JPH0636491A - 光磁気ディスク装置 - Google Patents
光磁気ディスク装置Info
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- JPH0636491A JPH0636491A JP4188097A JP18809792A JPH0636491A JP H0636491 A JPH0636491 A JP H0636491A JP 4188097 A JP4188097 A JP 4188097A JP 18809792 A JP18809792 A JP 18809792A JP H0636491 A JPH0636491 A JP H0636491A
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Abstract
μm以上)保ちながら、圧電素子で構成された衝撃セン
サでディスクと磁気コアの衝突をモニタしながら圧電素
子を用いて磁気コアを微動させる事で、磁気コアを記録
膜の極めて近傍にまで近づける。この状態において変調
磁界の印加を行う。 【効果】 ゴミ等によるヘッドクラッシュの危険が極め
て小さくなる上に、記録膜に立ち上がりが鋭く強い磁界
を印加する事が可能であり、より高速の変調磁界の印加
を行う事が出来る。従って、光磁気ディスク装置におけ
る記録密度の向上及びデータ転送レートの高速化が実現
できる。
Description
ッドとして浮上型磁気ヘッドを備えた磁界変調記録型光
磁気ディスク装置に関する。
ク装置に用いられている浮上型磁気ヘッドの浮上状態を
模式的に示したものである。1はスライダであり、光磁
気ディスク5の回転時に発生する空気流により滑面4を
押し上げる力つまり浮上力が働く。サスペンション(図
示せず)のバネ圧によりスライダをディスクに押しつけ
る力が加えられており、この押しつける力と浮上力がつ
り合う位置でディスクは浮上状態を保つ。この様なスラ
イダ1は、浮上により光磁気ディスク5と一定の間隔を
保ち、光磁気ディスク5と接触することなく常に安定し
た変調磁界を印加する事ができる。
いた磁界変調型光磁気ディスク装置における浮上型磁気
ヘッドでは、浮上量を3〜5μmとしているが、ゴミ等
によるクラッシュの発生確率を低くするために浮上量を
大きくするほど、光磁気ディスク5と磁気コア2の間隔
は大きくなってしまい十分な変調磁界の印加が行えなく
なってしまうという欠点を有していた。
した場合、浮上量を小さくする事(つまり光磁気ディス
ク5と磁気コア2の距離を小さくする事)が非常に有効
であるが、クラッシュ発生による装置の信頼性の低下を
考慮すると光磁気ディスク5と磁気コア2の距離を小さ
くする事は出来ない。仮に、浮上量を1μmまで下げた
としても、光磁気ディスク5のオーバーコート膜5aは
その膜厚が10μm程度と厚く、磁気コア2と記録膜5
dの距離は11μm以上もあり十分な変調磁界の印加が
行えないという欠点を有していた。
ョンの押しつけバネ圧の低下や滑面4のカケ、ディスク
上の突起など)によって浮上量が低下し、滑面4叉は磁
気コア2が光磁気ディスク5に衝突していてもそれを検
出できないためにヘッドクラッシュを引き起こしてしま
うという欠点を有していた。
決するもので、その目的とするところは、従来よりも高
信頼性かつ高性能な磁界印加特性の浮上ヘッドを供給す
ることである。
装置は、磁気ヘッドが、浮上型であり、スライダに固定
した圧電素子により磁気コアが固定されている事を特徴
とする。
ィスクのオーバーコート膜が、略2μmより薄い事を特
徴とする本発明の光磁気ディスク装置は、磁気ヘッドの
磁気コアを駆動させる装置が、圧電素子へ電圧を印加し
て磁気コアを微動させるときに、磁気コアと光磁気ディ
スクの衝突を同一の圧電素子を用いて検出する事により
磁気コアの微動量を調整する手段を備えている事を特徴
とする。
がら説明する。図1は、本発明による浮上型磁気ヘッド
の断面図である。同図において、1はスライダであり、
その端面に圧電素子8を介して磁気コア2が固定され、
磁気コア2に巻かれたコイル(図示せず)に変調電流を
流す事で変調磁界が発生する。スライダ1は滑面4を持
ち、この滑面4に光磁気ディスク5の回転により空気流
が流れ込む事で浮力が発生する。光磁気ディスク5はオ
ーバーコート膜5a、反射膜5b(膜厚60nm程
度)、第二保護膜5c(膜厚100nm程度)、記録膜
5d、第一保護膜5e、透明基板5fより構成されてい
る。オーバーコート膜5aの膜厚は通常10μm程度で
あるが、本発明に於いては2μm以下とする。
形状、サスペンション(図示せず)の押しつけバネ圧、
ディスクの線速度により決まるが、線速度が最も小さく
浮上量が最も小さい最内周でも5μm程度の十分大きな
浮上量が得られるように滑面4及びバネ圧は設計されて
いる。
おり、電圧を印加しない状態において、磁気コア2の先
端は滑面4に対して2μm程度引っ込んでいる。このた
め電圧を印加しない状態においては、光磁気ディスク5
と磁気コア2は接触する事はない。これにより、ゴミ等
によるヘッドクラッシュの危険を大幅に下げる事ができ
る。圧電素子8は、2枚の圧電セラミック板8aにより
弾性シム8bを挟み込んだ構造になっており(この構造
をバイモルフ型という)、弾性シム8bと圧電セラミッ
ク板8aの間に電圧を加える事で印加電圧にほぼ比例し
た変位が上下方向に生ずる。例えば、圧電素子8の長さ
を2mmとすれば、30Vの電圧を印加したとき約10
μmの変位が得られる。従って、印加電圧を0Vから3
0Vまで変化させる事で、滑面4に対し磁気コア2を−
2μmから+8μmまで任意の長さだけ突き出す事がで
きる。
を発生するという性質も有しており、磁気コア2が光磁
気ディスク5に接触したときに発生するアコースティッ
クエミッシヨン(衝撃・振動による音の放射)の検出セ
ンサとして圧電素子8を用いる事が出来る。
いて圧電素子8に印加する電圧を徐々に増加して行き、
アコースティックエミッションを最初に検出したときの
印加電圧値より例えば1.5V(30Vの電圧印加で1
0μmの変位が発生するから、1.5Vは0.5μmの
変位に相当する)小さい電圧を印加すれば、磁気コア2
を光磁気ディスクから約0.5μmの所に位置させる事
が可能である。従って、光磁気ディスク5のオーバーコ
ート膜5aの膜厚は2μm以下であるから磁気コア2と
記録膜5dの距離は約2.5μm以下となり、十分な変
調磁界を印加する事が可能である。本実施例によれば、
記録膜5dと磁気コア2の距離を2.5μm(従来の6
分の1)にしたとき、従来と同じC/Nを得るのに必要
な磁気コイルの変調電流は約40mAであった。これは
従来の変調電流の約5分の1の値である。また、変調電
流の立ち上がり時間は数ナノ秒と従来の約3分の1であ
り、より高速な変調磁界の印加が可能であった。
触は非常に弱いものであり、接触により光磁気ディスク
5の表面に傷がついたり磁気コア2が破損したりする事
はない。光磁気ディスク5との衝突の危険を避けるため
に、磁界を印加させる必要のある情報の書き込み時の
み、圧電素子8に電圧が印加され磁気コア2の先端が滑
面4から突きだし、磁界を印加させる必要のない読みだ
し時やシーク時には電圧が印加されず磁気コアは滑面4
から約2μmほど引っ込んだ状態にある。
ある。以下図2に基づき磁気コアの微動方法について述
べる。光磁気ディスク装置が情報の書き込みを行うとき
は、光磁気ディスク装置のコントローラ(以下ODDコ
ントローラと記す)101から圧電素子コントローラ1
02へ書き込み命令が出される。書き込み命令を受けた
圧電素子コントローラ102は、圧電素子ドライバ10
3へ圧電素子8への印加電圧を徐々に増加させるように
指示を出す。圧電素子ドライバ103が圧電素子8への
印加電圧を増加させるため、圧電素子8の変位は徐々に
大きくなり磁気コア2の先端は滑面4から徐々に突き出
される。
と光磁気ディスク5との衝突が起こるようになり、アコ
ースティックエミッションが発生する。このアコーステ
ィックエミッションを圧電素子8で検出し、圧電素子コ
ントローラ102へその発生を伝達する。すると圧電素
子コントローラ102は、印加電圧を増加させる指示を
止め、その時点の印加電圧より1.5V小さい電圧を印
加するように指示を出す。1.5vの電圧値は0.5μ
mの変位に相当するので、以上の操作により磁気コア2
を光磁気ディスク5から約0.5μm離れたところに保
つ事ができる。104はDCカットフィルタであり圧電
素子ドライバ103により圧電素子に印加されているD
C電圧をカットし、アコースティックエミッションによ
り圧電素子8に発生したAC電圧のみを圧電素子コント
ローラ102へ伝達するためのものである。
が異なるのでトラック位置により浮上量が異なるが、ト
ラック位置が分かれば浮上量が分かり、磁気コア2を微
動させるべき量も決定できる。この事から前述の方法と
は別の操作方法として、トラック位置に対する磁気コア
2を微動させるべき量の関係を示すテーブルを圧電素子
コントローラ102内に用意しておき、圧電素子コント
ローラ102がODDコントローラ101から受け取っ
たトラック位置の情報に応じて磁気コア2の微動量を指
示するといった方法も考えられる。
型ヘッド及び磁気コア微動装置及び光磁気ディスクを用
いれば、浮上型磁気ヘッドの浮上量を十分大きく(5μ
m以上)保ちながら、圧電素子で構成された衝撃センサ
でディスクと磁気コアの衝突をモニタしながら圧電素子
を用いて磁気コアを微動させる事で、磁気コアを記録膜
の極めて近傍にまで近づける事ができる。そのため、ゴ
ミ等によるヘッドクラッシュの危険が極めて小さくなる
上に、記録膜に立ち上がりが鋭く強い磁界を印加する事
が可能であり、より高速な変調磁界の印加を行う事が出
来る。従って、記録密度の向上及びデータ転送レートの
高速化が実現できるという利点がある。更に、圧電素子
に磁気コアを微動させる役目と磁気コアとディスクの衝
突の検出するセンサの役目の両方を行わせる事により、
構造が簡単にできるためコストダウンが可能である。
クの断面図である。
る。
の断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 光磁気ディスクに光ビームを照射し、磁
気ヘッドにより記録磁界に応じた極性の磁界を印加する
事によって、該光磁気ディスクへ情報の記録を行う光磁
気ディスク装置において、 前記磁気ヘッドが浮上型であり、スライダに固定した圧
電素子により磁気コアが固定されている事を特徴とする
光磁気ディスク装置。 - 【請求項2】 前記、光磁気ディスクのオーバーコート
膜が略2μmより薄い事を特徴とする、前記請求項1に
記載の光磁気ディスク装置。 - 【請求項3】 前記、磁気ヘッドの磁気コアを駆動させ
る装置が、圧電素子へ電圧を印加して磁気コアを微動さ
せるときに、磁気コアと光磁気ディスクの衝突を同一の
圧電素子を用いて検出する事により磁気コアの微動量を
調整する手段を備えている事を特徴とする、前記請求項
1に記載の光磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4188097A JPH0636491A (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 光磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4188097A JPH0636491A (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 光磁気ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0636491A true JPH0636491A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16217653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4188097A Pending JPH0636491A (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 光磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0636491A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8934187B2 (en) | 2011-12-12 | 2015-01-13 | Fujitsu Limited | Magnetic tape device and method for controlling movement of magnetic head |
-
1992
- 1992-07-15 JP JP4188097A patent/JPH0636491A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8934187B2 (en) | 2011-12-12 | 2015-01-13 | Fujitsu Limited | Magnetic tape device and method for controlling movement of magnetic head |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051004 |
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