JPH0636327Y2 - ロッドホルダ - Google Patents

ロッドホルダ

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JPH0636327Y2
JPH0636327Y2 JP14122787U JP14122787U JPH0636327Y2 JP H0636327 Y2 JPH0636327 Y2 JP H0636327Y2 JP 14122787 U JP14122787 U JP 14122787U JP 14122787 U JP14122787 U JP 14122787U JP H0636327 Y2 JPH0636327 Y2 JP H0636327Y2
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JP
Japan
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rod
holding
pieces
rod holder
lip
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JP14122787U
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朋昭 佐藤
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Nifco Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、ドアロック或いはドアラッチを操作するため
の力を伝達する作動ロッドを案内するためのロッドホル
ダに関する。
<従来の技術> 一般に、車輌の外側・内側ドアハンドルとドアラッチま
たはドアロックとを連結し、作動力を伝達して遠隔操作
するために金属棒などからなる作動ロッドが使用されて
いる。このロッドはその運動方向を制御するためにドア
パネルに固着されたロッドホルダによって案内される。
通常、作動ロッドには、ベルクランク等のリンク機構が
用いられるため、そのロッドは、軸線方向およびその直
角方向に、つまりロッドの軸線が延在する平面上にて運
動する。従って、ロッドホルダは、このような2次元的
な運動が可能なようにロッドを保持する必要がある。こ
のような2次元的運動を許容するために、ロッドとロッ
ドホルダとの嵌合を緩めにすると、車輌走行中にロッド
が動揺して打音を発生する不都合がある。
特開昭59-133886号公報に開示されているような、弾性
保持指群を備えたものをロッドホルダとして用いること
も考えられるが、同支持具の構造は、ケーブルなどの丸
棒体に対して周囲から均等に弾発力を及ぼすため、軸線
方向の移動は比較的抵抗なく許容するが、軸線に交差す
る方向への移動についてはセグメントの拡開方向変形を
伴うので、これが抵抗となって操作力の増大を招く不都
合がある。
他方、ロッドの作動方向に応じた特定の方向性を有する
別個のロッドホルダを使用することも考えられるが、ロ
ッドホルダの種類や取付け位置が増えて組付けが面倒に
なり、かつ製造コストが高騰する。
<考案が解決しようとする問題点> そこで、従来技術の問題点に鑑み、本考案の目的は、ロ
ッドが常に確実に支持されて軸線方向及びその直角方向
に対して円滑に移動することができ、かつ移動するロッ
ドに対して多大な摩擦力が作用せず、長期間に亘ってが
たを生じることなく或る許容範囲内で複数種類のロッド
径のロッドに使用可能なロッドホルダを提供することに
ある。
<問題点を解決するための手段> 上述の目的は、本考案によれば、ドアパネルに取付けら
れる固定部と、ドアロック或いはドアラッチ用作動ロッ
ドをその軸線方向並びに該軸線に直交する方向に沿って
摺動可能なように挾持して案内する挾持部とを有するロ
ッドホルダであって、前記挾持部が、互いに協働して長
孔を郭成する1対の短冊状挾持片を有し、前記挾持片
が、その長辺のみに沿って互いに対向しかつその遊端縁
同士が互いに近接するように延出された少なくとも1対
の弾性リップ片を備え、前記リップ片が前記長孔を貫通
する前記ロッドに弾性的に当接することを特徴とするロ
ッドホルダを提供することにより達成される。
<作用> このようにすれば、挾持部の長孔を貫通するロッドが互
いに対向するリップ片によって円滑に摺動可能に挾持さ
れ、軸線方向だけでなくその直角方向にも移動すること
ができる。
<実施例> 以下に添付の図面を参照して本考案を特定の実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図に示されるように、車輌の内側ドアハンドル1と
図示されないドアラッチとを接続する作動ロッド2が、
その中央部をドアパネル3に固着したロッドホルダ4に
よって保持される。
ロッドホルダ4は、第2図に良く示されるように、固定
部5と挾持部6とからなり、可撓性を有する合成樹脂材
料で一体成形されている。固定部5は挾持部6との連結
部7の下端に設けられた円板8とその下面に突設された
クリップ9とからなる。クリップ9をその先端から矢印
Aの向きにドアパネル3の取付孔10に押込むと、爪部9a
が弾性変形して円板8の下面がドアパネル3の上面に当
接する位置で爪部9aの上縁が取付孔10の周縁と係合し、
ロッドホルダ4がドアパネル3に固定される。
挾持部6は使用するロッド径に対して比較的大きな長さ
を有する略同一形状の短冊状板材からなる1対の挾持片
11、12を有する。挾持片11は連結部7を介して固定部5
と直角に結合されている。両挾持片11、12はヒンジ部13
によって相対運動可能に連結されている。ヒンジ部13に
は薄肉部14が形成され、薄肉部14を介して挾持片12が挾
持片11に対して屈曲可能となっている。挾持片11の両側
にはリップ片15a、15bが対称的に一体形成されている。
リップ片15a、15bは挾持片11の長辺のみに沿って延長す
る一定幅の翼状薄板からなり、挾持片11の面11aに対し
て或る角度で傾斜している。同様に挾持片12の両側に
は、それぞれ挾持片11のリップ片15a、15bと対をなすリ
ップ片16a、16bが一体形成されている。更に挾持片11、
12の対向面11a、12aにはそれぞれ長手方向に延長するリ
ブ17、18が形成されている。
ヒンジ部13と反対側の挾持片11の端部は上向きに屈曲さ
れ、かつその先端に爪部19が設けられている。他方、ヒ
ンジ部13と反対側の挾持片12の先端は隔壁20を介してL
字形に屈曲し、その先端に爪部21が設けられている。こ
れにより、挾持片12をヒンジ部13の薄肉部14を介して屈
曲し、矢印Bの向きに旋回させて両爪部19、21を係合さ
せることにより、第3図に併せて示されるように、挾持
片11、12が互いに一定の間隔で平行に配置され、両挾持
片11、12間に長孔が郭成される。互いに対向する各リッ
プ片15a、15b、16a、16bはそれぞれ対向面11a、12aに関
して同様に傾斜しているので、その間隔がそれぞれ先端
に向けて徐々に小さくなっている。更に爪部21の内側に
設けた凸部21aが爪部19上端に設けた凹部19aに嵌合し
て、挾持片11に対する挾持片12の横方向への移動が阻止
される。
使用の際には、先ず固定部5を取付孔10に挿入してロッ
ドホルダ4をドアパネル3に固定する。次にロッド22を
挾持片11の上面11aに載置する。挾持片12を薄肉部14を
介して屈曲させ、両爪部19、21を係合させて両挾持片1
1、12間にロッド22を挾持する。このような係合手段に
よりロッド22を容易に離脱しないように確実に保持する
ことができる。
第3図に良く示されるように、両挾持片の対向面11a、1
2aの間隔はロッド22の直径より大きいが、互いに対向す
る各リップ片15a、16a及び15b、16b先端の距離は前記ロ
ッド径より幾分小さい。上述のように前記各リップ片は
可撓性を有する合成樹脂材料で同一形状にかつ同様に傾
斜させて形成されている。従って、対向する各リップ片
15a、16a及び15b、16bは弾性が概ね等しいので、同様に
弾性変形してロッド22を常に両挾持片11、12間の中心位
置に保持する。
特にロッド22は、第4図に示されるように対向する2対
のリップ片15a、16a及び15b、16bによって2点で弾性支
持されるので、その軸線方向Cに沿って前記各リップ片
先端と摺接しつつ円滑に移動することができる。更に第
2図及び第3図に示されるように、ロッド22は軸線方向
Cに対する直角方向Dに沿ってリップ片の長さLの範囲
で円滑に移動することができる。しかし、リップ片が両
挾持片11、12のいずれか一側部に形成される1対だけで
あっても同様の効果が得られることは云うまでもない。
このように対向面11a、12aの間隔を大きくし、かつ互い
に対向し弾性を有する各リップ片15a、16a及び15b、16b
先端の間隔を小さくすることにより、これら両対向面間
とリップ片先端間との距離の範囲内で前記リップ片の弾
性を考慮しつつ使用可能なロッド径の許容範囲が決定さ
れる。即ち1個のロッドホルダで太さの異なる複数種類
のロッドを挾持することができる。
尚、本考案によるロッドホルダは上述の実施例に様々な
変更・変形を加えて実施することができる。例えば、リ
ップ片を平板状ではなく半円状に湾曲させた薄板とする
ことにより、ロッドの摺動をより円滑にすることができ
る。
<考案の効果> 上述したように本考案によれば、1対の短冊状挾持片の
長辺のみに沿って設けたリップ片によってロッドを概ね
一定の力で弾性的に支持することにより、ロッドが長期
間に亘ってロッドホルダとの間にがたや異音を発生する
ことなく前記リップ片と摺接して軸線方向及びその直角
方向に沿って円滑に移動可能となる。特にリップ片は、
ロッドに対して実質的に1方向からだけ弾発力を作用さ
せるものなので、長孔に沿う方向の移動については大き
な抵抗が作用しないため、操作力を増大させずに済む。
また、このような弾性リップ片によって或る許容範囲で
複数種類のロッド径を使用できるので、使用されるロッ
ドホルダの種類を少なくして製造コストの低減及び組付
作業の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ロッドホルダの使用状態を示すドアパネルの
平面図である。 第2図は、本考案によるロッドホルダの斜視図である。 第3図は、使用時に於けるロッドホルダの断面図であ
る。 第4図は、第3図のIV-IV線に於ける断面図である。 1……内側ドアハンドル 2……ロッド、3……ドアパネル 4……ロッドホルダ、5……固定部 6……挾持部、7……連結部 8……円板、9……クリップ 9a……爪部、10……取付孔 11、12……挾持片、11a、12a……対向面 13……ヒンジ部、14……薄肉部 15a、15b、16a、16b……リップ片 17、18……リブ、19……爪部 19a……凹部、20……隔壁 21a……凸部、22……ロッド
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−133886(JP,A) 実開 昭56−63216(JP,U) 実開 昭59−105609(JP,U) 実開 昭61−59758(JP,U) 実開 昭57−145061(JP,U) 実開 昭60−89436(JP,U) 実開 昭55−38009(JP,U) 実開 昭63−101382(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアパネルに取付けられる固定部と、ドア
    ロック或いはドアラッチ用作動ロッドをその軸線方向並
    びに該軸線に直交する方向に沿って摺動可能なように挾
    持して案内する挾持部とを有するロッドホルダであっ
    て、 前記挾持部が、互いに協働して長孔を郭成する1対の短
    冊状挾持片を有し、前記挾持片が、その長辺のみに沿っ
    て互いに対向しかつその遊端縁同士が互いに近接するよ
    うに延出された少なくとも1対の弾性リップ片を備え、
    前記リップ片が前記長孔を貫通する前記ロッドに弾性的
    に当接することを特徴とするロッドホルダ。
JP14122787U 1987-09-16 1987-09-16 ロッドホルダ Expired - Lifetime JPH0636327Y2 (ja)

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JP14122787U JPH0636327Y2 (ja) 1987-09-16 1987-09-16 ロッドホルダ

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JP14122787U JPH0636327Y2 (ja) 1987-09-16 1987-09-16 ロッドホルダ

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Publication Number Publication Date
JPS6446508U JPS6446508U (ja) 1989-03-22
JPH0636327Y2 true JPH0636327Y2 (ja) 1994-09-21

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ID=31406114

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH072918Y2 (ja) * 1988-03-22 1995-01-30 株式会社東郷製作所 ロッドホルダ
JP4542394B2 (ja) * 2004-08-24 2010-09-15 株式会社ニフコ 棒状体あるいは紐状体の保持具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5727028Y2 (ja) * 1978-09-04 1982-06-11
DE3300779C2 (de) * 1983-01-12 1984-12-06 Fa. A. Raymond, 7850 Lörrach Kabelschelle für variable Durchmesser

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JPS6446508U (ja) 1989-03-22

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