JPH0635904B2 - 吸収冷凍機 - Google Patents

吸収冷凍機

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JPH0635904B2
JPH0635904B2 JP60099788A JP9978885A JPH0635904B2 JP H0635904 B2 JPH0635904 B2 JP H0635904B2 JP 60099788 A JP60099788 A JP 60099788A JP 9978885 A JP9978885 A JP 9978885A JP H0635904 B2 JPH0635904 B2 JP H0635904B2
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雅裕 古川
繁則 舘下
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、吸収液流量を調節する装置の備えられた吸収
冷凍機、吸収ヒートポンプ、吸収冷温水機など(以下、
この種の吸収冷凍機という)の改良に関する。
(ロ) 従来の技術 この種の吸収冷凍機の従来の技術には、負荷の変化に対
応して変化する物理量例えば冷水温度を作動信号として
吸収液用ポンプの回転速度を制御することにより吸収液
流量を調節するもの(例えば特公昭43−26664号
公報)や吸収液の流量制御弁の開度を調節するもの(例
えば特公昭55−27267号公報、特公昭57−27
375号公報)などがある。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 上記のような従来のこの種の吸収冷凍機(以下、従来機
という)においては、負荷が徐々に変化してこれに対応
する物理量〔例えば冷水温度〕の変化もゆるやかで吸収
液の流量を少しずつ増減させる場合〔朝方から夕方にか
けて変化する気温により徐々に負荷が変化し、これに応
じて吸収液流量を変化させるような場合〕には適切な吸
収液の循環量制御が可能であるものの、そうでない場合
〔例えば冷房に必要な部屋数が増減することによって負
荷が急変し、各部屋へ冷水を送るポンプの発停台数の増
減により従来機への冷水流量が大きく増減して冷水温度
が急変するような場合〕には負荷の急変直後の発生器内
の圧力や温度など従来機の内部の状態が急に変わらない
ので、吸収液の流量制御が実際に調節すべき吸収液流量
の範囲を越えて行なわれやすい。そのため、従来機にお
いては、負荷の急変初期での吸収液の循環量制御が必ず
しも適切に行なわれず、発生器内の吸収液面の過度の上
昇や低下あるいは吸収液用ポンプのキャビテーションな
どを負荷の急変直後に引き起こしやすく、しばしば保護
装置が働いて運転が止められる問題点を有していた。
本発明は、このような問題点に鑑み、負荷の急変直後に
おける吸収液流量制御の補償が可能であり、負荷の急変
直後における保護装置の作動を防いで運転を安全に続け
ることが可能なこの種の吸収冷凍機の提供を目的とした
ものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明は、上記の問題点を解決する手段として、吸収
器、発生器、凝縮器及び蒸発器を配管接続し、発生器の
加熱量を蒸発器からの冷水出口温度に応じて制御する加
熱量制御装置と、吸収器と発生器間の吸収液の流路に設
けられた流量制御弁の開度または吸収液用ポンプの吐出
量を蒸発器からの冷水出口温度に応じて調節する流量制
御装置との備えられた吸収冷凍機において、加熱量制御
装置で調節される加熱量に影響して変化する物理量及び
流量制御装置で調節される吸収液流量に影響して変化す
る物理量を検出する検出器と、加熱量制御装置によって
加熱量が変化したときには前記検出器で検出した物理量
に基づいて加熱量の変化を補正する加熱量の調節装置
と、流量制御装置によって吸収液流量が変化したときに
は前記検出器で検出した物理量に基づいて流量制御弁の
開度または吸収液用ポンプの吐出量を補正する吸収液流
量の調節装置とを備えた構成としたものである。
(ホ) 作用 本発明の吸収冷凍機においては、その作用(働き)とし
て、例えば負荷が急変して上記加熱量制御装置により発
生器の加熱量が大きく増減された際、又は流量制御装置
により吸収液ポンプの吐出量が大きく増減された際に、
発生器での熱の入出量及び発生器での吸収液の出入量に
不均衡を生じても、検出器が検出した発生器内の吸収液
位などに基づいて、各調節装置により発生器の加熱量及
びポンプの吐出量の増減度合いを補正して発生器での加
熱量及び吸収液の出入量をほぼバランスさせることが可
能である。
したがって、本発明の吸収冷凍機においては、発生器で
の一時的な熱の過不足が発生することや発生器内の吸収
液面の過度の上昇や低下などを防止でき、運転を安全に
継続することが可能になる。
(ヘ) 実施例 図面は本発明によるこの種の吸収冷凍機の一実施例を示
した概略構成説明図であり、(1)は高温発生器、(2)は低
温発生器、(3)は凝縮器、(4)は蒸発器、(5)は吸収器、
(6)、(7)は低温、高温溶液熱交換器、(PR)は冷媒液
用ポンプ、(PA)は吐出量可変の吸収液用ポンプで、
これら機器は冷媒の流れる管(8)、(9)、冷媒液の流下す
る管(10)、冷媒液の還流する管(11)、(12)、吸収液の送
られる管(13)、(14)、吸収液の流れる管(15)、(16)、(1
7)、(18)により接続されて冷媒〔水〕と吸収液〔臭化リ
チウム水溶液〕の循環路を構成している。なお、(19)は
管(8)と吸収器(5)とを接続した冷暖切替弁(V1)付き
の冷媒蒸気用管路であり、(20)は管(15)と吸収器(5)下
部とを接続した冷暖切替弁(V2)付きの吸収液用管路
である。
(21)は高温発生器(1)の燃焼加熱室、(22)、(22)…は燃
焼ガスの流れる管、(23)は低温発生器(2)の加熱器、(2
4)、(25)はそれぞれ凝縮器(3)、吸収器(5)の冷却器であ
り、(26)は蒸発器(4)の熱交換器である。(27)(28)は熱
交換器(26)と負荷側の熱交換ユニット〔図示せず〕と結
んだ冷水または温水の流れる管路であり、(29)、(30)、
(31)は冷却器(25)、(24)を直列に結んだ冷却水の流れる
管路である。また、(32)は燃焼加熱室(21)へ燃料を供給
するための管路で、この管路には燃料調節弁(VF)が
備えてある。
(Stw)は管路(28)に備えた温度検出器で、これと第1
調節器(C1)と吐出量可変の吸収液用ポンプ(PA)と
で負荷に対する吸収液流量の制御装置が従来のものと同
様に構成されている。また、この制御装置はポンプ(P
A)の代りに流量制御弁(VA)を用いても良い。
なお、温度検出器(Stw)と第1調節器と燃料調節弁
(VF)とで負荷に対する加熱量制御装置が構成されて
いる。
また、(Sta)は高温発生器(1)内の吸収液の温度を感
知する検出器、(St)は高温発生器(1)の器壁温度を感
知する検出器、(Str)は高温発生器(1)の冷媒蒸気の
温度を感知する検出器、(Stp)は高温発生器(1)内圧
を感知する検出器であり、(Sl)は高温発生器(1)内の
吸収液位を感知する検出器である。かつまた、これら検
出器のいずれかと第2調節器(C2)と吸収液用ポンプ
(PA)もしくは流量制御弁(VA)とで吸収液流量の調
整装置が構成されている。そして、吸収液流量の調整装
置は前記制御装置により調節された吸収液の流量を補正
するようになっている。
なお、検出器(St)、(Sta)、(Str)、
(Stp)、(Sl)のいずれかと第3調節器(C3)と燃
料制御弁(VF)とで加熱量調整装置が構成されてお
り、これにより加熱量制御装置で調節された燃料の量を
補正するようになっている。
次に、このように構成された吸収冷凍機〔以下、本機と
いう〕の動作例を従来のこの種の吸収冷凍機と比較しつ
つ説明する。
今、例えば冷房されていた部屋数が10室〔全負荷〕か
ら2室〔20%負荷〕に減った際、吸収液流量の制御装
置と加熱量制御装置とにより吸収器(5)から高温発生器
(1)への吸収液流量と高温発生器(1)の加熱量が1/5に急
減される。すなわち、本機においては、従来のこの種の
吸収冷凍機〔以下、従来機という〕と同様、温度検出器
(Stw)の信号で第1調節器(C1)を介して吸収液用
ポンプ(PA)の吐出量もしくは流量制御弁(VA)の開
度と燃料制御弁(VF)の開度が1/5に減じられる。しか
し、この際、高温発生器(1)の保有熱によりその温度、
内圧は速やかに低下せず、高温発生器(1)、低温発生器
(2)間の圧力差も急に変わらず、高温発生器(1)からの吸
収液の流出量が直ちに減らないので、この発生器におけ
る吸収液の出入量が一時的にアンバランスとなる。その
ため、従来機においては、高温発生器(1)内の液面が一
時的に低くなり過ぎて空焚に近い状態となり、保護装置
〔図示せず〕が働いて高温発生器(1)の加熱が断たれ、
運転が止められてしまう。これに対し、本機において
は、検出器(Sl)の信号で第2調節器(C2)を介して
吸収液用ポンプ(PA)の吐出量もしくは流量制御弁
(VA)の開度が増大調整されるので、負荷の急減時に
おける高温発生器(1)の液面の一時的な過度の低下が防
止される。すなわち、前記の制御装置による吸収液の流
量の減らし過ぎを調整装置により補正するようになって
いる。したがって、本機においては、負荷が急減した際
にも、その運転を安全に継続することができる。また、
負荷の急減時に、高温発生器(1)の液面が一時的に低下
してやゝ空焚き気味になった場合、この発生器内の吸収
液や冷媒の温度、蒸気圧あるいはこの発生器の器壁温度
などが過度に上昇することになるので、検出器(Sl
の信号に代えて検出器(Sta)、(St)、(Stp)、
(Str)のいずれかの信号で吸収液流量を補正するよう
にしても良い。
逆に、負荷が急増した際、従来機においては高温発生器
(1)の液面の一時的な過度の上昇や吸収器(5)の液面の一
時的な過度の低下などを引き起こすために保護装置が働
いてその運転が止められてしまうことになるが、本機に
おいては調整装置により吸収器(5)から高温発生器(1)へ
の吸収液流量の増し過ぎを補正して高温発生器(1)での
液の出入量がほぼバランスするように吸収液の循環量を
調整するためにその運転を安全に継続することができ
る。
なお、本機においては、負荷が急変した際に前記制御装
置により調節された吸収液流量の影響で高温発生器(1)
内の圧力、温度あるいは液位などの物理量の変化が一時
的に過大となった場合、加熱量調整装置によって燃料制
御弁(VF)の開度が補正され、高温発生器(1)の加熱量
が、一時的な過不足を生じないように、補償される。
(ト) 発明の効果 本発明は以上のとおり構成された吸収冷凍機であり、加
熱量制御装置で調節される加熱量に影響して変化する物
理量及び流量制御装置で調節される吸収液流量に影響し
て変化する物理量を検出する検出器と、加熱量制御装置
によって加熱量が変化したときには前記検出器で検出し
た物理量に基づいて加熱量の変化を補正する加熱量の調
節装置と、流量制御装置によって吸収液流量が変化した
ときには前記検出器で検出した物理量に基づいて流量制
御弁の開度または吸収液用ポンプの吐出量を補正する吸
収液流量の調節装置とを備えているので、負荷が急変し
た際に加熱量制御装置で調節された発生器の加熱量の影
響あるいは流量制御装置で調節された吸収液流量の影響
により発生器内の圧力、温度、液位などの物理量の変化
が一時的に過大になっても、加熱量の調節装置によって
発生器の加熱量が補正され、発生器での熱の入出量がバ
ランスするように発生器の加熱量が調節され、かつ、吸
収液流量の調節装置によって発生器への吸収液の送り量
が補正されて発生器での液の出入量がバランスするよう
に吸収液の循環量が調整されるので、その運転が安全に
継続される実用的効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明によるこの種の吸収冷凍機の一実施例を示
した概略構成説明図である。 (1)……高温発生器、(2)……低温発生器、(3)……凝縮
器、(4)……蒸発器、(5)……吸収器、(PA)……吸収
液用ポンプ、(C1)、(C2)、(C3)……第1、第
2、第3調節器、(Stw)……温度検出器、(St)、
(Sta)、(Stp)、(Str)、(Sl)……検出器、
(VA)……流量制御弁、(VF)……燃料制御弁。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸収器、発生器、凝縮器及び蒸発器を配管
    接続し、発生器の加熱量を蒸発器からの冷水出口温度に
    応じて制御する加熱量制御装置と、吸収器と発生器間の
    吸収液の流路に設けられた流量制御弁の開度または吸収
    液用ポンプの吐出量を蒸発器からの冷水出口温度に応じ
    て調節する流量制御装置との備えられた吸収冷凍機にお
    いて、加熱量制御装置で調節される加熱量に影響して変
    化する物理量及び流量制御装置で調節される吸収液流量
    に影響して変化する物理量を検出する検出器と、加熱量
    制御装置によって加熱量が変化したときには前記検出器
    で検出した物理量に基づいて加熱量の変化を補正する加
    熱量の調節装置と、流量制御装置によって吸収液流量が
    変化したときには前記検出器で検出した物理量に基づい
    て流量制御弁の開度または吸収液用ポンプの吐出量を補
    正する吸収液流量の調節装置とを備えたことを特徴とし
    た吸収冷凍機。
  2. 【請求項2】前記検出器が発生器内の吸収液位を検出す
    る検出器である特許請求の範囲第1項に記載の吸収冷凍
    機。
  3. 【請求項3】前記検出器が発生器内の圧力を検出する検
    出器である特許請求の範囲第1項に記載の吸収冷凍機。
  4. 【請求項4】前記検出器が発生器における温度を検出す
    る検出器である特許請求の範囲第1項に記載の吸収冷凍
    機。
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JPS513575A (en) * 1974-06-27 1976-01-13 Mitsubishi Electric Corp Handotainitaisuru kinzokudenkyokuno keiseihoho
JPS599035A (ja) * 1982-07-09 1984-01-18 Furukawa Electric Co Ltd:The 偏肉防止押出し方法及び装置

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