JP4037539B2 - ラッチユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車、鉄道車両、航空機などの居室内などに設置される固定側と可動側とを備えた各種装備品における当該固定側に対し当該可動側を可動前位置に保持するように、一般に当該固定側に設けられて当該可動側に設けられたストライカに前記可動前位置において掛合させるように用いられ、当該ストライカと協働して前記固定側と可動側との留め付け具を構成するラッチユニットの提供に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の居室内に配置されるコンソールボックスの本体とその蓋や、グローブボックスの本体側と蓋側、鉄道車両のシート背面と当該背面に回動可能に取り付けられる補助テーブル、航空機の手荷物入れとその蓋など、固定側と可動側とを有し、可動側を固定側に対し、可動前位置において留め付ける必要がある場合に、しばしば、ストライカと、このストライカを受け入れ、このストライカの掛合部に当該受け入れに伴って弾性的に掛合する掛合突部を備えた弾性片を有するラッチとにより構成される留め付け具が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、前記自動車などにあっては、当該自動車等の衝突や急制動に伴って作用される慣性力や衝撃力により前記可動側が移動されるなどして前記ストライカとラッチとの掛合が予期せず解かれてしまう事態の防止が求められるところであり、こうした事態は一つには前記ストライカと前記ラッチとの掛合力を高めることで防止し得る。しかし、かかる掛合力を単純に高めてしまうと、通常時におけるラッチへのストライカの差し入れ、掛合操作、また、抜き出し、掛合解除操作を行い難いものとする不都合を生じさせる。
【0004】
もちろん、こうした慣性力や衝撃力が加わった場合に、前記ストライカとラッチとの掛合を解除しないように作動する非常用のロック機構などを別途設ける方策も採り得るところであるが、こうした留め付け具自体にこうした機構を簡易に備えさせることが、こうした自動車等の組み立て手間の軽減、軽量化、低廉供給化などの観点から望まれるところである。
【0005】
そこでこの発明は、通常使用時におけるストライカとラッチとの掛合操作、掛合解除操作に格別の支障を生じさせることなく、衝突などの非常時における慣性力ないしは衝撃力によってストライカとラッチの掛合が予期せず解かれることのない機構を内蔵し、ラッチユニットとして取り付けをなすことのみをもってこの種の留め付け具にこうした非常時の掛合解除阻止機能を適切に付与し得るラッチユニットの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明にあっては、ラッチユニットを以下の(1)〜(7)の構成を備えたものとした。
(1)ストライカの保持室と、このストライカの保持室に隣り合う側方室とを備え、かつ、取り付け対象物に開設された取り付け穴に差し入れ組み付けられるケーシングと、
(2)前記側方室内に移動可能に収められる応動体とを有しており、
(3)前記ケーシングには、前記保持室に連通する前記ストライカの導入開口が設けてあると共に、
(4)当該保持室と前記側方室とが、当該保持室の内奥部側から前記導入開口に向けて突き出す弾性片により分けられており、
(5)前記弾性片が、前記保持室の内方側に、前記導入開口からの前記ストライカの差し入れに伴って当該ストライカの掛合突部に突き当てられて当該弾性片を前記側方室側に撓み込ませた後、このストライカの所定位置への差し入れにより当該弾性片を弾性復帰させて当該ストライカの掛合突部に当該ストライカの前記保持室内からの抜け出しを阻止する向きに掛合する掛合突部を有すると共に、
(6)前記側方室には、前記応動体を当該側方室において前記弾性片の基部側に位置付けるように常時付勢する付勢手段が備えられており、
(7)前記付勢手段の付勢力が、少なくとも、前記弾性片の掛合突部との前記掛合を解いて前記ストライカを前記保持室内から抜け出させる大きさの慣性力ないしは衝撃力が作用された際に、前記弾性片の前記側方室側への撓み込みを阻止する位置に向けた前記応動体の当該弾性片の突き出し端側への移動を許容する大きさとしてある。
【0007】
かかる構成によれば、かかるラッチユニットにおける前記保持室内に、前記導入開口から、前記ストライカを差し入れることにより、当該ストライカの掛合突部を前記弾性片の掛合突部に掛合させて、かかるストライカが設けられた部材をラッチユニットの取り付け対象物に対し、ワンタッチで留め付けることができる。
【0008】
また、少なくとも、前記大きさの慣性力ないしは衝撃力が作用された場合には、前記応動体を、前記弾性片の前記側方室側への撓み込みを阻止する位置に向けて当該弾性片の突き出し端側へ移動させ、この応動体により当該弾性片の前記側方室に向けられた撓み出しを阻止して、前記慣性力ないしは衝撃力による前記保持室からの前記ストライカの予期せぬ抜き出し、すなわち、このストライカの取り付けられた部材とラッチユニットの取り付け対象物との予期せぬ外れ出しを防止することができる。
【0009】
この結果、前記弾性片のストライカの掛合突部に対する掛合力を過度に高める必要がなく、通常時におけるラッチへのストライカの差し入れ、掛合、また、抜き出し、掛合解除操作に大きな押し込み力、引っ張り力を必要としないようにすることができる。
【0010】
また、取り付け対象物の取り付け穴に前記ケーシングを差し入れ、組み付けることをもって、容易に、前記慣性力ないしは衝撃力の作用時にストライカの抜け出しを阻止する機能を備えた留め付け具を、こうした留め付け具による留め付けを必要とする二つの部材に備えさせることができる。
【0011】
また、前記慣性力ないしは衝撃力が作用されない限り、前記付勢手段の付勢により前記応動体を前記弾性片の前記側方室側への撓み出しを妨げない位置に安定的に位置付けることができることから、前記ケーシングの前面が上方を向くようにラッチユニットを取り付けても、また、当該前面が側方を向くようにラッチユニットを取り付けても、さらには、当該前面が下方を向くようにラッチユニットを取り付けても、前記保持室内へのストライカの差し入れ、掛合操作および当該保持室内からのストライカの抜き出し、掛合解除操作のいずれも通常時には何らの支障なく行なうことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図1ないし図11に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について説明する。
【0013】
なお、ここで図1は、所定の大きさの慣性力ないしは衝撃力が作用されない状態におけるラッチユニットRとストライカSとの掛合状態を理解し易いように、これらを断面にして示している。また、図2は、所定の大きさの慣性力ないしは制動力が作用された状態を、図1と同様に断面にして示している。
【0014】
また、図3ないし図7はそれぞれラッチユニットRを示しており、図4は縦断面の状態として、図5は図3における左側から見た状態で当該ラッチユニットRの右半分を断面にして、図6は図3における上側から見た状態で(同図においては、後述するスプリングプレート4の記載を省略している。)、さらに、図7は図3における下側から見た状態で、それぞれ当該ラッチユニットRを示している。
【0015】
また、図8ないし図11はそれぞれ、この実施の形態にかかるラッチユニットRと掛合されるストライカSを示しており、図9は縦断面の状態として、図10は図8の右側から見た状態で、さらに、図11は図10における上側から見た状態で、それぞれ当該ストライカSを示している。
【0016】
この実施の形態にかかるラッチユニットRは、自動車、鉄道車両、航空機などの居室内などに設置される固定側100と可動側200とを備えた各種装備品における当該固定側100に対し当該可動側200を可動前位置CLに保持するように、一般に当該固定側100に設けられて当該可動側200に設けられたストライカSにかかる可動前位置CLにおいて掛合させるように用いられるものである。
【0017】
すなわち、この実施の形態にかかるラッチユニットRは、ストライカSの保持室11を備え、また、この保持室11に連通するストライカSの導入開口12を備えたケーシング1を有している。かかるケーシング1は、かかる導入開口12が開設された前面13を巡る外鍔部14を有すると共に、向き合った側面にそれぞれ、当該側面に形成した割り欠き溝15aにより、当該外鍔部14側をケーシング1内側に弾性変形可能とする弾性取り付け片15を有している。各弾性取り付け片15、15は、その外鍔部14側の端部外側に、当該外鍔部14との間に間隔を開けて当該外鍔部14に向いた掛合面15cを有する突部15bを有している。この突部15bは、その頂端から前記ケーシング1の後面16側に向けて次第に当該突部15bを低める傾斜面15dを備えている。これにより、このラッチユニットRは、このラッチユニットRの取り付け対象物100’に開設された、前記ケーシング1の外形に倣った穴形状の取り付け穴101に対し、当該ケーシング1の後面16側を先にして差し入れることにより、当該取り付け穴101の穴縁に前記突部15bの傾斜面15dを押し当てて、この突部15bの設けられた前記弾性取り付け片15をケーシング1内側に向けて次第に撓み込ませ、この後、この突部15bの頂端がかかる取り付け穴101の穴縁を乗り越えた位置で当該弾性取り付け片15を弾性復帰させて、かかる穴縁を前記外鍔部14と前記掛合面15cとで挟み付ける位置まで当該ケーシング1を当該取り付け穴201に差し入れることにより、ワンタッチで当該取り付け対象物100’に設置することが可能とされている。
【0018】
また、かかるラッチユニットRは、前記ストライカSの保持室11に隣り合うように、側方室17を有すると共に、この保持室11と側方室17とを、当該保持室11の内奥部19側から前記ストライカSの導入開口12側に向けて突き出す弾性片18により分けるようにした構成としてある。より具体的には、かかる保持室11と側方室17との間に、前記ケーシング1の前面13において当該ケーシング1の幅方向に延びる割溝18aと、この割溝18aの両端側においてそれぞれ、この割溝18aに連通し、ケーシング1の後面16側に延びる縦向き割溝18bとが形成されており、このように形成される各割溝18a、18bにより前記弾性片18が形成されている。
【0019】
かかる弾性片18は、その突き出し端側、すなわち、前記ストライカSの導入開口12側において、前記保持室11の内側に向けて突き出す掛合突部18cを備えている。かかる掛合突部18cは、前記弾性片18の基部側、すなわち、前記保持室11の内奥部19側に向いた掛合面18dとを有すると共に、その頂部から当該弾性片18の突き出し端側に向けて、次第に自らを低める向きの傾斜面18eを備えている。
【0020】
この結果、この実施の形態にあっては、かかるラッチユニットRにおける前記保持室11内に、前記導入開口12から、前記弾性片18の側に向けて掛合突部5を備えるように形成、設置されたある程度の長さを持ったストライカSを差し入れることにより、当該ストライカSの掛合突部5を前記弾性片18の掛合突部18cに掛合させて、かかるストライカSが設けられた部材をラッチユニットRの取り付け対象物100’に対し、ワンタッチで留め付けることができる。
【0021】
すなわち、前記ストライカSを前記導入開口12から前記保持室11内に差し入れることにより、先ず、このストライカSの掛合突部5を前記弾性片18の掛合突部18cにおける傾斜面18eに突き当てて当該弾性片18を前記側方室17側に向けて次第に撓み込ませることができる。次いで、かかるストライカSをさらに、このストライカSの掛合突部5の頂端が前記弾性片18の掛合突部18cの頂端を乗り越える所定位置まで差し入れることにより、当該弾性片18を前記保持室11側に弾性復帰させることができる。そして、この弾性復帰により、かかる弾性片18の掛合突部18cにおける掛合面18dを前記ストライカSの掛合突部5に当該ストライカSの差し入れ手前側において引っ掛けることができ、これにより再び前記弾性片18を前記側方室17側に撓み込ませる大きさの力で前記ストライカS側を引っ張らない限り当該ストライカSを前記保持室11内から抜け出させないようにすることができる。
【0022】
なお、この実施の形態にあっては、前記ストライカSを、前記保持室11における前記弾性片18の形成側にある当該弾性片18を挟んだ壁面11a、11aと、この壁面11aと対向位置にある当該保持室11の壁面11bとに長さ方向に亙る両縁部を接しさせる幅の一対の側板体6、6間に、前記弾性片18の側に湾曲突き出し部7aを持つように形成されたフック状の連接部7を形成させて構成させている。かかる連接部7における湾曲突き出し部7aが前記ストライカSの掛合突部18cとして機能され、また、前記弾性片18の掛合突部18cはこのストライカSにおける一対の側板体6、6間に当該ストライカSの前記保持室11への差し入れに伴って入り込むように構成されている。また、かかるストライカSは、前記ラッチユニットRの保持室11への差し入れ側と反対の側に、当該ラッチユニットRの取り付け対象物100’への留め付けをなされる部材への固定部8を有している。かかる固定部8は、外鍔部9により前記保持室11への差し入れ側と区分されており、横断面略方形状をなす筒状に構成されていると共に、この固定部8を連通する割り溝81によって外鍔部9側に突き出し端を向けるように形成された弾性取り付け片80を対向側面に有している。この弾性取り付け片80にはそれぞれ、前記外鍔部9側に掛合面80bを向けた掛合突部80aが形成されており、この結果、この実施の形態にあっては、かかるストライカSも前記部材に形成させた取り付け穴201に対し、前記外鍔部9を突き当てる位置まで前記固定部8を差し入れることにより、この差し入れに伴う前記掛合突部80aの当該取り付け穴201の穴縁への突き当てによる前記弾性取り付け片80の内向きへの撓み込みと、この掛合突部80aの頂端が当該穴縁を乗り越えることによる当該弾性取り付け片80の弾性復帰を通じて、前記外鍔部9と前記掛合突部80aの掛合面80bとにより前記取り付け穴201の穴縁を挟み込んで当該部材にワンタッチで取り付けることができるものとされている。
【0023】
一方、ラッチユニットRにおける前記側方室17には、前記保持室11への前記ストライカSの出入り方向と略同方向に移動可能な状態で、応動体2が収められている。
【0024】
前記側方室17を構成する前記弾性片18の両側に位置される側板部には、当該応動体2の移動方向に沿って長い案内長穴17aが形成してある。一方、かかる応動体2における両側部には、この案内長穴17aに収まる大きさの案内突起21が設けてある。かかる応動体2は、前記案内突起21を前記案内長穴17aに収めて、この案内長穴17aに沿って移動されるように組み付けられている。
【0025】
また、前記側方室17は、前記ケーシング1の前面13側において閉塞され、後面16側において開放された構成としてあると共に、この閉塞側の内面17cと前記応動体2の間に、当該応動体2を前記ケーシング1の後面16に向けて常時付勢する圧縮コイルバネ3aが介装されている。より具体的には、当該応動体2には、前記側方室17の閉塞側の内面17cに向けられた側において開放されためくら穴22が形成してあると共に、当該閉塞側の内面17cにはこのめくら穴22に入り込む太さの突起17bが形成してある。そして、前記圧縮コイルバネ3aは、この突起17を一端側の内側に収めると共に、他端側を前記めくら穴22に差し入れた状態で、前記のように介装されている。
【0026】
また、この実施の形態にあっては、前記弾性片18の突き出し端側にあって、前記側方室17に向けられた側に、先端を、この弾性片18の側に向けられた前記応動体2の規制側面23を通る仮想の平面Mに近接させる高さの隆起部18fが形成してある。そして、この実施の形態にあっては、後述する慣性力ないしは衝撃力が作用されない状態にあっては、前記バネ3aにより応動体2は前記案内突起21を前記ケーシング1の後面16側にある前記案内長穴17aの終端に押し当てる位置で維持され、(以下、応動体2の通常位置ODという。)この通常位置ODにあっては、応動体2の前記ケーシング1の前面13側に向けられた端部24は、前記弾性片18の隆起部18fの下方に位置され、前記規制側面23をこの隆起部18fに接しさせない構成としてある。(図1)すなわち、この実施の形態にあっては、前記圧縮コイルバネ3aが、前記応動体2を前記弾性片18の基部側に位置付けるように常時付勢する付勢手段3とされる。
【0027】
一方、この実施の形態にあっては、前記圧縮コイルバネ3aの付勢力が、少なくとも、車両などの衝突や、急制動などにより、前記保持室11に保持されているストライカSの組み付けられている側の部材に慣性力ないしは衝撃力が作用され、このストライカSが前記弾性片18の掛合突部18cとの掛合を解くように当該弾性片18を前記側方室17側に撓み込ませる大きさの力で引っ張られた際に、かかる大きさの慣性力ないしは衝撃力により前記応動体2の前記弾性片18の突き出し端側に向けた移動を許容させる大きさに設定してある。
【0028】
この結果、この実施の形態にあっては、少なくとも、こうした大きさの慣性力ないしは衝撃力が作用された場合には、前記応動体2を、当該応動体2の前記ケーシング1の前面13側に向けた端部24を前記側方室17の閉塞側の内面17cに突き当てる位置まで移動させることができる。(以下、応動体2の非常位置DAという。)この非常位置DAにおいては、前記応動体2の規制側面23が前記弾性片18の隆起部18fの先端に接することから、当該弾性片18の前記側方室17に向けられた撓み出しは阻止され、前記慣性力ないしは衝撃力による前記保持室11からの前記ストライカSの予期せぬ抜き出し、すなわち、このストライカSの取り付けられた部材とラッチユニットRの取り付け対象物100’との予期せぬ外れ出しが防止される。(図2)
【0029】
前記通常位置ODから前記非常位置DAへの応動体2の移動を生じさせるきっかけとなる前記慣性力ないしは衝撃力の大きさは、前記付勢手段の付勢力と当該応動体2の重さを調整することにより変更、調整することができる。典型的には、前記ストライカSの設けられた側の部材が当該ストライカSを前記保持室11から抜け出させるに至る大きさの慣性力ないしは衝撃力よりもやや小さいかかる力の作用により、前記応動体2の移動が生じるように設定される。
【0030】
この実施の形態にかかるラッチユニットRによれば、取り付け対象物100’の取り付け穴101に前記ケーシング1を差し入れ、組み付けることをもって、容易に、前記慣性力ないしは衝撃力の作用時にストライカSの抜け出しを阻止する機能を備えた留め付け具を、こうした留め付け具による留め付けを必要とする二つの部材に備えさせることができる。
【0031】
また、前記慣性力ないしは衝撃力が作用されない限り、前記付勢手段3の付勢により前記応動体2を前記弾性片18の前記側方室17側への撓み出しを妨げない前記通常位置ODに安定的に位置付けることができることから、前記ケーシング1の前面13が上方を向くようにラッチユニットRを取り付けても、また、当該前面13が側方を向くようにラッチユニットRを取り付けても、さらには、当該前面13が下方を向くようにラッチユニットRを取り付けても、前記保持室11内へのストライカSの差し入れ、掛合操作および当該保持室11内からのストライカSの抜き出し、掛合解除操作のいずれも通常時には何らの支障なく行える特長を有する。
【0032】
なお、この実施の形態にあっては、前記ケーシング1における前記保持室11の外側に、この保持室11へ差し入れられたストライカSの保持力を高めるなどの目的から、前記弾性片18における前記隆起部18fの前記側方室17側の突き出しを許容する割り欠き部4aを備えた湾曲状をなすスプリングプレート4が、当該保持室11における弾性片18の内側とこれに対向する壁面11bとを近付ける向きに押圧するような状態ではめ付けられている。
【0033】
また、かかる保持室11の導入開口12側にある当該保持室11の前記両側壁11a、11bには、前記ストライカSを受け入れ易いように、保持室11の内奥側から当該導入開口12側に向けて当該保持室11を広げ出す向きの傾斜面12aが形成されている。
【0034】
また、前記ケーシング1をプラスチック材料などの弾性変形特性を備えた材料により構成することにより、前記弾性片18に所要の弾性変形特性を容易に付与することができる。
【0035】
【発明の効果】
この発明にかかるラッチユニットによれば、通常使用時におけるストライカとラッチとの掛合操作、掛合解除操作に格別の支障を生じさせることなく、衝突などの非常時における慣性力ないしは衝撃力によってストライカとラッチの掛合が予期せず解かれることのない機構を、ラッチユニットとして取り付け対象物の採り付け穴に差し入れ組み付けることのみをもって、簡易かつ適切にこの種の留め付け具に付与し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラッチユニットRの使用状態を示す断面図
【図2】ラッチユニットRの使用状態を示す断面図
【図3】ラッチユニットRの側面図
【図4】ラッチユニットRの縦断面図
【図5】図3と異なる向きから見たラッチユニットRの一部破断縦断面図
【図6】ラッチユニットRの平面図
【図7】ラッチユニットRの底面図
【図8】ストライカSの側面図
【図9】ストライカSの縦断面図
【図10】図8と異なる向きから見たストライカSの側面図
【図11】ストライカSの平面図
【符号の説明】
S ストライカ
R ラッチユニット
1 ケーシング
11 保持室
12 導入開口
17 側方室
18 弾性片
18c 掛合突部
2 応動体
3 付勢手段
5 掛合突部

Claims (1)

  1. ストライカの保持室と、このストライカの保持室に隣り合う側方室とを備え、かつ、取り付け対象物に開設された取り付け穴に差し入れ組み付けられるケーシングと、
    前記側方室内に移動可能に収められる応動体とを有しており、
    前記ケーシングには、前記保持室に連通する前記ストライカの導入開口が設けてあると共に、
    当該保持室と前記側方室とが、当該保持室の内奥部側から前記導入開口に向けて突き出す弾性片により分けられており、
    前記弾性片が、前記保持室の内方側に、前記導入開口からの前記ストライカの差し入れに伴って当該ストライカの掛合突部に突き当てられて当該弾性片を前記側方室側に撓み込ませた後、このストライカの所定位置への差し入れにより当該弾性片を弾性復帰させて当該ストライカの掛合突部に当該ストライカの前記保持室内からの抜け出しを阻止する向きに掛合する掛合突部を有すると共に、
    前記側方室には、前記応動体を当該側方室において前記弾性片の基部側に位置付けるように常時付勢する付勢手段が備えられており、
    前記付勢手段の付勢力が、少なくとも、前記弾性片の掛合突部との前記掛合を解いて前記ストライカを前記保持室内から抜け出させる大きさの慣性力ないしは衝撃力が作用された際に、前記弾性片の前記側方室側への撓み込みを阻止する位置に向けた前記応動体の当該弾性片の突き出し端側への移動を許容する大きさとしてあることを特徴とするラッチユニット。
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