JPH06350311A - 静磁波装置 - Google Patents
静磁波装置Info
- Publication number
- JPH06350311A JPH06350311A JP5166238A JP16623893A JPH06350311A JP H06350311 A JPH06350311 A JP H06350311A JP 5166238 A JP5166238 A JP 5166238A JP 16623893 A JP16623893 A JP 16623893A JP H06350311 A JPH06350311 A JP H06350311A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- magnetic
- magnetostatic wave
- magnetic field
- wave device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Waveguides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 外部への磁界のもれが抑えられ、しかも、小
型である静磁波装置を提供する。 【構成】 この静磁波装置10は、たとえばFeなどの
磁性体からなる箱形のケース12を含む。ケース12内
の中央には、フェリ磁性基体としてYIG素子14が、
支持部材16で支持される。また、ケース16内の上壁
および下壁には、磁石18aおよび18bがそれぞれ固
着される。さらに、ケース12の周囲には、たとえば超
導電体などの反磁性体からなる箱形の遮蔽部材20が設
けられる。この遮蔽部材20は、磁石18aおよび18
bなどの磁気回路からケース12の外部への磁界のもれ
を抑えるためのものである。
型である静磁波装置を提供する。 【構成】 この静磁波装置10は、たとえばFeなどの
磁性体からなる箱形のケース12を含む。ケース12内
の中央には、フェリ磁性基体としてYIG素子14が、
支持部材16で支持される。また、ケース16内の上壁
および下壁には、磁石18aおよび18bがそれぞれ固
着される。さらに、ケース12の周囲には、たとえば超
導電体などの反磁性体からなる箱形の遮蔽部材20が設
けられる。この遮蔽部材20は、磁石18aおよび18
bなどの磁気回路からケース12の外部への磁界のもれ
を抑えるためのものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は静磁波装置に関し、特
にたとえば磁石などからなる磁気回路を有する静磁波装
置に関する。
にたとえば磁石などからなる磁気回路を有する静磁波装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の静磁波装置の一例を示す断
面図解図である。この静磁波装置1は、たとえばFeな
どの磁性体からなる箱形のケース2を含み、ケース2内
の中央には、フェリ磁性基体としてYIG素子3が、支
持部材4で支持される。また、YIG素子3上には、2
つのトランスデューサ(図示せず)が間隔を隔てて平行
に設けられる。さらに、ケース2内の上壁および下壁に
は、磁石5aおよび5bが、それぞれ固着される。そし
て、これらの磁石5aおよび5bによって、YIG素子
3に磁界が印加される。
面図解図である。この静磁波装置1は、たとえばFeな
どの磁性体からなる箱形のケース2を含み、ケース2内
の中央には、フェリ磁性基体としてYIG素子3が、支
持部材4で支持される。また、YIG素子3上には、2
つのトランスデューサ(図示せず)が間隔を隔てて平行
に設けられる。さらに、ケース2内の上壁および下壁に
は、磁石5aおよび5bが、それぞれ固着される。そし
て、これらの磁石5aおよび5bによって、YIG素子
3に磁界が印加される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図6に示す
静磁波装置1では、磁石5aおよび5bなどからなる磁
気回路の磁界が、磁性体からなるケース2の磁性特性を
飽和し、図7に示すように、ケース2の外部にもれてし
まう。そのため、この静磁波装置1では、それにたとえ
ばドライバなどの磁性体が接近した場合、YIG素子3
に印加される磁界の大きさが変わり、周波数特性が変動
してしまう。
静磁波装置1では、磁石5aおよび5bなどからなる磁
気回路の磁界が、磁性体からなるケース2の磁性特性を
飽和し、図7に示すように、ケース2の外部にもれてし
まう。そのため、この静磁波装置1では、それにたとえ
ばドライバなどの磁性体が接近した場合、YIG素子3
に印加される磁界の大きさが変わり、周波数特性が変動
してしまう。
【0004】さらに、図6に示す静磁波装置1は、それ
をチップマウンタでたとえば回路基板に実装する際、そ
のチップマウンタのノズルが磁性体で形成されている場
合、そのノズルに吸着されそのノズルから離れない場合
がある。
をチップマウンタでたとえば回路基板に実装する際、そ
のチップマウンタのノズルが磁性体で形成されている場
合、そのノズルに吸着されそのノズルから離れない場合
がある。
【0005】また、図6に示す静磁波装置1において、
ケース2の外部への磁界のもれを抑えるためには、磁性
体からなるケース2の厚みを非常に厚く形成することが
考えられるが、ケース2の厚みを非常に厚く形成した場
合、全体が大型になってしまう。
ケース2の外部への磁界のもれを抑えるためには、磁性
体からなるケース2の厚みを非常に厚く形成することが
考えられるが、ケース2の厚みを非常に厚く形成した場
合、全体が大型になってしまう。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、外
部への磁界のもれが抑えられ、しかも、小型である静磁
波装置を提供することである。
部への磁界のもれが抑えられ、しかも、小型である静磁
波装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、磁気回路を
有する静磁波装置であって、磁気回路の周囲の少なくと
も一部に反磁性体を設けた、静磁波装置である。
有する静磁波装置であって、磁気回路の周囲の少なくと
も一部に反磁性体を設けた、静磁波装置である。
【0008】
【作用】反磁性体によって、磁気回路から外部への磁界
のもれが抑えられる。この場合、反磁性体は、磁性体と
比べて、磁界のもれを非常に抑える。そのため、外部へ
の磁界のもれを抑えるためには、磁性体からなるケース
の厚みを非常に厚く形成する必要がない。
のもれが抑えられる。この場合、反磁性体は、磁性体と
比べて、磁界のもれを非常に抑える。そのため、外部へ
の磁界のもれを抑えるためには、磁性体からなるケース
の厚みを非常に厚く形成する必要がない。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、外部への磁界のもれ
が抑えられ、しかも、小型である静磁波装置が得られ
る。
が抑えられ、しかも、小型である静磁波装置が得られ
る。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す断面図解図
である。この静磁波装置10は、たとえばFeなどの磁
性体からなる箱形のケース12を含む。
である。この静磁波装置10は、たとえばFeなどの磁
性体からなる箱形のケース12を含む。
【0012】ケース12内の中央には、フェリ磁性基体
としてYIG素子14が、支持部材16で支持される。
また、YIG素子14上には、2つのトランスデューサ
(図示せず)が間隔を隔てて平行に設けられる。さら
に、ケース12内の上壁および下壁には、磁石18aお
よび18bがそれぞれ固着される。そして、これらの磁
石18aおよび18bによって、YIG素子14に磁界
が印加される。
としてYIG素子14が、支持部材16で支持される。
また、YIG素子14上には、2つのトランスデューサ
(図示せず)が間隔を隔てて平行に設けられる。さら
に、ケース12内の上壁および下壁には、磁石18aお
よび18bがそれぞれ固着される。そして、これらの磁
石18aおよび18bによって、YIG素子14に磁界
が印加される。
【0013】また、ケース12の周囲には、たとえば超
導電体などの反磁性体からなる箱形の遮蔽部材20が設
けられる。この遮蔽部材20は、磁石18aおよび18
bなどからなる磁気回路からケース12の外部への磁界
のもれを抑えるためのものである。
導電体などの反磁性体からなる箱形の遮蔽部材20が設
けられる。この遮蔽部材20は、磁石18aおよび18
bなどからなる磁気回路からケース12の外部への磁界
のもれを抑えるためのものである。
【0014】この静磁波装置10では、反磁性体からな
る遮蔽部材20によって、磁石18aおよび18bなど
からなる磁気回路からケース12の外部への磁界のもれ
が抑えられる。そのため、この静磁波装置10では、磁
石18aおよび18bなどからなる磁気回路の磁界が、
磁性体からなるケース12の磁性特性を飽和しても、図
2に示すように、ケース12の外部にもれない。したが
って、この静磁波装置10では、それにたとえばドライ
バなどの磁性体が接近しても、YIG素子14に印加さ
れる磁界の大きさが変わらず、周波数特性も変動しな
い。
る遮蔽部材20によって、磁石18aおよび18bなど
からなる磁気回路からケース12の外部への磁界のもれ
が抑えられる。そのため、この静磁波装置10では、磁
石18aおよび18bなどからなる磁気回路の磁界が、
磁性体からなるケース12の磁性特性を飽和しても、図
2に示すように、ケース12の外部にもれない。したが
って、この静磁波装置10では、それにたとえばドライ
バなどの磁性体が接近しても、YIG素子14に印加さ
れる磁界の大きさが変わらず、周波数特性も変動しな
い。
【0015】さらに、この静磁波装置10は、外部へ磁
界がもれないので、それを磁性体からなるノズルを有す
るチップマウンタでたとえば回路基板に実装する際、そ
のノズルから所定のときに離れる。
界がもれないので、それを磁性体からなるノズルを有す
るチップマウンタでたとえば回路基板に実装する際、そ
のノズルから所定のときに離れる。
【0016】また、この静磁波装置10では、反磁性体
からなる遮蔽部材20によって外部への磁界のもれが抑
えられるので、図6に示す静磁波装置1において外部へ
の磁界のもれを抑えるために磁性体からなるケース2の
厚みを非常に厚くしたものと比べて、全体が小型にな
る。
からなる遮蔽部材20によって外部への磁界のもれが抑
えられるので、図6に示す静磁波装置1において外部へ
の磁界のもれを抑えるために磁性体からなるケース2の
厚みを非常に厚くしたものと比べて、全体が小型にな
る。
【0017】図3は図1に示す実施例の変形例を示す断
面図解図である。図3に示す実施例は、図1に示す実施
例と比べて、特に、ケース12の上部だけにたとえば超
導電体などの反磁性体からなる遮蔽部材20が設けられ
る。そのため、図3に示す実施例では、特に、上方への
磁界のものが抑えられる。したがって、図3に示す実施
例では、上部にたとえばドライバなどの磁性体が接近し
ても、その周波数特性が変動せず、しかも、上部をチッ
プマウンタの磁性体からノズルで保持した場合、そのノ
ズルから所定のときに離れる。このように、ケース12
の周囲の一部のみに反磁性体からなる遮蔽部材20が設
けられてもよい。
面図解図である。図3に示す実施例は、図1に示す実施
例と比べて、特に、ケース12の上部だけにたとえば超
導電体などの反磁性体からなる遮蔽部材20が設けられ
る。そのため、図3に示す実施例では、特に、上方への
磁界のものが抑えられる。したがって、図3に示す実施
例では、上部にたとえばドライバなどの磁性体が接近し
ても、その周波数特性が変動せず、しかも、上部をチッ
プマウンタの磁性体からノズルで保持した場合、そのノ
ズルから所定のときに離れる。このように、ケース12
の周囲の一部のみに反磁性体からなる遮蔽部材20が設
けられてもよい。
【0018】図4はこの発明の他の実施例を示す斜視図
である。図4に示す実施例では、図1に示す実施例と比
べて、特に、ケース12がたとえば超電導体などの反磁
性体で形成される代わりに、ケース12の周囲に遮蔽部
材20が形成されない。図4に示す実施例では、反磁性
体からなるケース12によって、磁石18aおよび18
bなどからなる磁気回路の磁界が、図5に示すように、
ケース12の外部にもれないように抑えられる。
である。図4に示す実施例では、図1に示す実施例と比
べて、特に、ケース12がたとえば超電導体などの反磁
性体で形成される代わりに、ケース12の周囲に遮蔽部
材20が形成されない。図4に示す実施例では、反磁性
体からなるケース12によって、磁石18aおよび18
bなどからなる磁気回路の磁界が、図5に示すように、
ケース12の外部にもれないように抑えられる。
【0019】なお、上述の各実施例では、ケース12の
周囲に反磁性体からなる遮蔽部材20が設けられ、ある
いは、ケース12全体が反磁性体で形成されているが、
この発明では、ケース12の一部分が反磁性体で形成さ
れてもよい。
周囲に反磁性体からなる遮蔽部材20が設けられ、ある
いは、ケース12全体が反磁性体で形成されているが、
この発明では、ケース12の一部分が反磁性体で形成さ
れてもよい。
【図1】この発明の一実施例を示す断面図解図である。
【図2】図1に示す実施例における磁気回路の磁力線を
示す図解図である。
示す図解図である。
【図3】図1に示す実施例の変形例を示す断面図解図で
ある。
ある。
【図4】この発明の他の実施例を示す断面図解図であ
る。
る。
【図5】図4に示す実施例における磁気回路の磁力線を
示す図解図である。
示す図解図である。
【図6】従来の静磁波装置の一例を示す断面図解図であ
る。
る。
【図7】図6に示す静磁波装置における磁気回路の磁力
線を示す図解図である。
線を示す図解図である。
10 静磁波装置 12 ケース 14 YIG素子 16 支持板 18a,18b 磁石 20 遮蔽部材
Claims (1)
- 【請求項1】 磁気回路を有する静磁波装置であって、 前記磁気回路の周囲の少なくとも一部に反磁性体を設け
た、静磁波装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5166238A JPH06350311A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 静磁波装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5166238A JPH06350311A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 静磁波装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06350311A true JPH06350311A (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=15827675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5166238A Pending JPH06350311A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 静磁波装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06350311A (ja) |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP5166238A patent/JPH06350311A/ja active Pending
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