JPH0635201Y2 - 光固定減衰器 - Google Patents
光固定減衰器Info
- Publication number
- JPH0635201Y2 JPH0635201Y2 JP13584087U JP13584087U JPH0635201Y2 JP H0635201 Y2 JPH0635201 Y2 JP H0635201Y2 JP 13584087 U JP13584087 U JP 13584087U JP 13584087 U JP13584087 U JP 13584087U JP H0635201 Y2 JPH0635201 Y2 JP H0635201Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical
- plate
- spacer
- gap
- split sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主として光ファイバ伝送路の区間伝送損の調
整のために使用する光固定減衰器に関するものである。
整のために使用する光固定減衰器に関するものである。
〔従来の技術〕 近年、情報産業の発展に伴い光通信システムの進歩もめ
ざましく、それに追従して光通信システムの評価、検
討、調整等を行うために使用される光減衰器にも、小型
軽量化、高精度化、環境変化に対する安定性および高信
頼性といったことが要求され、その要求に応えて光ステ
ップ可変減衰器、光連続可変減衰器、光固定減衰器等が
その目的、用途別に開発されていることは周知である。
ざましく、それに追従して光通信システムの評価、検
討、調整等を行うために使用される光減衰器にも、小型
軽量化、高精度化、環境変化に対する安定性および高信
頼性といったことが要求され、その要求に応えて光ステ
ップ可変減衰器、光連続可変減衰器、光固定減衰器等が
その目的、用途別に開発されていることは周知である。
そのうちの光固定減衰器は、光ファイバ伝送路の区間伝
送損の調整のために光中継器の中に実装できるように、
小型軽量であると同時にモード依存性をもたないことが
要求され、更に、計測器としても使用されるため操作が
容易なことが大切な要素となっている。
送損の調整のために光中継器の中に実装できるように、
小型軽量であると同時にモード依存性をもたないことが
要求され、更に、計測器としても使用されるため操作が
容易なことが大切な要素となっている。
この光固定減衰器の簡易タイプのものとしては、第4図
に示すようにスリットSをもった割りスリーブL中に、
通光穴Pが穿設されたスペーサKを介装せしめ、割りス
リーブLの両端から挿入固定するフェルールFの先端間
を所定の間隙に保持し、その間隙の存在によって一方の
光ファイバFからの先端間を所定の間隙に保持し、その
間隙の存在によって一方の光ファイバFから他方の光フ
ァイバF′に伝達する光を減衰させる作用をもたせるよ
うにしたものなどがある。
に示すようにスリットSをもった割りスリーブL中に、
通光穴Pが穿設されたスペーサKを介装せしめ、割りス
リーブLの両端から挿入固定するフェルールFの先端間
を所定の間隙に保持し、その間隙の存在によって一方の
光ファイバFからの先端間を所定の間隙に保持し、その
間隙の存在によって一方の光ファイバFから他方の光フ
ァイバF′に伝達する光を減衰させる作用をもたせるよ
うにしたものなどがある。
このほか、上記スペーサKの代わりに必要とする光減衰
量とするため、透光性を加減した半透光性をもった小型
円板などを介在させて減衰作用を発揮させるものなどが
あった。
量とするため、透光性を加減した半透光性をもった小型
円板などを介在させて減衰作用を発揮させるものなどが
あった。
上記の如きスペーサKを介在せしめた簡易タイプの減衰
器では、スペーサの形状が単純であるためそれ自体の製
造コストは安価であるものの、割りスリーブ中に光減衰
作用を為すスペーサを介在させて光ファイバを接続する
際、割りスリーブの内径よりわずかに径の小さいスペー
サを使用することから、割りスリーブの軸方向にスペー
サが平行状態となってしまい、軸方向に対し直角に位置
した状態に直立し難いため、結局、光減衰器を用いた光
ファイバの接続作業が能率的に行えないことになる。
器では、スペーサの形状が単純であるためそれ自体の製
造コストは安価であるものの、割りスリーブ中に光減衰
作用を為すスペーサを介在させて光ファイバを接続する
際、割りスリーブの内径よりわずかに径の小さいスペー
サを使用することから、割りスリーブの軸方向にスペー
サが平行状態となってしまい、軸方向に対し直角に位置
した状態に直立し難いため、結局、光減衰器を用いた光
ファイバの接続作業が能率的に行えないことになる。
また、双方のフェルールの先端間にスペーサを介在させ
た場合、フェルール先端間を常に一定間隙に保持するた
めに双方のフェルールが当接する方向に一定の押圧力を
常時印加する必要がある。このため、多くの機構部品の
集合体となる結果、各部品は高い精度で構成されている
にもかかわらず、介在させるスペーサの厚み、透光性の
みによって所定の減衰率を正確に設定することができな
かった。
た場合、フェルール先端間を常に一定間隙に保持するた
めに双方のフェルールが当接する方向に一定の押圧力を
常時印加する必要がある。このため、多くの機構部品の
集合体となる結果、各部品は高い精度で構成されている
にもかかわらず、介在させるスペーサの厚み、透光性の
みによって所定の減衰率を正確に設定することができな
かった。
本考案は叙上の如き従来減衰器の欠点を解決し、構成部
品が少なく簡単な構造で安価に量産でき、正確な減衰量
を設定し得る減衰器を提供することを目的とする。
品が少なく簡単な構造で安価に量産でき、正確な減衰量
を設定し得る減衰器を提供することを目的とする。
上記目的を達成する手段として、中心部に通光穴を備え
た間隙板と、この間隙板をとり囲む外周板とが連結板を
介して一体成形されたスペーサの上記間隙板及び連結板
を上記割りスリーブの円筒空間中とスリット中にそれぞ
れ挿通遊嵌せしめ、割りスリーブに挿通した一対のフェ
ルール先端間に上記間隙板を介在させて所定の光減衰を
行うようにした。
た間隙板と、この間隙板をとり囲む外周板とが連結板を
介して一体成形されたスペーサの上記間隙板及び連結板
を上記割りスリーブの円筒空間中とスリット中にそれぞ
れ挿通遊嵌せしめ、割りスリーブに挿通した一対のフェ
ルール先端間に上記間隙板を介在させて所定の光減衰を
行うようにした。
以下、図面により本考案実施例を詳述する。
第1図乃至第3図において、1はコネクタタイプの光固
定減衰器Aの中心部に組込まれる銅合金、ステンレス鋼
などの金属あるいはジルコニア等の金属材から作られた
割りスリーブで、スリット1aとフェルールを挿入する円
筒空間1bを有している。また2はスペーサであって、こ
のスペーサ2は中心部に通光穴2aが穿設された間隙板2b
と、該間隙板2bを同心的にとり囲む外周板2cが連結板2d
によって繋がれ、一体的に打抜き形成されている。
定減衰器Aの中心部に組込まれる銅合金、ステンレス鋼
などの金属あるいはジルコニア等の金属材から作られた
割りスリーブで、スリット1aとフェルールを挿入する円
筒空間1bを有している。また2はスペーサであって、こ
のスペーサ2は中心部に通光穴2aが穿設された間隙板2b
と、該間隙板2bを同心的にとり囲む外周板2cが連結板2d
によって繋がれ、一体的に打抜き形成されている。
このような割りスリーブ1とスペーサ2は第2図に示し
たように組み合せられる。
たように組み合せられる。
即ち、割りスリーブ1の円筒空間1bに対して間隙板2bが
挿入され、また連結板2dをスリット1a中に挿通すること
によりスペーサ2は割りスリーブ1の中央部に位置した
状態のもとに第3図に例示する如くスリーブ3、3′に
割りスリーブ1は抱持されている。この場合、スペーサ
2の外周板2cはスリーブ3、3′の先端に有する段部で
もって形成された空間3aの軸方向の長さ範囲にわたって
スライドできるようになっている。
挿入され、また連結板2dをスリット1a中に挿通すること
によりスペーサ2は割りスリーブ1の中央部に位置した
状態のもとに第3図に例示する如くスリーブ3、3′に
割りスリーブ1は抱持されている。この場合、スペーサ
2の外周板2cはスリーブ3、3′の先端に有する段部で
もって形成された空間3aの軸方向の長さ範囲にわたって
スライドできるようになっている。
更に割りスリーブ1を抱持したスリーブ3、3′はハウ
ジング4に圧入固定されており、しかもハウジング4に
は、スリーブ3、3′を圧入する中空部5にスリーブ3
の位置決めをするストッパリング6を形成し、またフラ
ンジ部7の外周中央部には例えばプリント板等に取付け
固定するためのネジ穴などが穿設されたものであっても
よい。しかし用途によっては、フランジ部7は不要であ
り、これにより一層の小型軽量化が可能となる。
ジング4に圧入固定されており、しかもハウジング4に
は、スリーブ3、3′を圧入する中空部5にスリーブ3
の位置決めをするストッパリング6を形成し、またフラ
ンジ部7の外周中央部には例えばプリント板等に取付け
固定するためのネジ穴などが穿設されたものであっても
よい。しかし用途によっては、フランジ部7は不要であ
り、これにより一層の小型軽量化が可能となる。
このように構成された光固定減衰器Aにおいて割りスリ
ーブ1の開放口より光ファイバを内装したフェルールF,
F′を挿入すると間隙板2bにフェルールの先端が当接す
ることによって双方のフェルールF,Fの間隙が決定され
る。即ち、厚さの異なった間隙板2bを用いることによっ
フェルールF,F′の間隙を調整することができる。
ーブ1の開放口より光ファイバを内装したフェルールF,
F′を挿入すると間隙板2bにフェルールの先端が当接す
ることによって双方のフェルールF,Fの間隙が決定され
る。即ち、厚さの異なった間隙板2bを用いることによっ
フェルールF,F′の間隙を調整することができる。
この結果、フェルールFの光ファイバから発せられた光
は割りスリーブ1の中央に位置した間隙板2cの通光穴2a
を通過する際、フェルールF,Fの間隙(間隙板2cの厚
さ)に応じて減衰され、その減衰された光が他方のフェ
ルールF′の光ファイバに入射されることとなる。
は割りスリーブ1の中央に位置した間隙板2cの通光穴2a
を通過する際、フェルールF,Fの間隙(間隙板2cの厚
さ)に応じて減衰され、その減衰された光が他方のフェ
ルールF′の光ファイバに入射されることとなる。
実験例によれば、フェルールF、F′の間隙を0.3mmと
した場合の光減衰量は5dB、0.65mmの場合は10dB、1.25m
mの場合は15dBとなり、フェルールF,F′の間隙と光減衰
量はほぼ正比例の関係があることが判った。
した場合の光減衰量は5dB、0.65mmの場合は10dB、1.25m
mの場合は15dBとなり、フェルールF,F′の間隙と光減衰
量はほぼ正比例の関係があることが判った。
このように厚さの異なった間隙板2bをもったスペーサ2
を多数個準備しておき、それらを選択使用することによ
り所望の光減速量をった減衰器を構成することができ
る。なお、上記においては間隙板2bの厚さの異なったも
のを用いる例を述べたが、これに限らず間隙板2bを1枚
又は複数枚を組合せて使用することもできる。
を多数個準備しておき、それらを選択使用することによ
り所望の光減速量をった減衰器を構成することができ
る。なお、上記においては間隙板2bの厚さの異なったも
のを用いる例を述べたが、これに限らず間隙板2bを1枚
又は複数枚を組合せて使用することもできる。
なお、上記スペーサ2としては高精度が要求されるもの
にあってはジルコニア、アルミナ、炭化珪素などのセラ
ミック材で構成され、また板厚が0.1mm程度の薄いもの
が必要な場合は銅合金、ステンレス鋼などの金属材で構
成したものが適用される。
にあってはジルコニア、アルミナ、炭化珪素などのセラ
ミック材で構成され、また板厚が0.1mm程度の薄いもの
が必要な場合は銅合金、ステンレス鋼などの金属材で構
成したものが適用される。
叙上のように本考案にかかる光固定減衰器によれば、長
さ方向にスリットをもった割りスリーブ中に、内側に通
光穴があけられた間隙板と、外側に外周板を備え、これ
らを連結板として連結一体化したスペーサを挿入し、ほ
ぼ中央部に遊嵌せしめ、スリーブの両端からフェールー
を挿入し、これらのフェルール同士の先端を所定の間隙
に保持する間隙板によって正確で安定した光減衰量をも
たらすことができる。
さ方向にスリットをもった割りスリーブ中に、内側に通
光穴があけられた間隙板と、外側に外周板を備え、これ
らを連結板として連結一体化したスペーサを挿入し、ほ
ぼ中央部に遊嵌せしめ、スリーブの両端からフェールー
を挿入し、これらのフェルール同士の先端を所定の間隙
に保持する間隙板によって正確で安定した光減衰量をも
たらすことができる。
しかも、在来の割りスリーブを用いた減衰器にも特別な
細工を施すことなく適用可能であり、また、割りスリー
ブにスペーサを挿通し、その位置や方向決めすることが
極めて容易であることから所定の光減衰量を得るべくフ
ェルールを挿入固定する作業も容易にしかも確実に行う
ことができる。
細工を施すことなく適用可能であり、また、割りスリー
ブにスペーサを挿通し、その位置や方向決めすることが
極めて容易であることから所定の光減衰量を得るべくフ
ェルールを挿入固定する作業も容易にしかも確実に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係る光固定減衰器を構成する割りスリ
ーブとスペーサの立体斜視図、第2図は同じく割りスリ
ーブとスペーサとを組合せた状態を示す一部破断面図、
第3図は同じく光固定減衰器全体の中央縦断面図であ
る。第4図は従来の光固定減衰器の基本構成を示す破断
面図である。 1:割りスリーブ、2:スペーサ 3、3′:スリーブ、F、F′:フェルール
ーブとスペーサの立体斜視図、第2図は同じく割りスリ
ーブとスペーサとを組合せた状態を示す一部破断面図、
第3図は同じく光固定減衰器全体の中央縦断面図であ
る。第4図は従来の光固定減衰器の基本構成を示す破断
面図である。 1:割りスリーブ、2:スペーサ 3、3′:スリーブ、F、F′:フェルール
Claims (1)
- 【請求項1】両端からフェルールを挿入固定する割りス
リーブを抱持したスリーブをハウジング内に固定した光
固定減衰器において、中心部に通光穴を備えた間隙板
と、該間隙板をとり囲む外周板とが連結板を介して一体
成形されたスペーサの上記間隙板及び連結板を、両端か
らフェルールを挿入固定するスリットを形成した割りス
リーブ及びスリット中にそれぞれ挿通遊嵌せしめ、上記
フェルール先端間に上記間隙板を介在するようにしたこ
とを特徴とする光固定減衰器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13584087U JPH0635201Y2 (ja) | 1987-09-04 | 1987-09-04 | 光固定減衰器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13584087U JPH0635201Y2 (ja) | 1987-09-04 | 1987-09-04 | 光固定減衰器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6440802U JPS6440802U (ja) | 1989-03-10 |
JPH0635201Y2 true JPH0635201Y2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=31395800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13584087U Expired - Lifetime JPH0635201Y2 (ja) | 1987-09-04 | 1987-09-04 | 光固定減衰器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0635201Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2579871Y2 (ja) * | 1992-09-04 | 1998-09-03 | 本多通信工業株式会社 | 光コネクタのアダプタ |
JP2006084498A (ja) * | 2004-09-14 | 2006-03-30 | Fujikura Ltd | 光減衰器 |
JP2015206912A (ja) * | 2014-04-21 | 2015-11-19 | オリンパス株式会社 | 光ファイバの接続アダプタおよび内視鏡装置 |
-
1987
- 1987-09-04 JP JP13584087U patent/JPH0635201Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6440802U (ja) | 1989-03-10 |
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