JPH0634949Y2 - マスターマニプレータ - Google Patents

マスターマニプレータ

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JPH0634949Y2
JPH0634949Y2 JP1988082187U JP8218788U JPH0634949Y2 JP H0634949 Y2 JPH0634949 Y2 JP H0634949Y2 JP 1988082187 U JP1988082187 U JP 1988082187U JP 8218788 U JP8218788 U JP 8218788U JP H0634949 Y2 JPH0634949 Y2 JP H0634949Y2
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JP
Japan
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link
axis
master manipulator
operator
end portion
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Application number
JP1988082187U
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JPH0297584U (ja
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俊幸 上野
逸美 ▲吉▼元
登美男 細野
伸二 川妻
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、マスターマニプレータに関し、その操作性の
向上を図ったものである。
B.考案の概要 本考案は、オペレータの肩や肘と対応する回動部を具え
たマスターマニプレータにおいて、 肩に相当する部分が存在しないにも拘わらず仮想の肩を
軸心として前腕を回動させる四節リンク機構を設けるこ
とにより、 オペレータの肩と肘とをマスターマニプレータの肩と肘
とに一致させてマスターマニプレータの操作性を向上さ
せたものである。
C.従来の技術 マニプレータのうち、マスター・スレーブマニプレータ
は、オペレータの腕の動きに追従して動かされるマスタ
ーマニプレータと、マスターマニプレータからの信号に
よって動かされるとともにマスターマニプレータと類似
した動きをするスレーブマニプレータとで構成されてい
る。
マスターマニプレータの構成を第4図,第5図に基づい
て説明する。
図のように、1本の支柱1の上部に、2本のリンク2で
一対となる2組の平行リンク機構3を介して連結材4の
中央部が結合されている。連結材4の両端には肩部5が
水平方向へ延在して夫々設けられ、肩部5には上腕6,前
腕7を介して手8が設けられている。図中(イ)〜
(ヘ)は第1軸心〜第6軸心であり、上腕6と一体のリ
ンク9とリンク10,11とがリンク機構を構成している。
なお、12,13は重量バランスを調整するためのおもり、1
4はスイッチ操作をするためのペダルである。
オペレータ15が手8を握って自分の腕等を動かすと、そ
れに伴ってマスターマニプレータの第1〜第6軸心のい
ずれか又は2以上の軸心を中心として構成部材が回動
し、これと対応して図示しないスレーブマニプレータが
マスターマニプレータと類似の動作をする。例えばオペ
レータ15が肩軸心(ト)を軸心として腕を振ると上腕6
が第1軸心(イ)を中心として回動し、肘軸心(チ)を
軸心として腕を曲げると前腕7が第3軸心(ハ)を中心
として回動する。
D.考案が解決しようとする問題点 ところが、オペレータの肩や肘が上腕6等に当たること
から、第4図に示すようにオペレータ15の肩軸心
(ト),肘軸心(チ)をマスターマニプレータの第1軸
心(イ),第3軸心(ハ)の位置と大きく食い違わせて
おり、そのために例えば第1軸心(イ)を中心に上腕6
のみを回動させようとしてオペレータ15が肩軸心(ト)
を中心に腕を振っても、第2軸心(ロ)や第3軸心
(ハ)のまわりに構成部材が回動し、スレーブマニプレ
ータが希望どおりに動作しない等の問題がある。
また、オペレータの肩が上腕6等に当たるという問題も
ある。
そこで本考案は、斯かる問題を解決したマスターマニプ
レータを提供することを目的とする。
E.問題点を解決するための手段 斯かる目的を達成するための本考案の構成は、マスター
マニプレータを操作するオペレータの位置よりも後方の
位置に基端部が回動自在に支持された先端部が前方へ向
かって伸びる第1リンクと、基端部が第1リンクの先端
部に回動自在に結合され先端部が上方へ向かって伸びる
第2リンクと、第1リンク,第2リンクを基端部側と先
端部側とでl:mに分ける位置に一端が夫々回動自在に結
合されるとともに他端どうしが回動自在に結合されて四
節リンク機構を構成する第3,第4リンクと、第3リンク
と第4リンクとの結合部である吊り部に下端部が回動自
在に結合されるとともに上端部が吊り部の上方に回動自
在に支持された第5リンクと、第2リンクの先端部に基
端部が回動自在に結合され先端部が前方へ向かって伸び
る前腕と、前腕の先端部に結合された手とで構成し、オ
ペレータの肩から肘までの長さをRとしたときに第5リ
ンクの長さrを に設定したことを特徴とする。
F.作用 オペレータが所定の位置についてマスターマニプレータ
の手を握り、マスターマニプレータを操作すると、スレ
ーブマニプレータがマスターマニプレータと類似の動作
をすることになる。
本考案ではマスターマニプレータに上腕が設けられてお
らず、オペレータの肘よりも上には操作機構がないの
で、オペレータの肩がマスターマニプレータに当たるこ
とはない。しかもマスターマニプレータの第1軸心が実
在するかのように動くにも拘わらず空間に仮想の第1軸
心が位置するため、オペレータの肩軸心をマニプレータ
の第1軸心と一致させることができる。従って、マスタ
ーマニプレータ更にはスレーブマニプレータを正確に制
御できる。
G.実施例 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。なお、従来のマスターマニプレータと同一部分に
は同一符号を用いて説明する。
第1図,第2図に示すように、従来のものよりも十分に
短い支柱1aの上部に、2本のリンク2で一対となる2組
の平行リンク機構3を介して連結材4の中央部が結合さ
れ、連結材4の両端には夫々フレーム18が固着されてい
る。従って、フレーム18はその姿勢を変えることなく上
下動させることができる。
オペレータ15の位置よりも少し後方に位置するフレーム
18に、第1リンク21の基端部が回動自在に結合され、第
1リンク21の先端部が前方へ向かって延びている。第1
リンク21の先端部には鉛直方向へ伸びる第2リンク22の
基端部が回動自在に結合されている(第1図,第3図参
照)。第1リンク21,第2リンク22を基端部側と先端部
側とでl:mに分ける位置に第3リンク23,第4リンク24の
一端が回動自在に結合され、第3リンク23と第4リンク
24との他端どうしが回動自在に結合されて四節リンク機
構を構成している。ここで、l,mは各リンクを2つに分
割する際の長さの割合を示すための数字を代表してアル
ファベットで表したものであり、l,mは任意の数を示
す。本実施例では第2リンク22を2l:2mに分ける位置に
第4リンク24の一端が結合されている。第3リンク23と
第4リンク24との他端どうしが回動自在に結合された吊
り部19に、鉛直方向へ伸びる第5リンク25の下端部が回
動自在に結合され、第5リンク25の上端部が、フレーム
18に固着された支持部材20の上端に回動自在に結合され
ている。つまり、第1リンク21の基端部及び第5リンク
25の上端部のみが回動自在にフレーム18に結合されてお
り、フレーム18を昇降させると第1リンク21〜第5リン
ク25の全体がフレーム18と共に昇降する。第2リンク22
の上端部よりも少し下方には、第2軸心(ロ)が設けら
れている。
第2リンク22の上端部には前腕26の基端部が回動自在に
結合されてその先端部は前方へ伸び、前腕26の基端部で
ある第3軸心(ハ)の後方には、重量バランス調整用の
おもり28がアーム27を介して前腕26と一体的に設けられ
ている。前腕26の先端部には第4軸心(ニ)を中心とし
て回動自在な手首29が結合され、手首29に第5軸心
(ホ)を中心として回動自在な手30が結合されている。
(b)実施例の作用 本考案では、第1リンク21〜第5リンク25を前記のよう
に構成したことから、第3図において第5リンク25を回
動させると、第2リンク22の先端部である上端部がその
上方の仮想の第1軸心(イ)を軸心とする円弧を描いて
移動する。ここで、仮想の第1軸心(イ)から第2リン
ク22の上端までの距離をRとすると、 の関係が成立するので、オペレータ15の肩から肘までの
長さを実測してその値をRに代入すれば、 となって、第5リンク25の長さrが求まる。従って、ま
ず第5リンク25の長さが求められたrの値と一致するよ
うに調整する。
次に、マスターマニプレータの仮想の第1軸心(イ)を
オペレータ15の肩軸心(ト)に一致させるために、オペ
レータ15がマスターマニプレータの手30を握って上下さ
せて一対のフレーム18を作業状態に応じて昇降させる。
このとき平行リンク機構3の働きにより、一対のフレー
ム18は水平方向,鉛直方向での姿勢が変わることなく昇
降する。
最後にマスターマニプレータの第3軸心(ハ)が肘軸心
(チ)と略一致するように調整する。
以上のように、仮想の第1軸心(イ)と第2リンク22の
上端までの距離Rをオペレータ15の肩から肘までの長さ
に一致させ、かつ仮想の第1軸心(イ)をオペレータ15
の肩軸心(ト)に一致させた状態で、オペレータ15が肩
軸心(ト)を軸心として腕を振ると、第2リンク22の上
端部が仮想の第1軸心(イ)を中心とする半径Rの円弧
を描いて、あたかも第1軸心(イ)が存在するかの如く
移動する。このとき、オペレータ15の肘の位置より上方
にはマスターマニプレータが存在しないので操作性が良
好である。
本考案ではマスターマニプレータに上腕が存在しないた
め、第2リンク22に第2軸心(ロ)を設けている。先の
説明ではオペレータ15の肘軸心(チ)とマスターマニプ
レータの第3軸心(ハ)とが一致することになるが、第
1図のようにずらすこともでき、オペレータの関節部と
マスターマニプレータの回動部とを一致させれば、他の
回動部に干渉することなくマスターマニプレータの各回
動部を動かすことができる。
なお、本実施例では第1リンク21の基端部及び第5リン
ク25の上端部を回動自在に支持するフレーム18を平行リ
ンク機構3を介して昇降自在に設けることで、マスター
マニプレータを昇降自在にした構成のものを示したが、
フレーム18を床面に固定して固定式にすることもでき
る。
H.考案の効果 以上説明したように本考案によるマスターマニプレータ
によれば、前腕の基端部が仮想の軸心を中心として回動
する四節リンク機構を有するので、オペレータの肘より
上方にはマスターマニプレータの機構が存在せず、オペ
レータの肩軸心と肘軸心をマスターマニプレータの第1
軸心,第2軸心とに一致させることができる。従って、
マスターマニプレータの一又は二以上の回動部を他の回
動部を回動させることなく(干渉することなく)動かす
ことができ、マスターマニプレータの操作性が向上す
る。
一方、オペレータの肩から肘までの長さをRとしたとき
に第5リンクの長さrは により決定されることから、l,m,rの大きさを変えるこ
とによりオペレータの体格に合せてマスターマニプレー
タの調整が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案によるマスターマニプレータの
実施例に係り、第1図は正面図、第2図は平面図、第3
図は機構図、第4図,第5図は従来のマスターマニプレ
ータに係り、第4図は正面図、第5図は平面図である。 19…吊り部、21…第1リンク、22…第2リンク、23…第
3リンク、24…第4リンク、25…第5リンク、26…前
腕、30…手。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 細野 登美男 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内 (72)考案者 川妻 伸二 茨城県那珂郡東海村大字村松4番地33 動 力炉・核燃料開発事業団東海事業所内 (56)参考文献 実開 昭59−156793(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスターマニプレータを操作するオペレー
    タの位置よりも後方の位置に基端部が回動自在に支持さ
    れ先端部が前方へ向かって伸びる第1リンクと、基端部
    が第1リンクの先端部に回動自在に結合され先端部が上
    方へ向かって伸びる第2リンクと、第1リンク,第2リ
    ンクを基端部側と先端部側とでl:mに分ける位置に一端
    が夫々回動自在に結合されるとともに他端どうしが回動
    自在に結合されて四節リンク機構を構成する第3,第4リ
    ンクと、第3リンクと第4リンクとの結合部である吊り
    部に下端部が回動自在に結合されるとともに上端部が吊
    り部の上方に回動自在に支持された第5リンクと、第2
    リンクの先端部に基端部が回動自在に結合され先端が前
    方へ向かって延びる前腕と、前腕の先端部に結合された
    手とで構成し、 オペレータの肩から肘までの長さをRとしたときに第5
    リンクの長さrを に設定したことを特徴とするマスターマニプレータ。
JP1988082187U 1988-06-21 1988-06-21 マスターマニプレータ Expired - Lifetime JPH0634949Y2 (ja)

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JP1988082187U JPH0634949Y2 (ja) 1988-06-21 1988-06-21 マスターマニプレータ

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JPH0297584U JPH0297584U (ja) 1990-08-03
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2552977B2 (ja) * 1991-11-22 1996-11-13 三井造船株式会社 力フィードバック型多軸操作装置
JP5024763B2 (ja) * 2007-11-30 2012-09-12 国立大学法人 東京大学 手術支援システムにおいて用いられるマスタ・マニピュレータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59156793U (ja) * 1983-04-06 1984-10-20 株式会社小松製作所 マニプレ−タのマスタ装置

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JPH0297584U (ja) 1990-08-03

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