JPH063575A - カメラの光学部材の切換装置 - Google Patents
カメラの光学部材の切換装置Info
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- JPH063575A JPH063575A JP16273292A JP16273292A JPH063575A JP H063575 A JPH063575 A JP H063575A JP 16273292 A JP16273292 A JP 16273292A JP 16273292 A JP16273292 A JP 16273292A JP H063575 A JPH063575 A JP H063575A
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- Japan
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- gear
- lens
- drive shaft
- drive
- camera
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Abstract
(57)【要約】
【目的】駆動軸の上方における他の部材の配置に制約が
なく、かつ容易に調整作業ができるようにする。 【構成】モータ10から駆動軸13に回転動力を伝達す
るギア14、及び駆動軸13から光学部材に動力を伝達
するための駆動カム7,駆動板8は、それぞれ駆動軸1
3に予め固定し、動力伝達系での調整は行わないようす
る。そして、駆動軸13には別途フリクション結合した
ギア15を設け、このギア15を経由してコード板12
を回転させるようにしている。調整は、先ずモータ10
を回転させて駆動カム7,駆動板8が所定の位置にきた
ら停止させ、その後、駆動軸13を固定してギア15
を、例えば側面からピンセット等で回し、コード板12
の回転位置に応じた信号を出力するブラシ12Aからの
信号切換点を見ながら所定位置にセットすることにより
行う。
なく、かつ容易に調整作業ができるようにする。 【構成】モータ10から駆動軸13に回転動力を伝達す
るギア14、及び駆動軸13から光学部材に動力を伝達
するための駆動カム7,駆動板8は、それぞれ駆動軸1
3に予め固定し、動力伝達系での調整は行わないようす
る。そして、駆動軸13には別途フリクション結合した
ギア15を設け、このギア15を経由してコード板12
を回転させるようにしている。調整は、先ずモータ10
を回転させて駆動カム7,駆動板8が所定の位置にきた
ら停止させ、その後、駆動軸13を固定してギア15
を、例えば側面からピンセット等で回し、コード板12
の回転位置に応じた信号を出力するブラシ12Aからの
信号切換点を見ながら所定位置にセットすることにより
行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラの光学部材の切換
装置に係り、特にテレレンズ(Tレンズ)、ワイドレン
ズ(Wレンズ)、フィルタ、視差補正用のクサビレン
ズ、ピント調整用の平行ガラス等のカメラの光学部材
を、撮影光学系あるいはファインダ光学系の光軸上に出
し入れするカメラの光学部材の切換装置に関する。
装置に係り、特にテレレンズ(Tレンズ)、ワイドレン
ズ(Wレンズ)、フィルタ、視差補正用のクサビレン
ズ、ピント調整用の平行ガラス等のカメラの光学部材
を、撮影光学系あるいはファインダ光学系の光軸上に出
し入れするカメラの光学部材の切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のカメラの光学部材の切換装
置の切換機構部を示す断面図である。同図において、カ
メラ内の地板1には、駆動軸2,ギア3及び切換レバー
4がそれぞれ回転自在に配設されている。また、切換レ
バー5も図示しないが、地板1に回転自在に配設されて
いる。
置の切換機構部を示す断面図である。同図において、カ
メラ内の地板1には、駆動軸2,ギア3及び切換レバー
4がそれぞれ回転自在に配設されている。また、切換レ
バー5も図示しないが、地板1に回転自在に配設されて
いる。
【0003】この駆動軸2の下部にはギア6が固着さ
れ、上部には駆動カム7と駆動板8とが一体化されて、
固定ネジ9によって駆動軸2に固定されている。尚、切
換レバー4は駆動カム7が内接するカム孔4Aを有し、
駆動カム7の回転に伴って揺動して、図示しない視差補
正用のクサビレンズをファインダ前面に出し入れする。
また、切換レバー5は駆動板8に植設されたピン8Aと
係合する長孔(図示せず)を有し、駆動板8の回転に伴
って揺動して、図示しないTレンズ/Wレンズの切り換
えを行う。
れ、上部には駆動カム7と駆動板8とが一体化されて、
固定ネジ9によって駆動軸2に固定されている。尚、切
換レバー4は駆動カム7が内接するカム孔4Aを有し、
駆動カム7の回転に伴って揺動して、図示しない視差補
正用のクサビレンズをファインダ前面に出し入れする。
また、切換レバー5は駆動板8に植設されたピン8Aと
係合する長孔(図示せず)を有し、駆動板8の回転に伴
って揺動して、図示しないTレンズ/Wレンズの切り換
えを行う。
【0004】一方、モータ10の出力軸10Aにはギア
11が配設され、このギア11は駆動軸2の下部のギア
6と噛合している。また、ギア6はギア3と噛合してい
る。このギア3上にはコード板12が配設され、地板1
にはコード板12の回転位置を検出するためのブラシ1
2Aが固定されている。上記構成のカメラの光学部材の
切換装置によれば、駆動軸2はモータ10からギア1
1、6を介して回転駆動力が伝達され回転する。この駆
動軸2の回転に伴って駆動カム7及び駆動板8も回転
し、これにより切換レバー4及び5が揺動してクサビレ
ンズの出し入れ,Tレンズ/Wレンズの切り換えが行わ
れる。
11が配設され、このギア11は駆動軸2の下部のギア
6と噛合している。また、ギア6はギア3と噛合してい
る。このギア3上にはコード板12が配設され、地板1
にはコード板12の回転位置を検出するためのブラシ1
2Aが固定されている。上記構成のカメラの光学部材の
切換装置によれば、駆動軸2はモータ10からギア1
1、6を介して回転駆動力が伝達され回転する。この駆
動軸2の回転に伴って駆動カム7及び駆動板8も回転
し、これにより切換レバー4及び5が揺動してクサビレ
ンズの出し入れ,Tレンズ/Wレンズの切り換えが行わ
れる。
【0005】ところで、光学部材の切換制御は、コード
板12からの位置信号に基づいてモータ10を制御する
ことによって行われるが、光学部材の位置精度が要求さ
れるため、光学部材の位置(即ち、駆動カム7,駆動板
8の回転位置)と、コード板12の回転位置との間で調
整する必要がある。従来、この種の調整を行う場合、コ
ード板12を位置信号の切換点で停止させるとともに駆
動軸2を固定した後、切換レバー4,5が正しい位置に
くるように駆動カム7及び駆動板8を駆動軸2に対して
調整し、その後、固定ネジ9で駆動軸2に固定するよう
にしていた。
板12からの位置信号に基づいてモータ10を制御する
ことによって行われるが、光学部材の位置精度が要求さ
れるため、光学部材の位置(即ち、駆動カム7,駆動板
8の回転位置)と、コード板12の回転位置との間で調
整する必要がある。従来、この種の調整を行う場合、コ
ード板12を位置信号の切換点で停止させるとともに駆
動軸2を固定した後、切換レバー4,5が正しい位置に
くるように駆動カム7及び駆動板8を駆動軸2に対して
調整し、その後、固定ネジ9で駆動軸2に固定するよう
にしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の調整作業では、以下の問題点があった。即ち、固定
ネジ9は、動力伝達に耐えるように強く締めつけ、且つ
正逆回転でも緩まないように、接着する必要があった。
また、調整作業を行うために、固定ネジ9の上部に他の
部材を設置できないという問題があった。
来の調整作業では、以下の問題点があった。即ち、固定
ネジ9は、動力伝達に耐えるように強く締めつけ、且つ
正逆回転でも緩まないように、接着する必要があった。
また、調整作業を行うために、固定ネジ9の上部に他の
部材を設置できないという問題があった。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、駆動軸の上方における他の部材の配置に制約が
なく、かつ容易に調整作業ができるカメラの光学部材の
切換装置を提供することを目的とする。
もので、駆動軸の上方における他の部材の配置に制約が
なく、かつ容易に調整作業ができるカメラの光学部材の
切換装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、モータと、地板に回転自在に配設された駆
動軸と、前記駆動軸に固定され前記モータからの回転駆
動力をその駆動軸に伝達する第1のギアと、前記駆動軸
上に固定されカメラの光学部材を撮影光学系及び/又は
ファインダ光学系の光軸上に出し入れするための駆動部
材と、前記駆動軸にフリクション結合された第2のギア
と、前記第2のギアを介して回転駆動力が伝達され前記
駆動軸とともに回転するコード板を含み、前記駆動部材
の回転位置を検出する検出手段と、前記検出手段の検出
出力に基づいて前記モータを制御する制御手段と、を備
えたことを特徴としている。
するために、モータと、地板に回転自在に配設された駆
動軸と、前記駆動軸に固定され前記モータからの回転駆
動力をその駆動軸に伝達する第1のギアと、前記駆動軸
上に固定されカメラの光学部材を撮影光学系及び/又は
ファインダ光学系の光軸上に出し入れするための駆動部
材と、前記駆動軸にフリクション結合された第2のギア
と、前記第2のギアを介して回転駆動力が伝達され前記
駆動軸とともに回転するコード板を含み、前記駆動部材
の回転位置を検出する検出手段と、前記検出手段の検出
出力に基づいて前記モータを制御する制御手段と、を備
えたことを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明によれば、モータから駆動軸に回転動力
を伝達する第1のギア、及び駆動軸から光学部材に動力
を伝達するための駆動部材は、それぞれ駆動軸に予め固
定し、動力伝達系での調整は行わないようする。そし
て、駆動軸には別途フリクション結合した第2のギアを
設け、この第2のギアを経由してコード板を回転させる
ようにしている。調整は、先ずモータを回転させて駆動
部材が所定の位置にきたら停止させ、その後、駆動軸を
固定して第2のギアを、例えば側面からピンセット等で
回し、検出手段からの信号の切換点を見ながら所定位置
にセットすることにより行う。
を伝達する第1のギア、及び駆動軸から光学部材に動力
を伝達するための駆動部材は、それぞれ駆動軸に予め固
定し、動力伝達系での調整は行わないようする。そし
て、駆動軸には別途フリクション結合した第2のギアを
設け、この第2のギアを経由してコード板を回転させる
ようにしている。調整は、先ずモータを回転させて駆動
部材が所定の位置にきたら停止させ、その後、駆動軸を
固定して第2のギアを、例えば側面からピンセット等で
回し、検出手段からの信号の切換点を見ながら所定位置
にセットすることにより行う。
【0010】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るカメラの
光学部材の切換装置の好ましい実施例を詳述する。図1
は本発明に係るカメラの光学部材の切換装置の一実施例
を示す断面図である。尚、図6と共通する部分には同一
の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
光学部材の切換装置の好ましい実施例を詳述する。図1
は本発明に係るカメラの光学部材の切換装置の一実施例
を示す断面図である。尚、図6と共通する部分には同一
の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0011】図1に示すように、地板1に回転自在に配
設された駆動軸13の下部にはギア14が固定され、上
部には駆動カム7及び駆動板8が一体となってカシメら
れている。一方、駆動軸13には、軽圧入によりフリク
ション結合したギア15が別途設けられている。このギ
ア15は、コード板12が設けられているギア3と噛合
している。尚、ギア3の回転に要する負荷は小さいた
め、駆動軸13とフリクション結合したギア15でも、
十分に回転動力を伝達することができる。
設された駆動軸13の下部にはギア14が固定され、上
部には駆動カム7及び駆動板8が一体となってカシメら
れている。一方、駆動軸13には、軽圧入によりフリク
ション結合したギア15が別途設けられている。このギ
ア15は、コード板12が設けられているギア3と噛合
している。尚、ギア3の回転に要する負荷は小さいた
め、駆動軸13とフリクション結合したギア15でも、
十分に回転動力を伝達することができる。
【0012】次に、上記構成のカメラの光学部材の切換
装置よって切り換えられるクサビレンズ及びTレンズ/
Wレンズにいて説明する。図2及び図3に示すように、
駆動カム7によって揺動させられる切換レバー4は、カ
メラの撮影光学系とファインダ光学系との視差を補正す
るためのクサビレンズ20を、ファインダ22の前面の
ファインダ開口部23に出し入れする。
装置よって切り換えられるクサビレンズ及びTレンズ/
Wレンズにいて説明する。図2及び図3に示すように、
駆動カム7によって揺動させられる切換レバー4は、カ
メラの撮影光学系とファインダ光学系との視差を補正す
るためのクサビレンズ20を、ファインダ22の前面の
ファインダ開口部23に出し入れする。
【0013】即ち、クサビレンズ20はレンズ移動枠2
4に支持され、このレンズ移動枠24は軸26に回動自
在に配設されている。また、切換レバー4にはピン4B
が植設されており、このピン4Bは、クサビレンズ20
を支持するレンズ移動枠24に設けられたレバー24A
に当接できるようになっている。尚、レンズ移動枠24
は図示しないバネによって図2上で、反時計回り方向
(CCW方向)に付勢されている。
4に支持され、このレンズ移動枠24は軸26に回動自
在に配設されている。また、切換レバー4にはピン4B
が植設されており、このピン4Bは、クサビレンズ20
を支持するレンズ移動枠24に設けられたレバー24A
に当接できるようになっている。尚、レンズ移動枠24
は図示しないバネによって図2上で、反時計回り方向
(CCW方向)に付勢されている。
【0014】通常撮影時には、図2に示すようにレンズ
移動枠24は、切換レバー4のCCW方向の回動により
軸26を中心にして時計回り方向(CW方向)に回動
し、これによりクサビレンズ20はファインダ開口部2
3から退避している。一方、マクロ撮影時には、図3に
示すように駆動カム7はCW方向に回動させられ、これ
に伴い切換レバー4もCW方向に回動する。クサビレン
ズ20を支持するレンズ移動枠24は、CCW方向にバ
ネ付勢されているため、切換レバー4がCW方向に回動
すると、バネ付勢力によってCCW方向に回動させられ
る。これにより、クサビレンズ20はファインダ開口部
23に位置し、マクロ撮影時の撮影光学系とファインダ
光学系との視差を補正する。
移動枠24は、切換レバー4のCCW方向の回動により
軸26を中心にして時計回り方向(CW方向)に回動
し、これによりクサビレンズ20はファインダ開口部2
3から退避している。一方、マクロ撮影時には、図3に
示すように駆動カム7はCW方向に回動させられ、これ
に伴い切換レバー4もCW方向に回動する。クサビレン
ズ20を支持するレンズ移動枠24は、CCW方向にバ
ネ付勢されているため、切換レバー4がCW方向に回動
すると、バネ付勢力によってCCW方向に回動させられ
る。これにより、クサビレンズ20はファインダ開口部
23に位置し、マクロ撮影時の撮影光学系とファインダ
光学系との視差を補正する。
【0015】同様に、駆動カム7、切換レバー4及びこ
れらによって切り換えられるTレンズ/Wレンズ等につ
いて説明する。図4及び図5に示すように、回転板8と
切換レバー5とはピンスロット結合しており、切換レバ
ー5は回転板8の回転に伴って揺動する。そして、この
切換レバー5の揺動によって、Tレンズ30とWレンズ
32との間でレンズ切換が行われ、所定位置に位置決め
される。
れらによって切り換えられるTレンズ/Wレンズ等につ
いて説明する。図4及び図5に示すように、回転板8と
切換レバー5とはピンスロット結合しており、切換レバ
ー5は回転板8の回転に伴って揺動する。そして、この
切換レバー5の揺動によって、Tレンズ30とWレンズ
32との間でレンズ切換が行われ、所定位置に位置決め
される。
【0016】即ち、Tレンズ30及びWレンズ32はそ
れぞれレンズ移動枠31及び33に支持され、これらの
レンズ移動枠31,33はそれぞれ支軸31A,33A
によって回転自在に配設されている。また、レンズ移動
枠31,33には切換レバー5の先端部に植設されたピ
ン5A,5Bと当接するカム面31B,33Bが形成さ
れるとともに、位置決めピン34,35に当接するスト
ッパ31C,33Cが形成されている。更に、レンズ移
動枠31,33間にはバネ36が配設されている。
れぞれレンズ移動枠31及び33に支持され、これらの
レンズ移動枠31,33はそれぞれ支軸31A,33A
によって回転自在に配設されている。また、レンズ移動
枠31,33には切換レバー5の先端部に植設されたピ
ン5A,5Bと当接するカム面31B,33Bが形成さ
れるとともに、位置決めピン34,35に当接するスト
ッパ31C,33Cが形成されている。更に、レンズ移
動枠31,33間にはバネ36が配設されている。
【0017】望遠撮影時には、図4に示すようにレンズ
移動枠33は、そのカム面33Bに当接する切換レバー
5のピン5Bによって回動させられ、これによりWレン
ズ32は光軸から退避させられる。このレンズ移動枠3
3の退避移動により、レンズ移動枠31はバネ36を介
してCCW方向に付勢され、ストッパ31Cが位置決め
ピン34に当接し、Tレンズ30が光軸上に位置決めさ
れる。
移動枠33は、そのカム面33Bに当接する切換レバー
5のピン5Bによって回動させられ、これによりWレン
ズ32は光軸から退避させられる。このレンズ移動枠3
3の退避移動により、レンズ移動枠31はバネ36を介
してCCW方向に付勢され、ストッパ31Cが位置決め
ピン34に当接し、Tレンズ30が光軸上に位置決めさ
れる。
【0018】一方、広角撮影時には、図5に示すように
駆動板8はCW方向に回動させられ、これに伴い切換レ
バー5は支軸5Cを中心にしてCCW方向に回動する。
そして、レンズ移動枠31は、そのカム面31Bに当接
する切換レバー5のピン5AによってCW方向に回動さ
せられ、これによりTレンズ30は光軸から退避させら
れる。このレンズ移動枠31の退避移動により、レンズ
移動枠33はバネ36を介してCW方向に付勢され、ス
トッパ33Cが位置決めピン35に当接し、Wレンズ3
2が光軸上に位置決めされる。
駆動板8はCW方向に回動させられ、これに伴い切換レ
バー5は支軸5Cを中心にしてCCW方向に回動する。
そして、レンズ移動枠31は、そのカム面31Bに当接
する切換レバー5のピン5AによってCW方向に回動さ
せられ、これによりTレンズ30は光軸から退避させら
れる。このレンズ移動枠31の退避移動により、レンズ
移動枠33はバネ36を介してCW方向に付勢され、ス
トッパ33Cが位置決めピン35に当接し、Wレンズ3
2が光軸上に位置決めされる。
【0019】次に、上記構成のカメラの光学部材の切換
装置における調整作業にいて説明する。この場合、先ず
モータ10(図1)を回転させて駆動カム7,駆動板8
が所定の位置にきたら停止させる。即ち、切換レバー
4,5の揺動によって上述したクサビレンズやTレンズ
/Wレンズが所定位置に位置決めされた状態で停止させ
る。
装置における調整作業にいて説明する。この場合、先ず
モータ10(図1)を回転させて駆動カム7,駆動板8
が所定の位置にきたら停止させる。即ち、切換レバー
4,5の揺動によって上述したクサビレンズやTレンズ
/Wレンズが所定位置に位置決めされた状態で停止させ
る。
【0020】その後、駆動軸13を回転不能に固定し、
駆動軸13に対してフリクション結合しているギア15
を、例えば側面からピンセット等で回す。そして、ブラ
シ12Aを介して得られるコード板12の位置信号が、
前記固定した駆動カム7等の所定の位置を示すまでギア
15を回す。これにより、コード板12と駆動カム7、
駆動板8との関係が調整される。
駆動軸13に対してフリクション結合しているギア15
を、例えば側面からピンセット等で回す。そして、ブラ
シ12Aを介して得られるコード板12の位置信号が、
前記固定した駆動カム7等の所定の位置を示すまでギア
15を回す。これにより、コード板12と駆動カム7、
駆動板8との関係が調整される。
【0021】尚、本実施例ではカメラの光学部材とし
て、クサビレンズ、Tレンズ/Wレンズについて説明し
たが、これに限らず、例えばフィルタ、ピント調整用の
平行ガラスでもよい。
て、クサビレンズ、Tレンズ/Wレンズについて説明し
たが、これに限らず、例えばフィルタ、ピント調整用の
平行ガラスでもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
の光学部材の切換装置によれば、モータから駆動軸を介
してカメラの光学部材に動力を伝達する動力伝達系での
調整は行わずに、駆動軸に別途フリクション結合したギ
アを介してコード板を回転させるようにしたため、この
フリクション結合したギアを、例えば側面からピンセッ
ト等で回すことによりコード板の回転位置と光学部材と
の位置関係を調整することができる。これにより、駆動
軸の上方における他の部材の配置に制約がなくなり、か
つ調整作業も容易にできるという利点がある。
の光学部材の切換装置によれば、モータから駆動軸を介
してカメラの光学部材に動力を伝達する動力伝達系での
調整は行わずに、駆動軸に別途フリクション結合したギ
アを介してコード板を回転させるようにしたため、この
フリクション結合したギアを、例えば側面からピンセッ
ト等で回すことによりコード板の回転位置と光学部材と
の位置関係を調整することができる。これにより、駆動
軸の上方における他の部材の配置に制約がなくなり、か
つ調整作業も容易にできるという利点がある。
【図1】図1は本発明に係るカメラの光学部材の切換装
置の一実施例を示す断面図である。
置の一実施例を示す断面図である。
【図2】図2は通常撮影時のファインダの正面図であ
る。
る。
【図3】図3はマクロ撮影時のファインダの正面図であ
る。
る。
【図4】図4は望遠撮影時のTレンズ/Wレンズの切換
部の正面図である。
部の正面図である。
【図5】図5は広角撮影時のTレンズ/Wレンズの切換
部の正面図である。
部の正面図である。
【図6】図6は従来のカメラの光学部材の切換装置の一
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
1…地板 3,11,14,15…ギア 4,5…切換レバー 7…駆動カム 8…駆動板 10…モータ 12…コード板 12A…ブラシ 20…クサビレンズ 30…Tレンズ 32…Wレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三沢 充史 埼玉県朝霞市泉水三丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 モータと、 地板に回転自在に配設された駆動軸と、 前記駆動軸に固定され前記モータからの回転駆動力をそ
の駆動軸に伝達する第1のギアと、 前記駆動軸上に固定されカメラの光学部材を撮影光学系
及び/又はファインダ光学系の光軸上に出し入れするた
めの駆動部材と、 前記駆動軸にフリクション結合された第2のギアと、 前記第2のギアを介して回転駆動力が伝達され前記駆動
軸とともに回転するコード板を含み、前記駆動部材の回
転位置を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出出力に基づいて前記モータを制御す
る制御手段と、 を備えたことを特徴とするカメラの光学部材の切換装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16273292A JPH063575A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | カメラの光学部材の切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16273292A JPH063575A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | カメラの光学部材の切換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH063575A true JPH063575A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=15760218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16273292A Pending JPH063575A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | カメラの光学部材の切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH063575A (ja) |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP16273292A patent/JPH063575A/ja active Pending
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