JPH0642699Y2 - テニスコート場の周壁面の表装体 - Google Patents
テニスコート場の周壁面の表装体Info
- Publication number
- JPH0642699Y2 JPH0642699Y2 JP17154088U JP17154088U JPH0642699Y2 JP H0642699 Y2 JPH0642699 Y2 JP H0642699Y2 JP 17154088 U JP17154088 U JP 17154088U JP 17154088 U JP17154088 U JP 17154088U JP H0642699 Y2 JPH0642699 Y2 JP H0642699Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tennis court
- tennis
- wall surface
- repellent member
- peripheral wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、テニスコートの周囲に配設された周壁面に
取り付けられて、壁面方向に飛んだテニスボールを都合
良くテニスコート方向へ撥ね返す、テニスコート場の周
壁面の表装体に関する。
取り付けられて、壁面方向に飛んだテニスボールを都合
良くテニスコート方向へ撥ね返す、テニスコート場の周
壁面の表装体に関する。
グランドの周囲を壁面で囲み、そのグランド内部に複数
面のテニスコートを並べたテニスコート場において、互
いに隣接するテニスコート同士間に境界となる仕切壁が
設けられておらず、また、各テニスコートのバックライ
ンの後方が金網フェンスとなっていて、そのフェンス手
前側の地上1m程度の高さまでシートが張設されているよ
うな場合、或いは、各テニスコートのバックラインの後
方が、地上1m程度までをコンクリート、木製板等の壁面
で形成し、その上部を金網フェンスとしているような場
合では、プレイ中に打球がバックラインの後方壁面の両
サイド部分へ斜め方向に飛んで行って衝突すると、その
打球は隣接する別のテニスコートの方向へ撥ね返ること
になる。この結果、その撥ね返ったテニスボールをプレ
イヤーが拾いに行くためにプレイを中断しなければなら
ず、また、隣りのコート内やそのサービスエリア内にテ
ニスボールが転がっていったときには、隣りのコート上
におけるプレイも中断させられることになる、などとい
った不便な事情がある。
面のテニスコートを並べたテニスコート場において、互
いに隣接するテニスコート同士間に境界となる仕切壁が
設けられておらず、また、各テニスコートのバックライ
ンの後方が金網フェンスとなっていて、そのフェンス手
前側の地上1m程度の高さまでシートが張設されているよ
うな場合、或いは、各テニスコートのバックラインの後
方が、地上1m程度までをコンクリート、木製板等の壁面
で形成し、その上部を金網フェンスとしているような場
合では、プレイ中に打球がバックラインの後方壁面の両
サイド部分へ斜め方向に飛んで行って衝突すると、その
打球は隣接する別のテニスコートの方向へ撥ね返ること
になる。この結果、その撥ね返ったテニスボールをプレ
イヤーが拾いに行くためにプレイを中断しなければなら
ず、また、隣りのコート内やそのサービスエリア内にテ
ニスボールが転がっていったときには、隣りのコート上
におけるプレイも中断させられることになる、などとい
った不便な事情がある。
このような不便さを解消するために、本出願人の出願に
係る実開昭63−85274号公報には、第4図に示すような
長身三角柱形状を有する減勢素材で形成された撥返し部
材40を、その長手方向を鉛直方向として、撥返し部材40
の稜線42に対向する面側をシート状体44を介して或いは
直接に、第5図にテニスコート場の部分平面図を、第6
図にその正面図をそれぞれ示すように、並設されたテニ
スコートA、Bのバックライン後方の周壁面に多数並べ
て取り付けることにより表装体46を構成するようにした
考案が開示されている。このような表装体46をテニスコ
ート場の周壁面の適所に設けておくことにより、例え
ば、テニスコートAの方からそのバックラインの右サイ
ドの後方位置に飛んで来た打球は、第7−1図に示すよ
うに、表装体の撥返し部材40の、テニスコートAの方を
向いた第1衝突面48に対して或る角度で実線矢印で示し
たように衝突し、その打球の勢いが適当に減殺されて点
線矢印で示す方向へ撥ね返り、テニスボールTはテニス
コートAの方向へ戻ってくる。また、テニスコートBの
方からそのバックラインの左サイドの後方位置に飛んで
来た打球は、テニスコートBの方を向いた第2衝突面50
に対して或る角度で衝突し、テニスコートBの方向へ撥
ね返ってくる。一方、第7−2図に示すように、テニス
ボールTが隣り合う撥返し部材40同士の中間に飛んで来
て、実線矢印で示したようにそれぞれの撥返し部材40の
第1衝突面48と第2衝突面50との両方に衝突したときに
は、点線矢印で示す方向へ撥ね返って、自分がプレイし
ているコートに隣接した他のコートの方向へテニスボー
ルが跳ね返ってゆくことはない。このようにして、各テ
ニスコートのバックラインの後方壁面に当たって隣接す
る他のコートの方向へ撥ね返っていた打球をかなりな割
合で減らすことができ、従来の煩わしさや不便さなどが
大幅に軽減されたのである。
係る実開昭63−85274号公報には、第4図に示すような
長身三角柱形状を有する減勢素材で形成された撥返し部
材40を、その長手方向を鉛直方向として、撥返し部材40
の稜線42に対向する面側をシート状体44を介して或いは
直接に、第5図にテニスコート場の部分平面図を、第6
図にその正面図をそれぞれ示すように、並設されたテニ
スコートA、Bのバックライン後方の周壁面に多数並べ
て取り付けることにより表装体46を構成するようにした
考案が開示されている。このような表装体46をテニスコ
ート場の周壁面の適所に設けておくことにより、例え
ば、テニスコートAの方からそのバックラインの右サイ
ドの後方位置に飛んで来た打球は、第7−1図に示すよ
うに、表装体の撥返し部材40の、テニスコートAの方を
向いた第1衝突面48に対して或る角度で実線矢印で示し
たように衝突し、その打球の勢いが適当に減殺されて点
線矢印で示す方向へ撥ね返り、テニスボールTはテニス
コートAの方向へ戻ってくる。また、テニスコートBの
方からそのバックラインの左サイドの後方位置に飛んで
来た打球は、テニスコートBの方を向いた第2衝突面50
に対して或る角度で衝突し、テニスコートBの方向へ撥
ね返ってくる。一方、第7−2図に示すように、テニス
ボールTが隣り合う撥返し部材40同士の中間に飛んで来
て、実線矢印で示したようにそれぞれの撥返し部材40の
第1衝突面48と第2衝突面50との両方に衝突したときに
は、点線矢印で示す方向へ撥ね返って、自分がプレイし
ているコートに隣接した他のコートの方向へテニスボー
ルが跳ね返ってゆくことはない。このようにして、各テ
ニスコートのバックラインの後方壁面に当たって隣接す
る他のコートの方向へ撥ね返っていた打球をかなりな割
合で減らすことができ、従来の煩わしさや不便さなどが
大幅に軽減されたのである。
ところで、第4図に示したような撥返し部材40は、減勢
素材である硬質のスポンジ、例えば発泡性ポリエチレン
などにより、稜線42を形成する第1・第2衝突面48、50
が所定の角度をなすよう、全体を長身状、例えば1m程度
の長さの三角柱形状に形成するようにしている。このよ
うな撥返し部材の製作は、小規模設備の事業所などでは
中々困難であり、その量産化も難しい。また、比較的高
価な発泡性ポリエチレンなどを使用してそれを長身状の
三角柱形状に形成するため、製造コストの面でも問題が
ある。
素材である硬質のスポンジ、例えば発泡性ポリエチレン
などにより、稜線42を形成する第1・第2衝突面48、50
が所定の角度をなすよう、全体を長身状、例えば1m程度
の長さの三角柱形状に形成するようにしている。このよ
うな撥返し部材の製作は、小規模設備の事業所などでは
中々困難であり、その量産化も難しい。また、比較的高
価な発泡性ポリエチレンなどを使用してそれを長身状の
三角柱形状に形成するため、製造コストの面でも問題が
ある。
また、表装体46をテニスコート場の周壁面に取り付ける
には、長身三角柱形状の撥返し部材40を多数、その長手
方向がそれぞれ鉛直方向となるようにし、垂直壁面に隙
間なく整列させて固定する必要があり、その取付け作業
には相当な手間と時間とがかかる。特に、テニスコート
を多数有するようなテニスコート場では、その取付け作
業は一層困難を伴うことになる。
には、長身三角柱形状の撥返し部材40を多数、その長手
方向がそれぞれ鉛直方向となるようにし、垂直壁面に隙
間なく整列させて固定する必要があり、その取付け作業
には相当な手間と時間とがかかる。特に、テニスコート
を多数有するようなテニスコート場では、その取付け作
業は一層困難を伴うことになる。
この考案は、以上のような事情に鑑みてなされたもので
あり、製作が比較的容易で、量産化することも容易であ
り、また製造コストも廉価で、さらにテニスコート場の
周壁面への取付け作業も簡単であるような表装体を提供
することを技術的課題とする。
あり、製作が比較的容易で、量産化することも容易であ
り、また製造コストも廉価で、さらにテニスコート場の
周壁面への取付け作業も簡単であるような表装体を提供
することを技術的課題とする。
この考案は、少なくとも表層部分が減勢素材で形成され
た長尺帯状体を、その長手方向において交互に反対方向
に繰り返し折曲し、隣り合う稜線同士の間隔がテニスボ
ールの直径と同等もしくはそれ以上になるよう屏風状に
形成して撥返し部材を構成することとし、そのような構
成の撥返し部材をテニスコート場の周壁面に、撥返し部
材の各稜線方向が鉛直方向となるように、かつ減勢素材
からなる表層部分の面側が外向きになるように披着する
ことにより表装体を構成して、上記課題を達成した。
た長尺帯状体を、その長手方向において交互に反対方向
に繰り返し折曲し、隣り合う稜線同士の間隔がテニスボ
ールの直径と同等もしくはそれ以上になるよう屏風状に
形成して撥返し部材を構成することとし、そのような構
成の撥返し部材をテニスコート場の周壁面に、撥返し部
材の各稜線方向が鉛直方向となるように、かつ減勢素材
からなる表層部分の面側が外向きになるように披着する
ことにより表装体を構成して、上記課題を達成した。
上記長尺帯状体は、その全体を減勢素材で形成すること
もできるし、また、金属板の表面に減勢素材からなる表
層部材を被着して形成することもできる。また、上記撥
返し部材は、その表面をレザーによって被覆するように
してもよい。そして、撥返し部材の上端面に形成される
開口部は、それを覆蓋することが好ましい。
もできるし、また、金属板の表面に減勢素材からなる表
層部材を被着して形成することもできる。また、上記撥
返し部材は、その表面をレザーによって被覆するように
してもよい。そして、撥返し部材の上端面に形成される
開口部は、それを覆蓋することが好ましい。
上記構成の表装体は、長尺帯状体を、その長手方向にお
いて交互に反対方向に繰り返し折曲して屏風状に形成す
ることにより撥返し部材が製作されるので、その製作が
比較的簡単である。また、撥返し部材の、テニスボール
が衝突する凹凸面は、帯状体を折曲して屏風状とするこ
とにより形成されるので、発泡性ポリエチレン等の硬質
スポンジの使用量は、長身状の三角柱形状の全体が硬質
スポンジで形成されたものに比べると少なくて済む。さ
らにまた、撥返し部材は、テニスボールが衝突する凹凸
面を多数連設した一連の形態のものであり、それをテニ
スコート場の周壁面に披着するだけで表装体が構成され
るので、撥返し部材の周壁面への取付け作業が簡単であ
る。
いて交互に反対方向に繰り返し折曲して屏風状に形成す
ることにより撥返し部材が製作されるので、その製作が
比較的簡単である。また、撥返し部材の、テニスボール
が衝突する凹凸面は、帯状体を折曲して屏風状とするこ
とにより形成されるので、発泡性ポリエチレン等の硬質
スポンジの使用量は、長身状の三角柱形状の全体が硬質
スポンジで形成されたものに比べると少なくて済む。さ
らにまた、撥返し部材は、テニスボールが衝突する凹凸
面を多数連設した一連の形態のものであり、それをテニ
スコート場の周壁面に披着するだけで表装体が構成され
るので、撥返し部材の周壁面への取付け作業が簡単であ
る。
そして、表装体の撥返し部材は、隣り合う稜線同士の間
隔がテニスボールの直径と同等もしくはそれ以上になる
ように形成され、かつ減勢素材からなる表層部分の両側
が外向きになっているので、上述した従来の表装体の撥
返し部材における場合と全く同様に、この表装体の方へ
飛んで行った打球は、撥返し部材の、各稜線を形成する
各一対の側面のうち自分がプレイしている側のテニスコ
ートの方へ向いた側面に衝突し、自分がプレイしている
テニスコートの方向へ撥ね返ってくるとともに、減勢素
材の作用によって打球の衝突時の勢いが適当に殺される
ことになる。また、撥返し部材の少なくとも表層部分は
減勢素材で形成されているため、表装体にプレイヤーが
ぶつかっても怪我をするようなことがない。
隔がテニスボールの直径と同等もしくはそれ以上になる
ように形成され、かつ減勢素材からなる表層部分の両側
が外向きになっているので、上述した従来の表装体の撥
返し部材における場合と全く同様に、この表装体の方へ
飛んで行った打球は、撥返し部材の、各稜線を形成する
各一対の側面のうち自分がプレイしている側のテニスコ
ートの方へ向いた側面に衝突し、自分がプレイしている
テニスコートの方向へ撥ね返ってくるとともに、減勢素
材の作用によって打球の衝突時の勢いが適当に殺される
ことになる。また、撥返し部材の少なくとも表層部分は
減勢素材で形成されているため、表装体にプレイヤーが
ぶつかっても怪我をするようなことがない。
以下、図面を参照しながら、この考案の好適な実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
第1図は、この考案の1実施例に係る、テニスコート場
の周壁面の表装体の一部を示す分解斜視図である。表装
体本体をなす撥返し部材10は、第2図に部分斜視図を示
すように、減勢素材である硬質のスポンジ、例えば発泡
性ポリエチレンからなり、厚みが約7cm、幅が1m程度で
あって、片面側に、その長手方向に等間隔で、断面がV
字形の縦方向の切欠き14を複数本形成した長尺帯状体12
から製作される。すなわち、この長尺帯状体12を、その
長手方向において交互に反対方向に切欠き14の部分で繰
り返し折曲して、第1図に示すように屏風状に形成する
ことにより、撥返し部材10が製作される。この撥返し部
材10は、その前面とその横断面(上端面)との交線が二
等辺三角形を連ねた形状となっており、その各二等辺三
角形の、長さが等しい2辺16、16′が交わって形成され
る頂角θがほぼ直角であって、隣り合う稜線18同士の間
隔がテニスボールの直径と同等もしくはそれ以上となっ
ている。
の周壁面の表装体の一部を示す分解斜視図である。表装
体本体をなす撥返し部材10は、第2図に部分斜視図を示
すように、減勢素材である硬質のスポンジ、例えば発泡
性ポリエチレンからなり、厚みが約7cm、幅が1m程度で
あって、片面側に、その長手方向に等間隔で、断面がV
字形の縦方向の切欠き14を複数本形成した長尺帯状体12
から製作される。すなわち、この長尺帯状体12を、その
長手方向において交互に反対方向に切欠き14の部分で繰
り返し折曲して、第1図に示すように屏風状に形成する
ことにより、撥返し部材10が製作される。この撥返し部
材10は、その前面とその横断面(上端面)との交線が二
等辺三角形を連ねた形状となっており、その各二等辺三
角形の、長さが等しい2辺16、16′が交わって形成され
る頂角θがほぼ直角であって、隣り合う稜線18同士の間
隔がテニスボールの直径と同等もしくはそれ以上となっ
ている。
撥返し部材10の各部の寸法の1例を挙げると、横断面
(上端面)における2辺16、16′の長さが16cm、隣り合
う稜線18同士の間隔が22.6cm、稜線18上の頂点の突出高
さが11.3cm、であり、全体の高さは、長尺帯状体12の幅
に相当するから1mである。そして、稜線18を形成する、
面積が等しい2つの側面が第1衝突面20及び第2衝突面
22となり、稜線18の反対側が取付け面側となる。
(上端面)における2辺16、16′の長さが16cm、隣り合
う稜線18同士の間隔が22.6cm、稜線18上の頂点の突出高
さが11.3cm、であり、全体の高さは、長尺帯状体12の幅
に相当するから1mである。そして、稜線18を形成する、
面積が等しい2つの側面が第1衝突面20及び第2衝突面
22となり、稜線18の反対側が取付け面側となる。
そして、撥返し部材10を第1図に示すような屏風状形態
に保持するために、撥返し部材10の上端面形状に対応し
た形状の凹陥部26が形設された保持具24を用い、この保
持具24の凹陥部26を撥返し部材10の上端部に嵌め込むよ
うにしている。この保持具24を撥返し部材10の下端部に
も嵌め込むようにすれば、撥返し部材10がより頑丈にな
る。尚、撥返し部材10は、その主体を硬質のスポンジで
形成し、その表面をレザーによって被覆するようにして
もよい。
に保持するために、撥返し部材10の上端面形状に対応し
た形状の凹陥部26が形設された保持具24を用い、この保
持具24の凹陥部26を撥返し部材10の上端部に嵌め込むよ
うにしている。この保持具24を撥返し部材10の下端部に
も嵌め込むようにすれば、撥返し部材10がより頑丈にな
る。尚、撥返し部材10は、その主体を硬質のスポンジで
形成し、その表面をレザーによって被覆するようにして
もよい。
第1衝突面20及び第2衝突面22が連設された一連の形態
の上記撥返し部材10を、稜線18の反対側を取付け面側と
して、撥返し部材10の各稜線18方向が鉛直方向となるよ
うに、テニスコート場の周壁面に固着するだけの簡単な
作業により、表装体の設置が終了する。
の上記撥返し部材10を、稜線18の反対側を取付け面側と
して、撥返し部材10の各稜線18方向が鉛直方向となるよ
うに、テニスコート場の周壁面に固着するだけの簡単な
作業により、表装体の設置が終了する。
この表層体の撥返し部材10における作用は、第7−1図
及び第7−2図に基づいて説明した従来の表装体の撥返
し部材40における場合と全く同様であるので、ここでは
その説明を省略する。
及び第7−2図に基づいて説明した従来の表装体の撥返
し部材40における場合と全く同様であるので、ここでは
その説明を省略する。
次に、第3図に一部破断状態の部分斜視図を示した表装
体は、長尺帯状体32がトタン板等の金属板34と発泡性ポ
リエチレン等の硬質スポンジからなる表層部材36とを積
層して形成されており、撥返し部材30は、金属板34を、
その長手方向において交互に反対方向に繰り返し折曲し
て屏風状に形成し、その金属板34を支持体としてその片
面側の全面に表層部材36を被着することにより製作され
ている。この撥返し部材30における場合は、金属板34が
支持体となっているので、第1図に示すような保持具24
は不要である。この撥返し部材30をテニスコート場の周
壁面に取り付けるに際しては、表層部分36の面側が外向
きになるように周壁面に固定する。そして、撥返し部材
30の上端面に形成される開口部から、撥返し部材30の裏
面と周壁面との隙間にテニスボールが飛び込んだりしな
いようにするため、撥返し部材30の上端面の開口部を蓋
体38によって覆うようにしている。尚、撥返し部材30の
表層部材36の表面をさらにレザーによって被覆した構造
とすることもできる。
体は、長尺帯状体32がトタン板等の金属板34と発泡性ポ
リエチレン等の硬質スポンジからなる表層部材36とを積
層して形成されており、撥返し部材30は、金属板34を、
その長手方向において交互に反対方向に繰り返し折曲し
て屏風状に形成し、その金属板34を支持体としてその片
面側の全面に表層部材36を被着することにより製作され
ている。この撥返し部材30における場合は、金属板34が
支持体となっているので、第1図に示すような保持具24
は不要である。この撥返し部材30をテニスコート場の周
壁面に取り付けるに際しては、表層部分36の面側が外向
きになるように周壁面に固定する。そして、撥返し部材
30の上端面に形成される開口部から、撥返し部材30の裏
面と周壁面との隙間にテニスボールが飛び込んだりしな
いようにするため、撥返し部材30の上端面の開口部を蓋
体38によって覆うようにしている。尚、撥返し部材30の
表層部材36の表面をさらにレザーによって被覆した構造
とすることもできる。
この考案は以上説明したように構成されかつ作用するの
で、この考案に係るテニスコート場の周壁面の表装体
は、その製作が比較的簡単で、量産化することも容易で
あり、また製造コストも廉価である。さらに、テニスコ
ート場の周壁面への取付け作業も簡単で、その作業能率
が良く、テニスコートを多数有するようなテニスコート
場では、特にその効果が大きい。そして、実開昭63−85
274号公報に開示されている従来の表装体と全く同様
に、この考案に係る表装体を多面テニスコート場の周壁
面の適所に配設しておくことにより、プレイ中にプレイ
ヤーが自分達の使用しているテニスボールを隣りのコー
トまでを拾いに行くといったような煩わしさが大幅に軽
減されるとともに、隣りのコートからテニスボールが飛
び込んできてプレイが中断されるといったことも少なく
なり、プレイに専念でき、またプレイを楽しむことがで
きるようになる。
で、この考案に係るテニスコート場の周壁面の表装体
は、その製作が比較的簡単で、量産化することも容易で
あり、また製造コストも廉価である。さらに、テニスコ
ート場の周壁面への取付け作業も簡単で、その作業能率
が良く、テニスコートを多数有するようなテニスコート
場では、特にその効果が大きい。そして、実開昭63−85
274号公報に開示されている従来の表装体と全く同様
に、この考案に係る表装体を多面テニスコート場の周壁
面の適所に配設しておくことにより、プレイ中にプレイ
ヤーが自分達の使用しているテニスボールを隣りのコー
トまでを拾いに行くといったような煩わしさが大幅に軽
減されるとともに、隣りのコートからテニスボールが飛
び込んできてプレイが中断されるといったことも少なく
なり、プレイに専念でき、またプレイを楽しむことがで
きるようになる。
第1図は、この考案の1実施例に係る、テニスコート場
の周壁面の表装体の一部を示す分解斜視図、第2図は、
その表装体本体をなす撥返し部材を製作するのに使用さ
れる長尺帯状体の部分斜視図、第3図は、上記とは別の
表装体の例を示す斜視図、第4図は、従来の表装体を示
す斜視図、第5図は、並設されたテニスコートの後方壁
面に第4図に示した表装体を取り付けた状態を示す部分
平面図、第6図は、その正面図、第7−1図及び第7−
2図は、その表装体に衝突したテニスボールが撥ね返る
状況を説明するための図である。 10、30…撥返し部材、12、32…長尺帯状体、 18…稜線、20、22…衝突面、 24…保持具、34…金属板、 36…表層部材、38…蓋体。
の周壁面の表装体の一部を示す分解斜視図、第2図は、
その表装体本体をなす撥返し部材を製作するのに使用さ
れる長尺帯状体の部分斜視図、第3図は、上記とは別の
表装体の例を示す斜視図、第4図は、従来の表装体を示
す斜視図、第5図は、並設されたテニスコートの後方壁
面に第4図に示した表装体を取り付けた状態を示す部分
平面図、第6図は、その正面図、第7−1図及び第7−
2図は、その表装体に衝突したテニスボールが撥ね返る
状況を説明するための図である。 10、30…撥返し部材、12、32…長尺帯状体、 18…稜線、20、22…衝突面、 24…保持具、34…金属板、 36…表層部材、38…蓋体。
Claims (5)
- 【請求項1】少なくとも表層部分が減勢素材で形成され
た長尺帯状体を、その長手方向において交互に反対方向
に繰り返し折曲し、隣り合う稜線同士の間隔がテニスボ
ールの直径と同等もしくはそれ以上になるよう屏風状に
形成してなる撥返し部材を、テニスコート場の周壁面
に、撥返し部材の各稜線方向が鉛直方向となるように、
かつ減勢素材からなる表層部分の面側が外向きになるよ
うに披着したことを特徴とする、テニスコート場の周壁
面の表装体。 - 【請求項2】長尺帯状体の全体が減勢素材で形成された
請求項1記載の、テニスコート場の周壁面の表装体。 - 【請求項3】長尺帯状体が、金属板の表面に減勢素材か
らなる表層部材を被着して形成された請求項1記載の、
テニスコート場の周壁面の表装体。 - 【請求項4】撥返し部材の表面がレザーによって被覆さ
れた請求項1ないし3のいずれかに記載の、テニスコー
ト場の周壁面の表装体。 - 【請求項5】撥返し部材の上端面に形成される開口部を
覆蓋してなる請求項1ないし4のいずれかに記載の、テ
ニスコート場の周壁面の表装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17154088U JPH0642699Y2 (ja) | 1988-12-30 | 1988-12-30 | テニスコート場の周壁面の表装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17154088U JPH0642699Y2 (ja) | 1988-12-30 | 1988-12-30 | テニスコート場の周壁面の表装体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0291834U JPH0291834U (ja) | 1990-07-20 |
JPH0642699Y2 true JPH0642699Y2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=31463464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17154088U Expired - Lifetime JPH0642699Y2 (ja) | 1988-12-30 | 1988-12-30 | テニスコート場の周壁面の表装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642699Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-30 JP JP17154088U patent/JPH0642699Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0291834U (ja) | 1990-07-20 |
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