JPH0635565Y2 - 自動車用インターホン装置 - Google Patents

自動車用インターホン装置

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JPH0635565Y2
JPH0635565Y2 JP1605889U JP1605889U JPH0635565Y2 JP H0635565 Y2 JPH0635565 Y2 JP H0635565Y2 JP 1605889 U JP1605889 U JP 1605889U JP 1605889 U JP1605889 U JP 1605889U JP H0635565 Y2 JPH0635565 Y2 JP H0635565Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
partition
intercom
microphone
amplifier
open state
Prior art date
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Application number
JP1605889U
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English (en)
Other versions
JPH02106752U (ja
Inventor
吉美 正司
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車の車室内に装備されている自動車用イ
ンターホン装置に関し、特に前席と後席とが隔壁によっ
て仕切られている車室内に装備される自動車用インター
ホン装置に係わる。
〔従来技術〕
従来、リムジン等のような貴賓等を乗せるための自動車
においては、乗車者の安全等を考慮して前席と後席との
間に隔壁を設けたものがある。
しかし、このように隔壁が設けられている自動車におい
ては、前席と後席との間で会話をしようとした場合に、
隔壁があるため思うように声が伝わらず会話ができない
といった問題があった。
このため、隔壁を開閉式として必要時に隔壁を開くよう
にしたり、ハンドセットタイプ(電話のように持って話
しをするタイプ)のインターホンを前席側と後席側とに
それぞれ1セットづつ配置し、そのインターホンを使用
して会話をするようにしていた。
しかし、開閉式の隔壁としたものは、会話のたびに隔壁
を開かなくてはならず、また、ハンドセットタイプのイ
ンターホンについても取り扱い方法が煩雑であるととも
に、手に持って使用しなくてはならないため、特に運転
者がこのインターホンを使用することは安全上好ましく
ないといった問題があった。
その問題を解決するものとして、あらかじめマイクおよ
びスピーカを車室内の所定の位置に設置したハンズフリ
ータイプのインターホンが考えられる。
この、ハンズフリータイプのインターホンにおいては、
隔壁が閉鎖されている場合は、隔壁によって前席側と後
席側の独立した室となるので、一方のマイクに話しかけ
てピックアップされた声が他方のスピーカから音声とし
て出力され、それを聞いて話しかけた声が他方のマイク
にピックアップされて一方のスピーカから音声として出
力されて何ら支障なく会話を行うことができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、会話を行っている最中に前席と後席との間に配
置された隔壁が開かれると、いままで別室となっていた
前席側と後席側とが一つの室となってしまうので、一方
のマイクに話しかけて他方のスピーカから出力された音
声が、隔壁を越えて再び一方のマイクにピックアップさ
れるといった回り込みが起きてしまう。
そのため、この回り込みによって、スピーカからの音声
がマイクでピックアップされて再び増幅されるといった
ことが繰り返されて、ハウリングが発生してしまい、搭
乗者に不快感を与えるといった問題があった。
従って、本考案の目的は、車室内が開閉可能な隔壁によ
って前席側と後席側とに仕切られている自動車のための
インターホンにおいて、隔壁が開かれたときに発生する
ハウリングを防止することにある。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本考案は上記課題を解決するために第1図に示
すように、前席と後席とが開閉可能な隔壁によって仕切
られ、この前席と後席との会話のために設けられたイン
ターホンと、 前記隔壁が開かれたことを検出する隔壁開状態検出手段
と 該隔壁開状態検出手段および前記インターホンと電気的
に接続され、隔壁開状態検出手段によって隔壁の開状態
が検出されるとインターホンの機能を抑制する機能抑制
手段と、 からなることを特徴とする。
〔作用〕
その結果、インターホンを使用して会話を行っている最
中において隔壁が開かれた場合には、機能抑制手段によ
ってインターホンの機能が抑制されるため、ハウリング
の発生を防止することができる。
このとき、マイクに向かって話しかけてもいづれのスピ
ーカからも音声は出力されないが、隔壁の開かれている
状態では、インターホンに頼ることなく搭乗者同士の肉
声だけで充分会話をすることが可能なので特に問題とな
ることはない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は、本考案の一実施例を示す全体構成ブロック図
であり、10はインターホン、20は隔壁閉状態検出手段で
ある。
インターホン10は、第3図の車室内配置図に示すよう
に、前席に配置される第1マイク1および第1スピーカ
2と、後席に配置される第2マイク3および第2スピー
カ4と、これらマイク1,3からの信号を増幅してスピー
カ2,4を駆動する第1増幅器5および第2増幅器6と、
前席内および後席内の閉ループによるハウリングを防止
するためのハウリング防止回路7とからなる。
本実施例では、増幅器5および6に、本考案の機能低下
手段に相当するミュート回路が内蔵されている。
隔壁閉状態検出手段20は、公知のリミットスイッチから
構成され、隔壁8の開状態を検出するようになってい
る。
前席側の第1マイク1はサンバイザーに配置されるとと
もに、第1スピーカ2はフロントドアに配置される。ま
た、後席側の第2マイク3はリヤ側の天井に配置される
とともに、第2スピーカ4はリヤドアに配置される。
隔壁8は、透明な一対の板材で構成して前席シートの直
後に配設することにより車室を前後に分割するととも
に、自動車の幅方向に対してスライドすることにより開
閉される。
隔壁開状態検出手段20が隔壁の閉じられていることを検
出している状態においては、例えば前席搭乗者の声は第
1マイク1にピックアップされて、第1増幅器5で増幅
されたのち、第2スピーカ4から音声として出力され
る。そして、その音声を聞いて後席搭乗者が話しをする
と、後席搭乗者の声は同様に第2マイク3でピックアッ
プされて、第2増幅器6で増幅されたのち第1スピーカ
2から音声として出力されて会話が行われる。
この場合、隔壁が閉鎖されているため、第1マイク1か
ら第1増幅器5、第2スピーカ4、第2マイク3、第2
増幅器6、第1スピーカ2を介して再び第1マイク1に
ピックアップされる閉ループが成り立ち、この閉ループ
のループ利得が1以上になるとハウリングが発生する。
このため、閉ループのループ利得を1以下に抑制する必
要があるので、増幅器5,6の利得を調節するハウリング
防止回路7を設けるとともに、このハウリング防止回路
7によって第1増幅器5および第2増幅器6の利得が自
動的に調節され、これによりループ利得が抑制されて前
席内あるいは後席内に生じるハウリングを防止するよう
にしている。
また、隔壁開状態検出手段20が隔壁が所定の開度以上開
かれたことを検出した状態では、例えば前席搭乗者の音
は第1マイク1にピックアップされ、第1増幅器5で増
幅されたのち、第2スピーカ4から音声として出力され
て後席搭乗者に届くとともに、この音声は開かれた隔壁
を通って直接第1マイク1で再びピックアップされる回
り込みが起こりハウリングが発生する。
そのため、第1増幅器5で増幅されて第2スピーカ4か
ら出力される音声で隔壁で減衰されることなく第1マイ
ク1に直接入力されるので、ハウリング防止回路7によ
ってもハウリングの発生を防止することが出来ない。
そこで、隔壁開状態検出手段20が隔壁が開かれているこ
とを検出すると、隔壁開閉検出手段5から第1増幅器5
および第2増幅器6に対してミュート信号が出力される
ので、第1増幅器5および第2増幅器6による増幅が行
われなくなってハウリングの発生を防止し、搭乗者に不
快感を与えることはない。
このとき、第1増幅器5および第2増幅器6による増幅
が行われないということは、インターホンによる会話が
できなくなるということであるが、隔壁の開かれた状態
では前席搭乗者および後席搭乗者の声は充分に相手側に
届くため、会話は肉声によって可能となる。
また、隔壁8が開かれて隔壁開状態検出手段20からのミ
ュート信号により増幅器5,6の増幅が行われなくなった
のち、隔壁8が閉じられた場合は、隔壁開状態検出手段
20からのミュート信号も出力されなくなって、再び元通
りのインタホンによる会話が行なえるようになる。
以上、本考案の特定の実施例について説明したが、本考
案はこの実施例に限定されるものではなく、実用新案登
録請求の範囲に記載の範囲で種々の実施態様が包含され
るものであり、例えば、実施例では機能抑制手段を増幅
器のミュートとしたが、これをインターホン装置の電源
の遮断またはマイクリード線の遮断としてもよい。ま
た、本考案におけるインターホン装置は、車室内に新た
に設けても良いが、特に、ハンズフリー電話が設けられ
ている自動車においては、そのハンズフリー電話をイン
ターホンと兼用しても良く、その場合は前席側のマイク
はステアリングに配置される。また、隔壁を上下方向に
開閉する縦スライドとしても良い。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、車室内を前後2
分割するように隔壁が配設され、その前後席の搭乗者同
士がインターホン装置を用いて会話をしているときに隔
壁が開かれると、インターホンの機能を抑制するように
したので、ハウリングを確実に防止することができて搭
乗者に不快感を与えることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成図(クレーム対応図)、第2図は
本考案の一実施例の全体構成ブロック図、第3図は前記
一実施例のインターホン装置が実際に車室内に配置され
た状態を示す配置図である。 5……第1増幅器(機能抑制手段としてのミュート回路
内蔵) 6……第2増幅器(機能抑制手段としてのミュート回路
内蔵) 10……インターホン 20……隔壁開状態検出手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前席と後席とが開閉可能な隔壁によって仕
    切られ、この前席と後席との会話のために設けられたイ
    ンターホンと、 前記隔壁が開かれたことを検出する隔壁開状態検出手段
    と 該隔壁開状態検出手段および前記インターホンと電気的
    に接続され、隔壁開状態検出手段によって隔壁の開状態
    が検出されるとインターホンの機能を抑制する機能抑制
    手段と、 からなることを特徴とする自動車用インターホン装置。
JP1605889U 1989-02-14 1989-02-14 自動車用インターホン装置 Expired - Lifetime JPH0635565Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1605889U JPH0635565Y2 (ja) 1989-02-14 1989-02-14 自動車用インターホン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1605889U JPH0635565Y2 (ja) 1989-02-14 1989-02-14 自動車用インターホン装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02106752U JPH02106752U (ja) 1990-08-24
JPH0635565Y2 true JPH0635565Y2 (ja) 1994-09-14

Family

ID=31228657

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JP1605889U Expired - Lifetime JPH0635565Y2 (ja) 1989-02-14 1989-02-14 自動車用インターホン装置

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