JPH0636326Y2 - クランプ - Google Patents

クランプ

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JPH0636326Y2
JPH0636326Y2 JP5408291U JP5408291U JPH0636326Y2 JP H0636326 Y2 JPH0636326 Y2 JP H0636326Y2 JP 5408291 U JP5408291 U JP 5408291U JP 5408291 U JP5408291 U JP 5408291U JP H0636326 Y2 JPH0636326 Y2 JP H0636326Y2
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JP
Japan
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plate portion
holding
shaft body
guide plate
vertical
Prior art date
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JP5408291U
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JPH04138108U (ja
Inventor
勝 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanko Co Ltd
Original Assignee
Sanko Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プリント基板、肉薄金
属板、肉薄プラスチック板のような薄板状製品を移動さ
せるに際して、当該板材の上端縁部分を挾着して吊り下
げ移動が成されるようにしたクランプに関するものであ
って、主として、自動製造機械等に於けるコンベアーシ
ステムに組み込むためのものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種クランプは、バネ力で挾着
するクリップ状のものであった。すなわち、バネ力に抗
して拡開されるクリップ金具に依って、薄板状製品を挾
着して移送に供するものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述したような従来の
クランプであると、移送対象とする薄板状製品の重量が
重かった場合、当該重量がバネ力に勝り、不測の落下と
言うような事態を招く恐れがあった。 更に、このよう
なクリップ状のものであると、挾着、及び、移送後の挾
着解除の自動化が困難であり、通常は手動的にこれらを
行わざるを得なかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、垂直板部1a
と、上方に向かって広がる傾斜面を具えた斜状案内板部
2bとを、当該垂直板部1aの下端に対しその下端縁
を、所定の挾持用間隔Mを保って位置させると共に、当
該垂直板部1aと斜状案内板部2bとの上端対向部分は
所要の天板部材を設けて閉鎖し、中央部に吊設用軸体3
bを固設して成る枢軸3aの両側に挾持用ロール3cを
自由回転自在に取り付け、当該吊設用軸体3bは、前記
天板部材を貫通して昇降自在に突出させ、また、挾持用
ロール3cを前記した挾持用間隔M部分に押し付けるよ
うな力を付与するためのコイルスプリング3dを、当該
吊設用軸体3bに介在させ、更に、前記挾持用回転ロー
ル金具3に於ける枢軸3aに対して、挾持操作用軸体4
を水平状に取り付けると共に、当該操作用軸体4の先端
寄り部分を、前記斜状案内板部2bの中央部分に縦方向
に開設したガイド孔2dを貫通させることに依り、昇降
操作可能に外方に突出させたことを特徴とするクランプ
に係るものである。
【0005】
【実施例】図に於いて、1は側面逆L字状を呈する基枠
であって、垂直板部1aと、該垂直板部の上縁から前方
に突出する水平板部1bとから成るものである。
【0006】2はガイド板であって、上記水平板部1b
と重合する天板部2aと、前記水平板部1bの前端縁に
上端が位置しかつ下端が前記垂直板部1aの下端に挾持
用間隔Mを保って位置させた斜状案内板部2bとから成
るものである。 そして、当該斜状案内板部2bは上方
に向かって広がる傾斜面を具えている。
【0007】3は挾持用回転ロール金具であって、次の
ように構成してある。 3aは中央部に吊設用軸体3b
を固設して成る枢軸であって、当該枢軸3aの両側には
挾持用ロール3cが自由回転自在に取り付けてある。
そして、上記軸体3bは、前記した水平板部1b及び天
板部2aを貫通して昇降自在に突出させてある。 1c
及び2cは当該水平板部1b及び天板部2aに穿設した
吊設用軸体3bに対する貫通用孔を示す。 3dは上記
吊設用軸体3bに介在させたコイルスプリングであっ
て、挾持用ロール3cを、前記した挾持用間隔M部分に
押し付けるような力を付与している。
【0008】4は前記挾持用回転ロール金具3に於ける
枢軸3aに対して水平状に取り付けた挾持操作用軸体で
ある。 そして、当該操作用軸体4はその先端寄り部分
を、前述したガイド板2に於ける斜状案内板部2bの中
央部分に縦方向に開設したガイド孔2dを貫通させるこ
とに依り、昇降操作可能に外方に突出させてある。
【0009】図5に示す状態に於いて、操作用軸体4を
押し上げれば、挾持用回転ロール金具3全体が上昇す
る。 この時、挾持用ロール3cはコイルスプリング3
dに依る押下げ力に基づき、ガイド板2に於ける斜状案
内板部2bの内面側に押しつけられた状態で上昇する。
従って、図5に鎖線で示すように、当該挾持用ロール
3cの基枠1に於ける垂直板部1aとの間が、斜状案内
板部2bの傾斜角度と即応して開かれる事と成る。 そ
して、本考案は天板部2a部分をコンベアーの移送ライ
ンに取り付けて使用するものである。
【0010】本考案を用いて薄板状製品Pの挾持移送を
行うに際しては、操作用軸体4を押し上げて、挾持用ロ
ール3cと垂直板部1aとに所定幅の間隙を形成する。
この状態に於いて、薄板状製品Pの上端部を当該間隙
内に突入させる。 然る後、操作用軸体4に対する押し
上げを解除して、挾持用ロール3cを降下させれば、薄
板状製品Pは挾持用ロール3cと垂直板部1aとに挾ま
れて、吊り下げ状態に保たれる。 この時、薄板状製品
Pの重さは、挾持用ロール3cを引き下げようとする力
として働き、従って、薄板状製品Pに対する当該挾着力
はより一層高められることとなる。
【0011】尚、薄板状製品Pの挾込みに際し、操作用
軸体4を押し上げることなく、当該薄板状製品Pの上端
を、挾持用ロール3cと垂直板部1aの間に差し込むよ
うにして挾み込むことも可能である。
【0012】薄板状製品Pに対する挾持の解消に際して
は、操作用軸体4を押し上げて挾持用ロール3cを上昇
させれば良い。 これに依り、薄板状製品Pに対する挾
着は解除され、下方に落下することと成る。 そして、
当該操作用軸体4に対する押し上げ操作を、適宜のカム
機構を利用することに依り、当該挾持解消操作の自動化
を図ることが出来る。
【0013】
【考案の効果】本考案は、挾持用ロール3cと垂直板部
1aとの間に、薄板状製品Pの上端部を突入させること
に依って、当該薄板状製品Pを挾持用ロール3cと垂直
板部1aとの挾持に基づき吊り下げ状態に保たれるよう
に構成したから、極めて強力なる挾持力が得られること
となる。 すなわち、薄板状製品Pの重さは、挾持用ロ
ール3cを引き下げようとする力として働き、従って、
薄板状製品Pに対する当該挾着力は、より一層高められ
ることとなる。
【0014】更に本考案は、挾持用回転ロール金具3に
於ける枢軸3aに対して、挾持操作用軸体4を水平状に
取り付けると共に、当該操作用軸体4の先端寄り部分
を、前記斜状案内板部2bの中央部分に縦方向に開設し
たガイド孔2dを貫通させることに依り、昇降操作可能
に外方に突出させるように構成したから、薄板状製品P
に対する挾着作動、及び挾着解消作動が極めて簡便に達
成化される。
【0015】すなわち、従来のようにクリップ状のもの
であると、その挾着操作及びその解除操作は、手動的作
業に依存することを余儀なくされたが、本考案にあって
は、操作用軸体4の昇降作動に基づき行われるため、例
えばカム機構の利用に基づき自動的挾着及びその解除を
図ることが可能化される。 換言すれば、本考案は自動
移送ラインに用いるクランプとして最適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の使用状態を示す斜視図である。
【図2】本考案の正面図である。
【図3】本考案の右側面図である。
【図4】本考案の底面図である。
【図5】図2に於けるX−X線断面図である。
【符号の説明】
1 基枠 1a 垂直板部 1b 水平板部 1c 貫通用孔 2 ガイド板 2a 天板部 2b 斜状案内板部 2c 貫通用孔 2d ガイド孔 M 挾持用間隔 3 挾持用回転ロール金具 3a 枢軸 3b 吊設用軸体 3c 挾持用ロール 3d コイルスプリング 4 挾持操作用軸体 P 薄板状製品

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直板部(1a)と、上方に向かって広
    がる傾斜面を具えた斜状案内板部(2b)とを、当該垂
    直板部(1a)の下端に対しその下端縁を、所定の挾持
    用間隔(M)を保って位置させると共に、当該垂直板部
    (1a)と斜状案内板部(2b)との上端対向部分は所
    要の天板部材を設けて閉鎖し、中央部に吊設用軸体(3
    b)を固設して成る枢軸(3a)の両側に挾持用ロール
    (3c)を自由回転自在に取り付け、当該吊設用軸体
    (3b)は、前記天板部材を貫通して昇降自在に突出さ
    せ、また、挾持用ロール(3c)を前記した挾持用間隔
    M部分に押し付けるような力を付与するためのコイルス
    プリング(3d)を、当該吊設用軸体(3b)に介在さ
    せ、更に、前記挾持用回転ロール金具(3)に於ける枢
    軸(3a)に対して、挾持操作用軸体(4)を水平状に
    取り付けると共に、当該操作用軸体(4)の先端寄り部
    分を、前記斜状案内板部(2b)の中央部分に縦方向に
    開設したガイド孔(2d)を貫通させることに依り、昇
    降操作可能に外方に突出させたことを特徴とするクラン
    プ。
  2. 【請求項2】 垂直板部(1a)の上縁から前方に突出
    する水平板部(1b)を連設した側面逆L字状を呈する
    基枠(1)と、上記水平板部(1b)と重合する天板部
    (2a)に対して、前記水平板部(1b)の前端縁に上
    端が位置しかつ下端が前記垂直板部(1a)の下端に挾
    持用間隔(M)を保って位置させた斜状案内板部(2
    b)を連設して成るガイド板(2)とを具えた請求項1
    に記載のクランプ。
JP5408291U 1991-06-17 1991-06-17 クランプ Expired - Lifetime JPH0636326Y2 (ja)

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JP5408291U JPH0636326Y2 (ja) 1991-06-17 1991-06-17 クランプ

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JP5408291U JPH0636326Y2 (ja) 1991-06-17 1991-06-17 クランプ

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Publication Number Publication Date
JPH04138108U JPH04138108U (ja) 1992-12-24
JPH0636326Y2 true JPH0636326Y2 (ja) 1994-09-21

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JP5408291U Expired - Lifetime JPH0636326Y2 (ja) 1991-06-17 1991-06-17 クランプ

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US7509713B2 (en) * 2007-03-02 2009-03-31 Get A Grip, Inc. Clamp assembly
KR102118720B1 (ko) * 2018-12-31 2020-06-04 주식회사 리브스메드 잠금 장치

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JPH04138108U (ja) 1992-12-24

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