JPH0636083A

JPH0636083A - 管理表示体および装置

Info

Publication number: JPH0636083A
Application number: JP4189522A
Authority: JP
Inventors: Toru Ishiwatari; 亨石渡; Kazuyoshi Okamoto; 三宜岡本
Original assignee: Toray Industries Inc
Current assignee: Toray Industries Inc
Priority date: 1992-07-16
Filing date: 1992-07-16
Publication date: 1994-02-10

Abstract

(57)【要約】【目的】単に顧客や物品を管理するに止まらない、それ
以外の新たな付加価値を与える管理表示体および装置を
提供すること。【構成】識別情報が光学的識別マークに変換されて表示
された管理表示体において、該識別情報が少なくとも顧
客の電話番号データから構成されてなる管理表示体であ
り、また、中央処理装置と端末装置からなる管理装置で
あって、該端末装置が光学的識別マークに変換された電
話番号を読み取り自動ダイヤルする機能を有する管理装
置である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、バーコード等の光学的
識別マークが記された表示体を用いた、品物や顧客の管
理表示体および装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】バーコード等の光学的識別マークは管理
を行うためのデータ入力手段として様々な分野で用いら
れている。例えば、多くの商品にＪＡＮコードのバーコ
ードが添付されている。ＪＡＮコードは、国コード、商
品メーカーコード、商品アイテムコード、チェックデジ
ットから構成されているコードであり、ＰＯＳシステム
にとって絶大なる効果を発揮する。しかし、ある意味で
は単なるコードの羅列にすぎず、商品の管理を行う以外
の機能を果たすものではなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
点を解消し、単に顧客や物品を管理するに止まらない、
それ以外の新たな付加価値を与える管理表示体および装
置を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上述した課題を達成する
ために、本発明は次の構成を有する。

【０００５】すなわち、本発明の管理表示体は、識別情
報が光学的識別マークに変換されて記された管理表示体
において、該識別情報が少なくとも顧客の電話番号デー
タから構成されてなることを特徴とする管理表示体であ
る。

【０００６】また、好ましくは、さらに顧客の補助デー
タが表示されていることを特徴とする管理表示体であ
る。

【０００７】また、好ましくは、さらに管理クラスデー
タが表示されていることを特徴とする管理表示体であ
る。

【０００８】また、好ましくは、さらに問い合わせ先の
電話番号データが表示されていることを特徴とする管理
表示体である。

【０００９】また、本発明の管理装置は、少なくとも中
央処理装置と端末装置からなる管理装置であって、該端
末装置が光学的識別マークに変換された電話番号を読み
取り自動ダイヤルする機能を有することを特徴とする管
理装置である。

【００１０】

【作用】以下、本発明を詳細に説明する。

【００１１】本発明の管理表示体は、識別情報が光学的
識別マークに変換されて記された表示体であって、該識
別情報が少なくとも顧客の電話番号データから構成され
ることすることを特徴とする。

【００１２】本発明の管理表示体を用いれば、公知の光
学的識別マークを読み取るタイプの自動ダイヤル装置を
用いることにより、単なる管理が行えるだけでなく、顧
客に電話で問い合わせる際に簡単に間違いなく自動ダイ
ヤルすることが可能となる。つまり、自動ダイヤル装置
により、管理表示体に記された顧客の電話番号データを
読み取り、自動ダイヤルするのである。

【００１３】また、好ましくは、さらに顧客の補助デー
タが表示されていることが好ましい。顧客の電話番号だ
けで全ての顧客を識別できればよいが、同じ電話番号の
顧客、例えば、家族どうしでは区別することができな
い。この場合に対応するために顧客の補助データが表示
されていることが好ましい。

【００１４】また、好ましくは、さらに管理クラスデー
タが表示されていることが好ましい。管理クラスデータ
により、品物や顧客の管理クラスを判別することが可能
となる。

【００１５】また、好ましくは、問い合わせ先の電話番
号が表示されていることが好ましい。自動ダイヤル装置
を有していれば、顧客以外の問い合わせ先に、簡単に間
違いなく自動ダイヤルすることが可能となる。

【００１６】また、本発明の管理装置は、少なくとも中
央処理装置と端末装置からなる管理装置であって、該端
末装置が光学的識別マークに変換された電話番号を読み
取り自動ダイヤルする機能を有することを特徴とする。

【００１７】光学的識別マークに変換されて少なくとも
表示された顧客の電話番号データに加えて、好ましく
は、更に付加的に表示をされる上述の顧客の補助デー
タ、管理クラスデータ、問い合わせ先の電話番号データ
等の補助的表示データは、その表示形式は、文字、マー
ク、記号もしくは光学的識別マークを用いるもの等、特
に限定はされないが、リーダーの共通的使用が可能とい
う点では、光学的識別マークに変換されて表示されるこ
とが好ましい。

【００１８】本発明の管理装置を用いれば、単に管理が
可能なばかりでなく、端末装置により電話番号が光学的
識別マークに変換されて記された表示体を読み取り、自
動ダイヤルすることが可能になる。

【００１９】本発明でいう表示体とは、貼付可能なラベ
ル、シート・シール類、ワッペン類、あるいは、タグや
カード（いわゆる会員カードやＩＤカード様のもの）形
式のもの、冊子体形式やメモ用カード形式のもの等が好
ましいが、特に限定されるものではない。

【００２０】本発明でいう電話番号とは、電話番号であ
ってもよいし、ＦＡＸ番号であってもよく、これらを総
称する意である。

【００２１】本発明でいう管理クラスデータとは、顧客
や品物の種別を識別するデータであって、顧客の場合は
年齢や性別のデータや級別のデータ等が好ましく用いら
れ、品物の場合は、値段のデータや級別のデータ等が好
ましく用いられる。

【００２２】本発明でいう光学的識別マークとは、バー
コード、２次元コード、ＯＣＲ（ＯｐｔｉｃａｌＣｈ
ａｒａｃｔｅｒＲｅｃｏｇｎｉｔｉｏｎ）等に記号化
されたものであって、それらに応じた任意の光学的読取
りリーダーによって、光学的に読取り処理することが可
能なものであれば、コード化の規格等は、特に限定され
るものではない。また、光学的識別マークに人間が判読
可能な文字が併記されていることが好ましい。

【００２３】

【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はかかる実施例によって、発明の有効
性や権利の範囲が限定されるものではない。

【００２４】まず、本発明の管理表示体を洗濯物管理に
使用した場合について説明する。図１は、本発明の管理
表示体の一実施態様例である。図２は、本発明の管理装
置１０の一実施態様例を示すブロック図である。

【００２５】図１に示す管理表示体１は、ラベルとして
洗濯物に接着されたり、タグとして洗濯物に添付された
り、伝票の一部分に用いられる。２は顧客の電話番号デ
ータ、３は洗濯物の種別を示すデータすなわち管理クラ
スデータ、４は顧客の名前である。この管理表示体１を
図２に示すスキャナー２１により読み取ることにより、
洗濯物の入出庫管理時のデータ入力の迅速化、正確化が
達成できる。例えば、入庫時に顧客の電話番号データ、
管理クラスデータ等をスキャナーから入力すると、端末
装置２０から中央処理装置３０に入庫情報が入力され、
入庫時に必要な処理が行われる。プリンター２２からは
顧客に渡す引換伝票や管理表示体等が発行される。

【００２６】上述したような管理は、従来の管理表示体
でも達成できるが、本発明の管理表示体によれば、さら
に顧客に自動ダイヤルできるという新たな付加価値が生
じる。図１に示すように識別情報として顧客の電話番号
を用いているため、公知の自動ダイヤル装置を用いて電
話番号を読み取ることにより、簡単に間違いなく自動ダ
イヤルすることが可能となる。このときの操作方法の一
例は次のとおりである。端末装置２０の操作スイッチ２
３を自動ダイヤルに切り替えて、スキャナー２１で管理
表示体上の電話番号２を読み取る。読み取った電話番号
データは、自動ダイヤル機能部２６で適宜なダイヤル信
号に変換されて電話回線に送出され、顧客に電話が架か
る。自動ダイヤル機能は、顧客に洗濯完了の通知や延滞
の通知をする際に非常に便利に使用することができる。

【００２７】図２で、２４はデータの入力を行うキーボ
ード、２５はデータ等の表示をする部分である。３１は
顧客データを記憶する部分であり、３２は管理方法のプ
ログラムを記憶する部分である。端末装置と中央処理装
置の接続形態は、適宜に選択される。一体の構成でもよ
いし、別体に構成して電話回線でデータを送信する形態
にしてもよい。また、処理形態は分散処理の形態をとっ
てもよい。

【００２８】次に、本発明の管理表示体をレンタル店の
顧客管理に使用した場合について説明する。図３は本発
明の管理表示体（会員証）である。２は顧客の電話番号
データ、６は顧客の補助データ、７は問い合わせ先の電
話番号データすなわちレンタル店の電話番号である。６
は電話番号が同一の者、例えば、家族どうしを識別する
場合に用いることができる。顧客の電話番号データ２と
顧客の補助データ６は一体の構成でもよいが、自動ダイ
ヤル操作時を考慮にすれば、別体に構成することが好ま
しい。

【００２９】洗濯物の管理で説明したように、管理表示
体５を用いて入出庫管理の効率化を図ることができ、自
動ダイヤル機能を用いることにより、顧客に自動ダイヤ
ルすることができる。また、該管理表示体にはレンタル
店の電話番号が光学的識別マークに変換されて表示され
ているため、顧客が自宅に自動ダイヤル装置を有してい
れば、管理表示体に記された問い合わせ先すなわちレン
タル店の電話番号を読み取ることにより、レンタル店に
簡単に、間違いなく自動ダイヤルすることができる。さ
らには、顧客が携帯用の自動ダイヤル装置を有していれ
ば、出先でカードに記された顧客の電話番号すなわち自
宅の電話番号を読み取ることにより、自宅に自動ダイヤ
ルすることができる。

【００３０】

【発明の効果】以上に説明したように、本発明による管
理表示体によれば、識別情報が光学的識別マークに変換
されて表示された管理表示体であり、該識別情報が少な
くとも顧客の電話番号から構成されるため、単に管理が
行えるだけでなく、自動ダイヤル装置を用い、管理表示
体に記された顧客の電話番号を読み取ることにより、顧
客に簡単に間違いなく自動ダイヤルすることが可能とな
る。

【００３１】また、好ましい態様例として、顧客の補助
データが表示されている本発明の管理表示体によれば、
同じ電話番号の顧客、例えば、家族どうしを区別する場
合に対応することが可能となる。

【００３２】また、本発明による管理装置によれば、上
述の本発明の管理表示体を用いることにより、顧客や物
品の管理と自動ダイヤルすることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の管理表示体の１実施態様例を示す図で
ある。

【図２】本発明の管理装置の１実施態様例を示すブロッ
ク図である。

【図３】本発明の管理表示体の他の１実施態様例を示す
図である。

【符号の説明】

１：管理表示体２：顧客の電話番号データ３：管理クラスデータ４：顧客の名前５：管理表示体６：顧客の補助データ７：問い合わせ先の電話番号データ１０：管理装置２０：端末装置２１：スキャナー２２：プリンター２３：操作スイッチ２４：キーボード２５：表示部２６：自動ダイヤル機能部２７：制御部３０：中央処理装置３１：顧客データ記憶部３２：管理プログラム記憶部３３：制御部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】識別情報が光学的識別マークに変換されて
表示された管理表示体において、該識別情報が少なくと
も顧客の電話番号データから構成されてなることを特徴
とする管理表示体。
【請求項２】顧客の補助データが表示されていることを
特徴とする請求項１記載の管理表示体。
【請求項３】管理クラスデータが表示されていることを
特徴とする請求項１記載の管理表示体。
【請求項４】問い合わせ先の電話番号データが表示され
ていることを特徴とする請求項１記載の管理表示体。
【請求項５】中央処理装置と端末装置からなる管理装置
であって、該端末装置が光学的識別マークに変換された
電話番号を読み取り自動ダイヤルする機能を有すること
を特徴とする管理装置。