JPH0540955Y2 - - Google Patents

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JPH0540955Y2
JPH0540955Y2 JP5267687U JP5267687U JPH0540955Y2 JP H0540955 Y2 JPH0540955 Y2 JP H0540955Y2 JP 5267687 U JP5267687 U JP 5267687U JP 5267687 U JP5267687 U JP 5267687U JP H0540955 Y2 JPH0540955 Y2 JP H0540955Y2
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JP
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joint
shoulder
wrist
arm
shoulder joint
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【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案はマスターアームに関し、作業者の複雑
な動きに追従できるようにしたものである。
B 考案の概要 本考案は、多数の関節を有機的に組み合わせる
ことにより、従来のマスターアームでは採り得な
かつた複雑な姿勢が採れる姿勢可変形マスターア
ームである。
C 従来の技術 各種環境において作業するのにマニピユレータ
が多用されている。このようなマニピユレータの
操作方式は種々あるが、その1つに作業者が操作
するマスターアームの動作によりマニピユレータ
を操作するマスタースレーブ式の操作方式があ
る。
マスタースレーブ式マニピユレータに用いられ
るマスターアーム1は、第4図a及び第4図bに
示すように、関節を介して連結された上腕2と前
腕3とを有し、前腕3の先端に設けられたグリツ
プ4を作業者Pが把持して操作することにより作
業者Pの腕の動きに応じて動作する。
D 考案が解決しようとする問題点 ところで第4図に示す従来技術では、作業者P
の採り得る姿勢が規制され、複雑な各種姿勢を容
易にとることはできなかつた。
姿勢の代表的なものとしては、エルボーダウン
やエルボーサイドやエルボーアツプというものが
あげられる。エルボーダウンとは、肩関節に対し
て肘関節が下部にあり、例えば人間の机の下に手
を入れるような作業時にとる姿勢である。また、
エルボーサイドとは、例えば机の上で右腕で字を
書くときに左腕がとるような肘を横に張つた姿勢
である。エルボーアツプとは、肩と肘とが同じ高
さで肘より真下に手先を伸ばした姿勢である。も
ちろん、実際には、上記三姿勢が組み合わさつた
姿勢もある。
一般に、マスタースレーブマニピユレータにお
いて、マスターアームの関節構成として重要なの
は第一に操作が軽く操作が楽でなければならい。
しかも器用な作業をするマニピユレータは多関節
を備えていないと多用な作業をすることができな
い。この場合、多関節の操作をマスターアームの
グリツプ部だけで意のままに操作することが望ま
しく例えば、その他の肘や肩などをマスターと連
結することは非常にきゆうくつとなり人のつかれ
も多く好ましくない。さらにマスターアーム自身
の自重が作業者の負担になつてはならないため自
重のバランスした方式がよい。この自重バランス
をモータ及び関節角から演算して電気的に制御す
ることも可能であるが、できるかぎり機械的にバ
ランスをとつてある方が、装置の小形化及び軽快
な操作をするためには望ましい。
本考案は、上記従来技術ならびに一般的な要請
に鑑み、姿勢が作業によつて変えられて、しかも
いずれの姿勢にも自重バランスのとれるマスター
アームを提供するものである。
E 問題点を解決するための手段 上記問題を解決する本考案の構成は、三自由度
を持つた肩部と、基準姿勢時において外方に張り
出す腕部と、三自由度を持つた手首部と、マスタ
ーアームを機械的にバランスさせるバランスウエ
イトとでなることを特徴とする。
F 実施例 以下本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明
する。
第1図は本考案の実施例を示す平面図、第2図
はその正面図である。同図に示すように支柱10
に支持されて前方に突出した第1肩関節21は矢
印Aのように鉛直面内で回動する。第1肩関節2
1の先には、矢印Bのように水平面内で回動する
第2肩関節22が備えられており、第2肩関節2
2の先の斜め外方には、矢印Cのように鉛直面内
で回動する第3肩関節23が備えられている。こ
れら3つの肩関節21,22,23により肩部2
0が形成されている。そして肩関節21,23は
同時に回動することなく、必要に応じてどちらか
一方にブレーキを掛けられるようにしている。詳
細は後述するように、これにより、グリツプ操作
だけで安定して肩部20を操作することができ
る。
上腕31はその基端が第3肩関節23で支持さ
れており、上腕31と第3肩関節23の回転軸と
でなす角αは鋭角となつている。角αは約45°と
しており、用途により±50%の範囲で最適値を選
ぶ。このように角αをとつているため、上腕31
は、作業者Pから見て外方に張り出していること
となる。これが本案の大きな特徴である。上腕3
1の先端には、矢印Dのように水平面内で回動す
る肘関節32が備えられている。また、前腕33
の基端は肘関節32で支持されている。そして、
上腕31と肘関節32と前腕33により、腕部3
0が形成されている。
前腕33の先端には、矢印Eのように鉛直面内
で回動する第1手首関節41が備えられている。
第1手首関節41の先には、矢印Fのような水平
面内で回動する第2手首関節42が備えられてお
り、第2手首関節42の先には、矢印Gのように
鉛直面内で回動する第3手首関節43が備えられ
ている。3つの手首関節41,42,43は、第
3図に示すように、各関節の回転軸心の延長線が
空間の一点Hで交差するよう配置されている。グ
リツプ44は第3手首関節43により回動自在に
支持されており、グリツプ44にはスイツチ4
5,46がつけられている。実際の操作時には、
作業者Pの指でグリツプ44を握ると作業者Pの
手首のくるぶしが点H付近に位置する。このため
グリツプ44を、上下・左右・斜め等、人間の手
先で張り回すことのできるすべての方向に向ける
ことができる。
本実施例のマスターアームでは、基準姿勢(第
1図、第2図に示す姿勢)にしたとき、関節3
2,42を結ぶラインと上腕31とでなる角γが
80°〜120°となるようにしている。このため、肩
部20の関節と肘関節32との作動により、グリ
ツプ44を前方へも肩に近づく方向へも容易に移
動させることができる。また基準姿勢にしたと
き、点Hと肘関節32とを結ぶラインと第1手首
関節41の軸心とでなる角θが、約45°としてお
り、用途により±50%の範囲で選ぶことができ
る。また角γを基準角度としたとき、第3肩関節
23と第1手首関節41との軸心がほぼ平行とな
る。なお、α+β+γ≒180°ときをこのマスター
アームの基準姿勢として設定する。
更に本実施例には3つのバランスウエイト5
1,52,53を備えている。第1バランスウエ
イト51は、肘関節32に備えられており、前腕
33や手首部40など肘関節32よりも先の部分
の重量(その重心はW)とバランスするものであ
り、重心Wに対する位置にある。この第1バラン
スウエイト51は、第2図でわかるように、上腕
31との干渉を避けるため、二分割した上下二枚
の板部材51a,51bで形成している。第2バ
ランスウイエト52は、第3肩関節23に備えら
れており、腕部30、手首部40及び第1バラン
スウエイト51など第3肩関節23よりも先にあ
る部分の重量とバランスする。この場合、第3肩
関節23が第2肩関節22に対し斜め前方に位置
し、しかも角αをとつているため、第2バランス
ウエイト52は、上腕31や肩関節21,22と
干渉することはない。第3バランスウエイト53
は、第2肩関節22に備えられており、第2肩関
節22よりも先の部分の重量とバランスする。こ
の第3バランスウエイト53は、第2図でわかる
ように、第1肩関節21との干渉を避けるため、
二分割した上下二枚の板部材53a,53bで形
成している。
上記構成のマスターアームにおいて、各関節に
は、少なくとも作動角センサ(ポテンシヨメータ
又はエンコーダ等)を備え、必要に応じて反力や
自重バランスの補助用のモータ及び減速機等の駆
動機構を付設する。これらは公知の技術をそのま
ま用いればよい。さらに、必要によりトルク検出
器をつけ、操作力軽減の制御や、過負荷保護等も
適宜選択し採用できる。
次に本実施例の動作を説明する。作業者Pがグ
リツプ44を握りグリツプ44を前に押し出した
り手前に引くときには、腕部30が肘を横に張り
出した形となつているため、容易に操作できる。
作業者Pがグリツプ44を握り手首を上下に振つ
たときは、第1手首関節41のみが回動し、ふら
つきなく安定して手首の上下振りができる。作業
者Pの腕全体を上下に振るときには、第3肩関節
23のみが回動し、第1、第2の肩関節21,2
2にはグリツプ44からの操作モーメントが作用
しないので横ぶれなく安定して作動することがで
きる。作業者Pの腕全体を左右に振るときには、
第2肩関節22のみが回動し、第1、第3の肩関
節21,23が作動しないので安定したり横振り
ができる。このように、本マスターアームによれ
ば、多くの姿勢を容易にとることができる。
なお腕を斜め方向に振るときには肩部に付設し
た駆動機構を利用して、肩部20の各関節がスム
ーズな共調作業ができるよう補助をする。もちろ
ん上述した作業においては、バランスウエイト5
1,52,53により自重バランスがとれている
ため、スムーズな操作ができる。
これまでは肘関節32を横に張つたマスターア
ームの動作であつたが、第1肩関節21に対して
自重バランスがとれているため、第1肩関節21
を中心として±90°回動し、肘関節32が作業者
Pの腕の下方にきたときも、逆に肘関節32が作
業者Pの腕の上方にきたときも、バランスをとつ
て極めて容易に操作をすることができる。
なお、上記実施例では片腕形について説明した
が、左腕分を対称形に付加し、両腕形として適用
することもできる。
G 考案の効果 以上実施例とともに具体的に説明したように本
考案によれば次のような効果を得る。
(イ) 第1肩関節に対して、上腕・前腕がいかに作
動しても自重バランスがとれ、操作が軽くでき
る。
(ロ) 第1肩関節をいかに回動しても自重バランス
がくずれず、したがつて肘を横に張つた代表的
な作業姿勢を中心に、肘を上にしたり下にした
りして、人間のとる多様な腕姿勢に対応でき
る。つまり、人間のいかなる腕動作にも追従で
きる器用なマスターアームとなる。
(ハ) 腕のたて振りや腕の横張りという重要な動作
は、一つの関節の回動のみで安定して行なえ、
作業が円滑になる。
(ニ) 作業者の手首のたて、よこ、斜め振りととい
う器用な作業にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す平面図、第2図
は実施例を示す正面図、第3図は実施例の手首部
を示す斜視図、第4図は従来技術を示す説明図で
ある。 図面中、10は支柱、20は肩部、21,2
2,23は肩関節、30は腕部、31は上腕、3
2は肘関節、33は前腕、40は手首部、41,
42,43は手首関節、44はグリツプ、Pは作
業者である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 支持部材に支持されて鉛直面内で回動する第1
    肩関節と、第1肩関節の先に備えられて水平面内
    で回動する第2肩関節と、第2肩関節の先の斜め
    外方に備えられて鉛直面内で回動する第3肩関節
    とを有する肩部と、 基端が第3肩関節に支持されており第3肩関節
    の回転軸に対して鋭角をなす上腕と、上腕の先端
    に備えられて水平面内で回動する肘関節と、基端
    が肘関節に支持された前腕とを有する腕部と、 前腕の先端に備えられて鉛直面内で回動する第
    1手首関節と、第1手首関節の先に備えられて水
    平面内で回動する第2手首関節と、第2手首関節
    の先に備えられており鉛直面内で回動する第3手
    首関節とを有し、第1、第2、第3の各手首関節
    の回転軸心の延長線が一点で交差するよう配置し
    た手首部と、 肘関節に備えられており肘関節よりも先の部分
    の重量とバランスする第1のバランスウエイト
    と、第3肩関節に備えられて第3肩関節よりも先
    の部分の重量とバランスする第2のバランスウエ
    イトと、第2肩関節に備えられており第2肩関節
    よりも先の部分の重量とバランスする第3のバラ
    ンスウエイトと、で構成したことを特徴とするマ
    スターアーム。
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