JPH063526Y2 - 内視鏡用処置具 - Google Patents

内視鏡用処置具

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JPH063526Y2
JPH063526Y2 JP1987184392U JP18439287U JPH063526Y2 JP H063526 Y2 JPH063526 Y2 JP H063526Y2 JP 1987184392 U JP1987184392 U JP 1987184392U JP 18439287 U JP18439287 U JP 18439287U JP H063526 Y2 JPH063526 Y2 JP H063526Y2
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treatment
coil spring
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endoscope
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征迅 岸
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富士写真光機株式会社
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、子宮鏡等のように、体腔内に流体を供給しな
がら所定の処置を行うための内視鏡に用いられる内視鏡
用処置具に関するものである。
[従来の技術] 内視鏡に用いられる鉗子等の処置具は、把持爪等のよう
に開閉可能な作動部材と、この作動部材を開閉操作する
ための操作部材とを有し、これら作動部材と操作部材と
の間を操作ケーブルにより連結することによって、この
作動部材を遠隔操作することができるようにしている。
そして、操作ケーブルは、操作ワイヤを鞘部材内に挿通
させることによって構成され、該操作ワイヤは、その一
端を作動部材の開閉機構を構成するリンク部に連結し、
他端を操作部材における滑子に連結し、この滑子を移動
させることによって、リンク部に該滑子の動きを伝達す
るようにしている。また、鞘部材の一端は作動部材のリ
ンク部の取り付け部材に固定され、他端が操作部材の本
体部に固定されるようになっている。
ところで、内視鏡のうち、例えば子宮鏡のようなもの
は、体腔の観察視野を確保するために、灌流液等の液体
を供給することにより、その体腔を膨張させるようにし
ているが、この液体の供給を独立した配管で行うように
すると、挿入部が太径となるために、前述した処置具を
挿通させるための処置具挿通チャンネルを利用して行う
ようにしている。また、かかる子宮鏡は体腔内への挿入
部の深さが浅いものであるから、挿入操作の安定性等の
観点から、挿入部を硬質部材で形成した硬性鏡が従来か
ら用いられていた。しかしながら、このような硬性鏡に
あっては、その観察を行う者に無理な姿勢を強いること
になる等、操作性が良好でないために、最近では少なく
とも体腔内に挿入される部分を他の内視鏡と同様に軟性
部とアングル部とからなる可撓部となし、この可撓部に
硬質部を連結することにより挿入部を形成した、所謂軟
性鏡が開発されている。かかる軟性鏡は、挿入部におけ
る硬質部を手で把持しながら操作を行うことができ、し
かも観察視野を変える時には、アングル部をアングル操
作すれば良いので、その操作性が著しく良好となる。ま
た、前述した挿入部に連結される操作部としては、内視
鏡の操作を行うための各種の操作部材が装着され、また
接眼部を設けてなる操作部本体を直接挿入部に連結する
ことはせず、該操作部本体を任意の方向に曲げ、しかも
ある程度以上の力を加えなければ、その屈曲形状を保つ
ようにした屈曲部を介装することによって、この内視鏡
の操作を行う者が自由な姿勢で操作することができるよ
うにしている。
而して、このように軟性鏡に用いられる処置具として
は、その操作ケーブルのうち、少なくとも可撓部内に位
置する部分は軟性の部材から構成しなければならないの
は当然のことであり、このために、操作ワイヤを挿通さ
せるための鞘部材としては、密着コイルばねで形成する
ようにしたものが従来から用いられている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、処置具挿通チャンネルを介して体腔内に液体
を送るように構成すると、内視鏡を操作している間は常
にこの処置具挿通チャンネル内に液体が充満しているこ
とになる。このような状態で密着コイルばねを有する処
置具を処置具挿通チャンネル内に挿通させると、このコ
イルばねの隙間等から液体が逆流して操作部材側に溢出
し、該操作部材が濡れて、滑り易くなる等操作部材の操
作性が悪くなるという欠点がある。
本考案は前述した従来技術の欠点を解消するためになさ
れたものであって、その目的とするところは、液体が充
満している処置具挿通チャンネル内に挿通させても、液
体が逆流しないように保持することができるようにした
内視鏡用処置具を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前述した目的を達成するために、本考案は、操作部と、
該操作部に連設した太径の屈曲部と、該屈曲部に連設し
た細径の挿入部を有し、前記屈曲部内では太径通路とな
り、前記挿入部内では細径通路となった処置具挿通チャ
ンネルを設けた内視鏡に挿入される処置具であって、先
端に設けた作動部材と、基端側に設けた操作部材と、そ
の間を連結する鞘部材と、該鞘部材内に挿通させた操作
ワイヤとで構成したものであって、該処置具の鞘部材
を、前記処置具挿通チャンネルのうち、細径通路内に位
置する部位は密着コイルばねで形成し、前記太径通路内
では、密着コイルばねにスリーブを被包させ、また前記
操作ワイヤの前記操作部材への連結部における前記鞘部
材からの取り出し部にはシール部材を介装する構成とし
たことをその特徴とするものである。
[作用] 前述したように、密着コイルばねをスリーブで被包させ
ることによって、該密着コイルばねを介して処置具挿通
チャンネル内の液体が逆流して該処置具挿通チャンネル
における処置具導入部から溢出するのを確実に防止する
ことができる。また、鞘部材の内部から操作ワイヤに沿
って流れる液体は、操作ワイヤの鞘部材からの取り出し
部に設けたシール部材により操作部材側に流出すること
もなくなるので、完全な防水構造となり、操作部材の操
作性が極めて良好となる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
まず、第4図に本考案に係る処置具が用いられる内視鏡
の全体構成を示す。図中において、1は操作部を示し、
該操作部1には挿入部2が連結されている。この挿入部
2は、操作部1への連接側が硬質の管材からなる硬質部
3で、該硬質部3には、軟性部4とアングル部5とから
なる可撓部6が連結されて、該可撓部6の先端には、照
明窓,観察窓等と共に、処置具を導出するための処置具
導出部を形成した先端構成部7が設けられている。
而して、この内視鏡は子宮鏡として用いられるものであ
って、その性質上、体腔内への挿入経路が短いものであ
る関係から、患者の体内に挿入されるのは、先端構成部
7及びアングル部5と軟性部4,さらに硬質部3の先端
部分のみとなっている。そして、硬質部3の大半の部分
は患者の体外に位置させることになっており、この硬質
部3によって操作部1を患者の体から一定間隔離間させ
るようになし、また操作者がこの硬質部3を把持して操
作することができるようになっている。このように硬質
部3を把持して操作することができるように構成するこ
とによって、内視鏡全体の安定性を保つことができるよ
うになり、この結果、体腔内の観察を行ったり、処置具
を用いた治療等を行ったりする操作の操作性が良好とな
るようにしている。
一方、操作部1は、例えばアングル部5のアングル操作
や、体腔内への流体の供給、処置具の挿入操作等を行う
ための操作用の各種の部材が装着されると共に、体腔内
の観察を行うための接眼部が形成された操作部本体8を
有し、該操作部本体8は直接挿入部2と連設されてはお
らず、金属帯片を螺旋状に巻回することにより構成され
て、任意の方向に屈曲することができ、しかもある程度
以上の力が加わらなければ、その屈曲状態に保持する屈
曲部9を介して挿入部2における硬質部3に連結される
ようになっている。そして、この屈曲部9は挿入部2よ
り太径となっている。
次に、この内視鏡の操作部1における操作部本体8には
処置具導入部10が設けられており、該処置具導入部10
は、この操作部1から挿入部2を貫通する状態に設けた
処置具挿通チャンネル11に連通している。そして、この
挿入部2には、処置具挿通チャンネル11以外にも、ライ
トガイド,イメージガイドを構成する光学繊維束等他の
部材が内装されているが、これらの各部材は従来から周
知のものであるから、その図示及び説明は省略する。ま
た、この処置具導入部10には、体腔を膨張させるための
灌流液を供給する灌流液供給部12が装着されており、こ
の灌流液は処置具挿通チャンネル11を介して患者の体内
に所定の圧力をもって送り込まれるようになっている。
さらに、この灌流液が処置具導入部10に逆流して溢出す
ることがないようにするために、該処置具導入部10には
逆止弁が設けられているが、この逆止弁は従来から周知
のものであるので、その図示及び説明は省略する。さら
に、この処置具挿通チャンネル11は、太径に形成された
屈曲部9内においては太径部11aとなり、細径に形成し
た挿入部2内においては、この処置具挿通チャンネル11
も縮径されて、細径部11bとなっている。
前述した構成を有する内視鏡に用いられる処置具は、第
1図乃至第3図に示したように構成される。
而して、まず、第1図に処置具20の全体の外観を示す。
図中において、21は作動部材を示し、該作動部材21は開
閉可能な一対の把持爪22を有し、この把持爪22は取り付
け部材23にリンク機構(図示せず)を介して取り付けら
れている。また、24は操作部材を示し、該操作部材24
は、所定の長さを有する棒状の本体部25を有し、該本体
部25には、その軸線方向に割り溝26が形成されている。
そして、この割り溝26の形成部には、本体部25に嵌合す
るようにして設けた滑子27が装着され、該滑子27にはス
ライド駒28が連結されている。このスライド駒28は、第
2図に示したように、本体部25の割り溝26を貫通する状
態となっている。また、本体部25の端部には指掛けリン
グ29が連設されており、該指掛けリング29に親指を挿通
し、人差指と中指とで滑子27を挟み込むようにして、該
滑子27を本体部25に沿ってスライドさせることができる
ように構成されている。
而して、前述したスライド部材28をスライドさせること
によって、この動きを把持爪22に伝達して該把持爪22の
開閉駆動を遠隔操作により行うようにするために、作動
部材21と操作部材24との間には操作ケーブル30が介装さ
れている。この操作ケーブル30は、第3図に示したよう
に、一端が滑子27に連結したスライド駒28に取り付けら
れ、他端が取り付け部材23におけるリンク機構に連結し
た操作ワイヤ31を有し、該操作ワイヤ31は鞘部材32内に
挿通されるようになっている。また、鞘部材32は、その
一端が作動部材21における取り付け部材23に固着される
と共に、他端は操作部24の本体部25に固定されている。
鞘部材32は、可撓部6が曲げられたときに、その抵抗を
少なくするために、これに追従して曲がることができる
ようになっており、このために、その大半の部分が密着
コイルばねから構成されている。この密着コイルばね
は、一端が取り付け部材23に固着されて、前記可撓部6
から硬質部3を介して屈曲部9内に一部導入される程度
の長さを有する第1のコイルばね33と、屈曲部9内から
本体部25に対する固定部材34の位置までの部分の第2の
コイルばね35とから構成される。そして、第1,第2の
コイルばね33,35の間には、連結部36が設けられてお
り、これら第1,第2のコイルばね33,35はこの連結部3
6に溶接等の手段で固着されるようになっている。
さらに、第2のコイルばね35には、合成樹脂製の柔軟な
チューブ材からなるスリーブ37を用いて被包されるよう
になっており、このスリーブ37は、その一端が連結部36
に固定され、他端は固定部材34に固着されるようになっ
ている。而して、このように第2のコイルばね35をスリ
ーブ37により被包させることによって、鞘部材32のうち
当該第2のコイルばね35の部分は第1のコイルばね33の
部分より太径となるが、この太径部分は処置具挿通チャ
ンネル11に挿通させたときに、該処置具挿通チャンネル
11のうちの太径部11a内に位置することになるので、こ
の処置具挿通チャンネル11内への挿入操作に支障を来た
すことはないように構成されている。
また、操作ワイヤ31は、その基端部側においては、固定
部材34から鞘部材32の外部に導出されるようになってい
るが、この固定部材34から端部位置までの間には、滑り
の良いステンレス等の硬質の管材からなるパイプ38内に
挿通されるようになっている。そして、固定部材34の内
面とパイプ38の外面との間にはOリング等からなるシー
ル部材39が介装されており、さらに操作ワイヤ31の先端
部分はパイプ38に固着するための固着部31aが設けられ
ている。
本実施例は前述のように構成されるもので、次にその作
用について説明する。
この内視鏡を用いて診断,検査等を行うには、挿入部2
を形成する可撓部6を患者の体腔内に挿入する。そし
て、灌流液供給部12に灌流液タンクからの配管を接続し
て、この灌流液供給部12から処置具挿通チャンネル11を
介して体腔内に灌流液の供給を行って、この体腔を膨張
させる。而して、処置具挿通チャンネル11は、屈曲部9
内においては太径部11aとなっているので、灌流液の通
りが良くなる。また、この灌流液の供給は、観察及び治
療を行っている間は常時行う必要があり、また処置具挿
通チャンネル11内に処置具20を挿通させたときにも、灌
流液の供給を継続しなければならないが、前述した如
く、処置具挿通チャンネル11に太径部11aを設け、また
処置具20の操作ケーブル30における当該太径部11a内に
位置する部分にスリーブ37を設けるようにすることによ
り、灌流液の供給を円滑に行うことができるようにな
る。
このように体腔内に灌流液を供給して体腔を膨張させた
状態に保持し、アングル部5をアングル操作して、先端
構成部7を所望の方向に向けることによって、操作部1
を傾けたり、移動させたりすることなく、この体腔を隅
なく観察することができるようになる。
ここで、挿入部2における硬質部3の大半の部分は患者
の体外に位置し、しかも、該硬質部3と操作部本体8と
の間には屈曲部9が介装されているので、操作部本体8
における各種の操作及び観察等は、患者の体から離れた
位置において行うことができるようになり、しかも操作
を行う者の姿勢も自由に変えることができ、さらに操作
の安定性も図ることができるようになるので、操作性が
著しく良好となる。
次に、処置具20を用いて治療等を行う場合について説明
すると、この処置具20を処置具導入部10から処置具挿通
チャンネル11内に挿入し、その先端に設けた作動部材21
を先端構成部7から導出して、患部等の位置にまで導
く。そして、操作部材24の滑子27をスライドさせること
により、該滑子27に連結した操作ワイヤ31を押引させ
て、把持爪22を開閉させ、これによって患部の摘出等の
治療を行うことができるようになる。然るに、処置具20
における作動部材21と操作部材24との間を連結する操作
ケーブル30は自由に曲がるようになっているので、可撓
部6が曲がった状態となっていても、その処置具挿通チ
ャンネル11内への挿入操作を円滑に行うことができ、ま
た処置具20を処置具挿通チャンネル11内に挿通した状態
でアングル操作しても、アングル部5は円滑に湾曲する
ことになる。しかも、処置具挿通チャンネル11のうち、
挿入部2内の部分は細径部11aとなっているが、操作ケ
ーブル30の先端側の部分における鞘部材32は第1のコイ
ルばね33だけの細径となっているので、この部分への挿
通に支障を来たすことはない。
また、この鞘部材32のうち、前記第1のコイルばね33が
形成された部分より基端側は、第2のコイルばね35をス
リーブ37で被包させるようにしているが、この部分は処
置具挿通チャンネル11のうち太径部11a内に位置するも
のであるから、容易に挿通させることができるようにな
る。しかも、このようにスリーブ37で被包させることに
より、操作ケーブル30にある程度腰を持たせることがで
きるようになり、しかもこのスリーブ37により滑りが良
くなるので、この処置具20の処置具挿通チャンネル11内
への挿入性が極めて良好となる。
前述した如く、処置具挿通チャンネル11内に灌流液を充
満させた状態で、該処置具挿通チャンネル11内に処置具
20を挿通させると、この灌流液が処置具導入部10側に流
出するおそれがある。しかしながら、この処置具20の操
作ケーブル30のうち、処置具導入部10に位置する部分は
第2のコイルばね35にスリーブ37を被包させるようにし
ており、このスリーブ37の外周部には処置具導入部10に
装着した逆止弁と当接することになるので、当該部位か
ら灌流液が溢出するおそれはない。また、鞘部材32の内
部に挿通された操作ワイヤ31に沿って操作部材24側に灌
流液が流れ込むことがあるが、該操作ワイヤ31に嵌合さ
せたパイプ38と固定部材34との間に介装したシール部材
39によって当該部位は液密に保持されるようになってい
るので、この操作ワイヤ31の鞘部材32から取り出し部分
からも灌流液の流出が起きることはなく、従って、操作
部材24が灌流液で濡れて、その操作性が悪くなるよう
な不都合を生じることがなくなる。さらに、この操作ワ
イヤ31におけるシール部材39の設置部分には、パイプ38
を設けるようにしているのでその摺動性が良好となり、
しかもシール部材39の摩耗を防止することができるよう
になる。
なお、前述した実施例においては、本考案に係る処置具
を鉗子として構成したものを示したが、電気メス等他の
処置具として構成することもできる。また、この処置具
が用いられる内視鏡を子宮鏡として構成したものを示し
たが、挿入部と操作部本体との間に屈曲部を設け、しか
も処置具挿通チャンネルを介して液体の供給を行うよう
に構成されておれば、例えば胆道鏡等のように他の形式
の内視鏡としても用いることができることはいうまでも
ない。
[考案の効果] 以上詳述した如く、本考案においては、体腔内に挿入さ
れる挿入部と操作部との間に設けた屈曲部内において
は、処置具挿通チャンネルを挿入部内より太径化し、該
処置具挿通チャンネル内に挿通される処置具の鞘体を軸
線方向に2つの部位に分けて、挿入部内では、細径通路
に挿通可能なように、密着コイルばね内に操作ワイヤを
挿通するように構成し、また屈曲部内では、処置具挿通
チャンネルも太径化されているから、密着コイルばねに
スリーブを被包させるようになし、しかも操作ワイヤの
操作部材への連結部における鞘部材からの取り出し部に
はシール部材を介装する構成としたので、鞘部材のう
ち、圧縮される方向以外には容易に曲がる密着コイルば
ねのみの部分を短縮し、途中から密着コイルばねを腰の
あるスリーブにより被包することによって、処置具の処
置具挿通チャンネル内への挿通操作性が良好となり、し
かも処置具を、その作動部材が処置具挿通チャンネルか
ら突出する位置まで挿通させると、スリーブの外側では
逆止弁により液密に保持でき、またスリーブ内において
はシール部材により液密に保持されているので、灌流液
を充満させた状態で検査等を行う子宮鏡その他の内視鏡
においては、この灌流液の逆流を確実に防止できる等の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は処置具
の外観図、第2図は第1図のII−II断面図、第3図は操
作ケーブルの構成説明図、第4図は内視鏡の全体構成を
示す外観図である。 1:操作部、2:挿入部、6:可撓部、8:操作部本
体、9:屈曲部、10:処置具導入部、11:処置具挿通チ
ャンネル、11a:太径部、11b:細径部、12:灌流液供
給部、20:処置具、21:作動部材、24:操作部材、27:
滑子、30:操作ケーブル、31:操作ワイヤ、32:鞘部
材、33:第1のコイルばね、35:第2のコイルばね、3
7:スリーブ、38:パイプ、39:シール部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作部と、該操作部に連設した太径の屈曲
    部と、該屈曲部に連設した細径の挿入部を有し、前記屈
    曲部内では太径通路となり、前記挿入部内では細径通路
    となった処置具挿通チャンネルを設けた内視鏡に挿入さ
    れる処置具であって、先端に設けた作動部材と、基端側
    に設けた操作部材と、その間を連結する鞘部材と、該鞘
    部材内に挿通させた操作ワイヤとで構成したものにおい
    て、前記鞘部材を、前記処置具挿通チャンネルのうち、
    細径通路内に位置する部位は密着コイルばねで形成し、
    前記太径通路内では、密着コイルばねにスリーブを被包
    させ、また前記操作ワイヤの前記操作部材への連結部に
    おける前記鞘部材からの取り出し部にはシール部材を介
    装する構成としたことを特徴とする内視鏡用処置具。
JP1987184392U 1987-12-04 1987-12-04 内視鏡用処置具 Expired - Lifetime JPH063526Y2 (ja)

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