JPH0636148U - 耐屈曲性同軸ケーブル - Google Patents
耐屈曲性同軸ケーブルInfo
- Publication number
- JPH0636148U JPH0636148U JP7331092U JP7331092U JPH0636148U JP H0636148 U JPH0636148 U JP H0636148U JP 7331092 U JP7331092 U JP 7331092U JP 7331092 U JP7331092 U JP 7331092U JP H0636148 U JPH0636148 U JP H0636148U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coaxial cable
- outer conductor
- present
- conductor
- wire
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐屈曲性に優れた同軸ケーブルを得る。
【構成】 内部導体、絶縁層、外部導体及びシース層か
らなる同軸ケーブルにおいて、該外部導体は、撚り線を
横巻きすることにより構成する。
らなる同軸ケーブルにおいて、該外部導体は、撚り線を
横巻きすることにより構成する。
Description
【0001】
本考案は、信号伝達用の同軸ケーブルに関し、特に、ロボットなどのように頻 繁に移動する機器へ信号を伝達するのに適した同軸ケーブルに関するものである 。
【0002】
信号伝達用の同軸ケーブルには、従来、内部導体上に絶縁層を設け、その上に 導電単線を横巻きするかあるいは導電編組で外部導体を形成し、更にその上にシ ース層を設けたものが知られている。
【0003】
このような同軸ケーブルを、ロボットなどのように頻繁に移動する機器に接続 して使用していると、屈曲により短時間のうちにケーブルを破断するという問題 が生ずる。そのため、導体として、強度の高い材質のものを用いるなどの検討が なされているが、未だ十分に満足できるものは得られていない。
【0004】 本考案の目的は、かかる従来の同軸ケーブルの問題点を解消し、耐屈曲性に優 れた同軸ケーブルを提供することにある。
【0005】
本考案者らは、上記目的を達成するために、屈曲に対して最も弱いとされてい る外部導体の耐屈曲性を高めることを考え、種々検討を重ねた結果、撚り線を横 巻きすることにより外部導体を形成すると、耐屈曲性が著しく向上することを見 出し本考案を完成するに至った。
【0006】 即ち、本考案は、内部導体、絶縁層、外部導体及びシース層からなる同軸ケー ブルにおいて、該外部導体は撚り線を横巻きすることにより構成したことを特徴 とする耐屈曲性同軸ケーブルである。なお、横巻きの方向は、外部導体を構成す る撚り線と同方向、あるいは逆方向でもよい。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面により説明する。 図1は本考案の同軸ケーブルの一例を示す斜視図であり、1は内部導体、2は 絶縁層、3は外部導体、4はシース層を示し、外部導体3は、撚り線3aを横巻 きして構成されている。
【0008】 図2は、撚り線3aの一例を示す横断面図であり、複数本の導電線3bを撚り 合わせることにより構成されている。導電線3bの直径は、通常0.03〜0. 1mm、本数は3〜20本である。
【0009】 いま、0.05mmの銀メッキ軟銅線を30本撚り合わせからなる内部導体上 に四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体樹脂(以下FEPと略す)か らなる厚さ0.3mmの絶縁層を形成し、その上に、直径0.05mmの銀メッ キ錫入り銅合金線7本を撚り合わせた同芯撚り線(直径0.15mm)を19本 並べて横巻きして外部導体とし、その上に、FEPからなる厚さ0.2mmのシ ース層を形成して本考案の同軸ケーブルを作成した。
【0010】 一方、比較のために、上記同軸ケーブルにおいて、同芯撚り線に代えて、直径 0.14mmの銀メッキ錫入り銅合金線(単線)を用いた同軸ケーブルを作成し た。
【0011】 この両方の同軸ケーブルについて、JIS C3005を参考にして、耐屈曲 性を測定したところ、前者(本考案例)は、50,000回屈曲後、外部導体に 断線は認められなかったのに対し、後者(従来例)は、同試験後、外部導体に断 線が生じており、本考案の同軸ケーブルでは、耐屈曲性が著しく向上している。
【0012】
本考案によれば、耐屈曲性に優れた同軸ケーブルを得ることができ、ロボット などのように頻繁に移動する機器に接続して使用する同軸ケーブルに適している 。
【図1】本考案の耐屈曲性同軸ケーブルの一例を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】本考案の耐屈曲性同軸ケーブルに使用する撚り
線の一例を示す横断面図である。
線の一例を示す横断面図である。
1 内部導体 2 絶縁層 3 外部導体 3a 撚り線 4 シース層
Claims (1)
- 【請求項1】 内部導体、絶縁層、外部導体及びシース
層からなる同軸ケーブルにおいて、該外部導体は撚り線
を横巻きすることにより構成したことを特徴とする耐屈
曲性同軸ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7331092U JPH0636148U (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | 耐屈曲性同軸ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7331092U JPH0636148U (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | 耐屈曲性同軸ケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0636148U true JPH0636148U (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=13514473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7331092U Pending JPH0636148U (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | 耐屈曲性同軸ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0636148U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000232957A (ja) * | 1999-02-15 | 2000-08-29 | Olympus Optical Co Ltd | 内視鏡装置 |
-
1992
- 1992-09-28 JP JP7331092U patent/JPH0636148U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000232957A (ja) * | 1999-02-15 | 2000-08-29 | Olympus Optical Co Ltd | 内視鏡装置 |
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