JP2540188Y2 - ドアロック装置 - Google Patents

ドアロック装置

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JP2540188Y2
JP2540188Y2 JP1601991U JP1601991U JP2540188Y2 JP 2540188 Y2 JP2540188 Y2 JP 2540188Y2 JP 1601991 U JP1601991 U JP 1601991U JP 1601991 U JP1601991 U JP 1601991U JP 2540188 Y2 JP2540188 Y2 JP 2540188Y2
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JP
Japan
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striker
resin case
cover plate
base plate
door lock
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JP1601991U
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雄治 平岡
芳春 奥山
博文 西本
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Daihatsu Motor Co Ltd
Kanbishi Corp
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Kanbishi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はドアロック装置、特にド
ア閉鎖時のストライカの衝撃力を緩和するための構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両の後部には、車体側に固定されるス
トライカと、バックドア側に取り付けられるロック機構
とからなるドアロック装置が設けられている。従来のド
アロック装置は、ベースプレートとカバープレートとに
ストライカの進入溝を形成するとともに、両者の間にス
トライカを保持または開放するラッチ機構を設けたもの
である。そして、ドア閉鎖時におけるストライカの閉ま
り速度を緩和するため、進入溝に面する部位にはスライ
ダーと呼ばれるブロック部材がストライカの進入方向と
平行に摺動自在に取り付けられている。進入溝にストラ
イカが進入すると、ストライカがスライダーの斜面に接
触してスライダーの復帰スプリングに抗して一体に進入
溝の奥方へ進入し、やがてストライカが進入溝の底部に
配置したクッションゴムに当たって停止するようになっ
ている。
【0003】ところが、上記のような構造のドアロック
装置の場合には、スライダーの他にスライダーを摺動自
在に支持するためのピン、復帰スプリング等の部品が必
要となり、部品数が多くなるとともに、スライダーの斜
面にストライカが当たった時にスライダーに対して摺動
方向と直角方向の力が作用するため、ピンが変形する恐
れがあった。
【0004】このような問題を解決するため、実開昭6
2−56667号公報のように、ベースプレートとカバ
ープレートとの間に樹脂ケースを挟持するとともに、樹
脂ケースの内部でかつ進入溝に対応する部位に拡開状の
クッションゴムとスライドブロックとを配置し、ストラ
イカがスライドブロックに衝突すると、クッションゴム
がスライドブロックを内方へ変形させ、ストライカを保
持するようにしたドアロック装置が提案されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この場合には、スライ
ドブロックを支持するためのピンや復帰スプリングが不
要であるから、上記のような問題を解決できるが、やは
りスライドブロックという別部品が必要となるため、部
品コストの上昇を招くとともに、スライドブロックおよ
びクッションゴムがストライカを抱持するために略U字
形状部品とする必要があるため、部品形状が大型とな
り、ドアロック装置自体が大きくなるという欠点があっ
た。そこで、本考案の目的は、スライダーやスライドブ
ロック等の別部品を使用せずに、ストライカの進入速度
を緩和できるドアロック装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、金属製ベースプレートと金属製カバープ
レートとの間に樹脂ケースを挟持するとともに、ベース
プレート,カバープレートおよび樹脂ケースの三部材
一端が開放したストライカの進入溝を形成し、かつ上記
樹脂ケースにストライカを保持または開放するラッチ機
構を設けたドアロック装置において、上記樹脂ケースの
進入溝の入口部に、外側に向かって拡開し、ベースプレ
ートおよびカバープレートの進入溝の入口部より内側に
突出するとともに、幅方向に弾性変形可能な中空状もし
くはリップ状のガイド部を設け、上記樹脂ケースの進入
溝の奥部に、ベースプレートおよびカバープレートの進
入溝の奥部より内側へ突出し、ストライカを保持する幅
方向に弾性変形不能な側壁部を形成し、上記樹脂ケース
の側壁部の底部に、ストライカを弾性的に支持するクッ
ションゴムを配置したものである。
【0007】ドアを閉鎖する時、ストライカが最終的に
納まるべき進入溝に対してずれて進入してきても、スト
ライカは樹脂ケースの進入溝の入口部に設けた拡開状ガ
イド部に当たる。そのため、ガイド部が拡開方向へ弾性
変形し、衝撃力を吸収するとともに、ストライカを円滑
に進入溝内へ案内する。進入溝の奥部へ案内されたスト
ライカの両側面は弾性変形不能な側壁部で保持され、ス
トライカの先端面は側壁部の底部に配置されたグッショ
ンゴムで弾性的に支持される。ベースプレートとカバー
プレートとの間に挟持された樹脂ケースは、ベースプレ
ートとカバープレートとを安定に保持する機能のほか、
クッションゴムやラッチ機構の支軸等の部品を保持する
機能も持つ。また、樹脂ケースの進入溝をベースプレー
トやカバープレートの進入溝より内側へ突出させること
により、ストライカが樹脂ケースのみと接触して金属接
触をなくし、摩耗や衝撃音を低減する機能もある。
【0008】
【実施例】図1〜図6は本考案にかかるドアロック装置
の一例を示す。このドアロック装置は、金属板よりなる
ベースプレート1とカバープレート10との間に樹脂ケ
ース20を挟持した構成となっている。ケース20はポ
リアセタールのように引張強さが大きく丈夫で、耐疲労
性に優れた樹脂で形成されている。
【0009】ベースプレート1およびカバープレート1
0には両側方へ突出したフランジ部2,11が形成さ
れ、これらフランジ部2,11を重ね合わせた状態でド
ア本体(図示せず)にボルト等によって取り付けられ
る。ベースプレート1の中央部には3方を壁部3で囲ま
れた空所が形成され、この空所に樹脂ケース20を収容
することにより、残りの1面が樹脂ケース20の鍔部2
1で閉鎖される。
【0010】ベースプレート1,カバープレート10お
よび樹脂ケース20の下部中央には下端側が開放した進
入溝4,12,22が形成され、これら進入溝の入口部
5,13,23は下方に向かって拡開形状となってい
る。樹脂ケース20の進入溝22はベースプレート1お
よびカバープレート10の進入溝4,12より幅狭でか
つ深く形成されており、特に樹脂ケース20の進入溝2
2の入口部23はベースプレート1およびカバープレー
ト10の入口部5,13より内側に若干突出している。
樹脂ケース20の入口部23近傍には、図5,図6に示
すように厚み方向に貫通した一対の長孔24が形成され
ており、この長孔24と入口部23との間に形成された
薄肉中空部(ガイド部)25は幅方向、つまり図6左右
方向に弾性変形可能である。なお、中空部25の厚み寸
法L(図2参照)は樹脂ケース20の一般部分より厚く
形成され、ストライカSとの接触面を大きくとって中空
部25にかかる応力を小さくするとともに、ストライカ
Sとの衝突時の緩衝効果を高めている。
【0011】このようにベースプレート1およびカバー
プレート10の入口部5,13より内側に若干突出した
樹脂ケース20の入口部23内面に幅方向に弾性変形可
能な中空部25が形成されているので、図6のようにス
トライカSが進入溝22に対して若干ずれた状態で進入
しても、中空部25に衝突した時に中空部25が二点鎖
線で示すように長孔24側へ撓み、衝撃荷重を吸収して
進入溝22の奥部へストライカSを円滑に案内できる。
つまり、従来のスライダーと同様の機能を果たすことに
なる。
【0012】なお、樹脂ケース20の入口部23はベー
スプレート1およびカバープレート10の入口部5,1
3より内側に若干量だけ突出させてあるので、ストライ
カSの衝突により中空部25が一定量以上撓むと、スト
ライカSはベースプレート1あるいはカバープレート1
0の進入溝4,12の内面にも当たるので、中空部25
が弾性限度以上に撓む恐れがない。そのため、中空部2
5の折損を防止する効果がある。
【0013】樹脂ケース20の進入溝22の奥部には、
ベースプレート1およびカバープレート10の進入溝
4,12の奥部より内側へ突出した側壁部22aが形成
されており、この側壁部22aはストライカSを安定に
保持できるように幅方向に弾性変形不能である。樹脂ケ
ース20の側壁部22aの底部には厚み方向に凹んだ
定深さの凹部26が形成され、この凹部26にブロック
状のクッションゴム30が嵌合されている。なお、クッ
ションゴム30の他側面はカバープレート10で押えら
れている。クッションゴム30の下端部には進入溝22
に臨む突起部30aが一体形成され、この突起部30a
は図1に示すようにベースプレート1およびカバープレ
ート10の進入溝4,12の底部に露出している。その
ため、車体側に設けられたストライカSが進入溝4,1
2,22の底部まで進入すると、クッションゴム30の
突起部30aに当たるように設定されている。
【0014】ベースプレート1と樹脂ケース20との隙
間にはラッチ機構を構成するラッチ31とポール32と
が配置されており、これらラッチ31とポール32を回
転自在に支持する支軸33,34は樹脂ケース20の貫
通孔27,28に挿通されるとともに、両端がベースプ
レート1とカバープレート10とで固定されている。上
記ラッチ31は支軸33に挿通された捩りばね35によ
って図4左回り方向に付勢され、ポール32は支軸34
に挿通された捩りばね36によって図4右回り方向に付
勢されている。ストライカSが進入していない状態(ド
ア開放時)では、ラッチ31は樹脂ケース20に設けた
ストッパ片29(図4参照)に当たって停止しており、
ポール32は解除レバーの係止片37に当たって停止
し、ラッチ31とポール32とは非係合状態にある。ス
トライカSが進入溝4,12,22に進入すると、ラッ
チ31がその凹溝31aにストライカSを抱き込んで図
4の二点鎖線で示す位置まで回動し、ポール32と係合
してその位置を保持する。
【0015】なお、上記実施例では弾性変形可能なガイ
ド部として両端が支持された中空部を設けたが、図7に
示すように、樹脂ケース20’の入口部23’近傍に切
溝42を設けることにより、進入溝22’の入口側が開
放した一端支持構造のリップ(ガイド部)40を設けて
もよい。この場合、リップ40の過度な変形は背後に設
けた突起41で防止されるため、樹脂ケース20’の入
口部23’をベースプレートおよびカバープレートの入
口部より内側へ大きく突出させてもよい。
【0016】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案に
よれば、樹脂ケースの進入溝の入口部に弾性変形可能な
ガイド部を一体に設けたので、ストライカが進入溝に進
入する際に入口部に衝突しても、その衝撃荷重をガイド
部が吸収して進入溝に円滑に案内できる。しかも、進入
溝の奥部へ案内されたストライカの両側面は弾性変形不
能な側壁部で保持され、ストライカの先端面は側壁部の
底部に配置されたグッションゴムで弾性的に支持される
ので、ロック時の金属騒音を確実に防止できる。 また、
従来のようにスライダーやスライドブロックといった部
品を設ける必要がなく、部品数が少なくなることは勿
論、これら部品が移動するためのスペースも不要とな
り、小型化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるドアロック装置の正面図であ
る。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図3のC−C線断面図である。
【図5】樹脂ケースの正面図である。
【図6】樹脂ケースの一部拡大図である。
【図7】樹脂ケースの他の実施例の一部拡大図である。
【符号の説明】
1 ベースプレート 10 カバープレート 20 樹脂ケース 4,12,22 進入溝22a ガイド部 5,13,23 入口部 24 長孔 25 中空部(ガイド部) S ストライカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−49463(JP,U) 実開 昭64−29467(JP,U) 実開 昭64−29468(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製ベースプレートと金属製カバープレ
    ートとの間に樹脂ケースを挟持するとともに、ベースプ
    レート,カバープレートおよび樹脂ケースの三部材に一
    端が開放したストライカの進入溝を形成し、かつ上記樹
    脂ケースにストライカを保持または開放するラッチ機構
    を設けたドアロック装置において、 上記樹脂ケースの進入溝の入口部に、外側に向かって拡
    開し、ベースプレートおよびカバープレートの進入溝の
    入口部より内側に突出するとともに、幅方向に弾性変形
    可能な中空状もしくはリップ状のガイド部を設け、 上記樹脂ケースの進入溝の奥部に、ベースプレートおよ
    びカバープレートの進入溝の奥部より内側へ突出し、ス
    トライカを保持する幅方向に弾性変形不能な側壁部を形
    成し上記樹脂ケースの側壁部の底部に、ストライカを弾性的
    に支持するクッションゴムを配置した ことを特徴とする
    ドアロック装置。
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JPH04107372U JPH04107372U (ja) 1992-09-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6429468U (ja) * 1987-08-13 1989-02-22
JPS6429467U (ja) * 1987-08-14 1989-02-22
JPH0714587Y2 (ja) * 1988-10-01 1995-04-10 三井金属鉱業株式会社 自動車用ロック装置

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