JPH0634983A - 貼合わせ装置 - Google Patents

貼合わせ装置

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JPH0634983A
JPH0634983A JP4191102A JP19110292A JPH0634983A JP H0634983 A JPH0634983 A JP H0634983A JP 4191102 A JP4191102 A JP 4191102A JP 19110292 A JP19110292 A JP 19110292A JP H0634983 A JPH0634983 A JP H0634983A
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Japan
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plate
holding
adhesive
suction
glass substrate
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Application number
JP4191102A
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English (en)
Inventor
Junzo Kawakami
順三 川上
Nobuchika Tanizawa
宣親 谷澤
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPH0634983A publication Critical patent/JPH0634983A/ja
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/133354Arrangements for aligning or assembling substrates

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一定の間隔を保ち、位置ずれなく、短時間で
効率よく2枚の板状体を貼合わせることができる貼合わ
せ装置を提供することである。 【構成】 保持板14の保持面19周縁部付近に形成さ
れた環状の凹溝23には、シール材24が嵌着される。
上方の保持板13には、ガラス基板18が保持され、こ
のガラス基板18の表面26には閉ループ状に接着剤2
9が塗布されている。また、下方の保持板14には、ガ
ラス基板20が保持され、このガラス基板20の表面2
7には、ビーズ28が散布されている。各保持板13,
14を近接変位させて、シール材24を保持面17に接
触させて空間25を形成する。この状態で、吸引源43
により吸引力を吸引孔41a,41bに導き、空間25
内を減圧する。さらに、保持板13,14を近接変位さ
せて、接着剤29をガラス基板20の表面27に接触さ
せた後、吸引孔41a,41bを大気に開放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一定の間隔を保ち、位
置ずれなく板状体を貼合わせるための貼合わせ装置に関
し、特にTN(捩れネマティック)形、STN(超捩れ
ネマティック)形、強誘電性などの液晶セル、カラーフ
ィルタ貼合わせ形CCD(電荷結合デバイス)などを形
成する2枚のガラスなどの板状体を貼合わせるための貼
合わせ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶セルなどを形成する2枚の透
明な板状体としてのガラス基板を貼合わせる場合、図1
1に示すように一方のガラス基板1に、接着剤たとえば
熱硬化性樹脂をスクリーン印刷法またはディスペンサな
どによる描画法によって符号3に示す形状、すなわち液
晶注入孔となる開口部5を有する開曲線状に塗布し、他
のガラス基板2の表面全面に均一な大きさの介在部材4
を散布した後、図12に示すように2枚のガラス基板
1,2の位置合わせを行い、ガラス基板1,2を重ね合
わせ、高温の状態で図13に示すように上下からプレス
機の押圧板6,6で加圧し、熱硬化性樹脂3を硬化させ
る加圧プレス法にて、2枚のガラス基板1,2を貼合わ
せている。
【0003】このような熱硬化性樹脂を用いる方法で
は、2枚のガラス基板の位置を合わせるための機構と、
高温高圧の状態でプレスする機構とが必要であるが、今
日生産されている液晶パネルでは、水平方向では3μm
以内、間隔では0.3μm以内の位置合わせ精度が要求
され、プレス圧力も300mm×400mmの大きさの
ガラス基板では、ガラス基板1枚に対して5,000N
から10,000Nの力で、かつ全面に均一な加圧力で
高温高圧の状態でプレスしなければならない。
【0004】1台の装置にこれらの機構を全て備えさせ
ることはできないため、ガラス基板の位置合わせを行
い、常温でプレスする機構を有する装置と、高温でプレ
スする装置とを個別に用いている。
【0005】しかし、図13に示すように、貼合わせる
べきガラス基板1,2自体の表裏の平行度が出ていなけ
れば(厚みの差があれば)、プレス機の押圧板6が平行
に加圧しても均一に加圧されず、矢印で示すようにガラ
ス基板1,2の厚い部分に偏って強く加圧され、各ガラ
ス基板1,2の間隔は一定にならない。また生産効率を
向上させるために複数のガラス基板を重ねて一度に加圧
する場合は、ガラス基板1,2の厚みの不均一さが累積
され、より一層の加圧の不均衡が発生する。
【0006】また、液晶セルを形成する場合、2枚のガ
ラス基板の間に液晶を封入するので、この間隔が一定で
ない場合は商品の信頼性、品位に大きな影響を与える。
また、2枚のガラス基板の位置がずれた場合も同様に品
位に大きな影響を与える。
【0007】そこで、図14に示すように、柔軟なゴム
膜7と平板8との間に、貼合わせるべく準備された2枚
のガラス基板1,2を置き、ゴム膜7と平板8とで形成
される空間内を減圧して、大気圧との差で柔軟なゴム膜
7を介して加圧する真空プレス法を用いて、2枚のガラ
ス基板1,2の間隔が均一になるように加圧する装置が
用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この装
置では、180℃程度の温度に耐えられる柔軟なゴム膜
が得られないため、接着剤として熱硬化性樹脂を使用で
きず、このため2液混合型のエポキシ樹脂などを使用せ
ねばならないので、混合後の時間制御を厳密に行わなけ
ればならないという問題がある。
【0009】この真空プレス法に用いる他の接着剤とし
ては、紫外線硬化型樹脂が挙げられるが、柔軟なゴム膜
の材質として紫外線を充分透過し、かつ長時間の紫外線
照射に対して劣化しない材質を選択しなければならない
という問題がある。
【0010】また、上記の真空プレス法においては、ゴ
ム膜7と平板8とで形成される空間内を吸引してゴム膜
7を平板8に密着させ、さらに吸引することにより生じ
る圧力差により加圧しているので、接着剤が硬化するま
で吸引を続けなければならず、貼合わせが完了するまで
に時間がかかり、製造効率がよくないという問題があ
る。
【0011】さらに、加圧プレス法および真空プレス法
においてはともに、図12に示すように、開口部5が狭
く限られているため、接着剤3による2枚のガラス基板
1,2の接着後、接着剤が伸展して行く過程において、
内部に残った空気はこの開口部5からしか外部に出られ
ないので、一時的に内部の圧力が上昇し、これが外部か
らの加圧に対して反力を発生し、加圧力の不均衡、2枚
の平板の位置ずれの発生などの原因となるという問題が
ある。
【0012】本発明の目的は、均一な間隔を保ち、位置
ずれなく、短時間で効率よく2枚の板状体を貼合わるこ
とができる貼合わせ装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、貼合わせるべ
き一対の板状体のうち少なくとも一方の表面に接着剤が
塗布され、この接着剤よりも内方表面には、各板状体の
間隔を規定する介在部材が介在され、前記接着剤よりも
内方の空間内が吸引され、各板状体を貼合わせる貼合わ
せ装置において、相互に対向する各保持面上に、前記一
対の板状体をそれぞれ保持し、少なくとも一方に前記板
状体よりも外方で開口する吸引孔が形成される一対の保
持部材を有し、各保持部材は相対的に近接/離反変位可
能に構成される保持手段と、前記少なくとも一方の保持
部材の前記吸引孔よりも外方に配置され、可撓性および
弾発性を有する材料から成る環状のシール材と、前記吸
引孔に吸引力を導く吸引手段とを含み、前記各保持部材
の相互に対向する各表面に前記シール材が周方向全周に
わたって接触し、かつ前記一方の板状体の表面に閉ルー
プ状に塗布された接着剤が他方の板状体から離反した状
態で、前記吸引孔を介して各保持部材間のシール材によ
って外囲された閉空間を吸引し、前記接着剤が前記他方
の板状体の表面に接着した状態で、前記吸引孔を大気に
開放することを特徴とする貼合わせ装置である。
【0014】
【作用】本発明に従えば、各保持部材間のシール部材に
よって外囲された閉空間内を、吸引孔を介して吸引手段
により減圧し、一方の板状体の表面に塗布された閉ルー
プ状の接着剤が、他方の板状体に接着するように各保持
部材を近接変位させるので、各板状体間の接着剤によっ
て外囲された閉空間内には気体が存在せず、圧力上昇に
よる位置ずれも発生しない。
【0015】また、接着剤が他方の板状体の表面に接着
した状態で吸引孔を大気に開放するので、接着剤により
外囲された閉空間は、大気圧との気圧差により均一に加
圧され、介在部材が各板状体の表面に接するまで圧縮さ
れるので、各板状体は均一な間隔を保ち貼合わされる。
【0016】加えて、接着剤が他方の板状体の表面に接
着した状態では、さらに吸引を続けることなく、貼合わ
された板状体を取出すことができるので、短時間で効率
よく貼合わせることができる。
【0017】さらに取出した板状体を加熱することもで
きるので、接着剤として熱硬化性樹脂を使用することが
できる。
【0018】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すことによって本
発明に係る貼合わせ装置をより具体的に説明するが、本
発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0019】図1は、本発明の一実施例に係る貼合わせ
装置11を示す断面図である。貼合わせ装置11は、上
下一対の保持部材である板状の保持板13,14と、各
保持板13,14がそれぞれ取付けられる取付体15,
16とを有する。上方の保持板13の前記下方の保持板
14に臨む保持面17には、液晶セルの一部を構成する
板状体のガラス基板18が保持され、また下方の保持板
14の前記上方の保持板13の保持面17に対向する保
持面19には、前記液晶セルの一部を構成する板状体の
ガラス基板20が保持される。
【0020】前記保持板14の周縁部付近には、保持板
14から凹んだ環状の凹溝23が形成され、この凹溝2
3にはシリコンゴムなどの可撓性および弾発性を有する
材料から成る環状のシール材24が嵌着される。このシ
ール材24は、部材軸直角断面が円形であり、たとえば
10mm程度の直径を有する。各保持板13,14が相
対的に近接した状態では、各保持面17,19間に前記
シール材24によって機密に密閉された閉空間25が形
成される。閉空間25内には、シール材24よりも内方
に間隔をあけた状態で前記液晶セルが収容される。
【0021】なお、前記各保持板13,14を相対的に
近接/離反変位するにあたっては、上方の保持板13を
固定位置に固定した状態で下方の保持板14を前記保持
板13に近接/離反変位するようにしてもよく、あるい
は下方の保持板14を固定位置に固定した状態で上方の
保持板13を下方の保持板14に近接/離反変位するよ
うにしてもよい。
【0022】前記液晶セルは、前述したように一対のガ
ラス基板18,20を有し、各ガラス基板18,20の
相互に対向する表面26,27間には、介在部材として
のビーズ28と、各ガラス基板18,20を相互に貼合
わせるための電気絶縁性材料から成る接着剤29とが介
在される。前記ビーズ28は、直径10μm程度の合成
樹脂製である。また前記接着剤29は、直径10μm、
長さ100μm程度のガラス繊維21が混入された熱硬
化性樹脂であって、本実施例では上方に配置されるガラ
ス基板18の表面26の周縁部近傍でたとえばスクリー
ン印刷法によって周方向全周にわたって閉ループ状に形
成されている。
【0023】図2は、貼合わせ装置11全体の構成を示
す斜視図である。上方に配置される取付基版30が装置
の機体などである取付位置に固定的に取付けられ、その
下面31の四隅には案内棒33a,33b,33c,3
3dが固定される。各案内棒33a〜33dは相互に平
行であり、これらの案内棒33a〜33dに沿って、昇
降体34が上下に変位自在に案内される。この昇降体3
4には図示しない係止手段が備えられており、上下方向
の任意の位置でその変位を係止することができるように
構成される。
【0024】取付基版30の下面31には、前記取付体
15が固定され、前記下面31に対向する昇降体34の
上面35には、取付体16が固定される。このような構
成によって、各保持板13,14は相対的に近接/離反
変位、本実施例では下方の保持板14が上方の保持板1
3に対して近接/離反変位駆動することができる。
【0025】図3は、保持板14の平面図である。保持
板14には前記凹溝23よりも内方寄りで保持面19に
臨んで開口する複数の吸着孔36が上下方向、すなわち
図3の紙面に対して垂直方向に延びて形成され、各吸着
孔36は連通孔37によって相互に連通されている。各
吸着孔36は、マトリクス状に相互に間隔をあけて形成
され、吸着されるべきガラス基板20を均等な吸着力で
吸着して保持することができる。前記連通孔37は、前
述した図1に示されるように、接続孔38に連通し、こ
の接続孔38には真空ポンプなどによって実現される吸
着源39からの吸着力が図示しない開閉弁を介して導か
れる。
【0026】再び図3を参照して、仮想線で示されるガ
ラス基板20の周縁辺40と、前記凹溝23との間には
複数(本実施例では4孔)の吸着孔41a,41b,4
1c,41dが形成され、各吸着孔41a〜41dに
は、真空ポンプなどによって実現される吸引源43から
の吸引力が図示しない開閉弁を介して導かれる。吸引源
43に関連して設けられる開閉弁によって吸引経路を開
閉制御して、吸引力を吸引孔41a〜41dに導き、あ
るいは遮断することができる。
【0027】なお、もう一方の保持板13にもまた、上
述した下方の保持板14と同様に吸着孔36、連通孔3
7および接続孔38が形成され、接続孔38には前記吸
引源39からの吸引力が導かれる。
【0028】図4は、貼合わせ装置11によるガラス基
板18,20の貼合わせ動作を説明するための断面図で
あり、図5は、シール材24付近を拡大して示す断面図
である。各ガラス基板18,20を貼合わせるにあたっ
て、図4(1)に示すように、下方の保持板14の保持
面19上にガラス基板20が載置される。このガラス基
板20の表面27には、図6(1)に示されるように予
めビーズ28が均一に散布される。また上方の保持板1
3の保持面17上にガラス基板18が載置され、このガ
ラス基板18には、図6(2)に示されるように液晶が
封止されるべき領域を外囲するように前記接着剤29が
閉ループ状に塗布される。このとき、液晶注入用の注入
孔を得るために、外側方に凸となる凸状部分44が形成
される。本実施例では、接着剤29はその幅を1mm、
高さを100μm、凸状部分44を除いた大きさを20
0mm×300mmにした。また接着剤29の塗布とビ
ーズ28の散布とは、本実施例のように別のガラス基板
上に行ってもよいし、同一のガラス基板上に行ってもよ
い。
【0029】このようなガラス基板18は前述したガラ
ス基板20の表面27上に配置される。この状態では、
図5(1)に示されるように、シール材24は保持面1
7から間隔L1をあけて離間しており、また接着剤29
はガラス基板20の表面27から間隔L2をあけて離間
している。この間隔L2は、前記間隔L1よりも大きく
選ばれている。
【0030】上述のようにして各保持板13,14上に
各ガラス基板18,20が配置された状態では、吸着源
39は吸着動作が開始された状態でその開閉弁が開放さ
れ、各吸着孔36に吸着力が導かれ、各ガラス基板1
8,20は各保持面17,19に吸着され保持されてい
る。
【0031】次に、図4(2)に示されるように、昇降
体34を矢符A方向に上昇させる。この状態では、図5
(2)に示されるように、保持板13の保持面17にシ
ール材24が周方向全周にわたって接触し、各保持面1
7,19間には、前記閉空間25が形成される。このと
き、接着剤29は、ガラス基板20の表面27から僅か
な間隔L3をあけて離間している。この状態で吸引源4
3の吸引動作を開始して、閉空間25内をたとえば真空
度1×103Pa程度にまで吸引し減圧した後、各ガラ
ス基板18,20間の間隔を約1mm程度に保つ。各保
持板13,14にガラス基板18,20が保持された状
態で、各ガラス基板18,20に予め配設される位置合
わせ用マークからの反射光を検出し、操作者が下方の取
付体16を水平方向に変位させて徴調整して、各ガラス
基板18,20が正確に位置合わせされ、その状態が保
持される。
【0032】さらに、図4(3)に示されるように、昇
降体34を矢符A方向に上昇させて、図5(3)に示さ
れるように、接着剤29がガラス基板20の表面27に
周方向全周にわたって接触した状態とする。この状態で
は、ビーズ28はガラス基板18の表面26と僅かな間
隔L4をあけて離間している。この段階では、各ガラス
基板18,20間には、接着剤29によって液晶が封止
されるべき封止空間45が形成される。その後、吸引源
43に関連して設けられる開閉弁を開放して各吸引孔4
1a〜41dを大気に連通させ、シール材24と接着剤
29との間に形成される環状空間46内が大気圧とさ
れ、吸着源39からの吸着力および吸引源43からの吸
引力が遮断された後に、昇降体34を矢符Aとは逆方向
に下降させて、相互に接着された各ガラス基板18,2
0は他方の保持板14上に載置された状態で取出され
る。
【0033】この状態で封止空間45内の気圧と大気圧
との差により、各ガラス基板18,20は加圧される。
この際、各ガラス基板18,20間に作用する圧力は約
6000Nで、この力で接着剤29は図7に示すように
ガラス繊維21およびビーズ28の高さである10μm
まで伸展され、仮接着される。これによって封止空間4
5の体積は約1/10になり、その圧力は約10倍の1
×104Pa程度になるが、大気圧(約105Pa)より
も充分低く問題はない。
【0034】次に、仮接着された各ガラス基板18,2
0を約180℃の炉に入れ、2時間この温度に保持し、
接着剤29を硬化させ、貼合わせを完了する。
【0035】図8(1)は、貼合わせが完了したガラス
基板18,20の斜視図である。貼合わせ完了後、図8
(2)に示す切断面線47で各ガラス基板18,20と
接着剤29の凸状部分44とを切断し、液晶注入用の注
入孔48を得る。図8(3)は、切断後の液晶セルの斜
視図である。
【0036】各ガラス基板18,20の貼合わせをさら
に大きな力で行うためには、減圧下で接着が完了した各
ガラス基板18,20を大気圧下に戻した後、さらに接
着剤が硬化する前の状態で、気圧を高い状態に保つこと
ができる、たとえばチャンバなどの耐圧容器に入れ、こ
の容器を加圧するか、あるいは従前からあるプレス機構
などを用いて加圧方式にて加圧することによって得られ
る。また、接着剤の種類によっては加圧による接着のみ
でよいこともある。
【0037】さらに効率よくガラス基板を貼合わせるた
めには、図9(1)に示すようにガラス基板49の上に
スクリーン印刷法などによって塗布する接着剤50を凸
状部分51を有する多数の閉ループ状としてもよい。貼
合わせ終了後は、前述と同様にしてガラス基板49と接
着剤50の凸状部分51とを切断して、液晶注入用の注
入孔53を有する複数の液晶セルを得ることができる。
なお、図9においては他の一方のガラス基板は省略され
ている。
【0038】本実施例においては、液晶セル用のガラス
基板を貼合わせるための貼合わせ装置を主に説明したの
で、スクリーン印刷法などによって塗布する接着剤2
9,50の形状を凸状部分44,51のある閉ループ状
としたが、閉ループの形状は、円形、楕円形などのよう
な形状であってもよい。
【0039】本実施例によれば、図10に示すように、
平行度の相違する各ガラス基板54,55を貼合わせる
場合であっても、平行度に影響されることなく均一な圧
力で加圧される。また、従前の貼合わせ装置は、各辺が
約2mであり8m3程度の大きさをもっているため、貼
合わせ装置全体を収納できるような大掛かりな真空容器
を準備するか、あるいは複雑な形状の真空容器を準備し
なければ、各ガラス基板間を真空にすることはできない
が、本実施例によれば、各保持板13,14およびシー
ル材24によって外囲された閉空間25内を真空にする
だけでよいので、複雑な形状のまたは大掛かりな真空容
器を準備する必要がなく、また吸引のための時間が短く
てすむ。さらに、ガラス基板18の表面26上に塗布さ
れた接着剤29が、他方のガラス基板20の表面27に
周方向全周にわたって接触した後は、放置しておくだけ
でよく、さらに加圧するための機構も不要である。さら
に、減圧下で各ガラス基板18,20を貼合わせるた
め、各ガラス基板18,20間の圧力上昇による位置ず
れも発生しない。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、貼合わせ
るべき板状体の平行度に影響されることなく、均一な圧
力で加圧して、一定の間隔を保ち、位置ずれなく、短時
間で効率よく2枚の板状体を確実に貼合わせることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である貼合わせ装置11を示
す断面図である。
【図2】貼合わせ装置11全体の構成を示す斜視図であ
る。
【図3】保持板14の平面図である。
【図4】貼合わせ装置11によるガラス基板18,20
の貼合わせ動作を説明するための断面図である。
【図5】図4のシール材24付近を拡大して示す断面図
である。
【図6】一対のガラス基板18,20の貼合わせ前の斜
視図である。
【図7】ガラス基板18,20の仮貼合わせおよび貼合
わせ完了時の断面図である。
【図8】注入孔48を形成する際の工程を示す斜視図で
ある。
【図9】複数の液晶セルを形成する際の接着剤50の塗
布形状例を示す斜視図である。
【図10】本実施例の貼合わせ装置11により貼合わさ
れた平行度の相違するガラス基板54,55の断面図で
ある。
【図11】従来技術による貼合わせ前の各ガラス基板
1,2の斜視図である。
【図12】従来技術による貼合わせ完了時の斜視図であ
る。
【図13】従来技術のプレス法の加圧状態を説明するた
めの断面図である。
【図14】従来技術の真空プレス法を説明するための断
面図である。
【符号の説明】
11 貼合わせ装置 13,14 保持板 15,16 取付体 17,19 保持面 18,20 ガラス基板 24 シール材 25 空間 26,27 表面 28 ビーズ 29 接着剤 30 取付基版 34 昇降体 41 吸引孔 43 吸引源 45 封止空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貼合わせるべき一対の板状体のうち少な
    くとも一方の表面に接着剤が塗布され、この接着剤より
    も内方表面には、各板状体の間隔を規定する介在部材が
    介在され、前記接着剤よりも内方の空間内が吸引され、
    各板状体を貼合わせる貼合わせ装置において、 相互に対向する各保持面上に、前記一対の板状体をそれ
    ぞれ保持し、少なくとも一方に前記板状体よりも外方で
    開口する吸引孔が形成される一対の保持部材を有し、各
    保持部材は相対的に近接/離反変位可能に構成される保
    持手段と、 前記少なくとも一方の保持部材の前記吸引孔よりも外方
    に配置され、可撓性および弾発性を有する材料から成る
    環状のシール材と、 前記吸引孔に吸引力を導く吸引手段とを含み、 前記各保持部材の相互に対向する各表面に前記シール材
    が周方向全周にわたって接触し、かつ前記一方の板状体
    の表面に閉ループ状に塗布された接着剤が他方の板状体
    から離反した状態で、前記吸引孔を介して各保持部材間
    のシール材によって外囲された閉空間を吸引し、前記接
    着剤が前記他方の板状体の表面に接着した状態で、前記
    吸引孔を大気に開放することを特徴とする貼合わせ装
    置。
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