JPH0747402Y2 - 紙継用前処理装置のタブ貼着器 - Google Patents

紙継用前処理装置のタブ貼着器

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JPH0747402Y2
JPH0747402Y2 JP12831685U JP12831685U JPH0747402Y2 JP H0747402 Y2 JPH0747402 Y2 JP H0747402Y2 JP 12831685 U JP12831685 U JP 12831685U JP 12831685 U JP12831685 U JP 12831685U JP H0747402 Y2 JPH0747402 Y2 JP H0747402Y2
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武美 渡辺
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、新聞等を印刷するオフセット式輪転印刷機の
付属設備として用いられるものであり、印刷機へ供給す
る巻取紙の紙継用前処理装置のタブ貼着器に関する。
(従来の技術) 一般に輪転印刷機に於いては、第16図に示す如く、一定
速度で印刷機Aへ繰出されている巻取紙Paが終りに近か
づいてくると、回転駆動装置Dを矢印ホ方向へ移動させ
てこれを駆動させることにより、次の巻取紙Pbを矢印イ
方向へ回転させ、これを巻取紙Paの走行速度に等しい周
速度で回転させる。
次に接着用押圧装置Bを矢印ロ方向へ作動させることに
より、巻取紙Paの終端部を、等周速度で回転する巻取紙
Pbの始端部へ接着継ぎし、これによって印刷機へ連続的
に給紙するようにしている。
尚。第16図に於いてAは輪転印刷機、Bは接着用押圧装
置、Cは巻取紙支持用三又、Dは巻取紙の回転駆動装置
である。また、前記接着用押圧装置は巻取紙Paと巻取紙
Pbとの接着が終れば直ちに矢印ハ方向へ戻され、これに
よる巻取紙Paの押圧は極く瞬間的なものである。
前記、巻取紙Pbから印刷機Aへ給紙されるようになる
と、回転駆動装置Dは矢印方向へ移動(非作動位置)さ
れ、その後巻取紙支持用三又Cが矢印ニ方向へ120°回
転され、最初の巻取紙Paを繰り出していた位置へ巻取紙
Pbが移される。また、巻取紙Pbは一旦回転駆動される
と、その慣性で高速回転をし、印刷機A側から巻取紙Pb
を引っ張ることにより、順次印刷機Aへ繰り出されて行
く。
ところで、前述のようにして紙継を自動的に行なうに
は、接着継ぎをしようとする巻取紙Pbの始端部に接着継
用の前処理を必要とするが、現在この接着継用前処理は
人手によって行なわれている。
即ち、先ず巻取紙Pbの外側の包装紙を取り外し、これを
支持用三又Cに取付ける。その後、支持用三又Cに取付
けた巻取紙Pbの一側の外表面を両手でしごき、表から4
〜5枚の部分を浮き上げて隙間を作り、この隙間の中へ
巻取紙Pbの端面側(側面側)から竹べら等を入れてこれ
を長手方向へ移動させることにより、巻取紙Pbの表から
4〜5枚の部分を剥離する。表から4〜5枚の部分は運
搬中に傷の付いていることが多いからである。そして、
剥離された表から4〜5枚の部分は人手によって取り除
かれる。
その後、巻取紙の始端部を第15図の如く人手でもって略
V字状に切断加工し、その先端を人手でもってタブGに
より巻取紙の外表面へ貼着すると共に、前記V字状の巻
取紙始端部外表面に複数の両面粘着テープFを人手でも
って図15のように貼着し、更にその後で粘着テープ上面
の保護紙を人手でもって剥離することにより、接着継用
の粘着層を形成している。
ところが、前記人手による紙継用前処理は作業能率が悪
くて人件費の高騰を招く上、竹べら等による巻取紙外表
部の剥離時に内部の用紙に損傷を与え易いという問題が
ある。そこで、本件特許出願人は従前の紙継用前処理に
於ける上述の如き問題を解決するため、自動紙継用の前
処理装置を開発し、特開昭60-252561号、特開昭61-1256
1号、特開昭61-18673号、特開昭61-119554号等としてこ
れを公開している。
然し乍ら、前記自動紙継用の前処理装置は、巻取紙始端
部に於けるV字形切目の形成、切目に沿った巻取紙始端
部の切り離し、V字形始端部への粘着層の形成、V字形
始端部へのタブ基端部の貼着及び巻取紙外表面へのタブ
先端部の貼着等の一連の処理を順番に行なう構成として
いるため、一つの巻取紙の紙継用の処理作業に6〜7分
の時間がかかり、作業能率の向上を図り難いという問題
がある。
また、V字形の巻取紙始端部の先端部へタブ基端部を貼
着する場合に、巻取紙始端部の先端部の上面(表面)側
にタブ基端部を貼着すると、タブの厚みによる段差のた
めに、繰り出し中の巻取紙Paの終端部の裏面側が紙継ぎ
をする巻取紙Pbの始端部の表面側に設けた粘着テープF
へ完全に押し付けられ難くくなり、接着継ぎに失敗する
ケースが多くなる。そのため、タブGの基端部は、巻取
紙PbのV字形始端部の先端部の裏面側へ貼着する必要が
ある。
しかし、巻取紙始端部の先端部の裏面側へタブの基端部
を貼着するには、巻取紙始端部の折返しやしごき等の操
作を別途に必要とし、タブ基端部の貼着工程が著しく複
雑になるという難点がある。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、先願に係る紙継用前処理装置に於ける上述の
如き問題、即ち、(イ)紙継用前処理の処理速度が低
く、作業能率の向上が図れないこと、(ロ)巻取紙のV
字形始端部の先端へのタブ基端部の貼着作業が複雑とな
り、タブの貼着ミス等が発生し易いこと等の問題を解決
せんとするものであり、タブの貼着が極めて容易に行な
え、しかもタブの貼着工程を他の工程と並行して行なう
ことにより、紙継用前処理の大幅な能率向上を可能とし
た紙継用前処理装置のタブ貼着器を提供するものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、輪転印刷機の給紙部に設けた支持用三又5に
回転自在に支持した巻取紙4を回転駆動装置によって回
動させることにより、巻取紙4の始端部を前記巻取紙の
近傍で且つその外表面の最上面とほぼ同じ高さ位置に水
平に配設支持したテーブル11上へ繰り出し、当該巻取紙
4の始端部をV字形に整形してその近傍に紙継用の粘着
層を形成すると共に、粘着層の形成後に繰り出した巻取
紙4の始端部を巻き戻し、前記粘着層を形成したV字形
の先端部をタブ24により巻取紙4の外表面側へ固定する
ようにした紙継用前処理装置に於いて、 前記タブ24の挿通孔を備えたテーブル11の下方に配設さ
れ、上下両面に保護紙付粘着層を設けた複数枚のタブ24
を積重ね状で支持するための、架台26bと架台26bを昇降
させる駆動装置26cから成るタブ載置装置26と, 前記テーブル11の下方に位置してタブ載置装置26の側方
に配設され、タブ載置装置26の架台26b上に積重ね状で
保持されたタブ24を最上位から一枚づつ吸着して保持す
ると共に、吸着保持後に上下両面側の粘着層の保護紙を
剥離除去したタブ24を、テーブル11の下方より前記挿通
孔を通してテーブル11上へ繰り出した巻取紙のV字形先
端の裏面へ押圧貼着するための、基端部を起伏自在に支
持したピストンシリンダ25aと伸縮及び回動自在なピス
トンの先端に設けた真空式のタブ吸着盤25eとから成る
タブ保持・貼着器25と, 前記テーブル11の下方に位置して前記タブ載置装置26と
テーブル11の挿通孔の下方との間に配設され、前記タブ
24の上下両面側の保護紙付粘着層上の各保護紙を取り外
す保護紙剥離器27と, 前記テーブル11の下方に位置して前記保護紙剥離器27と
テーブル11の挿通孔の下方との間に配設され、巻取紙の
裏面へ押圧貼着する前のタブ吸着盤25eに吸着保持した
タブ24の各粘着層上の保護紙の剥離を確認する保護紙剥
離検査器28と,を考案の基本構成とするものである。
(作用) タブ載置装置上に積重ねられたタブは、タブ保持・貼着
器のピストン先端に設けた吸着器に吸着保持されると共
に、保護紙剥離器の作動によりタブの上下両面に固着さ
れた粘着層保護紙の剥離が行なわれる。
保護紙が剥離されたタブは、吸着器に保持された状態で
剥離検査器を通過し、ここで保護紙の剥離が検査され
る。
保護紙の剥離が確認されると、タブ保持・貼着器のピス
トンが伸長され、タブはテーブルのタブ挿通孔を挿通し
て上方へ押し上げられ、タブ基端部の上面側に設けた粘
着層により、テーブル上に繰出された巻取紙のV字形始
端部の先端部の裏面へ、タブ基端部が押圧貼着される。
前述の如きタブ貼着操作は、テーブル上に繰出された巻
取紙始端部上面への接着継用粘着層の形成工程等と並行
して行なわれる。
(実施例) 以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明する。
第1図は、本考案に係るタブ貼着器Eを使用した紙継用
前処理装置1の据付状態説明図であり、図に於いて2は
輪転印刷機、2aは印刷機の制御装置、3は輪転印刷機設
置室の床面、4は巻取紙、5は巻取紙の支持用三又、6
は給紙室天井、7は巻取紙運搬用のトロッコである。
当該紙継用前処理装置1は隣接する巻取紙の支持用三又
5,5の中央の給紙室天井6に昇降自在に配設されてお
り、伸縮機構8、アーム9、主処理器10、テーブル11、
テーブル支持盤12、タブ貼着器E及びホッパ13等より構
成されている。
前記伸縮機構8は所謂パンタグラフ機構により構成され
ており、流体圧や電動機等により伸縮され、これに取付
けたアーム9や主処理器10、テーブル11、ホッパー13等
の各構成部材を昇降する。
前記アーム9は第2図に示す如く、伸縮機構8に固定し
た支持レール8a上に左右方向(矢印ロ方向)へ移動自在
に配設した台車9aと、左右方向へ伸縮自在なパンダグラ
フ型アーム本体9bとから構成されており、アーム本体9b
の基端部は台車9aの割り溝9cを介して支軸9dにより、前
後方向(矢印イ方向)へ移動自在に且つ矢印ハ−ハ方向
へ回転自在に軸支されている。その結果、アーム9の先
端に支持された主処理器10は、前後方向(矢印イ方向)
又は左右方向(矢印ロ方向)若しくは斜め方向へ自在に
移動されることになる。
前記テーブル11及びテーブル支持盤12は、第3図に示す
如く二つ割のテーブル板11a,11aを組合せて形成されて
おり、矢印イ−イ方向へ20〜40mm及び矢印ロ−ロ方向へ
一定距離夫々スライド自在に配設されている。
両テーブル板11a,11aには紙送用の丸ベルト11bが設けら
れており、又両テーブル板11a,11a中央部には後述する
タブの挿通孔11c,11dと、テーブル11の裏面側に設けた
紙送りローラ(図示省略)を表面側へ覗かせるローラ孔
11eを形成する切欠が夫々設けられている。尚、テーブ1
1を2枚のテーブル板で構成しているのは、後述する様
にタブの貼着後に両テーブル板11a,11aをシリンダー等
の駆動装置によって矢印イ方向へスライドさせ、タブ先
端下面の糊面がテーブル11の上面側に付着するのを防止
するためである。
テーブル支持盤12は前記テーブル11に近接してその下方
に配設されており、その両端部には二本のローラより成
るニッピングローラ12a,12bが倒立自在に設けられてい
る。即ち上方のテーブル11が右方向へ移動すると、ロー
ラ12bがテーブル11に押圧されて水平位置となると共
に、ローラ12aはテーブル11による押圧が解放されて垂
直位置となり、テーブル11上を左方向へ走行してくる紙
を挾着してこれを支持する。同様に、左側に位置する支
持用三又5に支持された巻取紙4を処理する場合には、
テーブル11は第1図の左側方向へ移動される。これによ
り、ニッピングロール12aはテーブル11によって押えら
れて水平になると共に、ニッピングローラ12bは垂直姿
勢となり、テーブル11上を右側方向へ走行してくる紙を
挾着してこれを支持することになる。
又、当該テーブル支持盤12には、本考案に係るタブ貼着
器Eを挿着するための取付孔12cが形成されており、こ
こに後述するタブ貼着器Eが挿着される。
ホッパ13は第4図に示す如く、ホッパー枠13aの両サイ
ドに一側を回動自在に軸支した2枚の底板13b,13cと、
底板13b,13cを開閉駆動するエアーシリンダー(図示省
略)により構成されている。
前記主処理器10は第5図に示す如く、アーム本体9bの先
端部のガイドレール9eに支持部材10bを介して取付軸10c
により、その右端側が矢印ハ方向へ移動自在に軸支され
ている。即ち、ケース10aの先端面に取付けたソレノイ
ド15の励磁電流を調整することにより、ケース10aの右
端部が一定距離距離だけ上・下方向に移動する。
前記ケース10aの内部には第6図に示す如く、サッカー1
6及びサッカー作動用ソレノイド17、横刃カッター18及
びカッター作動用ソレノイド19、丸カッター20及びカッ
ター作動用ソレノイド21、粘着層形成器22、粘着テープ
補給器23等が収納されている。
前記サッカー16は後述する如く巻取紙4の最外側の1枚
を吸着してこれを浮き上げるためのものであり、先端に
2〜3個の真空吸着盤16aが前後方向に配設されてお
り、ホース(図示省略)を介して真空ポンプ(図示省
略)に接続されている。
即ち、当該サッカー16を作動させる場合には、先ず主処
理器10を移動させ、その先端部を巻取紙4の一側の端部
の真上に位置させる。次に、ケース本体10aのソレノイ
ド15を作動させ、ケース本体10aの右側端を下方へ揺動
させて巻取紙4の外表面へ接触させる。その後、作動用
ソレノイド17を作動させ、サッカー16の吸着盤16aを巻
取紙4の一側端部の外表面へ押し付け、巻取紙の最外側
の1枚を吸着すると共に、ソレノイド17を作動せしめて
吸着盤16aを僅かに上方へ持ち上げ、3〜5mm程度浮き上
げる。
前記横刃カッター18はサッカー16により浮き上げられた
巻取紙4の最外側の1枚を長手方向(横方向)に切断す
るものである。
即ち、前記吸着盤16aを巻取紙4の外表面へ押し付けし
たあと、該吸着盤16aは僅かに上方へ持ち上げられる。
巻取紙4の表層部は巻き締めが運搬中に弛んでいるた
め、前記吸着盤16aの持ち上げにより、最外側の吸着さ
れている紙とその下方の紙との間に3〜5mm程度の間隙
ができる。次に、この状態で横刃カッタ18のソレノイド
19が作動され、横刃カッタ18の先端が巻取紙の側端面近
傍の前記3〜5mmの間隙の高さ位置にまで下降される。
その後、主処理器10が前後方向(巻取紙の横幅方向)に
移動され、且つ主処理器10が移動を開始すると、吸着盤
16aによる巻取紙の真空吸着が開放される。
前記主処理器10が移動することにより、横刃カッタ18は
その下方カイド部が前記間隙の中へ入り、また上方刃部
が最外側の紙の一側端面に当った状態で横移動をするこ
とになり、最外側の紙が横幅方向に切断される。
尚、主処理器10が横方向へ移動を開始すると、吸着盤16
aは最外側の紙の吸着を止め、これを開放する。その結
果、横刃カッタ18は下方ガイド部を最外側の紙の下側へ
差し込んだ状態で進行し、最外側の紙は横刃カッタ18の
刃部により切断されて行く。
又、丸カッター20は後述する如く、カッター18で切断し
た巻取紙4の始端部をV字状に切断加工するためのもの
であり、ソレノイド21の作動により下降されてカッター
20の刃が紙面へ接当し、ケース体10aをV字形に移動さ
せることにより巻取紙始端部にV字状の切目が形成され
る。
更に、粘着層形成器22は、図6に示す如く、両面粘着テ
ープ22aの巻取リール22b、リール22bに巻取りされた両
面粘着テープ22a、ガイドローラ22c、V溝付ローラ22
d、テープカッター22e、回転支持針22f、押えフリーロ
ーラ22g、針外し兼保護紙スクレーパ22h、支持針回転用
ステッピングモータ22i等から構成されている。
即ち、前記両面粘着テープ22aを巻取した巻取りリール2
2bは、第6図に示す如くケース本体10aに回動並びに取
外し自在に軸支されており、本実施例ではリール22b
に、上表面に保護紙を重ね貼りした両面粘着テープ22a
が巻装されている。
又、V溝付ローラ22dはローラ外表面にV形溝(図示省
略)が形成されており、後述する回転支持針22fの先端
が当該V溝付ローラ22dの外表面上に於いて両面粘着テ
ープ22a上に突き立てられる。
前記回転支持針22fは、アームの先端に両面粘着テープ2
2aへ突刺す針状体を固着して成る回転針であり、支持針
回転用ステッピングモータ22iにより回転駆動される。
又、前記押えフリーローラ22gは、回転支持針22fの回転
軌跡内に位置して上下方向へ移動自在に支承されてい
る。即ち、所謂フリーローラ型の支持機構により回転且
つ上下動自在に軸支されている。
前記針外し兼保護紙スクレーパ22hは細幅平板の先端部
に切欠溝を形成したものであり、該切欠溝内を回転支持
針22fの針状体が挿通する。また、回転支持針22fの針状
体により引出された両面粘着テープ22aの先端部が針外
し兼保護紙スクレーパ22hの裏面に接当することによ
り、粘着テープ22aから回転支持針22fの針状体が引外さ
れる。
尚、当該針外し兼保護紙スクレーパ22hは、その先端部
をテーブル11上へ繰り出された巻取紙の上面へ接当可能
に支持されており、後述する如く、ケース本体10aを移
動させることによりスクレーパ22hの先端によって巻取
紙始端部上へ貼着された両面粘着テープ22a上の保護紙
を除去することができる。
前記テープカッター22eはV溝付ローラ22dの下方に配設
されており、回転支持針22fの針状体が両面粘着テープ2
2aに突き刺された状態に於いてカッタ22eが作動し、針
状体の繰出側近傍でテープ22eが切断される。
テーブル11上に引出された巻取紙始端部上に紙継用粘着
層を形成する場合には、先ず主処理器10をテーブル11上
に位置せしめ、主処理器10の保持姿勢を粘着層の形成方
向に一致させると共に、揺動装置15を作動して主処理器
10の右端部を下降させ、押えフリーローラ22gを巻取紙
始端部上面へ接当自在な位置にする。
次に、粘着層形成器22の支持針回転用ステッピングモー
タ22iを駆動し、約270度ほど回転させて粘着テープ22a
を紙面上へ引き出したあと、主処理器10をテーブル11に
沿って粘着層形成方向へ移動させる。
即ち、前記ステッピングモータ22iが回動すると、これ
と同期して押えフリーローラ22gの保持機構(図示省
略)が作動し、該押えフリーローラ22gが紙面より若干
上方へ持上げられると共に、粘着テープ22aの引出側先
端に突き刺さっている針状体により、ガイドローラ22c
を介して粘着テープ22aの先端が引出され、押えフリー
ローラ22gの下側を通って巻取紙始端部上へ繰出され
る。
粘着テープ22aの先端が針外し兼保護紙スクレーパ22hに
接当すると、針状体が粘着テープ22aから外れ、粘着テ
ープ22aから引外された針状体の方は引続き回動し、V
溝付ローラ18の踏面の約90度ほど手前に於いて停止す
る。
一方、粘着テープ22aの先端が押えフリーローラ22gの下
側へ繰出されると、押えフリーローラ22gが下降し、粘
着テープ22aを巻取紙始端部上へ押圧することにより、
粘着テープ下面に形成した粘着層により紙面上に貼着さ
れる。粘着テープ22aの先端が貼着されると、これに引
続く主処理器10の移動により、針状体が粘着テープ22a
から外れたあとも、粘着テープ22aは引続き押えフリー
ローラ22gを介して繰出され、巻取紙始端部上へ粘着さ
れて行く。
一定距離だけ主処理器10が移動して所定の長さの粘着テ
ープ22aが貼着されると、主処理器10は停止をする。そ
うすると、前記回転支持針22fが駆動され、その針状体
が、前述の如く再びV溝付ローラ22dに於いてテープ22a
に突き刺ささり、その後でカッター22eが作動され、テ
ープ22aの切断が行なわれる。また、切断されたテープ2
2aの後端は、引続き主処理器10が若干移動することによ
り、完全に貼着されることになる。
前述の如き操作を繰返すことにより、所定長さの両面粘
着テープ22aが第14図の如く巻取紙始端部上に粘着され
て行く。
また、粘着した両面粘着テープ22a上の保護紙を剥離す
る場合には、前記針外し兼保護紙スクレーパ22hの先端
を紙面上まで下降させ、先に貼着した両面粘着テープ22
aの外表面へ接当させる。その後主処理器10を両面粘着
テープ22aに沿って移動させることにより、スクレーパ2
2hの先端で粘着テープ22a上の保護紙を剥離して行く。
前記粘着テープ補給部23は、180°毎に回動自在に軸支
されたターレット軸23aと該ターレット軸23aに対象的に
支持されたリール取付体23b及びガイドローラ22c′、V
溝付ローラ22d′等より構成されており、予備リール22
b′には予備の両面粘着テープが巻装されていて、その
始端がV溝付ローラ22d′の下端に仮止めされている。
使用中のリール22bの両面粘着テープ22aが空になれば、
手動若しくは自動操作によってターレット軸23aを180°
回転させ、予備リール22b′とリール22bの位置を入替え
る。
本考案に係るタブ貼着器Eは、第6図に示す如く前記テ
ーブル支持盤12の取付孔12cを挿通せしめてその下方に
配設されており、ケース体Eoの内部にタブ保持・貼着器
25、タブ載置装置26、保護紙剥離器27、保護紙剥離検査
器28等を収納することにより構成されている。
前記タブ保持・貼着器25は、基端部がケース体Eoの側壁
に上下方向に回動自在に支持されたピストンシリンダ25
aと、ピストン25bの先端部に介設した回動及び屈曲が自
在な自在接手装置25cと、自在接手装置の駆動装置25d
と、ピストン先端部に設けた真空吸着盤25eと、シリン
ダを起伏せしめるシリンダ起伏駆動装置25f、真空ポン
プ装置(図示省略)等から構成されている。
また、タブ載置装置26はケース26aと昇降動自在な架台2
6bとケース体Eoの底面に固定した駆動装置26cとから構
成されており、シリンダ型の駆動装置26cを伸長するこ
とによりピストンの先端に固定した架台26bを持ち上
げ、架台26b上に積層したタブを順次上方へ押し上げて
行く。
保護紙剥離器27は2組の剥離器27a、27bから形成されて
おり、外表面を粗面にしたローラとローラ駆動装置とか
ら構成されて、後述するタブの上・下両面に形成した粘
着層の保護紙をローラによって掻取り剥離する。
前記保護紙の剥離検査器28は2組の検出器28a、18bから
成り、光電型の検出器が使用されていて、保護紙の剥離
前後の透過若しくは反射光量の差異により保護紙剥離の
検出信号を発信する。
尚、本実施例に於いては、タブの粘着層部に於ける保護
紙剥離前後の光量差によって、保護紙の剥離を検出する
ようにしているが、剥離された保護紙による遮光を利用
して検出信号を発するようにしてもよい。
前記タブ載置装置26には、第1図に示す様な両翼の下面
に保護紙付粘着テープ24a,24aを、また尾部の上面に保
護紙付粘着テープ24bを予かじめ貼着したT型のタブ24
が、複数枚積層貯蔵されており、1枚づつ順次上方へ押
上げられて行く(第8図(a)、第8図(b))。
最上位のタブ24が所定の位置まで押上げられると、低速
で回転駆動される剥離用ローラを備えた尾部保護紙剥離
器27aが降下され、ローラの押圧・回動により尾部両面
粘着テープ24b上の保護紙が剥離される(第9図
(a)、第9図(b))。
尾部粘着テープ24b上の保護紙の剥離が終ると、タブ保
持・貼着器25の真空吸着盤25eがタブを吸着保持し、そ
の状態でタブを両翼保護紙剥離器27bを通して矢印方向
へ通過させる間に、剥離用ローラの押圧・回動により両
翼両面粘着テープ24aの保護紙が強制剥離される(第10
図(a)、第10図(b))。
尾部並びに両翼の粘着テープの保護紙が剥離されたタブ
24は、光電式の保護紙剥離検査器28a、28bを通過する間
に各保護紙の剥離状態が検査される(第11図)。
保護紙の剥離検査が完了すると、タブ保持・吸着装置25
の真空吸着盤25eが180°回転され、タブ両翼の粘着面が
上方に、タブ尾部の粘着面が下方に夫々位置される(第
12図)。
真空吸着盤25eが180°回転すると、シリンダ起伏駆動装
置25fが作動され、シリンダ25aが90°回動して竪姿勢に
なると共に、吸着盤の首部が90°屈曲され、タブ24が水
平状態に保持される(第13図)。
その後吸着盤25eはピストン25bの伸長により上方へ押上
げられ、第6図に示す如くテーブル11に形成されたタブ
挿通孔11cを挿通して、テーブル11上へ繰り出されたあ
とV字形に成形された巻取紙始端部の先端部の裏面に、
第14図に示す如く尾部を左方へ突出せしめた状態で貼着
される。
尚、巻取紙始端部の先端部の裏面側へ下方よりタブ24を
押付けて貼着する際には、巻取紙始端部の先端部の表面
側は主処理器10の前記押えフリーローラ22gによってテ
ーブル11側へ押へられており、これによってタブ24の貼
着が円滑に行なわれる。
また、本実施例では、各保護紙剥離器27a,27bをローラ
型としているが、スクレーパ型等であってもよいことは
勿論である。
前記巻取紙始端部の裏面へのタブの貼着は、V字形始端
部の表面への粘着テープ22aの貼着工程と並行して行な
われ、第14図に示す如く、タブ24の尾部を外方へ突出せ
しめた状態で貼着される。
タブ24の貼着が終れば、両テーブル板11aを横幅方向に
僅かにスライドさせ、タブ尾部の下面の粘着層がテーブ
ル面に付着するのを防止すると共に、三又側の回転駆動
装置によって巻取紙を巻き戻し、Tタブ尾部の下面の粘
着層を押えローラ(図示省略)等によって巻取紙外表面
へ貼着することにより、第15図(従来例)の如き形態に
巻取紙の始端部を処理する。
(考案の効果) 本考案に係るタブ貼着器は、巻取紙始端部の先端部の裏
面側へ下方よりタブの基端部を押上げ貼着する構成とし
ているため、巻取紙始端部の整形工程や接着継用の粘着
層形成工程と並行してタブの貼着工程を進行させること
が可能となり、紙継用前処理に要する処理時間の大幅な
短縮が可能となると共に、タブを簡単且つ確実に巻取紙
始端部の先端部の裏面側へ貼着することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る自動紙継用前処理装置
の据付状態を示す正面概要図、第2図はアームの斜射
図、第3図はテーブル及びテーブル支持盤の斜射図、第
4図はホッパの斜射図、第5図は主処理器の取付状態を
示す正面概要図、第6図は主処理器の内部機構及び本考
案の実施例に係るタブ貼着器を示す正面概要図、第7図
はタブの斜視図、第8図(a)及び第8図(b)はタブ
載置装置の側断面図及び平面図、第9図(a)及び第9
図(b)はタブ尾部粘着層の保護紙剥離工程を示す側断
面図及び平面図、第10図(a)及び第10図(b)はタブ
両翼粘着層の保護紙剥離工程を示す側断面図及び平面
図、第11図は保護紙剥離検査器の作動説明図、第12図は
吸着盤の反転作動説明図、第13図はタブ保持・貼着器の
作動説明図、第14図はタブの貼着状態を示す説明図、第
15図は従前の接着継用前処理を施した巻取紙の斜視図、
第16図は輪転機給紙部の概略説明図である。 Eはタブ貼着器、11はテーブル、11c,11dはタブ挿通
孔、24はタブ、25はタブ保持・貼着器、26はタブ載置装
置、27は保護紙剥離器、28は保護紙剥離検査器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−248849(JP,A) 特開 昭61−12561(JP,A) 特開 昭60−252561(JP,A) 特開 昭61−18673(JP,A) 実開 昭61−21762(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】輪転印刷機の給紙部に設けた支持用三又
    (5)に回転自在に支持した巻取紙(4)を回転駆動装
    置によって回動させることにより、巻取紙(4)の始端
    部を前記巻取紙の近傍で且つその外表面の最上面とほぼ
    同じ高さ位置に水平に配設支持したテーブル(11)上へ
    繰り出し、当該巻取紙(4)の始端部をV字形に整形し
    てその近傍に紙継用の粘着層を形成すると共に、粘着層
    の形成後に繰り出した巻取紙(4)の始端部を巻き戻
    し、前記粘着層を形成したV字形の先端部をタブ(24)
    により巻取紙(4)の外表面側へ固定するようにした紙
    継用前処理装置に於いて、 前記タブ(24)の挿通孔を備えたテーブル(11)の下方
    に配設され、上下両面に保護紙付粘着層を設けた複数枚
    のタブ(24)を積重ね状で支持するための、架台(26
    b)と架台(26b)を昇降させる駆動装置(26c)から成
    るタブ載置装置(26)と, 前記テーブル(11)の下方に位置してタブ載置装置(2
    6)の側方に配置され、タブ載置装置(26)の架台(26
    b)上に積重ね状で保持されたタブ(24)を最上位から
    一枚づつ吸着して保持すると共に、吸着保持後に上下両
    面側の粘着層の保護紙を剥離除去したタブ(24)を、テ
    ーブル(11)の下方より前記挿通孔を通してテーブル
    (11)上へ繰り出した巻取紙のV字形先端の裏面へ押圧
    粘着するための、基端部を起伏自在に支持したピストン
    シリンダ(25a)と伸縮及び回動自在なピストンの先端
    に設けた真空式のタブ吸着盤(25e)とから成るタブ保
    持・貼着器(25)と, 前記テーブル(11)の下方に位置して前記タブ載置装置
    (26)とテーブル(11)の挿通孔の下方との間に配設さ
    れ、前記タブ(24)の上下両面側の保護紙付粘着層上の
    各保護紙を取り外す保護紙剥離器(27)と, 前記テーブル(11)の下方に位置して前記保護紙剥離器
    (27)とテーブル(11)の挿通孔の下方との間に配設さ
    れ、巻取紙のV字形先端の裏面へ押圧貼着する前のタブ
    吸着盤(25e)に吸着保持したタブ(24)の各粘着層上
    の保護紙の剥離を確認する保護紙剥離検査器(28)と,
    から構成した紙継用前処理装置のタブ貼着器。
JP12831685U 1985-04-26 1985-08-22 紙継用前処理装置のタブ貼着器 Expired - Lifetime JPH0747402Y2 (ja)

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US06/855,298 US4683022A (en) 1985-04-26 1986-04-24 Automatic device for preparing paper rolls for web pasting

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