JPH0635562U - 車両用ドアチェック装置 - Google Patents
車両用ドアチェック装置Info
- Publication number
- JPH0635562U JPH0635562U JP7229492U JP7229492U JPH0635562U JP H0635562 U JPH0635562 U JP H0635562U JP 7229492 U JP7229492 U JP 7229492U JP 7229492 U JP7229492 U JP 7229492U JP H0635562 U JPH0635562 U JP H0635562U
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- case
- lever
- door
- housing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】車体側に一端が枢着されるレバーと、該レバー
を移動可能に挿通せしめてドア側に固定されるケース
と、該ケース内で前記レバーの表裏両面上を転動可能な
一対の転動体と、それらの転動体をそれぞれ回転自在に
保持するとともに前記レバーに対する近接・離反動作を
可能としてケース内に収納される一対の保持部材と、前
記両転動体をレバーの表裏両面に押付ける方向に保持部
材を付勢して前記ケース内に収納される一対の弾性部材
とを備える車両用ドアチェック装置において、ドア開閉
時の異音発生を防止する。 【構成】ケース10内には合成樹脂から成るハウジング
11が収容、固定され、両保持部材131 は該ハウジン
グ11内に摺動自在に嵌合される。
を移動可能に挿通せしめてドア側に固定されるケース
と、該ケース内で前記レバーの表裏両面上を転動可能な
一対の転動体と、それらの転動体をそれぞれ回転自在に
保持するとともに前記レバーに対する近接・離反動作を
可能としてケース内に収納される一対の保持部材と、前
記両転動体をレバーの表裏両面に押付ける方向に保持部
材を付勢して前記ケース内に収納される一対の弾性部材
とを備える車両用ドアチェック装置において、ドア開閉
時の異音発生を防止する。 【構成】ケース10内には合成樹脂から成るハウジング
11が収容、固定され、両保持部材131 は該ハウジン
グ11内に摺動自在に嵌合される。
Description
【0001】
本考案は、車体側に一端が枢着されるレバーと、該レバーを移動可能に挿通せ しめてドア側に固定されるケースと、該ケース内で前記レバーの表裏両面上を転 動可能な一対の転動体と、それらの転動体をそれぞれ回転自在に保持するととも に前記レバーに対する近接・離反動作を可能としてケース内に収納される一対の 保持部材と、前記両転動体をレバーの表裏両面に押付ける方向に保持部材を付勢 して前記ケース内に収納される一対の弾性部材とを備える車両用ドアチェック装 置に関する。
【0002】
従来、かかる装置は、たとえば実公昭58−18529号公報および特公平3 −13392号公報等により既に知られている。
【0003】
ところで、上記従来のものでは、転動体が嵌合する凹部がレバーに設けられて おり、転動体を凹部に嵌合させることにより、ドアはその半開状態および全開状 態を弾発的に保持されるものであるが、ケースが金属板の板金プレス加工により 形成されるので、その加工寸法のばらつきにより保持部材およびケース内面間に 比較的大きな間隙が生じることに起因して、ドア開閉時の上記半開位置および全 開位置付近で保持部材がケース内面に衝撃的に当たって異音が発生することがあ る。
【0004】 本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ドア開閉時の異音発生を 防止した車両用ドアチェック装置を提供することを目的とする。
【0005】
上記目的を達成するために、本考案によれば、ケース内には合成樹脂から成る ハウジングが収容、固定され、両保持部材は該ハウジング内に摺動自在に嵌合さ れる。
【0006】
以下、図面により本考案の実施例について説明する。
【0007】 図1ないし図3は本考案の第1実施例を示すものであり、図1は横断平面図、 図2は図1の2−2線拡大断面図、図3は図2の3−3線断面図である。
【0008】 先ず図1において、乗用車両の車体Bには、枢軸7を介してドアDが開閉可能 に枢支されており、車体BおよびドアD間に、本考案に従うドアチェック装置8 が設けられる。
【0009】 図2および図3を併せて参照して、ドアチェック装置8は、車体B側に一端が 枢着されてドアDの内部に挿入されるレバー91 と、該レバー91 をその長手方 向に移動可能に挿通せしめてドアD側に固定されるケース10と、ケース10内 に収容、固定されるハウジング11と、ハウジング11内で前記レバー9の表裏 両面上を転動可能な一対の転動体としての鋼球121 ,121 と、それらの鋼球 121 ,121 をそれぞれ回転自在に保持するとともに前記レバー91 に対する 近接・離反動作を可能としてハウジング11内に収納される一対の保持部材13 1 ,131 と、前記両鋼球121 ,121 をレバー91 の表裏両面に押付ける方 向に保持部材131 ,131 を付勢してハウジング11内に収納される一対の弾 性部材としてのばね14,14とを備える。
【0010】 レバー91 は、鋼板15を合成樹脂からなるモールド部16で被覆して成るも のであり、モールド部16の厚みは、レバー91 の一端側から他端側に向かうに つれて次第に厚くなるように設定される。而してレバー91 の一端は、車体Bに 設けられたブラケット17に前記枢軸6と平行な連結軸18を介して連結される 。しかもレバー91 の表裏両面には、鋼球121 ,121 の転動を案内するため の案内溝19,19がレバー91 の長手方向に沿って設けられており、それらの 案内溝19,19の長手方向中間部には、鋼球121 ,121 を嵌合させてドア Dの半開位置を弾発的に保持するための半球状凹部20,20が設けられ、案内 溝19,19の他端には、鋼球121 ,121 を嵌合させてドアDの全開位置を 弾発的に保持するための半球状凹部21,21が設けられる。
【0011】 ケース10は、横断面形状を略U字状とした第1および第2ケース半体22, 23が相互に結合されて成るものであり、両ケース半体22,23は、鋼板の板 金プレス成形により形成される。第1ケース半体22は、複数たとえば一対のね じ部材24,24によりドアDの端壁内面に固着される。しかも第1ケース半体 22の上下両端中央部には、第2ケース半体23側に延びるとともにその先端に は段部25を介して係合爪26が突設されて成る連結腕部27がそれぞれ一体に 連設されており、第2ケース半体23の上下両端部には、前記係合爪26,26 をそれぞれ挿通させる矩形の係止孔28,28が設けられる。而して、段部25 を第2ケース半体23の内面にそれぞれ当接させるようにして係止孔28,28 に挿通された係合爪26,26の先端を第2ケース半体23の外面に係止するよ うに折り曲げることにより、第1および第2ケース半体22,23が相互に結合 されることになる。
【0012】 相互に結合されてケース10を構成する両ケース半体22,23の上下方向中 間部には、レバー91 を移動可能に挿通せしめるための矩形の挿通孔30,31 が、ドアDの端壁に設けられた挿通孔32に対応してそれぞれ設けられる。
【0013】 ハウジング11は、有底の角筒状にして合成樹脂により形成される一対のハウ ジング半体33,33が、それらの開口端を対向、当接させた状態でケース10 内に収容、固定されて成るものである。両ハウジング半体33,33は、それら の開口端を当接させた状態でケース10における上下両端の連結腕部27,27 間に挟持されるものであり、その両外側面はケース10の内面に密接する。
【0014】 而して両ハウジング半体33,33の開口端部には、ケース10における挿通 孔30,31にそれぞれ対応する開口部を相互に協働して形成するための矩形の 切欠き部35,35がそれぞれ設けられる。また両ハウジング半体33,33に は、ケース10における第1ケース半体22をドアDに固着するためのねじ部材 24,24の頭部を臨ませる開口部37,37が設けられる。
【0015】 両保持部材131 ,131 は、レバー91 の両側でハウジング11すなわち両 ハウジング半体33,33に摺動可能に嵌合されるものであり、強化用添加物を 含まないポリアセタール樹脂等の合成樹脂により、ケース10の内面形状に対応 した横断面形状を有するように形成される。而して両保持部材131 ,131 の 両側部には、突部38がそれぞれ突設されており、ハウジング11の内面にはそ れらの突部38…を摺動自在に嵌合させて案内する案内凹部39…が設けられる 。したがって両保持部材131 ,131 は上記案内凹部39…により案内されて レバー91 に対する近接・離反が可能となる。
【0016】 また両保持部材131 ,131 のレバー91 に対向する面には、半球状の保持 凹部40,40が設けられており、それらの保持凹部40,40に鋼球121 , 121 が回転自在に保持される。
【0017】 ばね14,14は、ハウジング11の上下両端すなわち両ハウジング半体33 ,33の閉塞端と、保持部材131 ,131 との間にそれぞれ縮設されるもので あり、両保持部材131 ,131 は、それらのばね14,14のばね力により鋼 球121 ,121 をレバー91 の表裏両面に押付ける方向に付勢されることにな る。
【0018】 レバー91 の他端部には、ドアDが全開位置まで開いたとき(図1の鎖線で示 す状態)にケース10における第2ケース半体23に接触するゴム等の緩衝部材 41が貼着されるストッパ板42が、レバー91 の他端に圧入されるピン43に よってレバー91 からの離脱を阻止されるようにして装着される。
【0019】 次にこの第1実施例の作用について説明すると、レバー91 は、その両側の鋼 球121 ,121 で弾発的に挟圧された状態となっており、ドアDをその全閉位 置から開くと、レバー91 の厚みが次第に増すことにより次第に増大する抵抗力 がドアDに与えられ、ドアDが半開状態になったときに両鋼球121 ,121 が 半球状凹部20,20にそれぞれ嵌合し、ドアDの半開状態が弾発的に保持され る。またケース10がストッパ板42の緩衝部材41に当たるまでドアDを全開 位置まで開くと、両鋼球121 ,121 が半球状凹部21,21にそれぞれ嵌合 し、ドアDの全開状態が弾発的に保持される。
【0020】 このようなドアDの開閉操作時に、両鋼球121 ,121 が半球状凹部20, 20あるいは21,21に嵌合する際に、合成樹脂製の保持部材131 ,131 はケース10内でレバー91 側に向けて衝撃的に移動する。しかるに、保持部材 131 ,131 はハウジング11内に嵌合されており、保持部材131 ,131 およびハウジング11は、ともに合成樹脂製であることから両者131 ,131 ,11間のがたつきが生じることのないように寸法精度を高くして形成可能であ り、ハウジング11はケース10内に収容、固定されるものであるので、保持部 材131 ,131 の衝撃的な移動によっても異音が発生することはない。
【0021】 またハウジング11は、有底の角筒状であるハウジング半体33,33を突き 合わせて構成されるものであるので、鋼球121 、保持部材131 およびばね1 4の組付けが容易であり、またハウジング半体33自体の成形も容易である。
【0022】 図4および図5は本考案の第2実施例を示すものであり、車体B側に一端が枢 着されてドアDの内部に挿入されるレバー92 の表裏両面には、ハウジング11 に摺動自在に嵌合された保持部材132 ,132 が回転自在に保持される一対の 転動体としてのローラ122 ,122 が弾発的に押し付けられる。
【0023】 レバー92 の表裏両面には、ローラ122 ,122 を嵌合させてドアDの半開 位置を弾発的に保持するための凹部46…が長手方向中間部に設けられるととも に、ローラ122 ,122 を嵌合させてドアDの全開位置を弾発的に保持するた めの凹部47…が長手方向他端部に設けられる。
【0024】 この第2実施例においても、保持部材132 ,132 をケース10内に収容、 固定された合成樹脂製ハウジング11に摺動自在に嵌合させることにより、上記 第1実施例と同様に、ドアDの開閉作動時の異音発生を防止することができる。
【0025】 上記各実施例では、保持部材131 ,132 を合成樹脂製としたが、金属製保 持部材を用いても異音の発生を防止可能である。
【0026】 以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は上記実施例に限定されるもので はなく、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案を逸脱することなく種々の 設計変更を行なうことが可能である。
【0027】
以上のように本考案によれば、ケース内には合成樹脂から成るハウジングが収 容、固定され、両保持部材は該ハウジング内に摺動自在に嵌合されるので、ドア の開閉作動時に保持部材が衝撃的に移動しても、保持部材と金属部材との衝撃的 な当りがなく、保持部材を合成樹脂製ハウジングで円滑に案内することにより異 音の発生を確実に防止することができる。
【図1】第1実施例の横断平面図である。
【図2】図1の2−2線拡大断面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】第2実施例の図1に対応する横断平面図であ
る。
る。
【図5】図4の5−5線拡大断面図である。
8 ドアチェック装置 91 ,92 レバー 10 ケース 11 ハウジング 121 転動体としての鋼球 122 転動体としてのローラ 131 ,132 保持部材 14 弾性部材としてのばね B 車体 D ドア
Claims (1)
- 【請求項1】 車体(B)側に一端が枢着されるレバー
(91 ,92 )と、該レバー(91 ,92 )を移動可能
に挿通せしめてドア(D)側に固定されるケース(1
0)と、該ケース(10)内で前記レバー(91 ,
92 )の表裏両面上を転動可能な一対の転動体(1
21 ,122 )と、それらの転動体(121 ,122 )
をそれぞれ回転自在に保持するとともに前記レバー(9
1 ,92 )に対する近接・離反動作を可能としてケース
(10)内に収納される一対の保持部材(131 ,13
2 )と、前記両転動体(121 ,122 )をレバー(9
1 ,92 )の表裏両面に押付ける方向に保持部材(13
1 ,132 )を付勢して前記ケース(10)内に収納さ
れる一対の弾性部材(14)とを備える車両用ドアチェ
ック装置において、ケース(10)内には合成樹脂から
成るハウジング(11)が収容、固定され、両保持部材
(131 ,132 )は該ハウジング(11)内に摺動自
在に嵌合されることを特徴とする車両用ドアチェック装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7229492U JPH0635562U (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 車両用ドアチェック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7229492U JPH0635562U (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 車両用ドアチェック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0635562U true JPH0635562U (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=13485108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7229492U Pending JPH0635562U (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 車両用ドアチェック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0635562U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5494737A (en) * | 1978-01-04 | 1979-07-26 | Fingscheidt Friedrich | Door stopper |
JPS5845866B2 (ja) * | 1975-06-09 | 1983-10-13 | インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション | 可変速度デ−タ伝送方式 |
JPH0220666B2 (ja) * | 1985-10-14 | 1990-05-10 | Dainichiseika Color Chem |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP7229492U patent/JPH0635562U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5845866B2 (ja) * | 1975-06-09 | 1983-10-13 | インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション | 可変速度デ−タ伝送方式 |
JPS5494737A (en) * | 1978-01-04 | 1979-07-26 | Fingscheidt Friedrich | Door stopper |
JPH0220666B2 (ja) * | 1985-10-14 | 1990-05-10 | Dainichiseika Color Chem |
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