JPH0636198U - 真空処理装置 - Google Patents

真空処理装置

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JPH0636198U
JPH0636198U JP7546692U JP7546692U JPH0636198U JP H0636198 U JPH0636198 U JP H0636198U JP 7546692 U JP7546692 U JP 7546692U JP 7546692 U JP7546692 U JP 7546692U JP H0636198 U JPH0636198 U JP H0636198U
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JP
Japan
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vacuum
chamber
substrate
low
evacuated
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Pending
Application number
JP7546692U
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English (en)
Inventor
史郎 塩尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スループットの低下をもたらすことなく、パ
ーティクルの巻き上げを抑えることができるようにした
真空処理装置を提供する。 【構成】 基板2を処理する部屋であって相対的に高真
空に排気される処理室4に、真空弁22、23をそれぞ
れ介して、相対的に低真空から中真空まで排気される中
真空予備室16a、16bをそれぞれ隣接させている。
また、各中真空予備室16a、16bに、真空弁25、
26をそれぞれ介して、大気圧から相対的に低真空まで
排気される低真空予備室14a、14bをそれぞれ隣接
させている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えばイオン注入装置、イオンビームエッチング装置、薄膜形成 装置等のように、真空中で半導体ウェーハ等の基板を処理する真空処理装置であ って真空予備室を備えるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の真空処理装置の従来例を図2に示す。この装置は、基板2を処理する (例えばイオンビーム10を照射してイオン注入を行う)部屋であって図示しな い真空排気装置によって相対的に高真空(例えば10-6〜10-7Torr程度。 以下同じ)に排気される処理室4と、この処理室4の両側に真空弁22、23を 介してそれぞれ隣接されていて、図示しない真空排気装置によって共に相対的に 低真空(例えば10-2〜10-3Torr程度。以下同じ)に排気される真空予備 室12aおよび12bとを備えている。
【0003】 処理室4内にはこの例では基板2を保持するプラテン6が設けられており、そ れはアクチュエータ8によって水平状態と起立状態とに回転させられる。各真空 予備室12a、12bと大気圧側とは真空弁21、24でそれぞれ仕切られてお り、その前には、この例では未処理の基板2を収納するロード側のカセット18 aおよび処理済の基板2を収納するアンロード側のカセット18bがそれぞれ設 けられている。このカセット18aから反対側のカセット18bまでの基板2の 搬送は、この例では搬送ベルト31〜35によって行われる。
【0004】 この装置の動作例を説明すると、真空予備室12a内を大気圧状態にしておい て真空弁21を開いてそこにカセット18aから未処理の基板2を搬入し、真空 弁21を閉じて真空予備室12a内を低真空に排気する。次に真空弁22を開い て基板2を処理室4内へ搬入し、そこでイオン注入等の処理を施す。この処理室 4内は通常は常に高真空に排気されている。
【0005】 処理が終了すると、真空弁23を開いて、予め低真空に排気していた真空予備 室12b内に基板2を搬入し、真空弁23を閉じてこの真空予備室12b内に窒 素ガス等を導入してそこを大気圧状態に戻す。そして真空弁24を開いて基板2 を搬出してそれをカセット18b内に収納する。以降は、必要に応じて上記のよ うな動作が繰り返される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記真空処理装置においては、処理室4と真空予備室12aおよび12bとの 間で基板2を搬送する場合、処理室4と真空予備室12aおよび12bとの間に 比較的大きな(例えば上記真空度の場合であれば4桁程度の)圧力差が存在して いるため、真空弁22、23を開いたときにこの圧力差によって、処理室4内あ るいは真空予備室12a、12b内に溜まっているパーティクル(微小粒子)が 巻き上がり、それが基板2に付着してコンタミネーション(汚染)の原因になる という問題がある。
【0007】 この場合、真空予備室12aおよび12b内の真空度を上記よりも上げるよう にすれば、パーティクルの巻き上げは少なくなるが、この真空予備室12a、1 2b内は基板2の通過の度に、大気圧状態に戻すことと真空排気することとを繰 り返さなければならないので、真空度を上げるとなると、大気圧状態からの真空 排気に多くの時間がかかるようになり、スループットが低下するという別の問題 が発生する。
【0008】 そこでこの考案は、スループットの低下をもたらすことなく、パーティクルの 巻き上げを抑えることができるようにした真空処理装置を提供することを主たる 目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この考案の真空処理装置は、基板を処理する部屋で あって相対的に高真空に排気される処理室と、この処理室に真空弁を介して隣接 されていて相対的に低真空から中真空まで排気される中真空予備室と、この中真 空予備室に真空弁を介して隣接されておりかつ大気圧側との間に真空弁が設けら れていて、大気圧から相対的に低真空まで排気される低真空予備室とを備え、こ の低真空予備室および中真空予備室を経由して基板を大気圧側と処理室との間で 搬送するようにしていることを特徴とする。
【0010】
【作用】
上記構成によれば、低真空予備室と中真空予備室との間で基板を搬送する場合 、両室間の圧力差が小さいので、パーティクルの巻き上げは非常に少なくなる。 また、巻き上げられたパーティクルは、中真空予備室において外部へ排出される 。
【0011】 また、中真空予備室と処理室との間で基板を搬送する場合も、両室間の圧力差 が小さいので、パーティクルの巻き上げは非常に少なくなる。
【0012】 このようにこの真空処理装置によれば、パーティクルの巻き上げを抑えること ができるので、基板にパーティクルが付着するのを抑えて低コンタミネーション 化を図ることができる。
【0013】 しかも、低真空予備室は大気圧から低真空まで排気すれば良く、中真空予備室 は低真空から中真空まで排気すれば良いので、従来例のように一つの真空予備室 しかなくてそこを基板の通過の度に大気圧から例えば中真空域近くまで排気する ような場合と違って、スループットの低下をもたらさない。
【0014】
【実施例】
図1は、この考案の一実施例に係る真空処理装置を示す概略横断面図である。 図2の従来例と同一または相当する部分には同一符号を付し、以下においては当 該従来例との相違点を主に説明する。
【0015】 この実施例においては、前述したような処理室4の左右に、真空弁22、23 をそれぞれ介して、図示しない真空排気装置によって相対的に低真空(例えば前 述したように10-2〜10-3Torr程度。以下同じ)から中真空(例えば10 -4 〜10-5Torr程度。以下同じ)まで排気される中真空予備室16aおよび 16bをそれぞれ隣接させている。各中真空予備室16a、16b内には、基板 2を搬送する搬送ベルト36、37がそれぞれ設けられている。
【0016】 また、各中真空予備室16a、16bに、真空弁25、26をそれぞれ介して 、図示しない真空排気装置によって大気圧から相対的に低真空まで排気される低 真空予備室14aおよび14bをそれぞれ隣接させている。各低真空予備室14 a、14bと大気圧側との間には真空弁21、24がそれぞれ設けられており、 その前に前述したカセット18a、18bがそれぞれ設けられている。この低真 空予備室14aおよび14bは、従来例の真空予備室12aおよび12bに相当 する。
【0017】 この装置の動作例を説明すると、低真空予備室14a内を大気圧状態にしてお いて真空弁21を開いてそこにカセット18aから未処理の基板2を搬入し、真 空弁21を閉じて低真空予備室14a内を低真空に排気する。次に真空弁25を 開いて、予め中真空に排気しておいた中真空予備室16a内へ基板2を搬入し、 真空弁25を閉じて中真空予備室16a内を再び中真空になるまで排気する。次 に真空弁22を開いて基板2を処理室4内へ搬入し、そこでイオン注入等の処理 を施す。この処理室4内は通常は常に高真空に排気されている。
【0018】 処理が終了すると、真空弁23を開いて、予め中真空に排気しておいた中真空 予備室16b内へ基板2を搬入し、真空弁23を閉じる。次に真空弁26を開い て、予め低真空に排気しておいた低真空予備室14b内へ基板2を搬入し、真空 弁26を閉じてこの低真空予備室14b内に窒素ガス等を導入してそこを大気圧 状態に戻す。次に真空弁24を開いて基板2を搬出してそれをカセット18b内 に収納する。
【0019】 以降は、必要に応じて上記のような動作が繰り返される。
【0020】 この真空処理装置においては、低真空予備室14a、14bと中真空予備室1 6a、16bとの間で基板2を搬送する場合、両室間の圧力差が小さいので(例 えば上記真空度の場合であればこの圧力差は2桁程度である)、真空弁25、2 6を開いたときのパーティクルの巻き上げは非常に少なくなる。また、巻き上げ られたパーティクルは、中真空予備室16a、16bにおいて外部へ排出される 。
【0021】 また、中真空予備室16a、16bと処理室4との間で基板2を搬送する場合 も、両室間の圧力差が小さいので(例えば上記真空度の場合であればこの圧力差 も2桁程度である)、真空弁22、23を開いたときのパーティクルの巻き上げ は非常に少なくなる。
【0022】 このようにこの真空処理装置によれば、パーティクルの巻き上げを抑えること ができるので、基板2にパーティクルが付着するのを抑えて低コンタミネーショ ン化を図ることができる。
【0023】 しかも、低真空予備室14a、14bは大気圧から低真空まで排気すれば良く 、中真空予備室16a、16bは低真空から中真空まで排気すれば良いので、従 来例のように一つの真空予備室12a、12bしかなくてそこを基板2の通過の 度に大気圧から例えば中真空域近くまで排気するような場合と違って、スループ ットの低下をもたらさない。
【0024】 なお、以上では、未処理の基板2の大気圧側から処理室4への搬入(ロード) と、処理済の基板2の処理室4から大気圧側への搬出(アンロード)とを並行し て行えるようにしてスループットをより向上させるために、処理室4の左右両側 に中真空予備室16a、16bおよび低真空予備室14a、14bをそれぞれ設 けた、いわゆるデュアルタイプの例を示したが、上記のようなこの考案の目的達 成のためには必ずしもデュアルタイプにする必要はなく、中真空予備室および低 真空予備室を一つずつ設けて、基板2のロードとアンロードを同じ中真空予備室 および低真空予備室を経由して行うようにしても良い。
【0025】
【考案の効果】
以上のようにこの考案によれば、低真空予備室と中真空予備室との間の圧力差 および中真空予備室と処理室との圧力差が小さくなるので、基板を大気圧側と処 理室との間で搬送する際のパーティクルの巻き上げを抑えることができる。その 結果、基板にパーティクルが付着するのを抑えて低コンタミネーション化を図る ことができる。
【0026】 しかも、低真空予備室は大気圧から低真空まで排気すれば良く、中真空予備室 は低真空から中真空まで排気すれば良いので、従来例のように一つの真空予備室 しかなくてそこを基板の通過の度に大気圧から例えば中真空域近くまで排気する ような場合と違って、スループットの低下をもたらさない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る真空処理装置を示す
概略横断面図である。
【図2】従来の真空処理装置の一例を示す概略横断面図
である。
【符号の説明】
2 基板 4 処理室 10 イオンビーム 14a,14b 低真空予備室 16a,16b 中真空予備室 21〜26 真空弁 31〜37 搬送ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/265 21/302 B 9277−4M

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を処理する部屋であって相対的に高
    真空に排気される処理室と、この処理室に真空弁を介し
    て隣接されていて相対的に低真空から中真空まで排気さ
    れる中真空予備室と、この中真空予備室に真空弁を介し
    て隣接されておりかつ大気圧側との間に真空弁が設けら
    れていて、大気圧から相対的に低真空まで排気される低
    真空予備室とを備え、この低真空予備室および中真空予
    備室を経由して基板を大気圧側と処理室との間で搬送す
    るようにしていることを特徴とする真空処理装置。
JP7546692U 1992-10-06 1992-10-06 真空処理装置 Pending JPH0636198U (ja)

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JP7546692U JPH0636198U (ja) 1992-10-06 1992-10-06 真空処理装置

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JP7546692U JPH0636198U (ja) 1992-10-06 1992-10-06 真空処理装置

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JPH0636198U true JPH0636198U (ja) 1994-05-13

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ID=13577118

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JP7546692U Pending JPH0636198U (ja) 1992-10-06 1992-10-06 真空処理装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006500752A (ja) * 2002-09-25 2006-01-05 バリアン・セミコンダクター・イクイップメント・アソシエーツ・インコーポレーテッド ロードロック真空コンダクタンス制限アパチャー
JP2007065521A (ja) * 2005-09-02 2007-03-15 Hitachi Plant Technologies Ltd 基板貼合装置
JP2013134986A (ja) * 2011-12-23 2013-07-08 Wonik Ips Co Ltd 基板処理装置及びそれを有する基板処理システム

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KR101162368B1 (ko) * 2002-09-25 2012-07-04 베리안 세미콘덕터 이큅먼트 어소시에이츠, 인크. 로드록 진공 컨덕턴스 제한 애퍼처
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