JPH06350734A - 集合住宅群情報管理システム - Google Patents

集合住宅群情報管理システム

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JPH06350734A
JPH06350734A JP5164052A JP16405293A JPH06350734A JP H06350734 A JPH06350734 A JP H06350734A JP 5164052 A JP5164052 A JP 5164052A JP 16405293 A JP16405293 A JP 16405293A JP H06350734 A JPH06350734 A JP H06350734A
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intercom
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equipment
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勇 青木
Shinichi Soejima
晋一 副島
Hideaki Kudo
秀昭 工藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠隔地であっても、集合住宅における多岐に
わたる防災管理情報を集中監視するシステムを提供す
る。 【構成】 CATVシステムの伝送路を利用した集合住
宅群情報管理システムにおいて、センター装置とデータ
送信用及び通話用の2本の電話回線を介して接続され、
表示装置と端末設備との通話用の専用電話を備えた通報
センター装置を備える。住棟端末装置にセンター装置に
対し異常検出情報を送信する送受信手段と端末設備との
回線接続を制御する回線制御手段と音声信号変復調手段
とを設ける。センター装置に、異常検出情報を電話回線
用データ信号に変換して通報センター装置へデータ送信
用電話回線により転送する異常検出情報送受信手段と通
話用電話回路により通報センターの専用電話を自動的に
呼出す自動通報手段と住棟端末装置に対し通話制御信号
を送出する通話制御手段と音声信号変復調手段とを設け
る。そして、異常時に通報センター装置において異常検
出情報を表示すると共に、専用電話と端末設備とを接続
し相互通話可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CATVシステムの伝
送路を利用して、センター装置と、インタホン設備や住
宅情報盤等の各種端末設備が接続された住棟端末装置と
を接続して集合住宅群のセキュリティー情報等の防災管
理情報を管理するシステムに関し、特に、センター装置
と通報センター装置を2本の電話回線によって接続し
て、通報センター装置側と端末設備側、特にエレベータ
内のインタホン設備とを直接通話接続するようにした集
合住宅群情報管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の情報管理システムとして
は、CATVシステムを利用したものも多く、例えば実
公平1−36378号に示すようなCATVシステム用
通信装置を用いて広域に亘るセキュリティー情報の管理
を行うことが広く行われている。この場合、その通信方
法は、いわゆる双方向通信の形が採られ、各住戸等の情
報はセンター装置側において集中管理されている。一
方、建屋内に設けれらたエレベータにおいて故障や事故
等が生じた場合、エレベータかご内と外部との通話装置
としては、特開平2−86582号に示すようなものが
知られている。ここでは、エレベータを管理するセンタ
装置と乗かご内の通報装置とを電話回線を介して通話す
る構成となっており、エレベータはセンター装置側にお
いて集中管理される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のシステムにあっては、センター装置をTV共
聴システム内に設置しなければならないことから、遠隔
地からの情報管理を行うことができないという問題があ
った。また、電話回線を介してエレベータ乗かご内との
通話を行うものは、遠隔地から管理を行うことは可能な
ものの、集合住宅内に設けられたエレベータについて、
他の端末情報同様、CATVシステムを利用して通話等
を行おうとすると、依然センター装置における管理にな
らざるを得ず、やはり遠隔地からの情報管理を行い得な
かった。また、この場合、単に通話のみが行えるに過ぎ
ず、建屋全体の様子を把握して、例えば火災であれば安
全な階への適確なる誘導などその原因に応じた適切なる
判断・指示を行い難いという問題もあった。
【0004】本発明は上記課題を解決し、遠隔地であっ
ても集合住宅における多岐にわたる防災管理情報を集中
監視するシステムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に係る本発明は、CATVシステムの伝送路を
利用して、センター装置と各住棟毎に設置される住棟端
末装置とを接続した集合住宅群情報管理システムにおい
て、上記センター装置とデータ送信用及び通話用の2本
の電話回線を介して接続され、上記住棟端末装置に接続
された各種端末設備による異常検出情報の表示を行う表
示装置と上記端末設備との通話を行うための専用電話を
備えた通報センター装置を備え、上記住棟端末装置に、
上記端末設備からの異常検出信号を受信し該異常検出信
号に基づき上記センター装置に対し異常検出情報を送信
する送受信手段と、上記端末設備と該住棟端末装置との
間の回線接続を制御する回線制御手段と、音声信号を変
復調する音声信号変復調手段とを設け、上記センター装
置に、上記異常検出情報を受信し該異常検出情報を電話
回線用データ信号に変換して上記通報センター装置へ上
記データ送信用電話回線を介して転送する異常検出情報
送受信手段と、上記通話用電話回路を介して上記通報セ
ンターの専用電話を自動的に呼出す自動通報手段と、該
自動通報手段による呼出しに対し上記通報センター装置
において応答があったときに上記住棟端末装置に対し、
上記回線制御手段に働きかけ上記端末設備と上記住棟端
末装置との間の回線を接続させる通話制御信号を送出す
る通話制御手段と、音声信号を変復調する音声信号変復
調手段とを設け、上記通報センター装置において、上記
端末設備において異常が発報されたときに、該端末設備
における異常検出情報を表示すると共に、上記専用電話
と上記端末設備とを接続し相互通話可能とした構成とし
ている。
【0006】また、請求項2に係る本発明は、上記通報
センターにおける端末設備選択操作により、上記データ
用の電話回線を介して端末設備選択情報を上記センター
装置へ送信し、上記センター装置は、上記端末設備選択
情報に基づいて、上記通話用の電話回線を介して上記通
報センターの専用電話の自動呼出しを行い、該通報セン
ター装置において応答があったとき上記住棟端末装置に
対し上記通話制御信号を送出して、選択した端末設備と
当該専用電話とを通話接続する構成としている。
【0007】さらに、請求項3に係る本発明では端末設
備がインタホン設備であること、請求項4に係る本発明
ではそれがエレベータ内のインタホン設備であることを
特徴としている。加えて、請求項5に係る本発明ではエ
レベータ内インタホン設備の優先通話を、請求項6に係
る本発明では通報センターにおける端末選択を特徴とし
ている。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明に係る集合住宅群情報管理シ
ステムの全体構成を示すブロック図である。本発明は、
いわゆる双方向通信を行うCATVシステムを利用した
ものである。即ち、本システムは、図1に示すように、
従来のCATVシステムと同様、センター装置1、そし
てこれとTV共聴用の同軸ケーブル5によって接続され
た、ヘッドエンド装置2、住棟端末装置4及び各住戸6
等から構成され、各住戸6に対しテレビ放送等の供給を
行うと共に、火災やガス漏れ等の防災情報や排水等の諸
設備の情報の管理を行うものである。本システムにおい
ては、これに加えてセンター装置1に電話回線によって
接続された通報センター装置7が設けられており、災害
時には自動的に住棟3内のインタホン設備とこの通報セ
ンター装置7との間で、直接に通話やデータのやり取り
を行うことができるようになっている。本システムは、
このような構成により集合住宅群情報の遠隔管理を可能
ならしめたものである。
【0009】センター装置1は、従来のCATVシステ
ムにおけるセンター装置と同様各住戸に対するテレビ放
送の供給や各住戸のセキュリティー情報の管理を司るも
のである。図2は、その構成を示すブロック図である。
このセンター装置1は、ヘッドエンド装置2と同軸ケー
ブル5を介して接続され異常検出情報送受信手段28と
して働く入出力ユニット21とRFモデムユニット22
及びセキュリティアダプタ25と、音声変復調ユニット
23(音声信号変復調手段)と、自動通報装置(オート
ダイヤラーユニット、自動通報手段)26と、通話制御
手段及び上記異常検出情報送受信手段として働くCPU
24及び業務用のインタホンを接続するためのインタホ
ンインターフェイス27を備えた構成となっている。こ
の場合、住棟端末装置4からの上り搬送波信号は、入出
力ユニット21でデータ搬送波信号と音声搬送波信号に
分けられる。データ搬送波信号はRFモデムユニット2
2で復調されデジタルデータ信号としてCPU24に取
り込まれる。セキュリティアダプタ25は、CPU24
からの信号により電話回線を介して通報センター装置7
へ電話をかけ、電話が通じるとデータ信号を電話回線用
に変換し、送信する。また、音声搬送波信号は音声変復
調ユニット23で音声信号に復調され、自動通報装置2
6で電話回線用の信号に変換される。自動通報装置26
は、CPU24からの信号により、電話回線を介して通
報センター装置7へ電話をかけ、電話が通じると、音声
を送るようになっている。一方、CPU24は、上記の
動作を司ると共に住棟端末装置4に通話制御信号を送出
する。
【0010】また、各住棟端末装置4にはエレベータ8
内の非常インタホン81や駐車場等に設置される連絡用
インタホン9、自動火災報知設備や給水設備等の諸設備
監視装置10、住戸6内に設けられる火災感知器、ガス
検知器等のセンサー11等が接続された住宅情報盤12
等が接続されており、図3に示すような構成となってい
る。即ち、住棟端末装置4は、ヘッドエンド装置2や各
住戸6と接続され送受信手段49として働く入出力ユニ
ット41とデータモデム42と入出力インターフェイス
46及び各種設備との接続用の端末部48と、音声信号
変復調手段としてのエレベータ用の音声変復調ユニット
43及び連絡インタホン用の音声変復調ユニット44
と、回線制御手段としてのインタホンインターフェイス
47及びこれらを制御し上記各手段の機能を統括するC
PU45を備えた構成となっている。この場合、この住
棟端末装置4は、センター装置1からの通話制御信号に
基づきインタホン回線を開き、その上でインタホンの音
声を変復調してセンター装置1に送る等して各インタホ
ン設備と通報センター装置7とを接続する役割を果して
いる。
【0011】一方、本システムにあっては、先述のよう
に、従来のCATVシステムの構成に加えて通報センタ
ー装置7が設けられている。この通報センター装置7
は、センター装置1に対し、通話用とデータ送信用の2
本の電話回線13、14によって接続されており、各住
戸6内のセキュリティー情報や各住棟3における諸設備
の情報の表示を行ったり、住棟3内やエレベータ8内の
インタホン設備9、81との通話を行う装置である。図
4は、その構成を示すブロック図である。図4に示すよ
うに、通報センター装置7は、インタホン設備との通話
用の電話機71と、センター装置1と電話回線14を介
してデータ通信を行うモデムユニット72、本システム
のマン・マシンインタフェイスであるディスプレイシス
テム73とを備えた構成となっている。そして、このデ
ィスプレイシステム73を介して各種情報の表示や各種
設備に対する動作指示が、また、電話機71を介してイ
ンタホン設備との直接通話が行われる。
【0012】次に本システムの動作について説明する。
本システムは、先述のように、通常のCATVシステム
と同様、各住戸6に対してセンター装置1から種々のプ
ログラムが高周波信号に変換されて送出されている。ま
た、各住戸6に配された各種センサー11等からの情報
も同軸ケーブル5を介してセンター装置1へ送られてお
り、集合住宅群の防災管理情報が集中監視されている。
この監視方式としては、いわゆるポーリング方式が採用
されており、センター装置1は、データ通信用下りキャ
リアを使って、各住棟端末装置4に固有の端末アドレス
を付した呼出データを送信し、呼出された住棟端末装置
4が応答データを返送する。この返送された応答データ
の内容によってセンター装置1は予め定められた種々の
動作を行う。
【0013】ここで、住棟端末装置4からの応答データ
は、住棟端末装置4が住棟側の設備から警報信号の変化
を受信していた時にはその内容を示すデータとなる。ま
た、警報信号の変化を受信していない時には、「変化な
し」を示すデータとなる。なお、警報信号には、エレベ
ータ8、連絡用インタホン9によるセンター装置1に対
する呼出しも含まれている。
【0014】いま、住棟端末装置としてのエレベータ8
に何らかの故障が生じた場合を考える。エレベータかご
の中の利用者は、まずエレベータ8内に設けられた非常
押釦82を押して故障を発報する。住棟端末装置11
は、自己のアドレスが呼出されたときエレベータ非常押
釦発報データをヘッドエンド装置2を介してセンター装
置1に送出する。このデータはセンター装置1によって
受信され、このときセンター装置1のセキュリティアダ
プタ25は、データ送信用の電話回線14を用いて通報
センター装置7に自動的に電話をかける。電話が通じる
と、当該発報データを送信して電話を切る。また、一方
で自動通報装置26が通話用の電話回線13を用いて通
報センター装置7に自動的に電話をかける。
【0015】通話用の電話回線13により電話がかけら
れると、通報センター7では専用電話の呼出音が鳴り、
これを取ると通報センター装置7とセンター装置1の間
がつながる。通報センター装置7とセンター装置1との
間の通話回線がつながると、センター装置1は、住棟端
末装置4に通話制御信号を送出する。この通話制御信号
は、住棟端末装置4において、入出力ユニット41、デ
ータモデム42を介してCPU45に取込まれる。そし
て、この通話制御信号を受けてCPU45は、入出力イ
ンターフェイス46を介してインタホンインターフェイ
ス47に制御信号を送り非常押釦82が押されたエレベ
ータ8内のインタホン81との回線を開ける。これによ
り通報センター装置7の電話機とエレベータ内のインタ
ホンとの通話回線がつながることになる。そして、イン
タホン81からの音声信号が音声変復調ユニット43で
変調され、同軸ケーブル5、センター装置1の入出力ユ
ニット21を介して送られて音声変復調ユニット23で
復調され、復調後インタホンインターフェイス27及び
自動通報装置26、電話回線13を介して通報センター
装置7に送られることになる。また、逆に通報センター
装置7からの音声信号も逆のコースでインタホン81に
送られ、双方の通話が行える状態となる。このようにエ
レベータ8において非常押釦による発報があると、セン
ター装置1と通報センター装置7の間は自動的に電話回
線13によって接続され、更に、センター装置1とエレ
ベータ内の非常インタホン81の間が自動的に同軸ケー
ブル5、住棟端末装置4により接続されることにより、
エレベータ8内のインタホン81と通報センター装置7
との間で通話できるようになる。
【0016】エレベータ8内のインタホン81と通報セ
ンター装置7との間において通話が開始されると、セキ
ュリティアダプタ25は、再び通報センター装置7に対
してデータ送信用の電話回線14により電話をかける。
電話がつながると電話回線14を介して「通話開始」の
データを送る。そして、通報センター装置7ではこのデ
ータに基づきその旨の表示をディスプレイシステム73
に表示する。
【0017】一方、通話が終了して専用電話の送受話器
を戻すと、通報センター装置7とセンター装置1との間
の通話用の電話回線13が切れる。センター装置1では
これを検知してセキュリティアダプタ25が通報センタ
ー装置7にデータ送信用の電話回線13を用いて電話を
かける。そして、これがつながると通報センター装置7
に「通話終了」のデータを送り、通報センター装置7の
ディスプレイシステム73にその旨が表示される。
【0018】ところで、エレベータ8内の非常インタホ
ン81と通話中に別の住棟エレベータ(図示せず)の非
常押釦が押された場合、本システムにおいては次のよう
に動作する。即ち、別のエレベータからの発報データが
センター装置1に受信されると、センター装置1は、デ
ータ送信用の電話回線14を用いて通報センター装置7
に電話をかける。そして、電話がつながると、別のエレ
ベータから発報があった旨のデータを通報センター装置
7に送信する。これによりディスプレイシステム73に
は、現在通話中のエレベータ8との通話中を示す表示の
他に、他のエレベータから発報があった旨の表示がなさ
れる。これにより通話中の者は他のエレベータから発報
があったことを知ることになる。
【0019】ここで通話者が、他のエレベータと通話し
たい場合には、ディスプレイシステム73上の表示をラ
イトペン等により指定する。この選択操作により通話相
手は新たに発報したエレベータ内のインタホンとなる。
この場合、勿論元の通話相手とも選択操作により再び話
すこともできる。即ち、この場合には選択により通話相
手を自由に選べることになる。このように本システムに
おいては同種のインタホンが競合した場合には通話者の
選択により自由に通話相手を選択することができる。
【0020】一方、新たに発報したエレベータがある旨
の表示がある場合に、現在通話中の相手との話が終了し
たときに電話を切ってしまった場合には、センター装置
1はその状態を検出して再び通報センター装置7に対し
通話用の電話回線13により電話をかける。このため、
通話者がうっかり他のエレベータとの通話を忘れてしま
っていても通話が確保されることになる。なお、連絡用
インタホン9同士が競合した場合においても同様の取扱
いがなされる。
【0021】次に、駐車場に設置してある連絡用インタ
ホンからの呼出しがあった場合について説明する。この
場合にはまず住棟端末装置4において連絡用インタホン
9のオフフックが検出され、該当する住棟端末装置4が
センター装置1から呼出されたとき、その旨の信号をセ
ンター装置1に返送する。この信号を受けたセンター装
置1は先のエレベータの場合と同様に通報センター装置
7に電話をかけ、これがつながると、住棟端末装置4に
通話制御信号が発せられ、これに基づき当該連絡用イン
タホン9との回線が開かれ、通報センター装置7と連絡
用インタホン9とは通話可能な状態となる。また、ディ
スプレイシステム73にも先述同様、その旨の表示がな
される。
【0022】ここで、この連絡用インタホン9との通話
中にエレベータ8の非常押釦82が押された場合を考え
る。この場合、駐車場の連絡用インタホン9とエレベー
タ8の非常インタホン81とでは緊急性に差異があり、
エレベータ8の非常インタホン81との通話を優先させ
る必要がある。そこで本システムにあっては、センター
装置1において非常押釦82の発報を受信した際には、
センター装置1のCPU24は、当該信号を優先する旨
を判断し、現在通話中の連絡用インタホン9との通話は
強制終了させ、発報のあったエレベータ8の非常インタ
ホン81との通話に強制的に切替える。これにより、異
種のインタホンが競合した場合、本システムにおいて
は、緊急性の差異に鑑みたインタホンの優先選択がなさ
れることになる。なお、このとき強制終了された連絡用
インタホン9からは話中音が発せられる。
【0023】このように、本システムにあっては、上述
のようにエレベータ8の非常押釦82や連絡用インタホ
ン9からの発報・呼出しがあった場合、その緊急性を考
慮した自動通報体制がとられることになるが、逆に通報
センター装置7から特定のエレベータ内の非常インタホ
ンや駐車場等の連絡用インタホンを呼出すこともでき
る。この場合、操作者はディスプレイシステム73にお
いてライトペン等を用いて呼出したいインタホン設備を
特定する。この特定があると、通報センター装置7は、
センター装置1に対しデータ送信用の電話回線14を用
いて電話をかける。電話がつながると通報センター装置
7はセンター装置1に対し、どこと通話したいかをデー
タによって送信し電話を切る。その後センター装置1で
は通報センター装置7の専用電話に対し通話用の電話回
線13を用いて電話をかける。そして通報センター装置
7の専用電話の呼出音が鳴り、これを取ると専用電話で
はセンター装置1とつながる。通報センター装置7とセ
ンター装置1との間の通話回線がつながると、センター
装置1は、住棟端末装置4に対して通話制御信号を発
し、これに基づき、つなぎたいインタホンへの回線が開
けられる。これにより通話を希望するインタホンと通報
センター装置7がつながることになる。このときセンタ
ー装置1は同時に通報センター7にデータ送信用の電話
回線14により電話をかけ「通話開始」のデータを送
り、ディスプレイシステム73にその旨が表示される。
【0024】一方、通話が終了し専用電話の送受話器を
戻すと電話回線13が切れ、これを検出したセンター装
置1は通報センター装置7にデータ送信用の電話回線1
4を用いて電話回線14を用いて電話をかけ、「通話終
了」のデータを送り、ディスプレイシステム73にその
旨が表示される。なお、この場合であっても先述のよう
な同種のインタホンの競合による自由選択及び異種のイ
ンタホンの競合による優先的取扱いがなされることは勿
論である。
【0025】また、本システムは、システムの自己診断
機能として常時無人のセンター装置1から一定時間ごと
あるいは一定時刻ごとに通報センター装置7に現在の状
態を通知する機能をも有している。これによりシステム
全体の信頼性を高めることができるよになっている。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による集合
住宅群情報管理システムによれば、CATVシステムに
加えて、センタ−装置に2本の電話回線により接続され
た通報センター装置を設け、通報センター装置と端末装
置との間の直接通話及び情報表示を可能としたことによ
り、センター装置の設置場所に制限を受けることなく自
動火災報知設備や駐車場インタホン設備、電力・給排水
設備、そしてエレベータインタホン設備等多岐にわたる
防災管理情報を遠隔において集中監視できるという効果
がある。
【0027】また、CATVシステムを利用してインタ
ホンの音声情報や設備監視情報についてもすべて高周波
に変換して1本の同軸ケーブルにて伝送を行うため、配
線の大幅な省力化を実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る集合住宅群情報管理システムの全
体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る集合住宅群情報管理システムに用
いるセンター装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る集合住宅群情報管理システムに用
いる住棟端末装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る集合住宅群情報管理システムに用
いる通報センター装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 センター装置 2 ヘッドエンド装置 3 住棟 4 住棟端末装置 5 同軸ケーブル 6 住戸 7 通報センター装置 8 エレベータ 9 連絡用インタホン 13 通話用の電話回線 14 データ送信用の電話回線 23 音声変復調ユニット 24 CPU 28 異常検出情報送受信手段 43 エレベータ用の音声変復調ユニット 44 連絡用インタホン用の音声変復調ユニット 47 インタホンインターフェイス(回線制御手段) 49 送受信手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CATVシステムの伝送路を利用して、
    センター装置と各住棟毎に設置される住棟端末装置とを
    接続した集合住宅群情報管理システムにおいて、 上記センター装置とデータ送信用及び通話用の2本の電
    話回線を介して接続され、上記住棟端末装置に接続され
    た各種端末設備による異常検出情報の表示を行う表示装
    置と上記端末設備との通話を行うための専用電話を備え
    た通報センター装置を備え、 上記住棟端末装置に、上記端末設備からの異常検出信号
    を受信し該異常検出信号に基づき上記センター装置に対
    し異常検出情報を送信する送受信手段と、上記端末設備
    と該住棟端末装置との間の回線接続を制御する回線制御
    手段と、音声信号を変復調する音声信号変復調手段とを
    設け、 上記センター装置に、上記異常検出情報を受信し該異常
    検出情報を電話回線用データ信号に変換して上記通報セ
    ンター装置へ上記データ送信用電話回線を介して転送す
    る異常検出情報送受信手段と、上記通話用電話回路を介
    して上記通報センターの専用電話を自動的に呼出す自動
    通報手段と、該自動通報手段による呼出しに対し上記通
    報センター装置において応答があったときに上記住棟端
    末装置に対し、上記回線制御手段に働きかけ上記端末設
    備と上記住棟端末装置との間の回線を接続させる通話制
    御信号を送出する通話制御手段と、音声信号を変復調す
    る音声信号変復調手段とを設け、 上記通報センター装置において、上記端末設備において
    異常が発報されたときに、該端末設備における異常検出
    情報を表示すると共に、上記専用電話と上記端末設備と
    を接続し相互通話可能としたことを特徴とする集合住宅
    群情報管理システム。
  2. 【請求項2】 上記通報センターにおける端末設備選択
    操作により、上記データ用の電話回線を介して端末設備
    選択情報を上記センター装置へ送信し、 上記センター装置は、上記端末設備選択情報に基づい
    て、上記通話用の電話回線を介して上記通報センターの
    専用電話の自動呼出しを行い、該通報センター装置にお
    いて応答があったとき上記住棟端末装置に対し上記通話
    制御信号を送出して、選択した端末設備と当該専用電話
    とを通話接続することを特徴とする請求項1に記載の集
    合住宅群情報管理システム。
  3. 【請求項3】 上記端末設備が、インタホン設備である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の集合住宅群情
    報管理システム。
  4. 【請求項4】 上記インタホン設備が、エレベータ内に
    設置された、非常押釦及びインタホンからなるインタホ
    ン設備であることを特徴とする請求項3に記載の集合住
    宅群情報管理システム。
  5. 【請求項5】 上記センター装置は、エレベータ内のイ
    ンタホン設備とそれ以外のインタホン設備の双方からの
    検出情報を同時に受信した時、エレベータ内のインタホ
    ン設備を優先して接続することを特徴とする請求項3に
    記載の集合住宅群情報管理システム。
  6. 【請求項6】 上記センター装置は、エレベータ内のイ
    ンタホン設備同士又はそれ以外のインタホン設備同士か
    らの検出情報を同時に受信した時、上記通報センターに
    おける端末設備選択操作により選択されたインタホン設
    備を優先して接続することを特徴とする請求項3に記載
    の集合住宅群情報管理システム。
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JP2002183852A (ja) * 2000-12-11 2002-06-28 祥澄 ▼高▲木 セキュリティシステム

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