JPH063515Y2 - 光電式煙感知器 - Google Patents
光電式煙感知器Info
- Publication number
- JPH063515Y2 JPH063515Y2 JP15256887U JP15256887U JPH063515Y2 JP H063515 Y2 JPH063515 Y2 JP H063515Y2 JP 15256887 U JP15256887 U JP 15256887U JP 15256887 U JP15256887 U JP 15256887U JP H063515 Y2 JPH063515 Y2 JP H063515Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- smoke
- smoke detector
- main body
- outside
- mounting screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、小型且つ薄型の検煙部を備えた光電式煙感知
器に関する。
器に関する。
［従来技術］ 本願考案者等にあっては、例えば第２図に示すように、
従来の感知器に対し検煙部の径を小さくすると共に、検
煙部の高さについても従来の３分の１程度とした小型且
つ薄型の散乱光式煙感知器を提案している。
従来の感知器に対し検煙部の径を小さくすると共に、検
煙部の高さについても従来の３分の１程度とした小型且
つ薄型の散乱光式煙感知器を提案している。
第２図において、１は本体ケースであり、感知器ベース
に電気的且つ機械的に接続するための嵌合金具２が上部
に固着される（取付ビス４による）。ケース本体１下部
の凹部１ａには検煙部本体３が取付ビス４により固定さ
れ、この検煙部本体３は例えば第３図に示す構造をも
つ。
に電気的且つ機械的に接続するための嵌合金具２が上部
に固着される（取付ビス４による）。ケース本体１下部
の凹部１ａには検煙部本体３が取付ビス４により固定さ
れ、この検煙部本体３は例えば第３図に示す構造をも
つ。
第３図において、５は発光素子を内蔵した発光部、６は
受光素子を内蔵した受光部であり、散乱光式であること
から、発光部５の対向位置から外れた位置に受光部６が
配置され、その間には光の直接的な回り込み防ぐ遮光板
７が配置される。また円周方向に複数の壁板８が煙流入
間隔を置いて起立され、この壁板８によって外部からの
煙の流入は許容するが外部からの光の入射は遮断するラ
ビリンス構造が達成され、更に虫の侵入を防ぐ防虫網９
が壁板８の外側に装着されている。
受光素子を内蔵した受光部であり、散乱光式であること
から、発光部５の対向位置から外れた位置に受光部６が
配置され、その間には光の直接的な回り込み防ぐ遮光板
７が配置される。また円周方向に複数の壁板８が煙流入
間隔を置いて起立され、この壁板８によって外部からの
煙の流入は許容するが外部からの光の入射は遮断するラ
ビリンス構造が達成され、更に虫の侵入を防ぐ防虫網９
が壁板８の外側に装着されている。
再び第２図を参照するに、検煙部本体３の下側には検煙
部カバー１０が装着され、更に煙流入口１１を備えた外
カバー１２が装着される。
部カバー１０が装着され、更に煙流入口１１を備えた外
カバー１２が装着される。
ところで、このような光電式煙感知器における検煙部３
のケース本体１に対する取付けは、第２，３図から明ら
かなように、取付ビス４によるものであり、取付ビス４
は同時に嵌合金具２をケース本体１に固着する。
のケース本体１に対する取付けは、第２，３図から明ら
かなように、取付ビス４によるものであり、取付ビス４
は同時に嵌合金具２をケース本体１に固着する。
［考案が解決しようとする問題点］ しかしながら、このような検煙部本体を取付ビスによっ
てケース本体に装着する構造にあっては、感知器の小型
且つ薄型化に伴なって防虫網と取付ビス頭部の間隔が狭
くなり、このため組立完成時の絶縁耐圧試験で予定した
絶縁抵抗が得られずに不良品を発生する恐れがあり、ま
た設置状態で防虫網と取付ビス頭部の間に水滴が付着し
た場合、両者の間に電流が流れることで防虫網及び取付
ビスの頭部が電蝕を起すという問題があった。
てケース本体に装着する構造にあっては、感知器の小型
且つ薄型化に伴なって防虫網と取付ビス頭部の間隔が狭
くなり、このため組立完成時の絶縁耐圧試験で予定した
絶縁抵抗が得られずに不良品を発生する恐れがあり、ま
た設置状態で防虫網と取付ビス頭部の間に水滴が付着し
た場合、両者の間に電流が流れることで防虫網及び取付
ビスの頭部が電蝕を起すという問題があった。
［問題点を解決するための手段］ 本考案は、このような問題点に鑑みてなされたもので、
検煙部本体の取付ビスと防虫網との間の絶縁抵抗を確保
すると共に水滴が付着しても電蝕を起こさないようにし
た信頼性の高い光電式煙感知器を提供することを目的と
する。
検煙部本体の取付ビスと防虫網との間の絶縁抵抗を確保
すると共に水滴が付着しても電蝕を起こさないようにし
た信頼性の高い光電式煙感知器を提供することを目的と
する。
この目的を達成するため本考案にあっては、発光素子と
受光素子でなる煙検出機構と、該煙検出機構を内蔵し周
壁に外部からの煙の流入を許容するが外部からの光の入
射は遮断する周壁で成るラビリンス構造を設けた検煙部
本体と、該検煙部本体の周壁の外側に装着した防虫網と
を有し、前記検煙部本体を前記防虫網の外側で取付ビス
によりケース本体に固定する光電式煙感知器に於いて、
前記取付ビスに近接した前記防虫網の部分を絶縁被覆す
るリブを前記検煙部本体のベース板と一体に設けたもの
である。
受光素子でなる煙検出機構と、該煙検出機構を内蔵し周
壁に外部からの煙の流入を許容するが外部からの光の入
射は遮断する周壁で成るラビリンス構造を設けた検煙部
本体と、該検煙部本体の周壁の外側に装着した防虫網と
を有し、前記検煙部本体を前記防虫網の外側で取付ビス
によりケース本体に固定する光電式煙感知器に於いて、
前記取付ビスに近接した前記防虫網の部分を絶縁被覆す
るリブを前記検煙部本体のベース板と一体に設けたもの
である。
［作用］ このような構成を備えた本考案の光電式煙感知器にあっ
ては、防虫網と取付ビス頭部との間には検煙部本体のベ
ース板と一体化されたリブが設けられ、取付ビス頭部に
近接する防虫網の部分を絶縁被覆するため、絶縁耐圧試
験の際にも充分に高い絶縁抵抗が確保でき、また設置状
態で水滴が付着しても電蝕を確実に防止できる。
ては、防虫網と取付ビス頭部との間には検煙部本体のベ
ース板と一体化されたリブが設けられ、取付ビス頭部に
近接する防虫網の部分を絶縁被覆するため、絶縁耐圧試
験の際にも充分に高い絶縁抵抗が確保でき、また設置状
態で水滴が付着しても電蝕を確実に防止できる。
［実施例］ 第１図は本考案の一実施例を示した検煙部本体の説明図
である。
である。
第１図において、３は検煙部本体であり、内側に装着さ
れる回路基板との間を仕切るベース板１３の表面に発光
素子収納部５ａ、受光素子収納部６ａ、複数の壁板８を
円周上に所定間隔を置いて配置したラビリンス構造を持
ち、これらは樹脂成型によりベース板１３と一体に形成
されている。ラビリンス構造を実現する壁板８の外側に
は防虫網９が装着され、防虫網９は検煙部本体３を樹脂
成型する際に同時に金型にセットされることで一体に装
着される。
れる回路基板との間を仕切るベース板１３の表面に発光
素子収納部５ａ、受光素子収納部６ａ、複数の壁板８を
円周上に所定間隔を置いて配置したラビリンス構造を持
ち、これらは樹脂成型によりベース板１３と一体に形成
されている。ラビリンス構造を実現する壁板８の外側に
は防虫網９が装着され、防虫網９は検煙部本体３を樹脂
成型する際に同時に金型にセットされることで一体に装
着される。
防虫網９の外側に位置するベース板１３の２ケ所には通
し穴１４が設けられ、検煙部本体３を第２図に示したよ
うにケース本体１に装着する際には取付ビス４が挿入さ
れる。
し穴１４が設けられ、検煙部本体３を第２図に示したよ
うにケース本体１に装着する際には取付ビス４が挿入さ
れる。
この取付ビス４が挿入される通し穴１４に近接した防虫
網９の部分にはリブ１５の形成で絶縁被覆が施される。
リブ１５は検煙部本体３のベース板１３及び検煙部本体
３に防虫網９を装着するための樹脂成型の際に通し穴１
４に近接する部分を覆うように一体に樹脂成型すること
で作り出される。
網９の部分にはリブ１５の形成で絶縁被覆が施される。
リブ１５は検煙部本体３のベース板１３及び検煙部本体
３に防虫網９を装着するための樹脂成型の際に通し穴１
４に近接する部分を覆うように一体に樹脂成型すること
で作り出される。
次に、上記の実施例の作用を説明する。
第１図に示すように、検煙部本体３をその通し穴１４に
対する取付ビス４の挿入によりケース本体に取付ける
と、取付ビス４の頭部４ａがリブ１５の外側に位置する
ようになり、取付ビス頭部４ａと防虫網９との間にリブ
１５が介在されることとなる。
対する取付ビス４の挿入によりケース本体に取付ける
と、取付ビス４の頭部４ａがリブ１５の外側に位置する
ようになり、取付ビス頭部４ａと防虫網９との間にリブ
１５が介在されることとなる。
このため組立完成時の絶縁耐圧試験等にあっては取付ビ
ス頭部４ａと防虫網９との間隔が少なくても、間に合成
樹脂で成るリブ１５が介在されるため、両者の間で充分
な絶縁抵抗を確保することができる。
ス頭部４ａと防虫網９との間隔が少なくても、間に合成
樹脂で成るリブ１５が介在されるため、両者の間で充分
な絶縁抵抗を確保することができる。
一方、感知器の設置状態で湿度が高いために防虫網９の
外側に水滴が付着しても、防虫網９と取付ビス頭部４ａ
との間にはリブ１５が介在され、金属製の防虫網９には
結露により水滴が付着しても取付ビス頭部４ａとの間に
は合成樹脂で成るリブ１５が介在されるため、リブ１５
で絶縁被覆された防虫網の表面には結露による水滴を発
生せず、水滴の付着による防虫網９と取付ビス頭部４ａ
との短絡が防止されることで両者の電蝕を確実に防止で
きる。
外側に水滴が付着しても、防虫網９と取付ビス頭部４ａ
との間にはリブ１５が介在され、金属製の防虫網９には
結露により水滴が付着しても取付ビス頭部４ａとの間に
は合成樹脂で成るリブ１５が介在されるため、リブ１５
で絶縁被覆された防虫網の表面には結露による水滴を発
生せず、水滴の付着による防虫網９と取付ビス頭部４ａ
との短絡が防止されることで両者の電蝕を確実に防止で
きる。
［考案の効果］ 以上説明してきたように本考案によれば、取付ビスに近
接した防虫網の部分を絶縁被覆するリブを樹脂製の検煙
部本体のベース板と一体に設けるようにしたため、感知
器の小型且つ薄型化に伴って防虫網と取付ビス頭部との
間隔がせばめられても、充分な絶縁抵抗を確保すること
ができ、また結露による水滴が付着してもリブの介在に
より防虫網と取付ビスの間が短絡してしまうことによる
電蝕を確実に防止し、信頼性の高い感知器を実現するこ
とができる。
接した防虫網の部分を絶縁被覆するリブを樹脂製の検煙
部本体のベース板と一体に設けるようにしたため、感知
器の小型且つ薄型化に伴って防虫網と取付ビス頭部との
間隔がせばめられても、充分な絶縁抵抗を確保すること
ができ、また結露による水滴が付着してもリブの介在に
より防虫網と取付ビスの間が短絡してしまうことによる
電蝕を確実に防止し、信頼性の高い感知器を実現するこ
とができる。
第１図は本考案の一実施例を示した検煙部本体の説明
図、第２図は本願考案者がすでに提案している感知器の
組立分解図、第３図は第２図の検煙部本体を取出して示
した説明図である。 ３：検煙部本体 ４：取付ビス ４ａ：頭部 ５ａ：発光素子収納部 ６ａ：受光素子収納部 ８：壁板 ９：防虫網 １３：ベース板 １４：通し穴 １５：リブ
図、第２図は本願考案者がすでに提案している感知器の
組立分解図、第３図は第２図の検煙部本体を取出して示
した説明図である。 ３：検煙部本体 ４：取付ビス ４ａ：頭部 ５ａ：発光素子収納部 ６ａ：受光素子収納部 ８：壁板 ９：防虫網 １３：ベース板 １４：通し穴 １５：リブ
Claims (1)
- 【請求項１】発光素子と受光素子でなる煙検出機構と、
該煙検出機構を内蔵し外部からの煙の流入を許容するが
外部からの光の入射は遮断する壁板で成るラビリンス構
造をベース板上に設けた検煙部本体と、該検煙部本体の
壁板の外側に設けた防虫網とを有し、前記検煙部本体を
前記防虫網の外側で取付ビスにより感知器のケース本体
に固定する光電式煙感知器に於いて、 前記取付ビスに近接した前記防虫網の部分を絶縁被覆す
るリブを前記検煙部本体の前記ベース板と一体に設けた
ことを特徴とする光電式煙感知器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15256887U JPH063515Y2 (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 光電式煙感知器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15256887U JPH063515Y2 (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 光電式煙感知器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6457590U JPS6457590U (ja) | 1989-04-10 |
| JPH063515Y2 true JPH063515Y2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=31427614
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15256887U Expired - Lifetime JPH063515Y2 (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 光電式煙感知器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH063515Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-10-05 JP JP15256887U patent/JPH063515Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6457590U (ja) | 1989-04-10 |
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