JPH0635843B2 - V型エンジンのノックセンサ取付構造 - Google Patents

V型エンジンのノックセンサ取付構造

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JPH0635843B2
JPH0635843B2 JP14756688A JP14756688A JPH0635843B2 JP H0635843 B2 JPH0635843 B2 JP H0635843B2 JP 14756688 A JP14756688 A JP 14756688A JP 14756688 A JP14756688 A JP 14756688A JP H0635843 B2 JPH0635843 B2 JP H0635843B2
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JP
Japan
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knock sensor
type engine
jig
sensor mounting
banks
Prior art date
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JP14756688A
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JPH01315648A (ja
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康 井上
隆 迫野
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、V型エンジンに対するノックセンサの取付構
造に関するものである。
(従来の技術) 従来より、V型エンジンにおいてノッキングの発生を振
動(音)によって検出するノックセンサを設置するにつ
いて、例えば、実開昭59−196531号公報に見られるよう
に、V型の両側バンクの中央におけるシリンダブロック
に、ノックセンサの取付座を形成し、この取付座と両側
バンクとをリブで連結して取付座の剛性を高めるように
した技術が公知である。
(発明が解決しようとする課題) しかして、上記のようにVバンクの中央にノックセンサ
を設置するについて、専用の取付ボス部を形成すると共
に、その取付剛性を向上する点からリブを配設すること
は、その取付けのための専用構造を形成することで、構
造上およびコストの点で不利となるものである。
そこで本発明は上記事情に鑑み、他部分の形成構造を利
用して剛性の高いノックセンサ取付座を構成するように
したV型エンジンのノックセンサ取付構造を提供するこ
とを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本発明のV型エンジンのノック
センサ取付構造は、両バンク間に、クランク軸方向に延
びる鋳抜き孔を形成すると共に、該鋳抜き孔形成用のピ
ン状治具を上方から支える支え治具による支え治具挿入
用ボス部を形成し、上記ボス部にノックセンサの取付座
を設けるように構成したものである。
(作用) 上記のようなノックセンサ取付構造では、Vバンク中央
にオイルギャラリ等の鋳抜き孔を形成するについて、そ
の鋳抜き孔形成用のピン状治具を上方から支える支え治
具を用いて形成し、この鋳抜き孔の形成を容易に行える
ようにすると共に、上記支え治具の挿入用ボス部をノッ
クセンサの取付座に形成し、専用のリブを形成すること
なく剛性の高い箇所にノックセンサを設置するようにし
ている。
(実施例) 以下、図面に沿って本発明の実施例を説明する。第1図
はV型エンジンの断面正面図、第2図は平面図、第3図
は中央縦断面図である。
V型エンジンEのシリンダブロック1は、下方のクラン
ク軸(図示せず)を収容するクランクケース部2の上方
に、所定の角度をもって連接された右バンク3と左バン
ク4とを備え、各バンク3,4は、ピストン(図示せ
ず)が摺動自在に嵌挿されるシリンダボア5を構成する
シリンダ部6がそれぞれ3気筒ずつ設置されている。
また、両側バンク3,4の中央部には、クランク軸方向
に延びるオイルギャラリ7が形成されるものであり、こ
のオイルギャラリ7からクランク軸を支持するジャーナ
ル部8に対して下方からオイル通路9が連通されて潤滑
される。
前記オイルギャラリ7は、シリンダブロック1の一端面
から他端面に向けてテーパ状に鋳抜きによって形成さ
れ、このオイルギャラリ7にはその途中に上方から連通
開口する挿入孔11が形成され、その挿入孔11の外周
部分が筒状に上方に延びてボス部12に形成されてい
る。そして、このボス部12がノックセンサ15の取付
座13に構成される。
上記挿入孔11にはプラグ16が螺合され、オイルギャ
ラリ7の開口を閉塞する一方、このプラグ16に対し
て、該プラグ16に伝わる振動(音)を検出するノック
センサ15が連設されている。
前記オイルギャラリ7(鋳抜き孔)は、第4図に示すよ
うな、ピン状治具17とこのピン状治具17を上方から
支える支え治具18とを使用して形成される。すなわ
ち、ダイキャスト鋳造時に型締めによって横方向からピ
ン状治具17が挿入され、このピン状治具17の先端近
傍を上方から支える支え治具18に係合して支持するも
のであり、この支え治具18は上型に設置されている。
上記のようにピン状治具17と支え治具18とが組合わ
された型締め状態で、金属溶湯が型内のキャビティに注
湯され、シリンダブロック1が鋳造され、冷却後に金型
をを開くときには、先ず、ピン状治具17を側方に抜
き、支え治具18との係合を外してから支え治具18を
上方に抜く。
上記形成によりシリンダブロック1には、前記オイルギ
ャラリ7となるクランク軸方向に延びる鋳抜き孔と、こ
の鋳抜き孔から各ジャーナル部8に至るオイル通路9を
形成すると共に、前記のように支え治具18の挿入部分
が挿入孔11として形成され、その周囲に筒状の支え治
具挿入用ボス部12が形成され、このボス部12は両側
のバンク3,4側壁に連続して形成されて剛性が高く、
このボス部12へのプラグ16の嵌合およびノックセン
サ15の取付けは前述のように行われる。
さらに、ノックセンサ15の取付状態においては、両バ
ンク3,4間の上部には蓋部材20が設置される。この
蓋部材20はプレート状の天板20aとノックセンサ1
5の部分が筒状に下方に延びる筒部20bとを備え、天
板20aの周辺部が左右バンク3,4の合せ面1aに嵌
合状態で当接され、ボルト21で固定される。そのと
き、筒部20bの下縁はOリング22を介してシリンダ
ブロック面に圧接してシール状態を得るようにしてい
る。また、ノックセンサ15の取付け状態においては、
筒部20bの上端にブーツ23が装着され、水等に対し
てシール保護される。
そして、上記蓋部材20の下方の両側バンク3,4間の
空間は、ブローバイガス室Aに形成され、クランク室で
発生したブローバイガスを吸気通路に導く通路に使用さ
れる。
また、前記のようにダイキャスト鋳造によってシリンダ
ブロック1を形成するのに伴い、そのシリンダ部6の外
周の冷却水通路24(ウォータジャケット)も鋳抜きで
形成されることから、ウォータジャケット24の上端は
シリンダブロック1のデッキ面1bに開口するオープン
デッキタイプに形成される。この構造においては、シリ
ンダボア5内で発生したノッキングによるノック振動は
シリンダ部6の壁を下方に伝わってから、オイルギャラ
リ7の近傍をクランク軸方向に伝達し、このオイルギャ
ラリ7の部分からノックセンサ15で検出することにな
り、特にデッキ面1bを介しての振動伝達がないオープ
ンデッキタイプのシリンダブロック1において良好なノ
ック検出が行える。
また、第3図において、Vバンク3,4間の前端部分に
はウォータジャケットハウジング25が形成されて、前
端部までオイルギャラリ7を形成することができず、有
底鋳抜き孔に前記オイルギャラリ7が形成され、前端の
ジャーナル部8に対する潤滑油の供給は、一方のバンク
3,4の側方に形成されたサブギヤラリ26(第1図)
から給油される。
さらに、シリンダブロック1の各バンク3,4の上方に
は図示しないシリンダヘッドがそれぞれ締結されるもの
であり、蓋部材20より上部のバンク3,4間には、両
側バンク3,4の各気筒に吸気を供給する吸気マニホー
ルド等が配設されることになる。
上記のような実施例によれば、オイルギャラリ7をピン
状治具17と支え治具18との使用による鋳抜きによっ
て正確かつ簡易に形成することができ、しかも、上記支
え治具18の使用に伴うプラグ16によって閉塞するボ
ス部12をノックセンサ15の取付座13に利用するよ
うにしたことにより、ノックセンサ15を取り付けるた
めの取付部分を専用に形成することなく剛性の高い部分
にノックセンサ15の取付けが行え、しかも、各気筒で
のノッキングの発生を良好に検出可能となる位置に配設
することができるものである。
尚、上記実施例においては、鋳抜き孔をオイルギャラリ
7として使用する例について示したが、この鋳抜き孔は
他の構造に利用するようにしてもよい。
(発明の効果) 上記のような本発明によれば、両バンク間にクランク軸
方向に延びる鋳抜き孔を形成すると共に、該鋳抜き孔形
成用のピン状治具を上方から支える支え治具に対する支
え治具挿入用ボス部を形成すると共に、上記ボス部にノ
ックセンサの取付座を設けるようにしたことにより、前
記鋳抜き孔の形成を容易に行えるようにすると共に、上
記支え治具挿入用に形成したボス部をノックセンサの取
付座として、専用のリブを形成することなく剛性の高い
箇所にノックセンサを設置することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるV型エンジンのシリ
ンダブロックにノックセンサを取り付けた状態の断面正
面図、 第2図は同シリンダブロックのみを示す平面図、 第3図は同中央縦断面図、 第4図は鋳造時の鋳抜き孔形成用治具を例示する部分斜
視図である。 E……V型エンジン、1……シリンダブロック、3,4
……バンク、6……シリンダ部、7……鋳抜き孔(オイ
ルギャラリ)、8……ジャーナル部、12……支え治具
挿入用ボス部、13……取付座、15……ノックセン
サ、17……ピン状治具、18……支え治具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】V型エンジンの両側バンク中央にノックセ
    ンサを配設するV型エンジンのノックセンサ取付構造で
    あって、両バンク間に、クランク軸方向に延びる鋳抜き
    孔を形成すると共に、該鋳抜き孔形成用のピン状治具を
    上方から支える支え治具による支え治具挿入用ボス部を
    形成し、上記ボス部にノックセンサの取付座を設けたこ
    とを特徴とするV型エンジンのノックセンサ取付構造。
JP14756688A 1988-04-30 1988-06-15 V型エンジンのノックセンサ取付構造 Expired - Lifetime JPH0635843B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14756688A JPH0635843B2 (ja) 1988-06-15 1988-06-15 V型エンジンのノックセンサ取付構造
DE3914124A DE3914124A1 (de) 1988-04-30 1989-04-28 V-motor
US07/344,991 US4907551A (en) 1988-04-30 1989-04-28 V-type engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14756688A JPH0635843B2 (ja) 1988-06-15 1988-06-15 V型エンジンのノックセンサ取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01315648A JPH01315648A (ja) 1989-12-20
JPH0635843B2 true JPH0635843B2 (ja) 1994-05-11

Family

ID=15433247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14756688A Expired - Lifetime JPH0635843B2 (ja) 1988-04-30 1988-06-15 V型エンジンのノックセンサ取付構造

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JP (1) JPH0635843B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019027919A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 日本特殊陶業株式会社 内燃機関

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019027919A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 日本特殊陶業株式会社 内燃機関

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JPH01315648A (ja) 1989-12-20

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