JPH0635805B2 - 回転ピストン式エンジンの偏心体軸受用の潤滑システム - Google Patents

回転ピストン式エンジンの偏心体軸受用の潤滑システム

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JPH0635805B2
JPH0635805B2 JP29481488A JP29481488A JPH0635805B2 JP H0635805 B2 JPH0635805 B2 JP H0635805B2 JP 29481488 A JP29481488 A JP 29481488A JP 29481488 A JP29481488 A JP 29481488A JP H0635805 B2 JPH0635805 B2 JP H0635805B2
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JP
Japan
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shaft
lubrication system
bearing
piston
eccentric body
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Expired - Lifetime
Application number
JP29481488A
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JPH01305103A (ja
Inventor
ダンクウアルト・アイエルマン
ハンス−ユルゲン・クルソワスキー
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Wankel GmbH
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Wankel GmbH
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、2つの側方部分と、トロコイド形状の外筒走
行面を有する1つの外筒部分とから成るケーシングを有
し、そのケーシングが偏心体軸により貫通されており、
その偏心体上でコロ軸受又はニードル軸受上で同期駆動
装置によって制御される多角形のピストンが回転する様
な、回転ピストン式エンジンの偏心体軸受用の潤滑シス
テムに関する。
この種の内燃機関にあっては、偏心体上のピストンの軸
受及び同期駆動装置の歯車が冷却油によって潤滑され、
その油は偏心体軸にある孔を介してピストンの軸受を通
りそのピストンを冷却するためにピストンに設けた中空
空間へ油循環路から供給される。他の構造のものでは潤
滑油は吸引空気と共に供給され、それと共にピストンを
冷却するためにピストンを通して導かれる。両方の場合
油の消費量が多く、軸受潤滑が適量に行われず、そして
軸受−及び駆動空間から油が溢れないように作動室のシ
ールを行う必要がある。油がピストンの軸受に達し、油
循環路内に含まれる又はピストンの冷却によって及び渦
巻き運動によって吸収される熱によってどちらの場合に
も油が既に加熱され、そして両方の場合に油が汚され
る。
本発明は、ピストンの軸受に冷たく新しい油を適当に計
った僅かな量だけ供給することを課題とするものであ
る。この適量測定は、軸受潤滑のため使用した後ピスト
ンの軸受から同期駆動装置の空間から出て来る油の残り
が充分にあり、同期駆動装置も作動室のシール部材も潤
滑するが、作動室へは他の別の油が殆ど溢れ入らないよ
うにすべきである。
この課題は、初めに述べた種の内燃機関で特許請求の範
囲に述べた特徴事項のようにして解決される。
本発明の潤滑システムの特別な長所は、軸受−及び駆動
装置空間の油が戻されるべきピストン側壁に軸方向のオ
イルシールを無くすことが出来るという点にある。ピス
トンの軸受の中心へ油を供給することはその均一な潤滑
を確実なものとする。更に別の長所は、本発明を何の困
難も無く中空に形成した偏心体軸を備える機械にも使用
できる点にある。
次に図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明するこ
とにする。
図面には2:3の減速比でトロコイド構造様式の回転ピ
ストン式内燃機関が示されており、側方部分1及び2と
外筒部分3とからなるケーシングが略図的に示されてい
る。外筒部分3はその内側にトロコイド形状の外筒走行
面4を備え、その上をピストン5がその角を常に接触さ
せながら滑動する。ピストン5はコロ軸受8でもって軸
7の偏心体6上に軸受されている。軸7は側方部分1及
び2を垂直に貫通し、この中で9及び10の所で軸受け
している。
軸7の運動に比較したピストン5の運動は第1図に示し
た同期駆動装置11によって制御され、その装置は側方
部分1に固定するピニオン12とピストンに固定する内
歯歯車13とからなる。軸の周りに位置するピニオン1
2は側方部分1にねじ込まれた挿入部材14に固定され
ており、その中に球軸受9が配設されている。挿入部材
14は側方部分1で開口部を閉じ、その開口を通して組
み立てる場合偏心体6が摺動されうる。ピストンにはシ
ール部材が設けられ、しかもアペックスシール15、コ
ーナーシール16及び軸方向にシールするサイドシール
17が設けられ、これらは作動室18,19,20を相
互に且つ内燃機関内部空間に対してシールしている。
側方部分1にはピストン軸受8を潤滑するために決めた
潤滑油用の供給孔21が設けられている。この孔21は
挿入部材14にある別の孔22と接続し、その孔は軸7
の表面に延び、そこで挿入部材14を軸方向で内側に達
しているピニオン12を支持するスリーブ24と軸7と
の間の狭い環状空間23に通じている。この環状空間2
3が形成する間隙は、球軸受9の方へ油が流出するのを
避けるために、軸と、外側即ち図の左外側の別の孔22
の開口に位置する挿入部材14の一部との間の環状間隙
25よりも幅広くなっていなければならない。
ピニオン12を支持するスリーブ24はこのピニオンを
越えて突出し、図面の右端部で円錐状に飛散縁部26へ
と広がっている。孔21,22を介して供給された油は
環状空間23内を押し込まれる油によって偏心体6の方
向へ供給され、そして軸7を回転することによって生ず
る遠心力によって飛散縁部26に達した時斜め外側へ且
つ偏心体6の左の側壁に当たるように飛び散る。
飛散縁部26の方へ向いた偏心体6の右の壁には軸7の
周りに位置し且つこの軸と同心の捕捉溝27が設けら
れ、この捕捉溝27は半径方向内側に開き、この溝の中
に飛散縁部26の所で加速された油全てが達する。捕捉
溝27は平らな部分28の所に設けられ、この部分は偏
心体6の図面で左の側壁に29及び30の所でねじ込ま
れている。平らな部分28の偏心体6に接合する側には
半径方向外へ延びる狭いポケット31が設けられ、その
ポケットは一方では捕捉溝27と、他方ではその半径方
向外側端部でコロ軸受8の軸方向中央に偏心体を通して
通ずる孔32と接続している。
矢印33で示した軸7の回転方向で後の方のポケット3
1の閉鎖縁部34は回転方向で前方へ引っ張られる様に
向いており、従って内燃機関を加速した場合ポケット3
1内に溜まった油が回転方向と反対に慣性作用によって
流れ戻ることがない。軸7によって生じた遠心力によっ
て捕捉溝27に飛散縁部26から飛び散った油はポケッ
ト31に押され、ここから孔32の中に圧迫され、そし
てこの孔を通ってコロ軸受8のその軸方向中心に流れ
る。そこから油は軸受8を介して両側へ分かれ、その中
でほぼ半分になるよう使われる。残りの油は軸受8の側
面で同期駆動装置の空間に、そして偏心体6の図面で右
側でピストン5の内部空間へ流出し、同期駆動装置11
及びシール部材14,15,16を潤滑するために届
く。その際ほとんど油は作動室18,19,20へは達
しない。孔21を介してこの潤滑システムに供給される
油の量は図面に示していない量測定ポンプによって軸の
回転数に関連して制御される。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図の平面I−Iで切ったピストン軸受の本
発明による潤滑システムを有する回転ピストン式内燃機
関の軸方向断面図であり、第2図は第1図の同一機械平
面II−IIを通る半径方向断面図を示すものである。 図中参照番号 1,2……側方部分、3……外筒部分 4……外筒走行面、5……ピストン 6……偏心体、7……軸 8……ピストン軸受 9,10……球軸受 11……同期駆動装置、12……ピニオン 13……内歯歯車、14……挿入部材 15……アペックスシール 16……コーナーシール 17……サイドシール 18,19,20……作動空間 21……供給孔、22……別の孔 23……14と7との間の環状空間 24……ピニオン12を支持するスリーブ 25……14と7との間の環状間隙 26……飛散縁部 27……捕捉溝 28……平らな部分 29,30……28のねじ 31……ポケット 32……偏心体内の孔 33……矢印 34……逆方向の閉鎖縁部 35……軸受シェル内の孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの側方部分と、トロコイド形状の外筒
    走行面を有する1つの外筒部分とから成るケーシングを
    有し、そのケーシングが偏心体軸により貫通されてお
    り、その偏心体でコロ軸受又はニードル軸受上で同期駆
    動装置によって制御される多角形のピストンが回転する
    様な、回転ピストン式エンジンの偏心体軸受用の潤滑シ
    ステムにおいて、同期駆動装置(11)のピニオン(1
    2)を支持する挿入部材(14)がピニオン(12)の
    内側で偏心体(6)の方へ開口する環状空間(23)を
    前記偏心体軸(7)の周りに形成し、その環状空間(2
    3)に新しい油を供給するための孔(21,22)が開
    いており、偏心体(6)には軸(7)に対して同心的で
    半径方向内側へ開く捕捉溝(27)が環状空間(23)
    の端部で飛び散る油の為に設けられ、その捕捉溝(2
    7)の半径方向外側領域(31)が偏心体にある孔(3
    2)を介してピストン軸受(8)の軸方向の中央と結合
    していることを特徴とする潤滑システム。
  2. 【請求項2】環状空間(23)の開放側でピニオン(1
    2)を介して突出し外側へ円錐形に広がる縁には飛散縁
    部(26)が設けられ、この飛散縁部(26)の上を捕
    捉溝(27)が被っていることを特徴とする請求項1に
    記載の潤滑システム。
  3. 【請求項3】捕捉溝(27)がそれ自体閉じて軸(7)
    の周りを取り巻くように延びていることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の潤滑システム。
  4. 【請求項4】捕捉溝(27)には半径方向外側へ向くポ
    ケット(31)が設けられ、その半径方向最も外側の範
    囲では偏心体(6)にある孔(32)が通じており、そ
    の孔はピストン軸受(8)の半径方向中心へ通じている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちの1項に
    記載の潤滑システム。
  5. 【請求項5】軸(7)の回転方向(33)で後ろの方の
    ポケット(31)の閉鎖縁部(34)が軸(7)の回転
    方向(33)で前に引っ張られる様に向いていることを
    特徴とする請求項1または請求項4に記載の潤滑システ
    ム。
  6. 【請求項6】捕捉溝(27)が偏心体(6)にねじ止め
    した平らな部分(28)に設けられ、その平らな部分が
    その内側でポケット(31)を備えていることを特徴と
    する請求項1,4,5項のうちの1項に記載の潤滑シス
    テム。
  7. 【請求項7】軸(7)と挿入部材(14)との間の環状
    空間(23)が0.1から0.2 mm の間隙幅を有し、
    そして挿入部材(14)と軸(7)との間の環状間隙
    (25)が環状空間(23)の外側軸方向に0.05 m
    m 又はそれより狭い間隙幅を有していることを特徴とす
    る請求項1に記載の潤滑システム。
JP29481488A 1988-05-25 1988-11-24 回転ピストン式エンジンの偏心体軸受用の潤滑システム Expired - Lifetime JPH0635805B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP88108319.0 1988-05-25
EP88108319A EP0292933B1 (de) 1987-05-26 1988-05-25 Schmiersystem für das Exzenterlager einer Rotationskolbenbrennkraftmaschine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01305103A JPH01305103A (ja) 1989-12-08
JPH0635805B2 true JPH0635805B2 (ja) 1994-05-11

Family

ID=8198998

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29481488A Expired - Lifetime JPH0635805B2 (ja) 1988-05-25 1988-11-24 回転ピストン式エンジンの偏心体軸受用の潤滑システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT511636B1 (de) * 2011-07-07 2015-07-15 Avl List Gmbh Rotationskolbenmaschine mit einer kolbenbaugruppe, fahrzeug mit dieser rotationskolbenmaschine sowie ein herstellverfahren für die kolbenbaugruppe
US9790825B2 (en) 2014-04-28 2017-10-17 Howden Roots Llc Device to direct lubricant in a lubricating assembly and implementation thereof
US9790994B2 (en) * 2014-04-28 2017-10-17 Howden Roots Llc Device to retain lubricant in a lubricating assembly and implementation thereof

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JPH01305103A (ja) 1989-12-08

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