JPH063616Y2

JPH063616Y2 - 低周波治療器

Info

Publication number: JPH063616Y2
Application number: JP11426888U
Authority: JP
Inventors: 勝亀井
Original assignee: 東京電気株式会社
Priority date: 1988-08-31
Filing date: 1988-08-31
Publication date: 1994-02-02
Anticipated expiration: 2003-08-31
Also published as: JPH0235754U

Description

【考案の詳細な説明】〔考案の目的〕（産業上の利用分野）本考案は、低周波の刺激用パルス電流を身体に流して治
療を行なう低周波治療器に係り、とくに、身体への出力
用の電極部を不使用時に覆うためのカバー体に関する。

（従来の技術）従来、たとえば治療器本体の底面部に設けられた正負の
出力用電極を身体に容易に装着できるように、これら電
極に導電性を有する粘着性含水ゲルからなる粘着パッド
を貼着して使用する低周波治療器が知られている。そし
て、従来のこの種の低周波治療器においては、保管、収
納時に粘着パッドに塵埃が付着したり、粘着パッドが何
かに付いたりすることを防ぐために、フィルム状の保管
シートを粘着パッドに着脱自在に貼着する構造が採られ
ていた。

しかし、この従来の構造では、使用時に保管シートを外
す際、この保管シートが粘着パッドに粘着しているの
で、外しにくい。また、外した保管シートが邪魔になる
とともに、この保管シートを紛失してしまうことが多
い。さらに、肌に貼着される粘着パッドはたとえば治療
器本体の底面からある程度突出していなければならない
ので、粘着パッドの底面に保管シートを貼着した状態で
も、この保管シートと治療器本体の底面との間には側方
へ開口した間隙が生じることになり、保管時においても
粘着パッドへの塵埃の付着を完全に防止することはでき
ない。

また、従来、治療器本体に駆動用電池と低周波刺激パル
ス発生回路と出力用電極とを一体化した低周波治療器が
知られている。そして、従来のこの種の低周波治療器
は、電源のオン・オフ用の操作スイッチと、パルス電流
の強さなどを調節するための操作スイッチとが設けられ
ていない構造となっていた。

しかし、この従来の構造では、電源のオン・オフ用の操
作スイッチがないため、不使用時すなわち粘着パッドを
肌に接触させていないときにも微弱な電流は流れるの
で、無駄な電力消費がある。これとともに、粘着パッド
を交換する際などに、正負の電極に誤って同時に触れ、
不用意に刺激を受けてしまうおそれがある。また、強さ
などを調節するための操作スイッチがないため、単一の
刺激しか得られず、使い勝手が悪かった。

そこで、治療器本体に電源のオン・オフ用の操作スイッ
チや刺激の強さなどを調節するための操作スイッチを設
けることが考えられる。しかしながら、このように操作
スイッチを設けると、治療中に操作スイッチを誤って操
作するおそれが生じる。また、せっかく電源のオン・オ
フ用の操作スイッチがあっても、保管時にこの操作スイ
ッチをオフにしておくのを忘れれば、この操作スイッチ
を設けた意味がなくなる。

（考案が解決しようとする課題）上述のように、出力用電極に粘着性含水ゲルからなる粘
着パッドを貼着して使用する低周波治療器では、不使用
時に粘着パッドへの塵埃の付着などを防止するためのカ
バー体である保管シートを使用時には外してしまうた
め、この外した保管シートが邪魔になるとともに、この
保管シートを紛失しやすい問題があった。また、電池と
刺激パルス発生回路と出力用電極とを治療器本体に一体
化した低周波治療器において、電源をオン・オフするた
めなどの操作スイッチを設けたとすると、治療中にこの
操作スイッチを誤操作するおそれが生じる。さらに、電
源のオン・オフ用の操作スイッチがあっても、この操作
スイッチを切り忘れるおそれがある。

本考案は、上述のような問題点を解決しようとするもの
で、請求項１の低周波治療器は、不使用時に粘着パッド
を覆うカバー体が使用時に邪魔にならないようにし、こ
のカバー体の紛失を防止するとともに、治療中における
操作スイッチの誤操作を防止することを目的とするもの
である。また、請求項２の低周波治療器は、電源をオン
・オフするための操作スイッチの不使用時における切り
忘れを防止することを目的とするものである。

〔考案の構成〕

（課題を解決するための手段）本考案の低周波治療器は、駆動用電池およびこの駆動用
電池を電源とする低周波刺激パルス発生回路を内蔵する
とともにこの低周波刺激パルス発生回路に電気的に接続
された出力用電極を底面部に設けた治療器本体と、前記
出力用電極に貼着された導電性のある粘着性含水ゲルを
有する粘着パッドと、この粘着パッドを含めた前記治療
器本体の底面部に着脱自在に装着され前記粘着パッドの
粘着性含水ゲルを外方から覆うカバー体とを備えたもの
であるが、請求項１の低周波治療器は、上記前者の目的
を達成するために、前記治療器本体の天面部に操作スイ
ッチを設け、さらに、前記カバー体を前記治療器本体の
天面部に前記操作スイッチを外方から覆う状態で着脱自
在に装着可能としたものである。

また、請求項２の低周波治療器は、上記後者の目的を達
成するために、前記治療器本体の側面部に電源のオン・
オフ制御用の操作スイッチを設け、さらに、前記カバー
体に前記操作スイッチがオフになっていないときのみこ
の操作スイッチに当たって前記カバー体の治療器本体の
底面部への装着を妨げる装着阻止部を設けたものであ
る。

（作用）本考案の請求項１の低周波治療器では、不使用時すなわ
ち収納、保管時、粘着パッドを含めた治療器本体の底面
部にカバー体を装着して、このカバー体により、治療器
本体の底面部の出力用電極に貼着された粘着パッドの粘
着性含水ゲルを外方から覆い、この粘着性含水ゲルに塵
埃が付着したり、この粘着性含水ゲルが何かに付いたり
することを防止する。一方、使用時には、治療器本体の
底面部からカバー体を外すとともに、たとえば電源のオ
ン・オフ用の操作スイッチをオンにしたり、あるいは、
低周波の刺激用パルス電流の強さなどの調節用の操作ス
イッチを適当に操作した後、カバー体を治療器本体の天
面部に装着する。この状態で、この天面部にある操作ス
イッチはカバー体により外方から覆われ、操作不能とな
る。そして、粘着パッドの粘着性含水ゲルを肌に貼着し
て、カバー体を装着したまま治療器本体を身体に装着す
ると、駆動用電池を電源として低周波刺激パルス発生回
路が発生したパルス電流が、出力用電極および導電性の
ある粘着性含水ゲルを介して身体に流れ、治療が行なわ
れる。使用後には、カバー体を治療器本体の天面部から
外して、再び治療器本体の底面部に装着する。

また、請求項２の低周波治療器では、使用後にカバー体
を治療器本体の底面部に装着するとき、この治療器本体
の側面部に位置する電源のオン・オフ制御用の操作スイ
ッチがオフになっていなければ、カバー体の装着阻止部
が操作スイッチに当たって、カバー体の装着が妨げら
れ、これによって、使用者は、操作スイッチがオフにな
っていないことを知ることができる。そして、操作スイ
ッチをオフにすれば、装着阻止部は操作スイッチに当た
らず、カバー体を治療器本体の底面部に装着できる。こ
うして、操作スイッチの切り忘れが防止される。

（実施例）本考案の低周波治療器の第１実施例を第１図に基づいて
説明する。

11は薄いほぼ直方体函形状の治療器本体で、この治療器
本体11は、合成樹脂などからなり上下に結合固定された
下部ケース12と上部ケース13とからなっている。そし
て、この上部ケース13の側面下部には、全周に渡って突
部14が形成されており、この突部14によって、治療器本
体11の下部と上部とに、全周に渡る係合段部15，16がそ
れぞれ形成されている。

また、前記治療器本体11には、駆動用電池（図示せず）
とプリント基板17とが内蔵されており、このプリント基
板17には、前記電池を電源とする低周波刺激パルス発生
回路を形成する電子部品が搭載されている。さらに、前
記プリント基板17上には、前記パルス発生回路が発生す
るパルス電流の強さあるいは周期を調節するための操作
スイッチ18のスイッチ本体19が搭載されており、このス
イッチ本体19の上下動自在で上方へ付勢された開閉子20
には、この開閉子20と一体的に動くボタン21が係合され
ている。そして、このボタン21は、前記治療器本体11の
天面部に形成された凹部22に、この凹部22の中央部に形
成された通孔23を介して突出されている。なお、前記ボ
タン21の下部に形成されたつば部24により、このボタン
21は治療器本体11に対して抜け止めされている。

さらに、前記治療器本体11の底面部には、前記パルス発
生回路に電気的に接続された正負一対の板状の出力用電
極（図示せず）が、左右に並んでかつ底面を外側に露出
させてそれぞれ固着されている。そして、これら出力用
電極の底面には、導電性のある粘着性含水ゲルからなる
薄い粘着パッド25がそれぞれ着脱自在に貼着されている
が、これら粘着パッド25は治療器本体11の底面から若干
突出している。

26は合成樹脂などにからなるカバー体で、このカバー体
26は、短手方向の一方の面を開口した薄いほぼ直方体函
形状になっており、周壁部27が前記治療器本体11の係合
段部15，16に圧入的に嵌合されて、この治療器本体11の
底面部あるいは天面部に着脱自在に装着されるものであ
る。そして、前記カバー体26の周壁部27の高さは、この
カバー体26を治療器本体11の底面部に装着したときカバ
ー体26と粘着パッド25の底面との間に間隙が生じ、治療
器本体11の天面部に装着したときカバー体26と操作スイ
ッチ18の天面との間に間隙が生じる高さになっている。

つぎに、上記実施例の作用について説明する。

上記低周波治療器の不使用時すなわち収納、保管時に
は、実線で示すように、治療器本体11の下部の係合段部
15にカバー体26の周壁部27を嵌合して、このカバー体26
を治療器本体11の底面部に装着しておく。この状態で
は、カバー体26が粘着パッド25を外方から覆うが、カバ
ー体26は下方のみならず側方からも粘着パッド25を覆
い、この粘着パッド25は治療器本体11の底面とカバー体
26との間の密閉された空間内に位置する。したがって、
粘着パッド25への塵埃の付着が確実に防止される。もち
ろん、粘着パッド25が何かに付着することも防止され
る。

一方、使用時には、治療器本体11の底面部からカバー体
26を外す。その際、カバー体26に粘着パッド25は貼着し
ていないので、カバー体26を容易に外すことができる。
また、操作スイッチ18のボタン21を押圧操作して、低周
波の刺激用パルス電流の周期や強さを適当に調節する。
つぎに、鎖線で示すように、治療器本体11の上部の係合
段部16にカバー体26の周壁部27を嵌合して、このカバー
体26を治療器本体11の天面部に装着する。この状態で、
天面部に露出している操作スイッチ18のボタン21はカバ
ー体26により外方から覆われ、操作不能となる。

そして、粘着パッド25を肌の所望の位置に貼着して、カ
バー体26を治療器本体11に装着したまま、低周波治療器
を身体に装着する。そうすると、電池を電源として低周
波刺激パルス発生回路が低周波の刺激用パルス電流を発
生させ、このパルス電流が、出力用電極および粘着パッ
ド25を介して身体に流れ、治療が行なわれる。このよう
な治療中すなわち使用中において、治療器本体11にカバ
ー体26を装着しておけるので、このカバー体26が邪魔に
ならないとともに、このカバー体26を紛失してしまうこ
とがない。また、操作スイッチ18のボタン21がカバー体
26により覆われていて操作できないので、操作スイッチ
18の誤操作を防止できる。すなわち、この操作スイッチ
18は通常使用開始時のみに操作されるものであるが、治
療中に、誤ってボタン21に触れるなどして、パルス電流
の強さが不用意に変化してしまうことを防止できる。

そして、使用後には、粘着パッド25を肌から剥し、カバ
ー体26を治療器本体11の天面部から外して、再びこの治
療器本体11の底面部に装着する。

なお、上記実施例では、使用時カバー体26により覆われ
る操作スイッチ18を刺激パルス電流の周期あるいは強さ
の調節用のものとしたが、使用時カバー体26により覆わ
れる操作スイッチは、たとえば電池と低周波刺激パルス
発生回路とを電気的に切断ないし接続する電源のオン・
オフ制御用のものとしてもよい。また、両操作スイッチ
が使用時にカバー体26により覆われる構造としてもよ
い。そして、電源オン・オフ用の操作スイッチを使用時
カバー体26により覆う構造とすれば、使用中に電源を不
用意にオフしてしまうことを防止できる。

つぎに、本考案の第２実施例を第２図に基づいて説明す
る。

先の実施例と同様に、薄いほぼ直方体函形状の治療器本
体31の底面部には、図示していないが、正負一対の出力
用電極が設けられており、これら出力用電極に粘着パッ
ドがそれぞれ貼着されている。また、前記治療器本体31
の天面の中央部には、刺激パルス電流の周期あるいは強
さの調節用の操作スイッチ32のボタン33が設けられてお
り、ボタン33の天面と前記治療器本体31の天面とはほぼ
同一平面上に位置している。

また、前記治療器本体31の天面の左右両側縁部には、突
条34がそれぞれ形成されており、これら突条34の上部に
は相対向する方向へ屈曲した係止片35がそれぞれ形成さ
れている。さらに、前記治療器本体31の天面の前後両側
縁部には円柱形状の係止突起36がそれぞれ形成されてい
る。

37はカバー体としての保管シートで、この保管シート37
は、ある程度の弾力性を有する合成樹脂製フィルムなど
からなっており、ほぼ正方形状になっている。そして、
前記一対の突条34の相対向する面の間の距離および前記
一対の係止突起36間の距離が、前記保管シート37の辺方
向の長さとほぼ等しくなっている。

そうして、保管時には、治療器本体31の底面から若干突
出した粘着パッドの底面に保管シート37を貼着して、こ
の保管シート37により粘着パッドを外方から覆う。ま
た、使用時には、粘着パッドから保管シート37を剥し
て、この保管シート37を治療器本体31の天面部に装着す
る。すなわち、保管シート37を弾性変形させつつ、この
保管シート37の一対の側縁部を治療器本体31の天面部と
係止片35との間に係合するとともに、保管シート37を一
対の係止突起36間に嵌め込む。こうして、係止片35を有
する突条34および係止突起36により、保管シート37が治
療器本体31の天面部に保持される。そして、この状態で
は、操作スイッチ32のボタン33が保管シート37により覆
われる。また、使用後には、保管シート37を弾性変形さ
せつつ、この保管シート37を係止片35および係止突起36
から外して、治療器本体31の天面部から外し、再び粘着
パッドに貼着する。

この第２実施例の構成によっても、先の第１実施例と同
様の作用効果が得られる。ただし、保管時において粘着
パッド25への塵埃の付着を確実に防止できる点と、粘着
パッド25を覆っていたカバー体26の外しやすさの点とに
ついては、先の第１実施例の方が有利である。これに対
して、第２実施例は、薄型化できる点で有利である。

つぎに、本考案の第３実施例を第３図に基づいて説明す
る。

薄いほぼ直方体函形状の治療器本体41の底面部には正負
一対の出力用電極（図示せず）が設けられており、これ
ら出力用電極に粘着パッド42がそれぞれ貼着されてい
る。そして、前記治療器本体41の下部周縁には、上記第
１実施例と同様の係合段部42が形成されている。また、
前記治療器本体41の一側面部の下部には、粘着パッド42
の側方に位置し前記係合段部43よりも窪んだ凹部44が形
成されており、この凹部44の上部に通孔45が形成されて
いる。そして、この凹部44の近傍に位置して前記治療器
本体41内には、電源のオン・オフ制御用の摺動型操作ス
イッチ46が配設されており、この操作スイッチ46の左右
方向へ摺動するつまみ47が前記通孔45を介して凹部44内
に突出されている。なお、このつまみ47が図示右側に位
置したとき電源がオンになり、図示左側に位置したとき
オフになる。そして、前記つまみ47は、前記係合段部43
の側面より内方すなわち粘着パッド42側に位置している
とともに、同係合段部43の上面位置よりも下方へ突出し
ている。

カバー体48は、先の第１実施例のカバー体26とほぼ同じ
形状になっており、前記係合段部43に嵌合される周壁部
49を有している。そして、この周壁部49の内側面の上部
には、前記治療器本体41の底面部へのカバー体48の装着
時前記凹部44内でかつ前記操作スイッチ46のつまみ47の
オン位置に位置する装着阻止部としての突片50が形成さ
れている。すなわち、この突片50は、前記操作スイッチ
46がオフになっていないときのみそのつまみ47に当たっ
てカバー体48の装着を阻止するものである。

そうして、使用時には、矢指方向へ摺動するつまみ47を
操作して、操作スイッチ46をオンにする。そして、使用
後に、操作スイッチ46をオンにしたままカバー体48を治
療器本体41の底面部に装着しようとすると、カバー体48
の突片50が操作スイッチ46のつまみ47に下方から当たっ
て、カバー体48の周壁部49を治療器本体41の係合段部43
に完全に嵌合することができず、カバー体48の治療器本
体41への装着が妨げられる。これによって、使用者は、
操作スイッチ46がオフになっていないことを知ることが
できる。なお、カバー体48をその突片50が凹部44に対向
しない位置関係で治療器本体41に装着しようとしても、
突片50が治療器本体41の底面に当たるので、カバー体48
を装着することをできない。

そして、つまみ47を図示左方へ摺動させて操作スイッチ
46をオフにすれば、突片50がつまみ47に当たることはな
くなり、カバー体48を治療器本体41の底面部に装着でき
る。

こうして、電源オン・オフ用の操作スイッチ46の切り忘
れが防止される。

なお、この第３実施例においても、先の第１実施例と同
様に、カバー体48を治療器本体41の天面部にも装着可能
としてもよい。この場合、治療器本体41の上部にも、カ
バー体48の周壁部49が嵌合される係合段部などととも
に、突片50が入る凹部が必要である。

〔考案の効果〕

本考案によれば、つぎのような効果が得られる。

請求項１の低周波治療器では、治療器本体の底面部に設
けられた出力用電極に貼着された粘着パッドを不使用時
に覆うためのカバー体を治療器本体の天面部にも装着可
能としたので、使用時すなわち治療時にカバー体が邪魔
にならないとともに、このカバー体の紛失を防止するこ
とができ、また、治療器本体の天面部に操作スイッチを
設けて、この操作スイッチがカバー体により覆われるよ
うにしたので、治療中における操作スイッチの誤操作を
防止することができる。

また、請求項２の低周波治療器では、本体の側面部に電
源のオン・オフ用の操作スイッチを設け、カバー体に操
作スイッチがオフになっていないときのみこの操作スイ
ッチに当たってカバー体の治療器本体の底面部への装着
を妨げる装着阻止部を設けたので、使用後における電源
オン・オフ用の操作スイッチの切り忘れを防止すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の低周波治療器の第１実施例を示す一部
を断面にした側面図、第２図は本考案の低周波治療器の
第２実施例を示す斜視図、第３図は本考案の低周波治療
器の第３実施例を示す斜視図である。 11……治療器本体、18……操作スイッチ、25……粘着パ
ッド、26……カバー体、31……治療器本体、32……操作
スイッチ、37……カバー体としての保管シート、41……
治療器本体、42……粘着パッド、46……操作スイッチ、
48……カバー体、50……装着阻止部としての突片。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】駆動用電池およびこの駆動用電池を電源と
する低周波刺激パルス発生回路を内蔵するとともにこの
低周波刺激パルス発生回路に電気的に接続された出力用
電極を底面部に設けた治療器本体と、前記出力用電極に
貼着された導電性のある粘着性含水ゲルを有する粘着パ
ッドと、この粘着パッドを含めた前記治療器本体の底面
部に着脱自在に装着され前記粘着パッドの粘着性含水ゲ
ルを外方から覆うカバー体とを備え、前記治療器本体の天面部に操作スイッチを設け、前記カバー体を前記治療器本体の天面部に前記操作スイ
ッチを外方から覆う状態で着脱自在に装着可能としたこ
とを特徴とする低周波治療器。
【請求項２】駆動用電池およびこの駆動用電池を電源と
する低周波刺激パルス発生回路を内蔵するとともにこの
低周波刺激パルス発生回路に電気的に接続された出力用
電極を底面部に設けた治療器本体と、前記出力用電極に
貼着された導電性のある粘着性含水ゲルを有する粘着パ
ッドと、この粘着パッドを含めた前記治療器本体の底面
部に着脱自在に装着され前記粘着パッドの粘着性含水ゲ
ルを外方から覆うカバー体とを備え、前記治療器本体の側面部に電源のオン・オフ制御用の操
作スイッチを設け、前記カバー体に前記操作スイッチがオフになっていない
ときのみこの操作スイッチに当たって前記カバー体の治
療器本体の底面部への装着を妨げる装着阻止部を設けた
ことを特徴とする低周波治療器。