JPH0635229Y2 - 反射鏡 - Google Patents

反射鏡

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JPH0635229Y2
JPH0635229Y2 JP1989089970U JP8997089U JPH0635229Y2 JP H0635229 Y2 JPH0635229 Y2 JP H0635229Y2 JP 1989089970 U JP1989089970 U JP 1989089970U JP 8997089 U JP8997089 U JP 8997089U JP H0635229 Y2 JPH0635229 Y2 JP H0635229Y2
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JP
Japan
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reflecting mirror
lamp
housing
light
liquid crystal
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JP1989089970U
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利邦 大塚
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Iwasaki Denki KK
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Iwasaki Denki KK
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ランプと共に用いられる反射鏡、特にその形
状の改良に関する。
[従来の技術] 従来、各種光学装置には反射鏡が、ハロゲンランプ、メ
タルハライドランプ、キセノンランプあるいは超高圧水
銀ランプ等と共に用いられている。特に最近では、液晶
ディスプレイ上の映像をスクリーン上に映し出す装置も
案出されており、このような液晶投影装置においても、
強力な光を得るために反射鏡の役割は重要である。
第4図は、従来の反射鏡を例えばハロゲンランプと共に
組み合わせた場合の概略側面図である。
まず、反射鏡10の口金部12にランプ14の封止部16を接着
剤等で固定する。そして、導入線18a,18bより電気が導
入され、ランプ本体20が発光し、該光が反射鏡10の鏡面
に反射し、強力な光線が得られるものである。そのた
め、反射鏡の内面は、放物面または楕円面に形成され、
あるいは配光を均一にするべく特殊な凹凸を設ける等、
様々な工夫が為されている。そして、反射鏡の最大径部
において、その切り口面と反射鏡軸は一様に直交する形
状となっている。
ここで、前記従来の反射鏡及びランプが、実際に液晶投
影装置に用いられた場合について、その状態を示す概略
断面図である第5図を参照しながら説明する。
反射鏡10の口金部12にランプ14を固定するという組合せ
方は、前述した通りである。そして、ランプ14を固定し
た反射鏡10を筐体40に固定ネジ36a,36bによって取り付
ける。該筐体40には、反射鏡から近い順に、熱線吸収ガ
ラス42、液晶パネル44、レンズ46が設けられており、ラ
ンプ14より発せられた光は、反射鏡10によって反射さ
れ、前記熱線吸収ガラス42、液晶パネル44、レンズ46を
透過して、スクリーン等(図示せず)に映写されること
となる。
[考案が解決しようとする課題] ところで、ランプ34は一般に強力な光源であり、筐体40
内部、特に反射鏡10付近は非常に高温となり、前述した
部分を冷却する必要が生じる。
このような手段を講じないと、反射鏡やランプが早期に
劣化してしまうだけでなく、熱線吸収ガラスを用いても
十分に熱線を吸収しきれないため熱に弱い液晶パネルに
まで熱的影響が及び液晶パネルも早期に劣化してしまう
という問題がある。
従って、筐体40に通風孔を穿設し、筐体40外部に設置し
たファンによって、通風性を良くする方法も考えられる
が、筐体40近傍に電子回路等があれば、高温の空気を流
すことは回避しなければならない。
また、筐体40に通風孔を設けることにより、光が漏出し
てしまうことがある。
さらに、通風性の良くない筐体40内部を冷却するに足る
大型のファンを用いると、そのモータ音がうるさいとい
う問題もあった。
本考案は、前記従来技術の課題に鑑み為されたものであ
り、その目的は、配光性には影響を与えることなく、で
きるだけ小さな風あるいは対流により、反射鏡及びラン
プを効率的に冷却することを可能とする反射鏡を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために本考案は、略半球状に形成さ
れた反射鏡面を有し、該反射鏡面の底部にランプを固定
してなり、また、該反射鏡面の端縁部に少なくとも液晶
パネルを設けた筐体を設置し、前記ランプより発せられ
た光を前記反射鏡面によって前記液晶パネルを透過させ
るように構成した反射鏡において、該反射鏡の鏡面端縁
部に、反射鏡軸に対してそれぞれ対称となる位置に少な
くとも二箇所の切込み部を設け、該切込み部を通じて通
風することにより、前記反射鏡及びランプを強制的に冷
却するように構成したことを特徴とする。
[作用] 本考案に係る反射鏡は前述した手段を有するので、反射
鏡を筐体にセットした場合、該反射鏡の切込み部のため
に、反射鏡及びランプ付近の通風性が向上し、微風ある
いは対流によっても前記各部分の冷却が可能となり、ま
た、騒音の問題も解消される。さらに、筐体に孔を穿設
することもないので、配光性にも全く問題はない。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例について説
明する。なお、前記従来技術と対応する部分には符号10
0を加えて示し、説明を省略する。
第1図は、本考案に係る反射鏡の斜視図であり、図中反
射鏡110の左右の端縁部に切込み部122a,122bを有する。
この切込み部122a,122bによって、反射鏡及びランプ付
近の通風性が向上し、該部分を効率的に冷却することが
できる。すなわち、発熱源であるランプ114近傍に通風
させることができるので冷却効率が向上し、しかも切込
み部122a,122bが反射鏡軸Iを介して対向する位置に設
けられているので、通風ムラを生じることもない。
第2図は、本考案に係る反射鏡を光学装置の筐体と組み
合せて構成した場合の概略斜視図である。
反射鏡110の口金部112にはランプ114が固定され、さら
に該反射鏡110は、筐体140に装着されている。そして、
ランプ114から発せられた光は、反射鏡110によって反射
され、さらに熱線吸収ガラス142、液晶パネル144、レン
ズ146を透過し、前方に設置されたスクリーン(図示せ
ず)に映写される。
この際、筐体140内部、特に反射鏡110及びランプ134付
近は、大変高温となる。
しかし、同図より明らかなように、反射鏡110の切込み
部122a,122bを通って、筐体外部に設置されたファン
(図示せず)等の風が、例えば矢印A方向に流れ、効率
良く反射鏡及びランプ付近を冷却する。
ところで、本考案に係る反射鏡110がなぜこのような形
状であるのかについて、説明する。
本考案に係る反射鏡110が、従来の反射鏡と相違する点
は、前述のごとく反射鏡110の端縁部に切込み部122a,12
2bを設けたことである。つまり、反射鏡110の最大径部
の端面が反射鏡軸に対して一様に直交している訳ではな
い。
このように反射鏡に切込み部を設けることは、光の損失
を招くように思えるが、スクリーン等の被照面が矩形の
場合、問題はない。
その理由について、第3図に基づき説明する。同図にお
いて、半球状の反射鏡10の前端面は円形であるが、該半
球状の反射鏡10を使用して矩形の被照面に映写すること
を考えると、放物面反射鏡10の前方に矩形状の開口50a
を有した遮光パネル50を設置するのと等価な光学系を考
えることができる。反射鏡10の前端面が矩形状となるよ
う構成することも考えられるが、均一な配光性を得ると
いう点では問題を生じてしまう。
従って、矩形状の被照面を照射する場合、略半球状の反
射鏡10では外形に近い部分のうち、P,Q,R,Sの各部分は
無くとも、被照面への配光の点においてなんら支障は無
いことが理解される。
しかし、P,Q,R,Sの各部分を全て切り取ることは不合理
である。なぜなら、ランプは完全な点光源ではないの
で、平行でない光成分を含む。そのために被照面が矩形
ということで、反射鏡10の直前で矩形状に遮光すると、
有効な光までを遮断することになってしまい、配光性が
劣化する。
そこで、本実施例では矩形の長辺部分であるP,Rの部分
をわずかに切り取っている。短辺部分Q,Sを切り取るこ
とも可能ではあるが、一般的に使用されるテレビあるい
はスクリーン等は横長の矩形であるのでQ,R部分は小さ
く、比較的余裕のある上下部分(P,R部分)の方に切込
み部を設けた。
切込み部の場所については、被照面に対応させて応用す
ることも可能である。
また、本実施例では切込み部を二箇所としたが、小さな
切込み部を数箇所に設けることもできる。
以上のように構成された本実施例に係る反射鏡を使用す
ることによって、反射鏡への通風が容易となり、ランプ
や反射鏡を微風で冷却することが可能となる。
特に、ランプの封止部の溶接点は一般的に300℃以下に
することが必要である。300℃以上になると、ランプの
点灯時間に応じて酸化が進み、該封止部の溶接点の部分
に抵抗が発生して電気的接続が遮断されてしまう。ま
た、一般にガラスはクラックを起こす。しかし、風が十
分行き渡らないと、ランプからの伝導熱あるいは反射光
によって300℃以下に維持することは困難である。
また、ランプはあまり強い風をあてて、温度が下がりす
ぎると、発光状態に狂いを生じてしまう。しかし、全く
無風であると、周囲の環境によっては過負荷状態とな
る。本考案に係る反射鏡は、この点においても、適度な
微風を効率良く通すことができるので、問題を解消する
ことが可能である。
さらに、ランプはつねに適度に冷却されることにより、
寿命が長くなり、コストの低減化にも通じる。
なお、本実施例においては片口金型ランプ用の反射鏡に
用いた例について説明したが、両口金型ランプの反射鏡
に適用することも可能である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案に係る反射鏡によれば、鏡
面端縁部に切込み部を設けたので、通風性が向上し、使
用時において、ランプを適度に冷却することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る反射鏡の斜視図、 第2図は、本考案に係る反射鏡を光学装置と共に用いた
場合の概略断面図、 第3図は、本考案の構成にいたった経過の説明図、 第4図は、従来の反射鏡とランプを組み合わせた状態の
断面図、 第5図は、従来の反射鏡を光学装置と共に用いた場合の
概略断面図である。 10,30,110…反射鏡、 122a,122b…切込み部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略半球状に形成された反射鏡面を有し、該
    反射鏡面の底部にランプを固定してなり、また、該反射
    鏡面の端縁部に少なくとも液晶パネルを設けた筐体を設
    置し、前記ランプより発せられた光を前記反射鏡面によ
    って前記液晶パネルを透過させるように構成した反射鏡
    において、該反射鏡の鏡面端縁部に、反射鏡軸に対して
    それぞれ対称となる位置に少なくとも二箇所の切込み部
    を設け、該切込み部を通じて通風することにより、前記
    反射鏡及びランプを強制的に冷却するように構成したこ
    とを特徴とする反射鏡。
JP1989089970U 1989-07-31 1989-07-31 反射鏡 Expired - Lifetime JPH0635229Y2 (ja)

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JPH0329902U JPH0329902U (ja) 1991-03-25
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