JPH0635798A - メモリ回路 - Google Patents

メモリ回路

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JPH0635798A
JPH0635798A JP19419892A JP19419892A JPH0635798A JP H0635798 A JPH0635798 A JP H0635798A JP 19419892 A JP19419892 A JP 19419892A JP 19419892 A JP19419892 A JP 19419892A JP H0635798 A JPH0635798 A JP H0635798A
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memory
bits
bit
data
data buffer
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JP19419892A
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Yukihiro Seki
行宏 関
Kazumi Kubota
一実 窪田
Ryuichi Hattori
隆一 服部
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データバッファLSIの同時スイッチングノ
イズを減らしたメモリ回路を提供できる。 【構成】 上位32ビット、下位32ビットからなる6
4ビット幅を持つホストデータバス12と、上位32ビ
ット、下位32ビットからなる64ビット幅のメモリデ
ータバス1171,1172を持つ二つのメモリバンク
g181,h182とを、データバッファLSId11
92にはホストデータバス12の上位と二つのメモリバ
ンクg181,h182のそれぞれ上位メモリデータバ
スを接続し、データバッファLSIc1191にはホス
トデータバス12の下位と二つのメモリバンクg18
1,h182のそれぞれ下位メモリデータバスを接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパーソナルコンピュータ
などの情報処理装置のメモリ回路に関し、特にデータバ
ッファ部分に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやワークステー
ションなどの心臓部であるCPU(中央処理装置)チッ
プは、年々高速化の一途を辿っている。それに対応し
て、メモリシステムの高速化も必須の課題となってい
る。
【0003】CPUのメモリアクセスを高速化するため
に、高速小容量のメモリ素子を階層的に置くキャッシュ
メモリがよく使われる。
【0004】また、DRAMを用いたメモリシステムの
高速化に対しては、高速ページモード、スタティックカ
ラムモード、インターリーブ制御などが採用されること
が多い。
【0005】本発明はこのうちのインターリーブ制御に
関するので、まず、インターリーブ制御をしていない基
本的なメモリシステム(図3、図5(a))を説明し、
その後インターリーブ制御をしているメモリシステム
(図5(b),(c))について説明する。
【0006】まずDRAMを用いた基本的なメモリシス
テムを図3に示す。1はCPU、2はホストデータバ
ス、3はアドレスバス、4はアクセス開始を示すADS-N
信号、5はアクセス終了を示すRDY-N信号、6はクロッ
ク、7はメモリコントローラである。メモリコントロー
ラ7からは、DRAMメモリモジュール18で構成され
たメモリバンク8の行選択信号RAS-N9、列選択信号CAS
-N10、書き込み信号WE-N11、列/行アドレス切り替
え信号RA/CA-N12、データバッファイネーブル信号OE-
N13が出力される。14は行アドレスと列アドレスと
を切り替えてメモリ8にメモリアドレスバス15として
与えるマルチプレクサ、16はメモリ8の出力をデータ
バス2に接続するためのデータバッファ、17はメモリ
データバスである。
【0007】さて、インターリーブ制御とは、メモリバ
ンクを複数設け、交互にアクセスする方法である。ウェ
イ数としては、2、4ないしは8程度である。
【0008】図5(a)は、図3に対応するものであ
り、インタリーブではない場合の構成例で、CPU1の
アドレスは、メモリバンク81に対し、1:1で対応す
る。同図(b)は2ウェイインターリーブの場合の構成
例であり、CPU1のアドレスは、メモリバンクa82
とメモリバンクb83に交互に対応する。同図(c)は
4ウェイインターリーブの構成例であり、CPU1のア
ドレスはメモリバンクc84,d85,e86,f87
に図のように順に対応する。このような対応付けはメモ
リコントローラ7から各メモリバンクc84,d85,
e86,f87に出力されるメモリバンクの行選択信号
RAS-N9(バンクと1対1に対応させて、バンク数分だ
けこの信号線が設けられる)の結線で決まる。メモリコ
ントローラ7から各メモリバンクに出力されるメモリバ
ンクの行選択信号RAS-N9が2ウェイの場合は、2本
(メモリコントローラ7に入力されるアドレスの最下位
ビットA0(例えば、データバスが32ビットとし、最上
位ビットをA31、最下位ビットをA0とした場合)に従っ
て、メモリコントローラ7が選択する)、4ウェイの場
合は、4本(メモリコントローラ7に入力されるアドレ
スの下位2ビットであるA0とA1とに従って、メモリコン
トローラ7が選択する)設けられて、メモリバンクの選
択が行われる。すなわち、2ウェイインターリーブで
は、アドレスバス3の最下位ビットA0によってメモリバ
ンクa82とメモリバンクb83が選択され、同様に4
ウェイインターリーブではアドレスバス3の下位2ビッ
トであるA0とA1とによってメモリバンクc84からメモ
リバンクf87までが選択される。
【0009】次に、インターリーブ時のメモリコントロ
ーラ7の動作について簡単に説明する。図4はCPU1
がメモリバンク81を連続してアクセスした場合のタイ
ミング例である。時刻C0をアクセス開始とする。CPU
1からはアクセス開始を示すADS-N4が出力される。時
刻C1において、メモリコントローラ7はADS-N4をトリ
ガとしてRAS-N9をアクティブにする。続く時刻C3にお
いてCAS-N10をアクティブにする。しかるのち、メモ
リバンク81は時間T1後に有効なデータを出力する。こ
れを見込んで時刻C5でメモリコントローラ7はRDY-N5
をアクティブにし、時刻C6でCPU1はこのRDY-N5と
ホストデータバス2上の有効なデータをサンプリングし
サイクルを終了する。
【0010】さて、ここでCPU1は連続的に次のアク
セスに移るとする。前のサイクルが終了した時刻C6で再
びADS-N4を出力する。時刻C7でメモリコントローラ7
が起動される。しかしこの時点では、メモリモジュール
18を構成するDRAMに必要なRASプリチャージが
終了していない。RASプリチャージとは、DRAM素
子として規定されている時間であり、おおよそ60ns〜90
ns程度である。このため、本来なら時刻C7でRAS-N4を
アクティブにしたいのであるが、プリチャージ時間T3だ
け待って時刻C9でRAS-N9をアクティブにするよう、メ
モリコントローラは内部で制御する。しかるに、2回目
のCPU1のアクセスは、T4だけの時間がかかる。
【0011】一方、図5(b)のような2ウェイインタ
ーリーブ時のタイミング例は図4(b)のようになる。
図5(b)のようにCPU1のアドレスを交互にメモリ
バンク8に割り当てたとすると、CPU1が連続したア
ドレスにアクセスした場合は、メモリバンクa82用の
RAS0-N91、メモリバンクb83用のRAS1-N92を交互
にアクティブにすればよい。すなわち、他のメモリバン
クをアクセスしている間に、RASプリチャージが隠れ
てしまうので、図4(a)のインターリーブなしの場合
に比べ、高速にアクセスができる。CPU1は、命令フ
ェッチなどで連続したアドレスからのアクセスを行うの
で、このようなインターリーブは性能向上に効果が大き
い。
【0012】さて、インターリーブ方式はDRAMのプ
リチャージ時間を見かけ上なくす効果があるが、メモリ
のバンク数を増やすことで実現するため、メモリデータ
バス17の幅を実質的に広げることになる。
【0013】例えば4ウェイインターリーブの場合は図
6のようになる。CPU1のホストデータバス21が3
2ビットであれば、メモリデータバス171はその4倍
で128ビットとなる。そのため、このようなインター
リーブ構成時にデータバッファ16は128ビット分必
要であり、これを一般的な74LS245のようなTT
L ICで実現すると、1個当たり8ビットなので16
個必要になってくる。さらに、データバッファ16にラ
ッチ機能を持たせたりパリティジェネレータ/チェッカ
ー機能を持たせたりすれば、その物量はバス幅に比例し
て増大する。
【0014】そこで、近年では、CPU1のバス幅が広
がってきたのに合わせて、データバッファ16部分をL
SI化し、小型化するようになってきている。例えば、
図6で、一点鎖線部のように回路を切り分けてLSI化
するのが、もっとも簡単なデータバッファLSI19の
構成である。
【0015】また、図7のような構成例もある。これ
は、32ビットのホストデータバス22を16ビットず
つ二つに分割し、データバッファLSI191は、奇数
ビット221、222を受け持ち、データバッファLS
I192は、偶数ビット223、224を受け持ち、デ
ータバッファLSI191、192でそれぞれ16ビッ
トずつ受け持つように構成したものである。図6の場
合、ホストデータバス21の負荷が128ビット分ある
が、図7のように構成すると、ホストデータバス22の
負荷がデータバッファLSI191、192、2つ分に
なり、ビット数でいうと64ビットとなり、負荷容量
(キャパシティ)増大による信号遅延を防げる。さら
に、図7の場合は、データバッファLSI191、19
2の出力は、指定されたメモリバンクにたいしてのみ出
力するため、1チップ当たりで、最大で16本(パリテ
ィがあれば18本)の同時変化で済むため、同時スイッ
チングノイズ(出力ピン数の増大に伴うチップ内におけ
る電源電圧の低下、またはグラウンド電位の上昇による
誤動作)の発生が小さくなる。図7のような構成例を採
用しているものに、米国Intel社の82353がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで図6に示した
データバッファLSI19の構成例では、次世代の64
ビットCPU1を採用したときに問題となる。すなわ
ち、ホストデータバス21側、及びメモリデータバス1
71側の信号線が、それぞれ64ビットとなるため、L
SIの同時スイッチングノイズが増大し、誤動作を招い
たり、不要電磁輻射を生じたりする。なお、図6におい
てメモリモジュール181は、増設メモリを示す。
【0017】また、図7において64ビットのデータバ
スに対応した構成のメモリ回路20とし、1つのメモリ
回路20内に4個のメモリバンクを有するとすると、6
4ビットを32ビットに2分割して各データバッファL
SI191、192に担当させるため、同時スイッチン
グの問題はそれほど大きくないと考えられる。しかし、
図から分かるように、データバッファLSI191、1
92 2個と4組の64ビットのメモリバンク781、
782、783、784は切り放せないので、データバ
スが64ビットの場合に4個のメモリバンクを1つの基
板上に実装しようとすると以下のようにメモリの個数が
多くなるという問題が生じる。メモリは通常8ビットの
データバスを有するために、1つのメモリバンクには8
個のメモリが必要となり、4つのメモリバンクでは32
個のメモリが必要となる。故に、このメモリ回路20部
分だけをメモリ基板として実装することが物量的に実質
上不可能になる。
【0018】このため、図7においては、従来からある
32ビットのデータバスに対応した構成のメモリ回路2
0のままとし、これを2組設けて64ビットメモリとす
る構成も考えられる。その場合はデータバッファLSI
(191,192が2個ずつ)は四つ必要である。この
場合に、メモリバンク781、782、783、784
のエラーチェックにECCを採用すると、新たに次のよ
うな問題が生じる。
【0019】ECCの動作の詳細については省略する
が、メモリ内容のエラーに対して、1ビットの誤り訂正
と、2ビットの誤り検出の能力を持たせることができ
る。そのような性能を実現する場合、本来のデータビッ
トに加え、冗長ビットを付加する必要があり、データ幅
が16ビットなら冗長は6ビット、32ビットなら7ビ
ット、64ビットなら8ビットである。なお、一般的な
パリティでは、バイト(8ビット)のデータに対しパリ
ティビットを1ビット付加する。
【0020】図7において、メモリバス172を四分割
したとき、パリティでは単純にデータビットと同様にパ
リティビットも分割すればよい。しかし、ECCの冗長
ビットは、データビット全体から生成する。つまり8ビ
ットの冗長ビットを四分割することはできず、新たに1
6ビットのデータに対し6ビットの冗長ビットを付加し
なければならない。すなわち、(16+6)×4=88
ビットとなってしまい、メモリ素子の数と、併せてEC
C回路を各データバッファLSI191、192にいれ
ることを考えると、コスト増となり非現実的となる。な
お、図7において32ビットごとにECCの冗長ビット
を設けることも考えられるが、図7においては、1度に
入出力される32ビットのデータが奇数ビットと偶数ビ
ットに分けられてデータバッファLSI191、192
にいれられているために、32ビットごとにECCの冗
長ビットを設けるには、以下の点から無理がある。EC
Cの冗長ビットは、データバッファLSI191、19
2で生成されているため、データバッファLSI191
で生成するときは、データバッファLSI192に入出
力されているデータが必要になり、32ビットのデータ
を奇数ビットと偶数ビットに分けてデータバッファLS
I191、192にいれている効果がなくなってしま
う。
【0021】以上をまとめると、従来の図6のメモリ構
成を64ビットシステムに適用した場合、データバッフ
ァLSIの同時スイッチングノイズが大きくなる、メモ
リの増設方法に制限を生じる、ECCを採用したときに
冗長ビット数が極端に増大する、という問題があった。
【0022】本発明は、データバッファLSIの同時ス
イッチングノイズを減らしたメモリ回路を提供すること
を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明では上記問題を解
決するために、mビット幅を持つデータバスに接続さ
れ、kビット幅を持つメモリバスと、上記メモリバスに
接続される複数のメモリバンクと、上記データバスのm
ビットを上位ビットから下位ビットにかけて、順に、m
1ビット,m2ビット,m3ビット,…,mpビットと
p個に分割した各々に接続される、上記両バス間におか
れ、上記複数のメモリバンクとの間でデータを入出力す
る、p個のデータバッファ用回路とを有するメモリ回路
であって、上記データバッファ用回路の各々は、メモリ
バンクの指定信号を受けて、指定されたメモリバンクに
対して、データバッファ用回路ごとに決められた、k1
ビット,k2ビット,k3ビット,…,kpビット(k
=k1+k2+k3+…+kpとする)のデータを複数
のメモリバンクと入出力することとしたものである。
【0024】
【作用】mビット幅を持つデータバスに接続され、kビ
ット幅を持つメモリバスと、上記メモリバスに接続され
る複数のメモリバンクと、上記データバスのmビットを
上位ビットから下位ビットにかけて、順に、m1ビッ
ト,m2ビット,m3ビット,…,mpビットとp個に
分割した各々に接続される、上記両バス間におかれ、上
記複数のメモリバンクとの間でデータを入出力する、p
個のデータバッファ用回路とを有するメモリ回路におい
て、上記データバッファ用回路全体がメモリバンクと入
出力するビット数は、データバスのビットの総数と同じ
であるため、メモリバンク数が複数になっても同時スイ
ッチングノイズがメモリバンクに比例して増加するとい
うことがない。
【0025】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
上位nビット、下位nビットからなる2nビット幅を持
つホストデータバス12と、上位nビット、下位nビッ
トからなる2nビット幅のメモリデータバス1171、
1172を持つ二つのメモリバンクg181、h182
とを、データバッファ用LSIで接続する際、データバ
ッファLSIc1191、d1192の二つを用意し、
データバッファLSI1192にはホストデータバス1
2の上位と二つのメモリバンクg181、h182のそ
れぞれ上位メモリデータバスを接続し、データバッファ
LSI1192にはホストデータバス12の下位と二つ
のメモリバンクg181、h182のそれぞれ下位メモ
リデータバスを接続したものである。
【0026】このように、64ビットのメモリバンクg
181、h182を32ビットずつ上位と下位に分け、
それぞれ別のデータバッファLSIで入出力制御を行う
ため、データバス12とデータバッファLSIの間で
は、1つのチップについて見ると、32本のピンが変化
するのみであり、同時に64本のピンが変化することは
なく、同時スイッチングノイズは増大しない。
【0027】また、2ウェイを一単位とするため、増設
単位がそれほど大きくならない。また、増設によって4
ウェイ、8ウェイと増やすこともできる。
【0028】また、ECCを採用した場合は、データビ
ット部分が二分割されるので32ビット×2になり、冗
長ビットは7ビット×2となって、若干増加するが、従
来技術ほどではない。
【0029】以下詳細に実施例を説明する。
【0030】まずDRAMを用いた情報処理装置である
メモリシステムを図8に示す。本システムは、CPU1
と、ホストデータバス2と、アドレスバス3と、アクセ
ス開始を示すADS-N信号4と、アクセス終了を示すRDY-N
信号5と、クロック6と、メモリ回路120と、制御部
であるメモリコントローラ87とを有する。メモリ回路
120は、データバッファであるLSIc1191と、
データバッファLSId1192と、メモリバンクg1
81と、メモリバンクh182とを有する。
【0031】メモリコントローラ87からは、メモリバ
ンクg181と、メモリバンクh182の行選択信号RA
S-N9(バンクの選択も行う)、列選択信号CAS-N10、
書き込み信号WE-N11、列/行アドレス切り替え信号RA
/CA-N12、データバッファイネーブル信号OE-N13が
出力される。14は行アドレスと列アドレスとを切り替
えてメモリバンクg181と、メモリバンクh182に
メモリアドレスバス15として与えるマルチプレクサ、
1171,1172はメモリバスである。
【0032】図1において、データバッファLSIc1
191をホストデータバス2の下位32ビットに接続す
る。合わせてメモリバンクg181の下位32ビットと
メモリバンクh182の下位32ビットを接続する。上
位バス側についても、データバッファLSId1192
について同様である。
【0033】CPU1がメモリバンクg181を読み書
きするときは、データ系の下位32ビットはデータバッ
ファLSIc1191が、データ系の上位はデータバッ
ファLSId1192が受け持つ。すなわち一つのデー
タバッファLSIに着目すると、32ビットの入出力と
なるため、入出力ピンの同時スイッチングノイズが増大
することはない。また、特にピン数が増加するというこ
ともない。
【0034】またこのような構成をとると、メモリバン
クg181とメモリバンクh182とをインターリーブ
動作させることができる。その場合の動作は、メモリコ
ントローラ7が受け持つが、その内部回路は、従来のイ
ンターリーブ動作技術とで違いはない。
【0035】次に、インターリーブ時のメモリコントロ
ーラ87の動作について簡単に説明する。図4(b)は
CPU1がメモリバンクg181と、メモリバンクh1
82を連続してアクセスした場合のタイミング例であ
る。時刻C0をアクセス開始とする。CPU1からはアク
セス開始を示すADS-N4が出力される。時刻C1におい
て、メモリコントローラ87はADS-N4をトリガとして
メモリバンクg181用のRAS0-N91、メモリバンクh
182用のRAS1-N92を交互にアクティブにする。続く
時刻C3においてCAS-N10をアクティブにする。しかる
のち、メモリバンクg181と、メモリバンクh182
は時間T1後に有効なデータを出力する。これを見込んで
時刻C5(メモリバンクg181の場合)でメモリコント
ローラ7はRDY-N5をアクティブにし、時刻C6(メモリ
バンクg181の場合)でCPU1はこのRDY-N5とホ
ストデータバス2上の有効なデータをサンプリングしサ
イクルを終了する。
【0036】CPU1は、命令フェッチなどで連続した
アドレスからのアクセスを行うので、このようなインタ
ーリーブは性能向上に効果が大きい。
【0037】次に、従来技術において問題となった基板
上に実装するときの物量の点に関しては、以下のように
なる。データバスが64ビットの場合に2個のメモリバ
ンクを1つの基板上に実装すると以下のようにメモリ個
数が求まる。メモリは通常8ビットのデータバスを有す
るために、1つのメモリバンクには8個のメモリが必要
となり、2つのメモリバンクでは16個のメモリが必要
となる。故に、このメモリ装置20部分だけをメモリ基
板として実装することが物量的に可能になる。
【0038】また、ECCを本発明に採用した場合の構
成を図2に示す。64ビット幅のメモリバンクをデータ
ビット21部分を32ビット×2に分割し、上位、下位
それぞれに冗長ビット22を7ビットずつを付加する。
本来なら64ビットのECCを実現するには冗長ビット
22は8ビットなので、本発明では7×2−8=6ビッ
トの増加となるが、他の効果を考慮すればそれほど問題
とはならない。特に従来の32ビット機用に開発された
32+7ビットのメモリモジュール218を共用するこ
とができ、新たに64+8ビットのメモリモジュール2
18を開発する必要がない。
【0039】従来技術においては、図7に示すように、
メモリバスを四分割したとき、ECCの冗長ビットは、
データビット全体から生成し、新たに16ビットのデー
タに対し6ビットの冗長ビットを付加しなければならな
い。すなわち、(16+6)×4=88ビットなってし
まうという問題があったが、本発明では、1つのデータ
バッファLSIe2191とf2192が32ビットを
扱っているために、32ビット単位でECCを生成でき
る。
【0040】ECC回路としては、データバッファLS
Ie2191とf2192に、それぞれ32ビットEC
Cの回路23を内蔵する必要がある。この場合でも、回
路的には倍近い規模になるが、従来の32ビットのEC
C回路32をそのまま使用することができるという利点
がある。したがって64ビットにしても新規設計の分量
が少なくてすむ。
【0041】また、本実施例の構成では、データバッフ
ァLSI単体に着目すれば、32ビットで2ウェイイン
ターリーブ構成となっている。すなわち、64ビット用
に開発した本発明のデータバッファLSIを、32ビッ
トシステムにも共用することができるという効果もあ
る。
【0042】なお、本発明においては、上位nビット、
下位nビットからなる2nビット幅を持つホストデータ
バスと、上位nビット、下位nビットからなる2nビッ
ト幅のメモリデータバスを持つ二つのメモリバンクと
を、データバッファ用LSIで接続する際、データバッ
ファLSIを二つ用意し、データバッファLSIの一つ
にはホストデータバスの上位と二つのメモリバンクの片
方の上位のメモリバスと一方メモリバンクの下位のメモ
リデータバスが接続し、データバッファLSIの残りの
一つにはホストデータバスの下位と二つのメモリバンク
の片方の下位メモリデータバスと一方のメモリバンクの
上位のメモリデータバスを接続したものとしてもよい。
【0043】また、本発明においてメモリを増設する場
合、二つの方法が考えられる。まず図1においてメモリ
モジュール118のみを増設する方法がある。
【0044】他の方法としては、図1の破線で囲ったメ
モリ装置120をホストデータバス2に複数接続して増
設してもよい。これを図9に示す。すなわちデータバッ
ファLSIのドライブ能力に限りがある(1つのデータ
バッファLSIに接続できるメモリモジュール118の
数には限りがある)ので、メモリモジュール118を増
設するには限界があるためである。図9は、上位nビッ
ト、下位nビットからなる2nビット幅を持つホストデ
ータバス12と、上位nビット、下位nビットからなる
2nビット幅のメモリデータバス1171、1172を
持つ二つのメモリバンクi181、j182とを、デー
タバッファ用LSIで接続する際、データバッファLS
Ie1193、f1194の二つを用意し、データバッ
ファLSI1194にはホストデータバス12の上位と
二つのメモリバンクi181、j182のそれぞれ上位
メモリデータバスを接続し、データバッファLSI11
93にはホストデータバス12の下位と二つのメモリバ
ンクi181、j182のそれぞれ下位メモリデータバ
スを接続したものである。
【0045】このようにメモリ装置120全体を単位と
して増設した場合の追加分のメモリモジュール118の
制御の仕方として、二つの方法がある。一つは、メモリ
モジュール118の各々を既にある2ウェイの各ウェイ
に追加して、各ウェイの容量が増えたとして扱うもので
ある。他の方法は、メモリモジュール118の各々を独
立のウェイとし、全体として4ウェイとして扱ってもよ
い。どちらの制御方法を取るにしてもその制御はメモリ
コントローラ7および結線により、実現される。
【0046】なお、上記の実施例では、上記メモリ回路
120の内部にあるメモリバンクg181、h182、
i181、j182の各々をインターリーブの単位とし
たが本発明はこれに限られるものではなく、上記メモリ
回路120の各1個をインターリーブの単位とし(すな
わち上記の例で言うと二つメモリバンクをあわせて1つ
のインターリーブの単位とする)、上記複数のメモリ回
路をインターリーブ動作させる制御部を有することとし
てもよい。
【0047】また、本発明に係るメモリ回路を基板上に
実装し、メモリ基板単位、すなわちメモリ回路単位で増
設するようにしても良い。
【0048】以上をまとめると、従来のメモリの構成を
64ビットシステムに適用した場合に問題であった、デ
ータバッファLSIの同時スイッチングノイズを増大さ
せたり、メモリの増設方法に制限を生じたり、ECCを
採用したときに冗長ビット数が極端に増大するという問
題を解決できる効果がある。
【0049】なお、上記の実施例はデータバスについて
のものであるが、本発明はこれに限られるものではな
く、アドレスバスについても同様に適用できるものであ
り、同様の効果がある。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、データバッファLSI
の同時スイッチングノイズを減らしたメモリ回路を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメモリ回路の一実施例のブロック
図である。
【図2】ECCを用いた本発明に係るメモリ回路の一実
施例のブロック図である。
【図3】従来技術に係る情報処理装置のブロック図であ
る。
【図4】メモリのアクセスタイミングの説明図である。
【図5】インターリーブ構成のときのCPUとメモリの
アドレス対応を示す説明図である。
【図6】従来技術に係るデータバッファを直列的に並べ
た場合の情報処理装置のブロック図である。
【図7】従来技術に係る4ウェイインターリーブの場合
のメモリ回路のブロック図である。
【図8】本発明に係る情報処理装置の一実施例のブロッ
ク図である。
【図9】本発明に係るメモリ回路の一実施例のブロック
図である。
【符号の説明】
1…CPU、12…ホストデータバス、3…アドレスバ
ス、87…メモリコントローラ、181,182,18
3,184…メモリバンク、1171,1172…メモ
リデータバス、118…メモリモジュール、1191,
1192…データバッファLSI。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 隆一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】mビット幅を持つデータバスに接続され、 kビット幅を持つメモリバスと、 上記メモリバスに接続される複数のメモリバンクと、 上記データバスのmビットを上位ビットから下位ビット
    にかけて、順に、m1ビット,m2ビット,m3ビッ
    ト,…,mpビットとp個に分割した各々に接続され
    る、上記両バス間におかれ、上記複数のメモリバンクと
    の間でデータを入出力する、p個のデータバッファ用回
    路とを有するメモリ回路であって、 上記データバッファ用回路の各々は、メモリバンクの指
    定信号を受けて、指定されたメモリバンクに対して、デ
    ータバッファ用回路ごとに決められた、k1ビット,k
    2ビット,k3ビット,…,kpビット(k=k1+k
    2+k3+…+kpとする)のデータを複数のメモリバ
    ンクと入出力することを特徴とするメモリ回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載のメモリ回路において、 mはkと等しく、pは2であり、m1はm2と等しく、
    k1はk2と等しいことを特徴とするメモリ回路。
  3. 【請求項3】請求項2記載のメモリ回路において、 上記データバッファ用回路の一方には、上記データバス
    の上位m1ビットが接続され、k1ビットを二つのメモ
    リバンクのそれぞれに上位ビットとして出力し、 上記データバッファ用回路の他方は、上記データバスの
    下位m2ビットが接続され、k2ビットを二つのメモリ
    バンクのそれぞれに下位ビットとして出力することを特
    徴とするメモリ回路。
  4. 【請求項4】請求項2記載のメモリ回路において、 上記データバッファ用回路の一方には、上記データバス
    の上位m1ビットが接続され、k1ビットを二つのメモ
    リバンクの一方には、上位ビットとして出力し、メモリ
    バンクの他方には、下位ビットとして出力し、 上記データバッファ用回路の他方は、上記データバスの
    下位m2ビットが接続され、k2ビットを二つのメモリ
    バンクの上記一方には、下位ビットとして出力し、メモ
    リバンクの上記他方には、上位ビットとして出力するこ
    とを特徴とするメモリ回路。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4記載のメモリ回
    路と、 上記メモリ回路に含まれる上記複数のメモリバンクをイ
    ンターリーブ動作させる制御部とを有することを特徴と
    する情報処理装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載のメモリ回路を複数有し、 上記制御部は、上記複数のメモリ回路をインターリーブ
    動作させることを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3または4記載のメモリ回
    路を有することを特徴とするメモリ基板。
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