JPH0636297A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH0636297A
JPH0636297A JP21232592A JP21232592A JPH0636297A JP H0636297 A JPH0636297 A JP H0636297A JP 21232592 A JP21232592 A JP 21232592A JP 21232592 A JP21232592 A JP 21232592A JP H0636297 A JPH0636297 A JP H0636297A
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JP
Japan
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pulse
track crossing
track
time width
crossing pulse
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JP21232592A
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English (en)
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Yutaka Shio
豊 塩
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスク上の欠陥等によって生じるトラッ
ク横断パルスの欠落やノイズによるミスカウントを防止
し、トラック位置の検索時のアドレスシークエラーを減
少させることによって、高速アクセスを可能にする。 【構成】 トラック横断パルスが発生した時点から、横
断回数に対応する所定の時間幅の間に次のトラック横断
パルスが発生するか否かを監視し、所定の時間幅の間に
次のトラック横断パルスが発生しないとき、擬似パルス
を発生させて補正するトラック横断パルス補正手段を設
ける。 【効果】 トラック横断パルスのミスカウントが防止さ
れるので、アドレスシークエラーが減少され、高速アク
セスが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ディスクや光磁気
ディスク等の光ディスク装置(以下単に光ディスク装置
と総称する)に係り、特に、光ディスク上の欠陥等によ
って生じるトラック横断パルスの欠落やノイズによるミ
スカウントを防止して、トラック位置の検索時における
アドレスシークエラーを減少させることにより、高速ア
クセスを可能にした光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、周方向に情報の記録トラック
を有する光ディスクと、該光ディスク上に光スポットを
照射する光ヘッドと、該光ヘッドを前記光ディスクの径
方向に移動させて前記光スポットを検出することにより
生成されるトラック横断パルスを計数するトラック横断
パルス計数手段と、計数された記録トラックの横断回数
の情報によって所望の記録トラックをアクセスするアク
セス手段とを具備し、ディスク上に情報を記録再生する
機能を備えた光ディスク装置は公知である。
【0003】図8は、従来の光ディスク装置について、
そのトラックおよび速度制御サーボ系の要部構成の一例
を示す機能ブロック図である。図において、1はトラッ
ク横断検出器、2はU/Dカウンタ、3はN/2検出
器、4は速度テーブル、5はD/A変換器、6は速度検
出器、7は演算器、8はポジショナ・アクチュエータ、
9は光ヘッド、10はコントローラを示し、また、S1
はトラックエラー信号、S2はトラック横断パルス、S
3はN/2信号、S4は光ビーム位置信号、Nはカウン
ト数、Vdはデジタル速度、Vaはアナログ速度、Vは
光ヘッド9の速度を示す。
【0004】この図8に示す従来の光ディスク装置で
は、シーク動作時に、ポジショナ・アクチュエータ8に
よって、光ヘッド9を駆動する。駆動された光ヘッド9
は、光ビーム位置信号S4を出力して、図示しない光デ
ィスク上の光ビームを移動させる。
【0005】その際、光ヘッド9は、光ディスクからの
反射光によって、トラックエラー信号S1を検出し、こ
のトラックエラー信号S1をトラック横断検出器1へ出
力する。トラックエラー信号S1を受け取ったトラック
横断検出器1では、周期的に変化するトラックエラー信
号S1から、光ビームがトラックを横断したことを検出
し、その度ごとにトラック横断パルスS2を出力する。
【0006】U/Dカウンタ(アップ・ダウン・カウン
タ)2は、このトラック横断パルスS2を受け取り、光
ビームがトラックを横断する毎に、カウントアップまた
はカウントダウンして、カウント数Nを出力する。この
カウント数Nの情報は、速度テーブル4によってデジタ
ル速度Vdに変換され、D/A変換器(デジタル・アナ
ログ変換器)5へ出力される。
【0007】D/A変換器5では、与えられたデジタル
速度Vdを、アナログ速度Vaに変換して、演算器7へ
出力する。他方、光ヘッド9の実際の速度、すなわち、
速度Vは、速度検出器6により、トラック横断パルスS
2を周波数−電圧変換することによって算出される。
【0008】この速度検出器6によって求められた速度
Vは、演算器7へ与えられて、先のアナログ速度Vaと
比較され、ポジショナ・アクチュエータ8へ出力され
る。このような動作によって、速度Vは、D/A変換器
5から出力されるアナログ速度Vaに追従するように制
御される。
【0009】なお、N/2検出器3は、速度制御を加速
から減速に切換える位置を検出するための検出器であ
る。以上が、従来の光ディスク装置における速度制御の
サーボ系の動作の概略である。
【0010】ところで、このようなシーク動作中に、光
ディスクのプリフォーマット等の影響を受けて、U/D
カウンタ2に誤ったトラック数がカウントされた場合、
本来必要な移動速度で光ビームが移動されず、光ヘッド
9の停止時に、所望のトラックにシークできない、とい
う事態が生じ、高速アクセスの妨げになる。
【0011】図9は、従来のトラック横断検出器1につ
いて、その内部構成の一例を示す機能ブロック図であ
る。図における符号は図8と同様であり、また、11は
2値化回路、12は両エッジ検出回路を示し、S11は
2値化信号を示す。
【0012】図8に示した従来のトラック横断検出器1
は、この図9に示すような構成であり、2値化回路11
には、トラックエラー信号S1が入力される。2値化回
路11は、このトラックエラー信号S1を2値化し、2
値化信号S11として両エッジ検出回路12へ送出す
る。
【0013】両エッジ検出回路12では、受取った2値
化信号S11のエッジの部分を検出してトラック横断パ
ルスS2を生成し、図8のU/Dカウンタ2へ出力す
る。次に、トラックエラー信号S1と、2値化信号S1
1と、トラック横断パルスS2との関係を説明する。
【0014】図10は、図9に示したトラック横断検出
器1の動作を説明するタイムチャートである。各信号波
形に付けられた符号は、図9の符号位置に対応してい
る。
【0015】例えば、光ディスク上の欠陥等によって、
この図10のS1に破線で示すように、トラックエラー
信号S1に乱れが生じると、正しい2値化信号S11が
得られないので、トラック横断パルスS2にも欠落が生
じる。このように、トラック横断パルスS2が欠落する
と、U/Dカウンタ2のカウント数Nもカウントアップ
されず、ミスカウントが生じてしまう。
【0016】ところで、現在の光ディスク装置では、高
性能化の一つとして、高速アクセス機能が要望されてい
る。このシーク動作中に、もし、光ディスク上の欠陥等
によってトラックエラー信号S1に乱れが生じると、ト
ラック横断パルスS2に欠落によるミスカウントが発生
して、アドレスシークエラーが生じる。
【0017】すなわち、U/Dカウンタ2により誤った
トラック数Nがカウントされた場合には、本来必要とす
る移動速度Vで光ビームが移動されなくなり、光ヘッド
の停止時に所望のトラックにシークできない、という問
題が生じるので、高速アクセスの妨げになる、という不
都合があった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】この発明では、従来の
光ディスク装置におけるこのような不都合、すなわち、
トラック位置の検索時に、光ディスクのプリフォーマッ
ト等の影響によって誤カウントが生じた場合、光ヘッド
の停止位置が所望のトラックにシークできないので、高
速アクセスが行えない、という不都合を解決し、誤カウ
ントの発生を低減することによって、アドレスシークエ
ラーを減少させ、高速アクセスを可能にした光ディスク
装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明では、第1に、
周方向に情報の記録トラックを有する光ディスクと、該
光ディスク上に光スポットを照射する光ヘッドと、該光
ヘッドを前記光ディスクの径方向に移動させて前記光ス
ポットを検出することにより生成されるトラック横断パ
ルスを計数するトラック横断パルス計数手段と、計数さ
れた記録トラックの横断回数の情報によって所望の記録
トラックをアクセスするアクセス手段とを具備し、ディ
スク上に情報を記録再生する機能を備えた光ディスク装
置において、前記横断回数の情報により、前記トラック
横断パルスの乱れを監視して補正するトラック横断パル
ス補正手段を備えた構成である。
【0020】第2に、上記第1の光ディスク装置におい
て、トラック横断パルス補正手段は、トラック横断パル
スが発生した時点から、横断回数に対応する所定の時間
幅の間に次のトラック横断パルスが発生するか否かを監
視し、所定の時間幅の間に次のトラック横断パルスが発
生しないとき、擬似パルスを発生させて補正する手段を
備えた構成である。
【0021】第3に、上記第1の光ディスク装置におい
て、トラック横断パルス補正手段は、トラック横断パル
スが発生した時点から、横断回数に対応する所定の第2
の時間幅の間に次のトラック横断パルスが発生するか否
かを監視し、所定の第2の時間幅の間に次のトラック横
断パルスが発生したときは、該トラック横断パルスを発
生させないように補正する手段を備えた構成である。
【0022】第4に、上記第2または第3の光ディスク
装置において、トラック横断パルス補正手段は、横断回
数に対応する所定の時間幅または所定の第2の時間幅の
情報が予め記憶された記憶手段を備えた構成である。
【0023】第5に、上記第2または第3の光ディスク
装置において、トラック横断パルス補正手段は、横断回
数に対応する所定の時間幅または所定の第2の時間幅の
情報を演算する演算手段を備えた構成である。
【0024】第6に、周方向に情報の記録トラックを有
する光ディスクと、該光ディスク上に光スポットを照射
する光ヘッドと、該光ヘッドを前記光ディスクの径方向
に移動させて前記光スポットを検出することにより生成
されるトラック横断パルスを計数するトラック横断パル
ス計数手段と、計数された記録トラックの横断回数の情
報によって所望の記録トラックをアクセスするアクセス
手段とを具備し、ディスク上に情報を記録再生する機能
を備えた光ディスク装置において、トラック横断パルス
補正手段は、トラック横断パルスが発生した時点から、
横断回数に対応する所定の時間幅の間に次のトラック横
断パルスが発生するか否かを監視し、所定の時間幅の間
に次のトラック横断パルスが発生しないとき、擬似パル
スを発生させて補正する手段と、トラック横断パルスが
発生した時点から、横断回数に対応する所定の第2の時
間幅の間に次のトラック横断パルスが発生するか否かを
監視し、所定の第2の時間幅の間に次のトラック横断パ
ルスが発生したときは、該トラック横断パルスを発生さ
せないように補正する手段、とを備えた構成である。
【0025】
【作用】この発明では、シーク動作中には、トラック横
断パルスの発生時間は、ディスクの径方向の位置に応じ
てほぼ一定である点に着目して、次のトラック横断パル
スが所定の第1の時間幅の間に発生するか否かを監視
し、この時間幅の間に次のトラック横断パルスが発生し
ないときは、擬似パルスを発生させることによりミスカ
ウントの発生を防止するようにしている(請求項1と請
求項2の発明)。また、シーク動作中には、トラック横
断パルスの発生時間は、ディスクの径方向の位置に応じ
てほぼ一定である点に着目して、次のトラック横断パル
スが所定の第2の時間幅の間に発生するか否かを監視
し、この時間幅の間に次のトラック横断パルスが発生し
たときは、誤パルスであると判断してトラック横断パル
スを除去することによってミスカウントの発生を防止す
るようにしている(請求項1と請求項3の発明)。
【0026】
【実施例1】次に、この発明の光ディスク装置につい
て、図面を参照しながら、その実施例を詳細に説明す
る。この実施例は、主として、請求項1と請求項2の発
明に対応しているが、請求項4から請求項6の発明にも
対応する。
【0027】図1は、この発明の光ディスク装置につい
て、そのトラックおよび速度制御のサーボ系の要部構成
の一実施例を示す機能ブロック図である。図における符
号は図8と同様である。
【0028】この図1に示すこの発明の光ディスク装置
では、U/Dカウンタ2からのカウント数Nの情報を、
N/2検出器3だけでなく、トラック横断検出器1にも
与えるように構成すると共に、トラック横断検出器1の
内部に補正用の擬似パルス発生手段を設けた点で、従来
例として先の図8に示した光ディスク装置と異なってい
る。すなわち、この発明の光ディスク装置では、トラッ
ク横断検出器1には、光ヘッド9からのトラックエラー
信号S1、およびU/Dカウンタ2からのカウント数N
とが入力されている。
【0029】トラック横断検出器1では、トラックエラ
ー信号S1と、カウント数Nとによって、トラック横断
パルスS2を補正し、補正トラック横断パルス(S2
1)を出力する。光ヘッド9は、従来と同様に、この補
正トラック横断パルス(S21)に基いて速度制御を行
う。すなわち、速度制御やトラッキング制御時の基本的
な制御動作は、従来の場合と同様である。
【0030】図2は、この発明の光ディスク装置のトラ
ック横断検出器1について、その要部構成の一実施例を
示す機能ブロック図である。図における符号は図9と同
様であり、また、13は時間幅テーブル、14は擬似パ
ルス発生器、15はオアゲート回路を示し、S12は時
間幅情報、S13は擬似パルス、S21は補正トラック
横断パルスを示す。
【0031】この図2に示すトラック横断検出器1は、
従来と同様の2値化回路11および両エッジ検出回路1
2の他に、時間幅テーブル13,擬似パルス発生器1
4,オアゲート回路15を備えている。図2に示したト
ラック横断検出器1の動作は、次のとおりである。
【0032】入力されたトラックエラー信号S1は、従
来と同様に、2値化回路11により2値化され、2値化
信号S11として両エッジ検出回路12へ送出される。
そして、両エッジ検出回路12によって両エッジが検出
され、従来と同様のトラック横断パルスS2が発生され
る。
【0033】トラック横断パルスS2は、一方で、オア
ゲート回路15へ出力されると同時に、擬似パルス発生
器14へも与えられる。また、横断したトラック数を示
すカウント数Nの情報は、時間幅テーブル13へ与えら
れる。
【0034】時間幅テーブル13には、カウント数Nに
対応する時間幅の情報が格納されており、入力されたカ
ウント数Nに対応して、その時間幅の情報が時間幅情報
S12として出力される。この時間幅情報S12は、先
のトラック横断パルスS2と共に、擬似パルス発生器1
4へ入力される。
【0035】擬似パルス発生器14は、このトラック横
断パルスS2と、時間幅情報S12とによって、擬似パ
ルスS13を生成して、オアゲート回路15へ出力す
る。したがって、オアゲート回路15からは、補正トラ
ック横断パルスS21が出力される。
【0036】次に、時間幅テーブル13の構成と、擬似
パルス発生器14の動作について説明する。時間幅テー
ブル13は、ROM等から構成され、横断したトラック
数を示すカウント数Nに対する時間幅W1を示す情報が
予め記憶されている。そして、カウント数Nの情報が入
力されると、それに対応する情報を読み出して出力す
る。
【0037】テーブルの内容としては、例えば、次の式
(1) で計算される(時間幅の)データW1を記憶してお
く。 W1=√(2*Tp/a)*[√(N+1)−√N]*1.5 …… (1) ここで、Tpはトラックピッチ、aは加速度、Nはカウ
ント数である。
【0038】次の図3は、カウント数Nに対する時間幅
W1の値との関係について、その一特性例を示す図であ
る。図の横軸はカウント数N、縦軸は時間幅W1を示
す。
【0039】先の式(1) による計算結果を図示すれば、
カウント数Nに対応して、時間幅W1の値は、この図3
のように変化される。なお、この式(1) は、以下のよう
にして求められる式である。
【0040】シーク開始からトラックのカウント数Nま
での時間をTnとすれば、 Tn=√(2*Tp*N/a) …… (2) で表すことができる。
【0041】そして、この時間Tnから、1トラック後
の時間T(n+1)は、 T(n+1)=√[2*Tp*(N+1)/a] …… (3) の式(3) で表すことができる。
【0042】したがって、カウント数Nにおいて、1ト
ラックだけ移動する時間は、これらの式(2) と式(3) か
ら、 T(n+1)−Tn≒√(2*Tp/a)*[√(N+1)−√N] …… (4) となる。
【0043】なお、この場合の時間幅W1は、先の式
(1) のように、この式(4) で示される1トラック移動す
る時間の例えば1.5倍とする。時間幅テーブル13に
は、このような計算によって得られる情報、すなわち、
カウント数Nに対する時間幅W1を示すデータが予め記
憶されている。
【0044】次に、擬似パルス発生器14の動作につい
て述べる。図4は、図2に示した擬似パルス発生器14
の動作を説明するタイムチャートである。各信号波形に
付けられた符号は、図2の符号位置に対応している。
【0045】この図4では、理解を容易にするために、
先の図10と同様に、擬似パルス発生器14の動作に関
連を有する2値化回路11と両エッジ検出回路12の入
出力信号についても、同時に示している。まず、図4の
一番上に示すトラックエラー信号S1は、従来と同様
に、2値化回路11により2値化信号S11に変換さ
れ、図4の三番目に示すように、両エッジ検出回路12
からトラック横断パルスS2が出力される。
【0046】擬似パルス発生器14は、このトラック横
断パルスS2と、時間幅テーブル13から出力される時
間幅W1の情報によって、擬似パルスS13を発生す
る。具体的には、擬似パルス発生器14は、トラック横
断パルスS2が入力される度ごとに、時間幅テーブル1
3から得られる時間幅W1の間だけ、次のトラック横断
パルスS2の入力を待つ(図4では、矢印の長さがW1
に相当する)。
【0047】そして、この時間幅W1の間に、次のパル
スが入力されると、同様に、新たな時間幅W1の間だ
け、次のパルスの入力を待つ。もし、この時間幅W1の
間に、次のパルスが入力されないときは、その時間W1
の最後に、擬似パルスS13を発生する。擬似パルスS
13を発生した後は、同様に、それに続く時間幅W1の
間に、次のトラック横断パルスS2が入力されるかどう
か監視する。
【0048】このような動作を行うことによって、擬似
パルス発生器14は、トラック横断パルスS2が欠落し
た部分で、擬似パルスS13を生成することができる。
この擬似パルスS13と、両エッジ検出回路12からの
トラック横断パルスS2とが、オアゲート回路15によ
ってオア処理されるので、図4の最下方に示すように、
最終的には、正確な補正トラック横断パルスS21が得
られる。
【0049】なお、以上の実施例では、時間幅テーブル
13には、このような計算によって得られた時間幅W1
の情報が予め記憶されている場合について説明した(請
求項4の発明)。しかし、この時間幅W1の情報は、式
(1) を演算する演算手段を設けて、その都度演算を行
い、演算結果を出力するように構成することも可能であ
る(請求項5の発明)。
【0050】
【実施例2】次に、この発明の光ディスク装置につい
て、第2の実施例を説明する。この実施例は、主とし
て、請求項3の発明に対応するが、請求項4から請求項
6の発明にも対応する。また、基本的なハード構成は、
図1と同様である。
【0051】先の実施例は、トラック横断パルスの欠落
によるミスカウントの発生を防止する場合であるが、こ
の第2の実施例では、逆に、ノイズ等によって混入され
るトラック横断パルスによるミスカウントの発生を防止
する。そのために、トラック横断パルスが発生した時点
から、横断回数に対応する所定の第2の時間幅(先の実
施例の時間幅W1は、通常のパルス発生間隔よりも長い
時間幅)の間に次のトラック横断パルスが発生するか否
かを監視し、所定の第2の時間幅の間に次のトラック横
断パルスが発生したときは、トラック横断パルスを除去
する。
【0052】図5は、この発明の光ディスク装置のトラ
ック横断検出器1について、その要部構成の第2の実施
例を示す機能ブロック図である。図における符号は図2
と同様であり、また、16は第2の時間幅テーブル、1
7は短間隔パルス除去回路を示し、S14は第2の時間
幅情報、S22は補正トラック横断パルスを示す。
【0053】この図5に示すトラック横断検出器1で
は、従来と同様の2値化回路11と両エッジ検出回路1
2の他に、第2の時間幅テーブル16と、短間隔パルス
除去回路17とが付加されている。そして、短間隔パル
ス除去回路17には、両エッジ検出回路12からトラッ
ク横断パルスS2が入力される。
【0054】また、第2の時間幅テーブル16には、ト
ラックのカウント数Nの情報が入力される。この第2の
時間幅テーブル16には、第2の時間幅W2の情報が予
め記憶されており、カウント数Nに対応する第2の時間
幅W2の情報が、第2の時間幅情報S14として、短間
隔パルス除去回路17へ出力される。
【0055】短間隔パルス除去回路17は、第2の時間
幅情報S14で指示される時間幅W2の間だけ、トラッ
ク横断パルスS2が入力されないようマスクする機能を
有している。この時間幅W2の値は、次の式(5) によっ
て計算される。 W2=√(2*Tp/a)*[√(N+1)−√N]*0.5 …… (5) ここで、Tpはトラックピッチ、aは加速度、Nはカウ
ント数である。
【0056】この式(5) は、先の式(1) の最後の項が、
「1.5」の代りに「0.5」になっている点で、第1
の実施例と異なっている。すなわち、正規のトラック横
断パルスS2は、少なくとも、この時間幅W2より長い
間隔で入力されることを前提にしている。なお、第1の
実施例では、正規のトラック横断パルスS2は、少なく
とも、時間幅W1より短い間隔で入力されることを前提
にしている。
【0057】図6は、図5に示したトラック横断検出器
1について、その動作を説明するタイムチャートであ
る。各信号波形に付けられた符号は、図5の符号位置に
対応している。
【0058】図5に示したトラック横断検出器1でも、
従来と同様に、トラックエラー信号S1が、2値化回路
11により2値化され、2値化信号S11として両エッ
ジ検出回路12へ送出される。そして、両エッジ検出回
路12によって両エッジが検出され、従来と同様のトラ
ック横断パルスS2が発生される。
【0059】トラック横断パルスS2は、短間隔パルス
除去回路17へ入力されるが、この短間隔パルス除去回
路17には、第2の時間幅情報S14として、第2の時
間幅テーブル16から第2の時間幅W2の情報が与えら
れており、第2の時間幅W2の間(図6では、矢印の長
さがW2に相当する)だけ、マスクされる(出力が禁止
される)。このような動作が、トラック横断パルスS2
の入力ごとに繰り返えされ、第2の時間幅W2より短い
間隔のパルスが除去される。
【0060】図6では、一例として、一部にトラックエ
ラー信号S1が乱れた場合を示しており、この時点で、
2値化信号S11に短い時間間隔のパルスが発生してい
る。しかし、短間隔パルス除去回路17で、この第2の
時間幅W2より短い間隔のパルスを除去するので、図6
の最下行にS22で示す補正トラック横断パルス信号S
22には、トラックエラー信号S1の乱れによるパルス
は存在しない。
【0061】このような動作によって、トラックエラー
信号S1の乱れによる影響が確実に防止され、常に正確
なトラック横断パルス信号、すなわち、補正トラック横
断パルス信号S22が得られる。したがって、正確なト
ラック横断数を計数することができ、高速アクセスが可
能となる。
【0062】
【実施例3】次に、この発明の光ディスク装置につい
て、第3の実施例を説明する。この実施例は、先の第2
の実施例と第3の実施例とを合せた実施例であり、請求
項6の発明に対応する。また、基本的なハード構成は、
図1と同様であり、トラック横断検出器1は、図2およ
び図5の両方の内部ブロックが併設された構成である。
【0063】図7は、この発明の光ディスク装置のトラ
ック横断検出器1について、その要部構成の第3の実施
例を示す機能ブロック図である。図における符号は、図
2および図5と同様であり、S23は第2の補正トラッ
ク横断パルス信号を示す。
【0064】この図7で、短間隔パルス除去回路17
は、先の図5と同様な動作を行い、第2の時間幅情報S
14で指示される時間幅W2の間だけ、トラック横断パ
ルスS2が入力されないようマスクする。したがって、
この短間隔パルス除去回路17からは、先の図6にS2
2で示したような補正トラック横断パルス信号S22が
出力され、第2の時間幅W2より短い間隔のパルスが除
去される(第2の実施例と同様の効果)。
【0065】この補正トラック横断パルス信号S22に
は、トラック横断パルスの欠落が生じている場合がある
ので、先の図2と同様に、この補正トラック横断パルス
信号S22を、オアゲート回路15と、擬似パルス発生
器14へ出力する。横断したトラック数を示すカウント
数Nの情報は、(第1の)時間幅テーブル13へも与え
られており、入力されたカウント数Nに対応して、その
時間幅W1の情報が時間幅情報S12として出力され
る。
【0066】擬似パルス発生器14は、補正トラック横
断パルスS22と、時間幅情報S12とによって擬似パ
ルスS13を生成し、オアゲート回路15へ出力する。
したがって、オアゲート回路15からは、第2の補正ト
ラック横断パルスS23が出力される(第1の実施例と
同様の効果)。
【0067】このような動作によって、短間隔のパルス
が除去され、また、パルスの欠落が補正されるので、正
確な第2の補正トラック横断パルスS23が得られる。
なお、以上の第1から第3の実施例では、カウント数N
に対応する時間幅テーブル(図2の13と、図5の1
6)を設ける場合について説明した。
【0068】しかし、これらの時間幅テーブルの代り
に、式(1) や式(5) を演算する演算手段を設け、その都
度演算を行い、演算結果を時間幅情報S12,S14と
して出力することも可能である。そのため、時間幅テー
ブルを設けることは、必ずしも必要ではない。
【0069】
【発明の効果】請求項1の発明では、情報の記録トラッ
クの横断回数Nをトラック横断パルスから計数し、その
横断回数Nによって所望の記録トラックをアクセスする
光ディスク装置において、横断回数Nの情報により、ト
ラック横断パルスの乱れを監視して補正するトラック横
断パルス補正手段を備えている。したがって、正確なト
ラック横断回数Nを計数することができ、高速アクセス
が可能になる。
【0070】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、トラック横断パルス補正手段は、トラック横断パ
ルスが発生した時点から、横断回数に対応する所定の時
間幅(W1)の間に次のトラック横断パルスが発生する
か否かを監視し、所定の時間幅の間に次のトラック横断
パルスが発生しないとき、擬似パルスを発生させて補正
する手段を備えている。したがって、トラック横断パル
スの欠落が補正され、正確なトラック横断回数Nを計数
することができ、高速アクセスが可能になる。
【0071】請求項3の発明では、同じく、請求項1の
発明において、トラック横断パルスが発生した時点か
ら、横断回数に対応する所定の第2の時間幅(W2)の
間に次のトラック横断パルスが発生するか否かを監視
し、所定の第2の時間幅の間に次のトラック横断パルス
が発生したときは、該トラック横断パルスを発生させな
いように補正する手段を備えている。したがって、所定
の第2の時間幅(W2)より短い時間間隔のパルスを除
去することができるので、正確なトラック横断回数Nを
計数することが可能となり、高速アクセスが行える。
【0072】請求項4の発明では、請求項2または請求
項3の発明において、トラック横断パルス補正手段は、
横断回数に対応する所定の時間幅(W1)または所定の
第2の時間幅(W2)の情報が予め記憶された記憶手段
を備えている。したがって、横断回数Nの情報によっ
て、迅速かつ容易に、時間幅(W1)または第2の時間
幅(W2)の情報が得られる。
【0073】請求項5の発明では、請求項2または請求
項3の発明において、横断回数に対応する所定の時間幅
(W1)または所定の第2の時間幅(W2)の情報を演
算する演算手段を備えている。したがって、迅速かつ容
易に、時間幅(W1)または第2の時間幅(W2)の情
報を演算することができる。
【0074】請求項6の発明では、トラック横断パルス
補正手段は、請求項2の発明のトラック横断数の補正
と、請求項3の発明のトラック横断数の補正とを行う補
正手段を併有している。したがって、請求項2の発明
と、請求項3の発明の効果が得られるので、一層正確な
トラック横断回数Nを計数することが可能となり、高速
アクセスを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光ディスク装置について、そのトラ
ックおよび速度制御のサーボ系の要部構成の一実施例を
示す機能ブロック図である。
【図2】この発明の光ディスク装置のトラック横断検出
器1について、その要部構成の一実施例を示す機能ブロ
ック図である。
【図3】カウント数Nに対する時間幅W1の値との関係
について、その一特性例を示す図である。
【図4】図2に示した擬似パルス発生器14の動作を説
明するタイムチャートである。
【図5】この発明の光ディスク装置のトラック横断検出
器1について、その要部構成の第2の実施例を示す機能
ブロック図である。
【図6】図5に示したトラック横断検出器1について、
その動作を説明するタイムチャートである。
【図7】この発明の光ディスク装置のトラック横断検出
器1について、その要部構成の第3の実施例を示す機能
ブロック図である。
【図8】従来の光ディスク装置について、そのトラック
および速度制御サーボ系の要部構成の一例を示す機能ブ
ロック図である。
【図9】従来のトラック横断検出器1について、その内
部構成の一例を示す機能ブロック図である。
【図10】図9に示したトラック横断検出器1の動作を
説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
1 トラック横断検出器 2 U/Dカウンタ 3 N/2検出器 4 速度テーブル 5 D/A変換器 6 速度検出器 7 演算器 8 ポジショナ・アクチュエータ 9 光ヘッド 10 コントローラ 11 2値化回路 12 両エッジ検出回路 13 時間幅テーブル 14 擬似パルス発生器 15 オアゲート回路 16 第2の時間幅テーブル 17 短間隔パルス除去回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に情報の記録トラックを有する光
    ディスクと、該光ディスク上に光スポットを照射する光
    ヘッドと、該光ヘッドを前記光ディスクの径方向に移動
    させて前記光スポットを検出することにより生成される
    トラック横断パルスを計数するトラック横断パルス計数
    手段と、計数された記録トラックの横断回数の情報によ
    って所望の記録トラックをアクセスするアクセス手段と
    を具備し、ディスク上に情報を記録再生する機能を備え
    た光ディスク装置において、 前記横断回数の情報により、前記トラック横断パルスの
    乱れを監視して補正するトラック横断パルス補正手段を
    備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の光ディスク装置において、 トラック横断パルス補正手段は、トラック横断パルスが
    発生した時点から、横断回数に対応する所定の時間幅の
    間に次のトラック横断パルスが発生するか否かを監視
    し、所定の時間幅の間に次のトラック横断パルスが発生
    しないとき、擬似パルスを発生させて補正する手段を備
    えたことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の光ディスク装置において、 トラック横断パルス補正手段は、トラック横断パルスが
    発生した時点から、横断回数に対応する所定の第2の時
    間幅の間に次のトラック横断パルスが発生するか否かを
    監視し、所定の第2の時間幅の間に次のトラック横断パ
    ルスが発生したときは、該トラック横断パルスを発生さ
    せないように補正する手段を備えたことを特徴とする光
    ディスク装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3の光ディスク装
    置において、 トラック横断パルス補正手段は、横断回数に対応する所
    定の時間幅または所定の第2の時間幅の情報が予め記憶
    された記憶手段を備えたことを特徴とする光ディスク装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2または請求項3の光ディスク装
    置において、 トラック横断パルス補正手段は、横断回数に対応する所
    定の時間幅または所定の第2の時間幅の情報を演算する
    演算手段を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 周方向に情報の記録トラックを有する光
    ディスクと、該光ディスク上に光スポットを照射する光
    ヘッドと、該光ヘッドを前記光ディスクの径方向に移動
    させて前記光スポットを検出することにより生成される
    トラック横断パルスを計数するトラック横断パルス計数
    手段と、計数された記録トラックの横断回数の情報によ
    って所望の記録トラックをアクセスするアクセス手段と
    を具備し、ディスク上に情報を記録再生する機能を備え
    た光ディスク装置において、 トラック横断パルス補正手段は、請求項2のトラック横
    断パルスが発生した時点から、横断回数に対応する所定
    の時間幅の間に次のトラック横断パルスが発生するか否
    かを監視し、所定の時間幅の間に次のトラック横断パル
    スが発生しないとき、擬似パルスを発生させて補正する
    手段と、 請求項3のトラック横断パルスが発生した時点から、横
    断回数に対応する所定の第2の時間幅の間に次のトラッ
    ク横断パルスが発生するか否かを監視し、所定の第2の
    時間幅の間に次のトラック横断パルスが発生したとき
    は、該トラック横断パルスを発生させないように補正す
    る手段、とを備えたことを特徴とする光ディスク装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6486614B1 (en) 1999-09-30 2002-11-26 Matsushita Electric Works, Ltd. Discharge lamp lighting device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6486614B1 (en) 1999-09-30 2002-11-26 Matsushita Electric Works, Ltd. Discharge lamp lighting device

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