JPH0636042U - レンズの組込みフード構造 - Google Patents

レンズの組込みフード構造

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JPH0636042U
JPH0636042U JP7589792U JP7589792U JPH0636042U JP H0636042 U JPH0636042 U JP H0636042U JP 7589792 U JP7589792 U JP 7589792U JP 7589792 U JP7589792 U JP 7589792U JP H0636042 U JPH0636042 U JP H0636042U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hood
built
operation ring
rubber
lens barrel
Prior art date
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Pending
Application number
JP7589792U
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English (en)
Inventor
杉田  潤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH0636042U publication Critical patent/JPH0636042U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズ鏡筒に内蔵する組込みフードにおい
て、鏡筒の操作リングの位置を必要以上にカメラ側方向
に配置して重量バランスを崩すことなく、フード効果の
良好な十分に長くすることを可能にする。 【構成】 組込みフード23の収納時に、フード後端部
を鏡筒本体21の操作リング28にオーバーラップする
位置まで下げてフード23の長さを確保し、また、この
時、フード23の内周後端部に設けた植毛部26が操作
リング28に設けられた操作ゴム29の凸部29aを乗
り越えてクリック感を与えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フード収納可能な組込みフードを有するレンズの組込みフード構造 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、望遠系レンズの組込みフード構造は図6及び図7に示すような構造であ る。すなわち、図6はフード繰出し状態で、図7はフード収納状態を示し、鏡筒 本体1の前部には前群鏡筒2を有し、その外周には組込みフード3が前方に繰出 し可能に嵌装され、その後部側の外周には定位置回転するフォーカス調整等のた めの操作ゴム9付きの操作リング8が設けられている。そして、前群鏡筒2には 組込みフード3を繰出し状態で固定するためのロックねじ2a及び収納時にスト ッパーになる突当て部2bを備え、また、組込みフード繰出し時にストッパーと なるロックゴム10を保持している。一方、組込みフード3には繰り出し状態で 固定できるように内周後部に前群鏡筒2のロックねじ2aと螺合するねじ部3a を有し、また、その前部に収納時に前群鏡筒2の突当て部2bに当接するように フードストッパー4がねじにより固定され、フードゴム5でカバーされており、 さらに、その内周後端部に組込みフード作動時に鏡筒本体1との間でフリクショ ンを与えるテレンプ又は植毛部6が備えられており、その外周後部にはフード操 作ゴム7が設けられている。
【0003】 前述従来例において、図6の組込みフード繰出し状態では前群鏡筒2のロック ねじ2aと組込みフード3のねじ部3aがロックゴム10によりスラストのテン ションを与えられつつ螺合している。組込みフード3を回転させロックねじ2a から外すと、組込みフード3はフリー状態となり、収納可能となる。 図7はその収納状態であり、前群鏡筒2の突当て部2bに組込みフード3に固 定されたフードストッパー4が突き当たるところで収納状態となり、組込みフー ド3は植毛部6のフリクションにより鏡筒本体1に固定されている収納状態では 操作リング8の手前で固定されるように設定されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、フードは画角外の有害光をカットし、面反射やレンズ鏡筒内の乱反 射によるフレア、コントラストの低下を防ぐためのものであるから、画角ぎりぎ りのところまでフードがある方が望ましいのは言うまでもない。望遠系レンズは 画角が狭いため、フードは比較的長いものが使用可能であり、良好なフード効果 を狙うならば、前述従来例のような組込みフードの場合は繰出し量の大きいフー ドを内蔵することになる。しかし、一般的な望遠レンズの構造では、組込みフー ドを取り付けている鏡筒本体のカメラ側方向にはフォーカス調整等を行うための 操作リングが配置されており、繰出し量の大きい組込みフードを内蔵するという ことは、収納状態の時に組込みフードが操作リングと重ならないように操作リン グの位置も、さらにカメラ側方向に配置する必要があった。 しかしながら、操作リングがカメラ側に近い位置になってくると、手持ち撮影 の際の重量バランスが悪くなってしまうという問題点があった。
【0005】 本考案は、前述従来例の問題点に鑑み、操作リングの位置を必要以上にカメラ 側方向に配置して重量バランスを崩すことなく、フード効果の良好な十分に長い レンズの組込みフード構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成するために、本考案は内周部に植毛あるいはテレンプを備え た組込みフードにおいて、フード収納時には組込みフードが取り付けられている 鏡筒本体のカメラ側方向に配置されているフォーカス調整のための操作リングに 少なくとも一部がオーバーラップする位置まで繰り込ませる構成にしたものであ る。 また、収納時に該組込みフードとオーバーラップする部分の該操作リングの少 なくとも一部が凸形状のパターンを形成していることが好ましい。 また、収納時に該組込みフードが該操作リングに取り付けた操作ゴム上にオー バーラップするようにしてもよい。 また、該操作リングに取り付けた該操作ゴムの少なくとも一部が凸形状をなす ようにしてもよい。
【0007】
【作用】
以上の構成の組込みフード構造はフード効果の高くかつ十分に長さの確保され た組込みフードとすることができる。 また、操作リングまたはそれに取り付けた操作ゴムに形成した凸形状により、 フード収納時に植毛部分が乗り越えることでクリック感を出すことができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1ないし図4に基づいて説明する。 図1及び図2において、鏡筒本体21の前部には前群鏡筒22を有し、その外 周には組込みフード23が前方に繰出し可能に嵌装され、その後部側の外周には 定位置回転するフォーカス調整等のための操作ゴム29付きの操作リング28が 設けられている。そして、前群鏡筒22には組込みフード23を繰出し状態で固 定するためのロックねじ22a及び収納時にストッパーになる突当て部22bを 備え、また、組込みフード繰出し時にストッパーとなるロックゴム30を保持し ている。一方、組込みフード23には繰り出し状態で固定できるように内周後部 に前群鏡筒22のロックねじ22aと螺合するねじ部23aを有し、また、その 前部に収納時に前群鏡筒22の突当て部22bに当接するようにフードストッパ ー24がねじにより固定され、フードゴム25でカバーされており、さらに、そ の内周後端部に組込みフード作動時に鏡筒本体21との間でフリクションを与え 、収納時には前記操作リング28にオーバーラップする位置で、かつ操作リング 28に取り付けられた操作ゴム29に対しロックするためのテレンプ又は植毛部 26が備えられており、その外周後部にはフード操作ゴム27が設けられている 。そして、該操作リング28に取り付けられた操作ゴム29には凸部29aが形 成されており、組込みフード23の収納時に該植毛部26が凸部29aを乗り越 えてロックするようになっている。 なお、該操作ゴム29の凸部29aのパターンは図4に示すように凸部29a が円周方向に等間隔に分断されたパターンになっている。
【0009】 以上の構成の本実施例において、図1に示す組込みフード繰出し状態では前群 鏡筒22のロックねじ22aと組込みフード23のねじ部23aがロックゴム3 0によりスラストのテンションを与えられつつ螺合している。組込みフード23 を回転させロックねじ22aから外すと、組込みフード23はフリー状態となり 、収納可能となる。 図2はその収納状態であり、前群鏡筒22の突当て部22bに組込みフード2 3に固定されたフードストッパー24が突き当たるところで収納状態となり、こ の時、組込みフード23の後端部は操作リング28とオーバーラップする位置ま で下がっている。また、収納作動時に組込みフード23の内周側の植毛部26は 操作リング28に取り付けられた操作ゴム29の凸部29aを乗り越えることに より、クリック感を出して図3に示すようにロックする。 なお、本実施例では操作リング28に取り付けられた操作ゴム29上に組込み フード23の植毛部26が操作ゴム29の凸部29aに引掛かるようにしたが、 直接操作リング28に対して引掛かるようにしてもよいことはいうまでもない。
【0010】 図5は凸部29aを有する操作ゴム29のパターンの変形例を示すものである 。 図に示すものは凸部29aの形状が分断されていないパターンで、その効果は 前述実施例と同じである。
【0011】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように組込みフードが収納時にフォーカス調整等の操 作リングにオーバーラップする構造をとることにより、操作リングのスラスト位 置を必要以上にカメラ側方向に寄せて手持ち撮影の際の重量バランスを崩すこと がなく、良好なフード効果のある十分に長い組込みフードをレンズ鏡筒に内蔵す ることが可能にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る実施例のレンズの組込みフードの
繰出し状態の上半断面図である。
【図2】同じく収納状態の上半断面図である。
【図3】同じく収納状態の要部拡大断面図である。
【図4】その操作リングの操作ゴムのパターンを示す拡
大斜視図である。
【図5】同じく操作ゴムのパターンの変形例を示す斜視
図である。
【図6】従来例のレンズの組込みフードの繰出し状態の
上半断面図である。
【図7】同じく収納状態の上半断面図である。
【符号の説明】
21・・鏡筒本体、22・・前部鏡筒、22a・・ロッ
クねじ、23・・組込みフード、23a・・ねじ部、2
4・・フードストッパー、25・・フードゴム、26・
・植毛部、27・・フード操作ゴム、28・・操作リン
グ、29・・操作ゴム、29a・・凸部、30・・スト
ッパーゴム。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周部に植毛あるいはテレンプを備えた
    組込みフードにおいて、フード収納時には組込みフード
    が取り付けられている鏡筒本体のカメラ側方向に配置さ
    れているフォーカス調整のための操作リングに少なくと
    も一部がオーバーラップする位置に達することを特徴と
    するレンズの組込みフード構造。
  2. 【請求項2】 収納時に該組込みフードとオーバーラッ
    プする部分の該操作リングの少なくとも一部が凸形状の
    パターンを形成していることを特徴とする請求項1記載
    のレンズの組込みフード構造。
  3. 【請求項3】 収納時に該組込みフードが該操作リング
    に取り付けた操作ゴム上にオーバーラップすることを特
    徴とする請求項1記載のレンズの組込みフード構造。
  4. 【請求項4】 該操作リングに取り付けた該操作ゴムの
    少なくとも一部が凸形状をなすことを特徴とする請求項
    2または3記載のレンズの組込みフード構造。
JP7589792U 1992-10-08 1992-10-08 レンズの組込みフード構造 Pending JPH0636042U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7589792U JPH0636042U (ja) 1992-10-08 1992-10-08 レンズの組込みフード構造

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Publications (1)

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JPH0636042U true JPH0636042U (ja) 1994-05-13

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ID=13589582

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001221939A (ja) * 2000-02-08 2001-08-17 Nikon Corp レンズ鏡筒
JP2004170492A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Mamiya Op Co Ltd レンズフード
JPWO2006114962A1 (ja) * 2005-04-20 2008-12-18 株式会社オートネットワーク技術研究所 車載カメラシステム

Cited By (4)

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