JPS5854439Y2 - テ−プ貼器付穿孔機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は紙板の側縁上下に自動的にテープを貼着する
と共に穿孔を行うことを目的としたテープ貼器付穿孔機
に関するものである。

従来印刷紙版の穿孔縁部を補強する為にその上下面へ接
着テープを貼着しているが、手動で貼着している為に真
直に貼るには熟練した技術を要するのみならず比較的労
力および時間を要する問題点があった。

然るにこの考案は、テーブルの一縁に支板を直立設置し
、この支板にテープ保持輪、案内輪および加圧ロールを
設けると共に、テーブルの他線に紙板の案内板を設け、
昇降自在な穿孔杆を設けたので、紙板に自動的かつ正確
にテープを貼着し得ると共に自動的に穿孔することに成
功したものである。

即ちこの考案を実施例について説明すれば、テーブル１
の右側（第２図中）後縁部へ支板２ 、２ａを上下にか
つ直角に設置し、各支板２，２ａの上方および下方部へ
テープ保持輪３，３ａを回転自在に取付けると共に、テ
ーブルに近接してテープ案内輪４，４ａを支板へ直角な
軸によって取付け、かつチーフル１の上面を中心として
加圧ロール５゜５ａを支板へ直角な軸によって回転自在
に取付は加圧ロール５の軸７にモーター６の軸を連結し
、軸７にギヤー８を固定して、ギヤー８を加圧ロール５
ａの軸９に固定したギヤー１０と咬み合せる（第４図）
。

前記軸９の軸受１１にスプリング３Ｔを連結し、軸９が
若干平行移動しても、常時ギヤー１０をギヤー８側・＼
牽引しておく。

従って加圧ロール５，５ａに接着される紙版およびテー
プの厚さに多少の差があっても加圧ロール５ａが自動的
に移動して無理を生じないようにしである。

然し乍ら軸移動の具体例に拘束されるものではなく、要
は加圧ロール５，５ａによって確実にテープを貼着し得
れば十分ということになる。

次に支板２の左側（第２図）にはカッター１２の上端を
取付けたレバー１３の先端が回転自在に取付けられ、レ
バー１３には復帰スプリング１４の一端が取付けである
。

またテーブル１の右側後繰上には小間隙を保って紙版１
５の案内片１６゜１６ａが固定しである。

前記テーブル１の左側後縁（第２図）上には紙版１５の
縁部を案内する溝１７を介して案内板１８が水平に固着
してあり、案内板１８の左右上部には支杆１９，１９ａ
が直立設置してあり、支杆１９ 、１９ａに昇降板２０
の両端が昇降自在に掛止してあり、昇降板２０の下面に
は穿孔杆２１が多数並列して垂直に植設され、穿孔杆２
１の下端部は前記案内板１８の垂直孔に挿通させると共
に、穿孔杆２１にはその全部又は一部にスプリング２２
を嵌装し、昇降板が復帰できるようにしである。

前記昇降板２０の上部にはカム杆２３が平行に、かつ回
転自在に取付けられ、カム杆２３の一部にはハンドル２
４の一端を固着し、カム杆２３の左右端にはカム２５゜
２５ａを固着し、左端部には復帰スプリング２６を嵌装
してあり、各カム２５．２５ａは前記昇降板２０の左右
端に固着したカムロール２７．２７ａと当接しである。

前記実施例において第１図中矢示２８の方向より紙版１
５を送入すると共に、モーター６を始動すると、ギヤー
８，１０によって加圧ロール５，５ａが回転するので、
紙版端が加圧ロール５，５ａ間に挾み込昔れると紙版１
５は自動的に矢印２８の方向へ移動する。

この場合に接着テープ２９，２９ａがテープ輪３０，３
０ａから巻き出され、案内輪４，４ａを経て加圧ロール
５，５ａにより紙版１５の表裏面へ貼着される。

かくて紙版の左端がチーフル端のストッパー３１に当接
したならば、レバー１３を矢示３２の方向へ下圧してカ
ッター１２を下降させ、その下端でテープを切断する。

レバー１３を放すと、カッター１２はスプリング１４に
よって再び上昇する。

また・・ンドル２４を第５図中矢示３３の方向へ倒すと
、カム杆２３が回転するので、カム２５゜２５ａも回転
し、カムロール２７．２７ａを下圧するので、昇降板２
０が下降し、これに伴って穿孔杆２１も同時に下降して
紙版１５に多数の穿孔を同時に行うのである。

・・ンドル２４を放すと、スプリング２６によって旧位
置（第５図中実線図示の位置）へ復帰する。

前記における穿孔は穿孔杆２１が案内板１８の孔３４と
、テーブル１の孔３５内へ挿入する場合に生ずるもので
ある。

即ち第１図々示のように、紙版１５の一側縁ヘテープ２
９．２９ａを貼着し、その上部より穿孔したもので、図
中３６は孔である。

即ちこの考案によれば、テーブルの一側へ支板を設け、
支板ヘテープ保持輪、テープ案内輪およびテープ加圧ロ
ールを夫々設け、他側に紙板の案内板と共に昇降自在な
穿孔杆を設けたので、紙版を送入することによって自動
的にテープを貼着し、穿孔し得る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の実施例の平面図、第２図は同じく正
面図、第３図は同じくテープ供給状態を示す一部拡大正
面図、第４図は同じく加圧ロールの駆動系を示す側面図
、第５図は同じく穿孔装置の動作を示す一部切断した側
面図、第６図は同じくカッターの動作を示す一部側面図
、第７図は紙版の斜視図、第８図は穿孔杆と案内板の相
互関係を示す一部断面拡大図である。 １・・・テーブル、２，２ａ・・・支板、３，３ａ・・
・テープ保持輪、４，４ａ・・・案内輪、５，５ａ・・
・加圧ロール、１８・・・案内板、２０・・・昇降板、
２１・・・穿孔杆。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ テーブルの一側縁へ、これと直角に二枚の支板を対
   称的に固定し、前記各支板には輪状の接着テープ保持輪
   、テープ案内輪およびテープ加圧ロールを夫々対称的に
   支板へ直角な軸で取付け、前記二枚の支板の加圧ロール
   は夫々被接着紙板とテープとを接着すべく対向して架設
   されると共に、加圧ロール軸は駆動源と連結してなり、
   テーブルの他側後縁上に被接着紙板の縁部を案内する溝
   を介して案内板が水平に設けてあシ、案内板の左右上部
   に支杆が直立設置してあり、支杆に昇降板の両端が昇降
   自在に掛止してあり、昇降板の下面には穿孔杆が多数並
   列して設けられ、前記案内板には穿孔杆が挿通する垂直
   孔が設けであるテープ貼器付穿孔機。 ２ テーブルは脚杆上へ水平に設置され、その長縁−側
   に支板を上下直角に突設した実用新案登録請求の範囲第
   １項記載のテープ貼器付穿孔機。 ３ 接着テープ保持輪は回転可能に取付けられた実用新
   案登録請求の範囲第１項記載のテープ貼器付穿孔機。 ４ 加圧ロールの一方はモーター軸と連結し、他方はモ
   ーター軸のキャーとキャ一連結した軸と連結した実用新
   案登録請求の範囲第１項記載のテープ貼器付穿孔機。