JPH0636194Y2 - テニスコート場の周壁面の表装体 - Google Patents

テニスコート場の周壁面の表装体

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JPH0636194Y2
JPH0636194Y2 JP11952289U JP11952289U JPH0636194Y2 JP H0636194 Y2 JPH0636194 Y2 JP H0636194Y2 JP 11952289 U JP11952289 U JP 11952289U JP 11952289 U JP11952289 U JP 11952289U JP H0636194 Y2 JPH0636194 Y2 JP H0636194Y2
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tennis court
repelling
tennis
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peripheral wall
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民夫 菅
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、テニスコートの周囲に配設された周壁面に
取り付けられて、壁面方向に飛んだテニスボールを都合
良くテニスコート方向へ撥ね返す、テニスコート場の周
壁面の表装体に関する。
〔従来の技術〕
グランドの周囲を壁面で囲み、そのグランド内部に複数
面のテニスコートを並べたテニスコート場において、互
いに隣接するテニスコート同士間に境界となる仕切壁が
設けられておらず、また、各テニスコートのバックライ
ンの後方が金網フェンスとなっていて、そのフェンス手
前側の地上1m程度の高さまでシートが張設されているよ
うな場合、或いは、各テニスコートのバックラインの後
方が、地上1m程度までをコンクリート、木製板等の壁面
で形成し、その上部を金網フェンスとしているような場
合では、プレイ中に打球がバックラインの後方壁面の両
サイド部分へ斜め方向に飛んで行って衝突すると、その
打球は隣接する別のテニスコートの方向へ撥ね返ること
になる。この結果、その撥ね返ったテニスボールをプレ
イヤーが拾いに行くためにプレイを中断しなければなら
ず、また、隣りのコート内やそのサービスエリア内にテ
ニスボールが転がっていったときには、隣りのコート上
におけるプレイも中断させられることになる、などとい
った不便な事情がある。
このような不便さを解消するために、本出願人の出願に
係る実開昭63−85274号公報には、第4図に示すような
長身三角柱形状を有する減勢素材で形成された撥返し部
材40を、その長手方向を鉛直方向として、撥返し部材40
の稜線42に対向する面側をシート状体44を介して或いは
直接に、第5図にテニスコート場の部分平面図を、第6
図にその正面図をそれぞれ示すように、並設されたテニ
スコートA、Bのバックライン後方の周壁面に多数並べ
て取り付けることにより表装体46を構成するようにした
考案が開示されている。
このような表装体46をテニスコート場の周壁面の適所に
設けておくことにより、例えば、テニスコートAの方か
らそのバックラインの右サイドの後方位置に飛んで来た
打球は、第7−1図に示すように、表装体の撥返し部材
40の、テニスコートAの方を向いた第1衝突面48に対し
て或る角度で実線矢印で示したように衝突し、その打球
の勢いが適当に減殺されて点線矢印で示す方向へ撥ね返
り、テニスボールTはテニスコートAの方向へ戻ってく
る。また、テニスコートBの方からそのバックラインの
左サイドの後方位置に飛んで来た打球は、テニスコート
Bの方を向いた第2衝突面50に対して或る角度で衝突
し、テニスコートBの方向へ撥ね返ってくる。一方、第
7−2図に示すように、テニスボールTが隣り合う撥返
し部材40同士の中間に飛んで来て実線矢印で示したよう
にそれぞれの撥返し部材40の第1衝突面48と第2衝突面
50との両方に衝突したときには、点線矢印で示す方向へ
撥ね返って、自分がプレイしいているコートに隣接した
他のコートの方向へテニスボールが跳ね返ってゆくこと
はない。
このようにして、各テニスコートのバックラインの後方
壁面に当たって隣接する他のコートの方向へ撥ね返って
いた打球をかなりな割合で減らすことができ、従来の煩
わしさや不便さなどが大幅に軽減されたのである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、表装体46をテニスコート場の周壁面に取り付
けるには、長身三角柱形状の撥返し部材40を多数、その
長手方向がそれぞれ鉛直方向となるようにし、垂直壁面
に隙間なく整列させて固定する必要があり、その取付け
作業には相当な手間と時間とがかかる。特に、テニスコ
ートを多数有するようなテニスコート場では、その取付
け作業は一層困難を伴うことになる。
また、複数本の撥返し部材40をシート状体44に互いに平
行になるように並べて貼着するようにし、そのシート状
体44をテニスコート場の周壁面に取り付けるようにする
ときは、シート状体44への撥返し部材40の貼着工程が必
要となり、製作が面倒で、量産化も難しくなり、製造コ
ストの面でも問題がある。しかも、一部の撥返し部材だ
けが損傷したような場合には、シート状体全体を取り替
える必要があるため無駄が多く、或いは、一部の撥返し
部材だけを貼り替えるにしても、その貼替え作業が非常
に面倒である。
この考案は、以上のような事情に鑑みてなされたもので
あり、テニスコート場の周壁面への取付け作業が簡単で
あり、製作も比較的容易で、量産化することも容易であ
り、また製造コストも廉価で、修繕も簡単に行なうこと
ができるような構成の表装体を提供することを技術的課
題とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案では、上記課題を達成するための手段として、
横断面が二等辺三角形であって全体が長身状の三角柱形
状をなし、少なくとも表層部分が減勢素材で形成された
複数本の撥返し部材と、平面板の片面側に、前記撥返し
部材を保持するための保持手段を、平面板の幅方向に複
数組並設して一体に形成しもしくは一体的に固着してな
る保持台板とから構成した。各撥返し部材は、その長手
方向を鉛直方向とし、面積が等しい2つの側面が交わっ
て形成される稜線と対向する残りの側面を平面板の表面
に当接させた状態で、鋭角状の2つの角部がそれぞれ保
持手段に係合することにより、保持台板に保持されるよ
うになっている。また、保持台板の各保持手段に各撥返
し部材をそれぞれ保持した状態において、隣り合う撥返
し部材の前記稜線同士の間隔がテニスボールの直径と同
等もしくはそれ以上になるように設定されている。そし
て、複数本の撥返し部材を保持した保持台板の裏面側を
テニスコート場の周壁面に披着することにより、テニス
コート場の周壁面の表装体が形成される。
〔作用〕
上記構成の表装体は、複数本の撥返し部材と複数組の保
持手段を備えた保持台板とをそれぞれ別々に成型して、
各撥返し部材を保持台板の各保持手段に係合させるだけ
で簡単に製作される。そして、複数本の撥返し部材を保
持した保持台板の裏面側をテニスコート場の周壁面に披
着すればよく、その取付け作業も簡単に行なうことがで
きる。また、一部の撥返し部材だけが損傷したような場
合には、損傷した撥返し部材を保持台板の保持手段から
取り外して新しいものと交換すればよく、その交換は極
めて簡単に行なうことがきる。
そして、表装体の撥返し部材は、隣り合うもの同士の稜
線間の間隔がテニスボールの直径と同等もしくはそれ以
上になるように形成され、かつ少なくとも表層部分が減
勢素材で形成されているので、上述した従来の表装体の
撥返し部材における場合と全く同様に、この表装体の方
へ飛んで行った打球は、撥返し部材の、各稜線を形成す
る各一対の側面のうち自分がプレイしている側のテニス
コートの方へ向いた側面に衝突し、自分がプレイしてい
るテニスコートの方向へ撥ね返ってくるとともに、減勢
素材の作用によって打球の衝突時の勢いが適当に殺され
ることになる。また、撥返し部材の少なくとも表層部分
は減勢素材で形成されているため、表装体にプレイヤー
がぶつかっても怪我をするようなことがない。
〔実施例〕
以下、この考案の好適な実施例について図面を参照しな
がら説明する。
第1図ないし第3図は、この考案の1実施例を示し、第
1図は、テニスコート場の周壁面の表装体の全体斜視
図、第2図はその全体正面図、第3図はその部分拡大平
面図である。
この表装体は、複数本(この実施例では4本)の撥返し
部材10と保持台板12とから構成されている。撥返し部材
10は、少なくとも表層部分が減勢素材である硬質のスポ
ンジ、例えば発泡性ポリエチレンからなり、全体が長身
状の三角柱形状に成形されている。この撥返し部材10
は、横断面が二等辺三角形をなし、その二等辺三角形
の、長さが等しい2辺16、16′が交わって形成される頂
角14がほぼ直角である。撥返し部材10の各部の寸法の1
例を挙げると、横断面における2辺16、16′の長さが1
6.3cm、頂角14に対向する底辺18の長さが23cm、底辺18
の中点から頂点までの高さ、従って撥返し部材10の厚さ
が11cm、全体の長さ(高さ)が1mである。そして、撥返
し部材10の3つの側面のうち、面積が等しい2つの側面
が第1衝突面20及び第2衝突面22となり、第1衝突面20
と第2衝突面22とが交わって形成される稜線24に対向す
る残りの側面が取付け側面26となる。尚、撥返し部材
は、その主体を硬質のスポンジで形成し、その表面をレ
ザーによって被覆した構造としてもよい。
保持台板12は、矩形状の平面板部28の片面側に互いに平
行な細長板部30、30′を、平面板部28の幅方向に複数組
(この実施例では4組)並設して一体に形成することに
より構成されている。一組の細長板部30、30′は、撥返
し部材10の鋭角状の2つの角部32、32′の形状に対応す
るよう、互いの対向側が鋭角状に形設されていて、撥返
し部材10の角部32、32′とそれぞれ係合するようになっ
ている。この保持台板12は、例えばポリプロピレンなど
で成型され、平面板部28は、例えば厚さ5mmで大きさが1
m×1mである。
尚、平面板部と細長板部とを一体成型しないでそれぞれ
別体として成型し、平面板部に細長板部をボルト等の固
着手段により一体的に固着して保持台板を形成するよう
にしてもよい。また、細長板部は、平面板部の高さ方向
の全体にわたって形設する必要は必ずしもなく、上部と
下部、或いは上部と中央部と下部というように分割し
て、平面板部の高さ方向に部分的に形設するようにして
もよい。さらにまた、保持手段を細長板状に形成する必
要も必ずしもない。
保持台板12に撥返し部材10を取着するには、硬質スポン
ジなどの弾性素材で出来ている撥返し部材10の角部32、
32′を若干変形させ、保持台板12の細長板部30、30′と
平面板部28とで挾まれた空間に撥返し部材10の角部32、
32′を押し込み、撥返し部材10の取付け側面26を平面板
部28の表面に当接させた状態で、撥返し部材10の角部3
2、32′と保持台板12の細長板部30、30′とをそれぞれ
係合させるようにする。このようにして、順次、4本の
撥返し部材10を保持台板12の細長板部30、30′に係合さ
せて取り付ける。
保持台板12の各細長板部30、30′に各撥返し部材10をそ
れぞれ保持した状態においては、隣り合う撥返し部材10
の稜線24同士の間隔がテニスボールの直径と同等もしく
はそれ以上、例えば25cmとなるように、保持台板12の細
長板部30、30′が形設されている。そして、4本の撥返
し部材10を保持した保持台板12は、撥返し部材10を表側
にし、撥返し部材10の各稜線24方向が鉛直方向となるよ
うに、テニスコート場の周壁面に取り付けられる。
この表層体の撥返し部材10における作用は、第7−1図
及び第7−2図に基づいて説明した従来の表装体の撥返
し部材40における場合と全く同様であるので、ここでは
その説明を省略する。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明したように構成されかつ作用するの
で、この考案に係る表装体は、テニスコート場の周壁面
への取付け作用が簡単で、その作業能率が良く、テニス
コートを多数有するようなテニスコート場では、特にそ
の効果が大きく、また、その製作が比較的簡単で、量産
化することも容易であり、製造コストも廉価である。し
かも、一部の撥返し部材だけが損傷したような場合に
も、簡単に、かつそれほど費用をかけることなくその修
繕を行なうことができる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の1実施例に係る、テニスコート場
の周壁面の表装体の全体斜視図、第2図はその全体正面
図、第3図はその部分拡大平面図であり、第4図は、従
来の表装体を示す斜視図、第5図は、並設されたテニス
コートの後方壁面に第4図に示した表装体を取り付けた
状態を示す部分平面図、第6図は、その正面図、第7−
1図及び第7−2図は、その表装体に衝突したテニスボ
ールが撥ね返る状況を説明するための図である。 10…撥返し部材、12…保持台板、 20、22…衝突面、24…稜線、 26…取付け側面、28…平面板部、 30、30′…細長板部(保持手段)、 32、32′…角部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】横断面が二等辺三角形であって全体が長身
    状の三角柱形状をなし、少なくとも表層部分が減勢素材
    で形成された複数本の撥返し部材と、平面板の片面側
    に、前記撥返し部材の長手方向を鉛直方向とし、撥返し
    部材の、面積が等しい2つの側面が交わって形成される
    稜線と対向する残りの側面を平面板の表面に当接させた
    状態で、撥返し部材の鋭角状の2つの角部とそれぞれ係
    合してその撥返し部材を保持する一組の保持手段を、平
    面板の幅方向に複数組並設して一体に形成しもしくは一
    体的に固着してなる保持台板とから構成され、前記保持
    台板の各保持手段に前記各撥返し部材をそれぞれ保持し
    た状態において、隣り合う撥返し部材の前記稜線同士の
    間隔がテニスボールの直径と同等もしくはそれ以上にな
    るように設定してなり、前記保持台板の裏面側をテニス
    コート場の周壁面に披着するようにしたことを特徴とす
    る、テニスコート場の周壁面の表装体。
JP11952289U 1989-10-12 1989-10-12 テニスコート場の周壁面の表装体 Expired - Lifetime JPH0636194Y2 (ja)

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