフイルタ13を介して最終的に除塵して清浄
な空気をエンジン5に供給する。
そして更に、エアクリーナ室14の前方の座席4の後方に
開口された吸気口20より新気Bが吸気され、吸気管17や
エアクリーナ15を冷却しながら連通穴16よりラジエータ
室10内に供給される。
本考案においては、前記エアクリーナ室14より連通穴16
を通じてラジエータ室10内に新気Bが供給されると共
に、冷却風吸入口11を通じてラジエータ室10内に新気A
が吸気されるので、両新気A,Bが加算されてエンジン5
は充分な量の吸気を行うことができる。
また、第3図のようにエンジンカバー8は回動支点9を
介して座席4と共に回動してエンジン5の上部を開放す
る。この状態においてはエアクリーナ室カバー14の連通
穴16を開放する。この状態になるとダストパンアセッブ
リ28、バフルプレート27を除去し、蝶ボルト26を外して
エアクリーナ15のエレメント25を簡単に取出すことがで
きる。
また、エアクリーナ15の吸入口にはU字形ないしはS字
形をした長い吸気管17が接続されており、これによって
吸気音を減少させてオペレータに不快感を与えることが
ない。
〔考案の効果〕
本考案にかかるコンバインのエンジン部装置は、座席の
下部にエンジンを機体に対して横向きに配置し、該エン
ジンの一方に設けたラジエータの前面に前記ラジエータ
の前面を覆い、機体の前方に向けて吸入口を開口したエ
ンジンカバーの下部を機体に対して回動可能に設け、座
席の後方に吸気口を開口し、エアクリーナを収容したエ
アクリーナ室カバーを前記エンジンの上方の座席の後部
に取付け、前記エンジンカバーが直立状態で前記エアク
リーナ室カバーの側部に開口した連通穴に接続される如
く構成しており、次の如き効果を奏することができる。
(1)ラジエータ室とエアクリーナ室とを連通させたた
め、両室より冷却風を導入できるため、機体幅を狭くし
てコンパクト化を図りながら充分な冷却空気量を確保す
ることができ、ラジエータを必要以上に大きなものとす
る必要はない。
(2)エアクリーナがエンジン室とは仕切られたエアク
リーナ室に配置されており、吸気の温度がエンジンの熱
の影響を受けることがない。
また、このエアクリーナ室内にエアクリーナが開口して
いるので、吸気温度がエンジンの熱の影響を受け難く、
また、エンジンの脈動音が小さく、塵埃も少ない。
(3)ラジエータ室を形成しているエンジンカバー8を
第3図のように開放するだけでエレメントの交換ができ
るので、メンテナンスが著しく容易となる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであって、第1図はコン
バインの前部側面図、第2図は同要部の正断面図、第3
図はエアクリーナを交換する際の方法の説明図である。 C……コンバイン、1……走行部 2……刈取部、3……運転操作部 4……座席、5……エンジン 6……エンジン室、7……ラジエータ 8……エンジンカバー、9……回動点 10……ラジエター室、11……冷却風吸入口 12……金網、13……フイルタ 14……エアクリーナ室カバー 15……エアクリーナ、17……吸気管 18……接続管、19……金網 20……エエクリーナ室吸気口 21……接続管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】座席の下部にエンジンを機体に対して横向
    きに配置し、該エンジンの一方に設けたラジエータの前
    面に前記ラジエータの前面を覆い、機体の前方に向けて
    吸入口を開口したエンジンカバーの下部を機体に対して
    回動可能に設け、座席の後方に吸気口を開口し、エアク
    リーナを収容したエアクリーナ室カバーを前記エンジン
    の上方の座席の後部に取付け、前記エンジンカバーが直
    立状態で前記エアクリーナ室カバーの側部に開口した連
    通穴に接続される如く構成してなるコンバインのエンジ
    ン部装置。
JP9516388U 1988-07-20 1988-07-20 コンバインのエンジン部装置 Expired - Lifetime JPH0636984Y2 (ja)

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JP9516388U JPH0636984Y2 (ja) 1988-07-20 1988-07-20 コンバインのエンジン部装置

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JP9516388U JPH0636984Y2 (ja) 1988-07-20 1988-07-20 コンバインのエンジン部装置

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Publication Number Publication Date
JPH0216325U JPH0216325U (ja) 1990-02-01
JPH0636984Y2 true JPH0636984Y2 (ja) 1994-09-28

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JP9516388U Expired - Lifetime JPH0636984Y2 (ja) 1988-07-20 1988-07-20 コンバインのエンジン部装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2547781Y2 (ja) * 1991-03-20 1997-09-17 セイレイ工業株式会社 コンバインにおけるエアクリーナの取付け装置
JP2589422Y2 (ja) * 1996-12-27 1999-01-27 セイレイ工業株式会社 コンバインにおけるエアクリーナの取付け装置

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JPH0216325U (ja) 1990-02-01

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