JPH063668B2 - 情報記録方法および情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録方法および情報記録再生装置

Info

Publication number
JPH063668B2
JPH063668B2 JP57149842A JP14984282A JPH063668B2 JP H063668 B2 JPH063668 B2 JP H063668B2 JP 57149842 A JP57149842 A JP 57149842A JP 14984282 A JP14984282 A JP 14984282A JP H063668 B2 JPH063668 B2 JP H063668B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
tape
data
recording
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57149842A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5880130A (ja
Inventor
ビリイ・リチヤ−ド・ベイカ−
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ampex Corp
Original Assignee
Ampex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ampex Corp filed Critical Ampex Corp
Publication of JPS5880130A publication Critical patent/JPS5880130A/ja
Publication of JPH063668B2 publication Critical patent/JPH063668B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/584Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on tapes
    • G11B5/588Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on tapes by controlling the position of the rotating heads

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、情報記録再生装置に関し、詳細には可変速度
で伝達される情報を高密度で記録し、かつ再生すること
に関する。
(従来の技術) データ記録および再生技術分野において、広範囲な研究
開発がなされた結果、テープのみならず他の記録媒体を
使った情報記録および再生装置について数多くの重要な
改良がなされた。磁気テープ上に情報を記録すためこれ
まで数多くの異なるフォーマットが開発されたが、円筒
形状のテープガイドドラムのまわりにらせん状にテープ
を巻いてテープ送りをするフォーマットが次の点で多く
の顕著な利点を有している。すなわちテープ送りの駆動
および制御機構が比較的簡単なこと、そのため関連電子
回路を簡単な構成にしうること、変換ヘッドの数が少な
くて済むこと、テープを効率的に使用すること、所定量
の情報を記録するのに必要なテープの品質が問われない
ことから有利であった。回転走査ヘッドのまわりにテー
プをらせん状に巻くことにより、テープ上に記録されて
いた情報を再生するために1つの変換ヘッド組立体で済
むようになった。ヘリカル式テープ記録装置で単一ヘッ
ド組立体を使用する場合、走査ヘッドにテープを巻き付
ける方法には2通りの方法があるが、それぞれアルファ
(α)巻きとオメガ(Ω)巻きと一般に呼ばれている。
アルファ巻きとは、テープをドラムの一側面から導入し
てドラムに完全に巻き付けた後他方の側面から出ていく
ようにする方式で、その配列を上から見るとギリシア文
字のαに見えるためアルファ巻きと呼ばれている。オメ
ガ巻きでは、テープはドラムに半径方向から入り、ガイ
ドのまわりを回ってドラム面に接触し、ドラムの一部を
らせん状に回って、他方のガイドを通過して、ドラムか
ら半径方向に出て行く方式である。この場合、テープ配
列を上から見ると、ギリシア文字のΩの形状に見える。
しかしながらいずれの配列でも、テープはテープガイド
ドラムの回りにらせん状に巻かれ、テープが進入してき
たドラム面より軸方向に変位した位置から出て行くとい
う点においてらせん(ヘリカル)形状である。換言すれ
ば、ドラムの軸が垂直に配列している場合、テープは最
初に接触したドラム面の位置より上方または下方のドラ
ム面位置より出て行くことになる。テープの長さ方向に
対して所定角度だけ傾斜して設けられた平行なトラック
上に上方信号が記録されるので、テープ幅に対して極め
て長いトラック長を取ることができる。記録されたトラ
ックの角度は、テープガイドドラムのまわりを搬送させ
るテープ速度のみならず走査ヘッド自体の回転速度の双
方の関数で表わされる。従って、回転走査ヘッドと搬送
テープとの相対速度に応じてトラック角度が変わること
になる。
従って、正確な回転走査ヘッドの速度と、テープ搬送速
度から決まる所定角度でテープ上に情報信号が記録され
る場合、後の情報信号の再生は記録時と同一速度で行わ
なければならない。そうしないと変換ヘッドは、記録ト
ラック上を正確に走行しなくなる。しかしながらこのこ
とはヘッドが同一赤道面を回転することを想定してい
る。再生中にテープ速度が減少または停止したりして変
わった場合、変換ヘッドは記録トラック上を正しく走行
しなくなり、場合によっては隣接トラックと交叉してし
まうことさえもある。このようにヘッドが再生中に正し
くトラック上を走行できなくなると、記録情報の不適切
な再生となってしまう。このような走行ズレによる好ま
しくない効果を低減するために、これまで種々のシステ
ムが提案され、記録時と同じ速度で正確なトラッキング
すなわち追尾をしようと意図したものであったにもかか
わらず、このうちの多くのシステムは完全に満足できる
ものであるとは云えないものであった。
従来のシステムの1つに、出力が最大となる変換ヘッド
を選択するよう作動するスイッチング手段を有する2つ
の変換ヘッドを使用するものがあるが、この方法ではい
ずれのヘッドも記録トラックの全長にわたって正確にト
ラック上に位置決めされないので、SN比の点で欠点が
あった。またらせん状に記録された信号を再生する他の
システムでは、同期パルスラインアップ技術等を用い、
かつテープガイドドラムの軸の方位を変化させてヘッド
対テープ走査角度を変えることにより誤りトラッキング
の効果を最小にしている。
最近になって上記問題は、本件出願人による米国特許第
4,165,523号に開示された記録装置により解決
または実質的に軽減された。またこの記録装置の更に詳
細な記述は本件出願人による米国特許第4,151,5
69号,同第4,151,570号になされている。こ
れら明細書に記載の装置は単一の変換ヘッドを使って媒
体上に情報信号を記録および再生する技術において変化
した時間軸基準効果を得ることを意図したものである。
詳細には、上記装置は、ヘッドが移動できるように一端
が係留され他端の自由端上に変換ヘッドが載ったバイモ
ルフ素子を使用している。
(発明が解決しようとする課題) この装置はトラックが1つの場合の記録および再生に満
足できるが、多数の平行トラック、例えば27本以上の
もの極狭幅の平行トラックに対しては十分に移動され得
ない。従って、長い距離、例えば約0.5〜1.0mm
(0.02インチ〜0.04インチ)の幅だけマルチ変
換ヘッド組立体を移動できる装置が必要である。更に、
記録媒体の多数の極狭幅の平行データトラックから記録
再生を行う単一のヘッド組立体において対応する数の変
換ヘッドが使用される場合には、正確なトラッキングが
一層重要となり、上記特許とは別の構成のものが必要で
ある。
従って、本発明の目的は可変速度で高密度の情報記録お
よび再生をするための改良された装置を提供することに
ある。
更に詳細には、本発明の目的は記録再生装置の媒体に沿
った複数のトラックに関して変換器を正しく再位置決め
し、トラッキングを制御する上記の改良された装置を提
供することにある。
更に本発明の目的は、再生信号の質を低下することなく
情報記録装置において可変時間軸基準を正確に再現する
上記の改良された装置を提供するにある。
本発明の他の目的は、記録動作モードおよび再生動作モ
ードのいずれでも、所定限度内で実質的に無限に可変な
相対ヘッド対テープ速度で作動する上記の改良した装置
を提供するにある。
(実施例) 以下ヘリカル式テープ記録装置に限定して本発明を説明
するが、本発明はディスク記録装置、長さ方向テープ記
録装置または回転4ヘッド方式テープ記録装置のような
他のタイプの記録装置にも等しく適用できる。更に磁気
変換ヘッドを使った磁気テープ上に情報を記録および再
生するものとして本発明を説明するが、本発明にこのよ
うな磁気式のものに限定されず、適切な記録媒体を使っ
た光学的記録装置等にも適用できる。
また本発明は、走査ヘッドをそのいずれの回転方向にも
移動でき、テープをテープガイドドラムからの出口通路
の上方または下方のいずれにも導入でき、テープガイド
ドラムのまわりをいずれの方向にも移動できる装置に適
用可能である。ヘッドの回転方向、テープ送り方向およ
びテープガイド法、すなわちテープを出口通路の上また
は下に導入するかどうかの組合わせにより8つの異なっ
た構成が作られ得るが、第1図を参照してこのうちの1
つに限定して説明する。
本発明は、広義には、可変速度で伝送されている情報の
平行トラックを記録し、かつ可変相対ヘッド対テープ送
り速度で記録装置を再生するための任意の通路に沿って
変換手段を正確に位置決めするための方法およびその装
置に関する。高速度でかつ比較的連続してデータを記録
しなければならない場合、テープの送り速度は速くしな
ければならないが、逆に間欠的または低速で発生するデ
ータを記録する場合には、比較的高密度の記録データを
与えるためにはテープ送り速度を低下しなければならな
い。テープ送り速度を変えると、ヘッド対トラック角も
変わるので、互いに平行な情報トラック群の記録中にテ
ープ送り速度が変われば異なった情報記録トラック群を
記録するため所定量だけ変換手段を正しく移動しなけれ
ばならないことは明らかである。この変換手段の移動量
と方向は、相対ヘッド対テープ送り速度と方向の関数と
なる。再生モード中は、テープ送り速度が広い範囲内で
変わっても装置は正しくトラックを追従することを可能
とする。
本発明は、情報トラック群の長さ方向に対して横方向に
変換ヘッド組立体を移動し、その後先に記録されたトラ
ック群に平行な別のトラック群の記録を開始するようヘ
ッド組立体の位置を選択的に変えヘッドを正しく位置決
めする手段から成る。定速度の記録走査中には走査ヘッ
ド組立体が完全に1回転すると、変換ヘッド組立体はテ
ープ長さ方向に対し所定角度で1つのトラック群を記録
し、テープの走査終了時にはテープの移動により記録ヘ
ッド組立体はテープ送り方向側に所定距離だけ徐々に変
位し、次の隣接して断続したトラック群の記録を開始す
る。このようにトラック群は互いに平行に記録され、テ
ープの送り速度と記録変換ヘッド組立体を支持する回転
ドラムの回転速度とが一定に維持されているとすると、
隣接トラック群の間隔は等しくなり、すなわち、テープ
の伸張、あるいは他の温度または湿気によるテープ寸法
変化、またはテープ送り装置中のテンション機構の障害
によって生じる可能性のある幾何学的誤差がなければ実
質的に等しくなる。
しかしながら、異なった速度で伝送されるデータを記録
しなければならない場合は、データ伝送速度に係わらず
これらデータをテープ上に同一角度で記録するようにヘ
ッド組立体を偏向させることが好ましい。本発明におい
ては、記録動作モード中にヘッド組立体を十分な量だけ
偏向させ、最大相対ヘッド対テープ動作速度で非偏向ヘ
ッド位置に対応する角度で常に一群のトラックを記録す
るようになっている。従って、情報の伝送速度が遅くな
れば、それだけヘッド組立体の偏向量を大きくし、最大
相対ヘッド対テープ動作速度で達成されるようなテープ
の長さ方向に対する角度で互いに平行なトラック群を記
録させなければならない。また本発明では、再生中に相
対ヘッド対テープ送り速度が変わっても、トラック上に
記録されているデータをヘッド組立体が再生時に正しく
追従するようヘッド組立体を偏向させる。換言すれば、
再生動作時に、ヘッド組立体が回転する間変換ヘッドの
追従する路は、相対ヘッド対テープ速度が正常でありか
つ変換ヘッドが偏向していない時に変換ヘッドが追従す
る路と同じテープ送り速度で再生される場合正常であ
る、任意の相対ヘッド対テープ送り速度での再生時のテ
ープの長さ方向に対する正確な角度関係を有する。ここ
で述べるトラックの幅は極めて狭い、すなわち約0.0
25ミリ(1ミル)程度であるため、トラックを正しく
追従するために必要な上記路からのヘッドの移動は極め
て重要である。本発明において、記録モードまたは再生
モードのいずれにおいても変換手段が正確にトラックを
追従するようにする適切な路制御信号を発生させるコン
ピュータ手段を含む。記録中、本発明では、相対ヘッド
対テープ送り速度が変わってもテープの長さ方向に対し
てトラックが正しい角度で記録されるように変換ヘッド
を支持する偏向ヘッド取付機構に印加される駆動力デー
タ信号が発生される。また本発明では、再生中に、相対
ヘッド対テープ送り速度が通常の相対ヘッド対テープ送
り速度以外の速度となっても記録トラックに変換手段を
正しく追従させるように偏向ヘッド取付機構に印加され
る駆動力データ信号を発生する。
次に添付図面、特に第1,2および2a図を参照する。
これら図には符号10で示すヘリカル式テープガイドド
ラム組立体が示されているが、一部を説明するため切欠
いてある。このヘリカル式テープガイドドラム組立体お
よびその構成部品は、米国特許第4,212,043号
に詳細に示されている。ドラム組立体10は、上方ディ
スク部12aと下方ディスク部12bから成る回転可能
な中央ドラム部12と、固定上方マンドレルすなわちガ
イドドラム部14および固定下方マンドレルすなわちガ
イド部15とから成る。中央回転ドラム12は、ベアリ
ング18内に回転自在に軸支されたシャフト16に固定
され、ベアリング18は下方ドラム部15に取付けられ
ている。シャフト16は、これに連動するモータ(図示
せず)により駆動される。このドラム組立体10は、回
転ドラム部12上に支持され径方向に対向する1対の変
換ヘッド組立体20を有する。変換ヘッド組立体20
は、ヘッド支持機素22に取付けられている。この機素
22は、上記米国特許第4,212,043号に開示さ
れているように1対の平行プレート組立体22aおよび
22bを有し、これら平行プレート組立体は互いに隔て
られ、中空管状組立体22cにより接合されている。こ
のプレート組立体22は、第2a図に示すように、1対
のスプリング可撓性ヒンジ22dによって1対の剛性平
行プレート状リンク部材22eおよび22fに接合さ
れ、これらリンク部材は次に1対のスプリング可撓性ヒ
ンジ22hにより固体のベースブロック22gに接合さ
れ、これは下方回転ドラムディスク部12bの一部を構
成する。従って、ヘッド組立体20は、この可撓性ヒン
ジ組立体により比較的自由にドラム軸線に平行に上下動
できる。ヘッド組立体をこのように上下動するように駆
動するためにリニアモータ構造体24が設けられてい
る。このリニアモータ構造体は、管状組立体22cの延
長部分上に取付けられ、かつ駆動回路34(第5図およ
び第6図を参照して後に説明する)からの信号によって
駆動されるボイスコイル23と、永久磁石組立体を含む
ステータから構成される。永久磁石組立体は、炭素鋼か
ら成り、かつ上方回転ドラムディスク部12aに固定さ
れた磁石24aと、ディスク部12a上に取付けられた
外部磁極片エレメント24bと内部磁極片エレメント2
4cとから成り、これらエレメントの間にコイル23が
位置する。またヘッド取付組立体のために設けられた位
置検出変換器25は、コイル25aを含み、このコイル
25aは、極片24bから延長するアルミ製のスペーサ
エレメント25c上に取付けられたフェライト部材25
bを囲む管状組立体22cに取付けられている。このコ
イル25aは、駆動回路34内の検出回路に結合され、
ヘッド組立体20の位置を表わす電気信号を発生する。
この詳細は後に説明する。
ドラム組立体10は、第1図から明らかなように磁気テ
ープ26が矢印方向にドラムへ向かって進入するヘリカ
ルΩ巻きテープ記録装置の一部である。更に詳細には、
このテープは図で右からドラム面に向かって進入し、ガ
イド28を回って、固定の下方ドラム部15の外面に接
触し、ドラム外周面を約180°まわり、再生または記
録を完了した後に第2ガイド30をまわって進行方向を
変えドラム組立体より離れる。
可動のヘッド支持機素22は、ブロック34で示す回路
から導線32を介してボイスコイル24に印加される電
気信号により変換ヘッド組立体20を垂直方向へ移動す
るよう作動する。このヘッド組立体20は、回転中央ド
ラム部12の外面に設けた開口36を通って開口より約
0.025〜0.050mm(1〜2ミル)突出するよう
取付けられている。可動のヘッド支持機素22は、リニ
アモータ構造体24に結合され、開口36内で変換ヘッ
ド組立体を支持し磁気テープに対する位置決め制御をす
る。従って、この可動のヘッド支持機素22は、(図面
上にて)上下に移動でき、導線32によって印加される
電気信号に応答して変換ヘッド組立体20を変位させ
る。
情報記録速度に対して例えば磁気テープ送り速度が変わ
ると、テープ26の長さに対するヘッド組立体20が追
従する路の角度が変わり、変換ヘッドをトラックに追従
させる目的で誤差補正信号が発生される。機素22はず
いれの方向にも移動できるので、テープはテープガイド
ドラム組立体10のまわりを記録速度に対しより速いあ
るいはより遅い速度で送られることができ、機素22は
いずれかの条件で再生されているトラック群を追従する
ようにヘッド組立体20を位置決めできる。
本発明によれば、第3図に示すように、多数のトラック
群A〜Fを記録して有するテープ部分26には、矢印4
0および42が付されているが、これら矢印はテープガ
イドドラム組立体10のまわりのテープ移動方向とテー
プに対するヘッドの走査方向をそれぞれ示す。上記のよ
うに、変換ヘッド組立体20は、対応する多数の平行ト
ラックの記録または再生を行なう多数の個別の変換ヘッ
ドを含んでいる。本明細書で使用する「トラック群」な
る用語は、テープを変換ヘッド組立体が1回斜めに横切
る間に変換ヘッド組立体によって記録される多数のトラ
ックを意味する。第3図に示すトラック群の配列と矢印
は、第1図(矢印44および46)に示される回転ドラ
ム部12およびテープの移動によって得られるものと一
致する。テープ送り速度と回転ドラム部12の角速度が
一定の場合、トラック群A〜Fは、ほぼ直線状で互いに
平行であってかつテープの長さ方向に対して所定角度θ
(例えば17°)をなし、記録動作時は図面中で右方向
へトラック群が連続して生じることになる。例えば、ト
ラック群Aが一定ヘッド回転速度でかつ一定テープ送り
速度で記録された直後にトラック群Bが記録され始める
ので、再生時にこれら速度が維持されれば、変換ヘッド
組立体20はトラック群Aから情報を再生し終えた直後
の次の回転の間にトラック群Bを再生する。しかしなが
ら、記録動作時にテープ送り速度が変われば記録トラッ
ク群の角度も同様に変わってしまう。本発明は、記録動
作時に、テープ運動速度が変わったとしてもテープの長
さ方向に対する記録トラック群の角度θを一定に維持せ
んとするものである。
条件が理想的で、誤りトラッキングを生じさせる外乱が
ないとすると、ヘッド組立体20をトラック群に対して
横方向に移動させる誤差信号は発生しないので、ヘッド
組立体20は再生モード中も調節することなしに隣接ト
ラック群を追従するだけである。換言すれば、変換ヘッ
ドは、トラック群Aから情報の再生を完了すると、次の
トラック群Bの再生を開始するよう自動的に位置決めさ
れる。再生モード時にテープ送り速度が記録モード時の
テープ送り速度に対して変化してしまい、このためテー
プに対する変換ヘッドの路の角度が変わったとしても、
ヘッドがトラック群の再生の際の正確なトラッキングを
走査されているトラック群の終端で維持するように横方
向に移動させるとしたら、トラック群Aの再生が完了し
た後に次の隣接する下流トラック、すなわちトラック群
Bの再生を開始し始める。これはテープが停止してもま
たは、テープが記録モード時の送り速度よりも遅くなっ
たりあるいは速くなったりしても同じである。
テープまたは他の記録媒体上に異なる速度で伝達される
情報を記録するには、走査ヘッド組立体のまわりのテー
プ送り速度を変えるかあるいは調節する必要がある。す
なわち、情報を高速度で記録するにはテープ送り速度を
正常な速度よりも速くし、低速度で記録するには正常の
速度に対しテープガイドドラムのまわりのテープ送り速
度を下げる必要がある。
本発明によれば、走査ヘッド組立体の動作を適切に制御
して、テープの送り速度を調節することにより情報の記
録または再生を効率よく増減できるよう異なる動作モー
ドに装置を切替えることができる。この場合、走査ヘッ
ド組立体は一定回転速度で移動し、変換ヘッドが意図す
る動作モードを奏するよう作動されたときに記録または
再生されているデータが生じる。情報が一般的に連続し
て記録されているときには、テープ送り速度は所定の最
大値となり、回転走査ヘッド組立体が1回転する度にト
ラック群を記録する動作を行なう。これは、一般に記録
モード時の正常あるいは正常の送り速度と称される。
しかしながら、記録すべきデータが間欠的に発生する場
合には、記録を連続的に行う必要はなく、この場合、走
査ヘッド組立体が回転しても、回転中に変換ヘッドが付
勢されず、データが記録されない。このような場合、テ
ープは移動せしめられる必要はない。記録装置に与えら
れているデータが通常記録される速度よりも比較的に低
速で受信され、かつ、例えば、データが連続的に受信さ
れている間記録装置がデータをテープに高密度で記録し
ようとする場合、データを適切なメモリに歩進的に記憶
させ、その後走査ドラム組立体を選択的に回転させその
間に読出しを行なわせるようにすることもできる。この
場合、走査ドラム組立体は、テープが通常の送り速度よ
りも遅く送られていてもテープの長さ方向に対してトラ
ックがある特定の角度に配向するよう記録を行なうよう
に制御される。この結果、記録されるトラックの記録密
度および角度配向は通常のテープ送り速度で連続してデ
ータを受ける場合と同じ値になる。
データは、記録装置によって連続的に受信され、この受
信速度は、記録装置によって記録媒体上に記録される速
度よりも低速とするとことも可能である。この場合、デ
ータは同様適切なメモリに記憶され、その後、記録を間
欠的に行なって、データはより高速のデータ速度あるい
は密度で記録を行なうように続出される。換言すれば、
走査ヘッド組立体が回転する間に記録が行われないこと
もあり、この場合、テープは通常の送り速度では走行せ
しめられない。
これら例のいずれにおいても、記録装置に関連して入力
低速データ流を受ける適切なバッファをに使用し、テー
プ上に極めて高密度の記録を行うことができるので、テ
ープ面を有効に利用でき、かなりのテープ費用を低減で
きる。上記のように記録を行えば、データは通常の送り
速度で再生でき、データは通常のテープ送り速度で通常
のデータ再生を行う場合のように高密度のデータ速度で
連続して再生されることができる。
また、再生時に最高速度すなわち全パック密度でデータ
を再生し、再バッファへ読出し、かつデータをバッファ
から読出し、低速度で他の装置へまたは情報チヤンネル
を介しバッファからのデータを送り出す間、本発明の装
置は、テープを停止させ、かつバッファが空になって再
びロード可能となるまで再生変換ヘッドを付勢解除する
ことも可能である。この動作においては、テープ送り速
度は通常の送り速度よりも遅くされ、再生ヘッドは間欠
的に付勢解除される。更に、この動作の間では、可動の
ヘッド支持機素22に駆動力データ信号を与えて、トラ
ックに正確に追従させなければならない。その理由は、
テープ送り速度が減少したりあるいは停止した場合には
テープの長さ方向に対する回転変換ヘッドの走査角度は
通常の場合の角度とは異なってしまうためである。本発
明は、1群の記録トラックの最初から最後までを変換ヘ
ッド組立体が追従できるようそのヘッド組立体を自動的
に位置決めし、その後ヘッド組立体の位置を適切なトラ
ック群の開始部分に調節する(必要がある場合に)こと
ができる。更に、本発明は、記録動作モードの際に、相
対ヘッド対テープの運動速度が変わっても記録トラック
群の角度を自動的に同一に維持する。
また本発明は、トラック群の走査終了位置にある変換ヘ
ッド組立体を次の隣接するトラック群とは異なったトラ
ック群の走査開始点に対応する位置へある所定の条件下
でリセットすなわち横方向移動させることができる。こ
のヘッド組立体の横方向への移動すなわち調節するか否
かは装置の作動モードで決まり、その移動量が達成でき
る所定限度内にあるかどうかで決まる。換言すれば、ヘ
ッド組立体を一方向へ最大量移動させれば、ヘッド組立
体はをその方向にそれ以上移動させることはできない。
この移動限度は、機素22およびボイスコイルモータ2
4の特性によって決められる実用的限度に収まらなけれ
ばならない。
第4図には典型的な変換ヘッド組立体20にと共にテー
プ26上の一群のトラックを拡大して示す。このヘッド
組立体は、多数の個別の変換ヘッドを含む。図中には1
1個のヘッドすなわちD1〜D8およびS1〜S3が示して
あるが、ヘッド組立体20にはこれ以上のヘッドを付加す
ることもできる。図示して説明した実施例では、ヘッド
D1〜D8は情報またはデータを記録または再生するため
の書込み/読出しヘッドであり、ヘッドS1およびS2は
以下制御トラック48と称す制御情報用の1対の平行ト
ラックを記録するためのもので、この制御トラックは制
御トラック読出しヘッドS3によって読出される。制御
トラックとこれに関連するヘッドは、記録及び再生動作
モード時に変換ヘッド組立体のトラッキング整合をする
ためのものである。例えば、制御トラック48の各々は
一連の別々の磁化状態に分かれており、この磁化状態は
図示するように交互に異なる極性である。この極性の順
番は、2つの制御トラック間でずれており、1つの制御
トラックの中心から第2トラックの中心まで2つのトラ
ックにまたがって延びるギャップ49を読出しヘッドS
3が有しているので、ヘッドS3はヘッド組立体20が制
御トラック群を走査する際交流信号を発生する。ヘッド
組立体がトラックが外れると、一方のトラックから発生
される信号の振幅は他方のトラックから発生される信号
の振幅より増大する。この信号の振幅の増大を利用し、
ヘッド組立体のトラック上の位置を再調節する。このよ
うな手段については米国特許第3,838,453号お
よび第3,534,344号に詳細に述べられている。
上述の制御トラックでは磁化状態が図示するように交互
に変わるトラック対を利用しているが、各トラックが同
様な誤差信号情報を発生するように別々の周波数を記録
するようにすることもできる。
第5図を参照すると、それには、ボイスコイルモータ
(VCM)24が変換組立体20と機械的に結合されて
いる本発明に係る装置のブロック図が示されている。ヘ
ッド組立体20に関連して、位置(ポジション)センサ
25が設けられ、その出力はマルシプレクサ50の2つ
の入力端のうちの1つにライン19の介して接続されて
いる。加算接合点52が従来のサーボ補償回路網54の
入力端に接続され、補償回路網54の出力端は、モータ
ドライブアンプ(MDA)56の入力端に接続され、M
DAの出力端はボイスコイルモータ24の入力端に接続
されている。従って、センサ25は、加算接合点52と
共にボイスコイルモータ24駆動用のサーボ回路のフィ
ードバック回路網を形成する。このフィードバック回路
網は以下「内部ループ」と称する。
上述したように、制御トラック読出しヘッドS3は、ヘ
ッド20の位置をトラッキングするための手段を構成す
る。従って、この読出しヘッドS3によって再生された
信号は、マルチプレクサ50にライン21を介して与え
られる第2入力信号となり、マルチプレクサ50の出力
は、アナログ対デジタル(A/D)変換器58の入力端
へ送られ、A/D変換器の出力はライン61によってイ
ンターフェース回路60の入力端へ送られる。このイン
ターフェース回路60の機能は、中央処理ユニット(C
PU)62との間で信号をやり取りすることにある。こ
のCPUは、データゼネラルコーポレーションによって
製造されているNOVA1220ミニコンピュータから
構成できる。本発明では、十分な能力を有するものであ
れば他のミニコンピュータまたはマイクロプロセッサで
も十分利用できる。このCPUの機能は、各種入力デー
タおよびシステムのパラメータの関数としてヘッド組立
体を移動させるための駆動力データ信号を計算してこれ
を発生することにある。インターフェース回路60から
の各種情報および制御信号は、ライン64を介してCP
U62へ伝送され、同様にしてCPU62からの情報お
よび制御信号はライン66を介してインターフェース回
路60へ伝送される。上記記述では、図中のライン6
4、66を1本のものとして説明したが、これは多数の
ラインからなるものであってもよい。
また、インターフェース回路60からCPU62に印加
される情報および制御信号に加え、位相エンコーダ回路
63もライン63aを介してCPUに情報を与える。こ
の情報は、走査ドラム組立体の回転位置に対するヘッド
対テープ間の物理的関係を表わすデータである。データ
のすべてはCPUで変換ヘッドの路すなわち軌跡を適切
に計算するのに使われ、記録または再生時に正しい路が
追従されるようにする。更に、インターフェース65は
ライン65bからのテープ送り速度情報を受け、これを
ライン65aを介してCPUへ送る。このテープ速度に
関するデータは、CPU62で利用され、CPUは動作
中に適切な路に沿って各変換ヘッドをドライブするため
の駆動力データ信号を計算する。
また、インターフェース回路60の他の出力は、ライン
67を介してマルチプレクサ50の選択入力端に接続さ
れ、これはセンサ25または制御トラック読出しヘッド
S3からの入力信号の選択を行わせる。CPU62から
ライン66を介してインターフェース回路60に伝送さ
れるデータはライン69を介してデジタル対アナログ
(D/A)コンバータ68に送られ、D/A変換器の出
力は加算接合点52の第2入力端に印加される。
CPU62は、一連の2進数を加算するが、これらの2
進数は、データトラック群の記録または再生の際にヘッ
ド組立体20に印加されるべき偏向力(すなわち駆動力
データ)の量を次々と逐次点に定める。デジタル対アナ
ログ変換器68は、これら一連の2進数をアナログ信号
に変換し、このアナログ信号は加算接合点52と補償回
路網54を介してMDA56に印加される。MDA56
は、ボイスコイルモータ24の巻線に電流を流すように
ドライブするので、偏向力が生じる。センサ25は、ボ
イスコイルモータ24の位置を表わす情報をフィードバ
ックする手段を与え、この情報は、マルチプレクサ5
0、A/D変換器58、およびインターフェース回路6
0を介してCPU62に供給される。これとは別に、再
生時にヘッド組立体20の位置を読出しヘッドS3で検
出し、同じ通路を通してこの情報が伝達されてもよい。
CPU62、インターフェース回路60、マルチプレク
サ50および変換器58および68は、読出しヘッドS
3と共に第2のフィードバック回路網を形成し、これを
「外部ループ」と称する。
第6図は本発明に係る装置をより完全に理解するために
有効なブロック図を示す。第6図中の回路の回転部分
は、点線70で囲んである。この回路の回転部分の中に
は、ボイスコイルモータ24、センサ25、および磁気
ヘッド組立体20がある。磁気ヘッド組立体20は、多
数の読出し/書込みヘッドD1,D2,…,Dn、制御ト
ラック書込みヘッドS1およびS2と制御トラック読出し
ヘッドS3とから成る。第6図には、3つのデータヘッ
ドしか示されてないが、同様のヘッドを多数設けること
もできる。制御トラック書込みヘッドS1およびS2は、
摺動リング75および76によってアンプ72および7
4の出力端に接続されており、これらアンプは、ライン
78上の書込み付勢信号に応答して制御トラック付勢お
よびドライブロジック(論理)回路77によってドライ
ブされる。これとは異なり、回転回路と固定回路との間
で信号を結合させるため回転トランスを使ってもよい。
更に摺動リングまたは回転トランスの代わりに光学的信
号カプラーを使うこともできる。
読出しヘッドS3は、回転トランス80によってイコラ
イザ回路79に結合され、データヘッドD1,D2,…,
Dnの出力は、回転トランスT1,T2,…,Tnをそれ
ぞれ介してイコライザ回路EQ1,EQ2,…,EQnに
接続されている。イコライザ回路EQ1,EQ2,…,E
Qnの出力は、ヘッド組立体20から従来の読出し/書
込み回路(図示せず)に延長するデータラインに結合す
る。
位置センサ25は、ヘッド組立体20に機械的に結合し
たコイル25aを含み、このコイルは固定のコア25b
のまわりで磁気結合するようになっている。またこのコ
イルは、発振回路86の入力端に電気的に接続され、こ
れら入力端の間にコンデンサC10が接続され、コンデ
ンサC10の一端は、アースされている。発振器86の
出力端は、回転トランス88の一方の側に接続されてい
る。この発振器86はモトローラ社のモデルNo.MC1
648のような集積回路から構成されてもよく、トラン
ス88の固定巻き側は、従来のFM復調器(ディモジュ
レータ)90の入力端に接続されている。動作時に、発
振器86は、コイル25aとコンデンサC10から構成
されるタンク回路がコイル25a内のコア25bの位置
によって決定される周波数で発振することができるよう
にする。コイル25aがコア25bのまわりで別の位置
に移動すると、発振周波数が変化するが、この周波数変
化分はトランス88を介してFM復調器90へ伝えられ
る。この復調器の出力は、マルチプレクサ50の2つの
入力端のうちの1つ19を介して加算接合点52のマイ
ナス(−)入力端に接続されているので、この発振周波
数の変化により、FM復調器90はヘッド組立体20の
位置を表わす電圧を発生する。この信号は、ライン19
およびマルチプレクサ50を介してA/D変換器58の
入力端に伝えられ、次にライン61介して2進数デジタ
ル信号状態でインターフェース回路60へ伝えられ、次
にライン64を介してCPU62へ供給される。
このため、ドラム組立体10に対するヘッド組立体20
の位置、すなわちその垂直位置は、正確に測定されて、
CPUに与えられ、ヘッド組立体20を制御するのに必
要な駆動力データ信号を発生するのに利用される。これ
は、ヘッド組立体が磁気テープに対して変換関係で位置
している時だけでなく、ヘッド組立体がテープに近接し
ておらず、次の回転のためテープと再度変換関係となる
よう適切に位置決めされる各回転の期間でもヘッド組立
体の制御のために行われる。ヘッドを比較的長い距離移
動させなければならない場合(例えば、トラック群の再
生のためのリセット移動の場合)には、ヘッド組立体を
大きく移動するため駆動力データ信号を発生しなければ
ならない。ヘッド組立体20に関する垂直位置情報は、
特に、テープ26との係合から外れる時にはセンサ25
および関連回路によって得られる。
再生動作時にはテープの記録トラックに対する磁気ヘッ
ド組立体の位置も、制御トラック読出しヘッドS3によ
って検出される。読出しヘッドS3からの信号は、回転
トランス80を介して、イコライザ回路79の入力端へ
送られ、このイコライザ回路の出力端は誤差プロセッサ
回路92の入力端に接続されている。回路92は、ヘッ
ド組立体のトラッキング誤差を検出する。この誤差プロ
セッサ回路の例は、上述した米国特許第3,838,4
53号に述べられている。
誤差プロセッサ回路92の出力端は、ライン21を介し
てマルチプレクサ50の第2入力端に接続されているの
で、読出し動作時に読出しヘッドS3は記録トラックに
対するヘッド組立体20の瞬時位置を表わす信号を発生
する。この信号はA/D変換器58によって2進数のデ
ジタル信号に変換され、同じ通路を通ってCPU62へ
供給される。
ボイスコイルモータ24のドライブ信号は、CPU62
によって2進数のデジタル信号の形で発生される。これ
ら2進数はライン66を介してインターフェース回路6
0へ伝えられ、次にD/A変換器68によってアナログ
信号へ変換される。D/A変換器68の出力はアナログ
信号であって、この信号は加算接合点52の正(+)の
入力端へ印加され、次に補償回路網54を介してMDA
56への入力端へ伝えられる。ボイスコイルモータ24
の巻線23は、摺動リング94を介してMDA56に接
続されている。
点線70で囲んだ可動組立体の回転速度はタコメータ9
6によって検出され、タコメータ96の出力端はライン
98を介してインターフェース回路60に接続されてい
るので、以下述べるような同期信号が得られる。
次にインターフェース回路60のブロック図を詳細に示
す第7図について説明する。タコメータ96からのライ
ン98のうちのライン98aは、ディレイ(遅延)カウ
ンタ100のクロック入力端(CK)に転送クロック信
号すなわちパルスを伝える。本実施例では、タコメータ
96は、回転ドラム(スキャナ)が1回転するたびに2
56個のパルスを発生する。またこの転送クロック信号
は、スキャナ回転タイミングロジック(論理)回路10
2の3つの入力端のうちの1つの入力端、8ビットカウ
ンタ104のクロック入力端、制御ロジック106の入
力端、駆動力レジスタ108のクロック入力端、位置レ
ジスタ110のクロック入力端にも印加される。ライン
98のうちのライン98bは、カウンタ100のロード
入力端子(LD)に未加工1回転信号と呼ばれる信号を
送る。この未加工1回転信号は、ドラム組立体すなわち
スキャナ10の中央回転部分が回転するたびに発生され
る単一のパルスである。
CPU62からのライン66のうちのライン66aは、
内部データバス114に接続されている。ライン66a
上に伝えられた信号は、D0〜D15と表示する16個の
データビットから成る。内部デーバス114は、後述す
るようにデータビットライン66aのうちの1つまたは
すべてをインターフェース回路60内の各種レジスタま
たはカウンタに接続する。バス114のうち8つのデー
タビットD8〜D15のラインは、ディレイ(遅延)レジ
スタ116の入力端に接続され、このレジスタはCPU
62からライン66bに供給されるデータ出力制御信号
すなわちロード遅延レジスタ信号に応答してクロックキ
ングされる。
遅延レジスタ116の出力は、デイレイ(遅延)カウン
タ100の入力端に接続されている。遅延レジスタ11
6内に記憶されているデータビットは、遅延時間の長さ
を表わす2進ワードを構成し、この2進数は、ライン9
8b上の未加工1回転信号に応答して遅延カウンタ10
0へロードされる。この遅延時間は、電気−機械タイミ
ング基準を正確にずらすので、本装置の各種要素の動作
を正確かつ簡単に整合できる。
カウンタ100は、転送クロック信号によって増進さ
れ、ロードされている2進数のカウントが完了すると、
スキャナ回転タイミングロジック回路102の第2入力
端にキャリーアウト(C0)出力信号(1回転信号と表
示)が印加される。従って、この1回転信号はカウンタ
100にロードされる2進数をカウントダウンするのに
必要な時間量だけ遅延された未加工1回転信号に等し
い。
CPU62からのライン66cには、ロジック102へ
の第3入力信号が供給される。この信号は制御信号であ
って開始信号と表示される。ロジック102に印加され
る開始信号に応答して、ライン127を介して制御ロジ
ック106の入力端に第1出力信号が印加される。ライ
ン127に供給される信号により制御ロジック106は
ライン64cを介しCPU62に完了または稼働中ステ
ータス信号を伝える。ロジック回路102からの第2出
力信号は、ライン129を介してバッファ出力レジスタ
128のクロック(CK)入力端へ供給される。この信
号は、ネクスト(次段)バッファ出力レジスタ130の
内容をレジスタ128にロードすることを可能とする。
ロジック102からの第3出力信号はライン131を介
してマルチプレクサ132の入力端(No.7)へ印加さ
れる。この信号は反転ゼロ変更信号と表示され、以下述
べるようにロジック回路102内のカウンタを増進する
次の1回転信号に応答して発生される。8ビットカウン
タ104のクリア(CR)入力端には、反転1回転信号
と表示される別の出力信号が供給される。カウンタ10
4の出力端は、マルチプレクサ132の入力端(No.8
〜15)に接続されている。
データバス114の8つの最高位のビット(D0〜D7)
のラインはネクストバッファ出力レジスタ130の入力
端に接続され、このレジスタのクロック入力端は、CP
U62からのデータ出力制御信号ライン66dに接続さ
れている。この制御信号はロードN.B.O.レジスタ
信号と表示される。レジスタ130の出力端は、バッフ
ァ出力レジスタ128の入力端に接続され、レジスタ1
28の出力端は、マルチプレクサ132の入力端(No.
0〜6)へ接続されている。
本実施例のマルチプレクサ132は、16ビットのマル
チプレクサであり、レジスタ128の主力は、6つのラ
インから成り、ロジック回路102からの反転ゼロ変更
出力信号ラインは、単一のラインから成り、8ビットカ
ウンタ104の出力は、8本のラインから成る。これら
すべてのラインは、共にマルチプレクサへの16ビット
入力端の2つの選択可能な群のうちの1つの群を構成す
る。マルチプレクサ132の16ビットの出力端は、ゲ
ート回路136に接続され、このゲート回路136は、
制御ロジック106からのライン137上の信号によっ
て付勢される。ゲート回路136の出力端はライン64
aに接続され、これらラインはCPU62のアドレスバ
スに接続されている。
内部データバス114は、16ビットのアドレスカウン
タ138の入力端およびワードカウンタ140にも接続
されている。カウンタ138は、ライン66eを介して
CPU62より供給されるデータ出力制御信号(「アド
レスカウンタをロード」信号)に応答してロードされ
る。このカウンタは、ライン141を介して制御ロジッ
ク106から供給されるクロック信号に応答して増進さ
れる。同様にして、ワードカウンタ140は、ライン6
6fを介してCPU62より供給されるデータ出力制御
信号(「ワードカウンターをロード」信号)に応答して
ロードされ、かつライン142を介してロジック106
から供給されるクロック信号に応答して減進される。ア
ドレスカウンタ138の出力端は、マルチプレクサ13
2の別の群の16の入力端(No.0’〜15’)に接続
されている。
作動にあって、アドレスカウンタ138には、ライン6
6e上の制御信号に応答してバス114のデータがロー
ドされ、ライン141を介し、制御ロジック106より
供給されるクロック信号によって増進される。ライン1
44を介し制御ロジック106より供給される出力/入
力制御信号の状態に応答し、マルチプレクサ132を介
し、ゲート回路136へメモリアドレスが供給される。
ワードカウンタ140は、ライン64aを介し、CPU
にアドレスが転送されるたびにライン142上のクロッ
ク信号によって減進される。カウンタ140のカウント
がゼロとなると、これを表わすカウント信号がライン1
46を介して制御ロジック106へ供給される。このカ
ウントゼロ信号は、ゲート回路136を消勢するので、
CPUへのデータの転送は禁止される。
内部データバス114は、データチャンネル(DCH)
出力レジスタ149の入力端およびコマンドレジスタ1
50の入力端にも接続されている。DCH出力レジスタ
148には、ライン148を介し制御ロジック106か
ら供給されるクロック信号に応答してバス114上のデ
ータがロードされる。レジスタ148の入力端は、駆動
力レジスタ108の入力端に接続されている。この駆動
力レジスタ108は、ライン98aの転送クロック信号
に応答してロードされ、このレジスタの出力はライン6
9を介してD/A変換器68(第6図)に供給される。
ヘッド組立体22を偏向すべき位置を表示する2進数
は、ライン69を少し駆動レジスタ108から供給さ
れ、この2進数はCPU62によって計算されたもので
ある。コマンドレジスタ150には、ライン68gを介
してCPU62から供給されるデータ出力制御信号
(「コマンドレジスタをロード」信号)に応答してバス
114上のデータがロードされる。レジスタ150に記
憶される2進数は、サーボ機種(第6図参照)への制御
信号としてライン151上に与えられる。この2進数に
ついては後述する。更に、コマンドレジスタ150の単
一のデータビット位置はライン152を介してデータ制
御ロジック106へDCH付勢信号を与える。制御ロジ
ック106へは、CPU62からライン66hを介して
別の制御信号も印加される。同様に、制御ロジック10
6からライン64cを介しCPU62へ制御信号が供給
される。
制御トラック読出しヘッドS3またはセンサ25(第6
図)のいずれかによって検出されたヘッド組立体の位置
は、A/D変換器58によって一連の2進数へ変換さ
れ、このデジタル信号はライン61を介し位置レジスタ
110の入力端へ印加される。位置レジスタ110は、
そのクロック入力端へ印加されるライン98a上の転送
クロック信号に応答してロードされる。位置レジスタ1
10の出力端は、ゲート回路154に接続され、このゲ
ート回路はライン155を介し制御ロジックから送られ
る信号によって付勢される。ゲート回路154の出力端
は、ライン64bを介してCPU62内のデータバス
(図示せず)へ接続される。
一般に、インターフェース回路60の基本機能は、ヘッ
ド組立体20からの位置データをCPU62に与えてこ
れをメインメモリへ記憶することおよびCPUのメイン
メモリからデータを抽出してこれをボイスコイルモータ
24の駆動のための強制力信号へ変換することにある。
位置データをメインメモリに記憶するときには、位置デ
ータを記憶するためのアドレス位置が、マルチプレクサ
132およびゲート回路136を介してアドレスカウン
タ138の内容によって与えられる。位置データを記憶
させるための初期アドレス位置は、CPU62によって
決定され、この初期アドレスはカウンタ138に記憶さ
れる。この初期アドレス位置に続く次のメモリアドレス
位置は、ライン141を介し制御ロジック106から供
給されるクロック信号によってカウンタ138を増進す
ることで得られる。
メインメモリ内に記憶すべき位置データは、ゲート回路
154の出力端すなわち64bに与えられる。詳細に
は、ライン61に供給される位置データの各2進ワード
(典型的に、1ワードは16データビットである)は、
ゲート回路136を介して転送されるアドレス位置と同
時にゲート回路154を介して転送される前にレジスタ
110内に一時的に記憶される。
しかしながら、実際には、CPUと共に使用されるメイ
ンメモリのメモリサイズには限界があるので、CPUで
選択を行って、メインメモリに一時に位置データの最大
数のワードを記憶させる必要がある。当然ながら、CP
Uメモリ内に先に記憶されていたデータに上書きしてC
PUメモリに新しいデータを記憶することができる。記
憶すべき位置データのワード数の選択は、ワードカウン
タ140内に記憶されている2進数によって表わされ
る。ワードカウンタ140はアドレスカウンタ138が
増進する度に、減進せしめられる。ワードカウンタのカ
ウントがゼロに達すると、ゲート回路136および15
4が消勢される。従って、常に、メインメモリには位置
データの所定数のワードしか記憶されない。
メインメモリがボイスコイルモータ24をドライブして
ヘッド組立体20の位置決めをする駆動力データ信号を
発生している時に、マルチプレクサ132の選択された
出力によって与えられるアドレス位置のメインメモリか
らデータが抽出される。すなわち、ライン144上の出
力/入力信号のレベルによってマルチプレクサ132が
選択され、バッファ出力レジスタ128の出力と8ビッ
トカウンタ104の出力とライン131上の反転ゼロ変
更信号とが組合せられてゲート回路136を介しライン
64aへ初期メインメモリアドレスとして転送されて、
駆動力データを抽出する。
上述したことから明かのように、この駆動力データは、
再生時のみならず記録時にも正しい路を追従するように
組立体20を適切に位置決めするために使用される。C
PUはこの位置情報を利用し、駆動力データを発生する
が、ヘッド組立体を移動させる駆動力データは、本質的
に、ヘッド組立体を正しく位置決めすべき位置のみなら
ずヘッド組立体の現在の位置の関数であるからである。
従って、ヘッド組立体の移動量と速度は、所望位置およ
び現在の位置によって定められる。検出ヘッドS3は変
換ヘッド組立体20を制御する上で使用される誤差情報
を発生し、そのため変換ヘッド組立体20はヘッドが再
生時にトラックを走査している間にトラックを正確に追
従し、センサ25によって得られる位置情報は、ヘッド
がテープから外れたり、ヘッド組立体の次の回転時に次
のトラック群を走査するために位置決めされている際の
ヘッドの各回転部分の間に有用でありかつ必要である。
記録動作時に、特にテープ送り速度が通常の送り速度よ
りも低下した場合、または変換ヘッドの路をテープが通
常速度で移動した場合に得られるものと同じにしたい場
合に、CPUに対して駆動力信号を発生させるのに位置
情報が必要である。
サーボ装置を詳細に説明するために第8,9および10
図を参照する。第8図はヘッド組立体20がトラック群
Mから隣接トラック群Nへジャンプすなわちリセットす
るためのタイミング関係を示す。このようなヘッド組立
体のジャンプは、ヘッドがテープを走査しない(すなわ
ちテープから外れる)場合に生じ、一旦ヘッド組立体が
一方向に最大限度まで偏向してしまった場合でも必要と
なる。
すなわち、回転可能な変換ヘッド組立体20が回転する
度にそれが徐々に偏向せしめられたり、常に同一方向に
偏向せしめられるとしたら、ヘッド組立体が最大限度に
偏向した場合にヘッド組立体の位置をジャンプすなわち
リセットする必要がある。波形160は、ヘッド組立体
の回転角に対するヘッド組立体の実際のジャンプ移動を
示す。ここでジャンプはヘッド組立体20がほぼ約0゜
の基準角に位置決めされると開始し、ヘッド組立体の約
180゜の回転角内で完了することに注意されたい。し
かしながら、周知の慣性効果のために、ヘッド組立体に
は振動運動が生じる。従って、このような振動を緩和す
るためにボイスコイルモータに印加される駆動力信号は
この慣性振動に対処するように変更される。しかしなが
ら、波形160の部分160aに示されるように若干の
振動運動成分は残留する。
波形162および163は、ジャンプ運動の前後のヘッ
ド組立体によってトラックMおよびNからデータを読み
出す時間を示す。波形164はCPU62がハードウェ
アを付勢する時間を示し、この信号は開始信号と表示さ
れる。波形165は遅延カウンタ100の出力端に生じ
る1回転信号を表わす。CPU62からの開始信号の後
に、次の1回転信号はサーボ装置の動作を開始させる。
これにより、矢印166で示すようにヘッド組立体20
の位置測定が開始(波形167)される。更に、最初の
1回転信号転移は、ゼロ変更信号時にCPUのメインメ
モリ内のJBUFバッファからの駆動力データの抽出を
開始し、トラックMからNへのジャンプを行わせる。J
BUFバッファは、1つのトラック群から別のトラック
群へのジャンプを行なわせる駆動力データを含み、ま
た、ジャンプの後の慣性振動(波形図160の160a
部で示す)を緩和するように特定のヘッド組立体の質量
に特に適応するようになっている。第7図において、反
転1回転信号の終了により8ビットカウンタ104がク
リアされることに注目されたい。このカウンタのクリア
される状態、反転ゼロ変更信号の最初の状態およびレジ
スタ128の内容は、共にメインメモリのJBUFバッ
ファ位置のアドレスを与える。1回転信号の次の信号転
移は、8ビットカウンタ104をクリアする。しかしな
がら、反転REV.ZERO信号の状態は変化し、この
ためトラック群Nを追従するようにヘッド組立体を制御
する別のメモリアドレス位置信号が与えられる。この新
たなアドレスは、変換ヘッド組立体がトラック群Nを走
査する際に、ボイスコイルモータをドライブするため
の、CPUによって計算される駆動力データを含む。1
つのトラック群から別のトラック群へのジャンプを指示
するデータを含むバッファの位置が必要とされたという
ことをJバッファのアドレスが識別すれば、Jバッファ
から得られるボイスコイルデータによってボイスコイル
モータは制御され、必要なジャンプが行われる。ジャン
プの実行中に、Aバッファには別のアドレスが与えられ
なければならないので、ジャンプの完了時には、ヘッド
組立体を制御するボイスコイルモータには別のトラック
群を追従するのに適したデータが与えられる。しかしな
がら、Jバッファからのデータを使ったジャンプが行わ
れている間に、別のアドレスが与えられない場合には、
CPUは自動的にBバッファのデータを得る。これは、
ヘッドが移動しないよう作動させるので、ヘッドが大き
く移動することはなく、このため好ましくない機構の損
傷も生じることはなくなる。Aバッファまたは他の同様
の出力バッファに新しいアドレスが与えられるまで、B
バッファは循環し、その出力はBバッファ内を循環し続
ける。
約180度にわたってすなわち変換ヘッド組立体20の
各回転の約半分にわたって変換ヘッドがテープと変換関
係にある間、ヘッド組立体の実際の位置が測定され、入
力バッファにトラッキング情報が与えられる。3つの入
力バッファが設けられ、それぞれのバッファは128個
のサンプルまたはワードを受け取る。3つのバッファが
使われているが、これは、CPUによって行われる他の
ルーチンと同期化のためである。入力バッファはヘッド
組立体に関する位置情報をロードするか、あるいは感知
ヘッドS3からの誤差情報を受ける。この誤差情報は通
常再生時に使用される。入力バッファで128番目のサ
ンプルが受信された後、インタラプト信号が与えられる
が、この信号は、データが受信され、利用可能であるこ
とを表す。次で、インタラプトルーチンが開始し、バッ
ファ制御を実行する。
次に第9図を参照する。回転可能な中央ドラム部12が
鎖線で示されており、ジャンプの際のヘッド組立体の移
動の軌跡がバンド170で示されている。実施例におい
て、中央ドラム部は9000RPMで回転し、1回転に
つき256のサンプルが得られる。この結果、各サンプ
ルの間隔は約26マイクロ秒となる。第5図に関連して
記載された内部ループは約4kHzのバンド幅を有し、応
答時間は約1ミリ秒である。変換ヘッド組立体20が追
従する路の軌跡の誤差を補正するにはコンピュータによ
って制御される外部ループを使わなければならない。そ
のような誤差は、他の要因、例えばテープの伸び、テー
プの揺動、温度および湿度変化によって生じ、これら要
因はすべて動作中にヘッド組立体がトラックを追従する
精度に影響を与える。このようなコンピュータを使った
外部ループは、動作時の誤差波形を効果的にサンプリン
グしかつ平均化し、誤差の調和する内容を見つけ、その
データを利用し、測定された内容に基づき誤差を効果的
に予測する補正波形を発生し、それによりヘッド取付組
立体22によって担持された変換ヘッドが正確な再生を
得るために適切な路を追従することができるようにな
る。
第10図は、メインメモリ内のABUF,JBUF,お
よびBBUFバッファのマップを示す。1回転当り25
6個のサンプルが発生せしめられるため、各バッファ
は、ヘッド組立体20に印加すべき駆動力データの25
6個のサンプルすなわちワードを記憶するための256
個のアドレス位置を含んでいる。
第16〜19図には、ヘッド組立体の移動を制御するコ
ンピュータのソフトウェアの構成を示す。このうち第1
6図にはCPU62の一般的な作動が示してある。上述
したデータジェネラル社のノバ(NOVA)コンピュー
タは、マイル(MILE)3と称されるシステムのメイ
ンプログラムで作動し、これはオペレータと全装置から
成るハードウェアシステムとの間のインターフェースを
行なう。コンピュータは、以下説明するような7つの個
々のタスクの各々に必要なパラメータを表示し、指示
し、要求する。このコンピュータは、多数のスイッチを
有するフロントパネルを有するが、これはノバコンピュ
ータでは標準のことで、7つのうちの1つのサブモード
を制御する。これは、反復(iteration)と呼ばれるタ
スクであって、記録または再生モード中の正常作動時に
使用される。表示されたディレクトリまたはメニュー上
にある全体の多数のタスクから選択できる利用可能なタ
スクには次のようなものがある。
1)較正;2)単一高調波の出力;3)ウィンドゥ,遅
延,Nフィット(適合値),ゲインのための値の補正;
4)検出スイッチ13,14および15を含む反復;
5)自動走査トラッキングの制御の停止;6)速度設
定;7)プログラム停止である。この全作動は、第16
図のプログラムに示されている。本図は、基本プログラ
ムが開始した後に出力メニュー提示され、オペレータが
適切な入力バスのうちの1つを指示すると、これがCP
Uによって実行されることを示す。ほとんどのタスク
は、マイル3システムプログラムの中で「インライン」
に置かれており、主要な他の複雑なタスクは、次の表に
示すサブルーチン内に位置する。
表1 TTIT ……………高調波補正 FAST ……………低周波補正 JMPINIT ……ジャンプバッファを満たすための
パラメータのセットアップ JMPFILL ……ジャンプバッファを満たす SETSPD ………速度定数をセットアップ RDSPD …………インターフェースからの速度読出
し SWIN ……………検出スイッチの読出し CMCAS …………インターフェースへのコマンドの
送り STCAS …………インターフェースの始動およびデ
ータの読出し/書込み RDCAS …………別のデータ群の読出し FILON …………実数群の積分化 LMSQ ……………最小二乗平均法による適合化 始動時に装置は較正され、第12図に示す図表共に第1
7図に示すフローチャートを使ってこの手順が実施され
る。この較正の段階で、CPUは内部ループまたはコン
ピュータ制御の外部ループをブラックボックスとみな
し、このブラックボックスの入力端にsin wtの駆動力関
数が印加された場合に、f=f0Rsin(wt+φ)(ここ
ではRは減衰率でφは入力に対する出力の位相角すなわ
ち遅れ)で示される変位が生じるようにする。較正時の
間に、外部ループの駆動のために正弦波状の駆動力関数
が使用され、コンピュータはセンサ25を使って装置の
対応する変位を記録する。次にフーリエ変換を使って回
転ドラム組立体10の1回転(回転)周波数の各高調波
ごとに減衰率Rと位相遅延角φを決定する。次にフーリ
エ法を使って所望の変位が分析され、振幅と位相を含め
た各種周波数成分が決定される。以前記録されていた内
部ループの応答特性から、その高調波関する必要な駆動
力関数が決定され得る。これら、高調波は組合わされて
台形(truncated)フーリエ級数とされ、この駆動力関
数は内部ループの所望する出力を発生する。
第12図に示される図表はフーリエ解析の結果得られる
各種の正弦波を示し、これは所望する出力特性を与える
のに必要な駆動力関数を発生する。ヘッド組立体の移動
は、波形315(および308)によって概略示され、
波形315に示される移動に従いヘッド組立体を移動さ
せるための分析の結果必要とされる駆動力データは波形
316で示される。ヘッド組立体20の移動の所望する
パターンは、波形308および315で示され、計算の
各種高調波は312および314で示される。
次に第16図を参照すると、単一高調波を出力するタス
ク2の結果、回転ドラム組立体の基本周波数の所定高調
波の正弦波状駆動力関数が発生する。この駆動力関数の
振幅は、図示した実施例では0から32,767まで変
わる。これはヘッド組立体の約1.02mm(40ミル)
の移動を生じさせ、この移動はデジタル対アナログ変換
器の全出力範囲に対応する。このデータは512の整数
列に変換され、その列のアドレスはインターフェース6
0に出力される。このインターフェースは、停止される
まで前記列からデータを連続して取り出すように指令さ
れる。このインターフェースはタスク5を実施すること
により、または、インターフェースを利用する他のタス
クを実施することにより停止され得る。
第3のタスクは、特定の回転ドラム組立体に対してプリ
セットされる4つのパラメータの値を変えるためのもの
で、これらパラメータは、ウィンドゥ,遅延,N−フィ
ット,ゲインのラベルが付けられ、変更できるようにな
っており、また特定の装置に対して回転ドラム組立体を
代えた場合にはこれらの値を変えなければならない。一
般的に云えば、遅延パラメータは、インターフェース内
の遅延カウンタを制御し、テープに対するヘッドの角度
の誤り整合状態を調節する。タコメータパルス検出装置
から1回転信号が発生するので、ヘッドがテープ上にあ
る時を決定する上で、ヘッド位置に対するその配置は重
要となる。
ウィンドゥパラメータは、変換ヘッドがテープと変換関
係にあるようなヘッド組立体の回転(時間)部分を示
す。ウィンドゥパラメータ数は、128を越えてはなら
ず、変換ヘッドがテープとの変換関係にある結果、入力
バッファ内にあるサンプルの数を表す。
N−フィット(適合)パラメータはオフテープ駆動力関
数を発生させるための直線フィットを奏するためのサン
プルの数であり40の公称値のサンプル数にセットされ
る。これら40のサンプルは、変換ヘッドがテープ上に
ある間に追従される路の終端部のみならず開始部分にも
位置決めされ、40個のサンプルはノイズを低減するた
め平均化される。
ゲインパラメータは、変換ヘッドが正確に0.025mm
(0.001インチ)移動するようヘッド組立体の移動
を強制するためインターフェースの入力端で必要とされ
る単位の数であり、1600の公称値にセットされてい
る。換言すれば、それは、また、変換ヘッド組立体20
を0.025mm(1ミル)偏向する出力を与えるように
デジタル対アナログ変換器を駆動するために必要な入力
の変化を表す。それは、内部コンピュータワードとヘッ
ド組立体の外部の物理的移動と間の変換となる。
タスクNO.4の反復は、第19図のフローチャートに示
されており、これは速度変更法のみならず高調波および
D.C.補正を用いてヘッド組立体の移動を制御する基
本的な作動手法である。上述したように、インターフェ
ース60は、2組バッファすなわち入力バッファ群と出
力バッファ組と共に動作する。入力バッファ群は位置す
なわち誤差データを与え、出力バッファ群は作動時に変
換ヘッドの軌跡を制御する複合駆動力関数すなわち駆動
力データ信号を含んでいる。回転ドラム組立体10が回
転する度に、変換ヘッドがテープに対して変換関係にあ
る変換ヘッド組立体20の180゜の回転角に対し12
8点のデータが与えられ、変換ヘッドを支持するヘッド
取付組立体の制御には、256点のデータが必要であ
る。上記のように、ヘッドがテープを走査している時
(オンテープ)にはサンプル点0〜127が発生し、変
換ヘッドがテープから外れている時(オフテープ)には
サンプル点128〜255が発生する。
高調波の分析は、インタラプトサービスルーチンがアイ
ドル状態のちきに限り行われ、高調波の分析とインタラ
プトサービスルーチンの双方は、入力データ、出力デー
タの両者を使用するため、入力バッファ群および出力バ
ッファ群の各組の各種バッファが使用される。入力バッ
ファおよび出力バッファのすべては高調波補正ルーチン
またはD.C.補正ルーチンのいずれかによって動作さ
れるが、双方によって動作されることはない。高調波補
正ルーチンは、一方のルーチンを用いてデータを受け入
れ、出力するロジックを含む。この高調波補正ルーチン
は、「スタンドアロン」および「D.C.補正ルーチン
を伴った動作」の2つのモードで作動できる能力をも有
する。スタンドアロンモードでは、次の主要ステップを
順に実行する。すなわち、データの入力、入力データの
平滑化、誤差信号をオフテープ(テープ外れ)部めで広
げる直線の計算、駆動力関数信号係数のフィルタリング
および計算、駆動力信号の高調波の数の合計の計算、補
正を達成する上で使用するため出力バッファへのデータ
の付与である。このデータは、CPUの演算時間が可能
な程速く入力されるので、ヘッド組立体20が連続して
回転しなくても入力データが供給される。1つのバッフ
ァには10回転する間のデータが集められ、更新期間よ
りも速い速度で生じる変化をフィルタリングするために
平滑化される。トラッキング誤差を更新するにはヘッド
がテープにある部分のデータだけが利用される。従っ
て、各回転の(ヘッドがテープと接触しない)オフテー
プ部分は最初と最後の端フィットの直線フィットと置換
される。各端フィットは、既述のように40個のサンプ
ルから成る。変換ヘッド組立体の各回転のオフテープ部
分の直線フィットが計算された後に、選択された特定数
の高調波に対してフーリエ変換駆動関数の係数が計算さ
れ、較正時に計算された係数と共に合計されて、次の期
間のための補正駆動力関数信号を発生する。次に出力バ
ッファが満たされ、RDCASサブルーチンに至り、こ
のサブルーチンはインターフェース60によるデータの
アクセスと利用を可能とする。
D.C.すなわちオフセット補正が使用される時は、以
下に述べるタスクをそれらが生じる順に実行するルーチ
ンにてインターフェース60の制御が行われる。すなわ
ち、これらタスクは、データトラックの獲得、使用する
ジャンプのタイプ(すなわち小さなジャンプか、大きな
ジャンプか)の決定、次の回転のデータが利用可能とな
る時の信号システムへのパルスの送り、誤差データ内の
D.C.オフセットを決定するための直線フィットの計
算、ジャンプバッファに存在する合計値にて出力バッフ
ァを満たす上で利用するための補正入力/出力バッファ
の決定、高調波補正,トラック位置の予測およびD.
C.オフセット補正である。
獲得動作部分の間で、位相エンコーダ63からのデータ
をトラック位置の予測データと同期させ、誤予測を防止
しなければならない。これは、ゼロに等しい位相エンコ
ーダの最初の値を使用し、その後位相エンコーダからの
データの傾斜を計算する前の変換ヘッド組立体の次の回
転まで待機することによって達成される。128のサン
プル点のための位相エンコーダからの値の傾斜は、ヘッ
ド組立体の次の回転の間の予測値を発生するために使用
され、これは現在の指示値と計算された傾斜との合計に
等しい。次に128のサンプル点の入力データは、最小
二乗平均フィットを計算するのに使用される。
獲得が行なわれて、所定速度のための定数がセットされ
た後は、回転ヘッド組立体10が回転する度にジャンプ
バッファのバイアスのための予測オフセットだけが生じ
る。相対ヘッド対テープ速度が変わると、メインプログ
ラムは新しい組のデータをジャンプバッファに対して準
備するルーチンを呼出し、D.C.補正ルーチンが停止
され、再開始される。ジャンプバッファに対するデータ
は、インターフェース65から読出されレジスタ(IS
PEED)により指定される速度のためのJMPINI
TおよびJMPFELLと定められるルーチンの組によ
って動作に先立って構成される。
ジャンプバッファは2つのバッファを含み、各バッファ
は特定のジャンプ軌跡(放物線が好ましい)を描き、こ
れによりヘッド組立体は適切な傾斜で新しいトラック群
を追従するための適切な開始軌跡をとるように偏向せし
められ、この状態でジャンプは最少エネルギー量にて達
成される。第1のバッファは、小さなジャンプのための
データを有し、第2のバッファは大きなジャンプのため
のデータを有する。選択された速度がこのような2つの
大きさのジャンプを必要としない場合には、双方のバッ
ファは、同じデータを含むことになる。記録トラックの
端部における予測値がプリセットされた下限値以下であ
れば常に小さなジャンプのためのバッファが使用され
る。この下限値に達すると、大きなジャンプのためのバ
ッファが使用される。ジャンプバッファのためのデータ
は、次のトラックの開始点に達するようにオフセットを
無視して構成され、従ってバッファ内の値は、記録トラ
ックの予測端に対応する値を追加した値となるはずであ
る。これはバイアスとして定められ、出力バッファに印
加される前にオフセット補正値に加算され、次いで次の
回転の開始前に減算される。
記録を行う速度以外の相対ヘッド対テープ速度では、新
たなデータが読出しされないで変換ヘッド組立体が1回
またはそれ以上回転することが常に生じる。例えば、1
/2の速度では1回転おきに新たなデータが読出され、
1/4の速度では4回転中3回転で新たなデータが読出
されない。有効データの決定はプリセットレジスタを使
って行われるが、このレジスタは均一状にコード化され
たビットパターンと繰返しカウントとを含む。レジスタ
およびそのカウントは、カウントがその終了状態に達す
るごとにプリセット値に初期化される。そのカウントは
速度の逆数であり、回転ヘッド組立体が回転する度に減
進される。これらレジスタは、レジスタがゼロビットに
セットされる時に適切な動作をとるように、信号の有効
性の決定に先立って回転の度に左へシフトされる。読出
し動作が行われる時、データについて最小二乗平均フィ
ットを行なうことによってD.C.補正のための新しい
値が計算される。
第5図および第6図に関して既述した位相エンコーダ6
3を含む回路は第11図に示されている。これは、左側
に4つの別々の差動ラインドライバ330,332,3
34および336を含む。ドライバ330は、従来の回
転によって得られかつテープ上でトラックの開始点が生
じる時を定めるテープフレーム信号を与える入力ライン
338を有する。ライン340は、ドライバ332の入
力ラインであって、フレーム速度のほぼ256倍のテー
プ基準信号を与える。ドライバ334への入力ライン3
42は1回転(1回転)タコメータ速度の512倍の信
号を含み、入力ライン98からの1倍のタコメータ信号
は、ドライバ336に印加される。入力338および3
40の上のテープフレームおよびテープ基準信号はテー
プ上のトラック開始点を定め、ライン98上の信号は回
転ヘッド組立体のゼロ位置を識別し、入力ライン342
はタコメータ速度信号の512倍の信号を含む。
基本的にこの位相エンコード回路は、簡単なカウンタ回
路であり、ライン63aを介してCPU62に情報を与
える。こうして走査されるべきトラックに対して回転ヘ
ッド組立体のセロ位置にどのくらいずれているかを表わ
すデータが送られる。このカウントはシステム内に存在
する誤り整合量を表わす。換言すれば、テープフレーム
信号はカウンタをゼロにし、多数のテープ基準信号は、
ゼロ位置が生じるまで(その間にカウンタ内に存在する
カウントが要求時にCPUにローディングするためレジ
スタに転送される)カウンタをクロッキングする。
従って、CPUに与えられるカウント数はトラックの開
始点と回転ヘッド組立体のゼロ位置との間の誤差の程度
を表わす。トラッキングを正確にするには、変換ヘッド
がテープと変換関係になる点とトラックの開始点を一致
させて、走査時にトラックを正しく追従するようにする
ことが好ましい。また誤差量は、その時に存在する誤差
の程度を正しく表わすカウント数となり,CPUはこの
情報を使って駆動力データ信号を発生してトラッキング
誤差を補正する。位相エンコーダからの信号としてはテ
ープエッジに対するトラック高を測定した結果のものが
好ましい。これは2つの方法によって行われる。すなわ
ち、回転時に角度位置の関数で表わされるヘッド位置を
測定する方法と、テープの長さ方向の位置の関数で表わ
されるテープ上のトラック位置を測定する方法の2通り
である。ヘッドのテープエッジからの距離の値(ヘッド
の回転位置の測定値)がテープエッジとトラックとの間
の距離の値(トラックの長さ方向位置の測定値)から引
算されると、ヘッドとトラックとの間の距離が得られ
る。
従って、第11図の回路は、変換ヘッドがテープすなわ
ちそのゼロ位置に達するまでのトラック開始点からの距
離の測定値を与え、このカウント数はCPUによって利
用されて誤差補正駆動力信号が発生され。第11図にお
いて、この回路は9ビットカウンタを構成する多数の集
積回路344を有し、これは2つの集積回路348に接
続された出力ライン346を有する。回路348はバス
ドライバ352に接続された出力ライン350を有する
9ビットレジスタを構成する。バスドライバ352はC
PU62に接続されるライン63aを有する。カウンタ
344は排他的ORゲート356の出力であるライン3
54によってクロッキングされる。ドライバ332の出
力358はDフリップフロップ360に接続され、次に
このフリップフロップ360は別のDフリップフロップ
362に接続されている。
ドライバすなわちレシーバ330からのテープフレーム
信号は、ライン364に与えられ、Dフリップフロップ
366をクロッキングし、Dフリップフロップ366は
別のフリップフロップ368に接続されている。このよ
うなフリップフロップの組合せにより、クロック信号の
正しいタイミングが取られ、カウンタ344はクロッキ
ングされる前に安定化される。
レシーバすなわちドライバ334からのライン370上
には基準信号が与えられ、排他的ORゲート372を通
ってライン374へ送られ、別のフリップフロップ37
6のみならずフリップフロップ362および368をク
ロッキング制御する。フリップフロップ376のD入力
にはライン378に接続され、ライン378はフリップ
フロップ380に接続され、フリップフロップ380は
ライン382上のレシーバ338からのタコメータパル
スによりクロッキング制御される。1対の排他的ORゲ
ート384およびそれに隣接する関連回路は、2倍乗算
器を構成する。この乗算器は,テープ基準信号に2を掛
けて、これを排他的ORゲート356の入力ライン38
6に印加する。従って、カウンタをクロッキングするラ
イン354上の信号周波数は、テープ基準信号の関数で
あり、この信号はカウンタ344を増進する。
入力338上にテープフレーム信号が生じると、レジス
タ348のみならずカウンタ344がクリアする。クリ
アされた後、カウンタ344はテープの移動によりクロ
ッキングされる。カウンタのカウント状態は、テープフ
レーム信号と関連したトラックの開始点と変換ヘッド組
立体の通常の回転平面との間の距離を表す。カウンタ3
44は、タコメータ信号が生じ入力ライン98に与えら
れるまでクロックパルスをカウントする。この結果フリ
ップフロップ376はライン388上に信号を発生し、
この信号はレジスタ348に印加され、その時カウンタ
344のライン346にどのような信号存在してもクロ
ッキングする。
CPUは入力ライン390上に選択信号を与える。この
信号は、バスドライバ352の付勢のために有効に働
き、レジスタ348からのデータは選択信号に応じてC
PU62のバスライン63aに印加される。
以上から明らかになるように、トラックの開始点は、ラ
イン338上のテープフレーム信号によって表され、こ
れはカウンタをクリアし、タコメータ信号が受信される
までのカウントを開始させる。タコメータ信号の受信
で、カウンタ内に累積されたカウントはレジスタ348
に印加され、次にこれらレジスタからのデータは要求さ
れるとCPU62へ送られる。
第13図には、スキャナ回転タイミングロジック102
が詳細に示されている。遅延カウンタ100からの1回
転信号は、インバータ180およびANDゲート182
へ入力され、インバータ180は反転1回転信号を出力
する。この信号はANDゲート184の入力端およびフ
リップフロップ186のクロック(CK)入力端に送ら
れる。ANDゲート182の出力端はフリップフロップ
188のデータ(D)入力端に接続されている。ライン
98aに供給される転送クロック信号は、フリップフロ
ップ188のクロック(CK)入力端に送られる。フリ
ップフロップ188の「否真」出力端(反転Q)は、ラ
イン127に接続される。このラインは制御ロジック1
06(第7図)の入力端に接続されている。
ライン98の1回転信号は、カウンタ190のクロック
(CK)入力端にも送られる。このカウンタは、モデル
番号74LS161またはこれと同等品の半導体装置で
よい。ライン66c上に供給された開始信号は、カウン
タ190のクリア(CLR)入力端に送られる。カウン
タ190の第1データ出力端(QA)は、NANDゲー
ト192の入力,ANDゲート194の入力および別の
ANDゲート196の2つの入力のうちの最初のものに
接続され、カウンタ190の第2データ出力端(QB)
はインバータ198および200の入力に接続され、カ
ウンタ190のQBデータ出力端は、NANDゲート1
92の第2入力端に接続されている。インバータ198
および200の出力はそれぞれANDゲート194およ
び196の第2入力端に接続され、ANDゲート196
の出力はANDゲート182の第2入力端に接続され、
NANDゲート192の出力はカウンタ190の付勢
(ENT)入力端に接続され、ANDゲート194の出
力は、インバータ202の入力およびANDゲート18
4の第2入力に接続されている。インバータ202の出
力はフリップフロップ186のデータ(D)入力端に接
続され、ANDゲート184の出力端は、ライン129
に接続され、ライン129はバッファ出力レジスタ12
8(第7図)のクロック(CK)入力端に接続されてい
る。フリップフロップ186の「真」出力(Q)端は、
ライン131へ接続され、このラインはマルチプレクサ
132に反転ゼロ変更信号を送る。
作動時に、ライン66c上の開始信号は、カウンタ19
0をクリアするのでデータ出力QAおよびQBの双方は低
レベルとなる。NANDゲート192は付勢され、カウ
ンタ190が付勢される。またANDゲート196が低
レベルのQA出力により消勢されるので、ANDゲート
182も消勢される。従って、ライン127上の信号レ
ベルは前の状態のままである。ANDゲート194は消
勢されてインバータ202を付勢するので、反転1回転
信号の次の負の転移でフリップフロップ186をセット
する。従って、ライン131上の信号レベルは高レベル
となる。またANDゲート194が消勢せしめられるこ
とで、ANDゲート184は消勢されるので、ライン1
29上の信号レベルは低くなる。1回転信号はカウンタ
190をクロッキングし、カウンタ190はデータ出力
QAを高レベルとする。一方データ出力QBは低レベルの
ままである。従って、ANDゲート196および182
が付勢されると、これによりフリップフロップ188が
セットされ、ライン127上の信号レベルは低レベルと
なる。一方、ANDゲート194も付勢される。インバ
ータ180の出力の反転1回転信号レベルの変化でAN
Dゲート184は付勢される。これにより、ライン12
9のレベルは反転1回転信号の後縁で高レベルとなる。
次に、インバータ202が消勢されると、フリップフロ
ップ186をリセットし、ライン131の信号レベルを
低レベル(ゼロ変更信号の最初の部分)とする。
カウンタ190のクロック入力に供給される次に続く1
回転信号は、QAデータ出力を低レベルにし、QBデータ
出力を高レベルにする。従って、インバータ198およ
び200は消勢され、これによりANDゲート194お
よび196が消勢される。このためフリップフロップ1
88がリセットされ、ライン127上の信号が高レベル
となる。ANDゲート194が消勢されて、ANDゲー
ト184も消勢されるので、ライン129上の信号も低
レベルとなる。
第14図は制御ロジック106の詳細を示す。CPU6
2からのCPUデータ入力制御信号は、ライン66hの
うちのライン66h1上に供給される。この信号ライン
はNANDゲート210の2つの入力のうちの1つに接
続されている。転送クロック信号ライン98aは、フリ
ップフロップ212および214のクロック(C)入力
端に接続され、フリップフロップ212のデータ(D)
および反転セット(反転S)入力は、抵抗R10を介し
て正の電源に接続されている。CPU62からの別の制
御信号(DCH出力信号)は、ライン66h2上に供給
される。ライン66h2は、フリップフロップ212の
入力端の反転リセット(反転R)およびインバータ21
6の入力に接続されている。インバータ216の出力
は、NANDゲート218の2つの入力のうちの1つに
接続されている。フリップフロップ212の「真」
(Q)出力端は、別のフリップフロップ220のデータ
(D)入力端と、出力/入力選択信号をマルチプレクサ
132(第7図)に転送するライン144と、NAND
ゲート222の2つの入力のうちの1つに接続されてい
る。フリップフロップ212の「否真」(反転Q)出力
端は、NANDゲート224の2つの入力のうち1つに
接続され、NANDゲート224の出力端はライン14
1に接続されている。このライン141は、アドレスカ
ウンタ138(第7図)にクロック信号を送る。フリッ
プフロップ220の反転セット(反転S)および反転リ
セット(反転R)入力端は、抵抗R10を介して正の電
源に接続されている。
フリップフロップ220は、本実施例ではモードフリッ
プフロップと表示され、そのクロック(C)入力端AN
Dゲート226(以下詳細に説明する)の出力に接続さ
れている。フリップフロップ220の真(Q)出力端
は、インバータ228の入力に接続され、インバータ2
28の出力はライン64のうちのライン64c1(これ
はDCHモード信号を送る)に接続されている。CPU
62からの要求付勢信号を伝えるライン66h3は、D
CH要求フリップフロップ230のクロック(C)入力
端に接続され、フリップフロップ230のデータ(D)
入力端は、DCH同期フリップフロップ214の「真」
(Q)出力端に接続され、フリップフロップ230の
「真」(Q)出力端は、ANDゲート232の2つの入
力端のうちの1つと、インバータ234の入力と、AN
Dゲート226の4つの入力端のうちの1つに接続され
ている。ANDゲート232の第2入力端は、CPUか
らのデータチャンネルプライオリティ(DCHP)信号
を伝えるライン66h5に接続されている。このライン
66h5はANDゲート226の4つの入力のうちの第
2入力にも接続されている。ANDゲート232の出力
端は、DCH選択フリップフロップ236のデータ
(D)入力端に接続され、CPU62からのライン66
h6は、データチャンネルアドレス(DCA)信号を伝
え、これはANDゲート226の第3入力端およびフリ
ップフロップ236のクロック(C)入力端に接続され
ている。ライン66h6のDCA信号は、CPU62が
インターフェース回路60からのアドレスを要求してい
ることを表わす。
フリップフロップ236の「真」(Q)出力端は、AN
Dゲート226の第4入力端と、NANDゲート238
およびANDゲート240の2つの入力端のうちの第1
入力端と、NANDゲート218の第2入力端に接続さ
れている。NANDゲート218の出力端は、クロック
信号を出力レジスタ148(第7図)に伝えるライン1
49に接続され、NANDゲート238の出力端は、ワ
ードカウンタ140にクロック信号を伝えるライン14
2に接続されている。ANDゲート240の出力端は、
ゲート回路154に付勢信号を送るライン155に接続
されている。CPU62からのライン66h7はゲート
238および240の第2入力端に接続され、ライン6
6h7はCPUがデータバス上のデータを要求すること
を表わすDCH入力信号を伝える。
フリップフロップ214,230および236の反転セ
ット(反転S)入力端は、抵抗R10を介して正の電源
に接続され、CPU62からの反転リセット信号を伝え
るライン66h4は、ANDゲート242,244およ
び246の2つの入力端のうちの第1入力端に接続さ
れ、コマンドレジスタ150(第7図)からのDCH付
勢信号を伝えるライン152は、ANDゲート244の
第2入力端に接続され、ANDゲート244の出力端
は、フリップフロップ230および236の反転リセッ
ト(反転R)入力端に接続されている。
ANDゲート266およびNANDゲート222の出力
端は、NANDゲート247の2つの入力端に接続さ
れ、NANDゲート247の出力端はANDゲート24
2の第2入力端に接続され、ANDゲート242の出力
端は、フリップフロップ214の反転リセット(反転
R)入力端に接続されている。
ワードカウンタ140からの「ゼロをカウント」信号を
伝えるライン146は、1対のフリップフロップ248
および250のクロック入力端に接続され、フリップフ
ロップ248のデータ(D)入力端は、接地されてい
る。フリップフロップ248の「真」(Q)出力端はフ
リップフロップ250のデータ(D)入力端と、NAN
Dゲート252の2つの入力端のうちの1つに接続され
ている。フリップフロップ250の「非真」(反転Q)
出力端は、NANDゲート222の第2入力端に接続さ
れ、CPU62からのライン66h8はデバイス選択信
号を伝えるが、NANDゲート256の2つの入力端の
うちの1つおよびNANDゲート252および254の
第2入力端に接続されている。
クリア信号を伝えるCPU92からのライン66h9
は、NANDゲート256の第2入力端に接続されてい
る。NANDゲート256の出力端は、ANDゲート2
46の第2入力端に接続され、ANDゲート246の出
力端は、フリップフロップ248の反転リセット(反転
R)入力端およびANDゲート258の2つの入力端の
うちの第1入力端に接続されている。スキャナ回転タイ
ミングロジック102からの「DCHを稼働中にセッ
ト」制御信号を伝えるライン127は、ANDゲート2
58の第2入力端とフリップフロップ248の反転リセ
ット(反転S)入力端に接続され、ANDゲート258
の出力端はフリップフロップ250の反転リセット(反
転R)入力端に接続されている。
フリップフロップ248は、稼働中フリップフロップと
して示され、フリップフロップ250は完了フリップフ
ロップとして示されている。これらのフリップフロップ
はCPUに制御信号を与え、インターフェース回路60
のステータス(すなわちインターフェース回路が特定動
作により稼働中または完了のどちらになっているか)を
表示する。このCPU62にステータスを伝える信号
は、NANDゲート252の出力から反転稼働中選択信
号を伝えるライン64c3またはNANDゲート254
の出力から反転完了選択信号を伝えるライン64c4に
生じる。
第7図および第14図に示した回路の動作を説明するた
め第15図タイミングチャートを参照する。波形400
は、ライン98aに供給される転送クロック信号を表示
し、この転送クロック信号の期間は、約26μ秒であ
る。波形402は、アナログ対デジタル(A/D)変換
器58のサンプル・ホールド作動を示す。ここでは、安
定出力が得られるまで約5マイクロ秒かかる。波形40
4はA/D変換器58の作動を示す。A/D変換器58
の出力が安定するまで(すなわち転送クロック信号の次
のサイクルの正の前縁の直前)約25μ秒かかる。
波形406は、DCH同期フリップフロップ214(第
14図)の作動を示し、波形408はライン64c1
(第14図)上に供給されるDCHモード信号の対応す
る状態を示す。波形410は、DCHサイクルはずれ信
号を示し、これはDCH出力レジスタ148(第7図)
に新しい駆動力データが伝送される各転送クロックサイ
クル中のタイムウィンドゥである。波形412はDCH
サイクル合致信号であって、位置データがCPUのメモ
リに送られて記憶される各転送クロックサイクル中のタ
イムウィンドゥである。
波形414は、DCH出力レジスタ198(第7図)の
ステータスを示し、このレジスタは波形414の点41
4aで示すようにDCHサイクルはずれ信号(波形41
0)の終了後にステータスを変える。波形416は、位
置レジスタ110(第7図)のステータスを示し、波形
418は駆動力レジスタ418のステータスを示す。こ
れらレジスタは転送クロック信号の正の立上がりエッジ
に対応して同時にステータスを変えることに注意された
い。波形420は、ライン144上に供給されるマルチ
プレクサ選択信号(出力/入力)を表示し、最後に波形
422はデジタル対アナログ(D/A)変換器68の出
力を示す。
(発明の効果) 上述の本発明の実施例の詳細な説明に関連して従来の装
置よりも種々の重大な利点を与える情報記録再生装置に
ついて述べたが、ここで述べた装置の利点は、相対ヘッ
ド対テープ送り速度が大きく変わっても、再生時にトラ
ックを正確に追従できる能力を有する装置により、極め
て狭いトラック上に同時の多数のトラック群を記録でき
ることにある。また,記録モード動作中は、相対ヘッド
対テープ送り速度が変わったとしても、テープの長さ方
向に対する所望の角度でトラック群を記録できる。テー
プ送り速度がその正常速度以外に変わったとしても、ヘ
ッドを支持する可動のヘッド組立体の位置情報を受け、
かつヘッド組立体を移動して所望のトラック(すなわち
再生時には先に記録されたトラックまたは記録の際には
所望の路)を追従させるように可動ヘッド取付組立体を
移動するための駆動力信号を発生するCPUの利用が可
能となる。CPUを利用して計算を行い駆動力信号を発
生して、変換ヘッドを支持する可動のヘッド取付組立体
の正確な位置決めを制御することにより、従来の装置よ
りもより高速の回転速度で動作でき、かつ従来のこの種
の誤差補正機構では不可能であった極端に狭いトラック
を正確に追従することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図を本発明を具体化したオメガ巻きヘリカルテープ
ガイドドラムの斜視図、第2図は第1図に示したテープ
ガイドドラムの切欠き側面図、第2a図は第2図の2a
−2a平面で取った第2図の構造体の部分横断面図、第
3図は記録済みの数トラック群を有する磁気テープの部
分拡大図、第4図は第3図に示したトラック群の一部の
拡大図、第5図は本発明に係る装置の全ブロック図、第
6図は本発明に係る装置の詳細ブロック図、第7図はイ
ンターフェース回路のブロック図、第8図は磁気ヘッド
組立体のジャンプまたはリセットのためのタイミングを
示す図、第9図はテープガイドドラムのまわりのヘリカ
ルトラックの略図、第10図はCPUのメインメモリ内
のバッファのマップ図、第11図は第5図および第6図
のブロック図内に示した回路の位相エンコーダ部分のブ
ロック図、第12図は駆動力データ計算の波形図、第1
3図は第7図に示した回路内で使用されるスキャナ回転
タイミングロジックの回路図、第14図は第7図に示し
た回路内で使用される制御ロジックの回路図、第15図
は第7図に示す回路の作動を示すタイミング図、第16
図は本装置の各種動作中のCPUの制御を示すフローチ
ャート、第17図は本装置の較正動作中のCPUの作動
を示すフローチャート、第18図は各種高調波を使って
駆動力データを発生する間のCPUの作動を示すフロー
チャート、第19図はタスク番号4の反復タスクを示す
フローチャートである。 A〜F………トラック 20 ………変換ヘッド組立体 22 ………可動機素 25 ………変換器 26 ………磁気テープ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体の長さ方向に対して角度をなして
    配向した複数の隣接トラックからなるトラック群に沿っ
    て記録媒体を走査するため回転手段によって支持された
    変換手段を有し、上記回転手段に上記変換手段を支持さ
    せるため該変換手段を可動に担持する可動支持手段を含
    み、更に互いにほぼ平行な上記トラック群を記録するた
    め上記変換手段を上記トラック群に対して横方向となる
    ように上記回転手段のほぼ軸方向に移動させる手段を含
    む情報記録再生装置に用いる可変速度にて転送されるデ
    ータを記録することに適する情報記録方法において、 上記回転手段の角速度をほぼ一定に維持し、 上記回転手段のまわりの上記媒体の送り速度を、ゼロ速
    度を含む順方向上限と逆方向下限との間の範囲内の所望
    速度に調節し、 上記変換手段の基準走査横方向位置に対する瞬時横方向
    位置を検知し、 上記変換手段の瞬時横方向位置と、上記媒体の特定の送
    り速度および方向によって決定される所望のトラッキン
    グ路に対応する位置とを比較し、 上記変換手段の瞬時横方向位置の検知および比較の結
    果、上記変換手段を上記所望のトラッキング路に対応す
    る位置まで横方向に移動させ、互いに平行なトラック群
    を記録することを特徴とする情報記録方法。
  2. 【請求項2】選択された送り速度および方向で送られる
    ことができる記録媒体に関して情報信号を転送するため
    の情報記録再生装置において、 上記記録媒体の長さ方向に関してある角度で配向される
    トラック群を形成しそれに関して情報を転送する変換手
    段と、 上記トラック群の長さ方向に関してほぼ横方向となるよ
    うに上記変換手段を移動可能に装着し、上記変換手段が
    上記媒体を走査する際に上記トラック群に関して情報を
    転送するように該変換手段を回転させる回転可能な機素
    によって支持された変換手段取付手段と、 上記変換手段取付手段に与えられている駆動信号に応じ
    て、上記トラック群のトラックの長さ方向に対して横方
    向となるように上記変換手段取付手段を移動させる手段
    と、 基準走査横方向位置に対する上記変換手段の瞬時横方向
    位置を感知して、上記変換手段の瞬時横方向位置を表す
    位置信号を発生する手段と、 所望のトラッキング路に沿って上記トラック群を同時に
    記録し引き続いて上記記録媒体の選択された速度および
    方向で上記所望のトラッキング路に平行なトラッキング
    路に沿って次のトラック群を記録するように上記位置信
    号に応じて上記変換手段取付手段を駆動する駆動信号を
    発生する手段と、 を設けたことを特徴とする情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】磁気テープがある選択された速度および方
    向で送られる際に上記テープに関して情報信号を転送す
    るようにトラック群を形成する複数の隣接したトラック
    に沿って上記テープを走査するため回転手段によって支
    持された変換手段を有し、上記回転手段は上記変換手段
    を支持する可動支持手段を含み、駆動信号に応じて上記
    トラック群の方向に対してほぼ横方向となるように基準
    走査横方向位置に対する両方向の上記変換手段の移動を
    行なわせるようにした情報信号記録再生装置において、 上記変換手段の上記基準走査横方向位置に関する瞬時横
    方向位置を検知してそれを表す位置信号を発生する検知
    手段と、 上記変換手段による上記テープの1回以上の走査の間上
    記位置信号を記憶する記憶手段と 上記駆動信号を発生して上記可動支持手段に該駆動信号
    を与え、上記検知手段によって与えられる位置信号と、
    上記記憶手段から読出された位置信号とに応じて、所望
    の選択されたトラッキング路に沿ってトラック群を同時
    に記録し上記テープの選択された送り速度および方向で
    上記選択されたトラッキング路に平行なトラッキング路
    に沿って次のトラック群を記録するように上記変換手段
    を位置決めする手段と を具備したことを特徴とする情報記録再生装置。
JP57149842A 1981-08-28 1982-08-28 情報記録方法および情報記録再生装置 Expired - Lifetime JPH063668B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/297,291 US4485414A (en) 1980-07-07 1981-08-28 Servo system for positioning a movable transducing head assembly
US297291 1994-08-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5880130A JPS5880130A (ja) 1983-05-14
JPH063668B2 true JPH063668B2 (ja) 1994-01-12

Family

ID=23145684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57149842A Expired - Lifetime JPH063668B2 (ja) 1981-08-28 1982-08-28 情報記録方法および情報記録再生装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US4485414A (ja)
JP (1) JPH063668B2 (ja)
DE (1) DE3231558A1 (ja)
FR (1) FR2512247B1 (ja)
GB (1) GB2108750B (ja)
HK (1) HK45990A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9429240B2 (en) 2013-07-05 2016-08-30 Komatsu Ltd. Valve device

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57117162A (en) * 1981-01-09 1982-07-21 Toshiba Corp Positioning device for magnetic head
DE3325353A1 (de) * 1983-07-14 1985-01-24 Honeywell Gmbh Positionssensor
JPH0664790B2 (ja) * 1985-08-28 1994-08-22 株式会社日立製作所 磁気再生装置の自動トラッキング装置
US4675760A (en) * 1986-03-11 1987-06-23 Ampex Corporation Information signal recording and/or playback system and method using a prerecorded reference track
FR2608825B1 (fr) * 1986-12-19 1994-12-30 Enertec Dispositif pour la detection de la position d'une tete magnetique
US4970611A (en) * 1987-08-27 1990-11-13 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Variable tape speed head-carrier drum control apparatus
DE3829040A1 (de) * 1987-08-27 1989-03-16 Mitsubishi Electric Corp Kopftraegertrommel-steuereinrichtung
US5103355A (en) * 1989-04-11 1992-04-07 Ampex Corporation System for correlating head scan tracking and tape timer transitions
JP2540224B2 (ja) * 1990-05-22 1996-10-02 松下電器産業株式会社 光ディスクのサ―ボ装置
US5227937A (en) * 1991-03-14 1993-07-13 Ampex Corporation Side-stiffened flexural pantographic mount for positioning a magnetic transducing head assembly
US5402280A (en) * 1992-05-11 1995-03-28 Quantum Corp. Method and apparatus for runout correction due to disk slip or spindle imbalance
US5483394A (en) * 1993-10-29 1996-01-09 Wangtek, Inc. Filtered average servo demodulator
US5592346A (en) * 1994-03-31 1997-01-07 Polaroid Corporation Control system utilizing an adaptive predictor to compensate for harmonic distortion
KR970029639A (ko) * 1995-11-28 1997-06-26 배순훈 테이프 레코더의 헤드 구동장치
US5784296A (en) * 1996-04-30 1998-07-21 Quantum Corporation Method and apparatus for spectral analysis in a disk recording system
KR100301046B1 (ko) * 1998-09-01 2001-09-06 윤종용 그래픽처리속도를향상시킬수있는듀얼포트를갖는고속싱크로너스메모리장치

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3838453A (en) * 1972-05-18 1974-09-24 Ibm Track following system for magnetic tape recorder
US4139871A (en) * 1975-11-24 1979-02-13 Nippon Hoso Kyokai Eight-head magnetic video tape recording and reproducing apparatus with rotary transformer
US4165523A (en) * 1976-03-19 1979-08-21 Ampex Corporation Automatic scan tracking using an additional sensing means on a bimorph
US4093885A (en) * 1976-03-19 1978-06-06 Ampex Corporation Transducer assembly vibration sensor
US4151569A (en) * 1976-03-19 1979-04-24 Ampex Corporation Positionable transducer mounting structure using a piezoelectric bender element
US4151570A (en) * 1976-03-22 1979-04-24 Ampex Corporation Automatic scan tracking using a magnetic head supported by a piezoelectric bender element
US4167023A (en) * 1976-06-09 1979-09-04 Rca Corporation Rotating head recorder with different recording and playback speeds
US4099211A (en) * 1976-09-13 1978-07-04 Ampex Corporation Positionable transducing mounting structure and driving system therefor
JPS6032258B2 (ja) * 1976-09-13 1985-07-26 ソニー株式会社 自動トラツキング制御装置
FR2365853A1 (fr) * 1976-09-27 1978-04-21 Lamy Jean Pierre Systeme d'analyse pas a pas ou a cadence variable pour enregistreur-lecteur a tetes rotatives ou alternatives sur bande magnetique
GB1560023A (en) * 1976-10-05 1980-01-30 Sony Corp Automatic magnetic-head scan tracking arrangements
JPS5396805A (en) * 1977-02-03 1978-08-24 Sony Corp Recording-reproducing method of signals
US4179717A (en) * 1978-02-01 1979-12-18 Arvin Industries, Inc. Method and apparatus for video signal recording
US4163993A (en) * 1978-03-23 1979-08-07 Ampex Corporation Continuous slow motion automatic tracking system
JPS6019074B2 (ja) * 1978-04-08 1985-05-14 ソニー株式会社 映像信号記録再生装置
JPS5538649A (en) * 1978-09-07 1980-03-18 Sony Corp Tracking unit of magnetic head
US4212043A (en) * 1978-11-01 1980-07-08 Ampex Corporation Magnetic transducing
JPS6112572Y2 (ja) * 1979-03-14 1986-04-19
JPS55125532A (en) * 1979-03-16 1980-09-27 Sony Corp Magnetic recorder/reproducer
JPS5634115A (en) * 1979-08-28 1981-04-06 Mitsubishi Electric Corp Magnetic recording method
JPS56101621A (en) * 1980-01-17 1981-08-14 Victor Co Of Japan Ltd Tracking system of magnetic reproducing device
JPS5718024A (en) * 1980-07-07 1982-01-29 Victor Co Of Japan Ltd Head height position controller of magnetic recording and reproducing device
JPS5783978A (en) * 1980-11-12 1982-05-26 Sony Corp Video signal recorder and reproducer
US4395738A (en) * 1980-11-26 1983-07-26 Rca Corporation Helical scan tape recording and/or replay apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9429240B2 (en) 2013-07-05 2016-08-30 Komatsu Ltd. Valve device

Also Published As

Publication number Publication date
GB2108750A (en) 1983-05-18
DE3231558A1 (de) 1983-07-14
FR2512247B1 (fr) 1986-04-11
DE3231558C2 (ja) 1987-12-03
JPS5880130A (ja) 1983-05-14
US4485414A (en) 1984-11-27
GB2108750B (en) 1985-09-04
HK45990A (en) 1990-06-22
FR2512247A1 (fr) 1983-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH063668B2 (ja) 情報記録方法および情報記録再生装置
KR900003761B1 (ko) 디스크 드라이브 장치
EP0435857B2 (en) Method for adjusting the tracking of a video recorder
JPH02107079A (ja) 磁気記録再生装置
US4426665A (en) Automatic track following feature for helical video recorder
JPS6321964B2 (ja)
US4581567A (en) Device for feeding magnetic head
EP0037738B1 (en) Automatic track following feature for helical video recorder
US6456452B1 (en) Feed forward compensation for repeatable head position error in a disc drive
US4086520A (en) Speed and phase control system
US4745496A (en) Apparatus and method for adjusting the tracking position of a magnetic head along a magnetic track
JPS62234222A (ja) 予め記録された基準トラツクを使用する情報信号記録及び/または再生方式並びに方法
JPS6321253B2 (ja)
JP3271248B2 (ja) 信号記録再生装置のトラッキング制御装置
JP2609227B2 (ja) トラツキング制御回路
US5402279A (en) Tracking apparatus for helical scan video tape recorders
US5920163A (en) Phase detecting circuit of brushless motor and magnetic recording and reproducing apparatus using the same
JPH08227511A (ja) 磁気テープ装置及び磁気テープ装置の磁気ヘッド位置決め方法
JPS58208972A (ja) 磁気ヘツドの送り装置
JP3116541B2 (ja) 記録再生装置
JPS6177171A (ja) 磁気ヘツドの位置決め制御方式
JP2001184616A (ja) 磁気テープ記録再生装置
JPS6321971B2 (ja)
JP2002157721A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0581629A (ja) 磁気記録再生装置