JPH0635692B2 - 空気噴射式織機の空気案内装置 - Google Patents

空気噴射式織機の空気案内装置

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JPH0635692B2
JPH0635692B2 JP60125162A JP12516285A JPH0635692B2 JP H0635692 B2 JPH0635692 B2 JP H0635692B2 JP 60125162 A JP60125162 A JP 60125162A JP 12516285 A JP12516285 A JP 12516285A JP H0635692 B2 JPH0635692 B2 JP H0635692B2
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JP
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air guide
air
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recess
main nozzle
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芳正 曽木
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Nissan Motor Co Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/27Drive or guide mechanisms for weft inserting
    • D03D47/277Guide mechanisms
    • D03D47/278Guide mechanisms for pneumatic looms

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は空気噴射式織機の空気案内装置、詳しくは、各
筬羽の前面に形成した凹所の列によつて空気案内溝を構
成し、空気案内溝の前位に配列した補助ノズルから該空
気案内溝へ緯入用の空気を噴射してその噴射気流を前記
凹所の内面により反射させつつ反主ノズル側へ案内する
空気案内装置に関する。
(従来の技術) 第1図および第2図は本発明が対象とする空気案内装置
の要部説明図である。
同図において1は筬、2および3はそれぞれ筬1の筬枠
および筬羽である。各筬羽3の前面(織前Fがわの面)
は山形に突出してその頂部に凹所4が形成されており、
筬羽列にはこれらの凹所の列によつて空気案内溝6が構
成されている。
7は筬1を固定保持しているリードホルダでスレー8に
取付けられている。9はリードホルダ7の一側(緯入
側)に固定した主ノズルで空気案内溝6に向つて開口し
ている。
10は複数の補助ノズルで、空気案内溝6の前位に所定の
ピツチで配列されている。これらの補助ノズルは通常数
個づつのグループに分けられている。
以上の装置において、いま緯入時期が到来すると主ノズ
ル9からの噴射空気によつて空気案内溝6内に緯糸が射
出され、次いで主ノズル9に最も近い補助ノズルのグル
ープから斜め上方反主ノズル側に向けて空気が噴射され
る。この噴射気流Jはその一部が筬羽3列の背後へ遂次
逸出し、残部が凹所4の内面、殊に底面5から反射しつ
つ上記の逸出気流に引かれて空気案内溝6の底部附近に
比較的安定な流域を作りながら反主ノズル側へと案内さ
れてゆく。そして上記射出された緯糸の先方部分がこの
気流に乗つて搬送されてゆく。この緯糸先方部分が次位
の補助ノズルグループのところへ到達する頃、該グルー
プから空気噴射がなされ、かかる動作が順々に次位のグ
ループに受継がれて該緯糸が緯入れされる。
ここで特開昭56−20642号公報に開示されている
技術は、主ノズル9から噴射気流が減勢する後半の緯入
領域にあつては該領域内に配列される補助ノズルからの
噴射気流を増勢するべく、これら補助ノズルへの供給空
気圧(元圧)を高めたり、あるいは噴口径を拡大するも
のである。これによつて当該後半の領域での緯糸搬送力
が増大する結果、緯糸がその先方部分から引張られて展
張し、かかる良好な状態で緯入を完結させることができ
る。
(本発明が解決しようとする問題点) ところで前記公報の技術にあつては、織機の準備調整作
業に手間がかかるという問題があつた。
それは、補助ノズルの噴射気流の流勢、方向、あるいは
噴出口の位置、ピツチ等の諸要件は製織条件に応じて相
関的に調整されるものであるため、前,後の領域毎に噴
口径や元圧等の仕様が相違する補助ノズルを用いるとき
は、該領域別に、また領域相互間での調整が必要となる
からである。
そこで本考案の課題は補助ノズルの仕様を揃えてかつ主
ノズルから遠い緯入領域での気流の流勢を増補する点に
ある。
(本発明の手段) 前記課題を解決した本発明の手段は、前記凹所の内面の
うち少なくとも底面にあつては、空気案内溝への指向傾
向を主ノズルに近い方の凹所において小さく、同遠い方
の凹所において大きくしたものである。
(作用) 補助ノズルからの噴射気流が前述したように凹所の内
面、殊に底面から反射されつつ案内される際、該内面の
空気案内溝への指向傾向が大きい程その反射率が大き
く、これにより前記の逸出気流が減少する。したがつて
本発明の手段によれば、空気案内溝内での噴射気流の流
量が主ノズルから遠い側においてより多く確保されるの
で、従来噴口径を拡大したものと同様に反緯入側での緯
糸搬送力を増大することができる。
(実施例) 第3図および第4図は本発明の一実施例を示す図であ
る。
この実施例はまず第3図に示すように筬1の筬羽列を主
ノズル9側からAないしDの4区間に分割し、これら各
区間に所属する筬羽3aないし3dの殊に底面を第4図
に示す5aないし5dのように形成したものである。尚
これらの底面5aないし5dは後述する方法によつて形
成したものを断面投影機により拡大してスケツチしたも
ので、同図の左側が主ノズル側である。
これらの底面において、底面5aは主ノズル側に曲率半
径Raの曲面のほか反主ノズル側にも上記曲面とほぼ対称
形の曲面が形成されており、矢線Xaのごとく全体として
ほぼ緯入方向に指向している。よつて噴射気流の外縁部
は破線で示すように該曲面に誘導されて筬羽3aの背後
へ回り込みながら逸出してゆく。底面5bには主ノズル
側に寄つて上記曲率半径Raよりも大きな曲率半径Rbをも
つ曲面が矢線Xbで示すごとく空気案内溝6へ向う傾向に
形成されている。そして上記主ノズル寄りの曲面が底面
5cにあつては一層大きな曲率半径Rcをもつてその指向
線Xcが一層空気案内溝6側へ傾き、底面5dでは該曲面
の曲率半径Rdが更に大きくその指向線Xdの空気案内溝6
側への指向傾向が更に強められている。
したがつて破線で示すごとく、底面5a,5b,5c,
5dの順に逸出気流が減少して空気案内溝6への反射成
分が増加する。
次にかかる底面5aないし5dの形成方法についてその
一例を述べる。
まず筬1の一般的な製作手順は、初めに筬羽3を板金か
ら打抜き、次にバレル加工をして周辺のばり取をおこな
つたのち筬枠2に配列して固定する。次に第5図に示す
ように凹所4列の内面を砥石15により研削して凹凸を修
正し、次いで第6図に示すようにバフホイル16を用いて
研削された内面の研磨仕上をおこなう。
ここで前記底面5aないし5dを形成するには、まづ上
記バフホイル16の外周が、矢線Rvで示すように、底面5
列の主ノズル9側から進行してその反対側へ逃去るよう
に該バフホイルの回転方向を定め、これに#1000程度の
コンパウンドを塗布する。そして該バフホイル16を前記
区間A〜Dの全域にわたつて10回程度往復させる。次い
で同様の往復操作を区間B〜Dについて、次にC〜Dに
ついて、最後に区間Dについておこなう。
以上の過程において、各凹所の底部はバフホイル16を主
ノズル9側から迎え入れるので該側がその反対側よりも
より多く研摩され、かつその研磨量がバフホイルの往復
回数に応じて区間A,B,CおよびDの順に累積され
る。したがつて底面5の空気案内溝6への指向傾向が前
記第4図のように5a,5b,5cおよび5dの順に大
きくなる。
尚底面5aでは反主ノズル側により大きな曲面が形成さ
れているが、これは筬羽の前記打抜きに際しての打抜勾
配が未だ影響しているものと考えられる。
第7図は以上のようにして製作した第4図の筬羽列につ
いて効果確認試験を実施した結果を示すグラフ、第8図
および第9図はその試験装置の説明図である。
第8図および第9図において1は試験台に固定した前記
筬、10は筬1との実用的関係位置において試験台に固定
した前記補助ノズルである。また20はキヤリヤ、21およ
び22はこのキヤリヤに担持させたピトー管および圧力セ
ンサ、23は記録装置で、キヤリヤ20は筬枠2の上枠に係
合して走行可能とされ、ピトー管21は空気案内溝6の底
部附近において前記噴射気流Jの上流側(主ノズル9
側)に向けて開口させてある。圧力センサ22はピトー管
21が検出した流速(圧力)を電気量信号に変換し、記録
装置23はこの電気量信号を入力して第7図のグラフを作
成する。試験条件は次のごとくである。
筬羽の寸法:(符号は第4図および第9図参照) 巾(=凹所4の背後の高さ)H…4mm 厚さT …0.23mm 筬羽間の間隙 …0.4mm 凹所4の巾W …6mm 凹所4の深さD …9mm 素面5aないし5dの曲率半径 Ra…0.19mm , Rb…0.23mm Rc…0.25mm , Rd…0.44mm 補助ノズル 配設ピツチP(第8図) …75mm 噴口径 …1.4mm 元圧 …3kg/cm2 キヤリヤ20の走行速度 …15mm/sec 流速検出頻度 …走行2.5mm毎 第7図は全部の補助ノズル10から一斉に空気を噴射しつ
つキヤリヤ20を主ノズル9(主ノズル9は試験台には装
着されていない)側から走行させて流速(水頭圧)分布
を記録させたもので、ピトー管21の前記開口が噴射気流
Jの噴流域に入る都度水頭圧が鋭い山形を呈して立上
る。よつてこれら山と山との間における水頭圧が凹所の
底面5aないし5dからの反射気流量をよく示してお
り、該水頭圧は曲線Lで示されるように区間AからDへ
移行するのにつれて上昇している。
この曲線Lの形態は、区間の数、各底面間での前記指向
線の変化態様等を適宜に選択することで変更しうること
は勿論であり、また凹所の底面のみならず側面にも前記
指向傾向の去を附すことによつて更に顕著な反射率変化
をもたらすことができる。
(効果) 以上説明したように本発明によれば、反緯入側での気流
を増勢するのに当り、その作用を筬自体の機能にゆだね
ることができるので、織機の準備調整作業を極めて容易
ならしめる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が対象とする空気案内装置を説明する要
部正面図、第2図は第1図のII−II線示断面図、第3図
は本発明の一実施例を説明する筬の全体正面図、第4図
は第3図のIV−IV線示要部拡大断面図、第5図および第
6図は本発明の製作方法を例示する説明図、第7図は本
発明の一試験結果を示すグラフ、第8図は試験装置の説
明図、第9図は第8図のIX−IX線示拡大図である。 1……筬 3(3aないし3d)……筬羽 4……凹所 5(5aないし5d)……凹所の底面 6……空気案内溝 10……補助ノズル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各筬羽の前面に形成した凹所の列によつて
    空気案内溝を構成し、空気案内溝の前位に配列した補助
    ノズルから該空気案内溝へ緯入用の空気を噴射してその
    噴射気流を前記凹所の内面により反射させつつ反主ノズ
    ル側へ案内する空気案内装置において、前記凹所の内面
    のうち少くとも底面にあつては、空気案内溝への指向傾
    向を主ノズルに近い方の凹所において小さく、同遠い方
    の凹所において大きくした空気噴射式織機の空気案内装
    置。
JP60125162A 1985-06-11 1985-06-11 空気噴射式織機の空気案内装置 Expired - Lifetime JPH0635692B2 (ja)

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