JP2002042274A - ガス漏れ通報システム - Google Patents
ガス漏れ通報システムInfo
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Abstract
を用いることによって、低コストで有りながら、ガス機
器が設置場所から離れていても確実にガス漏れ警報を認
識できるガス漏れ通報システムを提供する。 【解決手段】 家庭に敷設された電源線3には通信制御
装置4、第1端末制御装置5及び第2端末制御装置6が
接続されている。第1端末制御装置5は、ガス漏れセン
サ52によるガス漏れ検出を受信して、これをガス漏れ
検出信号として電力線搬送方式により前記電源線3上に
送出する。第2端末制御装置6は、電力線搬送方式によ
り電源線3上に送出されたガス漏れ検出信号に応答し
て、警報器62を制御してガス漏れ警報を行う。通信制
御装置4は、ガス漏れ検出信号に応答して、その旨通信
装置2に連絡する。なお、第1及び第2端末制御装置5
及び6は電源線3に設けられるコンセント10に脱着自
在である。
Description
テムに関し、特に、電力線搬送方式及び携帯電話などの
通信装置を用いたガス漏れ通報システムに関する。
れ警報を発するガス漏れ警報器が存在したが、このよう
な従来のガス漏れ警報器は通常ガス機器の近傍に設置さ
れ、ガス漏れを検出した際には、単にアラーム音やラン
プ表示により異常を警報するものであった。
のガス漏れ警報器を用いたガス漏れ警報では、ガス機器
が設置されている部屋から離れた部屋にいる人には、上
記ガス漏れ警報を認識できないことが多く、ガス漏れ発
見が遅れた場合にはガス中毒やその他重大事故に至る可
能性もあった。また、留守中にガス漏れがあった場合に
は、本人には全くわからず、このようなガス漏れ状態が
長時間続くと、やはり重大事故に至る可能性があった。
もので、電力線搬送方式及び携帯電話などの通信装置を
用いることによって、低コストで有りながら、ガス機器
が設置場所から離れていても確実にガス漏れ警報を認識
できるガス漏れ通報システムを提供することを課題とす
る。
になされた請求項1記載のガス漏れ通報システムは、ガ
ス漏れセンサ52により家庭におけるガス漏れ検出を
し、前記ガス漏れセンサ52の設置場所から離れた場所
にガス漏れ通報をするガス漏れ通報システム1であっ
て、前記家庭に敷設され、交流電源を供給する電源線3
と、前記電源線3に設けられるコンセント10に脱着自
在に接続され、前記ガス漏れセンサ52によるガス漏れ
検出を受信して、これをガス漏れ検出信号として電力線
搬送方式によりアドレスデータと共に前記電源線3上に
送出する第1端末制御装置5と、前記電源線3に設けら
れるコンセント10に脱着自在に接続され、前記電力線
搬送方式により前記電源線3上に送出された自装置宛の
前記ガス漏れ検出信号に応答して、警報器62を制御し
てガス漏れ警報を行う第2端末制御装置6とを有するこ
とを特徴とする。
された電源線3に第1端末制御装置5及び第2端末制御
装置6が接続されている。第1端末制御装置5は、ガス
漏れセンサ52によるガス漏れ検出を受信して、これを
ガス漏れ検出信号として電力線搬送方式によりアドレス
データと共に前記電源線3上に送出する。第2端末制御
装置6は、電力線搬送方式により電源線3上に送出され
た自装置宛のガス漏れ検出信号に応答して、警報器62
を制御してガス漏れ警報を行う。そして、これら第1及
び第2端末制御装置5及び6は電源線3に設けられるコ
ンセント10に脱着自在である。
2記載のガス漏れ通報システムは、請求項1記載のガス
漏れ通報システムにおいて、前記電源線3に接続される
と共に通信回線13を介して通信装置2と通信可能であ
り、前記電力線搬送方式により前記電源線3上に送出さ
れた自装置宛の前記ガス漏れ検出信号を受信して、この
ガス漏れ検出信号を前記通信回線13を介して通信装置
2に連絡する通信制御装置4をさらに有することを特徴
とする。
3を介して通信装置2と通信可能な通信制御装置4が電
源線3に接続されている。この通信制御装置4は電力線
搬送方式により電源線3上に送出されたガス漏れ検出信
号を受信して、これを通信回線13を介して通信装置2
に連絡する。
3記載のガス漏れ通報システムは、請求項2記載のガス
漏れ通報システムにおいて、前記電源線3に設けられる
コンセント10に脱着自在に接続され、前記電力線搬送
方式により前記電源線3上に送出された自装置宛の前記
ガス漏れ検出信号に応答して、窓開閉装置72を制御し
て窓を開状態にする第3端末制御装置7をさらに有する
ことを特徴とする。
御装置7が電源線3に設けられるコンセント10に脱着
自在に接続される。この第3端末制御装置7は、電力線
搬送方式により電源線3上に送出された自装置宛のガス
漏れ検出信号に応答して、窓開閉装置72を制御して窓
を開状態にする。
4記載のガス漏れ通報システムは、請求項3記載のガス
漏れ通報システムにおいて、前記第1端末制御装置5
は、前記ガス漏れが停止した際には、これをガス漏れ検
出停止信号として電力線搬送方式によりアドレスデータ
と共に前記電源線3上に送出し、前記通信制御装置4
は、前記電力線搬送方式により前記電源線3上に送出さ
れた自装置宛の前記ガス漏れ検出停止信号を受信して、
前記ガス漏れ検出停止信号を通信回線13を介して通信
装置2に連絡し、前記第2端末制御装置6は、前記電源
線3上に送出された自装置宛の前記ガス漏れ検出停止信
号に応答して、警報器62を制御してガス漏れ警報を停
止し、前記第3端末制御装置7は、前記電源線3上に送
出された自装置宛の前記ガス漏れ検出停止信号に応答し
て、窓開閉装置72を制御して窓を閉状態に戻すことを
特徴とする。
停止した際には、第1端末制御装置5は、これをガス漏
れ検出停止信号として電力線搬送方式によりアドレスデ
ータと共に電源線3上に送出する。これに応答して、通
信制御装置4は通信回線13を介してその旨通信装置2
に連絡し、第2端末制御装置6は警報器62を制御して
ガス漏れ警報を停止し、そして、第3端末制御装置7
は、窓開閉装置72を制御して窓を閉状態に戻す。
5記載のガス漏れ通報システムは、請求項1記載のガス
漏れ通報システムにおいて、前記電源線3に設けられる
コンセント10に脱着自在に接続され、前記電力線搬送
方式により前記第1端末制御装置5から前記電源線3上
に送出された自装置宛の前記ガス漏れ検出信号に応答し
て、窓開閉装置72を制御して窓を開状態にする第3端
末制御装置7をさらに有することを特徴とする。
御装置7が電源線3に設けられるコンセント10に脱着
自在に接続される。この第3端末制御装置7は、電力線
搬送方式により電源線3上に送出された自装置宛のガス
漏れ検出信号に応答して、窓開閉装置72を制御して窓
を開状態にする。
6記載のガス漏れ通報システムは、請求項1記載のガス
漏れ通報システムにおいて、前記ガス漏れセンサ52
は、前記第1端末制御装置5に一体に構成されているこ
とを特徴とする。
ンサ52は第1端末制御装置5に一体に構成されている
ので、ガス漏れ通報システムにおいてコンパクトで使い
勝手のよい端末制御装置が得られる。
7記載のガス漏れ通報システムは、請求項1記載のガス
漏れ通報システムにおいて、前記ガス漏れセンサ52
は、前記第1端末制御装置5とは別体に構成されてお
り、前記第1端末制御装置5は、前記ガス漏れセンサ5
2が接続される外部接続端子を有し、この外部接続端子
を介して前記ガス漏れセンサ52が前記第1端末制御装
置5に接続されていることを特徴とする。
御装置5は、ガス漏れセンサ52が接続される外部接続
端子を有している。そして、この外部接続端子を介して
ガス漏れセンサ52が第1端末制御装置5に接続されて
いる。
8記載のガス漏れ通報システムは、請求項1記載のガス
漏れ通報システムにおいて、前記警報器62は、前記第
2端末制御装置6に一体に構成されていることを特徴と
する。
62は第2端末制御装置6に一体に構成されているの
で、ガス漏れ通報システムにおいてコンパクトで使い勝
手のよい端末制御装置が得られる。
9記載のガス漏れ通報システムは、請求項1記載のガス
漏れ通報システムにおいて、前記警報器62は、前記第
2端末制御装置6とは別体に構成されており、前記第2
端末制御装置6は、前記警報器62が接続される外部接
続端子を有し、この外部接続端子を介して前記ガス漏れ
センサ52が前記警報器62に接続されていることを特
徴とする。
御装置6は、警報器62が接続される外部接続端子を有
している。そして、この外部接続端子を介して警報器6
2が第2端末制御装置6に接続されている。
実施の形態を説明する。図1は、本発明のガス漏れ通報
システムの一実施形態を示す構成図である。
は、例えば、通信装置2、電源線3、通信制御装置4、
並びに第1、第2及び第3端末制御装置5、6及び7を
備えて構成されている。これらの構成のうち、ホーム
(家庭)8側には電源線3と通信制御装置4と第1、第
2及び第3端末制御装置5、6及び7とが設けられ、通
信装置2が外部9で用いられるようになっている(種類
によって通信装置2はホーム8内でも使用することがで
きる)。
置2は、有線及び無線を問わず、携帯電話機、PHS、
押しボタンダイヤル式電話機(例えばプッシュホン)な
どの各種を対象として挙げることができるものとする。
また、通信装置2は、自動車などの車両に装備される機
器(例えばカーナビゲーションシステム)やインターネ
ットを通じて接続される機器(例えばポータブル(パー
ソナル)コンピュータ)であってもよいものとする。
AC100Vの商用交流電源線であって、各部屋(不図
示)の各所に配設されるコンセント10を備えている
(AC200Vの電源線を用いてもよい)。なお、図1
に示される電源線3は、一本のみ図示されているが、こ
れに限られるものではない。コンセント10の数も同様
である。また、電源線3の一端が接続される引用符号1
1の部材は、既知構成の分電盤を示している。電源線3
は、既存の設備であることから、その電源線3をガス漏
れ通報システム1の一構成に含めることで、安価にシス
テムを構築することができる。
っており、電話回線13を通じて外部9より、すなわち
通信装置2より送られてくる制御内容に合わせたコマン
ドを受信して制御信号を生成するように構成されてい
る。また、通信制御装置4は、プラグ付きコード14を
有しており、生成された制御信号をプラグ付きコード1
4及び電源線3を介して端末制御装置5、6、7側へ送
信することができるように構成されている。さらに、通
信制御装置4は、DTMF信号識別(プッシュ信号)を
行うと共に自動着信コントロールを行えるように構成さ
れている。また、通信装置2へ音声メッセージを送信す
ることもできるように構成されている。
作用に係る制御として、電力線搬送方式により電源線3
上に送出された後述のガス漏れ検出信号又はガス漏れ検
出停止信号を受信して、その旨を通信回線13を介して
通信装置2に連絡する機能を有する。
漏れ検出停止信号は、既知の電力線搬送方式により送信
されるようになっている。それらの信号は、符号化され
秘匿性を高めるようになっている。本実施形態では、符
号化方式として例えばカオス(カオスブロック暗号)を
利用し秘匿性の向上を図っている。上記制御信号は、制
御対象となる端末制御装置5、6、7に対するアドレス
データが含まれているものとする。なお、通信制御装置
4は、上記制御信号を暗号化すると共に端末制御装置
5、6、7からの暗号化された後述する情報信号などを
復号化することができるように構成されている。また、
通信制御装置4は、電話機12を一体にして構成されて
いることから、電話回線13を接続し、プラグ付きコー
ド14を例えば最寄りのコンセント10に接続するだけ
でセッティングが完了する。
ンセント10に脱着自在に接続できるように構成されて
いる。すなわち、第1端末制御装置5には、上記最寄り
のコンセント10に接続されるプラグ5Aが一体に配設
されている(図1においてはコード無しであるが、これ
に限られるものではない。以下で説明する端末制御装置
6、7も同様である)。また、第1端末制御装置5は、
ガス漏れセンサ52によるガス漏れ検出を受信して、こ
れをガス漏れ検出信号として電力線搬送方式によりアド
レスデータと共に電源線3上に送出する。また、第1端
末制御装置5は、ガス漏れが停止した際には、これをガ
ス漏れ検出停止信号として電力線搬送方式によりアドレ
スデータと共に電源線3上に送出する。
電源多重部(RXTX)5B及び制御部5Cを含んで構
成される。電源多重部5Bは、プラグ5Aに接続され、
このプラグ5Aを介して電源線3に電気的に接続されて
いる。この電源多重部5Bは、電力線搬送方式に基づく
変復調部を含む送受信機能を備えている。
重部5Bに接続されている。制御部5Cは、次の図2で
示すような本実施形態に係る作用を制御するための中央
演算処理部を有する。また、制御部5Cは、図示しない
ROM部及びRAM部も有する。ROM部には、プログ
ラムや固定データなどが格納される。RAM部には処理
の過程で発生する各種のデータなどが格納される。
信号に含まれるアドレスデータが自装置宛のものであれ
ば、制御信号に応じた制御を行う。また、ガス漏れセン
サ52からの信号にアドレスデータを付加して電源多重
部5Bに送出する。
成する筐体の一部には、制御部5Cに電気的に接続さ
れ、またガス漏れセンサ52が接続される外部接続端子
が設けられている。
み、ガス漏れ検出をし、検出時には接続線51を介して
これを外部に出力することができる。ガス漏れセンサ5
2は図示しないが例えば電源線3から駆動電力が供給さ
れている。この例では、ガス漏れセンサ52は、ガス漏
れ検出を上記第1端末制御装置5の外部接続端子に供給
する。なお、ガス漏れセンサ52は、ガス漏れ検出に応
答してそれを警報する既存のガス漏れセンサやセキュリ
ティ機器を利用してもよい。
センサ52が接続される外部接続端子を有しているの
で、既成のガス漏れセンサを本ガス漏れ通報システムに
利用できるようになり、コスト削減になる。第1端末制
御装置5は、基本的に電源多重部及び制御部から構成さ
れるようになるので、様々なセンサが接続可能なユニッ
ト化された端末制御装置が得られるようになる。
装置5と一体に構成されるようにしてもよい。この場
合、ガス漏れセンサ52は第1端末制御装置5に一体に
構成されているので、ガス漏れ通報システムにおいてコ
ンパクトで使い勝手のよい端末制御装置が得られるよう
になる。すなわち、電源コンセント10に装着するだけ
で、ガス漏れ検出をし、かつ外部にその情報を送出する
ことができる端末制御装置が得られる。
セント10に脱着自在に接続できるように構成されてい
る。すなわち、第2端末制御装置6には、上記最寄りの
コンセント10に接続されるプラグ6Aが一体に配設さ
れている。第2端末制御装置6は、電力線搬送方式によ
り電源線3上に送出された自装置宛のガス漏れ検出信号
に応答して、警報器62を制御してガス漏れ警報を行
う。また第2端末制御装置6は、電源線3上に送出され
た自装置宛のガス漏れ検出停止信号に応答して、警報器
62を制御してガス漏れ警報の停止も行う。
サ52及び第1端末制御装置5が設置されている部屋と
は離れた、寝室、リビング、あるいは書斎などの電源コ
ンセントに装着されいる。
多重部(RXTX)6B及び制御部6Cを含んで構成さ
れる。電源多重部6Bは、プラグ6Aに接続され、この
プラグ6Aを介して電源線3に電気的に接続されてい
る。この電源多重部6Bは、電力線搬送方式に基づく変
復調部を含む送受信機能を備えている。
重部6Bに接続されている。制御部6Cは、次の図2で
示すような本実施形態に係る作用を制御するための中央
演算処理部を有する。また、制御部6Cは、図示しない
ROM部及びRAM部も有する。ROM部には、プログ
ラムや固定データなどが格納される。RAM部には処理
の過程で発生する各種のデータなどが格納される。
信号に含まれるアドレスデータが自装置宛のものであれ
ば、制御信号に応じた制御を行う。また、警報器62か
らの信号にアドレスデータを付加して電源多重部6Bに
送出する。
成する筐体の一部には、制御部6Cに電気的に接続さ
れ、また警報器62が接続される外部接続端子が設けら
れている。
6Cに制御されて、ガス漏れ警報をする。警報器62は
図示しないが警報発生時に駆動電力が供給される例えば
電池を内蔵している。警報器62は、ガス漏れ検出時に
は制御部6Cに制御されて、ガス漏れ警報を停止する。
警報器62は、音声警報又はランプ警報のみであっても
よいし、その両方を含んでもよい。
62が接続される外部接続端子を有しているので、既成
の警報器を本ガス漏れ通報システムに利用できるように
なり、コスト削減になる。第2端末制御装置6は、基本
的に電源多重部及び制御部から構成されるようになるの
で、様々な警報器、例えば各種ブザー装置、警報ランプ
装置などが接続可能なユニット化された端末制御装置が
得られるようになる。
一体に構成されるようにしてもよい。この場合、ガス警
報器62は第2端末制御装置6に一体に構成されている
ので、ガス漏れ通報システムにおいてコンパクトで使い
勝手のよい端末制御装置が得られるようになる。すなわ
ち、電源コンセント10に装着するだけで、電源線3を
介してガス漏れ検出信号を受信し、ガス漏れ警報をする
端末制御装置が得られる。
セント10に脱着自在に接続できるように構成されてい
る。第3端末制御装置6は、上述の第2及び第3端末制
御装置5及び6と同様、図示しない電源多重部及び制御
部を有する。そして、電力線搬送方式により電源線3上
に送出された自装置宛のガス漏れ検出信号に応答して、
窓開閉装置72を制御して窓を開状態にしたり、同様に
電源線3上に送出された自装置宛の前記ガス漏れ検出停
止信号に応答して、窓開閉装置72を制御して窓を閉状
態に戻したりする。内部構成は基本的に上述の第2及び
第3端末制御装置5及び6と同様なのでここでは説明し
ない。この場合、窓開閉装置72は、第3端末制御装置
7に制御されて、モータ駆動などを利用して窓を開閉す
るものである。
源が供給された場合のみ窓を開け、交流電源供給が停止
した場合窓を窓を閉じるようにするタイプのものでもよ
い。この場合、窓開閉装置72は第3端末制御装置7を
介して電源線3に接続されることになり、第3端末制御
装置7は上記ガス漏れ検出信号又はガス漏れ検出停止信
号に応答して、窓開閉装置72に電源供給制御して窓開
閉動作を行わせることになる。このようにすることによ
り、第3端末制御装置7及び窓開閉装置72の構成が簡
単になり、ガスが部屋の中に充満することによる危険を
回避できるようになる。
及び各端末制御装置間で行われる作用を説明する。図2
は、図1に示した通信装置と、主制御装置と、第1〜第
3端末制御装置との間で行われる、本発明の実施形態に
係る作用を説明する図である。
ックは通信装置を表している。通信装置2は、ここでは
携帯電話機を一例にして説明することにする。携帯電話
機に引用符号2を付すことにする。これは外部の構成で
ある(図1では引用符号9で示される部分)。一方、こ
れに対しホーム側(図1では引用符号8で示される部
分)を説明すると、引用符号4で示されるブロックは主
制御装置を表している。また、引用符号5、6及び7で
示されるブロックは第1、第2及び第3端末制御装置を
表している。
52がガス漏れを検出した場合の作用を説明する。
制御部5Cは、ガス漏れセンサ52からガス漏れ検出を
受信すると、これをアドレスデータと共に電源多重部5
Bに供給する。これに応答して電源多重部5Bは、電力
線搬送方式に基づき、ガス漏れ検出信号をプラグ5A、
電源線3を介して通信制御装置4に向けて伝送する。
信した通信制御装置4はこれに対応する警報メッセージ
を通信装置2に、既知の電話回線を用いた通信方式に基
づいて送信する。その警報メッセージは、例えば「ガス
漏れが発生しています」である。
受信した通信装置2は、この警報メッセージを出力す
る。通信装置2が電話機であるとすると、通常のように
呼び出し音に応答してユーザがオフフックした後、自動
的にボイスメール形式で上記警報メッセージが出力され
る。そして、ユーザによって警報メッセージが確認され
た後、通信装置2は切断(オンフック)される。なお、
図示しないがこのオンフックを検出した通信制御装置4
は、通信制御装置4自体の切断(オンフック)を行う。
旨が通信回線13を介して通信装置2に連絡されるの
で、外出中にガス漏れが発生したとしても例えばオフィ
スの電話や携帯電話を介してそれを認識することができ
るようになる。したがって、家庭内でのガス漏れを外部
からでも認識できるようになり、大事故に至るのを防止
することが可能になる。
置5の制御部5Cは、上記手順T1と同様に、第2端末
制御装置6に向けても電力線搬送方式に基づきガス漏れ
検出信号を伝送する。
き電源線3、プラグ6Aを介して自装置宛に伝送されて
きたガス漏れ検出信号は第2端末制御装置6の電源多重
部6Bに受信される。電源多重部6Bは復調処理をして
ガス漏れ検出信号を抽出し、それを制御部6Cに供給す
る。そして、これに応答して制御部6Cは、接続線61
を介して警報器62に鳴動指令を送出する。この鳴動指
令に応答して警報器62はブザーなどの所定の警報音を
発生する。
ガス漏れセンサ52及び第1端末制御装置5が設置され
ている部屋とは離れた、寝室、リビング、あるいは書斎
などの電源コンセントに装着されいるので、ガス漏れ発
生時にはガス機器から離れた部屋にいても確実にガス漏
れを認識できる。すなわち、ガス漏れ時にどの部屋にい
ても早急に適切な対応がとれるようになる。第2端末制
御装置6はコンセント10に脱着自在であるので、必要
に応じて警報すべき場所を変更したり、複数の場所に警
報できるようにすることも容易である。
置5の制御部5Cは、上記手順T1及び手順T4と同様
に、第3端末制御装置7に向けても電力線搬送方式に基
づきガス漏れ検出信号を伝送する。
き電源線3、プラグ7Aを介して自装置宛に伝送されて
きたガス漏れ検出信号は第3端末制御装置7の電源多重
部7Bに受信される。電源多重部7Bは復調処理をして
ガス漏れ検出信号を抽出し、それを制御部7Cに供給す
る。そして、これに応答して制御部7Cは、接続線71
を介して窓開閉装置72に窓開指令を送出する。この窓
開指令に応答して窓開閉装置72は窓を開ける。
が開状態になるので、ガス中毒などを効果的に防止でき
るようになる。
は、ガス漏れセンサ52からのガス漏れ検出を受信しな
いようになると、正常に復帰したと判断し、手順T8に
おいて、第2端末制御装置6に向けてガス漏れ検出停止
信号を送出するようにする。すなわち、この場合制御部
5Cは電源多重部5Bにガス漏れ検出停止信号を送信す
る。これに応答して電源多重部5Bは、電力線搬送方式
に基づきガス漏れ検出停止信号を、プラグ5A、電源線
3を介して第2端末制御装置7に向けて伝送する。
手順T5で説明したと同様の手順により、その制御部6
Cから接続線61を介して警報器62に鳴動停止指令を
送出する。この鳴動停止指令に応答して警報器62は警
報音発生を停止する。
検出停止信号は第1端末制御装置5から第3端末制御装
置7にも上記と同様の方式で伝送されている。
は手順T7で説明したと同様の手順により、その制御部
7Cから接続線71を介して窓開閉装置72に窓閉指令
を送出する。この窓閉指令に応答して窓開閉装置72は
窓を閉じる。
末制御装置5の制御部5Cは、ガス漏れセンサ52から
のガス漏れ検出を受信しないようになると、正常に復帰
したと判断し、通信制御装置4を介して通信装置2にそ
の旨を示す音声メッセージを伝送するようにしてもよ
い。その際の手順は、上記手順T1、手順T2及び手順
T3で示したと同様である。この場合、その音声メッセ
ージは、例えば「ガス漏れは停止しました」である。
の旨通信装置2に連絡され、ガス漏れ警報が停止され、
そして窓が閉状態に戻される。したがって、外出先やガ
ス漏れのあった部屋から離れた部屋にいる人も無駄な心
配や対応をしなくてすむようになる。また、ガス漏れ警
報停止を上述のようにして認識できるようになるので、
相乗的にガス漏れ発生もさらに明確に認識できるように
なる。
流電源が供給された場合のみ窓を開けるタイプのもので
もよい。この場合、窓開閉装置72は第3端末制御装置
7を介して電源線3に接続されることになり、第3端末
制御装置7は上記ガス漏れ検出停止信号に応答して窓開
閉装置72に電源供給して窓開動作を行わせることにな
る。このようにすることにより、第3端末制御装置7及
び窓開閉装置72の構成が簡単になり、ガスが部屋の中
に充満することによる危険を回避できるようになる。
装置5にはガス漏れセンサ52、第2端末制御装置6に
は警報器62、第3端末制御装置7には窓開閉装置72
が接続されるものとして説明をしたが、これらは適宜変
更することが可能である。第1端末制御装置5には各種
センサ装置、第2及び第3端末制御装置6には上記セン
サ装置によるセンサ出力に応答して対応する制御を行う
電気機器などを接続するようにすればよい。
範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
明によれば、ガス漏れ検出信号を送信する第1端末制御
装置5、及びガス漏れ警報を行わせる第2端末制御装置
6は電源線3に設けられるコンセント10に脱着自在で
ある。したがって、例えば、第1端末制御装置5をガス
機器の有る部屋のコンセント10に接続し、第2端末制
御装置6を人がよく集まる部屋や寝室のコンセント10
に接続しておくだけで、ガス漏れ発生時にはガス機器か
ら離れた部屋にいても確実にガス漏れを認識できる。す
なわち、ガス漏れ時には早急に適切な対応がとれるよう
になる。通常、家庭内の部屋には全て電源コンセント1
0が配設されているので、新たに信号線を各部屋に敷設
する必要がないのでコスト面及び美観面でも効果が高
い。第1及び第2端末制御装置5及び6はコンセント1
0に脱着自在であるので、必要に応じて警報すべき場所
を変更したり、複数の場所に警報できるようにすること
も容易である。
ガス漏れ時にもその旨通信回線13を介して通信装置2
に連絡されるので、外出中にガス漏れが発生したとして
も例えばオフィスの電話や携帯電話を介してそれを認識
することができるようになる。したがって、家庭内での
ガス漏れを外部からでも認識できるようになり、大事故
に至るのを防止することが可能になる。
生時に自動的に窓が開状態になるので、ガス中毒などを
効果的に防止できるようになる。また、家庭内に敷設さ
れた電源線3を利用して制御が行われるので、新たに窓
開閉装置72を制御するための信号線を該当する部屋に
敷設する必要がなくコスト面での効果も高い。
停止した際には、その旨通信装置2に連絡され、ガス漏
れ警報が停止され、そして窓が閉状態に戻される。した
がって、外出先やガス漏れのあった部屋から離れた部屋
にいる人も無駄な心配や対応をしなくてすむようにな
る。また、ガス漏れ警報停止を上述のようにして認識で
きるようになるので、相乗的にガス漏れ発生もさらに明
確に認識できるようになる。
生時に自動的に窓が開状態になるので、ガス中毒などを
効果的に防止できるようになる。また請求項1記載の発
明の効果、すなわち、ガス漏れ警報の効果も付加される
ので、ガス漏れによって自動的に窓が開状態になったこ
とが容易に認識でき、当事者に混乱を与えることがな
い。さらに、家庭内に敷設された電源線3を利用して制
御が行われるので、新たに窓開閉装置72を制御するた
めの信号線を該当する部屋に敷設する必要がなくコスト
面での効果も高い。
ンサ52は第1端末制御装置5に一体に構成されている
ので、ガス漏れ通報システムにおいてコンパクトで使い
勝手のよい端末制御装置が得られるようになる。すなわ
ち、電源コンセント10に装着するだけで、ガス漏れ検
出をし、かつ外部にその情報を送出することができる端
末制御装置が得られる。
ンサ52が接続される外部接続端子を有しているので、
既成のガス漏れセンサを本ガス漏れ通報システムに利用
できるようになり、コスト削減になる。第1端末制御装
置5は、基本的に電源多重部及び制御部から構成される
ようになるので、様々なセンサが接続可能なユニット化
された端末制御装置が得られるようになる。
62は第2端末制御装置6に一体に構成されているの
で、ガス漏れ通報システムにおいてコンパクトで使い勝
手のよい端末制御装置が得られるようになる。すなわ
ち、電源コンセント10に装着するだけで、電源線3を
介してガス漏れ検出信号を受信し、ガス漏れ警報をする
端末制御装置が得られる。
御装置6は、警報器62が接続される外部接続端子を有
しているので、既成の警報器を本ガス漏れ通報システム
に利用できるようになり、コスト削減になる。第2端末
制御装置6は、基本的に電源多重部及び制御部から構成
されるようになるので、様々な警報器、例えば各種ブザ
ー装置、警報ランプ装置などが接続可能なユニット化さ
れた端末制御装置が得られるようになる。
示す構成図である。
〜第3端末制御装置との間で行われる、本発明の実施形
態に係る作用を説明する図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 ガス漏れセンサにより家庭におけるガス
漏れ検出をし、前記ガス漏れセンサの設置場所から離れ
た場所にガス漏れ通報をするガス漏れ通報システムであ
って、 前記家庭に敷設され、交流電源を供給する電源線と、 前記電源線に設けられるコンセントに脱着自在に接続さ
れ、前記ガス漏れセンサによるガス漏れ検出を受信し
て、これをガス漏れ検出信号として電力線搬送方式によ
りアドレスデータと共に前記電源線上に送出する第1端
末制御装置と、 前記電源線に設けられるコンセントに脱着自在に接続さ
れ、前記電力線搬送方式により前記電源線上に送出され
た自装置宛の前記ガス漏れ検出信号に応答して、警報器
を制御してガス漏れ警報を行う第2端末制御装置と、 を有することを特徴とするガス漏れ通報システム。 - 【請求項2】 請求項1記載のガス漏れ通報システムに
おいて、 前記電源線に接続されると共に通信回線を介して通信装
置と通信可能であり、前記電力線搬送方式により前記電
源線上に送出された自装置宛の前記ガス漏れ検出信号を
受信して、このガス漏れ検出信号を前記通信回線を介し
て通信装置に連絡する通信制御装置をさらに有すること
を特徴とするガス漏れ通報システム。 - 【請求項3】 請求項2記載のガス漏れ通報システムに
おいて、 前記電源線に設けられるコンセントに脱着自在に接続さ
れ、前記電力線搬送方式により前記電源線上に送出され
た自装置宛の前記ガス漏れ検出信号に応答して、窓開閉
装置を制御して窓を開状態にする第3端末制御装置をさ
らに有することを特徴とするガス漏れ通報システム。 - 【請求項4】 請求項3記載のガス漏れ通報システムに
おいて、 前記第1端末制御装置は、前記ガス漏れが停止した際に
は、これをガス漏れ検出停止信号として電力線搬送方式
によりアドレスデータと共に前記電源線上に送出し、 前記通信制御装置は、前記電力線搬送方式により前記電
源線上に送出された自装置宛の前記ガス漏れ検出停止信
号を受信して、前記ガス漏れ検出停止信号を通信回線を
介して通信装置に連絡し、 前記第2端末制御装置は、前記電源線上に送出された自
装置宛の前記ガス漏れ検出停止信号に応答して、警報器
を制御してガス漏れ警報を停止し、 前記第3端末制御装置は、前記電源線上に送出された自
装置宛の前記ガス漏れ検出停止信号に応答して、窓開閉
装置を制御して窓を閉状態に戻すことを特徴とするガス
漏れ通報システム。 - 【請求項5】 請求項1記載のガス漏れ通報システムに
おいて、 前記電源線に設けられるコンセントに脱着自在に接続さ
れ、前記電力線搬送方式により前記第1端末制御装置か
ら前記電源線上に送出された自装置宛の前記ガス漏れ検
出信号に応答して、窓開閉装置を制御して窓を開状態に
する第3端末制御装置をさらに有することを特徴とする
ガス漏れ通報システム。 - 【請求項6】 請求項1記載のガス漏れ通報システムに
おいて、 前記ガス漏れセンサは、前記第1端末制御装置に一体に
構成されていることを特徴とするガス漏れ通報システ
ム。 - 【請求項7】 請求項1記載のガス漏れ通報システムに
おいて、 前記ガス漏れセンサは、前記第1端末制御装置とは別体
に構成されており、 前記第1端末制御装置は、前記ガス漏れセンサが接続さ
れる外部接続端子を有し、 この外部接続端子を介して前記ガス漏れセンサが前記第
1端末制御装置に接続されていることを特徴とするガス
漏れ通報システム。 - 【請求項8】 請求項1記載のガス漏れ通報システムに
おいて、 前記警報器は、前記第2端末制御装置に一体に構成され
ていることを特徴とするガス漏れ通報システム。 - 【請求項9】 請求項1記載のガス漏れ通報システムに
おいて、 前記警報器は、前記第2端末制御装置とは別体に構成さ
れており、 前記第2端末制御装置は、前記警報器が接続される外部
接続端子を有し、 この外部接続端子を介して前記ガス漏れセンサが前記警
報器に接続されていることを特徴とするガス漏れ通報シ
ステム。
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- 2000-07-25 JP JP2000223621A patent/JP4486231B2/ja not_active Expired - Fee Related
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