JPH0635474U - 折りたたみ式の階段用手摺 - Google Patents

折りたたみ式の階段用手摺

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JPH0635474U
JPH0635474U JP7846392U JP7846392U JPH0635474U JP H0635474 U JPH0635474 U JP H0635474U JP 7846392 U JP7846392 U JP 7846392U JP 7846392 U JP7846392 U JP 7846392U JP H0635474 U JPH0635474 U JP H0635474U
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紀男 中村
周二 篠原
良一 波多野
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株式会社壹会
エヌ・ティ・ティ都市開発株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】建設現場への輸送やその現場での荷揚げ作業
上、小型扁平に折りたたむことができ、しかも現場にお
いて簡便に架構立体化することにより、鉄骨階段の仮設
手摺と本設手摺にそのまま兼用させる。 【構成】折りたたみ式の階段用手摺(R)として、その
一定な高さ(h)のもとに起立する平行な支柱(14)
の下端部を階段(S)のささら桁(11)へ、同じく支
柱(14)の上端部をささら桁(11)の長手方向に沿
ってほぼ平行に延在する笠木(15)へ、各々回動自在
に枢支連結することにより、上記支柱(14)を悉くさ
さら桁(11)に対して起伏操作できる平行四辺形のリ
ンク運動機構に枠組みした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は折りたたみ式の階段用手摺に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、建物の内部階段や非常時の避難通路となる外部階段には、その仕上げ 用としての本設手摺だけでなく、建設時の安全な作業通路を形作るべく、その仮 設手摺を取付けることが義務づけられている。
【0003】 そのため、従来では鋼管などから架構した仮設手摺を、作業現場において階段 のささら桁へクランプ金具などにより仮止め固定し、その建設作業の最終的にこ れを取りはずし解体した上、これに代る仕上げ用の本設手摺を上記ささら桁へ、 溶接や固定金具の使用により取付け一体化している通例である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、これでは作業現場における仮設手摺の架構、その階段への仮止め固 定並びにその解体が必要であり、更にその後本設手摺も取付けなければならない ので、言わば二重の煩雑な現場作業となり、多大の作業コストを余儀なくされる 。
【0005】 又、それだからと言って、階段に予じめ本設手摺を付属設置しておくと仮定す れば、その全体的に嵩張ると共に大重量となるため、生産工場から建設現場への 輸送や、その現場での荷揚げ作業、その他の取扱い上明らかに不利であるほか、 建設作業中の反復的な通行により、その本設手摺が損傷しやすく、爾後の面倒な 補修仕上げを加えなければならない結果となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような課題の解決を企図しており、そのための階段用手摺として 、一定な高さのもとに起立する平行な支柱の下端部を階段のささら桁へ、同じく 支柱の上端部をささら桁の長手方向に沿ってほぼ平行に延在する笠木へ、各々回 動自在に枢支連結することにより、上記支柱を悉くささら桁に対して起伏操作で きるように定めたことを主な特徴とするものである。
【0007】
【作用】
本考案の上記構成によれば、手摺が階段のささら桁と相俟つ全体的な平行四辺 形のリンク運動機構として、そのささら桁への枢支連結状態に付属装備されてい るため、その手摺の支柱をささら桁に向かって伏倒させた扁平な折りたたみ状態 のもとに、生産工場から建設現場への輸送や、その建設現場での荷揚げ作業、そ の他の取扱いを便利に行なうことができる。
【0008】 又、その建設現場において階段のささら桁から支柱を起立させることにより、 その笠木も含む手摺の全体を安定・確固に架構立体化することができ、仮設手摺 と本設手摺との双方にそのまま兼用して使えるのであり、従来のような建設現場 における仮設手摺の架構、その階段への仮止め固定並びにその解体などを要さず 、作業上の効率や安全性、施工品質などに著しく優れる。
【0009】
【実施例】
以下、図面に基いて本考案の具体的構成を詳述すると、その第1実施例を示し た図1〜3において、(S)は建物の鉄骨階段であり、平行な左右一対の金属板 製ささら桁(11)と、その相互間へ階段状態に並列横架された踏板(12)と の組立体から成る。
【0010】 その場合、図1〜3の第1実施例では各踏板(12)を金属板からアングル型 に曲成した上、その左右両端部においてささら桁(11)と全面溶接しているが 、図4〜8の第2実施例に示すように、各踏板(12)をプレキヤストコンクリ ートや、各種補強繊維入り軽量気泡コンクリートなどの可塑物から成形して、ネ ジ締結具(13)やその他の固定用具により、ささら桁(11)と組立一体化し ても良く、要するに踏板(12)自身の構成やそのささら桁(11)との組立手 段については、図示以外のものを自由自在に採択することができる。
【0011】 (R)は手摺の総称であって、複数本の平行に起立する支柱(14)と、その 上端部の全体に亘って跨架する笠木(15)とから成り、支柱(14)の高さ( h)がすべて一定寸法に均等化されることによって、その支持される笠木(15 )が上記ささら桁(11)の長手方向に沿ってほぼ平行に延在している。つまり 、本考案では手摺(R)がその全体として横方向から見た時に、階段(S)のさ さら桁(11)と相俟って、図1、4のような平行四辺形のリンク運動機構に枠 組みされているわけである。
【0012】 しかも、このような手摺(R)を架構する支柱(14)の各個は、その下端部 において階段(S)のささら桁(11)へ、同じく上端部において笠木(15) へ何れも回動自在に枢支連結されており、図1、4のように上記ささら桁(11 )から起立する立体的な使用状態と、図3、8のようにそのささら桁(11)に 向かって伏倒する扁平な折りたたみ状態との相互に変換できるようになっている 。
【0013】 この点、図1〜3の第1実施例では各支柱(14)の上端部を笠木(15)と 枢支連結するに当り、その支柱(14)の上端部に軸受け入れ遊合孔(16)を 貫通形成すると共に、これと対応するネジ孔(17)を笠木(15)に穿設して 、その遊合孔(16)からネジ孔(17)へ別個独立の枢支ネジ軸(ボルト)( 18)を螺入締結することにより、上記支柱(14)と笠木(15)とをその枢 支ネジ軸(18)の水平軸線廻りに屈折させることができるように定めている。
【0014】 他方、各支柱(14)の下端部を階段(S)のささら桁(11)へ枢支連結す るに当っても、同じく別個独立の枢支ネジ軸(ボルト)(19)を用いて、これ を支柱(14)の下端部に貫通形成された軸受け入れ遊合孔(20)から、ささ ら桁(11)の外側面に溶接一体化されたナツト(21)へ螺入締結することに より、上記支柱(14)をその枢支ネジ軸(19)の水平軸線廻りに起伏させ得 るようになっている。尚、そのナツト(21)は支柱(14)とささら桁(11 )とのデイスタンスカラーとしても機能する。
【0015】 そのため、上下一対の枢支ネジ軸(ボルト)(18)(19)を若干緩めるこ とにより、支柱(14)をささら桁(11)と重合する扁平な折りたたみ状態に 伏倒させることができ、逆にその折りたたみ状態から支柱(14)を起立させた 後、上記枢支ネジ軸(ボルト)(18)(19)を締め上げることにより、その 支柱(14)の起立状態を確固に保持することができ、その笠木(15)も含む 手摺(R)の全体として、安定な平行四辺形に架構立体化させ得るのである。
【0016】 又、上記支柱(14)を伏倒させた上、枢支ネジ軸(ボルト)(18)(19 )を締め上げることにより、その笠木(15)も含む手摺(R)全体の扁平な折 りたたみ状態を、ガタツキなく確固に保持できること言うまでもない。
【0017】 その際、図1、3から明白なように、隣り合う支柱(14)の前後間隔ピツチ (p)を、その支柱(14)自身の高さ(h)よりも大きく寸法化することが好 ましい。そうすれば、支柱(14)を伏倒させた時にも、その支柱(14)の隣 り合う相互が干渉せず、笠木(15)も含む手摺(R)の全体を、上記ささら桁 (11)における所定帯幅(w)の寸法範囲内に納まる扁平な折りたたみ状態と して、その極力に小型コンパクト化できるからであり、生産工場から建設現場へ の輸送や、その建設現場での荷揚げ作業、その他の取扱い上ますます有利となる 。
【0018】 更に、図1〜3の符号(22)は上記支柱(14)の起立状態を正しく位置決 めロツクする固定ボルト、(23)はその固定ボルト(22)の受け入れ遊合孔 であって、支柱(14)の中途高さ位置に貫通形成されている。(24)はその 固定ボルト(22)と螺合締結されるナツトであって、上記した下側枢支ネジ軸 (19)受け入れ用ナツト(21)の直上位置に並列する如く、やはりささら桁 (11)の外側面に溶接一体化されている。
【0019】 上記固定ボルト(22)を支柱(14)の中途高さ位置から、ささら桁(11 )の付属ナツト(24)へ螺入締結することにより、支柱(14)を正確な起立 状態に位置決めロツクすると共に、その状態を増強できるようになっているので ある。逆に、その固定ボルト(22)を抜き出すことにより、支柱(14)を上 記した下側枢支ネジ軸(19)の水平軸線廻りに起伏操作できること、言うまで もない。
【0020】 上記固定ボルト(22)の設置に代えて又は加えて、図4〜8の第2実施例に 示すような位置決めストツパー(25)を、ささら桁(11)の外側面から一体 的に張り出すことにより、支柱(14)の起立状態を正しく位置決めロツクして も良い。
【0021】 つまり、板バネ材から図7のように曲成したストツパー(25)を、ビス(2 6)などによってささら桁(11)の外側面へ付属固定させ、そのストツパー( 25)により支柱(14)の中途高さ位置を受け止めて、その正確・安定な起立 状態にロツクするのである。
【0022】 又、図7と対応する図9の部分変形例から明白なように、金属板片から曲成し たストツパー(25a)を、ささら桁(11)の外側面へ溶接一体化して、これ により起立状態に正しく受け止めた支柱(14)の中途高さ位置へ、上記のよう な固定ボルト(22a)を抜き差し自在に螺入締結しても良い。(24a)はそ の固定ボルト(22a)の受け入れ用ネジ孔であり、支柱(14)の中途高さ位 置に穿設されていること言うまでもない。
【0023】 その場合、上記何れの位置決めストツパー(25)(25a)にあっても、こ れによって支柱(14)の中途高さ位置を階下方向から安定良く受け止め、その 支柱(14)を階上方向に向かってのみ伏倒させ得るように定めることが望まし い。
【0024】 そうすれば、階段(S)の傾斜勾配との関係において、その支柱(14)を図 8のように回動角度の小さな階上方向へ、すばやく伏倒させることができ、又そ の逆な起立操作も効率良く行なえるほか、ますます安定・確固な起立状態にロツ クし得るからである。
【0025】 次に、図10〜14は各支柱(14)の上端部を、笠木(15)と枢支連結す る構成の各種部分変形例に係り、図1〜3の上記第1実施例に示した別個独立の 枢支ネジ軸(ボルト)(18)に代えて、図10に示すような枢支ネジ軸(18 a)を笠木(15)から一体的に外方へ張り出し、これに支柱(14)側の軸受 け入れ遊合孔(16a)を差し込んだ上、その枢支ネジ軸(18a)にナツト( 17a)を螺合締結しても良い。
【0026】 又、笠木(15)から一体的に張り出す枢支ネジ軸(18b)の中途部を、図 11に示すような円錐突子(27)として造形し、これを受け入れる支柱(14 )側の遊合孔(16b)も円錐型に対応形成して、その両者のテーパー嵌合によ り、支柱(14)と笠木(15)との締結力を増強することができる。
【0027】 上記図11との反対に、その中途部がやはり円錐突子(27c)として造形さ れた枢支ネジ軸(18c)を、図12に示すように支柱(14)の上端部から内 方へ張り出すと共に、その円錐型の受け入れ遊合孔(16c)を笠木(15)側 に貫通形成して、その両者を同様にテーパー嵌合させるように定めても良い。そ の際、枢支ネジ軸(18c)の先端部に螺合締結するナツト(17c)は、これ を笠木(15)の表面から張り出さぬ埋没状態に保つ。
【0028】 更に、図13から明白な通り、笠木(15)から左右一対の連結ステー(28 )を下向き一体的に張り出して、その両連結ステー(28)とこれにより挟まれ た支柱(14)の上端部との相互間へ、別個独立の枢支ネジ軸(ボルト)(18 d)を貫通横架させた上、そのネジ軸(18d)の先端部にナツト(17d)を 螺合締結しても良い。
【0029】 その左右一対の連結ステー(28)を張り出す代りに、図14に示す如く、別 個な受け具(29)を笠木(15)の下面に付属一体化させて、その受け具(2 9)から垂下する左右一対の連結ステー(28e)と、これにより挟まれた支柱 (14)の上端部との相互間へ、同じく枢支ネジ軸(ボルト)(18e)を貫通 横架させた上、これにナツト(17e)を螺合締結してもさしつかえない。
【0030】 つまり、支柱(14)の上端部と笠木(15)は図1〜3の第1実施例に説示 したように、その直接枢支連結するばかりでなく、別個な受け具(29)を介し て間接的に枢支連結することも可能であり、このような構成も本考案に属する。
【0031】 図15、16は同じく各支柱(14)の下端部を、階段(S)のささら桁(1 1)へ枢支連結する構成の部分変形例であり、図1〜3の上記第1実施例に示し た別個な枢支ネジ軸(ボルト)(19)の代りに、図15に示すような枢支ネジ 軸(19a)を、支柱(14)の下端部から内方へ一体的に張り出して、これを ささら桁(11)に貫通形成された軸受け入れ遊合孔(20a)へ差し込んだ上 、その枢支ネジ軸(19a)にナツト(20a)を螺合締結しても良い。
【0032】 又、図16のように、ささら桁(11)から外方へ一体的に枢支ネジ軸(19 b)を張り出し、その中途部を円錐突子(30)として造形する一方、これを受 け入れる遊合孔(20b)も円錐型として、支柱(14)の下端部に対応形成す ると共に、その両者をテーパー嵌合させることにより、支柱(14)とささら桁 (11)との締結力を増強してもさしつかえない。
【0033】 尚、図4〜16の各種変形例におけるその他の構成と作用は、図1〜3の第1 実施例と実質的に同一であるため、その図4〜16に図1〜3との対応符号を記 入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
【0034】 上記のように構成された本考案の取扱い方法を、その図1〜3の第1実施例に 基いて説明すると、階段(S)のささら桁(11)に手摺(R)が枢支連結状態 に付属装備されているので、その上下一対の枢支ネジ軸(18)(19)を若干 緩めることにより、支柱(14)を図3のようにささら桁(11)に向かって伏 倒し、その笠木(15)も含む手摺(R)の全体を扁平に折りたたみ、その小型 コンパクトな折りたたみ状態のもとに、生産工場から建設現場への輸送を初め、 その建設現場での荷揚げ作業やその他の取扱いを便利に行なうことができる。
【0035】 そして、その建設現場において上記支柱(14)を図1、2のようにささら桁 (11)から起立させた上、その上下一対の枢支ネジ軸(18)(19)を締め 上げると共に、その起立状態の位置決めロツク用固定ボルト(22)をささら桁 (11)側のナツト(24)へ螺入締結することにより、上記手摺(R)の全体 を安定・確固な起立状態に立体化させることができ、その手摺(R)を冒頭に述 べた階段(S)の仮設手摺と、本設手摺との双方にそのまま兼用し得るのである 。
【0036】
【考案の効果】
以上を要するに、本考案では折りたたみ式の階段用手摺として、一定な高さ( h)のもとに起立する平行な支柱(14)の下端部を階段(S)のささら桁(1 1)へ、同じく支柱(14)の上端部をささら桁(11)の長手方向に沿ってほ ぼ平行に延在する笠木(15)へ、各々回動自在に枢支連結することにより、上 記支柱(14)を悉くささら桁(11)に対して起伏操作できるように定めてあ るため、冒頭に述べた従来技術の課題を確実に解決できる効果がある。
【0037】 即ち、上記構成によれば、階段(S)の手摺(R)がそのささら桁(11)へ 、枢支連結状態に付属装備されているため、そのささら桁(11)と重合する小 型扁平な折りたたみ状態のもとに、生産工場から建設現場への輸送や、その建設 現場での荷揚げ作業、その他の取扱いを軽快に能率良く行なえ、従来のように建 設現場において、階段のささら桁へ一旦仮設手摺を仮り止め固定し、その後これ を取りはずし解体して、仕上げ用の本設手摺を架構する煩雑な、且つ重労働の作 業を行なう必要もない。その本考案の手摺(R)を仮設手摺と本設手摺との双方 に、そのまま兼用して使えるのである。
【0038】 又、本考案の手摺(R)は全体的な平行四辺形のリンク運動機構に形作られて おり、その支柱(14)の下端部において階段(S)のささら桁(11)へ、同 じく支柱(14)の上端部において笠木(15)へ各々回動自在に枢支連結され ているため、建設現場において階段(S)を施工しさえすれば、その手摺(R) も自づと設置される結果となり、その後ささら桁(11)から支柱(14)を起 立させれば、その笠木(15)も含む手摺(R)の全体として、容易に正しく架 構立体化できるのであり、その作業上の効率や安全性、施工品質などを大いに昂 め得ることとなる。
【0039】 特に、請求項2の構成を採用するならば、その上下一対の枢支ネジ軸(18) (19)が支柱(14)と笠木(15)との屈折支点や、支柱(14)とささら 桁(11)との回動支点をなすばかりでなく、ネジ孔(17)やナツト(21) と締結されることによって、そのまま支柱(14)を起立状態又は伏倒状態に保 持する固定用具としても兼用できるため、その必要構成を著しく簡素に合理化し 得る効果もある。
【0040】 更に、請求項3の構成を採用するならば、そのささら桁(11)から張り出す ストツパー(25)(25a)によって、支柱(14)を自づと正確な起立状態 に位置決め保持することができ、その起立操作をますます安楽に行なえるほか、 そのストツパー(25)(25a)により併せて支柱(14)が階段(S)の階 上方向に向かってのみ伏倒操作できるように規制されるため、その伏倒操作と起 立操作とを小さな回動角度のもとに、すばやく高効率に行なえ、上記起立状態と しても一層安定裡にロツクし得るのである。
【0041】 又、請求項4の構成を採用するならば、手摺(R)の全体として階段(S)の ささら桁(11)へ、ますます小型扁平に折りたたむことができ、その梱包や輸 送上のコストダウンを図れる。
【0042】 更に、請求項5の構成を採用するならば、支柱(14)の上端部に枢支連結さ れる受け具(29)を介して、笠木(15)を容易に架設支持することができ、 その作業性が笠木(15)の長尺になればなる程、改善されることになるほか、 笠木(15)の各種変化に対する対応性も広がる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る第1実施例の使用状態を示す側面
図である。
【図2】図1の2−2線に沿う拡大断面図である。
【図3】図1に対応する折りたたみ状態を示す側面図で
ある。
【図4】図1に対応する第2実施例の使用状態を示す側
面図である。
【図5】図4の部分拡大側面図である。
【図6】図5の6−6線断面図である。
【図7】同じく図5の7−7線断面図である。
【図8】図4に対応する折りたたみ状態を示す側面図で
ある。
【図9】図7に対応する部分変形例を示す断面図であ
る。
【図10】支柱と笠木との枢支連結構造に関する第1部
分変形例を示す拡大断面図である。
【図11】同じく第2部分変形例を示す拡大断面図であ
る。
【図12】同じく第3部分変形例を示す拡大断面図であ
る。
【図13】同じく第4部分変形例を示す拡大断面図であ
る。
【図14】同じく第5部分変形例を示す拡大断面図であ
る。
【図15】支柱とささら桁との枢支連結構造に関する第
1部分変形例を示す拡大断面図である。
【図16】同じく第2部分変形例を示す拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
(11)・ささら桁 (12)・踏板 (14)・支柱 (15)・笠木 (17)・ネジ孔 (18)・枢支ネジ軸 (19)・枢支ネジ軸 (21)(24)・ナツト (22)・固定ボルト (25)・ストツパー (25a)・ストツパー (29)・受け具 (R)・・手摺 (S)・・階段 (p)・・前後間隔ピツチ (h)・・高さ (w)・・帯幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 篠原 周二 東京都千代田区大手町2丁目2番2号 ア ーバンネツト大手町ビル エヌ・ティ・テ ィ都市開発株式会社内 (72)考案者 波多野 良一 東京都千代田区大手町2丁目2番2号 ア ーバンネツト大手町ビル エヌ・ティ・テ ィ都市開発株式会社内

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定な高さ(h)のもとに起立する平行な
    支柱(14)の下端部を階段(S)のささら桁(11)
    へ、同じく支柱(14)の上端部をささら桁(11)の
    長手方向に沿ってほぼ平行に延在する笠木(15)へ、
    各々回動自在に枢支連結することにより、上記支柱(1
    4)を悉くささら桁(11)に対して起伏操作できるよ
    うに定めたことを特徴とする折りたたみ式の階段用手
    摺。
  2. 【請求項2】支柱(14)の下端部をささら桁(11)
    へ、同じく上端部を笠木(15)へ各々枢支連結するに
    当り、 その支柱(14)とささら桁(11)又は笠木(15)
    との何れか一方に枢支ネジ軸(18)(19)を設け、
    残る他方にその枢支ネジ軸(18)(19)と締結可能
    なネジ孔(17)又はナツト(21)を設けて、 上記支柱(14)を枢支ネジ軸(18)(19)の水平
    軸線廻りに起伏操作できるように定めると共に、その枢
    支ネジ軸(18)(19)を締め上げることにより、上
    記支柱(14)の起伏状態を各々固定保持できるように
    定めたことを特徴とする請求項1記載の折りたたみ式の
    階段用手摺。
  3. 【請求項3】支柱(14)の中途高さ位置を受け止める
    ストツパー(25)(25a)を、ささら桁(11)か
    ら一体的に張り出して、そのストツパー(25)(25
    a)により支柱(14)を起立状態に位置決め保持でき
    るように定めると共に、その支柱(14)を階段(S)
    の階上方向に向かってのみ伏倒操作できるように規制し
    たことを特徴とする請求項1記載の折りたたみ式の階段
    用手摺。
  4. 【請求項4】隣り合う支柱(14)の前後間隔ピツチ
    (p)をその支柱(14)自身の高さ(h)よりも大き
    く寸法化して、支柱(14)の隣り合う相互を伏倒状態
    において干渉しないように、且つささら桁(11)の所
    定帯幅(w)よりも扁平化できるように定めたことを特
    徴とする請求項1記載の折りたたみ式の階段用手摺。
  5. 【請求項5】笠木(15)に支柱(14)と対応位置す
    る受け具(29)を付属一体化させて、その受け具(2
    9)と支柱(14)の上端部とを回動自在に枢支連結し
    たことを特徴とする請求項1記載の折りたたみ式の階段
    用手摺。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101128283B1 (ko) * 2009-06-23 2012-03-23 권오봉 접이식 계단
KR20140084889A (ko) * 2012-12-27 2014-07-07 서울메트로 승강장 설치용 회전식 선로 출입계단

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KR101128283B1 (ko) * 2009-06-23 2012-03-23 권오봉 접이식 계단
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